JP2004055286A - カード接続装置 - Google Patents

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JP2004055286A JP2002209729A JP2002209729A JP2004055286A JP 2004055286 A JP2004055286 A JP 2004055286A JP 2002209729 A JP2002209729 A JP 2002209729A JP 2002209729 A JP2002209729 A JP 2002209729A JP 2004055286 A JP2004055286 A JP 2004055286A
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Hiroyuki Kagaya
加賀谷 浩之
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】凹部が形成されていないカードのローディング動作に伴う装置奥側方向への移動を生じさせることのないカード接続装置の提供。
【解決手段】凹部2が形成された第1カード1の挿抜方向に移動可能な移動部材6と、この移動部材6に追従して移動し、第1カード1に形成された凹部2に対して係合離脱する係合部材15とを備えるとともに、凹部が形成されていない第2カード30が挿入された際、移動部材30のカード挿入方向への移動を規制する規制部、すなわち突起用壁部28、ばね受け用壁部29を備えた。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、凹部が形成され、情報記憶機能を有するカードが収容されるカード接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報記憶機能を有するカードとして、側縁部に凹部が形成された第1カードがある。この第1カードを収容するカード接続装置として、第1カードとともにカード挿抜方向へ移動可能な移動部材と、この移動部材に追従して移動し第1カードの凹部に対して係合離脱可能な係合部材と、移動部材を移動させるラックと、このラックを直線動させるギヤ機構と、このギヤ機構を駆動するモータとを備えたものがある。このカード接続装置は、本体を形成するシャーシ内に第1カードの接続端子と接触可能な端子部材を備えている。
【0003】
この従来技術では、第1カードが挿入口から挿入され、これに伴って移動部材が移動したとき、ローディング開始スイッチが作動してモータが駆動する。これによりギヤ機構が回転し、ラックが直線動し、移動部材が装置奥側に向って、すなわちカード挿入方向へ向かって移動を開始する。この間、係合部材がカードの凹部に係合し、カードは係合部材に係止されて移動部材とともに装置奥側へ向って移動する。
【0004】
ローディング完了位置に至ると、モータが停止する。これによりギヤ機構、ラック、移動部材及び係合部材が停止し、第1カードの接続端子が端子部材に接触する状態に保持される。この状態においてカードに対する信号の送受信が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来から、上述した第1カードと外径寸法がほとんど同じであって、側縁部に凹部が形成されていない第2カードがある。この第2カードが上述の従来のカード接続装置に挿入されると、係合部材がこの第2カードに係合はしないものの、移動部材の移動、すなわちローディング動作に伴って係合部材との接触を介して第2カードが引きずられるように装置奥側に向って移動し、その第2カードが装置の内部に置き去りにされてしまうことがある。
【0006】
このような事態を生じると、奥の方に入ってしまったカードの取り出しに手間がかかったり、場合によっては無理やり第2カードを取り出そうとして装置を損傷させてしまうことが起こり得る。また、第2カードが正しくローディング完了位置に保持されているものと勘違いさせてしまうこともある。
【0007】
本発明は、上記した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、凹部が形成されていないカードのローディング動作に伴う装置奥側方向への移動を生じさせることのないカード接続装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、凹部が形成された第1カードの挿抜方向に移動可能な移動部材と、この移動部材に追従して移動し、上記第1カードに形成された上記凹部に対して係合離脱する係合部材とを備えるとともに、上記凹部が形成されていない第2カードが挿入された際、上記移動部材のカード挿入方向への移動を規制する規制部を備えたことを特徴としている。
【0009】
このように構成した本発明は、凹部が形成された第1カードが挿入されると、係合部材が第1カードの凹部に係合し、ローディング動作に伴って移動部材とともに移動する係合部材に係止されて、第1カードが装置奥側に向って引き込まれる。ローディング完了位置に至ると、この第1カードに対する信号の送受信が可能となる。
【0010】
また、凹部が形成されていない第2カードが挿入されたときは、規制部によって移動部材のカード挿入方向への移動、すなわち装置奥側方向への移動が規制される。すなわち、第2カードの挿入に際しては、カードを移動させる移動部材が移動せず、これによりローディング動作がおこなわれない。したがって、係合部材も移動せず、ローディング動作に伴う第2カードの装置奥側方向への移動を生じさせることがない。
【0011】
また本発明は、上記発明において、上記規制部が、上記係合部材が衝合可能な壁部から成ることを特徴としている。
【0012】
このように構成した本発明は、第2カードが挿入されたときは、係合部材が壁部に衝合し、この係合部材の装置奥側方向への移動が阻止される。これに伴い、係合部材とともに移動する移動部材、及び第2カードの装置奥側方向への移動が阻止される。
【0013】
また本発明は、上記発明において、上記カード挿抜方向とほぼ直交する方向に移動可能に上記係合部材を保持する保持手段を備えたことを特徴としている。
【0014】
このように構成した本発明は、第1カードが挿入されたときは、保持手段を介して第1カードの挿抜方向とほぼ直交する方向に係合部材が移動し、この係合部材が第1カードの凹部に係合する。したがって、この係合部材に係止された第1カードを、移動部材とともに装置奥側に向って移動させることができる。
【0015】
また、第2カードが挿入されたときは、係合部材がカードの挿入方向とほぼ直交する方向へ移動しようとしても、この係合部材が、凹部が形成されていない第2カードの側縁部に衝合し、その直交する方向への移動が阻止される。
【0016】
また本発明は、上記発明において、上記係合部材を上記カード挿抜方向へ案内するとともに、上記係合部材を上記第1カードの上記凹部に係合させるガイド溝を設けたことを特徴としている。
【0017】
このように構成した本発明は、第1カードが挿入されたときは、ガイド溝の形状に応じて、第1カードの挿入方向とほぼ直交する方向への係合部材の移動がおこなわれ、この係合部材が第1カードの凹部に係合する。また、この係合部材の第1カードの凹部に対する係合とともに、移動部材の移動に伴って、係合部材は第1カードを保持した状態で、ガイド溝に案内されて装置奥側に向かって移動する。
【0018】
また本発明は、上記発明において、上記壁部を上記ガイド溝に設けたことを特徴としている。
【0019】
このように構成した本発明は、第1カードが挿入されたときは、ガイド溝の形状に応じて係合部材が壁部に衝合することなくこのガイド溝に沿って案内され、第1カードを保持した状態で装置奥側に向って移動する。
【0020】
また、第2カードが挿入されたときは、係合部材がガイド溝の壁部に衝合し、この係合部材のガイド溝に沿う装置奥側方向への移動が阻止される。
【0021】
また本発明は、上記発明において、上記係合部材を移動可能に保持する上記保持手段が、上記移動部材に設けた軸と、上記係合部材に設けられ上記軸が挿通される長穴と、上記係合部材に設けたばね受けと、一端が上記軸に連結され他端が上記ばね受けに連結されるばねとを含むことを特徴としている。
【0022】
このように構成した本発明は、第1カードが挿入されたときには、ガイド溝の形状に応じて、また、長穴を介して、ばねの力により係合部材が第1カードの挿抜方向とほぼ直交する方向へ移動し、第1カードの凹部に係合部材が係合する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカード接続装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0024】
図1〜11は、本発明の一実施形態を示す説明図で、図1はローディング開始時の状態を示す平面図、図2はローディング完了時の状態を示す平面図である。図3は、この一実施形態に備えられる内部構造を示す平面図である。
【0025】
図4は本実施形態において使用可能なカードである第1カードを示す平面図、図5は図4に示すカードと、係合部材との配置関係を示す平面図である。
【0026】
図6は図5に示すカードと、係合部材と、移動部材との配置関係を示す平面図、図7は図6のA方向からみた図である。
【0027】
図8は図6に示すカードと、係合部材と、ガイド溝形成部材との配置関係を示す平面図、図9は図8のB部拡大図、図10は図8のC部拡大図である。
【0028】
図11は図6に示すカードと、係合部材と、移動部材と、図8に示すガイド溝形成部材と、カバーとの配置関係を示す平面図である。
【0029】
図4に示すように、本実施形態で使用可能なカードである第1カード1は、側縁部に凹部2を備えている。また、図示しないが先端部の裏面側には、信号の送受信に際して活用される接続端子を備えている。
【0030】
本実施形態は、図1に示すように、本体を形成するシャーシ3の前側位置に、すなわち同図1の左側位置に、第1カード1が挿入される挿入口4を備えている。シャーシ3の上部には、第1カード1の収容部付近を覆うカバー5を設けてある。
【0031】
このカバー5の上側には、第1カード1の挿抜方向、すなわち同図1の左右方向に移動可能な移動部材6を設けてある。この移動部材6は、図6にも示すように、第1カード1の先端部が係合可能な突出部7を備えている。
【0032】
また、この移動部材6は図1に示すように、移動部材6を移動させるラック8と、一端が移動部材6に連結され、他端がラック8に連結されるばね9を備えている。さらに、この移動部材6は、ラック8を直線動させるギヤ機構10と、このギヤ機構10を駆動するモータ11とを備えている。
【0033】
本実施形態の内部の奥側位置には、図3に示すように、移動部材6の係合により、モータ11を駆動する信号を出力するローディング開始スイッチ12を配置してある。また、移動部材6の係合により、モータ11を停止させる信号を出力するローディング完了スイッチ13を配置してある。同図3のほぼ中央部分には、第1カード1の接続端子が接触可能な端子部材14を備えている。
【0034】
また、図1,5,6等に示すように、移動部材6に追従して移動し、第1カード1に形成された凹部2に対して係合離脱する係合部材15を備えている。この係合部材15は、移動部材6の上側に配置してある。この係合部材15は、移動部材6に設けられ上方に向って突出する第1軸16が挿通される長穴17と、この長穴17の近傍の先端部に設けられ、上方向に折り曲げ形成された突起部18と、後端部の近傍に設けられ、折り曲げ形成されたばね受け19を備えている。さらに図5に示すように、第1カード1の凹部2に対して係合離脱可能な係合爪20と、上方に向って突出する第2軸21とを備えている。
【0035】
また、一端が移動部材6の第1軸16に連結され、他端が係合部材15のばね受け19に連結されるばね22を設けてある。
【0036】
上述した移動部材6の第1軸16と、係合部材15の長穴17及びばね受け19と、ばね22とによって、カード挿抜方向、すなわち図1の左右方向とほぼ直交する方向に、係合部材15を移動可能に保持する保持手段が構成されている。
【0037】
図1,2及び図11に示すように、移動部材6及び係合部材15の上側にはガイド溝形成部材23を設けてある。このガイド溝形成部材23は、例えば前述したカバー5とともに、シャーシ3の一部を構成している。
【0038】
このガイド溝形成部材23は、図8等に示すように、係合部材15の突起18をカード挿抜方向へ案内する突起用ガイド溝24と、移動部材6の第1軸16をカード挿抜方向へ案内する第1軸用ガイド溝25とを含んでいる。さらに、このガイド溝形成部材23は、係合部材15の第2軸21をカード挿抜方向へ案内する第2軸用ガイド溝26と、係合部材15のばね受け19をカード挿抜方向へ案内するばね受け用ガイド溝27とを含んでいる。
【0039】
これらのガイド溝24〜27は、係合部材15をカード挿抜方向へ案内するとともに、係合部材15を第1カード1の凹部2に係合させ得る空間部を有している。
【0040】
そして特に本実施形態は、図1,2,8,9,10等に示すように、前述したガイド溝形成部材23の突起用ガイド溝24に、係合部材15の突起18が衝合な突起用壁部28を設けてある。同様に、ばね受け用ガイド溝27に、係合部材15のばね受け19が衝合可能なばね受け用壁部29を設けてある。これらの突起用壁部28及びばね受け用壁部29は、後述する凹部が形成されていないカードである第2カード30が挿入口4から挿入された際、移動部材6のカード挿入方向への移動を規制する規制部を構成している。
【0041】
図12は、本実施形態において使用不能である上述の第2カード30を示す平面図、図13は図12に示す第2カード30と、係合部材15の配置関係を示す平面図である。
【0042】
図12に示すように、第2カード30は、前述した第1カード1とほぼ同等の外径寸法を有するものの、側縁部31に係合部材15の係合爪20が係合可能な凹部を備えていない。
【0043】
このように構成した本実施形態の動作について、以下に説明する。
【0044】
[第1カード1のローディング動作]
側縁部に凹部2が形成された第1カード1が挿入口4から挿入され、押し込まれると、この第1カード1の先端部が移動部材6の突出部7に当接する。これにより、移動部材6がばね9の力に抗して移動する。この移動部材6が図3に示すローディング開始スイッチ12に係合すると、このローディング開始スイッチ12が作動する。このローディング開始スイッチ12から出力される信号によりモータ11が駆動し、図1に示すようにローディングが開始される。
【0045】
すなわち、モータ11の駆動によりギヤ機構10が回転し、このギヤ機構10の回転によりラック8が装置奥側に向って直線動し、ばね9を介して移動部材6が装置奥側に向って自動的に移動する。
【0046】
また、この移動部材6に設けた第1軸16が係合部材15の長穴17の縁部に係合することにより、係合部材15も移動部材6とともに装置奥側に向って移動する。すなわち、同図1に示す突起18、第1軸16、第2軸21、ばね受け19のそれぞれが、突起用ガイド溝24、第1軸用ガイド溝25、第2軸用ガイド溝26、ばね受け用ガイド溝27の形状に応じて、装置奥側に向って移動する。
【0047】
なお、このようなローディング動作の開始に際して、同図1に示すばね22の力により、移動部材6の第1軸16が係合部材15の長穴17内を相対的に移動し、係合部材15は、カード挿入方向とほぼ直交する方向であって、同図1の上方向に向って移動する。これにより、係合部材15の係合爪20が第1カード1の凹部2に係合する。したがって、ローディング動作中にあっては、移動部材6の移動とともに、係合部材15によって係止された第1カード1が装置奥側に向って自動的に移動する。
【0048】
移動部材6が図3に示すローディング完了スイッチ13に係合すると、モータ11が停止する。これにより、ギヤ機構10が停止し、ラック8が停止し、ばね9を介して移動部材6が停止する。また、移動部材6とともに移動する係合部材15及び第1カード1が停止する。これにより第1カード1は図2に示すように、所定のローディング完了位置に保持される。この状態にあっては、第1カード1の図示しない裏面側の接続端子が、図3に示す端子部材14に接触保持される。したがって、第1カード1に対する信号の送受信が可能となる。
【0049】
[第1カード1の排出動作]
所定のイジェクト操作により、モータ11が反転駆動すると、ギヤ機構10も反転し、ラック8が挿入口4方向へ、すなわち排出方向へ移動する。ばね9を介して移動部材6が排出方向へ移動し、この移動部材6とともに係合部材15及び第1カード1が排出方向へ移動する。
【0050】
所定の排出位置近傍まで移動部材6が移動した際、移動部材6とローディング開始スイッチ12との係合が解かれ、これにより、モータ11が停止し、ギヤ機構10が停止し、ラック8が停止し、ばね9を介して移動部材6が停止する。また、移動部材6とともに移動する係合部材15及び第1カード1の移動が停止する。これにより、第1カード1は所定の排出位置に至る。
【0051】
なおこの間、前述の突起18、第1軸16、第2軸21、ばね受け19のそれぞれが、ガイド溝24〜27の形状に応じて排出方向へ移動する。また、これとともにガイド溝24〜27の形状に応じてばね22の力に抗して、移動部材6の第1軸16が係合部材15の長穴17内を相対的に移動する。これに伴って、係合部材15は排出方向とほぼ直交する方向であって、図1の下方向に向って移動する。これにより、係合部材15の係合爪20が第1カード1の凹部2から離脱する。
【0052】
したがって、上述のように第1カード1が排出位置に至ったとき、第1カード1の挿入口4からの取り出しが可能となる。
【0053】
[第2カード1の挿入動作]
前述したように、図12は本実施形態において使用不能な第2カード30を示す平面図、図13は図12に示す第2カード30と係合部材15との配置関係を示す平面図である。また、図14は図12に示すカード30と、係合部材15と、ガイド溝形成部材23との配置関係を示す平面図、図15は図14のD部拡大図、図16は図14のE部拡大図である。
【0054】
図12に示すように、側縁部31に凹部が形成されていない第2カード30が挿入口4から挿入され、押し込まれると、この第2カード30の先端部が移動部材6の突起部7に当接する。これにより、移動部材6が装置奥側に向ってわずかに動き、これとともに係合部材15が装置奥側に向って移動しようとする。
【0055】
このとき、第2カード30の側縁部31に凹部が形成されていないので、図13,14に示すように、その係合爪20が第2カード30の側縁部31に係合する。したがって、図13,14の上方向へ向っての係合部材15の移動、すなわちカード挿抜方向とほぼ直交する方向への係合部材15の移動は阻止される。
【0056】
これにより、上述のように移動部材6の動きとともに係合部材15が装置奥側に向って移動しようとしたとき、図14,15に示すように、係合部材15の突起18が突起用ガイド溝24の突起用壁部28に衝合する。また、図14,16に示すように、係合部材15のばね受け19がばね受け用ガイド溝27のばね受け用壁部29に衝合する。これらの衝合により係合部材15の装置奥側に向う動きが規制される。また、移動部材6の第1軸16が、係合部材15の長穴17の縁部に係合することから、この移動部材6の装置奥側に向う動きも規制される。
【0057】
したがって、移動部材6はローディング開始スイッチ12に係合しない状態に保持され、ローディング動作は実施されない。このとき、第2カード30は、その先端部が、移動不能となっている移動部材6の突出部7に衝合する。これらによって第2カード30は、押し込もうとしても装置奥側方向への移動が阻止される。
【0058】
このように構成した本実施形態にあっては、凹部が形成されていない第2カード30が挿入されても、上述のように装置奥側方向への移動が阻止され、モータ11が駆動されず、ローディング動作が実施されない。したがって、この第2カード30が移動部材6の移動に伴って装置の内部に置き去りにされてしまう事態を生じることがない。
【0059】
これにより、装置の奥の方に入ってしまった第2カード30の取り出しに手間取る事態を生じることがない。また、装置の奥の方に入ってしまった第2カード30を無理やり取り出そうとして、装置を損傷させてしまう虞もない。さらに、第2カード30のローディング動作が実施されないことから、第2カード30がローディング完了位置に保持されていると勘違いさせてしまう懸念もない。
【0060】
なお、本実施形態は、図4に示した使用可能な第1カード1、すなわち、側縁部に凹部2が形成されている第1カード1の誤挿入に対しても有効である。例えば第1カード1が、前後を逆にして挿入口4から挿入されてしまった場合、あるいは表裏を逆にして挿入されてしまった場合にも有効である。すなわち、このような場合には、第2カード30の挿入時と同様に、係合部材15の係合爪20が、凹部2が形成されていない第1カード1の部分に当接する。したがって、このような場合には、第1カード1の装置奥側方向への移動は阻止され、誤挿入であることを直ちに気付かせることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明は、凹部が形成されていない第2カードが挿入された際、移動部材のカード挿入方向への移動を規制する規制部を備えた構成にしてあることから、ローディング動作が実施されることがない。したがって本発明は、この凹部が形成されていない第2カードのローディング動作に伴う装置奥側方向への移動を生じさせることがない。
【0062】
これにより、従来のような第2カードが装置の奥に置き去りにされてしまう事態を防止できる。また、挿入されてしまった第2カードを容易に取り出すことができる。また、装置の奥の方に入ってしまった第2カードを無理やり取り出そうとして、装置を損傷させてしまう懸念もない。また、第2カードがローディング完了位置に保持されていると勘違いさせてしまう懸念もない。
【0063】
さらに本発明は、凹部が形成されていて使用可能な第1カードが、前後あるいは表裏を逆にして誤挿入されたときには、誤挿入されていることを直ちに気付かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード接続装置の一実施形態におけるローディング開始時の状態を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるローディング完了時の状態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に備えられる内部構造を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態において使用可能なカードを示す平面図である。
【図5】図4に示すカードと、係合部材との配置関係を示す平面図である。
【図6】図5に示すカードと、係合部材と、移動部材との配置関係を示す平面図である。
【図7】図6のA方向から見た図である。
【図8】図6に示すカードと、係合部材と、ガイド溝形成部材との配置関係を示す平面図である。
【図9】図8のB部拡大図である。
【図10】図8のC部拡大図である。
【図11】図6に示すカードと、係合部材と、移動部材と、図8に示すガイド溝形成部材と、カバーとの配置関係を示す平面図である。
【図12】本発明の一実施形態において使用不能なカードを示す平面図である。
【図13】図12に示すカードと、係合部材との配置関係を示す平面図である。
【図14】図12に示すカードと、係合部材と、ガイド溝形成部材との配置関係を示す平面図である。
【図15】図14のD部拡大図である。
【図16】図14のE部拡大図である。
【符号の説明】
1  第1カード
2  凹部
6  移動部材
15 係合部材
16 第1軸(保持手段)
17 長穴(保持手段)
18 突起
19 ばね受け(保持手段)
20 係合爪
21 第2軸
22 ばね(保持手段)
23 ガイド溝形成部材
24 突起用ガイド溝
25 第1軸用ガイド溝
26 第2軸用ガイド溝
27 ばね受け用ガイド溝
28 突起用壁部(規制部)
29 ばね受け用壁部(規制部)
30 第2カード
31 側縁部

Claims (6)

  1. 凹部が形成された第1カードの挿抜方向に移動可能な移動部材と、この移動部材に追従して移動し、上記第1カードに形成された上記凹部に対して係合離脱する係合部材とを備えるとともに、
    上記凹部が形成されていない第2カードが挿入された際、上記移動部材のカード挿入方向への移動を規制する規制部を備えたことを特徴とするカード接続装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記規制部が、上記係合部材が衝合可能な壁部から成ることを特徴とするカード接続装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記カード挿抜方向とほぼ直交する方向に上記係合部材を移動可能に保持する保持手段を備えたことを特徴とするカード接続装置。
  4. 上記請求項3記載の発明において、
    上記係合部材を上記カード挿抜方向へ案内するとともに、上記係合部材を上記第1カードの上記凹部に係合させるガイド溝を設けたことを特徴とするカード接続装置。
  5. 上記請求項4記載の発明において、
    上記壁部を上記ガイド溝に設けたことを特徴とするカード接続装置。
  6. 上記請求項3記載の発明において、
    上記係合部材を移動可能に保持する上記保持手段が、上記移動部材に設けた軸と、上記係合部材に設けられ上記軸が挿通される長穴と、上記係合部材に設けたばね受けと、一端が上記軸に連結され他端が上記ばね受けに連結されるばねとを含むことを特徴とするカード接続装置。
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