JP2004054800A - メッセージ配信装置及びその方法 - Google Patents

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堤 靖彦
Daizo Fujii
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Abstract

【課題】相手の電子メールアドレスがわからない場合であっても、相手の名前と出身校等がわかればメッセージを伝達してくれる便利なメッセージ配信装置を提供する。
【解決手段】メッセージを蓄積するためのメッセージ蓄積部23と、端末装置30a〜30cから、宛先を指定したメッセージを取得し、取得したメッセージをメッセージ蓄積部23に格納することによってメッセージの送信処理を行う送信処理部24bと、端末装置30a〜30cから、自分宛のメッセージを取得したい旨の指示を受けると、そのメッセージをメッセージ蓄積部23から読み出して配信することによってメッセージの受信処理を行う受信処理部24dとを備え、送信処理部24bは、送信先ユーザの名前、出身学校名、及び、4月2日から翌年の4月1日までの1年を単位とする年齢である学年によって、宛先の指定を取得し、送信処理をする。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信ネットワークを介してメッセージを配信するシステムに関し、特に、送信先の電子メールアドレスが不明であっても有効にメッセージを配信するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昔の懐かしい友人に電子メール等によってメッセージを送りたくなることがある。例えば、自分が15年前に小学6年生だったときに同じクラスだった同窓生に「同窓会をやりませんか」と声をかけてみたくなる。
このような場合に、連絡をとりたい友人の電子メールアドレス等が判明しているときには、その宛先に電子メールを送信することで簡単に気持ちを伝えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、10年以上も会っていない昔の学生時代の友人など、長く連絡をとっていない人については、その連絡先が不明である場合が多い。また、過去に電子メールアドレスを教えてもらったが、その後に電子メールアドレスが変更され、現時点ではその人の電子メールアドレスがわからなくなっているという場合もある。そのために、相手にメッセージを送信することを断念せざるを得ない。
【0004】
また、現在、日本において、電子メール機能を備えた携帯電話機が普及し、20才代や30才代の若者の大半は、自分の電子メールアドレスを所持し、相互に電子メールを交換し合っている。しかし、このような世代の者が学生だった頃は、今ほど携帯電話機が普及しておらず、電子メールアドレスを所持していなかったのが実情である。したがって、このような世代の者は、学生だった頃の旧友に電子メールを送信しようとしても、相手の電子メールアドレスを知らないケースが多い。そのために、懐かしい友人へのメッセージ送信を断念せざるを得ない。
【0005】
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、メッセージを送信したい相手の電子メールアドレスがわからない場合であっても、相手の名前と出身校等の簡単な情報がわかればメッセージを伝達してくれる便利なメッセージ配信装置等を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るメッセージ配信装置は、通信ネットワークを介したユーザ間のメッセージの送受信を支援するメッセージ配信装置であって、メッセージを蓄積するための蓄積手段と、第1ユーザが使用する第1端末装置から、宛先を指定したメッセージを取得し、取得したメッセージを前記蓄積手段に格納することによって、メッセージの送信処理を行う送信処理手段と、第2ユーザが使用する第2端末装置から、当該第2ユーザ宛のメッセージを取得したい旨の指示を受けると、前記蓄積手段に当該第2ユーザ宛のメッセージが蓄積されている場合には、そのメッセージを前記蓄積手段から読み出して前記第2端末装置に配信することによって、メッセージの受信処理を行う受信処理手段とを備え、前記送信処理手段は、送信先ユーザの名前、出身学校名、及び、4月2日から翌年の4月1日までの1年を単位とする年齢である学年によって、前記宛先の指定を取得し、前記受信処理手段は、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージの宛先と前記第2ユーザとが名前、出身学校名、及び、学年において一致する場合にのみ、前記メッセージを前記第2端末装置に配信することを特徴とする。
【0007】
ここで、前記メッセージ配信装置は、さらに、会員ユーザの情報を登録した会員テーブルを備え、前記送信処理手段は、前記第1ユーザが会員として前記会員テーブルに登録されていれば、前記第1ユーザの出身学校名が前記会員テーブルに登録されているか否かにかかわらず、前記送信処理を行ってもよい。
【0008】
また、前記受信処理手段は、前記第2ユーザの出身学校名が前記会員テーブルに登録されていない場合において、前記第2ユーザの名前と学年が一致するメッセージが前記蓄積手段に蓄積されているときには、その旨を前記第2ユーザに伝えてもよい。
【0009】
また、前記メッセージ配信装置は、さらに、前記第1ユーザが使用する第1端末装置から、前記メッセージが受取人によって受け取られた否かの問い合わせを受けた場合に、前記蓄積手段に前記メッセージが蓄積されているか否かによって、受け取られた否かの返答を前記第1端末装置に送信する配信確認手段を備え、前記受信処理手段は、前記メッセージを前記第2端末装置に配信した場合に、当該メッセージを前記蓄積手段から削除してもよい。
また、前記受信処理手段は、メッセージの受取人から、メッセージの受け取りを拒絶する旨の指示を取得した場合には、当該メッセージを前記蓄積手段から削除することなく残しておいてもよい。
【0010】
また、前記メッセージ配信装置は、さらに、名前の指定を取得すると、その名前を宛先とするメッセージが前記蓄積手段に蓄積されているか否かを検索し、その結果を出力する着信検索手段を備えてもよい。
また、前記メッセージ配信装置は、さらに、名前の指定を取得すると、その名前の会員が前記会員テーブルに登録されているか否かを検索し、その結果を出力する会員検索手段を備えてもよい。
【0011】
さらに、本発明は、上記メッセージ配信装置として実現することができるだけでなく、メッセージ配信装置と端末装置とから構成されるメッセージ配信システムとして実現したり、メッセージ配信装置が備える特徴的な手段をステップとするメッセージ配信方法として実現したり、それらのステップを含むプログラムとして実現することもできる。そして、そのプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるメッセージ配信システム1の全体構成を示す図である。このメッセージ配信システム1は、名前(氏名)と出身校と年齢(後述する「学年」)で特定した人に対してメッセージを伝えるというメッセージ伝達サービスを提供するシステムであり、インターネット等の通信ネットワーク10で接続されたメッセージ配信サーバ20とユーザ(本システムの会員又は非会員)が使用する端末装置30a〜30cとから構成される。
【0013】
メッセージ配信サーバ20は、このメッセージ配信システム1においてメッセージ伝達サービスをユーザに提供するWebサイトを備えるWebサーバである。
【0014】
端末装置30a〜30cは、通信ネットワーク10を介してメッセージ配信サーバ20にアクセスするWebブラウザ等の機能を有する携帯電話機やコンピュータ装置等である。ユーザは、端末装置30a〜30cを用いてメッセージ配信サーバ20にアクセスすることで、相手の名前と出身校と年齢(後述する「学年」)等の簡単な情報で特定した宛先に向けて、希望するメッセージを送信したり、自分宛に届いたメッセージを開封して見たりすることができる。
なお、このメッセージ配信システム1は、本実施の形態では、有料の会員制システムであり、後述するように、非会員については限定した形でサービスを提供している。
【0015】
図2は、図1に示されたメッセージ配信サーバ20の詳細な構成を示す機能ブロック図である。メッセージ配信サーバ20は、データベースを記憶するハードディスク等からなる3つの記憶部(会員テーブル記憶部21、宛先区分テーブル記憶部22、メッセージ蓄積部23)と、Webページやプログラムによって実現される1つの処理部(ナビゲーション部24)と、通信ネットワーク10とのデータ送受信を行うインターフェースである送受信部25とから構成される。
【0016】
会員テーブル記憶部21は、このメッセージ配信システム1の全会員の情報を記録したテーブル(会員テーブル21a)を記憶している。会員テーブル21aは、図3に示されるように、会員登録時に会員から取得した情報あるいは会員登録後に会員から取得した情報であり、「会員番号」によって識別される各会員の「名前」、「学年」、在籍したことのある学校(「小学校」、「中学校」、「高等学校」、「大学」等)名、「住所」、「電子メールアドレス」等の項目からなる。これらの項目のうち、会員の「名前」、「学年」、「学校名」は、このメッセージ配信システム1におけるメッセージ配信の宛先を特定するのに使用される情報(「宛先特定情報」)であり、他の項目(「住所」、「電話番号」、「電子メールアドレス」等)は、その会員から会員費を徴収する等の管理目的に使用される情報(「管理情報」)である。
【0017】
なお、「学年」とは、学校年度(ある年の4月2日から翌年の4月1日まで)を単位とする年齢(生年月日の範囲)である。また、「学校名」は、正式な学校名であり、小学校や中学校等については、都道府県名と市町村区名とが含まれる。なお、「学校名」については、必ずしも会員登録時に申し出る必要がないが(会員登録時にはオプション的な登録項目)、自分宛のメッセージを開封する時には申し出る必要がある(受け取り時には必須の登録項目)。
【0018】
宛先区分テーブル記憶部22は、登録された全会員をその「名前」と「学年」との組(区分)で分類したテーブル(宛先区分テーブル22a)を記憶している。宛先区分テーブル22aは、図4に示されるように、区分を識別する「区分番号」ごとに、その区分に対応する会員の「名前」及び「学年」、その区分に属する全ての会員の「会員番号」、その区分に属する会員宛に送信されたメッセージの番号を記録するための「蓄積メッセージ」等の項目からなる。
【0019】
例えば、本図に示された区分「K0011」では、名前が「山田太郎」で学年が「1974.4.2〜1975.4.1生まれ」の会員が複数(会員番号「P0024」、「P4200、…)登録されており、この区分に属する会員に対して2通のメッセージ(メッセージ番号「M0071」と「M2904」)が届いていることが示されている。この宛先区分テーブル22aは、後述する着信検索(自分宛、又は、自分と同姓同名で同学年の会員宛に送信されたメッセージの件数を確認することができるサービス)等に用いられる。
【0020】
メッセージ蓄積部23は、このメッセージ配信システム1において発信された全メッセージを蓄積するテーブル(メッセージテーブル23a)を記憶している。メッセージテーブル23aは、図5に示されるように、個々のメッセージを識別する「メッセージ番号」、メッセージごとの「送信者(会員番号)」、「宛先(会員番号)」、「送信日」、「本文」からなる。
【0021】
なお、発信された全てのメッセージは、一旦、このメッセージ蓄積部23に格納され、メッセージテーブル23aとして登録されるが、「宛先」の会員が受け取り処理(開封)をしたとき、あるいは、送信者が削除したとき等においては、このメッセージテーブル23aから登録が削除される。したがって、メッセージを送信した会員は、そのメッセージがメッセージテーブル23aに登録された後に、削除されたことを確認することで、相手に開封してもらったことを知ることができる。
【0022】
一方、宛先の会員が未だ受け取り処理をしていないとき、あるいは、受け取りを拒絶したときには、このメッセージテーブル23aに登録されたままとなる。この状態では、メッセージを送信した会員は、自分が送信したメッセージがメッセージテーブル23aに残ったままであること、つまり、開封してもらっていないことを知ることができる。ここで、「受け取りの拒絶」とは、自分宛にメッセージが到着していることを知った会員が、自分の知らない相手や気に入らない相手からのメッセージであると判断した場合等において、そのメッセージの受け取り(開封)を拒絶することである。
【0023】
ナビゲーション部24は、アクセスしてきた端末装置30a〜30cとデータやコマンドの送受信をすることで、各種メニューや検索結果等のWebページを端末装置30a〜30cに送信して表示させたり、端末装置30a〜30cからの指示を取得したりすることにより、端末装置30a〜30cを介したユーザ(会員及び非会員)との対話を行う処理部であり、会員登録部24a、送信処理部24b、検索部24c及び受信処理部24dから構成される。
【0024】
会員登録部24aは、会員の登録処理をする処理部であり、端末装置30a〜30cに会員登録メニューを提示するとともに、ユーザから取得した情報に基づいて、会員テーブル記憶部21に格納された会員テーブル21aに新たな会員を登録したり、宛先区分テーブル記憶部22に格納された宛先区分テーブル22aに新たなエントリを追加したり、それらテーブルの変更をしたりする。なお、会員登録部24aは、会員テーブル21aに新たな会員を登録した場合には、その名前と学年とから、宛先区分テーブル22aを検索をすることで、新たな区分を登録する必要があるか否か判断し、必要がある場合には、新たな区分エントリを追加する。
【0025】
送信処理部24bは、端末装置30a〜30cを介して会員から送られてきたメッセージを指定された宛先に送信する処理部であり、メッセージ蓄積部23に格納されたメッセージテーブル23aに新たなメッセージを登録するとともに、宛先区分テーブル記憶部22に格納された宛先区分テーブル22aに該当する区分があるか否かを検索し、ない場合には新たな区分エントリを追加したうえで、該当する区分エントリの「蓄積メッセージ」欄にメッセージ番号を登録する。ここで、送信処理部24bは、メッセージの送信に先立ち、メッセージテーブル23aを参照することで、メッセージテーブル23aに残っているエントリと同じ送信者で、かつ、同じ宛先となるメッセージが既に存在するか否か判断し、存在する場合には、その送信を拒絶する。つまり、会員は、既に送信したメッセージが未開封となっている場合(相手が未読の場合、あるいは、受け取りを拒絶した場合)には、そのメッセージと同じ相手に対して再度のメッセージを送信することができない。これは、開封されないメッセージがメッセージテーブル23aに無制限に蓄積されていくことを回避するためである。
【0026】
検索部24cは、端末装置30a〜30cからの指示に従って、「着信検索」と「会員検索」とを行う処理部である。ここで、「着信検索」とは、「名前」と「学年」で特定される人に対してメッセージが到着しているか否か、到着している場合にはその件数を特定する処理である。また、「会員検索」とは、「名前」と「学年」で特定される人が会員として登録されているか否か、登録されている場合にはその人数を特定する処理である。検索部24cは、端末装置30a〜30cから入力された検索条件に基づいて、宛先区分テーブル22aを検索することで「着信検索」を行い、会員テーブル21aを検索することで「会員検索」を行う。
【0027】
受信処理部24dは、発信されたメッセージに対して、宛先となった会員から、端末装置30a〜30cを介して、受け取る(開封する)旨の指示があった場合に、メッセージテーブル23aの「本文」を読み出し、読み出したメッセージをその会員に配信する処理部である。受信処理部24dは、到着したメッセージを会員に配信した後に、メッセージテーブル23aの該当エントリ及び宛先区分テーブル22aの該当箇所を削除する。一方、メッセージが到着している旨を通知したが、その受け取り(開封)が拒絶された場合には、そのメッセージについてのエントリを削除することなく、メッセージテーブル23aに残しておく。
送受信部25は、メッセージ配信サーバ20が通信ネットワーク10を介して端末装置30a〜30cとデータ通信するためのインターフェース回路等である。
【0028】
次に、以上のように構成された本実施の形態におけるメッセージ配信システム1の特徴的な動作について説明する。
【0029】
図6は、端末装置30a〜30cを介して会員がメッセージを送信する場合において宛先に関して入力する必須の項目を示す図である。本図に示されるように、メッセージを送信する会員は、端末装置30a〜30cを介してメッセージ配信サーバ20にアクセスし、メッセージ送信メニューにおける宛先入力画面において、送信したい相手の「名前」と「学年」と「学校名」とを入力するだけで済む。つまり、メッセージを送りたい相手の電子メールアドレスがわからない場合であっても、過去の自分の学生時代における相手に関する記憶さえあれば、電子的にメッセージを伝えることができる。これは、いずれの学校においても、その一学年を構成する全生徒中に同姓同名の生徒がいるケースは極めてまれであること、つまり、「名前」と「学年」と「学校名」との組み合わせによって、一人の日本人が特定され得ることを根拠としている。
【0030】
このような入力が行われると、メッセージ配信サーバ20の送信処理部24bは、新たなメッセージ番号を付与し、メッセージテーブル23aに登録するとともに、宛先区分テーブル22aを検索することで、指定された「名前」と「学年」が一致する区分の「蓄積メッセージ」欄にメッセージ番号を登録する。そして、宛先の会員から受け取りたい旨の指示があった場合には、受信処理部24dは、そのメッセージをメッセージテーブル23aから読み出し、受取人に配信する。例えば、図6に示された宛先の例では、図3に示された「山田太郎」がメッセージを受け取ることができる。
【0031】
図7は、本メッセージ配信システム1において会員AがB(会員又は非会員)宛にメッセージを送信した場合におけるBの採り得る措置を示すフロー図である。図7(a)は、Bが会員の場合、図7(b)は、Bが非会員の場合のフロー図である。なお、本メッセージ配信システム1においては、メッセージの送信及びメッセージの受け取り(開封)については、会員だけに許された行為であるが、送信の宛先については、会員か非会員かを問わない。
図7(a)に示されるように、Bが会員の場合には(S10)、Bの学校名が会員テーブル21aに登録されているか否かによって、Bの採り得る措置が異なる。
【0032】
Bの学校名が未登録の場合は(S11)、送信されたメッセージは、メッセージテーブル23aに登録され、宛先区分テーブル22aの一区分(名前が「B」で学年がBと同学年の区分)に登録されるので、Bは、端末装置30a〜30cを介してメッセージ配信サーバ20にアクセスすることで、自分又は自分と同姓同名で同学年の者に宛てたメッセージが到着していることを知ることができる(S12)。ここで、Bが自分の学校名を登録した場合には(S13)、受信処理部24dは、会員テーブル21aを参照することで、「名前」と「学年」と「学校名」とが完全に一致にする本来の受取人Bからの開封要求と判断し、蓄積していたメッセージをBに配信する(S14)。
【0033】
一方、Bの学校名が既に会員テーブル21aに登録されている場合には(S15)、Bから開封要求を受けた受信処理部24dは、宛先の「名前」と「学年」と「学校名」が完全に一致にすることを確認したうえで、蓄積していたメッセージをBに配信する(S16)。これによって、Bは、自分宛のメッセージを開封して見ることができる。
【0034】
このようにして、学校名を登録することによって自分宛のメッセージを開封することができるが、本メッセージ配信システム1では、学校名を登録していない場合であっても、自分又は自分と同姓同名で同学年の者に宛てたメッセージが到着していることを知ることができる。そして、その場合には、学校名を登録することで、自分宛のメッセージであった場合に、そのメッセージを開封して見ることができる。これによって、会員登録時にオプションの入力項目であった学校名は、システムの運用に伴って、徐々に登録が増加していく。
【0035】
図7(b)に示されるように、Bが非会員の場合には(S20)、送信されたメッセージは、メッセージテーブル23aに登録され、宛先区分テーブル22aの一区分(名前が「B」で学年がBと同学年の区分)に登録されるが(S21)、Bと同姓同名で同学年の全ての会員が端末装置30a〜30cを介してメッセージ配信サーバ20にアクセスし、学校登録を済ませて開封を試みても(S22)、メッセージの宛先(つまり、B)と一致しないために(S23)、いずれの会員も開封することができず、メッセージはメッセージテーブル23aに登録されたままとなる(S24)。
【0036】
ここで、もし、Bが本メッセージ配信システム1の存在を知り、端末装置30a〜30cを介してメッセージ配信サーバ20にアクセスし、自分宛メッセージの検索を試みた場合には、検索部24cによってBの名前と学年とが一致するメッセージが宛先区分テーブル22aに登録されていることがBに通知されるので、Bは、自分又は自分と同姓同名で同学年の者に宛てたメッセージが到着していることを知る(S26)。そして、興味を持ったBが会員登録部24aを介して会員登録(学校名を含む登録)をした場合には(S26)、受信処理部24dによって本来の受取人Bからの開封要求と判断され、蓄積されていたメッセージがBに配信される(S27)。
【0037】
なお、メッセージの到着を知ったが、Bが会員登録をしなかった場合(S28)、又は、Bが本メッセージ配信システム1の存在に気付かなかった場合には、メッセージはメッセージテーブル23aに登録されたままとなり、未到着という状態が続くことになる(S29、S31)。
【0038】
図8は、会員AがB(会員又は非会員)宛にメッセージを送信した場合における送り主Aの採り得る措置を示すフロー図である。図8(a)は、受取人Bが自分宛にメッセージが到着していることを知った場合、図8(b)は、受取人Bが現れなかった場合のフロー図である。
【0039】
自分宛にメッセージが到着していることを知ったBは(S40)は、そのメッセージの送り主Aに対して良い印象を持っていた場合等においては、そのメッセージの受け取りを確認(開封)する(S41)。この場合は、受信処理部24dは、そのメッセージについての配信が完了したものとし、宛先区分テーブル22a及びメッセージテーブル23aの該当エントリを削除する(S42)。
【0040】
一方、自分宛にメッセージが到着していることを知ったBは(S40)は、そのメッセージの送り主Aに対して悪い印象を持っていた場合等においては、そのメッセージの受け取りを拒絶することができる(S43)。この場合は、受信処理部24dは、そのメッセージについての受け取りが拒絶されたものとし、宛先区分テーブル22a及びメッセージテーブル23aの該当エントリをそのままにしておく(S44)。
【0041】
その後に、このメッセージ配信サーバ20にアクセスした送り主Aは、送信処理部24bによる送信状況を確認する(S45)。その結果、受取人Bによって受け取り確認(開封)がされている場合には(S41、S42)、送信処理部24bによってメッセージテーブル23a内にメッセージが残っていないこと等が確認され、「メッセージが届きました」旨の通知がなされるので(S46)、送り主Aは、意図した通り、Bに到着したことを知る(S43)。そして、再び、同じB宛にメッセージを送信することもできる(S48)。
【0042】
一方、受取人Bによって受け取りが拒絶されている場合には(S43、S44)、メッセージの到着確認をした送り主Aは、送信処理部24bによってメッセージテーブル23a内にメッセージが残ったままとなっていること等が確認され、「未到着」の通知がなされるので(S49)、送り主Aは、自分が送信したメッセージがBに未だ到着していない(Bがメッセージの到着に気付いていない等)と思う(S50)。そして、送り主Aは、必要に応じて、ナビゲーション部24を介してメッセージテーブル23aに登録されたメッセージにアクセスすることで、自分が送信したメッセージの修正及び削除をすることができる(S51)。ただし、受取人Bによって受け取られるまでは、再び、同じB宛にメッセージを送信することができない(S52)。つまり、送信処理部24bは、送り主から送信指示を受け取った場合に、メッセージの送信に先立ち、同一の送り主で、かつ、同一の受取人のメッセージがメッセージテーブル23aに登録されているか否かを確認し、登録されていない場合にのみ、メッセージの送信を行う。
【0043】
図8(b)に示されるように、会員AからBにメッセージが送信された後に、受取人Bが現れなかった場合には(S60)、送り主Aは、このメッセージ配信サーバ20にアクセスし、送信処理部24bによる送信状況を確認したときに(S61)、送信処理部24bによってメッセージテーブル23a内にメッセージが残ったままとなっていること等が確認され、「未到着(未開封)」の通知がなされるので(S62)、送り主Aは、自分が送信したメッセージがBに開封してもらっていないことを知る。そして、送り主Aは、必要に応じて、ナビゲーション部24を介してメッセージテーブル23aに登録されたメッセージにアクセスすることで、自分が送信したメッセージの修正及び削除をすることができるが(S63)、受取人Bによって受け取られるまでは、再び、同じB宛にメッセージを送信することができない(S64)。このことは、受取人Bが受け取りを拒絶した場合の措置(S51、S52)と同じである。
【0044】
このように、送り主Aは、自分が送信したメッセージが受取人Bによって開封された場合には、そのことを知り、再び、B宛にメッセージを送信することができる。一方、受取人Bが受け取りを拒絶した場合、又は、受取人Bが現れなかった場合には、送り主Aは、「未到着(未開封)」であることだけを知り、そのメッセージについて修正や削除をすることができるが、再びB宛にメッセージを送信することはできない。これによって、受取人Bによって受け取りが拒絶された場合であっても、送り主Aにはそのことが分からないしくみとなっているので、送り主に心的なダメージが与えられることが回避されるとともに、受取人は、躊躇することなく(送り主のことを気遣うことなく)受け取りを拒絶することができる。よって、いやがらせ目的のメッセージや、執拗なメッセージの繰り返し送信等が防止される。
【0045】
図9は、本メッセージ配信システム1においてメッセージ配信サーバ20にアクセスした端末装置30a〜30cでの表示画面例のうち、会員によるメッセージ送信に関連する画面の遷移を示す図である。なお、表示画面例において、下線の付いた文字は、画面(メニュー)を遷移させるための選択ボタンを示す。過去に表示された画面に戻る場合等の一般的な画面遷移は、端末装置30a〜30cが備える矢印キー等の操作によって行うことができる。
【0046】
携帯電話機等の端末装置30a〜30cを介してメッセージ配信サーバ20にアクセスすると、まず、TOPメニュー50が表示される。ここで、会員用のボタン「ログイン」を選択することで、ログイン画面51に移ることができる。
【0047】
このログイン画面51において、会員登録時に与えられたユーザ名とパスワードとを入力することで、会員メニュー52に移ることができる。会員メニュー52において、ボタン「送信メニューへ」を選択することで、送信メニュー53に移ることができる。
【0048】
送信メニュー53において、ボタン「新規メッセージの送信」を選択することで、新規メッセージの送信画面54に移ることができる。ここで、宛先の名前、学年、学校名及びメッセージを入力した後に、ボタン「送信」を選択することで、メッセージを送信することができる。なお、送信メニュー53において、ボタン「送信状況の確認」を選択することで、既に自分が送信したメッセージの到着状況、つまり、受取人によって受け取られたか否かを知ることができる。また、ボタン「送信メッセージの修正・削除」を選択することで、既に自分が送信したメッセージの修正や削除をすることができる。
【0049】
図10は、図9に示された会員メニュー52において、ボタン「受信メニューへ」が選択された後の表示画面の遷移を示す図である。
ボタン「受信メニューへ」が選択されると、その会員宛にメッセージが到着しており、かつ、その会員の学校名が未登録である場合には、学校登録画面55が表示される。学校登録画面55において、会員は、自分又は自分と同姓同名の会員宛にメッセージが到着していることを知るとともに、メッセージの開封を希望する場合には学校名の登録が必要である旨の通知を受ける。ここで、会員が学校名を登録した場合には、到着していたメッセージがその会員宛であったときには、メッセージ到着通知画面56が表示され、一方、到着していたメッセージがその会員宛でなかったときには、メッセージ未到着通知画面57が表示される。
メッセージ到着通知画面56では、会員は、メッセージの送り主を知ることができる。そして、開封を希望する場合には、ボタン「受け取る(確認)」を選択することで、メッセージ表示画面58において、自分宛のメッセージを見ることができる。
【0050】
なお、図9に示された会員メニュー52において、ボタン「受信メニューへ」が選択されたときに、その会員宛にメッセージが到着しており、かつ、その会員の学校名が登録されている場合には、学校登録画面55において学校名が登録された後の画面遷移(S56〜S58)と同じ流れとなる。また、その会員宛にメッセージが到着していない場合には、メッセージ未到着通知画面57が表示される。
【0051】
図11は、図9に示されたTOPメニュー50における非会員用のボタンが選択された後の表示画面の遷移を示す図である。
端末装置30a〜30cを介してメッセージ配信サーバ20にアクセスしたユーザ(非会員)は、TOPメニュー50のボタン「会員登録」を選択することで、会員登録画面61に移り、ここで、自分の名前、学年等を入力して送信することで、会員になることができる。ユーザは、会員登録によってユーザ名とパスワードとを取得することができる。
【0052】
一方、ユーザは、TOPメニュー50のボタン「着信検索・会員検索」を選択することで、検索画面62に遷移することができる。ここで、例えば、自分の名前を入力し、ボタン「着信検索」を選択することで、着信検索結果画面63に移り、自分又は自分と同姓同名の者に宛てたメッセージが到着しているか否かを知ることができる。その後、ユーザは、会員登録をすることによって、自分宛のメッセージを開封することができる。
【0053】
また、検索画面62において、任意の名前を入力し、ボタン「会員検索」を選択することで、会員検索結果画面64に移り、その名前の者が会員登録をしているか否かを知ることができる。これによって、送信したい相手が本メッセージ配信システム1の会員として登録されているか否かを確認したり、その結果によって自分が会員登録をするか否かを決定したりすることができる。
【0054】
以上のように、本実施の形態におけるメッセージ配信システムによって、相手の電子メールアドレスがわからない場合であっても、相手の名前と学年(年齢)と学校名とがわかっていれば、電子的にメッセージを送信することができる。特に、昔に自分が学校に通っていた頃の友人であれば、その名前と学年と学校名を思い出すことは容易である。そして、名前と学年と学校名の3つによって特定される日本人が二人以上いるケースは極めてまれである。よって、本メッセージ配信システムによって、昔の懐かしい友人などに確実にメッセージを伝達することが可能となる。
【0055】
以上、本発明に係るメッセージ配信システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
例えば、図9〜図11には、携帯電話機に適用可能な小さな画面表示の例が示されたが、本発明は、このような画面サイズや表示形態に限定されるものではなく、例えば、メッセージ配信サーバ20に、携帯電話機用のWebサイトとパーソナルコンピュータ用のWebサイトとを設け、携帯電話機でアクセスしたときの表示画面とコンピュータでアクセスしたときの表示画面の2種類を用意しておいてもよい。
【0056】
また、各種入力画面においては、単なる文字入力や選択だけでなく、プルダウンメニューやスクロールメニュー等を導入し、入力操作を支援する方式を採用してもよい。例えば、学年の入力については、表示される複数の学年(例えば、「1970.4.2〜1971.4.1」、「1971.4.2〜1972.4.1」、…)の中からスクロールしながら1つを選択したり、学校名の入力については、列挙表示された全国の都道府県名から1つを選択した後に、列挙表示された市町村名から1つを選択する等の階層化された選択メニュー方式としてもよい。
また、会員登録時においては、「なりすまし」を防止するために、本人を確認する書面(運転免許証など)を求めたり、個人認証機能を持つ携帯電話機等からの登録だけに限定するなどの対策を講じてもよい。
【0057】
また、会員の学校登録については、必ずしも全ての出身校が入力されていることを要求する必要はないし、登録される学校の数を限定する必要もない。例えば、転校した場合には、2以上の小学校を登録してもよいし、専門学校についても登録の対象にしてもよい。
【0058】
さらに、本メッセージ配信システムが備えるサービスとしては、このようなメッセージ配信サービスだけに限定されるものではなく、メッセージの配信に関連する他の付加的なサービスが提供されてもよい。例えば、恋愛の告白メッセージを非公開で保存する共通の保存手段を設ける。そして、会員が他の会員に宛てた告白メッセージをその保存手段に保存することとし、もし、偶然に、二人の会員が双方に告白メッセージを送信し合ったこととなった場合には、サーバ装置は、そのことを検出し、二人に通知するというサービスが考えられる。具体的には、まず、会員Aが会員Bに告白メッセージを送信したとする。その後に、そのことを知らない会員Bが会員Aに告白メッセージを送信したとする。すると、そのことは、サーバ装置によって検出され、二人に対して「両想い」である旨の通知がなされるというサービスである。これによって、本発明に係るメッセージ配信システム1の付加サービスが実現され、会員の加入が促進され得る。
【0059】
また、本実施の形態では、メッセージの着信については、名前と学年とが一致する(同一区分に属する)者に対して通知がなされたが、本発明は、このような条件だけに限られず、名前だけの一致によって通知がなされてもよい。さらに、「着信検索」あるいは「会員検索」において、名前だけが入力された場合には、その名前と同姓同名の全会員宛に到着しているメッセージの件数あるいはその名前と同姓同名の全会員の数を検索結果として通知することとし、一方、名前と学年とが入力された場合には、その名前と同姓同名で、かつ、その学年と同学年の全会員宛に到着しているメッセージの件数あるいはその名前と同姓同名で、かつ、その学年と同学年の全会員の数を検索結果として通知することとしてもよい。
【0060】
また、本実施の形態では、メッセージの受け取りに対する拒絶については、メッセージの開封前であったが、メッセージの開封後であってもよい。つまり、メッセージの開封後に、受け取りを確認するか拒絶をするかの選択が可能なようにメッセージ開封画面を構成してもよい。
【0061】
また、会員登録や宛先の指定における学校名のフォーマットとしては、本実施の形態の例だけに限られず、例えば、高校については、普通科等の学科を入力することとしたり、大学については、学部と学科とを含めた宛先の指定をすることとしてもよい。このような入力条件については、システムに登録されている会員数や学校の規模等を考慮し、適宜、設定変更する柔軟な運用にすればよい。
【0062】
さらに、会員登録時の項目として、性別や旧姓を追加してもよい。例えば、会員登録画面において、性別として「女」が選択された場合には、本名(「名前」)だけでなく旧姓の入力も可能となるように入力フォームを構成しておく。そして、メッセージの送信については、指定された宛先が本名及び旧姓のいずれかに一致した場合に、その区分への配信をする。これによって、学生時代の旧姓を宛先とするメッセージの送信が可能となる。
【0063】
同様に、会員登録時の学年の入力についても、本実施の形態のような学年(生年月日の範囲)の入力だけに限られず、生年月日の入力であってもよい。生年月日が入力されれば、学年が一意に決まるので、名前と学年と学校名の指定によるメッセージ配信は可能である。
【0064】
また、会員宛にメッセージが到着したときのサービスとして、その旨を会員の電子メールアドレス宛に通知することとしてもよい。これによって、会員は、本システムにログインすることなく、自分宛、又は、自分と同姓同名で同学年の会員宛にメッセージが到着したことを知ることができ、便利である。
【0065】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るメッセージ配信装置は、通信ネットワークを介したユーザ間のメッセージの送受信を支援するメッセージ配信装置であって、メッセージを蓄積するための蓄積手段と、第1ユーザが使用する第1端末装置から、宛先を指定したメッセージを取得し、取得したメッセージを前記蓄積手段に格納することによって、メッセージの送信処理を行う送信処理手段と、第2ユーザが使用する第2端末装置から、当該第2ユーザ宛のメッセージを取得したい旨の指示を受けると、前記蓄積手段に当該第2ユーザ宛のメッセージが蓄積されている場合には、そのメッセージを前記蓄積手段から読み出して前記第2端末装置に配信することによって、メッセージの受信処理を行う受信処理手段とを備え、前記送信処理手段は、送信先ユーザの名前、出身学校名、及び、4月2日から翌年の4月1日までの1年を単位とする年齢である学年によって、前記宛先の指定を取得し、前記受信処理手段は、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージの宛先と前記第2ユーザとが名前、出身学校名、及び、学年において一致する場合にのみ、前記メッセージを前記第2端末装置に配信する ことを特徴とする。これによって、名前と出身校と学年(年齢)によって特定される一人のユーザにメッセージが配信されるので、相手の電子メールアドレスが不明であっても、電子的にメッセージを伝えることができる。
【0066】
ここで、前記メッセージ配信装置は、さらに、会員ユーザの情報を登録した会員テーブルを備え、前記送信処理手段は、前記第1ユーザが会員として前記会員テーブルに登録されていれば、前記第1ユーザの出身学校名が前記会員テーブルに登録されているか否かにかかわらず、前記送信処理を行ってもよい。これによって、メッセージの送信主については、学校名が登録されている必要がなくなるので、メッセージの送信のための手間が簡略化され、本サービスの利用が促進される。
【0067】
また、前記受信処理手段は、前記第2ユーザの出身学校名が前記会員テーブルに登録されていない場合において、前記第2ユーザの名前と学年が一致するメッセージが前記蓄積手段に蓄積されているときには、その旨を前記第2ユーザに伝えてもよい。これによって、学校名が登録されていない場合であっても、メッセージが到着している可能性があることがユーザに通知されるので、その後に学校名を登録することによってメッセージを受け取ることへの刺激となり、学校登録が促進され、本サービスの運営が活発化されていく。
【0068】
また、前記メッセージ配信装置は、さらに、前記第1ユーザが使用する第1端末装置から、前記メッセージが受取人によって受け取られた否かの問い合わせを受けた場合に、前記蓄積手段に前記メッセージが蓄積されているか否かによって、受け取られた否かの返答を前記第1端末装置に送信する配信確認手段を備え、前記受信処理手段は、前記メッセージを前記第2端末装置に配信した場合に、当該メッセージを前記蓄積手段から削除してもよい。これによって、メッセージの送信主は、送信したメッセージが残っているか否かによって相手に開封してもらったか否かを知ることができる。
【0069】
また、前記受信処理手段は、メッセージの受取人から、メッセージの受け取りを拒絶する旨の指示を取得した場合には、当該メッセージを前記蓄積手段から削除することなく残しておいてもよい。これによって、メッセージの受け取りが拒絶された場合には、メッセージが未読の場合と同様の状態となるので、送信主は、メッセージの受け取りが拒絶されたことに気付くことがなく、心に傷を負うことが回避される。そして、受け取りの拒絶が容易となり、いやがらせ目的のメッセージ等に対する受信側の対応措置が可能となる。
【0070】
また、前記メッセージ配信装置は、さらに、名前の指定を取得すると、その名前を宛先とするメッセージが前記蓄積手段に蓄積されているか否かを検索し、その結果を出力する着信検索手段を備えてもよい。これによって、例えば、非会員であっても、自分宛てにメッセージが到着している可能性を知ることができるので、会員登録をすることによってメッセージを開封してみたくなることが刺激され、会員加入が促進される。
【0071】
また、前記メッセージ配信装置は、さらに、名前の指定を取得すると、その名前の会員が前記会員テーブルに登録されているか否かを検索し、その結果を出力する会員検索手段を備えてもよい。これによって、例えば、非会員であっても、送信したい相手が会員として登録されているか否かを知ることができるので、会員登録をすることによってメッセージを送信してみたくなることが刺激され、会員の加入が促進される。
【0072】
以上のように、本発明によって、電子メールアドレスがわからない相手であっても、昔の知人等に電子的にメッセージを伝達することが可能となり、恋した相手へのほのかな想いをメッセージに託して伝える等のコミュニケーションが確保され、生活に潤いが与えられることとなり、本発明の意義は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるメッセージ配信システムの全体構成を示す図である。
【図2】メッセージ配信サーバの詳細な構成を示す機能ブロック図である。
【図3】会員テーブル21aのデータ構造を示す図である。
【図4】宛先区分テーブル22aのデータ構造を示す図である。
【図5】メッセージテーブル23aのデータ構造を示す図である。
【図6】メッセージを送信する場合における必須の入力項目を示す図である。
【図7】会員AがB(会員又は非会員)宛にメッセージを送信した場合におけるBの採り得る措置を示すフロー図であり、(a)はBが会員の場合、b)はBが非会員の場合のフロー図である。
【図8】会員AがB(会員又は非会員)宛にメッセージを送信した場合における送り主Aの採り得る措置を示すフロー図であり、(a)は受取人Bが自分宛にメッセージが到着していることを知った場合、(b)は受取人Bが現れなかった場合のフロー図である。
【図9】メッセージ配信サーバにアクセスした端末装置での表示画面例のうち、会員によるメッセージ送信に関連する画面の遷移を示す図である。
【図10】図9に示された会員メニューにおいてボタン「受信メニューへ」が選択された後の表示画面の遷移を示す図である。
【図11】図9に示されたTOPメニューにおける非会員用のボタンが選択された後の表示画面の遷移を示す図である。
【符号の説明】
1  メッセージ配信システム
10  通信ネットワーク
20  メッセージ配信サーバ
21  会員テーブル記憶部
21a 会員テーブル
22  宛先区分テーブル記憶部
22a 宛先区分テーブル
23  メッセージ蓄積部
23a メッセージテーブル
24  ナビゲーション部
24a 会員登録部
24b 送信処理部
24c 検索部
24d 受信処理部
25  送受信部
30a〜30c 端末装置

Claims (9)

  1. 通信ネットワークを介したユーザ間のメッセージの送受信を支援するメッセージ配信装置であって、
    メッセージを蓄積するための蓄積手段と、
    第1ユーザが使用する第1端末装置から、宛先を指定したメッセージを取得し、取得したメッセージを前記蓄積手段に格納することによって、メッセージの送信処理を行う送信処理手段と、
    第2ユーザが使用する第2端末装置から、当該第2ユーザ宛のメッセージを取得したい旨の指示を受けると、前記蓄積手段に当該第2ユーザ宛のメッセージが蓄積されている場合には、そのメッセージを前記蓄積手段から読み出して前記第2端末装置に配信することによって、メッセージの受信処理を行う受信処理手段とを備え、
    前記送信処理手段は、送信先ユーザの名前、出身学校名、及び、4月2日から翌年の4月1日までの1年を単位とする年齢である学年によって、前記宛先の指定を取得し、
    前記受信処理手段は、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージの宛先と前記第2ユーザとが名前、出身学校名、及び、学年において一致する場合にのみ、前記メッセージを前記第2端末装置に配信する
    ことを特徴とするメッセージ配信装置。
  2. 前記メッセージ配信装置は、さらに、会員ユーザの情報を登録した会員テーブルを備え、
    前記送信処理手段は、前記第1ユーザが会員として前記会員テーブルに登録されていれば、前記第1ユーザの出身学校名が前記会員テーブルに登録されているか否かにかかわらず、前記送信処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のメッセージ配信装置。
  3. 前記受信処理手段は、前記第2ユーザの出身学校名が前記会員テーブルに登録されていない場合において、前記第2ユーザの名前と学年が一致するメッセージが前記蓄積手段に蓄積されているときには、その旨を前記第2ユーザに伝える
    ことを特徴とする請求項2記載のメッセージ配信装置。
  4. 前記メッセージ配信装置は、さらに、前記第1ユーザが使用する第1端末装置から、前記メッセージが受取人によって受け取られた否かの問い合わせを受けた場合に、前記蓄積手段に前記メッセージが蓄積されているか否かによって、受け取られた否かの返答を前記第1端末装置に送信する配信確認手段を備え、
    前記受信処理手段は、前記メッセージを前記第2端末装置に配信した場合に、当該メッセージを前記蓄積手段から削除する
    ことを特徴とする請求項1記載のメッセージ配信装置。
  5. 前記受信処理手段は、メッセージの受取人から、メッセージの受け取りを拒絶する旨の指示を取得した場合には、当該メッセージを前記蓄積手段から削除することなく残しておく
    ことを特徴とする請求項4記載のメッセージ配信装置。
  6. 前記メッセージ配信装置は、さらに、名前の指定を取得すると、その名前を宛先とするメッセージが前記蓄積手段に蓄積されているか否かを検索し、その結果を出力する着信検索手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のメッセージ配信装置。
  7. 前記メッセージ配信装置は、さらに、名前の指定を取得すると、その名前の会員が前記会員テーブルに登録されているか否かを検索し、その結果を出力する会員検索手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のメッセージ配信装置。
  8. 通信ネットワークを介したユーザ間のメッセージの送受信を支援するメッセージ配信方法であって、
    第1ユーザが使用する第1端末装置から、宛先を指定したメッセージを取得し、取得したメッセージを蓄積手段に格納することによって、メッセージの送信処理を行う送信処理ステップと、
    第2ユーザが使用する第2端末装置から、当該第2ユーザ宛のメッセージを取得したい旨の指示を受けると、前記蓄積手段に当該第2ユーザ宛のメッセージが蓄積されている場合には、そのメッセージを前記蓄積手段から読み出して前記第2端末装置に配信することによって、メッセージの受信処理を行う受信処理ステップとを含み、
    前記送信処理ステップでは、送信先ユーザの名前、出身学校名、及び、4月2日から翌年の4月1日までの1年を単位とする年齢である学年によって、前記宛先の指定を取得し、
    前記受信処理ステップでは、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージの宛先と前記第2ユーザとが名前、出身学校名、及び、学年において一致する場合にのみ、前記メッセージを前記第2端末装置に配信する
    ことを特徴とするメッセージ配信方法。
  9. 通信ネットワークを介したユーザ間のメッセージの送受信を支援するメッセージ配信装置のためのプログラムであって、
    請求項8記載のメッセージ配信方法に含まれる全てのステップをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101713806B1 (ko) * 2015-09-25 2017-03-22 주식회사 신데렐라엠 온라인 네트워킹 서비스 제공시스템 및 방법

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