JP2004054643A - 発注条件を自動設定する売買注文処理システム及び売買注文の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明にかかる売買注文処理システムを証券会社が利用する場合、インターネットを通じて顧客端末と接続された証券会社のシステムは、顧客端末からの指示に従い発注システムを介して証券取引市場に注文を発注する。当該注文について、トリガ1では発注条件及び注文条件を確定する条件を設定して市場価格等を監視しており、この確定条件が成就すると、トリガ2では発注条件を確定して市場価格等を監視する。さらにこの発注条件が成就すると、発注システムより確定した注文を発注する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、株式や債券、商品先物等の価格が変動する商品について、注文者から委託を受けた条件付の売買注文を取引市場に発注するための売買注文処理システム及び売買注文の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及と株式売買委託手数料の完全自由化を背景に、1999年頃よりインターネットを利用した株式等金融商品のオンライン取引が、個人投資家層を対象に急速に拡大した。そうした状況下で、多くの証券会社がオンライン取引に参入し、サービスの利便性向上や情報提供の充実などを進めている。
【0003】
株式取引は、証券会社を通じて証券取引所や店頭市場において行われるが、一般に投資家が証券会社に売買を委託する際には、価格を指定せずに売買を委託する成行注文と、価格を指定して売買を委託する指値注文を選択することができる。上記のオンライン取引においても、成行注文、指値注文のいずれかを端末画面から選択して注文できるようになっているのが一般的である。
【0004】
そうした中で本願の出願人は、成行注文、指値注文以外に対して条件を付したいくつかの注文方法が選択できる独自のオンライン取引システムを構築して、サービスを提供している(http://www.kabu.com/)。このシステムにおいては、注文を発注するタイミングや株価を条件として指定する「条件注文」、「条件注文」において指値とは逆方向で条件を設定する「逆指値注文」、他の注文の約定を条件に次の注文を発注する「リレー注文」、買い注文と同時に売り注文を予約する「Uターン注文」、指値注文でありながら一定の条件の下に条件を訂正する「W指値注文」などを受付けることができるので、投資家は多様な取引方法を活用することにより、金融商品の価格変動リスクの管理に対応することができる。
【0005】
これらの条件付注文は、いずれも国内の証券取引所においては受付けることができない注文形態であるが、売買を取次ぐ証券会社において条件制御を行うことにより、取引所で定められた注文形態に依存することなく、初めて実現可能となったものである。この条件制御は、条件が多様になるほど特に条件が成就したか否かの監視が煩雑になり、人手により行われる従来の証券会社においては事実上対応が困難である。上記の注文のうち、発注条件を指定する「条件注文」、「逆指値注文」、「リレー注文」、「Uターン注文」について、本件出願人は発注条件を指定したトリガ監視により実現しており、その発明の内容は特開2001−155086号に開示されている。
【0006】
上記の発明においては、発注条件として株価や時刻、他の注文の約定を指定すると、これらをトリガにして市場における時価や時刻、注文の約定状況をリアルタイムで監視し、トリガに該当すると注文を発注する。このようにトリガを用いて条件の監視を自動化することにより、投資家が指定した条件に達した場合に注文を発注する条件付注文の受付が可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これらの注文方法の提供により、投資家は一定の抵抗値を超えた価格で買い注文を入れたり、下落傾向が表れた場合のロスカットの売り注文を予め設定するなど、多様な注文方法によりリスク管理を行えるようになった。しかしながら、これらの方法においては、条件の設定自体は投資家自身が行わなければならないので、適切な条件を設定するためには、投資家がマーケット等の状況を見た上で条件を入力しなければならないという問題が生じている。
【0008】
例えば、ある銘柄の株価について500円が上値抵抗線となっているので、「500円になれば510円の指値で買い注文」を発注する、という逆指値注文を設定したとする。図3の例においては、490円で引けた翌日に、何らかの好材料が出たために始値が510円で寄り付くと、そのまま指値510円の買い注文が発注され、約定してしまう。しかしながら、その日の株価の方向性についての確認がされていないために、寄り付き後に材料への反応が限定的と判断されて売りが集中すると、株価はそのまま抵抗線以下に下げてしまう、ということも起こり得る。
【0009】
また、ある銘柄の株価について480円が下値支持線となっているので、これを下回る場合を条件にして、ロスカットの目的で470円の指値で売り注文を出すという逆指値注文を設定したとする。図5の例においては、その後に上昇傾向が続き510円まで上昇しているが、ここで何らかの悪材料が出たことにより当日の寄付きは490円に急落している。しかしながら480円になるまでは売り注文が出されないので、売り注文を出すタイミングが遅れて損失を縮小する機会を逸してしまうことになる。
【0010】
こうした問題点に対しては、投資家自身が日々刻々と変化するマーケットを監視して、その時点で最適と思われる注文を出すことにより解消され得るが、そもそもの条件付注文の目的は投資家のマーケットの監視負担を軽減することにある。従って、現状可能な注文方法のみにおいては、投資家の条件付注文に対するニーズを充足するものではないとも言える。
【0011】
別の見方をすれば、条件付注文において発注される売買注文の指定価格は投資家が設定しなければならないが、実際は設定されるべき基準になる価格はマーケットの状況により刻々と変動するものである。この指定価格をマーケットの変化に対応して自動的に設定できるようにすれば、投資家の監視負担をさらに軽減することができる。
【0012】
本発明は、これらの問題に対応してなされたものであり、条件付注文における発注条件をマーケットの状況に対応して自動的に設定し、投資家の監視負担とこれに伴う注文変更の作業負担を軽減し、投資にかかるリスク管理を容易に行えるシステムを提供することを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するために、本発明は、注文者から委託を受けた価格が変動する商品の売買注文を取引市場に発注するための売買注文処理システムであって、前記売買注文には発注条件及び注文条件が付されており、前記発注条件を発注トリガとして格納した発注トリガ格納手段と、前記発注条件又は前記注文条件を確定するための確定条件を確定トリガとして格納した確定トリガ格納手段と、前記確定条件が成就すると前記発注条件又は前記注文条件の少なくとも一つの条件を更新する更新手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
この発明は、売買注文を発注するタイミングを監視する発注トリガに加えて、このトリガに設定された発注条件を確定するための条件を監視する確定トリガを設けることにより、確定トリガがマーケット等の変化を監視して自動的に適切な発注条件を定めることができる。
【0015】
ここで対象となる「価格が変動する商品」とは、典型的なものとして株式や債券、オプション等の金融商品が該当するが、取引市場において売買されるものであれば商品先物等であってもよい。「取引市場」は証券会社等の取次業者間で上記の商品の取引が可能な市場であればよく、証券取引所のような会員組織で運営される取引所に限られず、オプション商品のように発行会社が取引市場の役割を果たす場合もある。
【0016】
「発注条件」とは、条件注文において「価格がX円になれば」「注文Aが約定すれば」というように、委託を受けた注文を発注するために指定された条件のことである。「注文条件」とは、「成行で100株の売り」「Y円の指値で100株の買い」というように、売買注文の執行について指定された条件のことである。
【0017】
本発明は、前記確定条件が前記商品の価格に関する情報、時刻に関する情報、前記注文者の注文約定履歴に関する情報又は前記注文者の保有資産状況に関する情報の少なくとも一つに関する参照情報と合致するかを監視する確定トリガ監視手段を備えており、前記更新手段は前記確定条件と前記参照情報が合致すると前記発注条件又は前記注文条件の少なくとも一つの条件を更新することを特徴とすることもできる。前記発注条件が前記商品の価格に関する情報、時刻に関する情報、前記注文者の注文約定履歴に関する情報又は前記注文者の保有資産状況に関する情報の少なくとも一つに関する参照情報と合致するかを監視する発注トリガ監視手段と、前記発注条件と前記参照情報が合致すると前記売買注文を発注する発注手段と、を備えることを特徴としてもよい。
【0018】
このような確定トリガ監視手段は、マーケットの状況等に合わせて変更することが望ましい発注条件や注文条件について、適切な変更のタイミングを自動的に捉えて、発注条件と注文条件の一部を適切な内容に更新する。確定トリガに該当して発注条件が確定すると、この発注条件を発注トリガ監視手段で監視し、指定されたタイミングで売買注文が発注される。
【0019】
確定トリガ及び発注トリガが監視する対象は、株価などの商品価格、大引けなどの市場における時刻のタイミング、他の注文の約定状況などの取引履歴、含み損益などの保有資産状況のいずれであってもよい。
【0020】
前記発注条件又は前記注文条件は未確定の変数を含むものであり、前記更新手段は前記変数を確定した定数に更新することを特徴とすることもできる。
【0021】
ここで「未確定の変数」とは、当日の「始値」や「注文Aの約定価格」など、注文時点では値が確定しておらず、その後の市場価格や約定の状況により定まる価格を指定した変数のことをいう。このような指定を行って発注条件や注文条件を自動的に更新することにより、条件注文の発注後の事情変化を織り込んで発注条件や注文条件を設定することができる。
【0022】
前記注文条件は指値注文の指値であって、前記発注条件は前記売買注文の対象銘柄の指定価格であって、前記確定条件には前記売買注文の対象銘柄の前記取引市場における始値が設定されており、前記始値が確定すると前記更新手段は前記指値又は前記指定価格の少なくとも一つを前記始値を基準にした価格に更新することを特徴とすることもできる。
【0023】
ここで「始値」とは、市場において当日の寄付きで付いた値段のことである。このように構成すると、条件付注文の発注条件や注文条件を、当日の市場の状況を反映した形で、自動的に設定することができる。
【0024】
例えば先に示した図3の例に対して、本発明によれば図4の例の通り、「始値+10円になれば、始値+20円の買い注文」を発注する、という条件を指定することができる。この例では510円で寄り付いて始値が付いたものの、その後の株価が上下して方向感が定まらないうちは、注文は発注されない。従って、図3の例のようにその後株価が下落すれば買い注文は発注されず、逆に530円に達して上昇基調が確認された場合にのみ買い注文が発注されることになる。
【0025】
前記注文条件は指値注文の指値であって、前記発注条件は前記売買注文の対象銘柄の指定価格であって、前記確定条件には前記売買注文の対象銘柄の前記取引市場における終値が設定されており、前記終値が確定すると前記更新手段は前記指値又は前記指定価格の少なくとも一つを前記終値を基準にした価格に更新することを特徴とすることもできる。
【0026】
ここで「終値」とは、市場において前日の大引けで付いた値段のことである。このように構成すると、条件付注文の発注条件や注文条件を、前日から当日にかけての市場の状況変化を反映した形で、自動的に設定することができる。
【0027】
例えば先に示した図5の例に対して、本発明によれば図6の例の通り、「前日終値−10円になれば、前日終値−20円の売り注文」を発注する、という条件を指定することができる。この例では当日の寄付の始値が490円となって前日から急落した段階で売り注文が発注され、さらに下落傾向が確認された485円の段階で売り注文が約定する。従って、図4の例のように予め売り注文の条件が定数で設定されていないために、前日からの急落という減少をいち早く捉えて注文内容を定めることができるため、図4の例と比較すると損失額を少額に止めることが可能になる。
【0028】
前記確定条件には、前記売買注文の対象銘柄の前記取引市場における価格評価に関する指数が設定されていることを特徴とすることもできる。
【0029】
「価格評価に関する指数」には、例えば株価の移動平均線に対する乖離率を用いることができる。移動平均線に対する乖離率は株価の相対的な位置を把握するために多く用いられる指標であるため、この構成によると「乖離率が−X%に達したら移動平均値−Y円の指値で買い注文」を発注する、といった条件を設定することができる。
【0030】
前記確定条件には前記注文者からの第二の売買注文の約定が設定されていることを特徴とすることもできる。前記注文条件は指値注文の指値であって、前記発注条件は前記売買注文の対象銘柄の指定価格であって、前記第二の売買注文が約定すると前記更新手段は前記指値又は前記指定価格の少なくとも一つを前記第二の売買注文の約定価格を基準にした価格に更新することを特徴としてもよい。
【0031】
このように構成すると、他の注文の約定を条件に注文を発注する場合に、先に約定した注文の約定価格を反映して次の注文の発注条件や注文条件を定めることができる。例えば同一の銘柄を対象にして、買いから一定の利幅を定めて売り注文を発注したい場合、「先の注文の約定価格+X円になれば、先の注文の約定価格+Y円で売り注文」を発注する、と指定することにより、先の買い注文の約定価格の如何に関わらず、上昇基調を確認した段階で一定の利幅を乗せた売り注文を自動的に発注することが可能になる。
【0032】
前記確定条件には前記注文者の保有資産に関する含み損益の値が設定されていることを特徴とすることもできる。
【0033】
投資家がある銘柄を複数単位保有している場合に、全体で一定の含み益が生じればその段階からいくらかの利幅を加えてその一部を売却したい場合、このように構成すると、「A銘柄についての含み益がX円を超えれば、A銘柄をその時点のA銘柄の現値+Y円の指値で100株の売り注文」を発注すると指定することができる。
【0034】
尚、本発明は、本発明にかかるそれぞれの構成の売買注文処理システムに対応して、それぞれのシステムを用いた売買注文の処理方法として構成することもできる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、ここでは証券会社が株式の売買注文を取扱う例について説明するが、本発明は価格が変動する商品の販売を取次ぐ者であれば証券会社には限られず、商品先物等の取次業者も含まれる。また、取扱う商品も株式に限定されるものではなく、設定されるトリガについても以下に説明する例に限定されるものではない。
【0036】
図1は、本発明の概要を示す図である。図2は、本発明にかかる売買注文処理システムの構成の一例を示すブロック図である。図3、図4は、それぞれ現在のシステム、本発明のシステムによる条件注文の第一の例を示す図である。図5、図6は、それぞれ現在のシステム、本発明のシステムによる条件注文の第二の例を示す図である。図7は、現在のシステムによる条件注文のトリガの設定の一例を示す図である。図8は、本発明のシステムによる条件注文の発注トリガ及び確定トリガの設定の一例を示す図である。図9は、本発明のシステムによる条件注文で、発注条件及び注文条件が確定した場合の一例を示す図である。図10は、本発明にかかる注文データベースとトリガデータベースの構成の一例を示す図である。図11は、本発明による売買注文処理のフローチャートである。図12、図13、図14は、それぞれ本発明による売買注文処理フローの第一、第二、第三の例である。
【0037】
図1は、本発明にかかる売買注文処理システムを証券会社が利用する場合の概要を示している。インターネットを利用したオンライン証券取引においては、インターネットを通じて顧客端末と接続された証券会社のシステムは、顧客端末からの指示に従い、発注システムを介して証券取引市場に注文を発注する。
【0038】
現在の条件付注文では、この発注システムに対して発注のタイミングを指示するトリガ2が設けられている。トリガ2は設定された市場価格(例えばある銘柄についての株価)、時間(例えば大引け10分前)又は取引結果(例えば他の注文の約定)を監視して、発注条件に該当すると発注システムに発注の指示を行う。
【0039】
本発明においては、このトリガ2に設定される発注条件を確定するために、新たなトリガとしてトリガ1を設けている。トリガ1も同様に設定された市場価格(例えばある銘柄についての始値)、時間(例えば始値が設定されている場合の市場が始まる時間)又は取引結果(例えば他の注文の約定)を監視して、確定条件に該当するとトリガ2の発注条件に確定した条件を書き込む。これによって、投資家は予め発注条件を一定値に定めなくても、その時の市場の条件に合致した発注条件を自動的に設定することができる。
【0040】
図2は、本発明にかかる売買注文処理システムの構成を示している。売買注文処理システム100は、入力処理部110、注文データベース120、トリガ監視部130、トリガデータベース140、発注処理部150及びタイマー160から構成されており、トリガ監視部130は時価データベース200を参照できるよう構成されている。尚、時価データベース200は売買注文処理システム100の内部に設置されていてもよい。また、売買注文処理システム100は、インターネット等の通信ネットワークを通じて、顧客端末300と接続されている。
【0041】
オンライン取引を行う投資家は、顧客端末300から注文内容と発注条件を入力する。この発注条件には、例えば「X銘柄が始値+10円になれば、始値+20円の指値で100株の買い」というように、発注条件の中に「始値」のような未確定の変数を含んでいる。
【0042】
入力された注文を入力処理部110が受信すると、その内容は注文データベース120に書き込まれる。ここで注文データベース120の当該注文に関するレコードには、注文条件は未確定の変数(上記の例で言えば「始値+20円」)が含まれた状態で書き込まれるとともに、発注条件が付されている旨の記録(例えば「トリガ設定」のフィールドに「ON」と記録)がされる。
【0043】
また、入力処理部110は受信した注文から発注条件に関するデータを抽出し、トリガデータベース140に書き込む。このうち発注条件に関するデータは発注トリガテーブル141に、発注条件等を確定するデータは確定トリガテーブル142に書き込まれる。ここで発注トリガテーブル141の当該トリガに関するレコードには、発注条件は未確定の変数(上記の例で言えば「始値+10円」)が含まれた状態で書き込まれるとともに、確定条件が付されている旨の記録(例えば「トリガ設定」のフィールドに「ON」と記録)がされる。
【0044】
発注トリガテーブル141及び確定トリガテーブル142に書き込まれたトリガは、それぞれトリガ監視部130において、設定された条件が成就するか否かが監視される。トリガ監視部130には監視機能を有したエージェントプログラムを設定して、例えば注文データベース120において他の注文の約定を、タイマー160において市場におけるタイミングを、時価データベース200において特定の銘柄の時価を常時監視している。
【0045】
トリガ監視部130において、発注トリガが「ON」の状態になっていれば監視の条件が確定していないため、まず確定トリガとして設定された条件についての監視を行う。この条件が成就すると(上記の例で言えば「始値」が確定)、注文データベース120及び発注トリガテーブル141において未確定の変数となっていた条件(上記の例で言えば「始値+20円」と「始値+10円」)に、確定した数値が書き込まれる。併せて、発注トリガテーブル141においては、確定条件が確定して発注条件の監視が可能になった旨の記録(例えば「トリガ設定」のフィールドに「OFF」と記録)がされる。
【0046】
次に、トリガ監視部130は発注トリガに設定された発注条件の監視を行う。この条件が成就すると、注文データベース120に発注条件が解除された旨の記録(例えば「トリガ設定」のフィールドに「OFF」と記録)され、発注処理部150に対しては発注の指示がされ、市場に当該注文が発注される。
【0047】
次に、図3〜6を用いて、本発明にかかるシステムによる条件付注文の具体例とその効果について説明する。図3及び図5は、先に説明したとおり、現在本件出願人が提供している条件注文により可能な注文の例を示している。
【0048】
図4では、本発明にかかるシステムにより「始値+10円になれば、始値+20円の買い注文」という注文を行った場合の例を示している。ここで、図3の例と同様に当日の始値が急騰して510円を付けたとすると、始値が510円と定まることにより、上記の注文も「520円になれば、530円の買い注文」の条件注文として確定する。その後は対象銘柄の現値が520円になるか否かの監視が行われ、520円になった時点で530円の注文が発注され、530円になった段階で買い注文が約定する。
【0049】
この場合の効果は、図3の例と比較した場合、予め発注条件が一定金額に定められていないため、当日の値動きの方向性を判断した上で注文が発注されるという効果がある。図4の例においては、仮に図3のような値動きをしたとしても、何らかの材料に伴う寄付きの急騰に関わらず思惑が外れて上昇傾向が継続されなかった場合には、注文は執行されないというメリットがある。
【0050】
図6では、本発明にかかるシステムにより「始値−10円になれば、始値−20円の売り注文」という注文を行った場合の例を示している。ここでは、前日終値は505円に対して「495円になれば、485円の売り注文」の条件注文が発注されているので、図5の例と同様に当日の始値が急落して490円を付けたとすると、上記の注文が自動的に発注される。その後は485円になった段階で売り注文が約定する。
【0051】
この場合の効果は、図5の例と比較した場合、前日終値との変動幅を見て発注条件が設定されるため、毎日条件を変更しなくても、前日から当日の値動きの方向性を判断した上で自動的に注文が発注されるという効果がある。図6の例を図4の例と比べると、急落というイレギュラーな値動きに対してより迅速に対応することができるため、この例では15円高く売り注文を約定することに成功している。
【0052】
上記の例は、いずれもいわゆる「逆指値注文」の例であるが、「逆指値注文」は相場の方向性が変わるリスクを回避するため、値動きの方向性を確認した上で注文を発注することを本質にするものなので、指定する条件はより直近の相場の動きを反映するものであることが望ましいため、本発明による注文方法の効果が顕著に表れるものである。
【0053】
次に、図7〜9を用いて、現在本願の出願人が提供しているシステム及び本発明にかかるシステムによる条件付注文のトリガの設定例について説明する。
【0054】
図7は、現在本願の出願人が提供している条件注文により可能な注文の例として、注文Aは、「X銘柄が500円になれば、510円の指値で100株買い」という条件が設定されている。ここでトリガには「X銘柄の現値が500円」という条件が設定されており、この条件を時価データベースで監視して、X銘柄が500円になると510円の指値注文が発注される。
【0055】
これに対して、図8の通り、本発明にかかるシステムを利用した注文Bは、「X銘柄が始値+10円になれば、始値+20円の指値で100株買い」という条件が設定されている。トリガ1には確定トリガとして「X銘柄の始値」という条件が設定されており、この条件を時価データベースで監視する。また、トリガ2には「X銘柄の現値が始値+10円」という未確定の変数を含む発注条件が発注トリガとして設定されているが、この時点ではトリガの条件が確定しないため、トリガの監視は行われていない。
【0056】
図9では、X銘柄の始値が500円となったため、注文条件及び発注条件がそれぞれ「X銘柄が510円になれば、520円の指値で100株買い」、「X銘柄の現値が510円」と確定している。ここでトリガ2の条件が確定するため、この後は「X銘柄の現値が510円」という条件を時価データベースで監視し、X銘柄が510円になると520円の指値注文が発注される。
【0057】
図10は、本発明にかかる注文データベースとトリガデータベースの構成の一例を示している。注文データベースには、委託を受けた注文それぞれについてのレコードが設けられ、それぞれのレコードには注文を特定するコードである「注文ID」、指値注文の条件を記した「注文条件」、トリガの有無を示した「トリガ設定」などのフィールドが設けられている。
【0058】
また、トリガデータベースの発注トリガテーブルには、発注トリガが設定された注文それぞれについてのレコードが設けられ、それぞれのレコードには対象となる注文を特定するコードである「注文ID」、発注条件を記した「発注トリガ」、トリガの有無を示した「トリガ設定」などのフィールドが設けられている。また、トリガデータベースの確定トリガテーブルには、確定トリガが設定された注文それぞれについてのレコードが設けられ、それぞれのレコードには対象となる注文を特定するコードである「注文ID」、確定条件を記した「確定トリガ」、確定トリガが確定した場合に書き込む項目を示す「確定項目」などのフィールドが設けられている。ここで「注文ID」は、それぞれのトリガとして記録された条件が成就した場合に、該当する注文を関連付ける役割を果たしている。
【0059】
尚、発注トリガテーブル及び確定トリガテーブルについては、図10の例ではそれぞれ異なるテーブルを設けることとしているが、これらのテーブルはトリガコード等を設けてトリガの性質を区別できるよう設定することにより、同一のテーブル内に記録するよう構成してもよい。
【0060】
ここで「X銘柄が始値+10円になれば、始値+20円の指値で100株買い」という条件付注文を受け付けると、注文データベースの注文条件欄には「null+20円」が記録され、発注条件が付されていることからトリガ設定欄には「ON」と記録される。また発注トリガテーブルの発注トリガ欄には「null+10円」と、トリガ設定欄には「ON」と記録され、さらに確定トリガテーブルの確定トリガ欄には「始値」と、確定項目欄にはそれぞれ「発注トリガ」「注文条件」と記録される。
【0061】
ここで、確定トリガに設定された始値が確定すると、確定項目欄である「発注トリガ」「注文条件」には、それぞれ「null」の部分に始値の金額を当てはめて、それぞれの金額が定数として確定する。また、発注トリガについてはトリガ設定が「OFF」とされて、発注条件の監視がスタートする。さらに、発注トリガに設定された価格に達すると、注文データベースのトリガ設定が「OFF」とされて、当該注文が市場に発注される。
【0062】
次に、図11を用いて、本発明による売買注文処理のフローチャートについて説明する。この例では、トリガ1として確定トリガが、トリガ2として発注トリガが設定されている。
【0063】
まず、トリガ1の確定条件について監視が行われ(S01)、トリガ1の条件が成就しない場合には監視が継続される(S02〜S01)。一方、トリガ1の条件が成就すると(S02)、トリガ2と注文条件についての未確定の部分が確定し(S03)、次にトリガ2の発注条件について監視が行われる(S04)。
【0064】
トリガ2の条件が成就しない場合には監視が継続される(S05〜S04)。一方、トリガ2の条件が成就すると(S05)、S03で確定した条件に従って、市場に当該注文が発注される(S06)。
【0065】
図12〜図14は、本発明による売買注文処理フローの具体例を示している。図12は始値を基準に条件を設定する例、図13は前日終値を基準に条件を設定する例、図14は他の注文の約定を基準に条件を設定する例である。
【0066】
図12は、「X銘柄が始値+10円になれば、始値+20円の指値で100株買い」という条件注文Aの例である。トリガ1には「X銘柄の始値」という確定トリガが設定され、トリガ監視部がX銘柄の寄付と始値についての監視を行う。X銘柄が500円で寄り付くと始値が確定し、注文Aの注文条件及び発注条件もそれぞれ確定する。
【0067】
次に、トリガ2では、「X銘柄の現値が始値+10円」と設定されていた発注トリガが「X銘柄の現値が510円」と確定し、トリガ設定がOFFになって監視部がX銘柄の時価の監視を開始する。X銘柄の現値が510円になると注文データベースのトリガ設定がOFFになって、発注処理部から「X銘柄を520円の指値で100株買い」の注文が発注される。
【0068】
図13は、「Y銘柄が終値−10円になれば、終値−20円の指値で100株売り」という条件注文Bの例である。トリガ1には「Y銘柄の終値」という確定トリガが設定され、トリガ監視部がY銘柄の大引けと終値についての監視を行う。Y銘柄は大引けに500円となって終値が確定すると、注文Bの注文条件及び発注条件もそれぞれ確定する。
【0069】
次に、トリガ2では、「Y銘柄の現値が終値−10円」と設定されていた発注トリガが「Y銘柄の現値が490円」と確定し、トリガ設定がOFFになって監視部がY銘柄の時価の監視を開始する。Y銘柄の現値が490円になると注文データベースのトリガ設定がOFFになって、発注処理部から「Y銘柄を480円の指値で100株売り」の注文が発注される。
【0070】
図14は、「Z銘柄の注文Cが約定すれば、注文Cの約定価格+20円になれば注文Cの約定価格+50円の指値で100株売り」という条件注文Dの例である。このような注文は、ある買い注文が約定した後に、上昇傾向が確認できれば利益確定の売り注文を自動的に発注したい場合に有効である。
【0071】
トリガ1には「注文Cが約定」という確定トリガが設定され、トリガ監視部が注文Cの約定について注文データベースを監視する。注文Cが約定して約定価格が確定すると、注文Dの注文条件及び発注条件もそれぞれ確定する。
【0072】
次に、トリガ2では、「Z銘柄の現値が注文Cの約定価格+20円」と設定されていた発注トリガが「Z銘柄の現値が520円」と確定し、トリガ設定がOFFになって監視部がZ銘柄の時価の監視を開始する。Z銘柄の現値が520円になると注文データベースのトリガ設定がOFFになって、発注処理部から「Z銘柄を550円の指値で100株売り」の注文が発注される。
【0073】
図12〜図14の例の他にも、トリガ1及びトリガ2については様々な設定が可能であり、発注トリガであるトリガ2に対して、トリガ1が発注条件を定める確定トリガとなるものであればよい。例えば、トリガ1は注文を受けた顧客の保有資産残高を監視して、ある銘柄の含み益が一定値に達した場合に、さらに一定の利幅を乗せて売り注文を発注するような設定も可能である。
【0074】
【発明の効果】
本発明により、条件付注文を発注する投資家は、条件付注文における発注条件をマーケットの状況に対応して自動的に設定することが可能になり、市場の監視負担とこれに伴う注文変更の作業負担を軽減することができる。これらの負担軽減は、投資の専門家でない個人投資家であっても投資にかかるリスク管理を容易に行えるという効果があり、昨今我が国で求められている個人投資家の育成と投資家保護の養成にも資するものである。
【0075】
また、証券会社などの売買取次業者にとっても、多様な投資家のニーズに対応できるマーケットインフラを提供し、顧客サービスを向上させるという効果がある。取引所においては極めて多数の注文を正確に処理しなければならないために、複雑な条件が付された注文を受付けることが困難であることから、証券会社等の仲介者においてこのような条件制御機能を設けることは、極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示す図である。
【図2】本発明にかかる売買注文処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】現在のシステムによる条件注文の第一の例を示す図である。
【図4】本発明のシステムによる条件注文の第一の例を示す図である。
【図5】現在のシステムによる条件注文の第二の例を示す図である。
【図6】本発明のシステムによる条件注文の第二の例を示す図である。
【図7】現在のシステムによる条件注文のトリガの設定の一例を示す図である。
【図8】本発明のシステムによる条件注文の発注トリガ及び確定トリガの設定の一例を示す図である。
【図9】本発明のシステムによる条件注文で、発注条件及び注文条件が確定した場合の一例を示す図である。
【図10】本発明にかかる注文データベースとトリガデータベースの構成の一例を示す図である。
【図11】本発明による売買注文処理のフローチャートである。
【図12】本発明による売買注文処理フローの第一の例である。
【図13】本発明による売買注文処理フローの第二の例である。
【図14】本発明による売買注文処理フローの第三の例である。
【符号の説明】
100 売買注文処理システム
110 入力処理部
120 注文データベース
130 トリガ監視部
140 トリガデータベース
141 発注トリガテーブル
142 確定トリガテーブル
150 発注処理部
160 タイマー
200 時価データベース
300 顧客端末
Claims (14)
- 注文者から委託を受けた価格が変動する商品の売買注文を取引市場に発注するための売買注文処理システムであって、
前記売買注文には発注条件及び注文条件が付されており、
前記発注条件を発注トリガとして格納した発注トリガ格納手段と、
前記発注条件又は前記注文条件を確定するための確定条件を確定トリガとして格納した確定トリガ格納手段と、
前記確定条件が成就すると前記発注条件又は前記注文条件の少なくとも一つの条件を更新する更新手段と、
を備えることを特徴とする売買注文処理システム。 - 前記確定条件が前記商品の価格に関する情報、時刻に関する情報、前記注文者の注文約定履歴に関する情報又は前記注文者の保有資産状況に関する情報の少なくとも一つに関する参照情報と合致するかを監視する確定トリガ監視手段を備えており、
前記更新手段は前記確定条件と前記参照情報が合致すると前記発注条件又は前記注文条件の少なくとも一つの条件を更新することを特徴とする請求項1記載の売買注文処理システム。 - 前記発注条件が前記商品の価格に関する情報、時刻に関する情報、前記注文者の注文約定履歴に関する情報又は前記注文者の保有資産状況に関する情報の少なくとも一つに関する参照情報と合致するかを監視する発注トリガ監視手段と、
前記発注条件と前記参照情報が合致すると前記売買注文を発注する発注手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の売買注文処理システム。 - 前記発注条件又は前記注文条件は未確定の変数を含むものであり、
前記更新手段は前記変数を確定した定数に更新することを特徴とする請求項1乃至3記載の売買注文処理システム。 - 前記注文条件は指値注文の指値であって、
前記発注条件は前記売買注文の対象銘柄の指定価格であって、
前記確定条件には前記売買注文の対象銘柄の前記取引市場における始値が設定されており、
前記始値が確定すると前記更新手段は前記指値又は前記指定価格の少なくとも一つを前記始値を基準にした価格に更新することを特徴とする請求項1乃至4記載の売買注文処理システム。 - 前記注文条件は指値注文の指値であって、
前記発注条件は前記売買注文の対象銘柄の指定価格であって、
前記確定条件には前記売買注文の対象銘柄の前記取引市場における終値が設定されており、
前記終値が確定すると前記更新手段は前記指値又は前記指定価格の少なくとも一つを前記終値を基準にした価格に更新することを特徴とする請求項1乃至4記載の売買注文処理システム。 - 前記確定条件には、前記売買注文の対象銘柄の前記取引市場における価格評価に関する指数が設定されていることを特徴とする請求項1乃至4記載の売買注文処理システム。
- 前記確定条件には、前記注文者からの第二の売買注文の約定が設定されていることを特徴とする請求項1乃至4記載の売買注文処理システム。
- 前記注文条件は指値注文の指値であって、
前記発注条件は前記売買注文の対象銘柄の指定価格であって、
前記第二の売買注文が約定すると前記更新手段は前記指値又は前記指定価格の少なくとも一つを前記第二の売買注文の約定価格を基準にした価格に更新することを特徴とする請求項8記載の売買注文処理システム。 - 前記確定条件には、前記注文者の保有資産に関する含み損益の値が設定されていることを特徴とする請求項1乃至4記載の売買注文処理システム。
- 注文者から委託を受けた価格が変動する商品の売買注文を取引市場に発注するための売買注文の処理方法であって、
前記売買注文には発注条件及び注文条件が付されており、
前記発注条件を発注トリガとしてコンピュータに格納する発注トリガ格納ステップと、
前記発注条件又は前記注文条件を確定するための確定条件を確定トリガとしてコンピュータに格納する確定トリガ格納ステップと、
前記確定条件が成就すると、コンピュータが前記発注条件又は前記注文条件の少なくとも一つの条件を更新する更新ステップと、
を有することを特徴とする売買注文の処理方法。 - コンピュータが、前記確定条件が前記商品の価格に関する情報、時刻に関する情報、前記注文者の注文約定履歴に関する情報又は前記注文者の保有資産状況に関する情報の少なくとも一つに関する参照情報と合致するかを監視する確定トリガ監視ステップを有しており、
前記更新ステップでは前記確定条件と前記参照情報が合致するとコンピュータが前記発注条件又は前記注文条件の少なくとも一つの条件を更新することを特徴とする請求項11記載の売買注文の処理方法。 - コンピュータが、前記発注条件が前記商品の価格に関する情報、時刻に関する情報、前記注文者の注文約定履歴に関する情報又は前記注文者の保有資産状況に関する情報の少なくとも一つに関する参照情報と合致するかを監視する発注トリガ監視ステップと、
前記発注条件と前記参照情報が合致すると、コンピュータが前記売買注文を発注する発注ステップと、
を有することを特徴とする請求項11又は12記載の売買注文の処理方法。 - 前記発注条件又は前記注文条件は未確定の変数を含むものであり、
前記更新ステップでは、コンピュータが前記変数を確定した定数に更新することを特徴とする請求項11乃至13記載の売買注文の処理方法。
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