JP2004053764A - スリーブ成形品、スリーブ用成形金型及び光コネクタの組立方法 - Google Patents

スリーブ成形品、スリーブ用成形金型及び光コネクタの組立方法 Download PDF

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尾▲崎▼ 雅仁
Noboru Yamaguchi
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Abstract

【課題】光コネクタの信号光の伝送効率が低下することを抑制できるスリーブ成形品、スリーブ用成形金型及び光コネクタの組立方法を提供する。
【解決手段】スリーブ成形品としての成形品1は光コネクタを構成するスリーブ3を複数備えている。成形品1はスリーブ用成形金型としての金型を用いて成形される。光コネクタはスリーブ3を収容する円筒状の筒部を一対備えている。スリーブ成形品1は複数のスリーブ3と成形材料が供給される棒状のランナ部41とランナ部41とスリーブ3とを連結するゲート部42を備えている。互いに隣り合う一対のスリーブ3aの光軸Q3間の間隔D1は一対の筒部の中心軸間の間隔と等しい。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタのハウジング内に収容されて光受信モジュール及び光送信モジュールと光学的に接続するスリーブが複数一体となったスリーブ成形品と、スリーブを射出成形する際に用いられるスリーブ用成形金型と、光受信モジュール及び光送信モジュールと光学的に接続するスリーブを備えた光コネクタの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の補機等の接続には組電線であるワイヤハーネスが用いられていた。しかしながら、近年の補機やその回路数の増加等に伴って、ワイヤハーネスが肥大化・重量増加するという問題を生じている。この種の問題を解消するためにワイヤハーネスの一部に光ファイバケーブルを用いて補機等に信号を送る光ファイバ通信システムが提案されている。
【0003】
前記光ファイバ通信システムでは、光ファイバケーブルから伝送されてくる信号光を電気信号に変換し、かつ前記電気信号を光ファイバケーブルに向かって出射する信号光に変換するために、例えば特開2000−304980号公報に示された光コネクタが提案されている。
【0004】
前述した光コネクタは、箱状に形成されたハウジングと、信号光を電気信号に変換する光受信モジュールと、電気信号を信号光に変換する光送信モジュールと、一対のスリーブとを備えている。ハウジングは、合成樹脂などからなる。ハウジングは、光受信モジュール及び光送信モジュールを収容する。さらに、ハウジングは、スリーブを収容する円筒状の収容部を一対備えている。
【0005】
スリーブは、信号光を伝送する透明な合成樹脂(導光材料)からなる。スリーブは、円柱状に形成されている。スリーブは、収容部内に収容される。収容部内に収容されると、一方のスリーブは光受信モジュールと光学的に接続する。収容部内に収容されると、他方のスリーブは光送信モジュールと光学的に接続する。
【0006】
前述した構成の光コネクタは、ハウジング内に光受信モジュール及び光送信モジュールと一対のスリーブとを収容する。そして、一対の光ファイバケーブルの端末に取り付けられた相手側の光コネクタと結合する。すると、一方のスリーブは、一方の光ファイバケーブルと光受信モジュールとを光学的に接続して、一方の光ファイバケーブルからの信号光を光受信モジュールに導く。
【0007】
他方のスリーブは、他方の光ファイバケーブルと光送信モジュールとを光学的に接続して、光送信モジュールからの信号光を他方の光ファイバケーブルに導く。こうして、光コネクタは、一方の光ファイバケーブルから伝送されてくる信号光を電気信号に変換するとともに、前記電気信号を信号光に変換して他方の光ファイバケーブルに向かって出射する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した光コネクタでは、スリーブを一つずつ収容部内に挿入して組み立てる。このため、作業員の手などに付着した油がスリーブに付着することがあった。スリーブに油が付着すると、スリーブの信号光の伝送効率が低下する虞がある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、光コネクタの信号光の伝送効率が低下することを抑制できるスリーブ成形品、スリーブ用成形金型及び光コネクタの組立方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のスリーブ成形品は、光受信モジュールと光送信モジュールとを有する光コネクタのハウジング内に収容されて前記光受信モジュールと光送信モジュールとのうち一方と光学的に接続するスリーブが複数一体となったスリーブ成形品において、前記ハウジングは、前記スリーブを収容する円筒状の筒部を一対備えているとともに、複数のスリーブと、棒状のランナ部と、このランナ部から突出しているとともに該ランナ部と前記スリーブとを連結するゲート部と、を一体に備え、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が前記筒部の中心軸間の間隔と等しいことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の本発明のスリーブ成形品は、請求項1に記載のスリーブ成形品において、互いに隣り合う一対のスリーブのうち一方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部と、他方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部とは互いに平行であるとともに、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入する際に一対の筒部が互いに並ぶ方向に沿って、一方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所と、他方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所とが並ぶことを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の本発明のスリーブ用成形金型は、光受信モジュールと光送信モジュールとを有する光コネクタのハウジング内に収容されて前記光受信モジュールと光送信モジュールとのうち一方と光学的に接続する円柱状のスリーブを成形する際に用いるスリーブ用成形金型において、前記ハウジングは、前記スリーブを収容する円筒状の筒部を一対備えており、前記スリーブの外形に沿ったキャビティを複数備え、前記スリーブを構成する成形材料が供給されるランナと、前記ランナとキャビティそれぞれとを連通するゲートと、を備え、互いに隣り合う一対のキャビティの中心軸間の間隔が、前記筒部の中心軸間の間隔と等しいことを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の本発明の光コネクタの組立方法は、光受信モジュールと光送信モジュールとを収容するハウジングと、前記ハウジング内に収容されて前記光受信モジュールと光送信モジュールとのうち一方と光学的に接続するスリーブと、を備えた光コネクタの組立方法において、前記ハウジングは前記スリーブを収容可能な円筒状の筒部を一対備えており、複数のスリーブと、棒状のランナ部と、前記ランナ部とスリーブとを連結するゲート部と、が一体となったスリーブ成形品に、前記スリーブは射出成形により成形されており、筒部の中心軸間の間隔とスリーブ成形品の互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔とが等しくなっており、前記筒部内にスリーブ成形品の互いに隣り合う一対のスリーブを挿入した後、これら互いに隣り合う一対のスリーブを前記ランナ部から切り離すことを特徴としている。
【0014】
請求項5に記載の本発明の光コネクタの組立方法は、請求項4に記載の光コネクタの組立方法において、互いに隣り合う一対のスリーブのうち一方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部と、他方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部とは互いに平行であるとともに、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入する際に一対の筒部が互いに並ぶ方向に沿って、一方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所と、他方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所とが並ぶことを特徴としている。
【0015】
請求項1に記載した本発明によれば、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しい。このため、ランナ部に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブを、一度に筒部内に挿入することができる。
【0016】
請求項2に記載した本発明によれば、互いに隣り合う一対のスリーブとランナ部とを連結するゲート部が互いに平行である。また、互いに隣り合う一対のスリーブとゲート部との連結箇所が、筒部が並ぶ方向に沿って並んでいる。このため、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入した後、ランナ部を確実に傾けることができる。したがって、容易に、筒部内に挿入したスリーブをランナ部から切り離すことができる。
【0017】
請求項3に記載した本発明によれば、互いに隣り合う一対のスリーブの外形に沿ったキャビティの中心軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しい。このため、本請求項に記載された金型でスリーブを成形すると、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しくなる。このため、ランナにより成形されたランナ部に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブを、一度に筒部内に挿入することができる。
【0018】
請求項4に記載した本発明によれば、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しいため、ランナ部に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブを、一度に筒部内に挿入することができる。そして、一対のスリーブをランナ部から切り離すので、スリーブをランナ部から容易に切り離すことができる。
【0019】
請求項5に記載した本発明によれば、互いに隣り合う一対のスリーブとランナ部とを連結するゲート部が互いに平行である。また、互いに隣り合う一対のスリーブとゲート部との連結箇所が、筒部が並ぶ方向に沿って並んでいる。このため、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入した後、ランナ部を確実に傾けることができる。したがって、容易に、筒部内に挿入したスリーブをランナ部から切り離すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図1ないし図9を参照して説明する。図4に示す本発明の一実施形態にかかるスリーブ成形品としての成形品1は、図1及び図2などに示す光コネクタとしてのレセプタクル(機器側コネクタ)2を構成するスリーブ3(図3に示す)が、複数一体となっている。また、図5に示す本発明の一実施形態にかかるスリーブ用成形金型としての金型40は、射出成形により前述した成形品1を成形する際に用いられる。
【0021】
図1及び図2などに示す光コネクタとしてのレセプタクル(機器側コネクタ)2は、自動車などに搭載される各種の電子機器などの印刷配線板(Printed Circuit Board:PCB)などに取り付けられる。レセプタクル2は、図3に示すように、合成樹脂からなるハウジング5と、光受信モジュール(Fiber Optic Transceiver:FOT)としての光受信デバイス6aと、光送信モジュール(Fiber Optic Transceiver:FOT)としての光送信デバイス6bと、一対のスリーブ3と、カバー7を備えている。
【0022】
ハウジング5は、図2及び図3に示すように、互いに別体のハウジング本体8と、収容部材9とを備えている。ハウジング本体8は、合成樹脂からなり、図2及び図3に示すように、相手側の光コネクタとしての光プラグが侵入する筒状の侵入部10と、収容部材9を収容する収容部11とを一体に備えている。
【0023】
侵入部10は、前記印刷配線板と平行に配される底壁12と、この底壁12に対し間隔をあけて相対する天井壁13と、前記底壁12と天井壁13との双方に連なりかつ互いに間隔をあけて相対する一対の側壁14と、を備えて筒状に形成されている。
【0024】
また、侵入部10は、前記底壁12と天井壁13と一対の側壁14の一端に連なる奥壁15を備えている。このため、底壁12と天井壁13と一対の側壁14の一端で形成される開口部を塞ぐ格好となっている。さらに、図1中手前側に位置する底壁12と天井壁13と一対の側壁14の他端は、光プラグを受け入れるための開口部16を形成している。侵入部10には、前記底壁12と天井壁13と一対の側壁14の表面に沿って、光プラグが侵入可能となっている。即ち、侵入部10には、図1ないし図3中の矢印Hに沿って、光プラグが侵入可能となっている。
【0025】
さらに、侵入部10の天井壁13には、ロック孔17が設けられている。ロック孔17は、天井壁13を貫通している。ロック孔17には、光プラグの係合突起が侵入可能である。侵入部10即ちハウジング5は、ロック孔17内に光プラグの係合突起などが侵入して、光プラグと結合する。
【0026】
収容部11は、侵入部10に連なっている。収容部11は、前記奥壁15に一体に形成されている。収容部11は、一対の円筒18を備えている。一対の円筒18は、互いに平行である。また、円筒18の長手方向は、前記矢印Hに沿っている。円筒18は、奥壁15を貫通している。このため、円筒18は、侵入部10の内外を連通している。
【0027】
収容部材9は、合成樹脂からなり、一対のFOT収容部19とスリーブ収容部20とを一体に備えている。FOT収容部19は、それぞれ、箱部21と、蓋部22とを備えている。箱部21は、一つの壁23とこの壁23の外縁に連なる角筒24とを備えて、有底筒状に形成されている。
【0028】
蓋部22は平板状に形成されかつヒンジ25を介して前記角筒24の外縁に連なっている。ヒンジ25は、弾性変形自在である。ヒンジ25は、蓋部22が箱部21の開口を塞ぐ位置と、蓋部22が箱部21を開放する位置とに亘って、蓋部22を変位自在としている。ヒンジ25が弾性変形していない状態では、蓋部22は箱部21の開放を開口する。
【0029】
また、蓋部22には係止部26が設けられ、箱部21には係止受け部27が設けられている。これらの係止部26と係止受け部27とは、互いに係止・離脱自在(係脱自在)である。係止部26が係止受け部27に係止すると、蓋部22は、箱部21を塞ぐ。
【0030】
前述した構成のFOT収容部19は、それぞれ、係止部26と係止受け部27とが係止していない状態で、箱部21内に光受信デバイス6aと光送信デバイス6bとのうち一方を収容する。そして、ヒンジ25の弾性復元力に抗して、箱部21を塞ぐ状態に蓋部22を変位させて、係止部26と係止受け部27とを係止する。こうして、FOT収容部19は、蓋部22で箱部21を塞いで、光受信デバイス6aと光送信デバイス6bとのうち一方を収容する。
【0031】
スリーブ収容部20は、外殻部28と、一対の筒部29とを備えている。外殻部28は、互いに平行な一対の壁30と、これら一対の壁30を互いに連結する連結壁31とを一体に備えて、断面H形に形成されている。筒部29は、円筒状に形成されている。一対の筒部29の中心軸Q1(図3中に一点鎖線で示す)は、互いに平行である。このため、一対の筒部29は互いに平行である。筒部29は、外殻部28の一対の壁30間に配されている。また、一対の筒部29間には、前記連結壁31が位置している。
【0032】
筒部29は、それぞれFOT収容部19の一つの壁23に連なっているとともに、FOT収容部19の箱部21の内側に開口している。また、筒部29の中心軸Q1は、FOT収容部19内に収容される光受信デバイス6aと光送信デバイス6bとの光軸Q2(図3中に一点鎖線で示す)と同一線上に位置する。筒部29は、スリーブ3の後述する円柱部35を収容する。筒部29の内径は、スリーブ3の円柱部35の外径と略等しい。
【0033】
前述した構成のスリーブ収容部20は、筒部29の内側にスリーブ3を収容する。すると、スリーブ3の光軸Q3(図3中に一点鎖線で示す)は、筒部29の中心軸Q1と光受信デバイス6a及び光送信デバイス6bの光軸Q2と同一線上に位置する。また、スリーブ収容部20は、外殻部28の一対の壁30が収容部11の円筒18の外側に重なりかつ筒部29が円筒18内に侵入した状態で、収容部11即ちハウジング本体8に取り付けられる。
【0034】
前述した構成の収容部材9は、係止部26と係止受け部27とを互いに係止して、FOT収容部19内に光受信デバイス6a及び光送信デバイス6bを収容する。スリーブ収容部20の筒部29内にスリーブ3の円柱部35を収容する。そして、収容部材9を収容部11に近づける。収容部材9は、外殻部28の一対の壁30を収容部11の円筒18の外側に重ね、筒部29を円筒18内に挿入して、ハウジング本体8に取り付けられる。
【0035】
光受信デバイス6aと光送信デバイス6bとは、それぞれFOT収容部19内に収容される。光受信デバイス6aは、受光した信号光を電気信号に変換するデバイスであり、前記信号光を受光するための受光面32aと、リード端子33aとを備えている。
【0036】
受光面32aは、光受信デバイス6aがFOT収容部19内に収容されると、ハウジング5に嵌合した光プラグの後述の光ファイバケーブルの端面と相対する。リード端子33aは、光受信デバイス6aと前述した印刷配線板の導体パターンとを電気的に接続するための端子であり、光受信デバイス6aがFOT収容部19内に収容されると、ハウジング5のハウジング本体8の底壁12から突出する。
【0037】
光送信デバイス6bは、電気信号を信号光に変換するデバイスであり、前記信号光を出射するための発光面32bと、リード端子33bとを備えている。発光面32bは、光送信デバイス6bがFOT収容部19内に収容されると、ハウジング5に嵌合した光プラグの光ファイバケーブルの端面と相対する。リード端子33bは、光送信デバイス6bと前述した印刷配線板の導体パターンとを電気的に接続するための端子であり、光送信デバイス6bがFOT収容部19内に収容されると、ハウジング5のハウジング本体8の底壁12から突出する。
【0038】
一対のスリーブ3は、それぞれ、円盤部34と、円柱部35とを一体に備えている。一対のスリーブ3は、例えば、ポリメタクリル酸メチル(Polymethylmethacrylate:PMMA)などの透明な合成樹脂(導光材料)からなる。円盤部34と円柱部35とは、互いに同軸に配されている。円盤部34の外径は、円柱部35の外径より大きい。一対のスリーブ3は、信号光を伝送する導光路(導波路とも呼ぶ)をなしている。
【0039】
円盤部34が光プラグの光ファイバケーブルの端面と相対し、円柱部35の端面が光受・送信デバイス6a,6bの受光・発光面32a,32bと相対した状態で、スリーブ3はスリーブ収容部20の筒部29内に収容される。円盤部34が光ファイバケーブルと光学的に接続しかつ円柱部35が光受・送信デバイス6a,6bと光学的に接続して、スリーブ3は、光プラグの光ファイバケーブルと光受・送信デバイス6a,6bと光学的に接続する。それぞれのスリーブ3は、光受・送信デバイス6a,6bのうち一方と光学的に接続する。
【0040】
カバー7は、収容部材9がハウジング本体8に取り付けられた際に、収容部材9のFOT収容部19を覆う。
【0041】
前述した構成のレセプタクル2は、侵入部10の底壁12などが印刷配線板上にかさねられた状態で、該印刷配線板に取り付けられる。そして、光受・送信デバイス6a,6bの端子33a,33bが印刷配線板の導体パターンと電気的に接続される。こうして、レセプタクル2は、前述した電子機器などに取り付けられる。
【0042】
また、レセプタクル(機器側コネクタ)2は、相手側の光コネクタとしての光プラグと結合する。光プラグは、一対の光ファイバケーブルと、一対のフェルールと、プラグハウジングなどを備えている。光ファイバケーブルは、導光材料からなる光ファイバと、この光ファイバを被覆する複数のシース部を備えている。光ファイバは信号光を伝送する周知のマルチモードプラスチック光ファイバである。
【0043】
フェルールは、光ファイバケーブルの端末に取り付けられる。プラグハウジングは、合成樹脂からなる箱状に形成されている。プラグハウジングは、一対のフェルールを収容する。また、プラグハウジングは、前述したロック孔17に侵入可能な係合突起を備えている。光プラグは、光ファイバケーブルの端末にフェルールを取り付け、フェルールをプラグハウジング内に収容して組立られる。
【0044】
そして、図3中の矢印Hに沿ってレセプタクル2の侵入部10内に挿入される。すると、係合突起がロック孔17内に侵入して、プラグハウジング即ち光プラグは、レセプタクル2と結合する。光ファイバケーブルの光ファイバは、スリーブ3を介して光受・送信デバイス6a,6bと光学的に接続する。
【0045】
また、前述した構成のレセプタクル2のスリーブ3は、図5に示す金型(本明細書に記したスリーブ用成形金型に相当する)40を用いた射出成形により成形される。図5に示すスリーブ用成形金型40を用いて射出成形を行うと、図4に示す成形品(本明細書に記したスリーブ成形品に相当する)1が得られる。
【0046】
成形品1は、スリーブ3を構成する合成樹脂からなる。成形品1は、図4に示すように、複数のスリーブ3と、棒状のランナ部41と、複数のゲート部42とを一体に備えている。成形品1は、図示例では、スリーブ3を四つ備えている。成形品1のスリーブ3は、光軸Q3が互いに平行である。また、互いに隣り合う一対のスリーブ3(以下符号3a示す)の光軸Q3間の間隔D1は、前述した筒部29の中心軸Q1間の間隔D2(図3に示す)と等しい。なお、これら互いに隣り合う一対のスリーブ3aは、同一のハウジング5の収容部材9の筒部29内に挿入される。
【0047】
前記ランナ部41は、ランナ本体43と、棒状の凸部44と、サブランナ45とを一体に備えている。ランナ本体43は、丸棒状に形成されている。ランナ本体43の長手方向は、前述した一対のスリーブ3aが互いに並ぶ方向即ち前記光軸Q3に直交する方向に沿って延在している。凸部44は、ランナ本体43の両端部それぞれに一対設けられている。凸部44は、それぞれ、ランナ本体43の両端部からスリーブ3に向かって突出している。ランナ本体43のそれぞれの端部に設けられた一対の凸部44は、前記端部から互いに逆向きに突出している。
【0048】
サブランナ45は、凸部44に連なっている。サブランナ45は、狭部46と、広部47とを一体に備えている。狭部46は、帯板状に形成されかつ凸部44から前記ランナ本体43の長手方向に沿って延びている。狭部46の断面積は、ランナ本体43と凸部44との双方の断面積より狭い。広部47は、狭部46からスリーブ3に向かって延びている。広部47の断面積は、狭部46の断面積より広くランナ本体43と凸部44との双方の断面積より狭い。
【0049】
ゲート部42は、サブランナ45の広部47と、スリーブ3の円盤部34とを連結している。即ち、ゲート部42は、ランナ部41とスリーブ3とを連結している。ゲート部42は、サブランナ45の広部47からスリーブ3に向かって延びている。ゲート部42の断面積は、狭部46の断面積と等しい。また、互いに隣り合う一対のスリーブ3aのうち一方のスリーブ3aとランナ部41とを連結するゲート部42と、他方のスリーブ3aとランナ部41とを連結するゲート部42とは互いに平行である。即ち、前述した互いに隣り合う一対のスリーブ3aと連なる一対のゲート部42の長手方向は互いに平行である。
【0050】
互いに隣り合う一対のスリーブ3aのうち一方のスリーブ3aとゲート部42とが連結した連結箇所K1と、他方のスリーブ3aとゲート部42とが連結した連結箇所K2とは、互いに隣り合う一対のスリーブ3aが互いに並ぶ方向に沿って並んでいる。このため、連結箇所K1,K2は、一対のスリーブ3aを筒部29内に挿入する際に、これら一対の筒部29が互いに並ぶ方向に沿って並ぶ。
【0051】
また、前記成形品1は、スプルー部48を備えている。スプルー部48は、ランナ部41のランナ本体43の長手方向の中央部に連なっている。スプルー部48は、ランナ本体43からスリーブ3の光軸Q3に沿って延びている。スプルー部48は、円柱状に形成されている。
【0052】
前述した成形品1を成形する際に用いる金型40は、図5に示すように、下型50と上型51とを備えている。下型50と上型51とは、互いに近づいたり離れたりする。即ち、下型50と上型51とは、互いに接離自在に設けられている。下型50と上型51とが互いに近づくと、前記成形品1の外形に沿った空間52が形成される。前記空間52は、図6に示すように、スリーブ3の外形に沿った複数のキャビティ53と、キャビティ53に連なりかつ前記ゲート部42の外形に沿ったゲート54と、ゲート54に連なりかつランナ部41の外形に沿ったランナ55と、ランナ55に連なりかつスプルー部48の外形に沿ったスプルー56とを備えている。即ち、ゲート54は、キャビティ53それぞれとランナ55とを連通している。
【0053】
キャビティ53は、図6に示すように、四つ設けられている。キャビティ53は、スリーブ3の外形に沿っているため、断面形容が円形に形成されている。互いに隣り合う一対のキャビティ53(以下符号53aで示す)の中心軸Q4(図5中に一点鎖線で示す)は互いに平行でかつこれら中心軸Q4間の間隔D3は、前記筒部29の中心軸Q1間の間隔D2と等しい。
【0054】
スプルー56は、図示しない射出成形器のノズルと接合する部分である。スプルー56には、前記スリーブ3などを構成する導光材料からなる成形材料が供給される。ランナ55には、スプルー56から前述した成形材料が供給される。ゲート54には、ランナ55を介して、前述した成形材料が供給される。さらに、キャビティ53には、前述したスプルー56、ランナ55及びゲート54を介して前述した成形材料が供給される。さらに、図6に示す前述した互いに隣り合う一対のキャビティ53aのうち一方のキャビティ53aとゲート54とが連なる箇所K3と、他方のキャビティ53aとゲート54とが連なる箇所K4とは、互いに隣り合う一対のキャビティ53aが並ぶ方向に沿って、並んでいる。
【0055】
成形品1は、図5に示すように金型40の下型50と上型51とを互いに近づけた状態で、スプルー56などを介して前述した成形材料をキャビティ53内に供給する。すると、成形材料が、前記キャビティ55と、ゲート54とランナ55とスプルー56内に充填されて、前述した成形品1が得られる。
【0056】
なお、本明細書では、成形品1において、金型40に設けられたスプルー56で成形された箇所をスプルー部48と呼び、ランナ55で成形された箇所をランナ部41と呼び、ゲート54で成形された箇所をゲート部42と呼び、キャビティ53で成形された箇所をスリーブ3と呼ぶ。即ち、スプルー56、ランナ55、ゲート54及びキャビティ53は、金型40に形成された空間52の一部を示している。スプルー部48、ランナ部41及びゲート部42は、成形品1の一部を示している。
【0057】
そして、前述した構成のレセプタクル2は、以下のように組み立てられる。まず、スリーブ収容部20の筒部29内にスリーブ3を以下のように挿入する。図7及び図8に示すように、互いに隣り合う一対のスリーブ3aと筒部29の開口部とが相対する状態に、成形品1と収容部材9とを配置する。このとき、スリーブ3の光軸Q3と筒部29の中心軸Q1とを同一線上に配置する。そして、図9に示すように、一対の筒部29内に、互いに隣り合う一対のスリーブ3aを挿入する。
【0058】
その後、筒部29に挿入された一対のスリーブ3aと該スリーブ3aと連なるゲート部42との連結箇所K1,K2を中心として、図9中の矢印Jに沿って成形品1を回転する。すると、ゲート部42がおれて、筒部29内に挿入されたスリーブ3aが成形品1のランナ部41から切り離される。このように、筒部29内に互いに隣り合う一対のスリーブ3aを挿入した後、これら互いに隣り合う一対のスリーブ3aをランナ部41から切り離す。
【0059】
さらに、互いに隣り合う一対のスリーブ3aが筒部29内に挿入されると、図9に示すように、一対の筒部29が互いに並ぶ方向に沿って、一対のスリーブ3aのうち一方のスリーブ3aと前記ゲート部42とが連結した連結箇所K1と、他方のスリーブ3aと前記ゲート部42とが連結した連結箇所K2とが並ぶ。このように、互いに隣り合う一対のスリーブ3aが筒部29内に挿入されると、図9に示すように、一対の筒部29が互いに並ぶ方向に沿って、前記ゲート部42とスリーブ3aとの連結箇所K1,K2が互いに並ぶ。
【0060】
その後、収容部材9のFOT収容部19それぞれに光受・送信デバイス6a,6bを収容する、外殻部28の一対の壁30が円筒18の外側に重なりかつスリーブ3を収容した筒部29を円筒18内に挿入して、収容部材9をハウジング本体8に取り付ける。収容部材9のFOT収容部19を覆うように、カバー7を取り付ける。こうして、前述した構成のレセプタクル2は、組み立てられて、印刷配線板に取り付けられる。
【0061】
本実施形態によれば、成形品1の互いに隣り合う一対のスリーブ3aの光軸Q3が互いに平行でかつこれら光軸Q3間の間隔D1が、レセプタクル2の筒部29の中心軸Q1間の間隔D2と等しい。このため、ランナ部41に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブ3aを、一度に筒部29内に挿入することができる。
【0062】
このように、作業員は、ランナ部41やスプルー部48を保持したままスリーブ3aを筒部29内に挿入でき、筒部29内に挿入したスリーブ3aをランナ部41から切り離すことができる。したがって、作業員がスリーブ3aを直接保持することなく、スリーブ3aを収容部材9に取り付けることができるので、スリーブ3aに油などが付着することを防止でき、レセプタクル2の信号光の伝送効率が低下することを防止できる。
【0063】
また、互いに隣り合う一対のスリーブ3aとランナ部41とを連結するゲート部42が互いに平行である。また、互いに隣り合う一対のスリーブ3aとゲート部42との連結箇所K1,K2が、筒部29が並ぶ方向に沿って並んでいる。このため、互いに隣り合う一対のスリーブ3aを筒部29内に挿入した後、ランナ部41及びスプルー部48などを矢印Jに沿って確実に傾けることができる。したがって、容易に、筒部29内に挿入したスリーブ3aをランナ部41から切り離すことができ、スリーブ3aを容易にレセプタクル2の収容部材9に取り付けることができる。
【0064】
また、金型40のキャビティ53aの中心軸Q4が互いに平行でかつこれらの中心軸Q4が互いに平行でかつこれら中心軸Q4間の間隔D3が、レセプタクル2の筒部29の中心軸Q1間の間隔D2と等しい。このため、金型40でスリーブ3を成形すると、互いに隣り合う一対のスリーブ3aの光軸Q3間の間隔D1が、レセプタクル2の筒部29の中心軸Q1間の間隔D2と確実に等しくなる。このため、ランナ部41に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブ3aを、一度に筒部29内に確実に挿入できる。したがって、レセプタクル2の信号光の伝送効率が低下することを確実に防止できる。
【0065】
さらに、副次的な効果として、ランナ部41などにつけたままスリーブ3aを収容部材9に取り付けることができる。このため、光受・送信デバイス6a,6b寄りの端と光ファイバケーブル寄りの端とが区別しにくいスリーブ3aを容易に収容部材9に取り付けることができる。
【0066】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の本発明は、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しい。このため、ランナ部に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブを、一度に筒部内に挿入することができる。このように、作業員は、ランナ部を保持したままスリーブを筒部内に挿入でき、筒部内に挿入したスリーブをランナ部から切り離すことができる。したがって、作業員がスリーブを直接保持することなく、スリーブを光コネクタのハウジングに取り付けることができるので、スリーブに油などが付着することを防止でき、光コネクタの信号光の伝送効率が低下することを防止できる。
【0067】
さらに、副次的な効果として、ランナ部などにつけたままスリーブをハウジングに取り付けることができる。このため、光受・送信モジュール寄りの端と光ファイバケーブル寄りの端とが区別しにくいスリーブを容易にハウジングに取り付けることができる。
【0068】
請求項2に記載の本発明は、互いに隣り合う一対のスリーブとランナ部とを連結するゲート部が互いに平行である。また、互いに隣り合う一対のスリーブとゲート部との連結箇所が、筒部が並ぶ方向に沿って並んでいる。このため、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入した後、ランナ部を確実に傾けることができる。したがって、容易に、筒部内に挿入したスリーブをランナ部から切り離すことができ、スリーブを容易に光コネクタのハウジングに取り付けることができる。
【0069】
請求項3に記載の本発明は、互いに隣り合う一対のスリーブの外形に沿ったキャビティの中心軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しい。このため、本請求項に記載された金型でスリーブを成形すると、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しくなる。このため、ランナにより成形されたランナ部に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブを、一度に筒部内に挿入することができる。
【0070】
このように、作業員は、ランナ部を保持したままスリーブを筒部内に挿入でき、筒部内に挿入したスリーブをランナ部から切り離すことができる。したがって、作業員がスリーブを直接保持することなく、スリーブを光コネクタのハウジングに取り付けることができるので、スリーブに油などが付着することを防止でき、光コネクタの信号光の伝送効率が低下することを防止できる。
【0071】
請求項4に記載の本発明は、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が、光コネクタのハウジングの筒部の中心軸間の間隔と等しいため、ランナ部に取り付けたまま互いに隣り合う一対のスリーブを、一度に筒部内に挿入することができる。そして、一対のスリーブをランナ部から切り離すので、スリーブをランナ部から容易に切り離すことができる。
【0072】
このように、作業員は、ランナ部を保持したままスリーブを筒部内に挿入でき、筒部内に挿入したスリーブをランナ部から切り離すことができる。したがって、作業員がスリーブを直接保持することなく、スリーブを光コネクタのハウジングに取り付けることができるので、スリーブに油などが付着することを防止でき、光コネクタの信号光の伝送効率が低下することを防止できる。
【0073】
請求項5に記載の本発明は、互いに隣り合う一対のスリーブとランナ部とを連結するゲート部が互いに平行である。また、互いに隣り合う一対のスリーブとゲート部との連結箇所が、筒部が並ぶ方向に沿って並んでいる。このため、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入した後、ランナ部を確実に傾けることができる。したがって、容易に、筒部内に挿入したスリーブをランナ部から切り離すことができ、スリーブを容易に光コネクタのハウジングに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光コネクタとしてのレセプタクルの斜視図である。
【図2】図1に示されたレセプタクルを一部断面にして示す斜視図である。
【図3】図1に示されたレセプタクルを分解して示す斜視図である。
【図4】図1示されたレセプタクルのスリーブが複数一体となった成形品を示す斜視図である。
【図5】図4に示された成形品を成形する際に用いられる金型の縦断面図である。
【図6】図5中のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図4に示された成形品のスリーブと収容部材の筒部とが相対した状態を示す斜視図である。
【図8】図7に示された状態を他の方向からみた斜視図である。
【図9】図7に示された状態から筒部内にスリーブを挿入した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 成形品(スリーブ成形品)
2 レセプタクル(光コネクタ)
3 スリーブ
3a 互いに隣り合う一対のスリーブ
5 ハウジング
6a 光受信デバイス(光受信モジュール)
6b 光送信デバイス(光送信モジュール)
29 筒部
40 金型(スリーブ用成形金型)
41 ランナ部
42 ゲート部
53 キャビティ
54 ゲート
55 ランナ
Q1 筒部の中心軸
Q3 スリーブの光軸
Q4 キャビティの中心軸
D1 互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔
D2 筒部の中心軸間の間隔
D3 互いに隣り合う一対のキャビティの中心軸間の間隔
K1 連結箇所
K2 連結箇所

Claims (5)

  1. 光受信モジュールと光送信モジュールとを有する光コネクタのハウジング内に収容されて前記光受信モジュールと光送信モジュールとのうち一方と光学的に接続するスリーブが複数一体となったスリーブ成形品において、
    前記ハウジングは、前記スリーブを収容する円筒状の筒部を一対備えているとともに、
    複数のスリーブと、棒状のランナ部と、このランナ部から突出しているとともに該ランナ部と前記スリーブとを連結するゲート部と、を一体に備え、互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔が前記筒部の中心軸間の間隔と等しいことを特徴とするスリーブ成形品。
  2. 互いに隣り合う一対のスリーブのうち一方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部と、他方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部とは互いに平行であるとともに、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入する際に一対の筒部が互いに並ぶ方向に沿って、一方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所と、他方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所とが並ぶことを特徴とする請求項1記載のスリーブ成形品。
  3. 光受信モジュールと光送信モジュールとを有する光コネクタのハウジング内に収容されて前記光受信モジュールと光送信モジュールとのうち一方と光学的に接続する円柱状のスリーブを成形する際に用いるスリーブ用成形金型において、
    前記ハウジングは、前記スリーブを収容する円筒状の筒部を一対備えており、
    前記スリーブの外形に沿ったキャビティを複数備え、前記スリーブを構成する成形材料が供給されるランナと、前記ランナとキャビティそれぞれとを連通するゲートと、を備え、
    互いに隣り合う一対のキャビティの中心軸間の間隔が、前記筒部の中心軸間の間隔と等しいことを特徴とするスリーブ用成形金型。
  4. 光受信モジュールと光送信モジュールとを収容するハウジングと、前記ハウジング内に収容されて前記光受信モジュールと光送信モジュールとのうち一方と光学的に接続するスリーブと、を備えた光コネクタの組立方法において、
    前記ハウジングは前記スリーブを収容可能な円筒状の筒部を一対備えており、
    複数のスリーブと、棒状のランナ部と、前記ランナ部とスリーブとを連結するゲート部と、が一体となったスリーブ成形品に、前記スリーブは射出成形により成形されており、
    筒部の中心軸間の間隔とスリーブ成形品の互いに隣り合う一対のスリーブの光軸間の間隔とが等しくなっており、
    前記筒部内にスリーブ成形品の互いに隣り合う一対のスリーブを挿入した後、これら互いに隣り合う一対のスリーブを前記ランナ部から切り離すことを特徴とする光コネクタの組立方法。
  5. 互いに隣り合う一対のスリーブのうち一方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部と、他方のスリーブとランナ部とを連結するゲート部とは互いに平行であるとともに、互いに隣り合う一対のスリーブを筒部内に挿入する際に一対の筒部が互いに並ぶ方向に沿って、一方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所と、他方のスリーブとゲート部とが連結した連結箇所とが並ぶことを特徴とする請求項4記載の光コネクタの組立方法。
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