JP2004052766A - 内燃機関のための燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】弁体1内に形成された、縦軸線4を有する孔3は、その燃焼室側の端部を弁座5により制限され、この弁座内に噴射通路7の入口開口107が構成されており、この噴射通路は内燃機関の燃焼室内に開口しており、かつ前記孔3内で縦しゅう動可能に配置された弁ニードル10を備え、この弁ニードルは弁シール面12をもって弁座5と協働して、噴射通路7への燃料流入を制御し、したがって、弁座5から弁ニードル10が持ち上げられている場合に、リングギャップ17が開放制御され、このリングギャップを通って燃料が少なくとも1つの噴射通路7に流入する形式の、内燃機関のための燃料噴射弁を改良して、従来技術の欠点を取り除く。
【解決手段】少なくとも1つの噴射通路7において、弁シール面12に対する入口開口107の間隔が、噴射開口107の少なくとも2つの箇所において異なっている。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくとも1つの噴射通路7において、弁シール面12に対する入口開口107の間隔が、噴射開口107の少なくとも2つの箇所において異なっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のための燃料噴射弁であって、弁体を備え、この弁体内に、縦軸線を有する孔が構成されており、この孔は、その燃焼室側の端部を弁座により制限され、この弁座内には少なくとも1つの噴射通路の入口開口が構成されており、この噴射通路は内燃機関の燃焼室内に開口しており、かつ弁ニードルを備え、この弁ニードルは前記孔内で縦しゅう動可能に配置されており、かつ弁シール面をもって弁座と協働し、かつこのようにして少なくとも1つの噴射通路への燃料流入を制御し、したがって、弁座から弁ニードルが持ち上げられている場合に、リングギャップが開放制御され、このリングギャップを通って燃料が少なくとも1つの噴射通路に流入する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような燃料噴射弁は従来技術により公知である。例えばドイツ連邦共和国特許公開第19609218号明細書は、孔を備えた弁体を有している燃料噴射弁を示している。孔はその燃焼室側の端部において、円すい状の弁座により制限され、この弁座から複数の噴射通路が分岐して、内燃機関の燃焼室内に開口している。孔内には弁ニードルが縦しゅう動可能に配置されており、この弁ニードルは、やはり円すい状の弁シール面をもって、弁座と協働し、かつこのようにして噴射通路への燃料流入を制御する。弁座から弁ニードルが持ち上げられている場合に、燃料は弁シール面と弁座との間を通って噴射通路の入口開口に流れ、かつそこから内燃機関の燃焼室内に噴射される。噴射通路はこの場合有利には燃料噴射弁の円周に沿って一様に分配されており、かつ噴射通路の内部には燃料の一様な流動が支配している。これによって、燃焼室内への燃料噴流の高い侵入深さが達成され、このことは、大きな燃焼室ひいては大きな行程室の場合に、燃料の迅速な分配ひいては良好な燃焼をもたらす。
【0003】
燃料噴流の高い侵入深さはしかしながら常に有利ではない。特に、わずかな燃焼室容積を備えた小さな内燃機関の場合には、既に燃料噴射弁の噴射通路を出た直後に、強く霧化されて、燃焼室内の燃料の可及的に均質な分配を達成する燃料噴流が望まれる。このことは例えば、燃料流が噴射通路内で渦を形成すること、要するに大体において円筒状の噴射通路の縦軸線の回りにねじりあるいは渦流を形成することによって、達成することができる。このことは、燃料が噴射通路から出た直後に、強い霧化をもたらす。このような噴射弁は背景技術、例えば特開平11−082229号公報あるいはアメリカ合衆国特許第6065692号明細書からやはり公知である。これらの噴射弁においては、弁ニードル内の溝若しくは挿入された流動ディスクによって渦が生ぜしめられ、これにより、前述の作用が生じる。これらの噴射弁はしかしながら、それらがその都度単に1つの噴射開口しか有しておらず、かつ構造に基づいて現在の直接噴射の内燃機関において使用するためには単に制限されてしか適していないという欠点を有している。
【0004】
【特許文献1】
ドイツ連邦共和国特許公開第19609218号明細書
【特許文献2】
特開平11−082229号公報
【特許文献3】
アメリカ合衆国特許第6065692号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、このような欠点を取り除くことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は本発明によれば、請求項1に記載した特徴によって解決される。
【0007】
請求項1の特徴を備えた本発明による燃料噴射弁は次のような利点を有している。すなわち、公知の燃料噴射弁におけるように、複数の噴射通路を燃料噴射弁の円周に沿って分配して配置することができ、かつすべての噴射通路内に渦を生ぜしめることができる。このために、弁シール面と弁座との間に構成されており、それを通して燃料が噴射通路に流入するリングギャップは全体の円周に沿って同じ厚さに構成されていない。燃料は、孔の縦軸線に関する方位角度に関連して種々の速度で噴射通路内に流れ、したがって噴射通路の入口開口において円周方向の速度勾配が構成される。これによって、燃料流は噴射通路内で渦運動をせしめられ、この渦運動は上述の、燃焼室内に出る燃料の強い霧化を生ぜしめる。
【0008】
【発明の実施の形態】
従属請求項に記載した特徴によって、本発明の対象の有利な構成が可能である。
【0009】
第1の有利な構成では、弁ニードルは、噴射通路の入口開口の高さのところで、凸面に湾曲せしめられた側面を備えた三角形に相応する横断面を有している。このことは簡単な形式で、噴射通路内の所望の渦をもたらす噴射通路への流入特性を可能にする。同様に、弁ニードルが噴射通路の入口開口の高さのところで、だ円形の形に構成されていることも有利であり、このことはやはり、上述の流入条件をもたらす。同様に弁ニードルが、入口開口の高さのところで、六角形に相応する横断面を有しており、その際互いに接する側面の内角が交互に120°よりも小さく、かつ大きいようにした弁ニードルの構成も有利である。入口開口はこの場合有利には孔の縦軸線に対する半径平面内に配置されており、したがってすべての噴射通路内で同一の渦が生ぜしめられる。
【0010】
同様に、入口開口に向き合っている弁ニードルの面が偏平にされており、その際噴射通路の仮想の延長線が弁ニードルのこの面と斜めの角度で交差していることも有利である。これによって、各噴射通路のための流入条件を別個に変化させることができる。更に、このようにして所望の流入条件を任意の数の噴射通路において達成することができる。
【0011】
【実施例】
図面においては本発明による燃料噴射弁の種々の実施例が示されている。
【0012】
図1は本発明による燃料噴射弁の縦断面図を示し、その際単にその他の点では背景技術から充分に公知の燃料噴射弁の燃焼室側の端部だけが示されている。弁体1内には孔3が構成されており、この孔は縦軸線4を有している。孔3は、その燃焼室側の端部において、大体において円すい状の弁座5により制限され、この弁座内で複数の噴射通路7の入口開口107が配置されており、これらの噴射通路は、燃料噴射弁の内燃機関内への取り付け位置において、その燃焼室内に開口している。孔3内には、ピストン状の弁ニードル10が縦しゅう動可能に配置されており、その燃焼室側の端部は弁座5と協働する。弁ニードル10は円筒状の区分13を有しており、これに円すい状の区分11が接続しており、この区分自体には第2の円筒状の区分16が接している。第2の円筒状の区分16には円すい状の弁シール面12が接続しており、この弁シール面をもって弁ニードル10はその閉鎖位置において円すい状の弁座5に接触する。弁ニードル10の燃焼室側の端部は円すい状の弁ニードル尖端15を形成しており、この弁ニードル尖端は弁シール面12からリング溝14によって隔てられている。
【0013】
弁ニードル10と孔3の壁との間には圧力室8が構成されており、この圧力室は高い圧力下の燃料で充てんすることができる。弁ニードル10の閉鎖位置において、すなわち弁シール面12が弁座5に接触しているときに、噴射通路7は弁ニードル10によって圧力室8から隔てられている。弁ニードル10の開放位置において、要するに弁シール面12が弁ニードル10の縦運動によって弁座5から持ち上げられているときに、燃料は圧力室8から弁シール室12と弁座5との間を通って噴射通路7の入口開口107に流れ、かつそこから内燃機関の燃焼室内に噴射される。
【0014】
図2は、背景技術から公知のような燃料噴射弁の、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。弁ニードル10はここでは噴射通路7、すなわち弁体1の円周に沿って分配されて6つ配置されている噴射通路7,の入口開口107の高さのところで、円形の形状を有している。これによって、弁ニードル10の開放位置において、円形のリングギャップ17が弁ニードル10と弁座5との間に生じ、このリングギャップによって燃料が噴射通路7に流入する。弁体1の全周にわたってコンスタントな幅Dを有しているリングギャップ17の回転対称的な構成によって、どこでも同じ燃料の流動速度が生じる。噴射通路7の入口開口107の範囲における燃料流の速度を観察すると、図2においてすべての噴射通路7において示されているように、左の縁vLにおける接線方向の速度は、噴射通路7の右の縁における接線方向の速度vRと同じ大きさである。図3は弁体1の弁座5の範囲内の部分の断面した図を示す。例としてここでは噴射通路7は,分かりやすくするために、増大せしめられた直径で示されている。燃料の接線方向速度vL及びvRは同じ大きさであり、したがって噴射通路7内の燃料の一様な流動ひいては内燃機関の燃焼室内への公知の高い侵入深さが生ぜしめられる。
【0015】
図4は本発明による燃料噴射弁の第1実施例の、図2と同じように、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。弁ニードル10は噴射通路7の入口開口107の高さのところで、六角形に相応する形状を有しており、これによって弁ニードル10においては6つの側面20が形成されている。互いに接する側面20の内角は交互に120°よりも小さく、かつ大きく、したがって噴射通路7の延長線はその都度向き合っている側面20と斜めの角度を形成している。リングギャップ17はしたがってその幅において弁体1の円周にわたって変化している。弁ニードル10の従来公知の形状は点線によって示されており、これによってリングギャップ17のどこでも同じでない幅Dが明らかにされる。
【0016】
1つの噴射通路7を観察すると、弁ニードル10の側面20と噴射通路7の入口開口107の左の縁との間のギャップは入口開口107の右の縁と側面20との間のギャップよりも小さい。これによって、右の縁にはリングギャップ17内の燃料のより高い流動抵抗ひいては噴射通路7に関してよりわずかな接線方向の速度vRが燃料の入口において生ずる。左の縁においてはこれに対し、よりわずかな流動抵抗によって相応して高い接線方向の速度vLが生ずる。噴射通路7に両側における燃料のこの異なった入口速度によって、渦が生じ、この渦は燃料が内燃機関の燃焼室内に出る際に強い霧化、ひいてはよりわずかな侵入深さを生ぜしめる。例として選んだ噴射通路7と並んで位置している噴射通路7においては、噴射通路の左及び右の側に関して、速度関係が逆になり、したがってこれらの噴射通路7内における渦は逆向きの回転方向を有している。図4におおいては接線方向の速度vL及びvRはすべての噴射通路7において矢印によって示されている。
【0017】
図5は、図3と同じ図示で、図4において示した噴射弁における流入条件を示す。接線方向の速度vL及びvRは噴射通路7内に渦を生ぜしめ、この渦はここでは入口開口107から見て、逆時計回り方向に回転する。
【0018】
図6は本発明による燃料噴射弁の別の実施例の、やはり図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。弁ニードル10はここでは噴射通路7の入口開口107の高さのところで、凸面の、要するに外方に向かって湾曲せしめられた側面を備えた三角形形状を有している。この場合においても、図4に示した噴射弁におけるのと類似した流入条件及び隣接する噴射通路7において異なる向きを有している渦が得られる。リングギャップ17の最少の幅は図6においてD1で、最大の幅はD2で示されている。弁ニードル10のこの形状は、弁体1の円周に沿って一様に分配されて配置されている6つの噴射通路7に調和せしめられている。弁ニードル10の普通の円形の形状は点線で示されている。代替的に、弁ニードル10が、凹面の、要するに内方に向かって湾曲せしめられた側面を備えた三角形に相応する横断面を有しているようにすることもできる。この場合においても、上述の形式で噴射通路7内の渦をもたらす流入条件が生じる。
【0019】
図7は図6と同じ図示で別の実施例を示す。弁ニードル10はここでは、入口開口107の高さのところで、丸のこ形状に類似した横断面形状を有している。弁ニードル10の、入口開口107と向き合っている側面20は、噴射通路7の仮想の延長線に関して、図4の実施例の場合におけるように、斜めに配置されている。流入条件はここではしかしながら各噴射通路7において同一であり、したがって構成される渦もすべての噴射通路7において同一の回転方向を有している。
【0020】
図8は別の実施例を示し、その際ここでは単に4つの噴射通路7だけが弁体1の円周に沿って分配されて配置されている。このことは弁ニードル10の他の形状を前提とし、弁ニードルは、入口開口107の高さのところで、尖った端部を備えただ円の形状を有している。この場合においても、円周方向で変化するリングギャップ17によって、噴射通路7内への流入条件が生じ、そこで渦が生ぜしめられる。
【0021】
図9は本発明による燃料噴射弁の別の実施例を示す。弁ニードル10はこの場合、入口開口107の範囲において、背景技術から公知であるように、円形に形成されている。その代わりに弁座面5は変形せしめられていて、相応して形成された弁ニードル10と類似した噴射通路7内への流入条件が生じている。弁座5は横断面において、凹面に湾曲せしめられた側面を備えた三角形に相応する形状、要するに図6において弁ニードル10が有している形状を有している。この構成の利点は、弁ニードル10が不変にとどまることができ、かつ公知の燃料噴射弁から引き継ぐことができることである。図4,7及び8に示されている弁ニードル10の他の構成も、類似した形式で、弁座5の形状に、同時に入口開口107の範囲において円形に構成された弁ニードル10において、伝達することができる。
【0022】
渦がすべての噴射通路7において望ましくないこともある。大きな燃焼室において燃料を良好に分配するために、例えば単に1つおきの噴射通路7においてだけ、うずを生ぜしめることができる。このことは、噴射通路7の一部分が燃料を燃焼室内に深く噴射するのに対し、渦を備えた噴射通路は燃料をより強く霧化し、したがってこれらの噴射通路によって噴射される燃料は単にわずかな侵入深さにしか達しないという利点を有している。この場合、単に入口開口107の一部分においてだけ弁ニードル10若しくは弁シール面12が次のように、すなわち、入口開口107の弁シール面12からの間隔が少なくとも2つの箇所において異なっているように、形成されており、このことは異なった流入速度ひいては渦形成を生ぜしめる。弁シール面12は残りの入口開口107の範囲において、次のように、すなわち流入条件が、既に図2において示されているように、すべての入口開口107に沿って同じであるように、形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料噴射弁の、燃焼室側の端部における縦断面図を示す。
【図2】背景技術から公知のような燃料噴射弁の、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。
【図3】弁体の、弁座の範囲の、断面した図を示す。
【図4】本発明による燃料噴射弁の第1の実施例の、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。
【図5】噴射通路内の燃料経過を備えた弁座の範囲内の、弁体の断面した図を示す。
【図6】別の実施例を、図4と同じ横断面図で示す。
【図7】更に別の実施例を、図4と同じ横断面図で示す。
【図8】なお更に別の実施例を、図4と同じ横断面図で示す。
【図9】図4と同じであるが、弁ニードルがここでは円形の横断面を有している、横断面図を示す。
【符号の説明】
1 弁体、 3 孔、 4 縦軸線、 5 弁座、 7 噴射通路、 8 圧力室、 10 弁ニードル、 11 円すい状の区分、 12 円すい状の弁シール面、 13 円筒状の区分、 14 リング溝、 15 円すい状の弁ニードル尖端、 16 第2の円筒状の区分、 17 リングギャップ、 20 側面、 107 噴射開口、 D 幅、 D1 最少の幅、 D2 最大の幅、 vL 左の縁、 vR 右の縁
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のための燃料噴射弁であって、弁体を備え、この弁体内に、縦軸線を有する孔が構成されており、この孔は、その燃焼室側の端部を弁座により制限され、この弁座内には少なくとも1つの噴射通路の入口開口が構成されており、この噴射通路は内燃機関の燃焼室内に開口しており、かつ弁ニードルを備え、この弁ニードルは前記孔内で縦しゅう動可能に配置されており、かつ弁シール面をもって弁座と協働し、かつこのようにして少なくとも1つの噴射通路への燃料流入を制御し、したがって、弁座から弁ニードルが持ち上げられている場合に、リングギャップが開放制御され、このリングギャップを通って燃料が少なくとも1つの噴射通路に流入する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような燃料噴射弁は従来技術により公知である。例えばドイツ連邦共和国特許公開第19609218号明細書は、孔を備えた弁体を有している燃料噴射弁を示している。孔はその燃焼室側の端部において、円すい状の弁座により制限され、この弁座から複数の噴射通路が分岐して、内燃機関の燃焼室内に開口している。孔内には弁ニードルが縦しゅう動可能に配置されており、この弁ニードルは、やはり円すい状の弁シール面をもって、弁座と協働し、かつこのようにして噴射通路への燃料流入を制御する。弁座から弁ニードルが持ち上げられている場合に、燃料は弁シール面と弁座との間を通って噴射通路の入口開口に流れ、かつそこから内燃機関の燃焼室内に噴射される。噴射通路はこの場合有利には燃料噴射弁の円周に沿って一様に分配されており、かつ噴射通路の内部には燃料の一様な流動が支配している。これによって、燃焼室内への燃料噴流の高い侵入深さが達成され、このことは、大きな燃焼室ひいては大きな行程室の場合に、燃料の迅速な分配ひいては良好な燃焼をもたらす。
【0003】
燃料噴流の高い侵入深さはしかしながら常に有利ではない。特に、わずかな燃焼室容積を備えた小さな内燃機関の場合には、既に燃料噴射弁の噴射通路を出た直後に、強く霧化されて、燃焼室内の燃料の可及的に均質な分配を達成する燃料噴流が望まれる。このことは例えば、燃料流が噴射通路内で渦を形成すること、要するに大体において円筒状の噴射通路の縦軸線の回りにねじりあるいは渦流を形成することによって、達成することができる。このことは、燃料が噴射通路から出た直後に、強い霧化をもたらす。このような噴射弁は背景技術、例えば特開平11−082229号公報あるいはアメリカ合衆国特許第6065692号明細書からやはり公知である。これらの噴射弁においては、弁ニードル内の溝若しくは挿入された流動ディスクによって渦が生ぜしめられ、これにより、前述の作用が生じる。これらの噴射弁はしかしながら、それらがその都度単に1つの噴射開口しか有しておらず、かつ構造に基づいて現在の直接噴射の内燃機関において使用するためには単に制限されてしか適していないという欠点を有している。
【0004】
【特許文献1】
ドイツ連邦共和国特許公開第19609218号明細書
【特許文献2】
特開平11−082229号公報
【特許文献3】
アメリカ合衆国特許第6065692号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、このような欠点を取り除くことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は本発明によれば、請求項1に記載した特徴によって解決される。
【0007】
請求項1の特徴を備えた本発明による燃料噴射弁は次のような利点を有している。すなわち、公知の燃料噴射弁におけるように、複数の噴射通路を燃料噴射弁の円周に沿って分配して配置することができ、かつすべての噴射通路内に渦を生ぜしめることができる。このために、弁シール面と弁座との間に構成されており、それを通して燃料が噴射通路に流入するリングギャップは全体の円周に沿って同じ厚さに構成されていない。燃料は、孔の縦軸線に関する方位角度に関連して種々の速度で噴射通路内に流れ、したがって噴射通路の入口開口において円周方向の速度勾配が構成される。これによって、燃料流は噴射通路内で渦運動をせしめられ、この渦運動は上述の、燃焼室内に出る燃料の強い霧化を生ぜしめる。
【0008】
【発明の実施の形態】
従属請求項に記載した特徴によって、本発明の対象の有利な構成が可能である。
【0009】
第1の有利な構成では、弁ニードルは、噴射通路の入口開口の高さのところで、凸面に湾曲せしめられた側面を備えた三角形に相応する横断面を有している。このことは簡単な形式で、噴射通路内の所望の渦をもたらす噴射通路への流入特性を可能にする。同様に、弁ニードルが噴射通路の入口開口の高さのところで、だ円形の形に構成されていることも有利であり、このことはやはり、上述の流入条件をもたらす。同様に弁ニードルが、入口開口の高さのところで、六角形に相応する横断面を有しており、その際互いに接する側面の内角が交互に120°よりも小さく、かつ大きいようにした弁ニードルの構成も有利である。入口開口はこの場合有利には孔の縦軸線に対する半径平面内に配置されており、したがってすべての噴射通路内で同一の渦が生ぜしめられる。
【0010】
同様に、入口開口に向き合っている弁ニードルの面が偏平にされており、その際噴射通路の仮想の延長線が弁ニードルのこの面と斜めの角度で交差していることも有利である。これによって、各噴射通路のための流入条件を別個に変化させることができる。更に、このようにして所望の流入条件を任意の数の噴射通路において達成することができる。
【0011】
【実施例】
図面においては本発明による燃料噴射弁の種々の実施例が示されている。
【0012】
図1は本発明による燃料噴射弁の縦断面図を示し、その際単にその他の点では背景技術から充分に公知の燃料噴射弁の燃焼室側の端部だけが示されている。弁体1内には孔3が構成されており、この孔は縦軸線4を有している。孔3は、その燃焼室側の端部において、大体において円すい状の弁座5により制限され、この弁座内で複数の噴射通路7の入口開口107が配置されており、これらの噴射通路は、燃料噴射弁の内燃機関内への取り付け位置において、その燃焼室内に開口している。孔3内には、ピストン状の弁ニードル10が縦しゅう動可能に配置されており、その燃焼室側の端部は弁座5と協働する。弁ニードル10は円筒状の区分13を有しており、これに円すい状の区分11が接続しており、この区分自体には第2の円筒状の区分16が接している。第2の円筒状の区分16には円すい状の弁シール面12が接続しており、この弁シール面をもって弁ニードル10はその閉鎖位置において円すい状の弁座5に接触する。弁ニードル10の燃焼室側の端部は円すい状の弁ニードル尖端15を形成しており、この弁ニードル尖端は弁シール面12からリング溝14によって隔てられている。
【0013】
弁ニードル10と孔3の壁との間には圧力室8が構成されており、この圧力室は高い圧力下の燃料で充てんすることができる。弁ニードル10の閉鎖位置において、すなわち弁シール面12が弁座5に接触しているときに、噴射通路7は弁ニードル10によって圧力室8から隔てられている。弁ニードル10の開放位置において、要するに弁シール面12が弁ニードル10の縦運動によって弁座5から持ち上げられているときに、燃料は圧力室8から弁シール室12と弁座5との間を通って噴射通路7の入口開口107に流れ、かつそこから内燃機関の燃焼室内に噴射される。
【0014】
図2は、背景技術から公知のような燃料噴射弁の、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。弁ニードル10はここでは噴射通路7、すなわち弁体1の円周に沿って分配されて6つ配置されている噴射通路7,の入口開口107の高さのところで、円形の形状を有している。これによって、弁ニードル10の開放位置において、円形のリングギャップ17が弁ニードル10と弁座5との間に生じ、このリングギャップによって燃料が噴射通路7に流入する。弁体1の全周にわたってコンスタントな幅Dを有しているリングギャップ17の回転対称的な構成によって、どこでも同じ燃料の流動速度が生じる。噴射通路7の入口開口107の範囲における燃料流の速度を観察すると、図2においてすべての噴射通路7において示されているように、左の縁vLにおける接線方向の速度は、噴射通路7の右の縁における接線方向の速度vRと同じ大きさである。図3は弁体1の弁座5の範囲内の部分の断面した図を示す。例としてここでは噴射通路7は,分かりやすくするために、増大せしめられた直径で示されている。燃料の接線方向速度vL及びvRは同じ大きさであり、したがって噴射通路7内の燃料の一様な流動ひいては内燃機関の燃焼室内への公知の高い侵入深さが生ぜしめられる。
【0015】
図4は本発明による燃料噴射弁の第1実施例の、図2と同じように、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。弁ニードル10は噴射通路7の入口開口107の高さのところで、六角形に相応する形状を有しており、これによって弁ニードル10においては6つの側面20が形成されている。互いに接する側面20の内角は交互に120°よりも小さく、かつ大きく、したがって噴射通路7の延長線はその都度向き合っている側面20と斜めの角度を形成している。リングギャップ17はしたがってその幅において弁体1の円周にわたって変化している。弁ニードル10の従来公知の形状は点線によって示されており、これによってリングギャップ17のどこでも同じでない幅Dが明らかにされる。
【0016】
1つの噴射通路7を観察すると、弁ニードル10の側面20と噴射通路7の入口開口107の左の縁との間のギャップは入口開口107の右の縁と側面20との間のギャップよりも小さい。これによって、右の縁にはリングギャップ17内の燃料のより高い流動抵抗ひいては噴射通路7に関してよりわずかな接線方向の速度vRが燃料の入口において生ずる。左の縁においてはこれに対し、よりわずかな流動抵抗によって相応して高い接線方向の速度vLが生ずる。噴射通路7に両側における燃料のこの異なった入口速度によって、渦が生じ、この渦は燃料が内燃機関の燃焼室内に出る際に強い霧化、ひいてはよりわずかな侵入深さを生ぜしめる。例として選んだ噴射通路7と並んで位置している噴射通路7においては、噴射通路の左及び右の側に関して、速度関係が逆になり、したがってこれらの噴射通路7内における渦は逆向きの回転方向を有している。図4におおいては接線方向の速度vL及びvRはすべての噴射通路7において矢印によって示されている。
【0017】
図5は、図3と同じ図示で、図4において示した噴射弁における流入条件を示す。接線方向の速度vL及びvRは噴射通路7内に渦を生ぜしめ、この渦はここでは入口開口107から見て、逆時計回り方向に回転する。
【0018】
図6は本発明による燃料噴射弁の別の実施例の、やはり図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。弁ニードル10はここでは噴射通路7の入口開口107の高さのところで、凸面の、要するに外方に向かって湾曲せしめられた側面を備えた三角形形状を有している。この場合においても、図4に示した噴射弁におけるのと類似した流入条件及び隣接する噴射通路7において異なる向きを有している渦が得られる。リングギャップ17の最少の幅は図6においてD1で、最大の幅はD2で示されている。弁ニードル10のこの形状は、弁体1の円周に沿って一様に分配されて配置されている6つの噴射通路7に調和せしめられている。弁ニードル10の普通の円形の形状は点線で示されている。代替的に、弁ニードル10が、凹面の、要するに内方に向かって湾曲せしめられた側面を備えた三角形に相応する横断面を有しているようにすることもできる。この場合においても、上述の形式で噴射通路7内の渦をもたらす流入条件が生じる。
【0019】
図7は図6と同じ図示で別の実施例を示す。弁ニードル10はここでは、入口開口107の高さのところで、丸のこ形状に類似した横断面形状を有している。弁ニードル10の、入口開口107と向き合っている側面20は、噴射通路7の仮想の延長線に関して、図4の実施例の場合におけるように、斜めに配置されている。流入条件はここではしかしながら各噴射通路7において同一であり、したがって構成される渦もすべての噴射通路7において同一の回転方向を有している。
【0020】
図8は別の実施例を示し、その際ここでは単に4つの噴射通路7だけが弁体1の円周に沿って分配されて配置されている。このことは弁ニードル10の他の形状を前提とし、弁ニードルは、入口開口107の高さのところで、尖った端部を備えただ円の形状を有している。この場合においても、円周方向で変化するリングギャップ17によって、噴射通路7内への流入条件が生じ、そこで渦が生ぜしめられる。
【0021】
図9は本発明による燃料噴射弁の別の実施例を示す。弁ニードル10はこの場合、入口開口107の範囲において、背景技術から公知であるように、円形に形成されている。その代わりに弁座面5は変形せしめられていて、相応して形成された弁ニードル10と類似した噴射通路7内への流入条件が生じている。弁座5は横断面において、凹面に湾曲せしめられた側面を備えた三角形に相応する形状、要するに図6において弁ニードル10が有している形状を有している。この構成の利点は、弁ニードル10が不変にとどまることができ、かつ公知の燃料噴射弁から引き継ぐことができることである。図4,7及び8に示されている弁ニードル10の他の構成も、類似した形式で、弁座5の形状に、同時に入口開口107の範囲において円形に構成された弁ニードル10において、伝達することができる。
【0022】
渦がすべての噴射通路7において望ましくないこともある。大きな燃焼室において燃料を良好に分配するために、例えば単に1つおきの噴射通路7においてだけ、うずを生ぜしめることができる。このことは、噴射通路7の一部分が燃料を燃焼室内に深く噴射するのに対し、渦を備えた噴射通路は燃料をより強く霧化し、したがってこれらの噴射通路によって噴射される燃料は単にわずかな侵入深さにしか達しないという利点を有している。この場合、単に入口開口107の一部分においてだけ弁ニードル10若しくは弁シール面12が次のように、すなわち、入口開口107の弁シール面12からの間隔が少なくとも2つの箇所において異なっているように、形成されており、このことは異なった流入速度ひいては渦形成を生ぜしめる。弁シール面12は残りの入口開口107の範囲において、次のように、すなわち流入条件が、既に図2において示されているように、すべての入口開口107に沿って同じであるように、形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料噴射弁の、燃焼室側の端部における縦断面図を示す。
【図2】背景技術から公知のような燃料噴射弁の、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。
【図3】弁体の、弁座の範囲の、断面した図を示す。
【図4】本発明による燃料噴射弁の第1の実施例の、図1の線A−Aに沿った横断面図を示す。
【図5】噴射通路内の燃料経過を備えた弁座の範囲内の、弁体の断面した図を示す。
【図6】別の実施例を、図4と同じ横断面図で示す。
【図7】更に別の実施例を、図4と同じ横断面図で示す。
【図8】なお更に別の実施例を、図4と同じ横断面図で示す。
【図9】図4と同じであるが、弁ニードルがここでは円形の横断面を有している、横断面図を示す。
【符号の説明】
1 弁体、 3 孔、 4 縦軸線、 5 弁座、 7 噴射通路、 8 圧力室、 10 弁ニードル、 11 円すい状の区分、 12 円すい状の弁シール面、 13 円筒状の区分、 14 リング溝、 15 円すい状の弁ニードル尖端、 16 第2の円筒状の区分、 17 リングギャップ、 20 側面、 107 噴射開口、 D 幅、 D1 最少の幅、 D2 最大の幅、 vL 左の縁、 vR 右の縁
Claims (7)
- 内燃機関のための燃料噴射弁であって、弁体(1)を備え、この弁体内に、縦軸線(4)を有する孔(3)が構成されており、この孔は、その燃焼室側の端部を弁座(5)により制限され、この弁座内には少なくとも1つの噴射通路(7)の入口開口(107)が構成されており、この噴射通路は内燃機関の燃焼室内に開口しており、かつ弁ニードル(10)を備え、この弁ニードルは前記孔(3)内で縦しゅう動可能に配置されており、かつ弁シール面(12)をもって弁座(5)と協働し、かつこのようにして少なくとも1つの噴射通路(7)への燃料流入を制御し、したがって、弁座(5)から弁ニードル(10)が持ち上げられている場合に、リングギャップ(17)が開放制御され、このリングギャップを通って燃料が少なくとも1つの噴射通路(7)に流入する形式のものにおいて、少なくとも1つの噴射通路(7)において、弁シール面(12)に対する入口開口(107)の間隔が、噴射開口(107)の少なくとも2つの箇所において異なっていることを特徴とする、内燃機関のための燃料噴射弁。
- 弁ニードル(10)が、少なくとも1つの入口開口(107)の高さのところで、凸状に湾曲された側面を備えた三角形に相応する横断面を有していることを特徴とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 弁ニードル(10)が、少なくとも1つの入口開口(107)の高さのところで、だ円形の横断面を有していることを特徴とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 複数の噴射通路(7)が構成されており、これらの噴射通路の入口開口(107)は弁ニードル(10)の偏平にされた側面(20)と向き合っており、その際噴射通路(7)の仮想の延長線は偏平にされた側面(20)と斜めの角度で交差していることを特徴とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 弁ニードル(10)が、少なくとも1つの噴射通路(7)の入口開口(107)の高さのところで、六角形に相応する横断面を有しており、その際互いに接する側面の内角は交互に、120°よりも小さい角度及び大きい角度を形成していることを特徴とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 弁ニードル(10)が、少なくとも1つの入口開口(107)の高さのところで、円形の横断面を有していることを特徴とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 複数の噴射通路(7)が弁体(1)の円周に沿って分配されて配置されており、噴射通路(7)の入口開口(107)が前記孔(3)の縦軸線(4)に対する半径平面内に位置していることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
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