JP2004052618A - 2シリンダー同時作動手押しポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】吸入、排出を一つの先端の穴に於いて出来る手押しポンプで、短くコンパクトでありながら、水の出入容器能力を従来の1シリンダー1つの弁を有する構造の手押しポンプより、容量能力を倍化することの出来る、2シリンダー同時作動手押しポンプを提供する。
【解決の手段】シリンダー管5の内部弁4の中心に貫通穴Aをあけ、それに連通する中心弁棒パイプ管7の後部のネジ接合部分8で、外パイプ管6と結合して蜜蓋した事で、連動できる構造とし、なお、中心弁棒パイプ管7の後部に貫通横穴Bを設け、外パイプ管6の内径にあるシリンダー管5の後部に、ゴム板の弁Eを接着し取り付けて、外パイプ管6の内部を、弁を有するシリンダーと構成したことを特徴とする、2シリンダー同時作動手押しポンプ。
【選択図】 図1
【解決の手段】シリンダー管5の内部弁4の中心に貫通穴Aをあけ、それに連通する中心弁棒パイプ管7の後部のネジ接合部分8で、外パイプ管6と結合して蜜蓋した事で、連動できる構造とし、なお、中心弁棒パイプ管7の後部に貫通横穴Bを設け、外パイプ管6の内径にあるシリンダー管5の後部に、ゴム板の弁Eを接着し取り付けて、外パイプ管6の内部を、弁を有するシリンダーと構成したことを特徴とする、2シリンダー同時作動手押しポンプ。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、手動式で内に弁とシリンダーを有して、水を吸入排出する事が出きる水鉄砲や、注射器形式の、手押しポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まずは、従来の手押しポンプについて説明する。
水鉄砲方式では、ひとつのシリンダー部分と、その内部に弁を有し、そのシリンダーの中と外を、出たり入ったりする弁棒と、弁棒の後部に連結した持手部分の柄があり、連結し作動しているが長く離れて連絡されて、個々に役目を持つ別々の部分と構成されていたために、シリンダー管、弁棒、持手部分の柄などの連結部分に段差が出来て、シリンダー管と持ち手部分の柄で手を挟む事が多くあったし、弁を押す中心弁棒は、力の入れ方によっては曲がったり折れたりする事がある。また、注射器方式では指で押たり、引っ張る事が出来るが、短い柄で握る事の出来ない特殊な形の手押しポンプであり、一般に使用されにくかった。次に、同じ手押しポンプの仲間に空気入れ用の手押しポンプがあるが、それは一方向に空気を送り込む物であり、先端から空気は出せるが同じ先端の先から吸入する事が出来ない構造と成っているが、最近では手押しポンプの主流となっているし、その手押しポンプを利用したもので、空気圧によりポンプ外容器に入っている水を、空気圧により水を飛ばす方法方式がより多く使用されている。その構成する手押しポンプは、全て一方向に空気や水を送り出すものであるし、水を入れる容器またはタンクが必要であり、その容器に空気えを送り込む弁の構造が。ゴムシリングを利用し、ゴムリングを止める弁座がテーパーに成っていて、テーパーの弁座が移動する事により、ゴムリングに圧がかかったり、フリーになったりする事で、一方向に水や空気を送り込むことが出来るように成っているが、いずれも一つの弁と、一つのシリンダーを有する手押しポンプ構造である。また、最近の手押しポンプに、押しても引いても廻続的に水を飛ばせる水鉄砲が、出てきたが。やはり空気圧を利用し、水を入れる容器が必要であり、水は出る一方である事には変わりなく、水を入れたてある容器または、タンクに一旦は空気を送り込まなくてはならなく、その構造のためポンプ自体が長くなり、必ず容器が必要なためスマートでコンパクトには出来ない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の手押しポンプには、次のような欠点がある。
1、 水鉄砲や、注射器の方式では、入る水が1シリンダー内に入る分だけなので、水量が少ない割に全体の構造が長くなるのでコンパクトと成らなかった。
2、 空気入れの方式では、一方向に水は出るが吸入する事は、一つの出入り口からは無理であった。
3、 空気入れの方式で、別の容器に空気圧を送る方法は、水や空気を入れる容器やタンクが必要であり、やはり全体として見ればスリムとはいえない。
4、 最新の押しても引いても水が飛ぶ方法も、空気圧を利用した物であり、やはり別にある容器に空気を送り込む方法であり、ポンプと容器がいる事に変わりはなく、タンクがいる以上小形化難しく、まして水は吸い込む事は出来ない欠点は変わらない物である。注射器の方式の良い点は、水を飛ばす事も出来るし、吸入する事も出来ると言う事である。空気圧を利用した方式の良い点は、別に水を入れる容器があるので、水量が多く出来るという事である。本発明は、注射器の方式の良い点を残しつつ、水量の少ない欠点を改善し、空気圧を利用した手押しポンプの水量に近づけ、その欠点の形の改善に取り組み、これらの欠点を解決するためになされた物である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
図面図1に示すごとく、シリンダー管5の内部の弁4の中心に貫通穴Aをあけ、それに連通する中心弁棒パイプ管7の後部のネジ接合部分8で、外パイプ管6と結合して蜜蓋した事で、連動できる構造とし、なお中心弁棒パイプ管7の後部に貫通横穴Bを設け外パイプ管6の内径にあるシリンダー管5の後部に、ゴム板の弁を接着し取り付けて、外パイプ管6の内部を、弁を有するシリンダーと構成した事を特徴とする、2シリンダー同時作動手押しポンプ。本発明はいじょうの構成からなる2シリンダー同時作動手押しポンプである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図面、図1に示すごとく、中心弁棒パイプ7の外側に位置する外パイプ管6が、シリンダー管5の外径に、嵌め込むようにしているので、従来の水鉄砲方式の中心弁棒と手持ち部の柄が、長く連結されて作動する手押しポンプよりも、左右に振れない構造にする事が出来たので、ガタツキをなくす事が可能となった。従来の水鉄砲方式のように、持ち手部分の柄が、中心弁棒パイプ管の後部に連結位置していないので、短くコンパクトに出来て強度を増す事が可能と成る。発明の手押しポンプは持ち手部分が中心弁棒の後部連結しなくて、上下に位置するが、それは上下同位置にあるために、使用時同じ間隔で移動する同位置体構造としたからである。判り安く説明すれば、中心弁棒パイプ管の弁4と逆に位置する後部を押すネジとして冠着して、さらに外パイプ管の後部のネジ接合部分8に於いて取り付けネジ接合して、さらに水漏れパッキンを入れて、メスネジを有したナット9で、締め付ければ緩む事がないし、後部から水が漏れる事はないし、特に短くコンパクトな構造と成る。なお本発明の手押しポンプの、手で持つ部分の外パイプ管6は、シリンダー管5の外径よりも、0,1ミリ〜5ミリほど内径を大きく加工する。外パイプ管6の外径を手持ち、シリンダー管5の外径を前後スライドして、移動できる構造と成っている。もう少し詳しく説明すれば、外パイプ管6を右手で持ち、シリンダー管の外径の端を左手で持ち、押したり引いたり右手で移動すれば、外パイプ管6のなかに位置する中心弁棒パイプ管7も、同じように同位置で動き移動するので、中心弁棒パイプ管7の前部に取り付けられたシリンダー管5の内部の弁4も、同じように動き移動する事で、第一のシリンダーであるシリンダー管5が、ポンプ作動する事が出来るが、ここまでが自分の先頭である特許願2002−131062号と同じ構造であるが、それはあくまで1シリンダーで1つの弁しか有しなかった。しかし、この構造は本発明にとって、重要な構造であるので、略せない。次に、その改善したる本発明の構造を図面、図1に於いて説明する。その時、外パイプ管6の内径の端のC部分に0,03ミリ〜0,07ミリだけシリンダー管5の径より大きくしたあたり面である突起部分Cを、3箇所若しくは4箇所設けて、シリンダー管5と外パイプ管の隙間によるガタツキをなくし、かつあたらない部分を設ける事により、パイプ管の隙間から逃がす空気、または吸入する空気の道となり、接する面が少ない事によって軽く動けるようになる。
それは、シリンダー管5の内径の弁4の後部に出入する空気をスムーズにする為であり、もちろんシリンダー管の後部のEの弁と、シリンダー管内の弁4の間の空気に出入する空気の為に、シリンダー管5の最後部分に貫通穴Dを二箇所から三箇所あけることにより、ポンプ作動に悪影響をする空気を、出したり入れたりできるようにしたものであり、その空気はパイプ間に平行に設けた隙間によって出入りする事が出来る。
従来の手押しポンプの構造は、1つの手押しポンプの中に、1つのシリンダーと1つの弁があった。本発明の構成は、1つの手押しポンプの中に二つのシリンダーと、二つの弁を持ち、それが1つ作動同時に動きポンプ作業する事が特徴となっている。すなわち、本来のシリンダー管5と、それに内蔵する弁4の中心に貫通穴Aをあけると、中心弁棒パイプ管7に通じるが、そのパイプ管後部のネジ接合部分8の、中心弁棒パイプ管7にあるオスネジボルトで蜜栓若しくは蜜蓋されていて、外パイプ管6の外に、水および空気は漏れない構造にしている。そして、そのネジ接合部分8に近接する中心弁棒パイプ管7の後部の端、即ち弁4と反対側のパイプの端に、貫通穴Bをあけて通す事により、シリンダー管5の内部と外パイプ管6の内部は連通する構造となり、みずの通路が出来た。そして、シリンダー管5の後部穴を有する五円玉の形をした、ゴム板の弁Eを取り付け接着するが、そんの取り付け方法はサラボルト止めでも良い。その弁Eの外径は、外パイプ管6の内径に背する2、弁Eの内径は、中心弁棒パイプ管7の外径に接していて、気密を保ちそれにより、外パイプ管6の内部は弁Eを持つ、第二のシリンダー管と成りポンプ機能を持つ事に成功した。なお、8のネジ接合部分のメスネジ部分は、中心弁棒パイプ管7を外パイプ管6に接合固定し、連動作動するための物で、その時の振動によってネジ接合が緩むことを防止するために六角ナット9で締め付けてやれば、ダブルナット効果でネジが緩まないようにしているし、10のメスネジ部分は、オスネジを有した棒を取り付けられるようにしている。本発明品は、以上のような構造にしたことによって、シリンダー管5と外パイプ管6とが、お互いに独立した二つのポンプ構造であるが、同時に吸入排出できるようにした一体化したポンプと構成しているので、1シリンダー形の従来の手押しポンプより、コンパクトでありながら二倍の容量の能力を持たす事ができた。
【0006】
【実施例】
使用時の時は、右手で外パイプ管6の外径を持ち、左手でシリンダー管5の水の出入口の穴1に近い外径の先端の、指滑り止め突起部分3を持つと、先端のポンプ水出入り口部分の穴1を、水の入ったバケツ若しくは容器に浸して、右手で引っ張るとシリンダー管5の中にある弁4が移動する事により、水がシリンダー管5のなかに吸い上げられてシリンダー管5の中に充填される。
と、同時に外パイプ管6も移動しているので、シリンダー管内の弁4の中央の穴Aより、中心弁棒パイプ管7の中に水が移動し、その後部の貫通横穴Bから外パイプ管内の弁Eの作動によって、真空となった外パイプ管6の内部シリンダー内に水が入り、充填されることになる。発明の手押しポンプ内の水は、シリンダー管5と外パイプ管6のシリンダー内に有する事になって、従来形の1シリンダーに1弁を持つ手押しポンプの二倍の容量を、吸入排出できる能力を持つ事が出来た。またポンプ作動した時シリンダー管内の弁4の後部に、圧縮される空気は、シリンダー管5の後部に設けた貫通横穴Dで、外に排出される。その空気逃げCの貫通横穴Dは、弁4の最後部にあるので、弁4が穴を塞ぐ事があっても、シリンダー管5の前部のポンプ機能の気密性には、問題はない。また、その横穴から出した空気は、シリンダー管5の外径と、外ポンプ管6との隙間から出て、外パイプ管端の突起部分Cの空間から排出される。その外パイプ管6の先端の内側に設けられ、シリンダー管5の外径より0,03〜0,08ミリ当り面が大きく加工してあり、点で接するように加工して、数は3〜4つ程対角に設置をして、パイプ間どうしの隙間によるガタツキをなくし、当る部分が少ないため軽くパイプが移動出来て、その空間から空気の出入もスムーズに出来るようになった。
【0007】
実施例として、本発明の図面では丸形のパイプと成っているが、角形のパイプにしても同じ効果や結果になるものであるし、また弁はゴム板にしているが、ゴムリングにしても良いが、その時は弁座や、パイプの外径や内径に溝を掘ってリングを入れるが、それは業界にとって常識であり目新しさはないものである。
【0008】
実施例として、発明の手押しポンプの先端のオスネジ部分2に、穴を有するメスネジで、色々な器具を取り付けて使用する事が出来る。従来の注射器の針を取り付けても良いし、メスネジを有するハケや、メスネジを有する毛筆や、メスネジを有するモウルド材を付けても良いし、メスネジを有するおもちゃも取り付けられるし、使用しない時はメスネジを有する蓋をすればよいし、メスネジを有する油差しを取り付けても良いし、ネジを使用せずに、直接に噴霧器を取り付けて、ネジ部分には別の器具を取り付けても良い。本発明に使用する材料は、プラスチック、ガラス、アルミなど使用する。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、従来の吸入排出の出来る手押しポンプの、その長さに対して、大幅に短くコンパクトでありながら、倍の容量の水の出入能力を持つ事が出来た。また、従来の一シリンダーで一つの弁という構造から脱し、二シリンダーで二つの弁同時に作動出来る新しい手押しポンプなので、手押しポンプの利用範囲が広がる事になる。そして、全体がポンプであり、容器と成っているので無駄がないものである。また、先端の出入り口近くにオスネジを有しているので、色々な容器を取り付けることが出来る。空気圧力式、別容器使用ポンプより見た目がスマートであるので、狭い場所でも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面正面図
【図2】本発明の斜視図
【図3】本発明の分解斜視図
【符号の説明】
1 穴
2 オスネジ部分
3 突起部分
4 弁
5 シリンダー管
6 外パイプ管
7 中心弁棒パイプ管
8 ネジ接合部分
9 ナット
10 メスネジ部分
A 貫通穴
B 貫通横穴
C 突起部分
D 貫通横穴
E 弁
【発明が属する技術分野】
本発明は、手動式で内に弁とシリンダーを有して、水を吸入排出する事が出きる水鉄砲や、注射器形式の、手押しポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まずは、従来の手押しポンプについて説明する。
水鉄砲方式では、ひとつのシリンダー部分と、その内部に弁を有し、そのシリンダーの中と外を、出たり入ったりする弁棒と、弁棒の後部に連結した持手部分の柄があり、連結し作動しているが長く離れて連絡されて、個々に役目を持つ別々の部分と構成されていたために、シリンダー管、弁棒、持手部分の柄などの連結部分に段差が出来て、シリンダー管と持ち手部分の柄で手を挟む事が多くあったし、弁を押す中心弁棒は、力の入れ方によっては曲がったり折れたりする事がある。また、注射器方式では指で押たり、引っ張る事が出来るが、短い柄で握る事の出来ない特殊な形の手押しポンプであり、一般に使用されにくかった。次に、同じ手押しポンプの仲間に空気入れ用の手押しポンプがあるが、それは一方向に空気を送り込む物であり、先端から空気は出せるが同じ先端の先から吸入する事が出来ない構造と成っているが、最近では手押しポンプの主流となっているし、その手押しポンプを利用したもので、空気圧によりポンプ外容器に入っている水を、空気圧により水を飛ばす方法方式がより多く使用されている。その構成する手押しポンプは、全て一方向に空気や水を送り出すものであるし、水を入れる容器またはタンクが必要であり、その容器に空気えを送り込む弁の構造が。ゴムシリングを利用し、ゴムリングを止める弁座がテーパーに成っていて、テーパーの弁座が移動する事により、ゴムリングに圧がかかったり、フリーになったりする事で、一方向に水や空気を送り込むことが出来るように成っているが、いずれも一つの弁と、一つのシリンダーを有する手押しポンプ構造である。また、最近の手押しポンプに、押しても引いても廻続的に水を飛ばせる水鉄砲が、出てきたが。やはり空気圧を利用し、水を入れる容器が必要であり、水は出る一方である事には変わりなく、水を入れたてある容器または、タンクに一旦は空気を送り込まなくてはならなく、その構造のためポンプ自体が長くなり、必ず容器が必要なためスマートでコンパクトには出来ない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の手押しポンプには、次のような欠点がある。
1、 水鉄砲や、注射器の方式では、入る水が1シリンダー内に入る分だけなので、水量が少ない割に全体の構造が長くなるのでコンパクトと成らなかった。
2、 空気入れの方式では、一方向に水は出るが吸入する事は、一つの出入り口からは無理であった。
3、 空気入れの方式で、別の容器に空気圧を送る方法は、水や空気を入れる容器やタンクが必要であり、やはり全体として見ればスリムとはいえない。
4、 最新の押しても引いても水が飛ぶ方法も、空気圧を利用した物であり、やはり別にある容器に空気を送り込む方法であり、ポンプと容器がいる事に変わりはなく、タンクがいる以上小形化難しく、まして水は吸い込む事は出来ない欠点は変わらない物である。注射器の方式の良い点は、水を飛ばす事も出来るし、吸入する事も出来ると言う事である。空気圧を利用した方式の良い点は、別に水を入れる容器があるので、水量が多く出来るという事である。本発明は、注射器の方式の良い点を残しつつ、水量の少ない欠点を改善し、空気圧を利用した手押しポンプの水量に近づけ、その欠点の形の改善に取り組み、これらの欠点を解決するためになされた物である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
図面図1に示すごとく、シリンダー管5の内部の弁4の中心に貫通穴Aをあけ、それに連通する中心弁棒パイプ管7の後部のネジ接合部分8で、外パイプ管6と結合して蜜蓋した事で、連動できる構造とし、なお中心弁棒パイプ管7の後部に貫通横穴Bを設け外パイプ管6の内径にあるシリンダー管5の後部に、ゴム板の弁を接着し取り付けて、外パイプ管6の内部を、弁を有するシリンダーと構成した事を特徴とする、2シリンダー同時作動手押しポンプ。本発明はいじょうの構成からなる2シリンダー同時作動手押しポンプである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図面、図1に示すごとく、中心弁棒パイプ7の外側に位置する外パイプ管6が、シリンダー管5の外径に、嵌め込むようにしているので、従来の水鉄砲方式の中心弁棒と手持ち部の柄が、長く連結されて作動する手押しポンプよりも、左右に振れない構造にする事が出来たので、ガタツキをなくす事が可能となった。従来の水鉄砲方式のように、持ち手部分の柄が、中心弁棒パイプ管の後部に連結位置していないので、短くコンパクトに出来て強度を増す事が可能と成る。発明の手押しポンプは持ち手部分が中心弁棒の後部連結しなくて、上下に位置するが、それは上下同位置にあるために、使用時同じ間隔で移動する同位置体構造としたからである。判り安く説明すれば、中心弁棒パイプ管の弁4と逆に位置する後部を押すネジとして冠着して、さらに外パイプ管の後部のネジ接合部分8に於いて取り付けネジ接合して、さらに水漏れパッキンを入れて、メスネジを有したナット9で、締め付ければ緩む事がないし、後部から水が漏れる事はないし、特に短くコンパクトな構造と成る。なお本発明の手押しポンプの、手で持つ部分の外パイプ管6は、シリンダー管5の外径よりも、0,1ミリ〜5ミリほど内径を大きく加工する。外パイプ管6の外径を手持ち、シリンダー管5の外径を前後スライドして、移動できる構造と成っている。もう少し詳しく説明すれば、外パイプ管6を右手で持ち、シリンダー管の外径の端を左手で持ち、押したり引いたり右手で移動すれば、外パイプ管6のなかに位置する中心弁棒パイプ管7も、同じように同位置で動き移動するので、中心弁棒パイプ管7の前部に取り付けられたシリンダー管5の内部の弁4も、同じように動き移動する事で、第一のシリンダーであるシリンダー管5が、ポンプ作動する事が出来るが、ここまでが自分の先頭である特許願2002−131062号と同じ構造であるが、それはあくまで1シリンダーで1つの弁しか有しなかった。しかし、この構造は本発明にとって、重要な構造であるので、略せない。次に、その改善したる本発明の構造を図面、図1に於いて説明する。その時、外パイプ管6の内径の端のC部分に0,03ミリ〜0,07ミリだけシリンダー管5の径より大きくしたあたり面である突起部分Cを、3箇所若しくは4箇所設けて、シリンダー管5と外パイプ管の隙間によるガタツキをなくし、かつあたらない部分を設ける事により、パイプ管の隙間から逃がす空気、または吸入する空気の道となり、接する面が少ない事によって軽く動けるようになる。
それは、シリンダー管5の内径の弁4の後部に出入する空気をスムーズにする為であり、もちろんシリンダー管の後部のEの弁と、シリンダー管内の弁4の間の空気に出入する空気の為に、シリンダー管5の最後部分に貫通穴Dを二箇所から三箇所あけることにより、ポンプ作動に悪影響をする空気を、出したり入れたりできるようにしたものであり、その空気はパイプ間に平行に設けた隙間によって出入りする事が出来る。
従来の手押しポンプの構造は、1つの手押しポンプの中に、1つのシリンダーと1つの弁があった。本発明の構成は、1つの手押しポンプの中に二つのシリンダーと、二つの弁を持ち、それが1つ作動同時に動きポンプ作業する事が特徴となっている。すなわち、本来のシリンダー管5と、それに内蔵する弁4の中心に貫通穴Aをあけると、中心弁棒パイプ管7に通じるが、そのパイプ管後部のネジ接合部分8の、中心弁棒パイプ管7にあるオスネジボルトで蜜栓若しくは蜜蓋されていて、外パイプ管6の外に、水および空気は漏れない構造にしている。そして、そのネジ接合部分8に近接する中心弁棒パイプ管7の後部の端、即ち弁4と反対側のパイプの端に、貫通穴Bをあけて通す事により、シリンダー管5の内部と外パイプ管6の内部は連通する構造となり、みずの通路が出来た。そして、シリンダー管5の後部穴を有する五円玉の形をした、ゴム板の弁Eを取り付け接着するが、そんの取り付け方法はサラボルト止めでも良い。その弁Eの外径は、外パイプ管6の内径に背する2、弁Eの内径は、中心弁棒パイプ管7の外径に接していて、気密を保ちそれにより、外パイプ管6の内部は弁Eを持つ、第二のシリンダー管と成りポンプ機能を持つ事に成功した。なお、8のネジ接合部分のメスネジ部分は、中心弁棒パイプ管7を外パイプ管6に接合固定し、連動作動するための物で、その時の振動によってネジ接合が緩むことを防止するために六角ナット9で締め付けてやれば、ダブルナット効果でネジが緩まないようにしているし、10のメスネジ部分は、オスネジを有した棒を取り付けられるようにしている。本発明品は、以上のような構造にしたことによって、シリンダー管5と外パイプ管6とが、お互いに独立した二つのポンプ構造であるが、同時に吸入排出できるようにした一体化したポンプと構成しているので、1シリンダー形の従来の手押しポンプより、コンパクトでありながら二倍の容量の能力を持たす事ができた。
【0006】
【実施例】
使用時の時は、右手で外パイプ管6の外径を持ち、左手でシリンダー管5の水の出入口の穴1に近い外径の先端の、指滑り止め突起部分3を持つと、先端のポンプ水出入り口部分の穴1を、水の入ったバケツ若しくは容器に浸して、右手で引っ張るとシリンダー管5の中にある弁4が移動する事により、水がシリンダー管5のなかに吸い上げられてシリンダー管5の中に充填される。
と、同時に外パイプ管6も移動しているので、シリンダー管内の弁4の中央の穴Aより、中心弁棒パイプ管7の中に水が移動し、その後部の貫通横穴Bから外パイプ管内の弁Eの作動によって、真空となった外パイプ管6の内部シリンダー内に水が入り、充填されることになる。発明の手押しポンプ内の水は、シリンダー管5と外パイプ管6のシリンダー内に有する事になって、従来形の1シリンダーに1弁を持つ手押しポンプの二倍の容量を、吸入排出できる能力を持つ事が出来た。またポンプ作動した時シリンダー管内の弁4の後部に、圧縮される空気は、シリンダー管5の後部に設けた貫通横穴Dで、外に排出される。その空気逃げCの貫通横穴Dは、弁4の最後部にあるので、弁4が穴を塞ぐ事があっても、シリンダー管5の前部のポンプ機能の気密性には、問題はない。また、その横穴から出した空気は、シリンダー管5の外径と、外ポンプ管6との隙間から出て、外パイプ管端の突起部分Cの空間から排出される。その外パイプ管6の先端の内側に設けられ、シリンダー管5の外径より0,03〜0,08ミリ当り面が大きく加工してあり、点で接するように加工して、数は3〜4つ程対角に設置をして、パイプ間どうしの隙間によるガタツキをなくし、当る部分が少ないため軽くパイプが移動出来て、その空間から空気の出入もスムーズに出来るようになった。
【0007】
実施例として、本発明の図面では丸形のパイプと成っているが、角形のパイプにしても同じ効果や結果になるものであるし、また弁はゴム板にしているが、ゴムリングにしても良いが、その時は弁座や、パイプの外径や内径に溝を掘ってリングを入れるが、それは業界にとって常識であり目新しさはないものである。
【0008】
実施例として、発明の手押しポンプの先端のオスネジ部分2に、穴を有するメスネジで、色々な器具を取り付けて使用する事が出来る。従来の注射器の針を取り付けても良いし、メスネジを有するハケや、メスネジを有する毛筆や、メスネジを有するモウルド材を付けても良いし、メスネジを有するおもちゃも取り付けられるし、使用しない時はメスネジを有する蓋をすればよいし、メスネジを有する油差しを取り付けても良いし、ネジを使用せずに、直接に噴霧器を取り付けて、ネジ部分には別の器具を取り付けても良い。本発明に使用する材料は、プラスチック、ガラス、アルミなど使用する。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、従来の吸入排出の出来る手押しポンプの、その長さに対して、大幅に短くコンパクトでありながら、倍の容量の水の出入能力を持つ事が出来た。また、従来の一シリンダーで一つの弁という構造から脱し、二シリンダーで二つの弁同時に作動出来る新しい手押しポンプなので、手押しポンプの利用範囲が広がる事になる。そして、全体がポンプであり、容器と成っているので無駄がないものである。また、先端の出入り口近くにオスネジを有しているので、色々な容器を取り付けることが出来る。空気圧力式、別容器使用ポンプより見た目がスマートであるので、狭い場所でも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面正面図
【図2】本発明の斜視図
【図3】本発明の分解斜視図
【符号の説明】
1 穴
2 オスネジ部分
3 突起部分
4 弁
5 シリンダー管
6 外パイプ管
7 中心弁棒パイプ管
8 ネジ接合部分
9 ナット
10 メスネジ部分
A 貫通穴
B 貫通横穴
C 突起部分
D 貫通横穴
E 弁
Claims (1)
- シリンダー管5の内部の弁4の中心に貫通穴Aをあけ、それに連通する中心弁棒パイプ管7の後部のネジ接合部分8で、外パイプ管6と結合して蜜蓋した事で、連動出来る構造とし、なお中心弁棒パイプ管7の後部に貫通横穴Bを設け、外パイプ管6の内径にあるシリンダー管5の後部に、ゴム板の弁Eを接着し取り付けて、外パイプ管6の内部を、弁を有するシリンダーと構成した事を特徴とする、2シリンダー同時作動手動手押しポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209153A JP2004052618A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 2シリンダー同時作動手押しポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209153A JP2004052618A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 2シリンダー同時作動手押しポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004052618A true JP2004052618A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31933077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002209153A Pending JP2004052618A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 2シリンダー同時作動手押しポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004052618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102996697A (zh) * | 2012-12-10 | 2013-03-27 | 河海大学常州校区 | 液压旋转阻尼器 |
-
2002
- 2002-07-18 JP JP2002209153A patent/JP2004052618A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102996697A (zh) * | 2012-12-10 | 2013-03-27 | 河海大学常州校区 | 液压旋转阻尼器 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050715 |
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