JP2004052434A - トイレ用自動給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動手段やスイッチ手段の接点を水没させずに、一般家庭において自動的に便器への放水を可能にする。
【解決手段】便器2から人が離れたことを検知すると、モータ12が駆動して排水孔5が開き、タンク4内の水位は低下する。それと共に、タンク4内に洗浄水を供給する給水管3が開いて、一定時間後に排水孔5が閉じると、今度はタンク4内の洗浄水の液位が上昇して、満水状態で給水管3が閉じる。したがって、この満水時における洗浄水の液位よりも上方に、モータ12およびスイッチ手段13の接点14A,14Bを配置すれば、これらのモータ12やスイッチ手段13の接点14A,14Bはいかなる場合においても水没しない。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器から使用者が離れた使用後において、その便器に自動的に放水するようにしたトイレ用自動給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から水洗トイレにおいて、赤外線センサ等の検知手段により使用者を検出し、この検知手段からの検知信号に基づいて便器に洗浄水を自動的に放水するようにしたトイレ用自動給水装置が知られている。このようなトイレ用自動給水装置は、公衆トイレあるいは比較的大規模な商業施設などのトイレに設置されているが、一般家庭ではさほど普及していない。しかし近年、高齢化に伴い、一般家庭や病院においてもトイレの排水時の手間を省くトイレ用自動給水装置が要望されていた。
【0003】
すなわち一般のトイレは、洗浄水を溜めるタンクに排水用のレバーが設けられ、このレバーを操作して排水することから、筋力の衰えた高齢者にとってレバー操作が困難な場合もある。また、精神障害、痴呆性患者などでは、トイレ使用後、水洗タンクのレバー操作を行わずにトイレを出る等、不衛生であったり、あるいは無意味に水洗トイレのレバーを操作して洗浄水をいたずらに流し続けるなどして経済的にも無駄な面があり、こうした障害者の在宅治療に携わる介護人あるいは病院などにおけるトイレ施設の改善が要望されている。
【0004】
このような要望に応えるため、一般家庭で使用できるように簡易な構成で自動的に便器への放水を可能とするトイレ用自動給水装置が求められている。従来技術において、便器に付設された放水手段は、給水手段となる接続管から供給される洗浄水を溜めるタンクと、このタンクの排水孔を塞ぐ栓体と、タンク内に設けたフロート手段と、このフロート手段の上下動に連動して接続管の給水路を開閉する弁手段とを具備している。また、栓体にはチェーンなどの吊り上げ部材が連結され、この吊り上げ部材を駆動手段たるモータによって巻き取る構成となっている。
【0005】
ここにトイレ用自動給水装置を設ける場合は、使用者の有無を検知する検知手段としての赤外線センサの他に、前記モータの回転方向を切換えるスイッチ手段を設け、吊り上げ部材と連動して上下動する操作体により、スイッチ手段を開閉するように構成している。
【0006】
そして、使用者がトイレ室内に入り、その後、使用者が便器から離れてトイレ室から出ると、赤外線センサが一定時間通電してモータが正方向に回転する。これにより、吊り上げ部材が巻き上げられて、栓体が吊り上げ部材によって引き上げられ、タンクの排水孔が開口するので、タンク内の洗浄水が便器に自動給水される。また、モータによって吊り上げ部材を引き上げると、操作体がスイッチ手段を閉じ、これによりモータが一定時間後に逆回転して、栓体によって排水孔を塞ぐようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成では次のような問題が懸念される。先ず、タンクに洗浄水が満たされた満水状態では、駆動手段であるモータや接点を有するスイッチ手段が水没するため、これらのモータやスイッチ手段の周囲に何等かの水密構造を施さなければならない。またモータは、操作体によりスイッチ手段を閉じるのに十分な引上げ力を要するので、その分だけ大型のモータを用意しなければならず、装置のコンパクト化を図ることができない。
【0008】
そこで本発明は上記問題点に鑑み、駆動手段やスイッチ手段の接点を水没させずに、一般家庭において自動的に便器への放水を可能にするトイレ用自動給水装置を提供することをその目的とする。
【0009】
また本発明の別の目的は、駆動手段の小形化を図ることが可能なトイレ用自動給水装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1におけるトイレ用自動給水装置は、前記目的を達成するために、洗浄水の液位を検知する液位検知手段により給水管を開閉するタンクに付設され、便器から人が離れたことを検知すると、駆動手段により排水孔を開けてタンク内の洗浄水を前記便器に放水すると共に、スイッチ手段により前記タンク内から前記便器への放水を検知して、一定時間後に前記排水孔を閉じるトイレ用自動給水装置において、前記タンク内の満水時における洗浄水の液位よりも上方に、前記駆動手段および前記スイッチ手段の接点を配置したものである。
【0011】
この場合、便器から人が離れたことを検知すると、駆動手段によって排水孔が開くことにより、タンク内の洗浄水が便器に放水される。その結果、タンク内の洗浄水の液位は低下する。それと共に、タンク内に洗浄水を供給する給水管が開いて、一定時間後に排水孔が閉じると、今度はタンク内の洗浄水の液位が上昇して、満水状態で給水管が閉じる。したがって、この満水時における洗浄水の液位よりも上方に、駆動手段およびスイッチ手段の接点を配置すれば、これらの駆動手段やスイッチ手段の接点はいかなる場合においても水没せず、駆動手段やスイッチ手段の接点の周囲にわざわざ水密構造を施さなくても、一般家庭において自動的に便器への放水が可能になる。
【0012】
本発明の請求項2におけるトイレ用自動給水装置は、前記タンク内の洗浄水の液位に応じて上下動する操作体と、この操作体に連動して開閉する接点とを備えて、前記スイッチ手段が構成される。この場合、タンク内から便器への放水状態を検知するに当たり、駆動手段の駆動力を全く利用せず、操作体の自重と浮力を利用して、スイッチ手段の接点を開閉させることができる。よって、その分だけ駆動手段に余計な負荷がかからず、駆動手段をコンパクトにできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明におけるトイレ用自動給水装置の一実施例を説明する。
【0014】
トイレ用自動給水装置とその周辺の構成を示す図1〜図3において、1は便器2に付設された放水手段であり、これは従来から知られた周知の構造である。すなわち、放水手段1は給水手段となる給水管3から供給される水道水としての洗浄水を溜める有底状のタンク4と、このタンク4の排水孔4Aと直結したボトムキャップ17の排水孔5を塞ぐ栓体6と、タンク4内に設けられ、このタンク4内における水面Wに応じて上下動するフロート手段7と、タンク4の上面開口部を覆う着脱自在な蓋8とを備えており、フロート手段7の上下動に連動して給水管3の流路を開閉する弁手段10(図3参照)をさらに具備している。
【0015】
ここで、11はタンク4内に着脱可能に収容されるモータ取付枠であって、前記栓体6を上下動させるための駆動手段たるモータ12が取付けられている。このモータ取付枠11の形状については、モータ12が装着できれば特に限定されないが、図1に示すように、少なくともタンク4内の満水時における前記フロート手段7よりも高い位置に、モータ12を設けるようにする。なお、ここには図示していないが、モータ12の取付け位置や高さを調節できるように位置調節手段を設けるのが好ましい。
【0016】
15は、モータ12の軸部12Aに巻き取られる例えばチェーンなどの吊り上げ部材であって、この吊り上げ部材15の下端には前記栓体6が連結される。また16は、吊り上げ部材15が貫通する孔16Aを有する押え板で、これは吊り上げ部材15を排水孔5の直上に案内するためのものである。この押え板16は、モータ12の正転時に栓体6が吊り上げられたときに、栓体6に当接するような形状に形成され、栓体6が必要以上に吊り上らないようにする位置規制としての役目も果している。
【0017】
上端を開口し略円筒形状をなすボトムキャップ17の底部中央位置には、前述の排水孔5が設けられており、タンク4の底部中央に設けられた排水孔4Aと一致するよう固定具18によってモータ取付枠11に固定される。その際、タンク4とボトムキャップ17との間には、水封機能を有するスペーサ兼パッキン19が挿入される。また、ボトムキャップ17は、押さえ板16を固定する部材としての役目も果たしている。
【0018】
スイッチ手段13は、略円筒形状をした保持体21内に装着されている。図4に示すように保持体21は、帯鋼バンド25を用いて支柱24の任意の高さに組み付けられている。スイッチ手段13は、保持体21内で上下動可能に設けられる中空の操作体22と、この操作体22の中心に固着された軸29と、操作体22と連動するように軸29の上端部近傍に固着された上側の接点14Aと、この上側の接点14Aに対向して保持体21に固着された下側の接点14Bと、下側の接点14Bを付勢する弾性体としてのスプリング23とを備えて構成され、操作体22の上下動作に伴って前記接点14A,14Bが開閉する。そして、保持体21の底部にはタンクへの貫通穴26が設けられ、洗浄水は、該貫通穴26を通って容易に保持体21内に出入りすることができる。ここで、図1に示すようにタンク4内の水位が満水状態の場合、操作体22は浮力により水面Wに浮かび、保持体21内を上側に移動する。その結果、接点14A,14Bは開状態となる。一方、図2に示すように放水によりタンク4内の水位が下がった場合、操作体22は自重により下方向に移動する。その結果、接点14A,14Bは閉状態となる。なお27は、モータ12や接点14のリード線28をタンク4内に取込む電線管貫通金具である。
【0019】
前記支柱24はタンク4の底面上の任意の位置に着脱可能に設けられる。これにより、タンク4内の各部の構成配置が様々に異なっていても、接点14A,14Bが開閉する位置に保持体21を保持させることができる。また、支柱24の上端部には、給水管3を保持するための保持金具20が設けられる。
【0020】
次に、電気的な構成を図5に基づき説明する。同図において、30は例えばマイクロコンピュータなどからなる制御手段で、この制御手段の入力ポートには前述した接点14A,14Bの他に、便器2に人が居るか否かを検知する検知手段としての赤外線センサ31が各々接続される。また制御手段30の出力ポートには、前記モータ12がモータ駆動手段33を介して接続される。制御手段30は、便器2から使用者が離れたときに出力される検知信号を赤外線センサ31から受取ると、モータ12の軸部12Aを正方向に回転させ、栓体6を引き上げて排水孔5を開口させるモータ制御手段34を備えている。
【0021】
モータ制御手段34は、排水孔5が開口した排水時において、タンク内水位の低下により操作体22が降下して接点14A,14Bが開から閉に切換わると、自身のタイマカウントを開始するタイマ手段35を備えており、このタイマ手段35によるタイマ計時が第1の時間t1に達すると、栓体6を下げて排水孔5を閉じるために、モータ12の軸部12Aを逆方向に回転させ、その後このタイマ手段35によるタイマ計時が第2の時間t2に達すると、モータ12への通電を遮断して回転を停止させるように構成している。
【0022】
なお、本実施例では制御手段30内部の構成を簡略化するために、一つのタイマ手段35のタイマ計時により、モータ12の回転切換えと停止動作を、それぞれ決められた時間に行うように構成しているが、例えば2つのタイマ手段のタイマ計時によって、モータ12の回転切換えと停止動作の各タイミングを決めるようにしてもよい。さらに、モータ12を正方向に回転させてから所定時間経過しても、接点14A,14Bの開閉が切換わらない場合は、モータ制御手段30により強制的にモータ12を逆回転させて排水孔5を閉じ、便器2への洗浄水の垂れ流しを防止するように構成してもよい。
【0023】
次に、上記構成についてその作用を説明する。まず、使用者が便器2を使用しないいわゆる未使用時においては、図1に示すように、モータ12は停止していて排水孔5は栓体6によって塞がれ、タンク4内は洗浄水で満たされた状態となっている。このため、フロート手段7は満たされた洗浄水の水面Wに浮き、給水管3の管路上に組み込まれた弁手段10(図3において示す)は閉じている。したがって、給水管3からタンク4内へは給水されない。また、この状態では操作体22は浮力により洗浄水の水面Wに浮いて、スイッチ手段13の接点14A,14Bは開状態となる。
【0024】
この状態で使用者がトイレ室内に入って便器2を使用し、その後、使用者がその便器2から離れると、赤外線センサ31は便器2から人が離れたことを検知して、それに対応する検知信号を制御手段30に送出する。これを受けて制御手段30を構成するモータ制御手段34は、モータ12を正方向に回転させる。すると、吊り上げ部材15が巻き上げられ、排水孔5を塞ぐ栓体6が吊り上げ部材15によって引き上げられる。こうして、排水孔5が開口することにより、タンク4内の洗浄水が排水され、便器2に自動給水される。その結果、タンク4内の洗浄水の水位が下がり、この洗浄水の水面に浮かぶフロート手段7が降下し、フロート手段7に連結した給水管3の管路上に設けられた弁手段10が開いて、給水管3を通してタンク4の内部に洗浄水が供給される。また同時に、操作体22はタンク4内の水面Wの低下に伴なって自重により下降し、スイッチ手段13の接点14A,14Bが開から閉に切り換わる。この状態を図2に示す。
【0025】
接点14A,14Bの切換え信号、すなわち閉信号を受取った制御手段30は、タイマ手段35による計時を開始する。そして、このタイマ計時が第1の時間t1に達すると、制御手段30を構成するモータ制御手段34はモータ12の軸部12Aを逆方向に回転させ、栓体6を下げて排水孔5を閉じる。接点14の開閉が切換わった段階ですぐにモータ12を逆方向に回転させない理由は、フロート手段7が降下した後も、タンク4内の洗浄水がある程度便器2に排出されるまでは、排水孔5を開けておく必要があるからである。したがって、最適な第1の時間t1は、タンク4の容量に応じて変わるので、例えば操作ボタンなどの操作手段により可変設定できるようにするのが好ましい。その後、タイマ計時が第2の時間t2に達すると、モータ12への通電は遮断され、無駄な電力の消費を回避する。この第2の時間t2は、排水孔5が栓体6によって塞がれた後であれば何時でもよく、したがって、第1の時間t1のように可変設定する必要はない。例えば、第1の時間t1よりも決められた時間だけ後に第2の時間t2を設定すれば、第1の時間t1をいかに可変設定した場合でも、排水孔5が栓体6によって塞がれた後で確実にモータ12の通電を停止させることができる。なお、タイマ手段35によるタイマ計時が第2の時間t2に達すると、タイマ計時は終了して初期状態にクリアされる。
【0026】
栓体6によって排水孔5が塞がれると、給水管3から供給される洗浄水がタンク4内に溜まり、フロート手段7がタンク4内の洗浄水によって上昇する。そして、フロート手段7に連結した弁手段10が給水管3の流路を閉じることによって、タンク4内への洗浄水の供給は停止する。これと共に、給水管3からの洗浄水の供給も途絶え、タンク4内の洗浄水の水面Wが上昇するので、操作体22は上方に移動して、接点14が閉から開に切換わる。そして図1の位置に復帰し、元の状態に戻る。
【0027】
このように、本実施例においては、トイレを使用した後、使用者がタンク4に組付けたレバーを操作することなく、自動的に排水することができ、トイレ操作を簡略化することができる。このため、トイレの使用に際して、筋力の衰えた高齢者あるいは高齢者の介護人の労力を低減することができる。また、本実施例では、既存のトイレ設備に、主に赤外線センサ31とモータ12とスイッチ手段13を組付けた簡易な構造であるから、一般家庭に設置した水洗トイレ設備を改良するだけでトイレに自動的に給水することが可能となる。また、タンク4内に組付けたモータ12によって自動排水を行うことから、使用者が勝手に排水操作が行えないから、洗浄水を流し続けるといった虞れもない。
【0028】
さらに本実施例では、洗浄水の液位を検知する液位検知手段たるフロート手段7により給水管3を開閉するタンク4に付設され、便器2から人が離れたことを検知すると、駆動手段であるモータ12により排水孔5を開けてタンク4内の洗浄水を便器2に放水すると共に、スイッチ手段13によりタンク4内から便器2への放水を検知して、一定時間後に排水孔5を閉じるトイレ用自動給水装置において、タンク4内の満水時における洗浄水の液位よりも上方に、モータ12およびスイッチ手段13の接点14A,14Bを配置している。
【0029】
この場合、便器2から人が離れたことを検知すると、モータ12が駆動して排水孔5が開くことにより、タンク4内の洗浄水の液位は低下して便器2に放水される。それと共に、タンク4内に洗浄水を供給する給水管3の弁手段10が開いて、一定時間後に排水孔5が閉じると、今度はタンク4内の洗浄水の液位が上昇して、満水状態で弁手段10が閉じる。したがって、この満水時における洗浄水の液位よりも上方に、モータ12およびスイッチ手段13の接点14A,14Bを配置すれば、これらのモータ12やスイッチ手段13の接点14A,14Bはいかなる場合においても水没せず、モータ12やスイッチ手段13の接点14A,14Bの周囲にわざわざ水密構造を施さなくても、一般家庭において自動的に便器2への放水が可能になる。
【0030】
なお、ここでの液位検知手段は、実施例のような浮子を利用したフロート手段7に限定されない。例えば、センサを利用した液位検知手段を用いてもよい。また、排水孔5の開閉についても、吊り上げ部材15により栓体6を上下動させるものに限定されない。たとえば、ラックとピニオンにより構成することもできる。
【0031】
以上述べたように、タンク4内の洗浄水の液位に応じて上下動可能な操作体22と、この操作体22に連動して開閉する接点14A,14Bとを備えて、スイッチ手段13が構成されるので、タンク4内から便器2への放水状態を検知するに当たり、モータ12の駆動力を全く利用せず、給水管3の弁手段10が開いたときのタンク4内に供給される洗浄水の水位の変化を利用して、スイッチ手段13の接点14A,14Bを開閉させることができる。よって、その分だけモータ12に余計な負荷がかからず、モータ12をコンパクトにできる。
【0032】
さらに、操作体22は中空の浮子体であることから、タンク4内の洗浄水の水面Wに応じて上下動し、これに伴ないスイッチ手段13の接点14A,14Bが開閉するようになっている。よって、浮力を利用して操作体222確実に上下動させることができる。
【0033】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では接点14A,14Bが閉じた状態から一定時間後にモータ12が逆方向に回転するようになっているが、接点14A,14Bの開閉状態を逆構成にして、接点14A,14Bが開いた状態から一定時間後にモータ12が逆方向に回転するようにしてもよい。また、マイクロコンピュータを用いた制御手段に依らず、論理回路の組み合せにより同等の機能を達成しても良い。すなわち、駆動手段を制御する回路構成は前記実施例に限定されるものではない。
【0034】
また、前記実施例では、使用者を検知する検知手段として赤外線センサを用いた例を示したが、必ずしも赤外線センサに限るものではない。さらに、タンクの排水孔を開閉するための駆動手段はモータやソレノイドに限らず各種制御機器の適用が可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明の請求項1のトイレ用自動給水装置によれば、駆動手段やスイッチ手段の接点を水没させずに、一般家庭において自動的に便器への放水を可能にできる。
【0036】
本発明の請求項2のトイレ用自動給水装置によれば、駆動手段の小形化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す満水時におけるトイレ用自動給水装置とその周辺の断面図である。
【図2】同上排水時におけるトイレ用自動給水装置とその周辺の断面図である。
【図3】同上タンク内部の機器構成を示す平面図である。
【図4】同上保持体のタンク内への設置状態を示す側面図である。
【図5】同上装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 便器
3 給水管
4 タンク
5 排水孔
7 フロート手段(液位検知手段)
12 モータ(駆動手段)
13 スイッチ手段
14A,14B 接点
22 操作体

Claims (2)

  1. 洗浄水の液位を検知する液位検知手段により給水管を開閉するタンクに付設され、便器から人が離れたことを検知すると、駆動手段により排水孔を開けてタンク内の洗浄水を前記便器に放水すると共に、スイッチ手段により前記タンク内から前記便器への放水を検知して、一定時間後に前記排水孔を閉じるトイレ用自動給水装置において、前記タンク内の満水時における洗浄水の液位よりも上方に、前記駆動手段および前記スイッチ手段の接点を配置したことを特徴とするトイレ用自動給水装置。
  2. 前記スイッチ手段は、前記タンク内の洗浄水の液位に応じて上下動する操作体と、この操作体に連動して開閉する接点とを具備することを特徴とする請求項1記載のトイレ用自動給水装置。
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