JP2004051353A - 伸縮ブームのスライドプレート装置 - Google Patents

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山本 秀二
Kunihiro Arima
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Abstract

【課題】リテーナ無しを前提としつつ、シムによる調整量を充分とることのできるスライドプレート装置を提供する。
【解決手段】スライドプレート長手方向一端50a側下面に当該長手方向端面50bからその一部を突出して装着可能な係止爪52と、外側ブーム下方板上面48aに固設され、前記スライドプレート長手方向一端面50bとの係合面を有すると共に、前記係止爪52との係止部62を有し前記スライドプレート一端50aの外側ブーム下方板48からの離間を規制する規制部材60と、前記スライドプレート長手方向他端50cを外側ブーム下方板48に固定する固定手段70と、を備え、前記スライドプレート50と係止爪52との重合面に挿入可能な係止爪部シム80と、前記スライドプレート50と外側ブーム下方板48との重合面に挿入可能で係止爪部分を除いた平面形状を持つスライドプレート部シム82と、により隙間調整を行う。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーン車または高所作業車等の伸縮ブームに用いられるスライドプレート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の多段伸縮式ブーム10の一例を示す側面図であり、最外側の箱型構成のベースブーム11内に、それぞれ箱型構成のセカンドブーム12、サードブーム13、トップブーム14が順次摺動自在に嵌挿されている。図6は伸縮ブーム10の最縮小状態を示している。
【0003】
図7は図6のA矢視図であって、ベースブーム11の先端下側内面に配置する第1の従来技術に係るスライドプレート装置15を示している。スライドプレート装置15は、ベースブーム下方板16とセカンドブーム下方板17に囲まれた空間に配置されており、ベースブーム下方板16に取付けられている。
【0004】
なお、本件明細書でのブームに関する上方、下方はその断面ににおける上下方向を意味している。
【0005】
図8は図7のB矢視図であって、スライドプレート装置15の平面視形状を示している。また、図9は図8のC−C断面詳細図である。スライドプレート装置15はリテーナ18とスライドプレート19が組み合わされて構成されており、その全体がブーム軸に沿って平面視長方形状をしている。リテーナ18は底板20と、底板20に固着されスライドプレート19を取り囲むように配置された枠部材21、22、23、24により構成されている。
【0006】
スライドプレート19の中央部にはボルト用穴があけられており、ボルト25によって、スライドプレート19をリテーナ18から外れないように固定するようになっている。リテーナ18にはその周囲に取付用のタップ穴27、27、・・・があけられており、ベースブーム下方板16の外側からボルト26、26、・・・によって取付けるようになっている。そして、前記スライドプレート19とセカンドブーム下方板17との隙間調整は、リテーナ18の底板20とスライドプレート19との間にスライドプレートとほぼ同形状の薄いシムを必要枚数挿入することにより行う。なお、セカンドブーム12、サードブーム13のスライドプレート装置についても、その寸法は異なるものの構造は同じである。
【0007】
上述した第1の従来技術に係るスライドプレート装置15は、図9に示した枠部材21、22の高さ近くまでシムを挿入可能なため、比較的シム調整寸法が大きく取れるという利点を有するものの、スライドプレート装置15の厚さがスライドプレート19とリテーナ底板20の厚さの和となるため、全体として厚みの大きなものになってしまうという問題を有していた。スライドプレート装置の厚みは、外側ブームの断面寸法に対する内側ブームの断面寸法を決定する要因となるため、できるだけ薄いものが望まれる。そこで、次に第2の従来技術に係るスライドプレート装置としてリテーナを使用しないスライドプレート装置が開発された。
【0008】
図10はベースブーム11の先端下側内面に配置する第2の従来技術に係るスライドプレート装置30を示している。スライドプレート装置30は、ベースブーム下方板16とセカンドブーム下方板17に囲まれた空間に配置されており、ベースブーム下方板16に取付けられている。
【0009】
図11は図10のD矢視図であって、スライドプレート装置30の平面視形状を示している。また、図12は図11のE−E断面詳細図である。スライドプレート装置30は、スライドプレート31、規制部材32、固定手段33とから構成されている。図11に示すようにスライドプレート30は平面視、ブーム軸方向が長辺となる長方形状をしている。また、図12に示したように規制部材32は、その断面形状が突起部36を有して外側ブーム下方板16に固着され、突起部36とブーム下方板16により形成された凹部にスライドプレート31のブーム軸方向一端の突起部34が嵌まりこむようになっている。
【0010】
33はスライドプレート31のブーム軸方向他端の固定手段であって、外側ブーム下方板16に脱着自在となっている。固定手段33にはタップ穴をきっており、外側ブーム下方板16にあけたボルト穴を通してボルト38を外側ブーム下方板16の外側から固定手段33のタップ穴にネジ込み締付けるようになっている。また、前記規制部材32と同じように固定手段33には突起部37が設けられ、当該突起部37と外側ブーム下方板16により形成された凹部にスライドプレートのブーム軸方向他端の突起部35が嵌まりこむようになっている。
【0011】
39はスライドプレート31及び固定手段33と、外側ブーム下方板16との重合面に挿入可能なシムである。シム39には前記ボルト38用の穴が設けられている。上述した第2の従来技術に係るスライドプレート装置30は、当該シム39を必要枚数挿入することにより、前記スライドプレート31と内側ブーム下方板17との隙間調整を行うようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図12に示す規制部材32の突起部36とスライドプレート31のブーム軸方向一端の突起34とのスライドプレート31の厚み方向の隙間は、取付時のガタとの関係からあまり大きな寸法をとることができないものであった。そのため、前記シム39の挿入可能枚数を多くすることができず、前記スライドプレート31と内側ブーム下方板17との隙間調整範囲が小さいことにつながっていた。現実には、リテーナを用いない第2の従来技術に係るスライドプレート装置30にあっては、シム調整量が少ないため、内側ブームと外側ブームの製造誤差が吸収しきれず、厚さ違いのスライドプレート31を何種類も作って対応していた。
【0013】
そこで、本発明は、その全体の厚みを小さくできるという利点を有するリテーナ無しのスライドプレート装置を前提としつつ、シムによる調整量を充分とることのできるスライドプレート装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に記載された伸縮ブームのスライドプレート装置は、外側ブーム内に内側ブームを摺動自在に嵌挿する多段伸縮ブームにあって、外側ブームの先端下側内面に配置するスライドプレート装置であって、外側ブーム下方板と内側ブーム下方板に囲まれた空間に配置され、ブーム軸に沿って長辺を有する平面視長方形状のスライドプレートと、前記スライドプレート長手方向一端側下面に当該長手方向端面からその一部を突出して装着可能な係止爪と、外側ブーム下方板上面に固設され、前記スライドプレート長手方向一端面との係合面を有すると共に、前記係止爪との係止部を有し前記スライドプレート一端の外側ブーム下方板からの離間を規制する規制部材と、前記スライドプレート長手方向他端を外側ブーム下方板に固定する固定手段と、を備え、前記スライドプレートと係止爪との重合面に挿入可能な係止爪部シムと、前記スライドプレートと外側ブーム下方板との重合面に挿入可能で係止爪部分を除いた平面形状を持つスライドプレート部シムと、をそれぞれ必要枚数挿入することにより、前記スライドプレートと内側ブーム下方板との隙間調整を行うことを特徴とする。
【0015】
この構成によると、リテーナを用いないためスライドプレート装置全体の厚さを薄くできる。そして、スライドプレート長手方向一端側下面に当該長手方向端面からその一部を突出して装着可能な係止爪と、外側ブーム下方板に固設され、前記スライドプレート長手方向一端面との係合面を有すると共に、前記係止爪との係止部を有し前記スライドプレート一端の外側ブーム下方板からの離間を規制する規制部材を設けるようにしたので、前記スライドプレートと係止爪との重合面に係止爪部シムを挿入した際に係止爪部シムの枚数に関わりなく、前記係止爪を前記規制部材の係止部に係止することができる。さらに、前記スライドプレートと外側ブーム下方板との重合面には、係止爪部分を除いた平面形状を持つスライドプレート部シムを挿入するようにし、前記スライドプレート長手方向他端を外側ブーム下方板に固定手段で固定するようにしたので、スライドプレート部シムの枚数に制約されることなく、前記スライドプレートと内側ブーム下方板との隙間調整を行うことができるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の実施の形態に係るスライドプレート装置を装着した伸縮ブーム40の側面図を示す。
【0017】
最外側の箱型構成のベースブーム41内に、それぞれ箱型構成のセカンドブーム42、サードブーム43、フォースブーム44、フィフスブーム45、トップブーム46が順次摺動自在に嵌挿されている。図1は伸縮ブーム40の最縮小状態を示している。
【0018】
図2は図1のF矢視図であって、ベースブーム41の先端下側内面に配置する本発明の実施の形態に係るスライドプレート装置47を示している。スライドプレート装置47は、ベースブーム下方板48とセカンドブーム下方板49に囲まれた空間に配置されており、ベースブーム下方板48に取付けられている。
【0019】
図3は図2のG矢視図であって、スライドプレート装置47の平面視形状を示している。図3に示されたようにスライドプレート装置47は、その全体がブーム軸に沿って平面視長方形状をしている。なお、スライドプレート装置の全体形状は平面視長方形状に限られることはなく、外側ブーム下方板と内側ブーム下方板に囲まれた空間形状となっていれば、スライドプレート装置としての機能を発揮することが可能である。
【0020】
また、図4は図3のH−H断面詳細図である。本実施の形態において、50はブーム軸に沿ってその長辺を有する平面視長方形状をしているスライドプレートである。なお、スライドプレートの形状は、上述したようなスライドプレート装置の全体形状に合わせて決定されるものであり、一般的には外側ブーム下方板と内側ブーム下方板に囲まれた空間形状とほぼ同一形状とされる場合が多い。したがって、平面視ブーム軸にそって短辺となるような長方形状もありうるものである。
【0021】
スライドプレート50の材質は鋼板を摺動支持するに当たって低摩擦係数の性質を有するナイロンなどの合成樹脂製品が用いられる。
【0022】
52は前記スライドプレート長手方向一端50aの下面に当該端面50bからその一部を突出して装着された係止爪である。スライドプレート長手方向一端50aの上面には取付ボルト55用の2個の座ぐり穴54が空けられている。一方、スライドプレート長手方向一端50aの下面には、前記係止爪52の形状に合わせた平面形状を有し、その深さが略係止爪52の厚さとなっている取付溝56が形成されている。係止爪52には取付ボルト55用のタップ穴57が2個所あけられている。
【0023】
60はベースブーム下方板上面48aに固設され、前記スライドプレート長手方向一端面50bとの係合面61を有すると共に、前記係止爪52の突出部53との係止部62を有する規制部材である。係止部62は規制部材60の係合面61に係止爪52を装着したスライドプレート50の一端面50bを係合させた際に、係止爪52の突出部53がはまり込む凹部として形成されている。
【0024】
70はスライドプレート他端50cをベースブーム下方板48に固定する固定手段である。固定手段70は取付ボルト用のタップ穴72を2つ備えている。また、図4に示されたようにその断面形状は、スライドプレート他端50cに向けた突起部71を有しており、スライドプレート他端50cに設けられた突起部58と組合わされて、スライドプレート50の他端50cを固定するようになっている。ベースブーム下方板の先端部48bには、固定手段70の取付ボルト用穴73があけられており、ベースブーム下方板下面48c側から取付ボルト74を用いて、固定手段70を取付けられるようになっている。
【0025】
図5は実施の形態のスライドプレート装置47に用いられる、3種類のシムの平面形状を示したものである。シムに共通の性質として、その厚さは1mm程度であり、その材質は圧延鋼板等が用いられる点が挙げられる。
【0026】
80は、スライドプレート50と係止爪52との重合面に挿入可能な係止爪部シムである。係止爪部シム80には、スライドプレート50に係止爪52を取付ける際に用いるボルト55のための穴81が2個あけられている。
【0027】
82はスライドプレート50と外側ブーム下方板48との重合面に挿入可能で係止爪部分83を除いた平面形状を持つスライドプレート部シムである。スライドプレート部シム82には、前記固定手段70の取付けボルト74用の穴84が2個あけられている。85は前記スライドプレート部シム82とほぼ同形状であって、係止爪部分83を除かない平面形状を有する全体シムである。全体シム85にも前記固定手段70の取付けボルト74用の穴86が2個あけられている。
【0028】
図3に示された90と91は、スライドプレート50の長辺に沿うようベースブーム下方板48に固着された取付枠である。取付枠90、91はその断面の一辺の寸法がスライドプレート50の厚さ寸法よりも小さい正方形状をしており、ブーム軸方向に長尺な棒材が使用されている。
【0029】
以上説明したベースブーム41の先端下側内面に配置するスライドプレート装置47は、同様にセカンドブーム42、サードブーム43、フォースブーム44、フィフスブーム45の先端下側内面でも用いられている。その際、外側ブーム下方板と内側ブーム下方板に囲まれた空間の取付部寸法に合わせ、スライドプレート装置の各部寸法が決定されるようになる。
【0030】
本願発明のスライドプレート装置の装着方法と隙間調整方法を図1に示した伸縮ブーム40のベースブーム41の先端下側内面に配置する上述したスライドプレート装置47を例に説明する。
【0031】
伸縮ブーム40の組立て作業工程において、伸縮ブーム40は図1に示した全縮小状態からベースブーム41に対してセカンドブーム42が数10cm伸長した状態で架台に載置される。その状態でセカンドブーム42先端部が天井クレーン等によりベースブーム41先端上側内面に配置する図示しないスライドプレート装置とセカンドブーム42上方板との隙間が無くなる程度に吊り上げられる。
【0032】
次に、スライドプレート50と係止爪52が仮組立される。具体的には、スライドプレート50の取付溝56に係止爪52をはめ込み、前記座ぐり穴54側から取付ボルト55を係止爪52のタップ穴57にねじこみ締付ける。
【0033】
上記スライドプレート50は、係止爪52が取付けられたスライドプレート一端50aを先にして、ベースブーム41先端下側内面に挿入される。その際、スライドプレート長手方向一端の端面50bが前記ベースブーム下方板上面48aに固着された規制部材60の係合面61と係合することにより、スライドプレート50の挿入位置が決定される。また、この状態で係止爪52の突出部53が規制部材60の係止部62の凹部にはまりこみ、スライドプレート一端50aのベースブーム下方板48からの離間が規制される。
【0034】
このとき、スライドプレート50とセカンドブーム42下方板との隙間をシックネスゲージ等を用いて測定する。測定した隙間寸法に基きシムによる調整寸法が決定される。
【0035】
隙間調整はまず、全体シム85がスライドプレート50とベースブーム下方板48の間に挿入される。図4に示すように、係止爪52の突出部53と規制部材60の係止部62とはスライドプレート厚さ方向にすこしの隙間を持たせているため、全体シム85の挿入による隙間調整が所定の範囲で可能である。
【0036】
さらにシムの追加が必要な場合は、スライドプレート50を一度引き抜き、スライドプレート50と係止爪52との重合面に必要枚数の係止爪部シム80を挿入したのち、係止爪52をスライドプレート50に取付ける。そして、スライドプレート50下面に対する係止爪52の段差寸法に応じた厚さとなる必要枚数のスライドプレート部シム82を、スライドプレート50とベースブーム下方板48との重合面に挿入する。
【0037】
このとき、係止爪52の突出部53と規制部材60の係合部62とのスライドプレート厚さ方向の関係は変化しないため、係止爪部シム80とスライドプレート部シム82の挿入枚数が制限されることがない。すなわち、広範囲の寸法にわたって、スライドプレート50とセカンドブーム42下方板との隙間調整が可能である。
【0038】
次に図4に示すように、取付けボルト74がベースブーム下方板48の取付け穴73、全体シム85の取付け穴86及びスライドプレート部シム82の取付け穴84を貫通して固定手段70のタップ穴72にねじ込まれ、締付けられる。すると、固定手段70の突起部71とスライドプレート長手方向他端50cの突起部58の重合により、スライドプレート50が固定される。
【0039】
セカンドブーム42先端部の天井クレーン等により吊り上げを解除すると、前記スライドプレート装置47がセカンドブーム42下方板を摺動自在に支持するようになる。
【0040】
セカンドブーム42、サードブーム43、フォースブーム44、フィフスブーム45の先端下側内面の配置するスライドプレート装置の取付け方法および調整方法は上述したベースブーム41先端下側内面に配置するスライドプレート装置47の場合と全く同様である。
【0041】
なお、本願発明のスライドプレート装置は、伸縮ブームに限らずスライドプレートが用いられる機械装置であればその適用が可能である。すなわち、伸縮機構を有する補助ジブ装置、アウトリガのビーム伸縮部分その他の順次嵌挿されて伸縮する装置に対し、本願発明のスライドプレート装置を使用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
本願発明に係る伸縮ブームのスライドプレート装置によると、リテーナを用いないためスライドプレート装置全体の厚さを薄くできる。そして、スライドプレート長手方向一端側下面に当該長手方向端面からその一部を突出して装着可能な係止爪と、外側ブーム下方板に固設され、前記スライドプレート長手方向一端面との係合面を有すると共に、前記係止爪との係止部を有し前記スライドプレート一端の外側ブーム下方板からの離間を規制する規制部材を設けるようにしたので、前記スライドプレートと係止爪との重合面に係止爪部シムを挿入した際に係止爪部シムの枚数に関わりなく、前記係止爪を前記規制部材の係止部に係止することができる。さらに、前記スライドプレートと外側ブーム下方板との重合面には、係止爪部分を除いた平面形状を持つスライドプレート部シムを挿入するようにし、前記スライドプレート長手方向他端を外側ブーム下方板に固定手段で固定するようにしたので、スライドプレート部シムの枚数に制約されることなく、スライドプレートと内側ブーム下方板との隙間調整を行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスライドプレート装置を装着した伸縮ブームの側面図である。
【図2】図1のF矢視図である。
【図3】図2のG矢視図である。
【図4】図3のH−H断面詳細図である。
【図5】実施の形態のスライドプレート装置に用いられる、3種類のシムの平面形状を示したものである。
【図6】従来の多段伸縮ブームの一例を示す側面図である。
【図7】図6のA矢視図であって、第1の従来技術に係るスライドプレート装置を示す図である。
【図8】図7のB矢視図である。
【図9】図8のC−C断面詳細図である。
【図10】第2の従来技術に係るスライドプレート装置を示す図である。
【図11】図10のD矢視図である。
【図12】図11のE−E断面詳細図である。
【符号の説明】
40は伸縮ブーム、41はベースブーム、42はセカンドブーム、43はサードブーム、44はフォースブーム、45はフィフスブーム、46はトップブーム、47はスライドプレート装置、48はベースブーム下方板、49はセカンドブーム下方板、50はスライドプレート、50aは長手方向一端、50bは長手方向一端の端面、50cは長手方向他端、52は係止爪、53は突出部、60は規制部材、61は係合面、62は係止部、70は固定手段、80は係止爪部シム、82はスライドプレート部シム、85は全体シム

Claims (1)

  1. 外側ブーム内に内側ブームを摺動自在に嵌挿する多段伸縮ブームにあって、外側ブームの先端下側内面に配置するスライドプレート装置であって、
    外側ブーム下方板と内側ブーム下方板に囲まれた空間に配置され、ブーム軸に沿って長辺を有する平面視長方形状のスライドプレートと、
    前記スライドプレート長手方向一端側下面に当該長手方向端面からその一部を突出して装着可能な係止爪と、
    外側ブーム下方板上面に固設され、前記スライドプレート長手方向一端面との係合面を有すると共に、前記係止爪との係止部を有し前記スライドプレート一端の外側ブーム下方板からの離間を規制する規制部材と、
    前記スライドプレート長手方向他端を外側ブーム下方板に固定する固定手段と、を備え、
    前記スライドプレートと係止爪との重合面に挿入可能な係止爪部シムと、前記スライドプレートと外側ブーム下方板との重合面に挿入可能で係止爪部分を除いた平面形状を持つスライドプレート部シムと、をそれぞれ必要枚数挿入することにより、前記スライドプレートと内側ブーム下方板との隙間調整を行うことを特徴とする伸縮ブームのスライドプレート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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