JP2004051114A - シート体の生産・包装システム - Google Patents

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Hiroyuki Nishida
西田 弘幸
Koichi Takahashi
高橋 孝一
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Abstract

【課題】複数種類のサイズ及び品種のシート体の生産及び包装を一つのシステム内で効率よく行なう。
【解決手段】対応するサイズ及び品種が異なる複数の切断集積装置を備えた切断集積設備51と、対応するサイズ及び品種が異なる複数のカバー装填装置を備えたカバー装填設備52と、対応するサイズ及び品種が異なる複数の袋詰装置を備えた袋詰設備53と、対応するサイズ及び品種が異なる複数の箱詰装置を備えた箱詰設備54との間のそれぞれに、上流側の設備のいずれかの装置からワークを取り出して下流側の設備の対応する装置に供給するワーク搬送ロボット56〜58と、ワークに適合した包材を供給する包材搬送ロボット59〜61と、各包材を供給するカバー用ラック62,包装袋用ラック63,包装箱用ラック64とを配置する。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート体を生産して集積し、包装するシート体の生産・包装システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療用撮影フイルムには、直医用フイルムと出力用フイルムとがある。直医用フイルムの代表的なものとして、周知の直接撮影用X線フイルムがある。
【0003】
出力用フイルムは、レーザーイメージャー等の画像出力装置にて使用される。画像出力装置は、医療用デジタル撮影装置によって撮影された画像データに基づいて、He−Neレーザーや赤外光レーザー等を使用して、出力用フイルムに画像を記録する。近年では、医療用デジタル撮影装置の普及によって、医療用撮影フイルム中に占める出力用フイルムの割合が増えている。
【0004】
医療用撮影フイルムは、長方形のシート体であり、複数枚が重ねて集積され、厚紙等で形成された保護カバーに挟み込んで保護されている。保護カバーに挟み込まれた複数枚の医療用撮影フイルムは、包装袋に密封包装され、更に包装箱に収納されて販売されている。医療用撮影フイルムは、従来からサイズの種類は少ないが、出力用フイルムの普及によって、出力用フイルムにて設定されている半切(H)サイズ,B4サイズが主流となっている。
【0005】
直医用フイルムと出力用フイルムとでは、保護カバーと包装袋と包装箱との形態が異なっている。直医用フイルムは暗室内で1枚ずつカセッテにセットされるので、開封された包装袋内に未使用の直医用フイルムが残ることになる。そのため、包装箱は、包装袋が収納される箱本体と、この箱本体の端部に嵌合される蓋とからなり、残った直医用フイルムを収納しやすくされている。また、保護カバーは、直医用フイルムを保護するだけの機能しか有していないため、直医用フイルムの表裏全面を覆う形態となっている。
【0006】
これに対し、出力用フイルムは、包装袋から取り出されて画像出力装置に全枚数がセットされる。そのため、包装箱を再度使用することがないので、光密に閉じることのできる蓋は設けられていない。更に、明室にて手早く、指紋や汚れなどを出力用フイルムに付着させずに画像出力装置にセットするために、出力用フイルムを保護カバーに挟んだまま画像出力装置にセットしている。そのため、出力用フイルムの保護カバーの保護面は、給送時に干渉しないように部分的に切り欠かれている。
【0007】
上記医療用撮影フイルムの生産システムは、幅の広い感光材料のウェブを製品サイズの幅のウェブに裁断する裁断装置と、裁断したウェブを切断してシート体を生産し、所定枚数単位で重ねてシート集積体を形成する切断集積装置と、シート集積体を保護カバーに装填してカバー装填体を形成する保護カバー装填装置と、カバー装填体を包装袋内に袋詰めして包装体を形成する袋詰装置と、包装体を包装箱内に収納する箱詰装置等から構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ドライX線フイルムの普及や、環境問題への対応によって医療用撮影装置の変更が増えている。これにともない、医療用撮影フイルムも保護カバーや包装形態の変更が多くなっている。従来の医療用撮影フイルムの生産システムは、シートサイズの種類が少ないため、特定のサイズごとに専用に構成されていた。そのため、保護カバーや包装形態の急な変更には、対応するまでに時間がかかっており、生産性の低下を招くものであった。また、コスト等の面から、生産システムを自動化することが望ましいが、自動化が進むと急な変更への対応が難しくなる。保護カバーや包装形態の変更への対応が可能なように生産システムを自動化することも考えられるが、機構的に複雑になり高価なものであった。
【0009】
更に、切断集積装置,保護カバー装填装置,袋詰装置,箱詰装置を直結するには、能力バランスやサイズ及び品種等に対するフレキシビリティーを各装置に備える必要があり、生産システムの高価格化を招くものであった。
【0010】
上記問題を解決するために、特開平5−51021号公報記載のシート集積体生産システムでは、袋詰装置の上流に切断集積装置を複数台並べて1台の包装装置に合流させ、処理能力の高い包装装置を効率よく稼働させるようにしている。しかしながら、この発明では包装装置の処理能力を最小単位として検討しているため、要求される生産能力とのギャップが生じた場合や、生産能力を調整したい場合、サイズや品種等の変更が生じた際には、必要以上のスペース,投資負担が発生する。
【0011】
本発明は、上記問題点を解決するためのもので、シート体のサイズ変更や包装形態の変更に柔軟に対応して、生産性を向上させることのできるシート体の生産・包装システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明のシート体の生産・包装システムは、シート集積体を形成する切断集積設備と、シート集積体を包材で包装する包装設備との間、又はその近傍に、シート集積体を含むワークを取り出して包装設備に搬送するワーク搬送手段と、包材を供給する包材供給手段と、この包材供給手段から包材を取り出して包装設備に搬送する包材搬送手段とを少なくとも一つずつ配置し、これらの設備及び手段を設備制御手段によって制御するようにしたものである。
【0013】
また、包装設備が複数の包装設備からなる場合には、これらの包装設備の間、又はその近傍の少なくとも一つに、ワーク搬送手段及び包材供給手段及び包材搬送手段を少なくとも一つずつ配置することもできる。
【0014】
ワーク搬送手段及び包材搬送手段は、移動手段とハンドリング手段とを備えたロボットユニットを使用するとよい。また、このロボットユニットは、ハンドリング手段の治具を切替え又は交換することによって、ワーク又は包材の品種及びサイズに対応できるようにしたものである。更に、各包装設備の稼働状態に応じて、稼働率の低い設備から稼働率の高い設備に、ワーク搬送手段と包材搬送手段とのいずれか一方又は両方を移動させてもよい。
【0015】
包材供給手段は、シート集積体を包装できる形態まで包材を加工する包材加工手段や、シート集積体を包装できる形態まで加工された包材を貯蔵する包材貯蔵手段を用いることができる。
【0016】
また、包材によるワークの包装は、ワーク搬送手段と包材搬送手段とによって行なうことにより、包装設備を省略することもできる。
【0017】
更に、ワーク搬送手段の近傍に、上流側の設備から取り出されたワークを一時的に貯蔵するワーク貯蔵手段を設け、上流側の設備と下流側の設備との処理能力の調整を図ることもできる。
【0018】
また、設備制御手段と各設備及び各手段とは、有線又は無線、又は有線と無線とを組み合わせたローカルエリアネットワークによって接続することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、Hサイズの出力用フイルムの生産及び包装の工程を示す概念図である。シート体である出力用フイルム2は、製品サイズの幅を有する製品幅ウェブ3が製品幅ロール4から引き出されて所定長さごとに切断され、角部がコーナーカットされることにより形成される。出力用フイルム2は重ねて集積され、所定枚数に達するとシート集積体5として次工程に送り出される。
【0020】
次工程では、保護カバー7によってシート集積体5が挟み込まれる。この保護カバー7は、厚紙や樹脂シートなどが長方形に裁断され部分的に切欠が形成された基材8を7a〜7dの折込部で仮折りして形成される。
【0021】
保護カバー7は、面積の大きな下保護面7eがシート集積体5上に重ねられ、シート集積体5と一緒に反転される。そして、保護カバー7の他方の上保護面7fがシート集積体5上に重ねられるように折込部7a,7bに沿って折り畳まれ、二つのフラップ7g,7hがシート集積体5の側面を保護するように折り畳まれる。保護カバー7の上保護面7fは、保護カバー7ごとシート集積体5を画像出力装置にセットした際に、給送時に干渉しないような形態とされている。
【0022】
シート集積体5を保護カバー7に挟み込んでなるカバー装填体10は、ピロー包装によって形成された包装袋12内に収納されて密封される。包装袋12の周囲に余るヒレ12a,12bは内側に折り込まれ、ラベル13の貼着によって抑えられる。
【0023】
包装袋12にカバー装填体10を収納してなる包装体15は、厚紙で形成された包装箱17に収納される。包装箱17の開口は閉じられ、ラベル17aの貼着により塞がれる。この包装箱17には、開封用のジッパーが17bが設けられている。
【0024】
図2は、B4サイズの出力用フイルムの生産及び包装の過程を概略的に示す説明図である。長方形の出力用フイルム20は、製品幅ロール21から引き出された製品幅ウェブ22の幅方向が長辺方向となるように切断される。
【0025】
出力用フイルム20を所定枚数重ねたシート集積体23は、保護カバー24に装填される。保護カバー24は、基材25を24a〜24dの折込部で仮折りし、面積の大きな下保護面24eと上保護面24fと、フラップ24g,24hとを形成したもので、上述のカバー装填体10と同じように、下保護面24eと上保護面24fとの間にシート集積体23が挟み込まれる。
【0026】
シート集積体23を保護カバー24に挟み込んでなるカバー装填体26は、ピロー包装によって形成された包装袋27内に収納されて包装体28となる。この包装体28は、ヒレ27a,27bが折り畳まれてラベル29が貼付された後に、包装箱30に収納される。包装箱30の開口は閉じられ、ラベル30aの貼着により塞がれる。この包装箱30には、開封用のジッパーが30bが設けられている。
【0027】
図3は、Hサイズの直医用フイルムの生産及び包装の過程を概略的に示す説明図である。シート体である直医用フイルム33は、製品サイズの幅を有する製品幅ウェブ34が製品幅ロール35から引き出されて所定長さごとに切断され、角部がコーナーカットされることにより形成される。直医用フイルム33は重ねて集積され、所定枚数に達するとシート集積体36として次工程に送り出される。
【0028】
次工程では、保護カバー38によってシート集積体36が挟み込まれる。この保護カバー38は、厚紙や樹脂シートなどが長方形に裁断され部分的に切欠が形成された基材39を38a,38bの折込部で仮折りして形成される。
【0029】
保護カバー38は、一方の保護面38cがシート集積体36上に重ねられ、シート集積体36と一緒に反転される。そして、保護カバー38の他方の保護面38dがシート集積体36上に重ねられるように折込部38a,38bに沿って折り畳まれる。
【0030】
シート集積体36を保護カバー38に挟み込んでなるカバー装填体40は、三方シール包装によって形成された包装袋41内に収納されて密封される。包装袋41の周囲に余るヒレ41a,41b,41cは内側に折り畳まれる。
【0031】
包装袋41にカバー装填体40を収納してなる包装体43は、厚紙で形成された包装箱44に収納される。包装箱44は、二重箱タイプの箱本体44aと、この箱本体44aの開口部44bに嵌合される蓋部材44cとからなる。
【0032】
図4は、上述した3種類の医療用撮影フイルムを生産・包装する生産・包装システムの構成を概略的に示すブロック図である。この生産・包装システムは、上流側から裁断装置48,ロールストッカ49,トラバーサ50,切断集積設備51,カバー装填設備52,袋詰設備53,箱詰設備54,パレタイザー55と、各設備の間に配置されたワーク搬送ロボット56〜58及び包材搬送ロボット59〜61と、カバー用ラック62,包装袋用ラック63,包装箱用ラック64とから構成されている。裁断装置48から袋詰設備53までは、フイルムを露光させないように暗室内に設けられている。
【0033】
裁断装置48には、乳剤等が塗布された原反ロールが供給される。裁断装置48は、セットされた原反ロールから幅の広い原反ウェブを引き出し、この原反ウェブを搬送方向に沿って搬送する。その際に、複数個のスリッタで原反ウェブの複数箇所を裁断し、製品サイズの幅を有する製品幅ウェブを複数本同時に形成する。これらの製品幅ウェブは、それぞれ巻芯に巻き取られて製品幅ロールとなり、ロールストッカ49に貯蔵される。
【0034】
スリッタは、原反ウェブの幅方向において移動することができるため、HサイズやB4サイズ等の各種サイズの製品幅ウェブを形成することができる。また、裁断装置48の各部を照明するセーフライトは、フィルタの切り換えやライト自体の切り換えによって、直医用フイルムや出力用フイルム等の異なる品種を露光させないようになっている。これにより、裁断装置48は、多品種・多サイズ対応となっている。
【0035】
ロールストッカ49に貯蔵された製品幅ロールは、トラバーサ50によって取り出され、切断集積設備51に供給される。トラバーサ50は、例えば、製品幅ロールをロールストッカ49から取り出し、切断集積装置51の各装置にセットする治具と、この治具をロールストッカ49と切断集積設備51との間で移動させる自走式台車とからなる。ロールストッカ49とトラバーサ50とにも、品種に合わせて切り換えられるセーフライトが使用されている。
【0036】
切断集積設備51は、複数枚のシート体を形成して集積し、シート集積体を形成する4台の切断集積装置66〜69から構成されている。各切断集積装置66〜69は、例えば、大(H)サイズ限定及び多品種対応、大(H)〜中(B4)サイズ対応及び多品種対応、中(B4)サイズ限定及び多品種対応、中(B4)〜小(四切り,六切り等)対応及び多品種対応となっている。
【0037】
サイズ限定の切断集積装置66,68は、製品幅ロールから製品幅ウェブを引き出すアンワインダと、製品幅ウェブの切断とコーナーカットとを同時に行なってシート体を形成する同時ラウンドコーナー切断機と、所定枚数のシート体を集積してシート集積体を形成するシート計数・集積機とから構成されている。
【0038】
多サイズ対応の切断集積装置67,69は、アンワインダと、製品幅ウェブを切断してシート体を形成するシート切断機と、所定枚数のシート体を集積してシート集積体を形成するシート計数・集積機と、シート体のコーナーカットをシート集積体に対して一括で行なうコーナーカッターとから構成されている。
【0039】
各切断集積装置66〜69には、フィルタの切り換えやライト自体の切り換えによって、直医用フイルムや出力用フイルム等の異なる品種が露光されないようにするセーフライトが使用されている。
【0040】
カバー装填設備52は、シート集積体を保護カバーに挟み込んでカバー装填体を形成する4台のカバー装填装置71〜74から構成されている。各カバー装填装置71〜74は、例えば、大〜中サイズ対応及び出力限定、大〜中サイズ対応及び出力限定、大〜中サイズ対応及び直医限定、中〜小サイズ対応及び直医限定となっている。
【0041】
カバー装填装置71〜74は、保護カバーとシート集積体とが載置される折込台と、この折込台に回転自在に取り付けられ、保護カバーの保護面を押圧してシート集積体の上に折り込む折込アームとから構成されている。この折込アームは、保護カバーの大きさに合わせてそれぞれ長さが設定されている。また、出力用フイルムに対応した保護カバー装填装置71,72には、保護カバーのフラップを折り畳むための小さな折込アームも設けられている。
【0042】
袋詰設備53は、カバー装填体を包装袋に収納して包装体を形成する4台の袋詰装置77〜80から構成されている。各袋詰め装置77〜80は、例えば、大〜中サイズ対応及び出力限定、大〜中サイズ対応及び出力限定、大〜中サイズ対応及び直医限定、中〜小サイズ対応及び直医限定となっている。
【0043】
袋詰装置77〜80は、ピロー包装や三方シール包装によって形成された包装袋を保持して開口部を開く包装袋保持機と、包装袋の開口部にシート集積体を挿入するワーク挿入機と、包装袋内から空気を押し出して開口部をシールするシーラーと、包装袋のヒレを折り込むヒレ折り機とからなる。出力用フイルムに対応した袋詰装置77,78もほぼ同様の構成であるが、包装袋にラベルを貼付してヒレを押さえるラベル貼付機が設けられている。
【0044】
箱詰設備54は、4台の箱詰装置83〜86から構成されている。各箱詰装置83〜86は、例えば、大〜中サイズ対応及び出力限定、大〜中サイズ対応及び出力限定、大〜中サイズ対応及び直医限定、中〜小サイズ対応及び直医限定となっている。
【0045】
出力用フイルムに対応した箱詰装置83,84は、包装箱の開口部が所定の方向を向くようにして保持する包装箱保持機と、包装箱の開口部にシート集積体を挿入するワーク挿入機と、包装箱の開口部に連設された蓋部分を折り畳んで開口部を閉じる蓋閉じ機と、包装箱にラベルを貼付するラベル貼付機とからなる。直医用フイルムに対応した箱詰装置85,86もほぼ同様の構成となるが、蓋閉じ機は、蓋部材44cを保持して箱本体44aの開口部44bに嵌合させる。
【0046】
カバー装填設備52及び袋詰設備53及び箱詰設備54をそれぞれ構成する各装置には、対応するフイルムの品種に適合したセーフライトが使用されている。
【0047】
パレタイザー55には、例えば、多関節のロボットハンドを備えたロボットパレタイザーが用いられている。パレタイザー55は、箱詰設備54にて箱詰めが完了したワークを取り出し、品種やサイズ、仕向け地ごとにパレタイズする。
【0048】
なお、各設備の各装置は、機械的な機構などによって簡単に設定を変更することはできないが、手作業による調整作業や、構成ユニット,作動プログラム等の交換及び切り替え等によって、異なる品種及びサイズに対応させることができる。
【0049】
各設備51〜54の間には、ワーク搬送ロボット56〜58と、包材搬送ロボット59〜61と、包材供給手段であるラック62〜64と、治具ステーション88〜90とが設置されている。各設備51〜54の間の床面には、ワーク搬送ロボット56〜58と包材搬送ロボット59〜61との移動経路を規定する経路規定ライン92,93が設けられている。この経路規定ライン92,93は、磁気テープを床面に貼着したり、磁性体が混入された塗料を床面に塗布することによって形成されている。
【0050】
図5は、切断集積設備51とカバー装填設備52との間に設置されたワーク搬送ロボット56及び包材搬送ロボット59と、治具ステーション88とを示すものである。ワーク搬送ロボット56は、下部に4個のタイヤ95が取り付けられて自走可能とされた自走式台車96と、この自走式台車96の上面に取り付けられた多関節のロボットハンド97と、このロボットハンド97のアームの先端に取り付けられる治具98とからなる。
【0051】
ワーク搬送ロボット56の自走式台車96の側面には、経路規定ライン92を読み取るための磁気センサ100が設けられている。また、無線によって送られてきた制御信号を受信するためのアンテナも側面に設けられている。
【0052】
ワーク搬送ロボット56は、自走式台車96によって経路規定ライン92上を移動し、切断集積設備51の所定の切断集積装置からシート集積体を取り出す。そして、再び経路規定ライン92上を移動して、カバー装填設備52にロボットハンド97を向け、保持しているシート集積体のサイズ及び品種に適合するカバー装填装置にシート集積体を供給する。
【0053】
切断集積装置からシート集積体を取り出す際には、そのシート集積体のサイズに合わせて治具98が交換される。交換用の治具103は、治具ステーション88上に用意されている。ワーク搬送ロボット56は、治具ステーション88まで自走して、現在使用している治具98を治具ステーション88上に載置した状態で取り外し、別の治具103をロボットハンド97の先端に装着する。
【0054】
包材搬送ロボット59は、ワーク搬送ロボット56よりもロボットハンド105のアームが短く、使用する治具106が異なっているものの、ほぼ同一のものである。そのため、構成の詳しい説明は省略する。
【0055】
包材搬送ロボット59は、経路規定ライン93上を移動してカバー用ラック62に対峙する。包材搬送ロボット59は、カバー用ラック62からシート集積体のサイズ及び品種に適合した保護カバーを取り出し、再び経路規定ライン93上を移動して、適合するカバー装填装置に保護カバーを供給する。包材搬送ロボット59も、取り扱う保護カバーのサイズや品種に合わせて、治具ステーション88で治具106と治具108とを交換する。
【0056】
カバー装填設備52と袋詰設備53との間に配置されたワーク搬送ロボット57及び包材搬送ロボット60と、袋詰設備53と箱詰設備54との間に配置されたワーク搬送ロボット58及び包材搬送ロボット61も、使用する治具以外はワーク搬送ロボット56及び包材搬送ロボット59と同一のものである。
【0057】
カバー装填設備52と袋詰設備53との間のワーク搬送ロボット57は、カバー装填設備52からカバー装填体を取り出し、サイズ及び品種に適合する袋詰装置に供給する。包材搬送ロボット60は、包装袋用ラック63からサイズ及び品種に適合する包装袋を取り出し、袋詰装置に供給する。また、ワーク搬送ロボット57と包材搬送ロボット60は、搬送するワークのサイズや品種に合わせて、治具ステーション89で治具の交換を行なう。
【0058】
袋詰設備53と箱詰設備54との間のワーク搬送ロボット58は、袋詰設備52から包装体を取り出し、サイズ及び品種に適合する箱詰装置に供給する。包材搬送ロボット61は、包装箱用ラック64からサイズ及び品種に適合する包装箱を取り出し、箱詰装置に供給する。また、ワーク搬送ロボット58と包材搬送ロボット61は、搬送するワークのサイズや品種に合わせて、治具ステーション90で治具の交換を行なう。
【0059】
カバー用ラック62には、別のラインで製造されて仮折りされた、出力用及び直医用の各種サイズの保護カバーがストックされている。また、包装袋用ラック63には、別のラインでピロー包装及び三方シールによって製造された、各種サイズの包装袋がストックされている。包装箱用ラック64には、別のラインで製造された、各種サイズのジッパー箱及び二重箱タイプの包装箱がストックされている。
【0060】
上記、裁断装置48,トラバーサ50,切断集積設備51,カバー装填設備52,袋詰設備53,箱詰設備54,パレタイザー55と、各設備の間に配置されたワーク搬送ロボット56〜58及び包材搬送ロボット59〜61とは、ローカルエリアネットワーク(以下、LANと省略する)を介して生産管理コンピュータ110に制御されている。裁断装置48,トラバーサ50,切断集積設備51,カバー装填設備52,袋詰設備53,箱詰設備54,パレタイザー55等の固定設備は、有線によってLANに接続されており、ワーク搬送ロボット56〜58及び包材搬送ロボット59〜61は、その移動を阻害しないように無線によってLANに接続されている。
【0061】
生産管理コンピュータ110は、医療用撮影フイルムの各品種及びサイズの生産数量が指定された生産計画データに応じて、各設備及び装置を制御する。また、生産管理コンピュータ110は、各設備の稼働状況を監視している。稼働率の高い設備がある場合には、予備として用意されているワーク搬送ロボット112や包材搬送ロボット113を図中2点鎖線で示すようにライン内に投入する。また、稼働率の高い設備とともに稼働率の低い設備がある場合には、稼働率の低い設備のワーク搬送ロボットや包材搬送ロボットを稼働率の高い設備に投入する。
【0062】
次に、上記実施形態の作用について説明する。図4に示すように、生産管理コンピュータ110は、入力された生産計画データに基づいて、LANを介して各設備及び装置を制御する。裁断装置48では、生産管理コンピュータ110によって指定された品種、例えば、出力用フイルムの原反ロールが、Hサイズの製品幅に裁断されて製品幅ウェブが形成される。この製品幅ウェブは、巻芯に巻き取られて製品幅ロールとなる。製品幅ロールは、ロールストッカ49に一時的に貯蔵される。
【0063】
製品幅ロールは、トラバーサ50によってロールストッカ49から取り出され、切断集積設備51のサイズ及び品種が適合する切断集積装置、例えば大サイズ限定及び多品種対応の切断集積装置66にセットされる。
【0064】
切断集積装置66では、アンワインダによって製品幅ロールから製品幅ウェブが引き出され、その際に製品幅ウェブの巻癖が除去される。巻癖が取り除かれた製品幅ウェブは、同時ラウンドコーナー切断機によって切断及びコーナーカットが施され、図1に示す出力用フイルム2が形成される。この出力用フイルム2は、所定枚数が重ねられ、シート集積体5が形成される。
【0065】
なお、他の切断集積装置67〜69にもトラバーサ50によって適合する製品幅ロールが供給される。そして、上記出力用フイルム2や、B4サイズの出力用フイルム20、Hサイズの直医用フイルム33が形成される。また、各フイルムが重ねられて、シート集積体5,23,36が形成される。
【0066】
切断集積設備51の下流側に設置されたワーク搬送ロボット56は、無線LANを介した生産管理コンピュータ110の指示により、自走式台車96によって経路規定ライン92上を移動する。そして、指示された切断集積装置、例えば切断集積装置66に対峙し、ロボットハンド97と治具98とによってシート集積体5を取り出す。
【0067】
また、包材搬送ロボット59は、経路規定ライン93上を移動してカバー用ラック62に対峙する。そして、カバー用ラック62からシート集積体5のサイズ及び品種に適合する保護カバー7を取り出す。保護カバー7を保持した包材搬送ロボット59は、再び経路規定ライン93上を移動して、サイズ及び品種が適合するカバー装填装置、例えばカバー装填装置71の折込台上に保護カバー7を載置する。
【0068】
ワーク搬送ロボット58は、カバー装填装置71の折込台の上に保護カバー7が載置された後に、その上にシート集積体5を載置する。カバー装填装置71は、各折込アームを駆動させて保護カバー7をシート集積体5の上に折り畳み、カバー装填体10を形成する。
【0069】
なお、ワーク搬送ロボット56及び包材搬送ロボット59は、治具ステーション88で治具を交換して、他のカバー装填装置72〜74にもシート集積体5,23,36と保護カバー7,24,38とをそれぞれ供給する。これにより、他のサイズ及び品種のカバー装填体10,26,40が並行して形成される。
【0070】
カバー装填設備52の下流側に設置されたワーク搬送ロボット57は、無線LANを介した生産管理コンピュータ110の指示によって経路規定ライン92上を移動する。そして、指示されたカバー装填装置、例えばカバー装填装置71からカバー装填体10を取り出す。カバー装填体10を保持したワーク搬送ロボット57は、サイズ及び品種が適合する袋詰装置、例えば袋詰装置77にカバー装填体10を供給する。
【0071】
包材搬送ロボット60は、経路規定ライン93上を移動して、包装袋用ラック63からカバー装填体10のサイズ及び品種に適合する包装袋12を取り出す。包装袋12を保持した包材搬送ロボット60は、サイズ及び品種が適合する袋詰装置、例えば袋詰装置77に包装袋12を供給する。
【0072】
袋詰装置77では、包装袋保持機によって包装袋12の開口部が広げられ、ワーク挿入機によって包装袋12の開口部にカバー装填体10が挿入される。シーラーは、包装袋12内から空気を押し出し、更に開口部をシールする。開口部が閉じられた包装袋12は、ヒレ12a,12bがヒレ折り機によって折り畳まれ、ラベル貼付機によってラベル13が貼付されて包装体15となる。
【0073】
なお、ワーク搬送ロボット57及び包材搬送ロボット60は、治具ステーション89で治具を交換して、他の袋詰装置77〜80にもカバー装填体10,26,40と包装袋12,27,41とをそれぞれ供給する。これにより、他のサイズ及び品種の包装体15,28,43が並行して形成される。
【0074】
袋詰設備53の下流側に設置されたワーク搬送ロボット58は、生産管理コンピュータ110の指示によって経路規定ライン92上を移動する。そして、指示された袋詰装置、例えば袋詰装置74から包装体15を取り出し、サイズ及び品種が適合する箱詰装置、例えば箱詰装置83に包装体15を供給する。
【0075】
また、包材搬送ロボット61は、経路規定ライン93上を移動して、包装箱用ラック64から包装体15のサイズ及び品種に適合する包装箱17を取り出し、サイズ及び品種が適合する箱詰装置、例えば箱詰装置83に包装箱17を供給する。
【0076】
箱詰装置83では、包装箱保持機によって包装箱が保持され、開口部が所定の方向に向けられる。この開口部に、ワーク挿入機によって包装体15が挿入され、蓋閉じ機によって包装箱17が閉じられる。包装箱17の開放部側には、ラベル貼付機によってラベル17aが貼付される。
【0077】
なお、ワーク搬送ロボット58及び包材搬送ロボット61は、治具ステーション90で治具を交換して、他の箱詰装置84〜86にも包装体15,28,43と包装箱17,30,44とをそれぞれ供給する。
【0078】
包装箱による包装が完了した医療用撮影フイルムは、パレタイザー55によって箱詰設備54から適宜取り出され、品種やサイズ、仕向け地ごとにパレタイズされる。
【0079】
上記シート体の生産・包装システムでは、生産計画によって特定の設備の稼働率が上昇することがある。生産管理コンピュータ110は、各設備の稼働状況を常に監視し、稼働率の高い設備がある場合には、予備のワーク搬送ロボット112や包材搬送ロボット113を稼働率の高い設備に投入して、生産性を向上させることができる。また、稼働率の高い設備と低い設備とがある場合には、稼働率の低い設備から稼働率の高い設備に一時的にロボットを移動させることもできる。
【0080】
なお、上記実施形態では、カバー装填装置,袋詰装置,箱詰装置によって、カバー装填,袋詰め,箱詰め等の包装作業を行なった。しかしながら、これらの装置を使用せずに、ワーク搬送ロボットと包材搬送ロボットとによって包装作業を行なうこともできる。以下に、ワーク搬送ロボットと包材搬送ロボットとによって包装作業を行なう実施形態について説明する。なお、前述の実施形態で用いたものと同じ設備及び装置については、同符号を用いて詳しい説明は省略する。
【0081】
図6に示すシート体の生産・包装システムでは、切断集積設備51の下流側に、トラバーサ120,ワーク用ラック121,カバー装填用のワーク搬送ロボット122及び包材搬送ロボット123,カバー及びワーク用ラック124,袋詰め用のワーク搬送ロボット125及び包材搬送ロボット126,包装袋及びワーク用ラック127,箱詰め用のワーク搬送ロボット128及び包材搬送ロボット129,包装箱及びワーク用ラック130が配置されている。
【0082】
また、カバー及びワーク用ラック124,包装袋及びワーク用ラック127,包装箱及びワーク用ラック130には、保護カバーの仮折りを行なうカバー仮折り装置132と、包装袋を製造する製袋装置133と、包装箱を製造する製函装置134とがそれぞれ接続されている。これら、カバー仮折り装置132,製袋装置133,製函装置134は、LANを介して生産管理コンピュータ110に制御されている。
【0083】
なお、製袋装置133を一つしか記載していないが、ピロー包装を行なう製袋装置と、三方シールを行なう製袋装置とを別々に設けてもよい。同様に、ジッパー箱を製造する製函装置と、二重箱を製造する製函装置を別々に設けてもよい。
【0084】
カバー及びワーク用ラック124と、包装袋及びワーク用ラック127と、包装箱及びワーク用ラック130とには、包材をストックする部位と、ワークをストックする部位とが設けられている。ラックが高さ方向で数段に分けられている場合には、包材とワークとを上下の棚で分けてストックしてもよいし、幅方向で分けてストックしてもよい。
【0085】
切断集積設備51で形成された各種サイズ及び品種のシート集積体は、トラバーサ120によってワーク用ラック121にいったん貯蔵される。このワーク用ラック121によって、包装作業との間の処理能力の差異を調整することができる。
【0086】
カバー装填用のワーク搬送ロボット122及び包材搬送ロボット123は、図5に示したワーク搬送ロボット56及び包材搬送ロボット59とほぼ同一のものであるが、保護カバーにシート集積体を挟み込むために、異なる形態の治具が使用されている。
【0087】
ワーク搬送ロボット122は、シート集積体のサイズ及び品種に応じて、治具ステーション137で治具を交換し、ワーク用ラック121からシート集積体を取り出す。包材搬送ロボット123も同様に、治具ステーション137で治具を交換し、カバー及びワーク用ラック124から適合する保護カバーを取り出す。
【0088】
シート集積体を保持したワーク搬送ロボット122と、保護カバーを保持した包材搬送ロボット123とは、互いのロボットハンドと治具とを動かし、保護カバーの間にシート集積体を挟み込み、カバー装填体を形成する。このカバー装填体は、包材搬送ロボット123によって、カバー及びワーク用ラック124のワーク用の位置に貯蔵される。
【0089】
袋詰め用のワーク搬送ロボット125は、適合する治具を使用してカバー及びワーク用ラック124からカバー装填体を取り出す。包材搬送ロボット126も同様に適合する治具を使用して、包装袋及びワーク用ラック127から適合する包装袋を取り出す。そして、ワーク搬送ロボット125と包材搬送ロボット126とによって、包装袋にカバー装填体を収納し、開口部をシールし、ヒレを折り畳んで包装体を形成する。包装体は、包材搬送ロボット126によって、包装袋及びワーク用ラック127のワーク用の位置に貯蔵される。
【0090】
箱詰め用のワーク搬送ロボット128は、適合する治具を使用して包装袋及びワーク用ラック127から包装体を取り出す。包材搬送ロボット129も同様に適合する治具を使用して、包装箱及びワーク用ラック130から適合する包装箱を取り出す。そして、ワーク搬送ロボット128と包材搬送ロボット129とによって、包装箱に包装体を収納し、包装箱を閉じる。包装箱は、包材搬送ロボット129によって、包装箱及びワーク用ラック130のワーク用の位置に貯蔵される。パレタイザー55は、包装箱及びワーク用ラック130からワークを取り出してパレタイズを行なう。
【0091】
このように、搬送ロボットを使用した包装作業では、治具の交換によって複数サイズ及び品種のワークの包装を行なうことができるため、品種切り替え等に対するフレキシビリティーを向上させることができる。また、各種包装装置を使用する場合に比べて、省スペース化を図ることができる。
【0092】
なお、上記実施形態では、ワーク搬送ロボットと包材搬送ロボットとを1台ずつ設けたが、複数台ずつ設けてもよい。この場合、一つの経路規定ライン上に複数台のロボットを配置してもよいし、平行に設けられた別の経路規定ライン上にロボットをそれぞれ配置してもよい。
【0093】
また、上記実施形態では、治具を交換するようにしたが、ロボットハンドに複数の治具を取り付けて切り替えられるようにしてもよい。更に、搬送ロボットのロボットハンドを一つとしたが、二つ設けてそれぞれに異なる治具を取り付けてもよい。この場合、治具の交換やが不用となったり、交換回数が減少するなどの効果を得ることができる。
【0094】
また、ワーク搬送ロボットと包材搬送ロボットとを異なるフロア間を移動できるようにすることで、各設備を別々のフロアに設けることもできる。また、医療用撮影フイルムの品種によっては、包装箱による包装が行なわれない場合もあるため、搬送ロボットによって不用な設備を通り越してワークを搬送させてもよい。
【0095】
更に、充電式の搬送ロボットを使用する場合には、ロボットの充電ステーションを設けるとよい。この充電は、生産管理コンピュータの指示で行なってもよいし、充電レベルに応じて各ロボットが自分で充電ステーションに移動するようにしてもよい。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシート体の生産・包装システムによれば、異なるサイズ及び品種のシート体の生産及び包装を、大がかりな装置の交換や切り替え、設定変更等を行なわずに一つのシステム内で行なうことができる。これにより、サイズ及び品種、生産数量に対するフレキシビリティーが向上し、コストダウンと生産性向上とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Hサイズの出力用フイルムの生産・包装過程を概念的に示す説明図である。
【図2】B4サイズの出力用フイルムの生産・包装過程を概念的に示す説明図である。
【図3】Hサイズの直医用フイルムの生産・包装過程を概念的に示す説明図である。
【図4】医療用フイルムの生産・包装システムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】ワーク搬送ロボットと包材搬送ロボットと治具ステーションとの一例を示す外観斜視図である。
【図6】本発明の別の実施形態の医療用フイルムの生産・包装システムの構成を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
2,20 出力用フイルム
5,23,36 シート集積体
7,24,38 保護カバー
10,26,40 カバー装填体
12,27,41 包装袋
15,28,43 包装体
17,30,44 包装箱
33 直医用フイルム
48 裁断装置
51 切断集積設備
52 カバー装填設備
53 袋詰設備
54 箱詰設備
56〜58,122,125,128 ワーク搬送ロボット
59〜61,123,126,129 包材搬送ロボット
88〜90,137,139,140 治具ステーション
121 ワーク用ラック
124 カバー及びワーク用ラック
127 包装袋及びアーク用ラック
130 包装箱及びワーク用ラック
132 カバー仮折り装置
133 製袋装置
134 製函装置

Claims (9)

  1. ロールから引き出したウェブを所定長さで切断してシート体を形成し、このシート体を所定枚数単位で重ねてシート集積体を形成する、複数種類の品種及びサイズに対応した切断集積設備と、
    複数種類の品種及びサイズのシート集積体をその品種及びサイズに適合した包材で包装する包装設備とを備えたシート体の生産・包装システムにおいて、
    前記切断集積設備と包装設備との間、又はその近傍に、
    上流側の切断集積設備からシート集積体を含むワークを取り出し、包装設備の品種及びサイズが対応する装置に搬送するワーク搬送手段と、
    包材を供給する包材供給手段と、
    この包材供給手段からシート集積体の品種及びサイズに適合した包材を取り出し、包装設備の品種及びサイズが対応する装置に搬送する包材搬送手段とを少なくとも一つずつ配置し、
    これらの設備及び手段を制御する設備制御手段を設けたことを特徴とするシート体の生産・包装システム。
  2. 前記包装設備は、シート集積体を種類の異なる包材で順次包装する複数の包装設備からなり、これらの包装設備の間、又はその近傍の少なくとも一つに、ワーク搬送手段及び包材供給手段及び包材搬送手段を少なくとも一つずつ配置したことを特徴とする請求項1記載のシート体の生産・包装システム。
  3. 前記ワーク搬送手段及び包材搬送手段は、各設備を構成する複数の装置の間を移動する移動手段と、この移動手段に設けられてワーク及び包材をハンドリングするハンドリング手段とを備えたロボットユニットからなることを特徴とする請求項1または2記載のシート体の生産・包装システム。
  4. 前記ロボットユニットは、ワーク又は包材の品種及びサイズに応じて、ハンドリング手段の治具が切替え又は交換されることを特徴とする請求項3記載のシート体の生産・包装システム。
  5. 前記各包装設備の稼働状態に応じて、稼働率の低い設備から稼働率の高い設備に、ワーク搬送手段と包材搬送手段とのいずれか一方又は両方を移動させることを特徴とする請求項2ないし4いずれか記載のシート体の生産・包装システム。
  6. 前記包材供給手段は、シート集積体を包装できる形態まで包材を加工する包材加工手段と、加工済みの包材を貯蔵する包材貯蔵手段とのいずれか一方、又は両方からなることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のシート体の生産・包装システム。
  7. 前記包材によるワークの包装は、前記ワーク搬送手段と包材搬送手段とによって行なわれることを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載のシート体の生産・包装システム。
  8. 前記ワーク搬送手段の近傍に、上流側の設備から取り出されたワークを一時的に貯蔵するワーク貯蔵手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載のシート体の生産・包装システム。
  9. 前記設備制御手段と各設備及び各手段とは、有線又は無線、又は有線と無線とを組み合わせたローカルエリアネットワークによって接続されていることを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載のシート体の生産・包装システム。
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