JP2004050041A - 充填槽の切り替え方法 - Google Patents

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Nobuyoshi Iwaki
岩木 信義
Kunihiko Goto
後藤 邦彦
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、比較的簡単な装置を用い、流体の流量の計測による圧力降下を伴うことなく、よって設備費用及び運転費用の観点から優れるという特徴を有する充填槽の切り替え方法を提供する。
【解決手段】化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体7を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽1および2を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、各充填槽の流体入口部3または5と流体出口部4または6の圧力差を観測することにより切り替えの進行状況を判断しつつ切り替えを行う充填槽の切り替え方法。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充填槽の切り替え方法に関するものである。更に詳しくは、本発明は、化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、比較的簡単な装置を用い、流体の流量の計測による圧力降下を伴うことなく、よって設備費用及び運転費用の観点に優れるという特徴を有する充填槽の切り替え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替えて用いる方法は汎用されている。たとえば、触媒や吸着剤が使用中に劣化し、再生又は更新する必要がある場合、システム全体を停止することなく再生又は更新を実施するためには、上記の方法が用いられる。
【0003】
ところで、上記の切り替えを、円滑かつ安全に行なうためには、各充填槽に流通する流体の流量の推移を観察しながら実施する必要がある。そのためには、各充填槽を流通する流体の流路に、オリフィス式等の流量計を設けるのが一般である。ところが、この場合、流量計の部分を流体が通過することによる圧力降下が発生し、また比較的大掛かりで高価な流量計システムを必要とするという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる現状において、本発明が解決しようとする課題は、化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、比較的簡単な装置を用い、流体の流量の計測による圧力降下を伴うことなく、切り替え時の負荷(流体の流通量)の移行状況を把握し、負荷の急激な変化による化学反応、吸着又は吸収の変動を抑えることができるようになる。よって設備費用及び運転費用の観点に優れるという特徴を有する充填槽の切り替え方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、各充填槽の流体入口部と流体出口部の圧力差を観測することにより切り替えの進行状況を判断しつつ切り替えを行う充填槽の切り替え方法に係るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽としては、特に制限はないが、充填剤が固体触媒であり、充填槽が反応器であるもの、充填剤が吸着剤であり、充填槽が吸着塔であるもの等を例示することができる。更に具体的な例としては、エチレン、アセチレン、水素を含むガス中に含まれるアセチレンを水素と反応させることによりエチレン及びエタンに転換する反応をあげることができる。
【0007】
本発明の反応システムは、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有する。すなわち、使用中の充填槽中の触媒が活性低下した場合に、待機中の充填槽と切り替えて使用し、反応を停止することなく充填槽の切り替えが可能なシステムである。
【0008】
本発明の方法は、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、各充填槽の流体入口部と流体出口部の圧力差を観測することにより切り替えの進行状況を判断しつつ切り替えを行う充填槽の切り替え方法である。
【0009】
各充填槽の流体入口部と流体出口部の圧力差を観測するために、各充填槽の流体入口部と流体出口部に各々圧力計が設けられる。圧力計の出力は目視観察してもよいが、常用の自動指示記録装置を用いると便利である。なお、流体入口部の圧力と流体出口部の圧力から差圧を演算して、該差圧を出力する形式でもよい。
【0010】
【実施例】
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1
図1に示すシステムを用いた。充填槽にはアセチレンの水添触媒(4〜6mmφの球形)が5m(1充填槽あたり)が充填されている。充填槽(A)を使用状態とし、充填槽(B)を待機状態とした。各充填槽の流体入口部と流体出口部の圧力差を観測するために、各充填槽の流体入口部と流体出口部に各々圧力計が設けられている。流体としては、エチレンプラント分解炉出口のエチレンを主成分とするガス(エチレン、アセチレン、水素を含むガス)を用いた。圧力計により各充填槽における圧力降下(差圧)を観察しながら、充填槽の切り替えを実施した。負荷の移行状況が差圧の変化として把握することができ、切り替え作業は極めて円滑に行なわれ、下流のプロセスに影響を及ぼすことなく、安定した運転状態を維持できた。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明により、化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、比較的簡単な装置を用い、流体の流量の計測による圧力降下を伴うことなく、よって設備費用及び運転費用の観点に優れるという特徴を有する充填槽の切り替え方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシステムのフロー概略を示す図である。
【符号の説明】
1 充填槽(A)
2 充填槽(B)
3 圧力計(充填槽(A)の流体入口)
4 圧力計(充填槽(A)の流体出口)
5 圧力計(充填槽(B)の流体入口)
6 圧力計(充填槽(B)の流体出口)
7 流体

Claims (3)

  1. 化学反応、吸着又は吸収を目的とした充填剤が充填され、流体を流通させる充填槽において、使用中の充填槽と待機中の充填槽を有し、使用中の充填槽から待機中の充填槽に使用を切り替える方法であって、各充填槽の流体入口部と流体出口部の圧力差を観測することにより切り替えの進行状況を判断しつつ切り替えを行う充填槽の切り替え方法。
  2. 充填剤が固体触媒であり、充填槽が反応器である請求項1記載の方法。
  3. エチレン、アセチレン、水素を含むガス中に含まれるアセチレンを水素と反応させることによりエチレン及び、エタンに転換する請求項2記載の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100195A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Sumitomo Chemical Co Ltd 多管式反応器の検査方法および多管式反応器の保全方法
JP2008538106A (ja) * 2005-03-16 2008-10-09 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 改善された生産性を有するパラキシレンとベンゼンの統合された生産方法
JP2018504265A (ja) * 2015-01-23 2018-02-15 アメテック,インコーポレイティド 燃料不活性化システム、方法及び装置

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