JP2004049943A - 食品廃棄物のリサイクルシステム - Google Patents
食品廃棄物のリサイクルシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004049943A JP2004049943A JP2002207125A JP2002207125A JP2004049943A JP 2004049943 A JP2004049943 A JP 2004049943A JP 2002207125 A JP2002207125 A JP 2002207125A JP 2002207125 A JP2002207125 A JP 2002207125A JP 2004049943 A JP2004049943 A JP 2004049943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid
- food waste
- disposer
- recycling system
- wastewater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000004064 recycling Methods 0.000 title claims abstract description 43
- 239000002699 waste material Substances 0.000 title abstract description 11
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 77
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 59
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims abstract description 43
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims abstract description 43
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 claims abstract description 42
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims abstract description 36
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims abstract description 29
- 239000010794 food waste Substances 0.000 claims description 120
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 claims description 27
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 20
- 235000013305 food Nutrition 0.000 claims description 12
- 238000000855 fermentation Methods 0.000 claims description 8
- 230000004151 fermentation Effects 0.000 claims description 8
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 2
- 244000144972 livestock Species 0.000 abstract description 14
- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 abstract description 13
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 26
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000006477 desulfuration reaction Methods 0.000 description 3
- 230000023556 desulfurization Effects 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 238000004065 wastewater treatment Methods 0.000 description 3
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000010813 municipal solid waste Substances 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 235000021167 banquet Nutrition 0.000 description 1
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 235000013410 fast food Nutrition 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 235000021067 refined food Nutrition 0.000 description 1
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 1
- 239000002912 waste gas Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
【課題】塩分、油分を多く含む食品廃棄物であっても、リサイクル処理して家畜の飼料、肥料等として再利用することができるようにする。
【解決手段】食品工場から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物をディスポーザー2により破砕し、これを固液分離機8により固液分離処理し、固液分離処理によって得られる固形分を乾燥機15で乾燥させ、排水をディスポーザー2に導いて洗浄水として利用する。乾燥機15からの排ガスを洗浄水を加熱する熱源として利用し、洗浄水を温水としてディスポーザー2に導き、食品廃棄物の洗浄を行う。食品廃棄物の油分、塩分を効率良く洗浄することができるので、リサイクルして家畜の飼料等として有効に再利用することが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】食品工場から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物をディスポーザー2により破砕し、これを固液分離機8により固液分離処理し、固液分離処理によって得られる固形分を乾燥機15で乾燥させ、排水をディスポーザー2に導いて洗浄水として利用する。乾燥機15からの排ガスを洗浄水を加熱する熱源として利用し、洗浄水を温水としてディスポーザー2に導き、食品廃棄物の洗浄を行う。食品廃棄物の油分、塩分を効率良く洗浄することができるので、リサイクルして家畜の飼料等として有効に再利用することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品廃棄物のリサイクルシステムに関し、特に、食品工場からの食品廃棄物、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等からの食品廃棄物をリサイクル処理して家畜の飼料、肥料等として再利用するのに有効な食品廃棄物のリサイクルシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、弁当等の食品を製造する食品工場等では、製造不良、注文数量の見込み違い等により、製品として出荷できない食品廃棄物(生ごみ)が出ることがあり、大規模工場では1日に1トン程度の食品廃棄物が出ることがある。
【0003】
従来、このような食品廃棄物のうち再利用できるものは、廃棄物処理システムによりリサイクル処理して家畜の飼料、肥料等として再利用し、再利用できないものは、焼却炉で焼却した後に埋立処理したり、焼却せずに直接に埋立処理していた。なお、この種食品廃棄物の性状として、図4に示すデータが報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかながら、食品廃棄物の中で弁当等のように味付けされたものは、図4に示すように塩分、油分を多く含んでいるため、家畜の飼料、肥料等として再利用するには問題があり、殆どのものが焼却、埋立処理されていた。
【0005】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、塩分、油分を多く含む食品廃棄物であっても、リサイクル処理して家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができ、これにより省資源化を図ることができるとともに、環境保全を図ることもできる食品廃棄物のリサイクルシステムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。すなわち、請求項1に係る発明は、食品工場から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物をディスポーザーにより破砕し、この破砕した食品廃棄物を食品工場からの廃水と共に輸送し、固液分離機により固液分離する食品廃棄物処理システムにおいて、前記固液分離機による固液分離処理により得られた固形分を乾燥処理する乾燥機を設け、乾燥処理した固形分を回収して再利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機により食品廃棄物を固液分離処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができる。
【0007】
請求項2に係る発明は、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物を各々のゾーンに設けられるディスポーザーにより破砕し、この破砕した食品廃棄物を各々のゾーンからの廃水と共に輸送し、固液分離機により固液分離処理する食品廃棄物処理システムにおいて、前記固液分離機による固液分離処理により得られた固形分を乾燥処理する乾燥機を設け、乾燥処理した固形分を回収して再利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等の広域から収集した食品廃棄物を固液処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記乾燥機から排出される排ガスを前記ディスポーザーに導き、ディスポーザーに供給する洗浄水と混合させ、この洗浄水により食品廃棄物の予熱を行うように構成したことを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、乾燥機から排出される排ガスをディスポーザーに供給する洗浄水の熱源として利用でき、この洗浄水により食品廃棄物の予熱を行うことができる。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記固液分離機による固液分離により得られる排水を回収し、この排水をメタン発酵処理することにより可燃性ガスを製造し、この可燃性ガスを前記乾燥機の熱源として利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水をメタン発酵処理することにより、乾燥機の熱源として利用できる可燃性ガスが得られることになる。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記固液分離機による固液分離により得られた排水を前記ディスポーザーに供給する洗浄水として利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を、ディスポーザーにおいて食品廃棄物の油分、塩分を洗い落とす洗浄水として利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第1の実施の形態が示されていて、この食品廃棄物のリサイクルシステム1は、食品工場等で廃棄された塩分、油分を含む食品廃棄物(生ごみ)をリサイクルして再利用するのに有効なものであって、ディスポーザー2、固液分離機8、乾燥機15等の設備を備えている。
【0012】
ディスポーザー2は、食品廃棄物の破砕処理を行うものであって、食品廃棄物の供給部3と排出部4とを備えており、供給部3には供給機13が接続され、この供給機13を介して食品工場等から回収した食品廃棄物がディスポーザー2の内部に供給される。
【0013】
ディスポーザー2の排出部4には配管5を介して固液分離機8が接続される。この配管5の途中には送液ポンプ6が設けられ、この送液ポンプ6の作動により、ディスポーザー2で破砕処理された食品廃棄物がディスポーザー2からの廃水と共に固液分離機8に圧送される。
【0014】
ディスポーザー2の供給部3にはスチームヒーター7が連設され、このスチームヒーター7を介してディスポーザー2内で破砕処理される食品廃棄物に洗浄水が供給され、この洗浄水により食品廃棄物の油分、塩分が除去されるとともに、食品廃棄物が予熱される。
【0015】
洗浄水は、後述する固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られる排水からなるものであって、この排水が洗浄水として食品廃棄物を洗浄した後に、廃水となって食品廃棄物と共に圧送ポンプ6を介して後述する固液分離機8に圧送される。
【0016】
固液分離機8は、ディスポーザー2から圧送された食品廃棄物の固液分離処理を行うものであって、ディスポーザー2側に接続される上部槽9と、上部槽9の下部に設けられる下部槽10とを備え、上部槽9内に食品廃棄物の固形分を回収し、下部槽10内に食品廃棄物から分離した排水を回収する。
【0017】
下部槽10の底部は配管5を介してディスポーザー2側のスチームヒーター7に接続される。この配管5の途中には送液ポンプ11が設けられ、この送液ポンプ11の作動により下部槽10内に回収された食品廃棄物の排水がスチームヒーター7に供給され、洗浄水となってディスポーザー2内の食品廃棄物に供給される。この配管5は、送液ポンプ11の下流側で分岐され、開閉バルブ12を介して排水処理装置に接続される。下部槽10内には、配管5を介して補給水が補給され、下部槽10内のレベルを一定の範囲内に保っている。
【0018】
固液分離機8の上部槽9の排出部には供給機13が連設され、上部槽9内に回収した食品廃棄物の固形分が上部槽9の排出部から供給機13に供給され、この供給機13の作動により供給機13に接続される乾燥機15内に食品廃棄物の固形分が供給される。
【0019】
乾燥機15は、食品廃棄物の固形分の乾燥処理を行うものであって、内部に固形分を収容して乾燥処理を行う乾燥室16を備えている。乾燥機15にはガスバーナー式の熱風発生器17が連設され、この熱風発生器17の作動により乾燥室16内に熱風が供給される。
【0020】
熱風発生器17には、配管5を介してLPGガス、都市ガス等の燃焼ガスと空気とが供給され、この燃焼ガスの燃焼と後述する循環送風機18の作動により、乾燥機15の乾燥室16内に熱風が供給される。
【0021】
熱風発生器17と乾燥機15の乾燥室16との間は配管5を介して接続され、この配管5の途中には循環送風機18が設けられ、この循環送風機18の作動により乾燥室16からの排ガスが熱風発生器17に供給され、熱風発生器17内において加熱されて熱風となって配管5を介して乾燥室16内に供給され、乾燥室16内の固形分の乾燥処理を行う。なお、この実施の形態においては、乾燥室16内を120〜130℃に設定している。乾燥室16内での乾燥処理が済んだ食品廃棄物の固形分は、乾燥室16の排出部から外部に排出されて回収される。
【0022】
循環送風機18の下流側の配管5は、途中で分岐されてディスポーザー2側のスチームヒーター7に接続され、この配管5を介して乾燥機15の乾燥室16からの排ガスの一部がスチームヒーター7に供給され、固液分離機8の下部槽10からスチームヒーター7に供給される排水と混合されて排水を温水とする。そして、この温水を洗浄水として使用することにより、ディスポーザー2内の食品廃棄物の油分、塩分の除去効果が高まり、また、この温水によりディスポーザー2内の食品廃棄物を予熱することにより、熱効率を高めることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができる。
【0023】
次に、上記のように構成したこの実施の形態による食品廃棄物のリサイクルシステム1の作用について説明する。
まず、食品工場等から回収した油分、塩分を多く含む食品廃棄物を供給機13に投入し、供給機13を作動させて食品廃棄物をディスポーザー2に供給し、ディスポーザー2を作動させて食品廃棄物の粉砕処理を行う。
【0024】
この場合、送液ポンプ11を作動させて固液分離機8の下部槽10から排水をスチームヒーター7に導くとともに、循環送風機18を作動させて乾燥機15の乾燥室16からの排ガスの一部をスチームヒーター7に導いて排水と混合させて排水を温水とし、この温水を洗浄水としてディスポーザー2内の食品廃棄物に供給し、食品廃棄物の油分、塩分の洗浄を行う。排水の加熱に使用された乾燥機15からの排ガスは、配管5を介して大気中に放出される。
【0025】
そして、油分、水分の洗浄が終了した食品廃棄物を送液ポンプ6を作動させることにより、廃水と共に固液分離機8の上部槽9に圧送し、上部槽9内に固形分を回収し、固形分から分離した排水は下部槽10内に回収する。
【0026】
そして、上部槽9内に回収した固形分を上部槽9の排出部から排出し、供給機13の作動により乾燥機15の乾燥室16内に供給する。そして、循環送風機18を作動させるとともに、熱風発生器17を作動させて乾燥室16内に熱風を供給し、乾燥室16内の固形分の乾燥処理を行う。乾燥処理の終了した固形分は乾燥室16から取り出されて回収される。
【0027】
この場合、乾燥処理に使用された熱風は、循環送風機18の作動により乾燥室16から排出ガスとなって回収され、熱風発生器17に再び供給されるとともに、排ガスの一部はスチームヒーター7に導かれ、スチームヒーター7に供給される下部槽10からの排水と混合されて排水を温水にし、ディスポーザー2内の食品廃棄物に含まれる油分、塩分の洗浄効果を高め、食品廃棄物を予熱して熱効率を高める。
【0028】
このようにして、食品工場等から回収した油分、塩分を多く含む食品廃棄物のリサイクル処理を行うことにより、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を得ることができるので、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0029】
上記のように構成したこの実施の形態による食品廃棄物のリサイクルシステム1にあっては、ディスポーザー2によって破砕処理した食品廃棄物にスチームヒーター7から温水の洗浄水を供給することにより、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗浄することができるので、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を固液分離機8及び乾燥機15を介して回収することができる。従って、家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0030】
また、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗い落とす洗浄水として、固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を利用し、また乾燥機15による固形分の乾燥処理に使用した熱風の排ガスを排水の加熱源として利用しているので、油分、塩分を洗い落とす洗浄水の水源を新たに設ける必要はなく、また、洗浄水の加熱源を新たに設ける必要もなく、資源を有効に利用することができ、省資源化を図ることができることになる。
【0031】
さらに、洗浄水に温水を使用しているので、洗浄水により食品廃棄物を予熱することができるので、熱効率を著しく向上させることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0032】
図2には、本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第2の実施の形態が示されていて、この食品廃棄物のリサイクルシステム1は、固液分離機8による固液分離処理によって得られた排水をスチームヒーター7に圧送する送液ポンプ11の下流側に、配管5を分岐させて開閉バルブ12を介して調整槽20を接続するとともに、調整槽20に配管5を介してメタン発酵槽21を接続し、メタン発酵槽21を配管5を介して排水処理装置に接続し、メタン発酵槽21の上部に配管5を介して脱硫塔22を接続し、脱硫塔22に配管5を介してガス貯槽23を接続し、ガス貯槽23を配管5を介して熱風発生器17に接続したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0033】
すなわち、食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水をメタン発酵処理して、バイオガス(メタンガス;60%、炭酸ガス;40%の混合ガス)を製造し、脱硫塔22において燃焼ガスの脱硫処理を行った後に、ガス貯槽23を介して燃焼ガスを熱風発生器17に供給し、熱風発生器17の燃焼ガスとして利用するように構成したものである。従って、前記第1の実施の形態に示すものと比較して、LPG、都市ガス等の燃焼ガスの使用量を低減させることができるものである。
【0034】
そして、この実施の形態に示す食品廃棄物のリサイクルシステム1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏し、ディスポーザー2によって破砕処理した食品廃棄物にスチームヒーター7から温水の洗浄水を供給することにより、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗浄することができるので、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を固液分離機8及び乾燥機15を介して回収することができる。従って、家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0035】
また、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗い落とす洗浄水として、固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を利用し、また乾燥機15による固形分の乾燥処理に使用した熱風の排ガスを排水の加熱源として利用しているので、油分、塩分を洗い落とす洗浄水の水源を新たに設ける必要はなく、また、洗浄水の加熱源を新たに設ける必要もなく、資源を有効に利用することができ、省資源化を図ることができることになる。
【0036】
さらに、洗浄水に温水を使用しているので、洗浄水により食品廃棄物を予熱することができるので、熱効率を著しく向上させることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0037】
図3には、本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第3の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示す食品廃棄物のリサイクルシステムは、飲食店26、ファーストフード店27等の集合体である商業施設ゾーン25、レストラン街29、宴会場30、地下厨房室31等の集合体であるホテルゾーン28等の広域から廃棄される食品廃棄物を収集し、リサイクル処理して再利用するのに適用したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0038】
すなわち、商業施設ゾーン25各々の施設のディスポーザー2により食品廃棄物の破砕処理を行い、これを中継ポンプ槽32を介して原水ポンプ槽33に輸送し、原水ポンプ槽33から固液分離機8に輸送し、固液分離機8において固液分離処理を行う。また、ホテルゾーン28の各々の施設のディスポーザー2により食品廃棄物の破砕処理を行い、これを原水ポンプ槽34に輸送し、原水ポンプ槽34から固液分離機8に輸送し、固液分離機8において固液分離処理を行う。そして、固液分離処理によって得られた固形分を供給機13を介して乾燥機15に供給し、乾燥機15の乾燥室16内において固形分の乾燥処理を行い、乾燥処理の終了した固形分を乾燥室16から排出させて回収するように構成したものである。
【0039】
そして、このような広域からの食品廃棄物の収集に本発明を適用した場合であっても、前記第1及び第2の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏し、ディスポーザー2によって破砕処理した食品廃棄物にスチームヒーター(図示せず)から温水の洗浄水を供給することにより、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗浄することができるので、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を固液分離機8及び乾燥機15を介して回収することができる。従って、家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0040】
また、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗い落とす洗浄水として、固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を利用し、また乾燥機15による固形分の乾燥処理に使用した熱風の排ガスを排水の加熱源として利用しているので、油分、塩分を洗い落とす洗浄水の水源を新たに設ける必要はなく、また、洗浄水の加熱源を新たに設ける必要もなく、資源を有効に利用することができ、省資源化を図ることができることになる。
【0041】
さらに、洗浄水に温水を使用しているので、洗浄水により食品廃棄物を予熱することができるので、熱効率を著しく向上させることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0042】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明による請求項1に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機により食品廃棄物を固液処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。従って、省資源化を図ることができるとともに、環境保全を図ることもできることになる。
【0043】
また、請求項2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等の広域から収集した食品廃棄物を固液分離処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。従って、省資源化を図ることができるとともに、環境保全を図ることもできることになる。
【0044】
さらに、請求項3に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、乾燥機から排出される排ガスをディスポーザーに供給する洗浄水の熱源として利用でき、この洗浄水により食品廃棄物の予熱を行うことができることになる。従って、熱効率を向上させることができるので、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0045】
さらに、請求項4に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水をメタン発酵処理することにより、乾燥機の熱源として利用できる可燃性ガスが得られることになる。従って、乾燥機の熱源として利用するLPG、都市ガス等の燃焼ガスの量を少なくすることができ、省資源化を図ることができるとともに、システム全体としてのランニングコストを低減させることができる。
【0046】
さらに、請求項5に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を、ディスポーザーにおいて食品廃棄物の油分、塩分を洗い落とす洗浄水として利用することができる。従って、洗浄水の水源を新たに設ける必要がないので、省資源化を図ることができるとともに、システム全体としてのランニングコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第1の実施の形態を示したフロー図である。
【図2】本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第2の実施の形態を示したフロー図である。
【図3】本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第3の実施の形態を示したフロー図である。
【図4】食品廃棄物の性状を示した説明図である。
【符号の説明】
1 食品廃棄物のリサイクルシステム
2 ディスポーザー
8 固液分離機
13 供給機
15 乾燥機
21 メタン発酵槽
25 商業施設ゾーン
28 ホテルゾーン
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品廃棄物のリサイクルシステムに関し、特に、食品工場からの食品廃棄物、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等からの食品廃棄物をリサイクル処理して家畜の飼料、肥料等として再利用するのに有効な食品廃棄物のリサイクルシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、弁当等の食品を製造する食品工場等では、製造不良、注文数量の見込み違い等により、製品として出荷できない食品廃棄物(生ごみ)が出ることがあり、大規模工場では1日に1トン程度の食品廃棄物が出ることがある。
【0003】
従来、このような食品廃棄物のうち再利用できるものは、廃棄物処理システムによりリサイクル処理して家畜の飼料、肥料等として再利用し、再利用できないものは、焼却炉で焼却した後に埋立処理したり、焼却せずに直接に埋立処理していた。なお、この種食品廃棄物の性状として、図4に示すデータが報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかながら、食品廃棄物の中で弁当等のように味付けされたものは、図4に示すように塩分、油分を多く含んでいるため、家畜の飼料、肥料等として再利用するには問題があり、殆どのものが焼却、埋立処理されていた。
【0005】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、塩分、油分を多く含む食品廃棄物であっても、リサイクル処理して家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができ、これにより省資源化を図ることができるとともに、環境保全を図ることもできる食品廃棄物のリサイクルシステムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。すなわち、請求項1に係る発明は、食品工場から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物をディスポーザーにより破砕し、この破砕した食品廃棄物を食品工場からの廃水と共に輸送し、固液分離機により固液分離する食品廃棄物処理システムにおいて、前記固液分離機による固液分離処理により得られた固形分を乾燥処理する乾燥機を設け、乾燥処理した固形分を回収して再利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機により食品廃棄物を固液分離処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができる。
【0007】
請求項2に係る発明は、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物を各々のゾーンに設けられるディスポーザーにより破砕し、この破砕した食品廃棄物を各々のゾーンからの廃水と共に輸送し、固液分離機により固液分離処理する食品廃棄物処理システムにおいて、前記固液分離機による固液分離処理により得られた固形分を乾燥処理する乾燥機を設け、乾燥処理した固形分を回収して再利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等の広域から収集した食品廃棄物を固液処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記乾燥機から排出される排ガスを前記ディスポーザーに導き、ディスポーザーに供給する洗浄水と混合させ、この洗浄水により食品廃棄物の予熱を行うように構成したことを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、乾燥機から排出される排ガスをディスポーザーに供給する洗浄水の熱源として利用でき、この洗浄水により食品廃棄物の予熱を行うことができる。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記固液分離機による固液分離により得られる排水を回収し、この排水をメタン発酵処理することにより可燃性ガスを製造し、この可燃性ガスを前記乾燥機の熱源として利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水をメタン発酵処理することにより、乾燥機の熱源として利用できる可燃性ガスが得られることになる。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記固液分離機による固液分離により得られた排水を前記ディスポーザーに供給する洗浄水として利用することを特徴とする。
この発明による食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を、ディスポーザーにおいて食品廃棄物の油分、塩分を洗い落とす洗浄水として利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第1の実施の形態が示されていて、この食品廃棄物のリサイクルシステム1は、食品工場等で廃棄された塩分、油分を含む食品廃棄物(生ごみ)をリサイクルして再利用するのに有効なものであって、ディスポーザー2、固液分離機8、乾燥機15等の設備を備えている。
【0012】
ディスポーザー2は、食品廃棄物の破砕処理を行うものであって、食品廃棄物の供給部3と排出部4とを備えており、供給部3には供給機13が接続され、この供給機13を介して食品工場等から回収した食品廃棄物がディスポーザー2の内部に供給される。
【0013】
ディスポーザー2の排出部4には配管5を介して固液分離機8が接続される。この配管5の途中には送液ポンプ6が設けられ、この送液ポンプ6の作動により、ディスポーザー2で破砕処理された食品廃棄物がディスポーザー2からの廃水と共に固液分離機8に圧送される。
【0014】
ディスポーザー2の供給部3にはスチームヒーター7が連設され、このスチームヒーター7を介してディスポーザー2内で破砕処理される食品廃棄物に洗浄水が供給され、この洗浄水により食品廃棄物の油分、塩分が除去されるとともに、食品廃棄物が予熱される。
【0015】
洗浄水は、後述する固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られる排水からなるものであって、この排水が洗浄水として食品廃棄物を洗浄した後に、廃水となって食品廃棄物と共に圧送ポンプ6を介して後述する固液分離機8に圧送される。
【0016】
固液分離機8は、ディスポーザー2から圧送された食品廃棄物の固液分離処理を行うものであって、ディスポーザー2側に接続される上部槽9と、上部槽9の下部に設けられる下部槽10とを備え、上部槽9内に食品廃棄物の固形分を回収し、下部槽10内に食品廃棄物から分離した排水を回収する。
【0017】
下部槽10の底部は配管5を介してディスポーザー2側のスチームヒーター7に接続される。この配管5の途中には送液ポンプ11が設けられ、この送液ポンプ11の作動により下部槽10内に回収された食品廃棄物の排水がスチームヒーター7に供給され、洗浄水となってディスポーザー2内の食品廃棄物に供給される。この配管5は、送液ポンプ11の下流側で分岐され、開閉バルブ12を介して排水処理装置に接続される。下部槽10内には、配管5を介して補給水が補給され、下部槽10内のレベルを一定の範囲内に保っている。
【0018】
固液分離機8の上部槽9の排出部には供給機13が連設され、上部槽9内に回収した食品廃棄物の固形分が上部槽9の排出部から供給機13に供給され、この供給機13の作動により供給機13に接続される乾燥機15内に食品廃棄物の固形分が供給される。
【0019】
乾燥機15は、食品廃棄物の固形分の乾燥処理を行うものであって、内部に固形分を収容して乾燥処理を行う乾燥室16を備えている。乾燥機15にはガスバーナー式の熱風発生器17が連設され、この熱風発生器17の作動により乾燥室16内に熱風が供給される。
【0020】
熱風発生器17には、配管5を介してLPGガス、都市ガス等の燃焼ガスと空気とが供給され、この燃焼ガスの燃焼と後述する循環送風機18の作動により、乾燥機15の乾燥室16内に熱風が供給される。
【0021】
熱風発生器17と乾燥機15の乾燥室16との間は配管5を介して接続され、この配管5の途中には循環送風機18が設けられ、この循環送風機18の作動により乾燥室16からの排ガスが熱風発生器17に供給され、熱風発生器17内において加熱されて熱風となって配管5を介して乾燥室16内に供給され、乾燥室16内の固形分の乾燥処理を行う。なお、この実施の形態においては、乾燥室16内を120〜130℃に設定している。乾燥室16内での乾燥処理が済んだ食品廃棄物の固形分は、乾燥室16の排出部から外部に排出されて回収される。
【0022】
循環送風機18の下流側の配管5は、途中で分岐されてディスポーザー2側のスチームヒーター7に接続され、この配管5を介して乾燥機15の乾燥室16からの排ガスの一部がスチームヒーター7に供給され、固液分離機8の下部槽10からスチームヒーター7に供給される排水と混合されて排水を温水とする。そして、この温水を洗浄水として使用することにより、ディスポーザー2内の食品廃棄物の油分、塩分の除去効果が高まり、また、この温水によりディスポーザー2内の食品廃棄物を予熱することにより、熱効率を高めることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができる。
【0023】
次に、上記のように構成したこの実施の形態による食品廃棄物のリサイクルシステム1の作用について説明する。
まず、食品工場等から回収した油分、塩分を多く含む食品廃棄物を供給機13に投入し、供給機13を作動させて食品廃棄物をディスポーザー2に供給し、ディスポーザー2を作動させて食品廃棄物の粉砕処理を行う。
【0024】
この場合、送液ポンプ11を作動させて固液分離機8の下部槽10から排水をスチームヒーター7に導くとともに、循環送風機18を作動させて乾燥機15の乾燥室16からの排ガスの一部をスチームヒーター7に導いて排水と混合させて排水を温水とし、この温水を洗浄水としてディスポーザー2内の食品廃棄物に供給し、食品廃棄物の油分、塩分の洗浄を行う。排水の加熱に使用された乾燥機15からの排ガスは、配管5を介して大気中に放出される。
【0025】
そして、油分、水分の洗浄が終了した食品廃棄物を送液ポンプ6を作動させることにより、廃水と共に固液分離機8の上部槽9に圧送し、上部槽9内に固形分を回収し、固形分から分離した排水は下部槽10内に回収する。
【0026】
そして、上部槽9内に回収した固形分を上部槽9の排出部から排出し、供給機13の作動により乾燥機15の乾燥室16内に供給する。そして、循環送風機18を作動させるとともに、熱風発生器17を作動させて乾燥室16内に熱風を供給し、乾燥室16内の固形分の乾燥処理を行う。乾燥処理の終了した固形分は乾燥室16から取り出されて回収される。
【0027】
この場合、乾燥処理に使用された熱風は、循環送風機18の作動により乾燥室16から排出ガスとなって回収され、熱風発生器17に再び供給されるとともに、排ガスの一部はスチームヒーター7に導かれ、スチームヒーター7に供給される下部槽10からの排水と混合されて排水を温水にし、ディスポーザー2内の食品廃棄物に含まれる油分、塩分の洗浄効果を高め、食品廃棄物を予熱して熱効率を高める。
【0028】
このようにして、食品工場等から回収した油分、塩分を多く含む食品廃棄物のリサイクル処理を行うことにより、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を得ることができるので、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0029】
上記のように構成したこの実施の形態による食品廃棄物のリサイクルシステム1にあっては、ディスポーザー2によって破砕処理した食品廃棄物にスチームヒーター7から温水の洗浄水を供給することにより、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗浄することができるので、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を固液分離機8及び乾燥機15を介して回収することができる。従って、家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0030】
また、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗い落とす洗浄水として、固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を利用し、また乾燥機15による固形分の乾燥処理に使用した熱風の排ガスを排水の加熱源として利用しているので、油分、塩分を洗い落とす洗浄水の水源を新たに設ける必要はなく、また、洗浄水の加熱源を新たに設ける必要もなく、資源を有効に利用することができ、省資源化を図ることができることになる。
【0031】
さらに、洗浄水に温水を使用しているので、洗浄水により食品廃棄物を予熱することができるので、熱効率を著しく向上させることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0032】
図2には、本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第2の実施の形態が示されていて、この食品廃棄物のリサイクルシステム1は、固液分離機8による固液分離処理によって得られた排水をスチームヒーター7に圧送する送液ポンプ11の下流側に、配管5を分岐させて開閉バルブ12を介して調整槽20を接続するとともに、調整槽20に配管5を介してメタン発酵槽21を接続し、メタン発酵槽21を配管5を介して排水処理装置に接続し、メタン発酵槽21の上部に配管5を介して脱硫塔22を接続し、脱硫塔22に配管5を介してガス貯槽23を接続し、ガス貯槽23を配管5を介して熱風発生器17に接続したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0033】
すなわち、食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水をメタン発酵処理して、バイオガス(メタンガス;60%、炭酸ガス;40%の混合ガス)を製造し、脱硫塔22において燃焼ガスの脱硫処理を行った後に、ガス貯槽23を介して燃焼ガスを熱風発生器17に供給し、熱風発生器17の燃焼ガスとして利用するように構成したものである。従って、前記第1の実施の形態に示すものと比較して、LPG、都市ガス等の燃焼ガスの使用量を低減させることができるものである。
【0034】
そして、この実施の形態に示す食品廃棄物のリサイクルシステム1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏し、ディスポーザー2によって破砕処理した食品廃棄物にスチームヒーター7から温水の洗浄水を供給することにより、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗浄することができるので、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を固液分離機8及び乾燥機15を介して回収することができる。従って、家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0035】
また、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗い落とす洗浄水として、固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を利用し、また乾燥機15による固形分の乾燥処理に使用した熱風の排ガスを排水の加熱源として利用しているので、油分、塩分を洗い落とす洗浄水の水源を新たに設ける必要はなく、また、洗浄水の加熱源を新たに設ける必要もなく、資源を有効に利用することができ、省資源化を図ることができることになる。
【0036】
さらに、洗浄水に温水を使用しているので、洗浄水により食品廃棄物を予熱することができるので、熱効率を著しく向上させることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0037】
図3には、本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第3の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示す食品廃棄物のリサイクルシステムは、飲食店26、ファーストフード店27等の集合体である商業施設ゾーン25、レストラン街29、宴会場30、地下厨房室31等の集合体であるホテルゾーン28等の広域から廃棄される食品廃棄物を収集し、リサイクル処理して再利用するのに適用したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0038】
すなわち、商業施設ゾーン25各々の施設のディスポーザー2により食品廃棄物の破砕処理を行い、これを中継ポンプ槽32を介して原水ポンプ槽33に輸送し、原水ポンプ槽33から固液分離機8に輸送し、固液分離機8において固液分離処理を行う。また、ホテルゾーン28の各々の施設のディスポーザー2により食品廃棄物の破砕処理を行い、これを原水ポンプ槽34に輸送し、原水ポンプ槽34から固液分離機8に輸送し、固液分離機8において固液分離処理を行う。そして、固液分離処理によって得られた固形分を供給機13を介して乾燥機15に供給し、乾燥機15の乾燥室16内において固形分の乾燥処理を行い、乾燥処理の終了した固形分を乾燥室16から排出させて回収するように構成したものである。
【0039】
そして、このような広域からの食品廃棄物の収集に本発明を適用した場合であっても、前記第1及び第2の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏し、ディスポーザー2によって破砕処理した食品廃棄物にスチームヒーター(図示せず)から温水の洗浄水を供給することにより、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗浄することができるので、油分、塩分の含有量を低減させた固形分を固液分離機8及び乾燥機15を介して回収することができる。従って、家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。
【0040】
また、食品廃棄物に含まれる油分、塩分を洗い落とす洗浄水として、固液分離機8による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を利用し、また乾燥機15による固形分の乾燥処理に使用した熱風の排ガスを排水の加熱源として利用しているので、油分、塩分を洗い落とす洗浄水の水源を新たに設ける必要はなく、また、洗浄水の加熱源を新たに設ける必要もなく、資源を有効に利用することができ、省資源化を図ることができることになる。
【0041】
さらに、洗浄水に温水を使用しているので、洗浄水により食品廃棄物を予熱することができるので、熱効率を著しく向上させることができ、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0042】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明による請求項1に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機により食品廃棄物を固液処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。従って、省資源化を図ることができるとともに、環境保全を図ることもできることになる。
【0043】
また、請求項2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、商業施設ゾーン、ホテルゾーン等の広域から収集した食品廃棄物を固液分離処理することにより得られた固形分を乾燥機により乾燥させることにより乾燥した固形分が得られ、この固形分を家畜の飼料、肥料等として有効に再利用することができることになる。従って、省資源化を図ることができるとともに、環境保全を図ることもできることになる。
【0044】
さらに、請求項3に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、乾燥機から排出される排ガスをディスポーザーに供給する洗浄水の熱源として利用でき、この洗浄水により食品廃棄物の予熱を行うことができることになる。従って、熱効率を向上させることができるので、システム全体としてのランニングコストを低減させることができることになる。
【0045】
さらに、請求項4に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水をメタン発酵処理することにより、乾燥機の熱源として利用できる可燃性ガスが得られることになる。従って、乾燥機の熱源として利用するLPG、都市ガス等の燃焼ガスの量を少なくすることができ、省資源化を図ることができるとともに、システム全体としてのランニングコストを低減させることができる。
【0046】
さらに、請求項5に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムによれば、固液分離機による食品廃棄物の固液分離処理によって得られた排水を、ディスポーザーにおいて食品廃棄物の油分、塩分を洗い落とす洗浄水として利用することができる。従って、洗浄水の水源を新たに設ける必要がないので、省資源化を図ることができるとともに、システム全体としてのランニングコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第1の実施の形態を示したフロー図である。
【図2】本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第2の実施の形態を示したフロー図である。
【図3】本発明による食品廃棄物のリサイクルシステムの第3の実施の形態を示したフロー図である。
【図4】食品廃棄物の性状を示した説明図である。
【符号の説明】
1 食品廃棄物のリサイクルシステム
2 ディスポーザー
8 固液分離機
13 供給機
15 乾燥機
21 メタン発酵槽
25 商業施設ゾーン
28 ホテルゾーン
Claims (5)
- 食品工場から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物をディスポーザーにより破砕し、この破砕した食品廃棄物を食品工場からの廃水と共に輸送し、固液分離機により固液分離する食品廃棄物処理システムにおいて、前記固液分離機による固液分離処理により得られた固形分を乾燥処理する乾燥機を設け、乾燥処理した固形分を回収して再利用することを特徴とする食品廃棄物のリサイクルシステム。
- 商業施設ゾーン、ホテルゾーン等から廃棄される塩分、油分、水分を含む食品廃棄物を各々のゾーンに設けられるディスポーザーにより破砕し、この破砕した食品廃棄物を各々のゾーンからの廃水と共に輸送し、固液分離機により固液分離処理する食品廃棄物処理システムにおいて、前記固液分離機による固液分離処理により得られた固形分を乾燥処理する乾燥機を設け、乾燥処理した固形分を回収して再利用することを特徴とする食品廃棄物のリサイクルシステム。
- 請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記乾燥機から排出される排ガスを前記ディスポーザーに導き、ディスポーザーに供給する洗浄水と混合させ、この洗浄水により食品廃棄物の予熱を行うように構成したことを特徴とする食品廃棄物のリサイクルシステム。
- 請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記固液分離機による固液分離により得られる排水を回収し、この排水をメタン発酵処理することにより可燃性ガスを製造し、この可燃性ガスを前記乾燥機の熱源として利用することを特徴とする食品廃棄物のリサイクルシステム。
- 請求項1又は2に記載の食品廃棄物のリサイクルシステムにおいて、前記固液分離機による固液分離により得られた排水を前記ディスポーザーに供給する洗浄水として利用することを特徴とする食品廃棄物のリサイクルシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207125A JP2004049943A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 食品廃棄物のリサイクルシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207125A JP2004049943A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 食品廃棄物のリサイクルシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004049943A true JP2004049943A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31931670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002207125A Withdrawn JP2004049943A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 食品廃棄物のリサイクルシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004049943A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009028948A1 (en) * | 2007-08-29 | 2009-03-05 | Global Enviro International As | System for processing organic waste |
CN103128092A (zh) * | 2011-11-24 | 2013-06-05 | 四川深蓝环保科技股份有限公司 | 一种厨余垃圾的油脂提取方法及装置 |
CN103639169A (zh) * | 2013-09-17 | 2014-03-19 | 邵道德 | 餐厨垃圾预处理装置 |
CN104043633A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 秦皇岛永达鸿业商贸有限公司 | 餐厨垃圾单元式处理设备 |
CN104529126A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-22 | 重庆澄露环境工程有限公司 | 油气勘探水基泥浆钻井固体废物的回收和利用方法 |
CN104741357A (zh) * | 2013-12-30 | 2015-07-01 | 北京润宇环保工程有限公司 | 餐厨垃圾简易处理方法 |
JP2017042726A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 三井造船株式会社 | 飼料化リサイクルシステム及び飼料化リサイクル方法 |
JP2017113728A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 三井造船環境エンジニアリング株式会社 | ハイブリッド有価物製造設備 |
CN110125149A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-16 | 上海天微生物科技有限公司 | 一种生活湿垃圾的处理方法 |
CN110252766A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-20 | 南京工程学院 | 一种校园餐厨垃圾综合回收利用装置及其使用方法 |
WO2021129845A1 (zh) * | 2019-12-26 | 2021-07-01 | 孙治忠 | 一种餐厨垃圾再生处理系统 |
WO2022034813A1 (ja) * | 2020-08-11 | 2022-02-17 | 株式会社竹中工務店 | 排水処理システム |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002207125A patent/JP2004049943A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009028948A1 (en) * | 2007-08-29 | 2009-03-05 | Global Enviro International As | System for processing organic waste |
JP2010537927A (ja) * | 2007-08-29 | 2010-12-09 | グローバル・エンヴィロ・インターナショナル・アーエス | 有機廃棄物を加工するためのシステム |
CN103128092A (zh) * | 2011-11-24 | 2013-06-05 | 四川深蓝环保科技股份有限公司 | 一种厨余垃圾的油脂提取方法及装置 |
CN104043633A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 秦皇岛永达鸿业商贸有限公司 | 餐厨垃圾单元式处理设备 |
CN103639169A (zh) * | 2013-09-17 | 2014-03-19 | 邵道德 | 餐厨垃圾预处理装置 |
CN103639169B (zh) * | 2013-09-17 | 2015-08-19 | 邵道德 | 餐厨垃圾预处理装置 |
CN104741357A (zh) * | 2013-12-30 | 2015-07-01 | 北京润宇环保工程有限公司 | 餐厨垃圾简易处理方法 |
CN104529126A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-22 | 重庆澄露环境工程有限公司 | 油气勘探水基泥浆钻井固体废物的回收和利用方法 |
JP2017042726A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 三井造船株式会社 | 飼料化リサイクルシステム及び飼料化リサイクル方法 |
JP2017113728A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 三井造船環境エンジニアリング株式会社 | ハイブリッド有価物製造設備 |
CN110125149A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-16 | 上海天微生物科技有限公司 | 一种生活湿垃圾的处理方法 |
CN110252766A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-20 | 南京工程学院 | 一种校园餐厨垃圾综合回收利用装置及其使用方法 |
WO2021129845A1 (zh) * | 2019-12-26 | 2021-07-01 | 孙治忠 | 一种餐厨垃圾再生处理系统 |
WO2022034813A1 (ja) * | 2020-08-11 | 2022-02-17 | 株式会社竹中工務店 | 排水処理システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ATE381970T1 (de) | Behandlung von festem haussmüll | |
JP2004049943A (ja) | 食品廃棄物のリサイクルシステム | |
KR102162511B1 (ko) | 음식 폐기물 처리시설의 연료절감 및 생산성 향상 시스템 | |
CN111023114A (zh) | 一种协同处理市政污泥和餐厨垃圾的方法 | |
JP2010227779A (ja) | 都市型廃棄物の資源化処理システム | |
KR100799332B1 (ko) | 음식물쓰레기 자원화 장치 및 이를 이용한 사료 제조 방법 | |
KR100613935B1 (ko) | 음식물 쓰레기의 대체연료화 처리방법 | |
JP4405531B2 (ja) | 乾燥装置 | |
JP5196484B2 (ja) | セメント製造用原燃料製造設備及びセメント製造工場並びにセメント原燃料化方法 | |
KR101051093B1 (ko) | 상압에서 유중증발기술을 이용한 고함수 유기성 슬러지 건조장치 | |
CN205668991U (zh) | 一种多功能压滤机 | |
KR100292122B1 (ko) | 도시쓰레기 소각로에서의 하수 슬러지 소각장치 및 소각방법 | |
WO2015052759A1 (ja) | 植物性油廃液の処理システム及び処理方法 | |
KR101290767B1 (ko) | 고함수율 슬러지 건조방법 및 그 시스템 | |
JP2004122073A (ja) | 廃棄物のリサイクル処理方法及びそのリサイクル処理施設 | |
KR20140132615A (ko) | 고함수 유기성 폐기물 건조장치, 그를 이용한 고함수 유기성 폐기물의 고형연료 제조방법 및 고함수 유기성 폐기물의 에너지화를 위한 전처리 방법 | |
JP2017177008A (ja) | 乾式メタン発酵方法および乾式メタン発酵装置 | |
KR101135122B1 (ko) | 전기 탈수와 마이크로파 및 열풍을 이용한 하수슬러지 처리장치 및 방법 | |
KR20040026156A (ko) | 유기폐기물 처리장치 | |
CN206925138U (zh) | 一种餐厨垃圾处理系统 | |
KR20110017593A (ko) | 촉매열 히터를 이용한 슬러지 건조 시스템 | |
KR100561484B1 (ko) | 폐열 및 폐가스를 이용한 오폐수 및 상하수도 슬러지케이크 건조장치 | |
KR100529565B1 (ko) | 자체 발전력을 이용한 슬러지 소각장치 및 슬러지 소각 방법 | |
KR100278374B1 (ko) | 폐기물 소각열을 이용한 음식쓰레기 처리장치 | |
JPH1085794A (ja) | 汚泥処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |