JP2004049275A - 可搬型マッサージ機のギヤケース構造 - Google Patents

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Tetsuyoshi Yamazaki
山崎 哲由
Takafumi Mifuji
美藤 尚文
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Abstract

【課題】ダイキャスト成形や樹脂成形を容易に行うことができ、生産性を向上できる可搬型マッサージ機のギヤケース構造を提供する。
【解決手段】ギヤケース6がそれぞれダイキャスト成形または樹脂成形により製作され、前記一対の駆動軸12を各々ウォームホイール11の上方で回転自在に支持するベアリング13が組み付けられる上ケース6Aと、これらの駆動軸12を各々ウォームホイール11の下方で回転自在に支持するベアリング13が組み付けられる上ケース6Bから構成されていると共に、上ケース6Aに組み付けられるベアリング13は、上ケース6Aに対して固定されるベアリングカバー17内に収容保持されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腰や首などの身体の施療部位をマッサージする可搬型マッサージ機の内部に設けられるギヤケースの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の持ち運び可能な小型のマッサージ機等においては、一対の施療子(揉み玉)がそれぞれ垂直軸線回りに互いに同調して反対方向に旋回駆動され、これらの施療子間で腰や首などの部位を左右両側から挟み込んで揉みほぐすようなマッサージ動作を行う構造になっている。
【0003】
例えば、特許第2928469号で提案されている携帯用マッサージ機においては、一対の施療子が駆動軸の回転に同調して摺動機構によって上下方向に摺動する従動軸の上部に所定の傾斜角度で装着されていて、施療子の旋回と上下動によって揉みと指圧の効果が得られるようになっている。
【0004】
上記技術においては、施療子の旋回運動と同調して上下動させるための摺動機構が必要となり、構造が複雑で製造コストが高くなるため、本出願の発明者らは特願2002−135468号において、摺動機構を必要とせずに、施療子に十分な上下方向の動きが得られる構造の可搬型マッサージ機を提案している。
【0005】
この可搬型マッサージ機においては、モータによって略水平軸線回りに回転駆動されるウォームを中央に挟んで、その左右両側に一対のウォームホイールがそれぞれの回転面を互いに両外側が下方に傾いた状態で噛み合っており、これらのウォームホイールがそれぞれ固定されている駆動軸の上方に、施療子を回転自在に取り付けている傾斜軸が連結されている。
【0006】
これらの駆動軸は、モータによってウォームが駆動されると、これに噛み合うウォームホイールとともに互いに反対向きに回転し、施療子がそれぞれ取り付けられている傾斜軸の軸線は倒立円錐面に沿って首振り運動を行う。
【0007】
この際、それぞれの倒立円錐面の中心軸線となる2つの駆動軸の軸線は上方に向かって互いに離れるように傾いているため、一対の施療子は互いに中央へ接近したときに上昇し、また、両外側へ離れた時に下降する運動を行うことで、腰や首の施療部位を指圧する効果が得られるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記特願2002−135468号で提案した可搬型マッサージ機において、図7に示すようにウォームやウォームホイールを収容するギヤケースA1をダイキャスト成形や樹脂成形によって上ケースA2と下ケースA3に2分割して製作しようとした場合に、上ケースA2側で駆動軸を支持するためのベアリングを収容保持するベアリング収容凹部A4を成形するには、金型の下型を左右2つに分割して構成し、これらの下型を中央に向けて斜め下方、すなわち、同図に矢印X、Yで示す向きに抜き取る必要がある。
【0009】
ところが、これらの下型を両方とも斜め下方に移動しようとすると、互いに衝突してしまうため、このような構造のギヤケースをダイキャスト成形や樹脂成形によって製作することが困難で生産性が悪いという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解消し、ダイキャスト成形や樹脂成形を容易に行うことができ、生産性を向上できる可搬型マッサージ機のギヤケース構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、駆動源によって略水平軸線回りに回転駆動されるウォームを中央に挟んで、その左右両側に一対のウォームホイールがそれぞれの回転面を互いに両外側が下方に傾いた状態で収容され、これらのウォームホイールがそれぞれ個別の施療子の駆動軸に固定されている可搬型マッサージ機のギヤケース構造である。
【0012】
なお、本発明において用いられている「ウォーム」という用語には、通常のウォームの他、多条ウォーム或いはヘリカルギヤを含み、また、「ウォームホイール」という用語には、通常のウォームホイールの他にヘリカルギヤも含むものとする。
【0013】
本発明における第1のものにおいては、ギヤケースはそれぞれダイキャスト成形または樹脂成形により製作され、前記一対の駆動軸を各々ウォームホイールの上方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる上ケースと、これらの駆動軸を各々ウォームホイールの下方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる下ケースから構成されていると共に、上ケースに組み付けられるベアリングは、上ケースに対して固定されるベアリングカバー内に収容保持されている。
【0014】
また、本発明における第2のものにおいては、 ギヤケースはそれぞれダイキャスト成形または樹脂成形により製作され、前記一対の駆動軸を各々ウォームホイールの上方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる上ケースと、これらの駆動軸を各々ウォームホイールの下方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる下ケースから構成されていると共に、少なくとも上ケースは、2つのベアリングが各々独立した部分に組み付けられるように複数に分割された部分から構成されている
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のギヤケース構造を有する可搬型マッサージ機の斜視図であって、可搬型マッサージ機1は、椅子やソファの上に載せて、腰部のマッサージを行ったり、床やマットレスの上に置いて、仰向けに寝た姿勢で頸部のマッサージを行うために用いられるものである。
【0016】
可搬型マッサージ機1の本体1Aの上面には、開口部1Bが形成されており、開口部1Bは、柔軟性のあるポリアミド系の耐摩耗性に優れた素材からなる布カバー2で覆われている。
【0017】
前記布カバー2内には、一対の柔軟で弾力性に富む素材によって外層部が形成されている施療子3が収容されていて、これらの施療子3は、開口部1Bを通して本体1A内から突出する傾斜軸4の先端部分にそれぞれ取り付けられている。
【0018】
これらの傾斜軸4は、ここには図示していない駆動軸の上端に設けられたベアリングホルダ5に組み込まれたベアリングを介してそれぞれの駆動軸に対して自由に回転できるように取り付けられている。
【0019】
なお、これらの傾斜軸4の中心軸線は、それぞれに対応する駆動軸の中心軸線に対して傾斜している。そして、2つの傾斜軸4は、図示しない駆動源によって互いに反対向きに同期して回転駆動される駆動軸の動きに伴って倒立円錐状の旋回運動を行うようになっている。
【0020】
図1に示す可搬型マッサージ機1で腰部のマッサージを行う場合には、可搬型マッサージ機1を椅子や座椅子、或いはソファの上に背もたれに、支持ハンドル1Cを下方に向けて立て掛けて載せておき、プラグ差込口1Dに図示しない電源につないだ電源コードの差込プラグを接続する。
【0021】
この状態で、可搬型マッサージ機1の使用者は、これらの椅子やソファに座って、腰部の施療部位を可搬型マッサージ機1の布カバー2の上から一対の施療子3に当てる。
【0022】
そして、可搬型マッサージ機1を駆動すると、それぞれ施療子3が取り付けられている一対の傾斜軸4は、互いに同期して反対向きに旋回運動し、各傾斜軸4に固定されている施療子3はそれぞれ、互いに外向きに傾斜した中心軸線回りに倒立円錐状の軌跡を描いてすりこぎ運動を行う。
一対の施療子3は、このような動きによって施療部位を両側から互いに挟むように近づきながら押圧して揉みと指圧のマッサージを行う。
【0023】
一方、可搬型マッサージ機1で頸部のマッサージを行う場合には、この可搬型マッサージ機1を床面やマットレス上において、使用者は頸部が一対の施療子3に布カバー2の上から当たるようにして仰向けに横たわり、この状態で、可搬型マッサージ機1を動作させて、施療部位のマッサージを行う。
【0024】
図2は、図1に示す可搬型マッサージ機1に適用される本発明のギヤケース構造の第1の実施形態を示すギヤケースの斜視図、図3はこのギヤケースの内部構造を示す縦断面図、図4は、このギヤケースの要部分解図であって、ギヤケース6は、蓋状の上ケース6Aと、図1に示す本体1Aの内部底面に固定される下ケース6Bからなる2分割構造となっていて、アルミ系合金等のダイキャスト成形または、樹脂成形によって製作されている。
【0025】
上ケース6Aの周囲には複数のボルト孔7が貫通形成されていて、それぞれのボルト孔7を通して、下ケース6B上面に形成されているねじ孔8に図示しないボルトを螺着することによって、上ケース6Aと下ケース6Bを一体に連結する構造になっている。
【0026】
また、図2に示すように、下ケース6Bには、図示していないモータを取り付けるためのフランジ部9が一体に形成されている。前記フランジ部9に取り付けられるモータの軸はギヤケース6の内部中央に水平に入り込んでおり、この軸には、図3に示すようにウォーム10が設けられている。
【0027】
前記ウォーム10の左右両側には、同形状の一対のウォームホイール11が噛み合っており、これらのウォームホイール11は、それぞれの回転面を互いに両外側が下方へ傾いた状態でギヤケース6内に収められている。
【0028】
一対のウォームホイール11は、それぞれ、前述した図1に示すベアリングホルダ5が上端部に固定される駆動軸12に固定されている。これらの駆動軸12の上下にはウォームホイール11を間に挟んでそれぞれベアリング13が嵌装されている。
【0029】
それぞれの駆動軸12のウォームホイール11の下方に取り付けられるベアリング13は、ベアリングブッシュ14を介して下ケース6Bの内側上面に形成されているベアリング収容凹部15内に嵌装されるようになっている。
【0030】
なお、これらのベアリング13には、本実施形態においては深溝玉軸受が用いられているが、円錐コロ軸受等のラジアル負荷とともにスラスト負荷が受けられるような他の種類の軸受を用いてもよい。
【0031】
一方、これらの駆動軸12のウォームホイール11の上方に取り付けられているベアリング13は、上ケース6Aに形成されている円形の開口部16から駆動軸12の上端部とともに上ケース6Aの外側へ突出してベアリングカバー17に保持されるようになっている。
【0032】
それぞれのベアリングカバー17の筒状部17Aの上端には、フランジ部17Bが連続して形成されていて、フランジ部17Bの中心部には、駆動軸12を上方へ貫通させるための、筒状部17Aの内径よりやや小径の開口部17Cが開口している。
【0033】
また、フランジ部17Bの周囲には、放射状に伸びる4カ所の取付片17Dが形成されていて、それぞれの取付片17Dのボルト孔17Eにボルト18を通し筒状部17Aの外周面下端を開口部16に嵌合させた状態で、上ケース6A上面に突出形成されている取付ボス19上面のねじ穴19Aに前記ボルト18を螺合させることで、ベアリングカバー17が上ケース6Aに固定されるようになっている。
【0034】
なお、本実施形態のギヤケース構造においては、ベアリングカバー17のボルト孔17Eとボルト18間、及び、筒状部17A下端外周と上ケース6Aの開口部16間に若干の隙間を持たせておくことにより、上ケース6Bに対するベアリングカバー17の取付位置を調整することによってウォーム10とその両側のウォームホイール11間の噛み合い調整を行うことができる。
【0035】
本実施形態によれば、上ケース6A側に保持するベアリング13を、上ケース6Aに固定されるベアリングカバー17内に収容保持させたことで、上ケース6Aの下面側を成形する金型を下方に引き抜くことができ、このような形状のギヤケース6のダイカスト成形あるいは樹脂成形が可能となる。
【0036】
次に、図5は、図1に示す可搬型マッサージ機1に適用される本発明のギヤケース構造の第2の実施形態を示すギヤケースの斜視図であって、同図に示すギヤケース20は、左右一対の上ケース20A、20Bと、左右一対の下ケース20C、20Dの4つに分割された部分から構成されている。
【0037】
また、これらの4つの部分には、それぞれ、上下左右の直径方向に4分割された、図示しないモータを取り付けるフランジ部21の各部分が一体に成形されている。
左右の上ケース20A、20Bの上面には、下ケース20C、20Dとの連結用のボルト(図示せず)を通すためのボルト孔22が貫通形成されている。
【0038】
そして、これらのボルトを各ボルト孔22を通して下ケース20C、20Dに形成されている図示しないねじ孔に螺合することによって、それぞれ対向する上下のケース20A、20Cどうし、及び、上下のケース20B、20Dどうしが相互に連結される構造になっている。
【0039】
また、上下のケース20A、20B、20C、20Dのそれぞれ中央寄りの前後の側面には、それぞれ連結プレート23、24を取り付けるためのねじ穴25が形成されていて、それぞれの連結プレート23,24の各ねじ穴25に対向する位置に形成されているボルト孔26にボルト27を差し込んでねじ穴25に螺合することにより、これらの連結プレート23、24でこれらのケース20A、20B、20C、20Dどうしを一体に結合するようにしている。
【0040】
なお、フランジ部21側の連結プレート24には、フランジ部21をよけるためのスリット部28が形成されている。また、本実施形態におけるギヤケース20内に内蔵される部品は前述した実施形態のものと同じものが用いられている。
【0041】
また、本実施形態のギヤケース20においては、駆動軸12を回転自在に支持するベアリングのうち、上ケース20A、20B側に装着されるものは、図示していないが、上ケース20A、20Bの上面裏側に、図3及び4図に示す下ケース6Aに形成されているベアリング収容凹部15と同様に形成されているベアリング収容凹部内に、ベアリングブッシュを介して収容保持されている。
【0042】
なお、上ケース20A、20Bの上面には、これらの裏面側に形成されたベアリング収容凹部に連通し、ベアリングブッシュ外径よりも小径に形成された、駆動軸12を貫通させるための開口部29がそれぞれ形成されている。
【0043】
この実施形態のギヤケース20においては、ギヤケース20を上下左右に4分割した構造としているため、上ケース20D、20Eの裏面側に設けられる中心軸線が下方へ向かって互いに接近する方向に傾斜しているベアリング収容凹部を形成する際に、左右の上ケース20A、20Bを個別にダイカスト成形あるいは樹脂成形して容易に製作することができる。
【0044】
なお、本実施形態においては、左右の下ケース20C、20Dをそれぞれ独立させているが、これらは、先に述べた図2乃至図4に示すギヤケース6の下ケース6Bと同様に一体に製作してもよい。
【0045】
次に、図6は、図1に示す可搬型マッサージ機1に適用される本発明のギヤケース構造の第3の実施形態を示すギヤケースの斜視図であって、同図に示すギヤケース30は、右側上ケース30A、左側上ケース30Bと、中央上ケース30C、右側下ケース30D、左側下ケース30E、中央下ケース30Eの6分割構造としている。
【0046】
本実施形態においては、モータを取り付けるフランジ部31は、上下2つの部部分に分割されていて、その上半部は中央上ケース30Cと一体に、また、可搬部は中央下ケース30Fと一体に形成されている。
【0047】
右側上ケース30A、左側上ケース30B、及び、中央上ケース30Cのそれぞれの上面には、対向する右側下ケース30D、左側下ケース30E、及び、中央下ケース30Fとの連結用のボルト(図示せず)を通すためのボルト孔32が貫通形成されている。
【0048】
そして、これらのボルトを各ボルト孔32を通して右側下ケース30D、左側下ケース30E、中央下ケース30Fにそれぞれ形成されている図示しないねじ孔に螺合することによって、それぞれ対向する右側上ケース30Aと右側下ケース30Dどうし、左側上ケースと右側下ケースどうし、及び、中央上ケース30Cと中央下ケース30Fどうしが相互に連結される構造になっている。
【0049】
また、ギヤケース30の中央寄りの前後の側面には連結プレート33、34を取り付けるためのねじ穴35が形成されていて、それぞれの連結プレート33,34の前記各ねじ穴35に対向する位置に形成されているボルト孔36に、ボルト37を差し込んでねじ穴35に螺合することにより、これらの連結プレート33、34でこれらのケース30A、30B、30C、30D、30E、30Fどうしを一体に結合するようにしている。
【0050】
なお、フランジ部31側の連結プレート34には、フランジ部31をよけるためのスリット部38が形成されている。また本実施形態におけるギヤケース30内に内蔵される部品は前述した各実施形態のものと同じものが用いられている。
【0051】
また、本実施形態のギヤケース30においては、駆動軸12を回転自在に支持するベアリングのうち、右側上ケース30Aと左側上ケース30B側に装着されるものは、図示していないが、右側上ケース30Aと左側上ケース30Bの上面裏側に、図3及び4図に示す下ケース6Aに形成されているベアリング収容凹部15と同様に形成されているベアリング収容凹部内に、ベアリングブッシュを介して収容保持されている。
【0052】
なお、右側上ケース30A及び左側上ケース30Bの上面には、これらの裏面側に形成されたベアリング収容凹部に連通し、ベアリングブッシュ外径よりも小径に形成された、駆動軸12を貫通させるための開口部39がそれぞれ形成されている。
【0053】
この実施形態のギヤケース30においては、ギヤケース30を6分割した構造としているため、右側上ケース30Aと左側上ケース30Bの裏面側にそれぞれ設けられる中心軸線が下方へ向かって互いに接近する方向に傾斜しているベアリング収容凹部を形成する際に、ギヤケース30の各部分を個別にダイカスト成形あるいは樹脂成形して容易に製作することができる。
【0054】
また、特に本実施形態においては、ギヤケース30の中央部分を中央上ケース30Cと中央下ケース30Fによって構成し、その中に内蔵されるウォームの回転軸線を含む垂直面から外れた位置でギヤケース30を分割しているため、ウォームの回転で飛散した潤滑オイルがギヤケース30の下方に漏れ出して周囲を汚損する恐れがない。
【0055】
なお、本実施形態においては、左側下ケース30D、右側下ケース30E、中央下ケース30Fをそれぞれ独立させているが、これらは、先に述べた図2乃至図4に示すギヤケース6の下ケース6Bと同様に一体に製作してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、上ケース側に保持するベアリングを、上ケースに固定されるベアリングカバー内に収容保持させたことによって、上ケースの下面側を成形する金型を下方に引き抜くことができるため、駆動源によって略水平軸線回りに回転駆動されるウォームを中央に挟んで、その左右両側に一対のウォームホイールがそれぞれの回転面を互いに両外側が下方に傾いた状態で収容され、これらのウォームホイールがそれぞれ個別の施療子の駆動軸に固定されている構造の可搬型マッサージ機のギヤケースをダイカスト成形あるいは樹脂成形により製造することが可能となり、生産性を高めることができる。
【0057】
また、請求項2記載の発明によれば、少なくとも上ケースを2つのベアリングが各々独立した部分に組み付けられるように複数に分割された部分から構成しているため、駆動源によって略水平軸線回りに回転駆動されるウォームを中央に挟んで、その左右両側に一対のウォームホイールがそれぞれの回転面を互いに両外側が下方に傾いた状態で収容され、これらのウォームホイールがそれぞれ個別の施療子の駆動軸に固定されている構造の可搬型マッサージ機のギヤケースをダイカスト成形あるいは樹脂成形により製造することが可能となり、生産性を高めることができる。
【0058】
さらに、請求項3記載の発明によれば、ウォームの回転軸線を含む垂直面から外れた位置でギヤケースが分割されているため、ウォームの回転によってギヤケース内の潤滑オイルがギヤケース下方に漏れ出して周囲を汚損する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のギヤケース構造を有する可搬型マッサージ機の斜視図である。
【図2】本発明の可搬型マッサージ機のギヤケース構造の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図3】ギヤケースの内部構造を示す縦断面図である。
【図4】ギヤケースの要部分解図である。
【図5】本発明の可搬型マッサージ機のギヤケース構造の第2の実施形態を示す一部分解斜視図である。
【図6】本発明の可搬型マッサージ機のギヤケース構造の第3の実施形態を示す一部分解斜視図である。
【図7】ベアリングカバー部をギヤケースの上ケースに形成使用とした場合の金型の抜き方向における干渉を説明する図である。
【符号の説明】
1      可搬型マッサージ機
1A     本体
1B     開口部
1C     支持バンドル
1D     プラグ差込口
2      布カバー
3      施療子
4      傾斜軸
5      ベアリングホルダ
6      ギヤケース
6A     上ケース
6B     下ケース
7      ボルト孔
8      ねじ孔
9      フランジ部
10      ウォーム
11      ウォームホイール
12      駆動軸
13      ベアリング
14      ベアリングブッシュ
15      ベアリング収容凹部
16      開口部
17      ベアリングカバー
17A     筒状部
17B     フランジ部
17C     開口部
17D     取付片
17E     ボルト孔
18      ボルト
19      取付ボス
19A     ねじ穴
20      ギヤケース
20A、20B 上ケース
20D、20E 下ケース
21      フランジ部
22      ボルト孔
23、24   連結プレート
25      ねじ穴
26      ボルト孔
27      ボルト
28      スリット部
29      開口部
30      ギヤケース
30A     右側上ケース
30B     左側上ケース
30C     中央上ケース
30D     右側下ケース
30E     左側下ケース
30F     中央下ケース
31      フランジ部
32      ボルト孔
33、34   連結プレート
35      ねじ穴
36      ボルト孔
37      ボルト
38      スリット部
39      開口部

Claims (3)

  1. 駆動源によって略水平軸線回りに回転駆動されるウォームを中央に挟んで、その左右両側に一対のウォームホイールがそれぞれの回転面を互いに両外側が下方に傾いた状態で収容され、これらのウォームホイールがそれぞれ個別の施療子の駆動軸に固定されている可搬型マッサージ機のギヤケース構造であって、
    ギヤケースはそれぞれダイキャスト成形または樹脂成形により製作され、前記一対の駆動軸を各々ウォームホイールの上方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる上ケースと、
    これらの駆動軸を各々ウォームホイールの下方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる下ケースから構成されていると共に、
    上ケースに組み付けられるベアリングは、上ケースに対して固定されるベアリングカバー内に収容保持されていることを特徴とする可搬型マッサージ機のギヤケース構造。
  2. 駆動源によって略水平軸線回りに回転駆動されるウォームを中央に挟んで、その左右両側に一対のウォームホイールがそれぞれの回転面を互いに両外側が下方に傾いた状態で収容され、これらのウォームホイールがそれぞれ個別の施療子の駆動軸に固定されている可搬型マッサージ機のギヤケース構造であって、
    ギヤケースはそれぞれダイキャスト成形または樹脂成形により製作され、前記一対の駆動軸を各々ウォームホイールの上方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる上ケースと、
    これらの駆動軸を各々ウォームホイールの下方で回転自在に支持するベアリングが組み付けられる下ケースから構成されていると共に、
    少なくとも上ケースは、2つのベアリングが各々独立した部分に組み付けられるように複数に分割された部分から構成されていることを特徴とする可搬型マッサージ機のギヤケース構造。
  3. ウォームの回転軸線を含む垂直面から外れた位置でギヤケースが分割されていることを特徴とする請求項2記載の可搬型マッサージ機のギヤケース構造。
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