JP2004048268A - 限定再生コンテンツ再生方法、限定再生コンテンツ再生装置、および限定再生コンテンツ再生プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】映像・音声等のコンテンツストリームにスクランブルを施し、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する第一スクランブル関連情報およびこの第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を伝送する第二スクランブル関連情報を多重してスクランブル化コンテンツストリームを再生する限定再生コンテンツ再生装置1であって、EMM信号分離部3と、記録処理部5と、デスクランブル部17と、映像・音声デコード部19と、を備えた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、限定再生システム、或いは、権利管理保護システムを備えたサーバー型の放送システムにおいて、コンテンツを限定して再生させる限定再生コンテンツ再生方法、限定再生コンテンツ再生装置、および限定再生コンテンツ再生プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
送信側の放送事業者(情報提供者、放送局)から、放送波を通じて番組(以下、コンテンツとする)の送信(伝送)を行い、このコンテンツを受信する受信側の受信装置(ホームサーバ等)に蓄積しておく、いわゆるサーバー型の放送においては、次のような(1)〜(2)の方法が提案されている。
【0003】
(1)受信側にてコンテンツを、ストリーム形式のままリアルタイムに再生可能なTS(トランスポートストリーム)で伝送する方法がある(詳しくは、ISO/IEC 13818−1 ARIB STD−B32を参照)。
(2)再生のための時刻情報をコンテンツに付与してリアルタイム再生可能な状態にしたTS(タイムスタンプ付TS)のファイルをデータカルーセル方式で伝送する方法がある(詳しくは、ARIB STD−B24の第2編を参照)。
【0004】
また、インターネット等の通信回線網を通じて番組の送信(伝送)を行なう場合においては、次のような(3)〜(4)の方法が考えられている。
(3)TSのまま、或いは、再生のための時刻情報を付与してリアルタイム再生可能状態にしたTSを、通信(インターネットプロトコル上)でストリーミング伝送する方法がある。例えば、TS/TCP/IPなどが挙げられる。
(4)再生のための時刻情報を付与してリアルタイム再生可能な状態にしたTS(タイムスタンプ付TS)のファイルを、通信により(インターネットプロトコル上)ダウンロード伝送する方法がある。例えば、HTTP/TCP/IP、FTP/TCP/IPなどが挙げられる。
【0005】
そして、それぞれの方法は、現在のところ、提供するサービスに応じて使い分けられている。すなわち、それぞれ独立したサービスモデルに基づいて検討されているため、コンテンツの蓄積再生方法やコンテンツの権利管理保護方式(RMPシステム)や限定受信システム(CAシステム)等が、それぞれのサービスモデルに対して独立した技術として存在している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した各種(1)〜(4)の伝送方法は、これまで独立したサービス或いは独立した技術として扱われてきたため、特に放送による伝送と通信(例えば、インターネット)による伝送とでは、一連の動作(受信、蓄積、再生)について共通性が乏しく、それぞれ独立した技術による受信装置が必要である。すなわち、放送と通信(例えば、インターネット)によるサービスを同時に扱う場合には、受信してから再生するまで、それぞれのサービスを区別して別々の技術を適用して扱う必要があった。
【0007】
放送における代表的な伝送放送(1)を基準に考えると、送信側からコンテンツを送信する際に、当該コンテンツにスクランブルが施されている場合、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を含むスクランブル関連情報が暗号化されており、この暗号化を解除するための復号鍵(コンテンツ鍵またはワーク鍵)に関するスクランブル関連情報は、そのまま当該コンテンツと共に記録されるのが一般的であると類推される。
【0008】
しかし、コンテンツの蓄積再生方法やコンテンツの権利管理保護方式(RMPシステム)や限定受信システム(CAシステム)等が、それぞれのサービスモデルに対して独立した技術として存在しているため、それぞれのサービスモデルを統括的に限定再生させることは行われていない。また、一般的に類推される前記の方法についても、(2)〜(4)の各伝送方式と共通的に扱うことには適していない。
【0009】
そして、サービスを提供している送信側の放送事業者(情報提供者、放送局)の観点から、これらの伝送方法を併用したサービスの実現が望まれており、受信側の観点からも、(1)および他の方式によるサービスを共通に扱える方法、装置が望まれている。
【0010】
つまり、放送における伝送(例えば、放送におけるスクランブル伝送方式・限定再生方式)をベースにしながら、通信による伝送を出来るだけ一緒に扱えるような受信機の実現が望まれており、特に、放送における伝送に関して、送信側でスクランブルしてから伝送したコンテンツを受信側で蓄積して限定再生する際に、スクランブル関連情報を、後から通信よる伝送によって得ることに適した受信機の実現が望まれている。
【0011】
そこで、本発明の目的は前記した従来の技術が有する課題を解消し、放送による伝送でスクランブルされたコンテンツに対し、スクランブルを解除するための情報を当該コンテンツに多重された状態でも、別途の経路で入手しても、同様に取り扱うことができる限定再生コンテンツ再生方法、限定再生コンテンツ再生装置および限定再生コンテンツ再生プログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記した目的を達成するため、以下に示す構成とした。
請求項1記載の限定再生コンテンツ再生方法は、映像・音声等のコンテンツストリームにスクランブルを施し、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する第一スクランブル関連情報およびこの第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を伝送する第二スクランブル関連情報を多重してスクランブル化コンテンツストリームを生成して送出し、前記スクランブル化コンテンツストリームを受信し蓄積した後に、再生時にスクランブルを限定して解除し前記コンテンツストリームを復元する限定再生コンテンツ再生方法において、受信した前記スクランブル化コンテンツストリームから前記第二スクランブル関連情報を分離する分離ステップと、この分離ステップにおいて分離されたスクランブル化コンテンツストリームおよび第二スクランブル関連情報を記録装置に記録する記録ステップと、この記録ステップにおいて、記録装置に記録された第二スクランブル関連情報を読み出し、前記復号鍵を得る復号鍵取得ステップと、前記記録装置に記録された前記スクランブル化コンテンツストリームを再生し、前記復号鍵を用いて、前記第一スクランブル関連情報を復号してデスクランブル鍵を得て、前記スクランブル化コンテンツストリームのスクランブルを解除して、映像・音声のコンテンツストリームを復元するコンテンツストリーム復元ステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
すなわち、まず、分離ステップにおいて、受信したスクランブル化コンテンツストリームから、第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を含んだ第二スクランブル関連情報が分離される。そして、記録ステップにおいて、第二スクランブル関連情報が分離されたスクランブル化コンテンツストリームと、第二スクランブル関連情報とが記録装置に記録される。その後、復号鍵取得ステップにおいて、記録装置に記録されている第二スクランブル関連情報が読み出され、復号鍵が得られる。この復号鍵は、一般的に、ワーク鍵(kw)、コンテンツ鍵(kc)と呼ばれるものであって、コンテンツストリームをスクランブルする際に利用されるスクランブル鍵よりも、長時間保持されるものである。続いて、コンテンツストリーム復元ステップにおいて、復号鍵によって第一スクランブル関連情報が復号され、デスクランブル鍵が得られ、コンテンツストリームが復元される。
【0014】
かかる構成によれば、記録手段に記録される際に、スクランブル化コンテンツストリームと第二スクランブル関連情報が分離された状態で記録されるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【0015】
ここで、第二スクランブル関連情報としては、例えばEMM(Entitlement Management Message)等が挙げられ、またコンテンツ鍵を用いる場合には、コンテンツ鍵配信用ECMが挙げられる。なお、この第二スクランブル関連情報は、分離された後、記録装置にそのまま記録されてもいいし、一旦復号した後、再暗号化して記録装置に記録してもよい。この場合、第二スクランブル関連情報の復号、再暗号化は、通常ICカード等のセキュリティモジュール内部で処理される。なお、第一スクランブル関連情報としては、例えばECM(Entitlement Control Message)等が挙げられる。
【0016】
請求項2記載の限定再生コンテンツ再生装置は、映像・音声等のコンテンツストリームにスクランブルを施し、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する第一スクランブル関連情報およびこの第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を伝送する第二スクランブル関連情報を多重してスクランブル化コンテンツストリームを生成して送出し、前記スクランブル化コンテンツストリームを受信し蓄積した後に、再生時にスクランブルを限定して解除し前記コンテンツストリームを復元する限定再生コンテンツ再生システムにおいて、受信した前記スクランブル化コンテンツストリームから前記第二スクランブル関連情報を分離する分離手段と、この分離手段で分離されたスクランブル化コンテンツストリームおよび第二スクランブル関連情報を記録する記録手段と、この記録手段に記録された第二スクランブル関連情報を読み出し、前記復号鍵を得る復号鍵取得手段と、前記記録手段に記録された前記スクランブル化コンテンツストリームを再生し、前記復号鍵を用いて、前記第一スクランブル関連情報を復号してデスクランブル鍵を得て、前記スクランブル化コンテンツストリームのスクランブルを解除して、映像・音声のコンテンツストリームを復元するコンテンツストリーム復元手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】
すなわち、分離手段で、受信したスクランブル化コンテンツストリームから、第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を含んだ第二スクランブル関連情報が分離される。そして、記録手段で、第二スクランブル関連情報が分離されたスクランブル化コンテンツストリームと、第二スクランブル関連情報とが記録される。その後、復号鍵取得手段で、記録手段に記録されている第二スクランブル関連情報が読み出され、復号鍵が得られる。続いて、コンテンツストリーム復元手段で、復号鍵によって第一スクランブル関連情報が復号され、デスクランブル鍵が得られ、コンテンツストリームが復元される。
かかる構成によれば、記録手段に記録される際に、スクランブル化コンテンツストリームと第二スクランブル関連情報が分離された状態で記録されるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【0018】
請求項3記載の限定再生コンテンツ再生装置は、請求項2に記載の限定再生コンテンツ再生装置において、前記スクランブル化コンテンツストリームおよび前記第二スクランブル関連情報を前記記録手段に記録する際に、前記スクランブル化コンテンツストリームと前記第二スクランブル関連情報とを別のファイルにすることを特徴とする。
【0019】
かかる構成によれば、記録手段に記録される際に、スクランブル化コンテンツストリームと第二スクランブル関連情報が別のファイルにされるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【0020】
請求項4記載の限定再生コンテンツ再生装置は、請求項2に記載の限定再生コンテンツ再生装置において、前記スクランブル化コンテンツストリームおよび前記第二スクランブル関連情報を前記記録手段に記録する際に、前記第二スクランブル関連情報を前記スクランブル化コンテンツストリームのヘッダ領域とすることを特徴とする。
【0021】
かかる構成によれば、記録手段に記録される際に、第二スクランブル関連情報がスクランブル化コンテンツストリームのヘッダ領域とされるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【0022】
請求項5記載の限定再生コンテンツ再生プログラムは、映像・音声等のコンテンツストリームにスクランブルを施し、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する第一スクランブル関連情報およびこの第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を伝送する第二スクランブル関連情報を多重して送信側で送出されたスクランブル化コンテンツを受信し蓄積した後に、再生時にスクランブルを限定して解除し前記コンテンツストリームを復元する装置を、以下に示す手段として機能させることを特徴とする。当該装置を機能させる手段は、受信した前記スクランブル化コンテンツストリームから前記第二スクランブル関連情報を分離する分離手段、この分離手段で分離されたスクランブル化コンテンツストリームおよび第二スクランブル関連情報を記録する記録手段、この記録手段に記録された第二スクランブル関連情報を読み出し、前記復号鍵を得る復号鍵取得手段、前記記録手段に記録された前記スクランブル化コンテンツストリームを再生し、前記復号鍵を用いて、前記第一スクランブル関連情報を復号してデスクランブル鍵を得て、前記スクランブル化コンテンツストリームのスクランブルを解除して、映像・音声のコンテンツストリームを復元するコンテンツストリーム復元手段、である。
【0023】
すなわち、分離手段で、受信したスクランブル化コンテンツストリームから、第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を含んだ第二スクランブル関連情報が分離される。そして、記録手段で、第二スクランブル関連情報が分離されたスクランブル化コンテンツストリームと、第二スクランブル関連情報とが記録される。その後、復号鍵取得手段で、記録手段に記録されている第二スクランブル関連情報が読み出され、復号鍵が得られる。続いて、コンテンツストリーム復元手段で、復号鍵によって第一スクランブル関連情報が復号され、デスクランブル鍵が得られ、コンテンツストリームが復元される。
かかる構成によれば、記録手段に記録される際に、スクランブル化コンテンツストリームと第二スクランブル関連情報が分離された状態で記録されるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
この実施の形態では、限定再生コンテンツ再生装置の構成、動作を説明し、さらに当該装置の効果をより明確にするために、従来の装置を引用して説明していくことにする。
【0025】
(限定再生コンテンツ再生装置の構成1)
図1は限定再生コンテンツ再生装置のブロック図である。この図1に示すように、限定再生コンテンツ再生装置1は、EMM信号分離部3と、記録処理部5と、書込部7と、蓄積部9と、読出部11と、再生部13と、ECM分離部15と、デスクランブル部17と、映像・音声デコード部19と、セキュリティモジュール21とを備えている。
【0026】
限定再生コンテンツ再生装置1は、送信側にて映像・音声コンテンツストリームがスクランブル化され、このスクランブル化コンテンツストリームと、スクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する(含む)第一スクランブル関連情報(図中ではECMと記す)と、この第一スクランブル関連情報が暗号化され、さらに、この暗号化を復号する復号鍵を伝送する(含む)第二スクランブル関連情報(代表的なものとして図中ではEMMと記すが、実際には、EMMおよびコンテンツ鍵配信用ECMを含む)とが多重化された信号を受信し、この信号から、コンテンツストリームを再生出力するものである。なお、この限定再生コンテンツ再生装置1では、第二スクランブル関連情報を、通信回線網を介して別途所得し、コンテンツストリームを再生出力することも可能である。
【0027】
この図1において、細線がコンテンツ(スクランブル化コンテンツストリーム)の経路を示しており、細破線がECM信号の経路を示しており、破線がEMM信号の経路を示している。なお、この実施の形態において、コンテンツ鍵(kc)を用いる場合には、EMM信号はコンテンツ鍵配信用ECMを含むものである。
【0028】
EMM分離部3は、送信側から送信されたスクランブル化コンテンツストリーム(図1中、TS)を受信し、このスクランブル化コンテンツストリームに含まれているEMM(第二スクランブル関連情報)を分離するものである。なお、このEMM信号分離部3が請求項に記載した分離手段に相当するものである。
【0029】
記録処理部5は、EMM信号分離部3でEMM(第二スクランブル関連情報)が分離されたEMM分離スクランブル化コンテンツストリームを蓄積部9に記録処理(蓄積処理)するものである。なお、この記録処理部5が請求項に記載した記録手段に相当するものである。
書込部7は、EMM信号分離部3で分離されたEMM(第二スクランブル関連情報)を蓄積部9に書込処理するものである。なお、この書込部7が請求項に記載した記録手段(分離された第二スクランブル関連情報を処理する)に相当するものである。
【0030】
蓄積部9は、大容量のハードディスク等によって構成され、記録処理部5および書込部7で処理されたEMM分離スクランブル化コンテンツストリームおよびEMM(第二スクランブル関連情報)を蓄積するものである。
読出部11は、蓄積部9に蓄積されているEMM(第二スクランブル関連情報)を読み出してセキュリティモジュールに出力するものである。
【0031】
再生部13は、蓄積部9に蓄積されているEMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生するものである。
ECM分離部15は、再生部13で再生されているEMM分離スクランブル化コンテンツストリームからECM(Entitlement Control Message;第一スクランブル関連情報)を分離すると共に、デスクランブル部17にスクランブル化コンテンツストリームを出力するものである。
【0032】
デスクランブル部17は、セキュリティモジュール21から得られたデスクランブル鍵によってスクランブル化コンテンツストリームをデスクランブルするものである。
映像・音声デコード部19は、デスクランブルされたコンテンツストリームをデコード(復元)して、映像・音声として外部に出力するものである。なお、読出部11、デスクランブル部17および映像・音声デコード部19が請求項に記載したコンテンツストリーム復元手段に相当するものである。
【0033】
セキュリティモジュール21は、外部から読み出し不可能な記憶部を有するICカード等によって構成され、ECM復号部25とを備えている。
ECM復号部25は、読出部11で読み出したEMM信号を復号し、得られた情報を用いて、ECM分離部15で分離されたECM信号を復号し、デスクランブル鍵(ks)を得て、このデスクランブル鍵をデスクランブル部17に出力するものである。なお、この実施の形態では、EMM(第二スクランブル関連情報)を復号して得られる情報は、長時間保持されるワーク鍵kwと、コンテンツ毎に設けられるコンテンツ鍵kcとがある。
【0034】
(限定再生コンテンツ再生装置の構成2)
図2は、限定再生コンテンツ再生装置の別の構成を示したブロック図であり、図1に示した限定再生コンテンツ再生装置1のセキュリティモジュール21にEMM復号・再暗号化部23を付加したものである。他の構成は、図1に示した限定再生コンテンツ再生装置1の構成と同様であるので、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0035】
図2に示した限定再生コンテンツ再生装置1Aのセキュリティモジュール21AのEMM復号・再暗号化部23は、EMM信号分離部3で分離されたEMM(第二スクランブル関連情報)を復号し、再暗号化するものである。この再暗号化は、セキュリティモジュール21内部に備えられている暗号鍵によって行われる。
【0036】
(限定再生コンテンツ再生装置1の動作)
次に、図3に示すフローチャートを参照して、限定再生コンテンツ再生装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、受信したスクランブル化コンテンツストリーム(スクランブル化コンテンツ伝送信号)にEMM信号(以下、EMMと略記する場合もある)が含まれているか(多重化されているか)どうかが判断される(S1)。
【0037】
スクランブル化コンテンツストリームにEMMが含まれていると判断された場合(S1、Yes)、EMM信号分離部3で受信されたスクランブル化コンテンツストリーム(スクランブル化コンテンツ伝送信号)は、EMM(第二スクランブル関連情報)とEMM分離スクランブル化コンテンツストリームとに分離される(S2)。また、S1にて、スクランブル化コンテンツストリームにEMMが含まれていると判断されない場合(S1、No)、通信回線網等を介して、別途EMMが取得される(S3)。なお、このステップに関して補足しておくと、EMMはスクランブル化コンテンツストリームを取得する時点と同時である必要はなく、後から取得してもよい。
【0038】
そして、まず、EMM(スクランブル化コンテンツストリームから分離、または別途取得)が書込部7に入力され、蓄積部9に蓄積される(書き込まれる)(S4)。また、EMMが分離されたEMM分離スクランブル化コンテンツストリームが記録処理部5に入力され、記録処理され、蓄積部9に蓄積される(S5)。
【0039】
この後、限定再生コンテンツ再生装置1のユーザが、蓄積部9に蓄積されているEMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生させるかどうかを判断する、または、限定再生コンテンツ再生装置1の主制御部(図示せず)の制御によってEMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生させるかどうかが判断される(S6)。
【0040】
EMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生すると判断されるまで待機され(S6、No)、EMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生すると判断された場合(S6、Yes)には、まず、蓄積部9に蓄積されているEMMが処理される(S7)。つまり、読出部11でEMMを読み出してセキュリティモジュール21のECM復号部25に出力される。
【0041】
つぎに、再生部13でEMM分離スクランブル化コンテンツストリームが、再生され(S8)、ECM分離部15で、EMM分離スクランブル化コンテンツストリームからECMが分離される(S9)。このECMがECM復号部25へ出力される(S10)。
【0042】
ECM復号部25にて、まず、セキュリティモジュール21内部に備えられる暗号鍵によってEMMが復号され、ワーク鍵kwおよびコンテンツ鍵kcが取得され、これらによってECMが復号されデスクランブル鍵ksが取得され、デスクランブル部17に出力される(S11)。
そして、デスクランブル部17で暗号化コンテンツがデスクランブル鍵ksでデスクランブルされ(S12)、映像・音声デコード部19でデコード(復元)され、映像・音声として出力される(S13)。
【0043】
(限定再生コンテンツ再生装置1Aの動作)
次に、図4に示すフローチャートを参照して、限定再生コンテンツ再生装置1Aの動作を説明する(適宜、図2参照)。
まず、受信したスクランブル化コンテンツストリーム(スクランブル化コンテンツ伝送信号)にEMMが含まれているか(多重化されているか)どうかが判断される(S21)。
【0044】
スクランブル化コンテンツストリームにEMMが含まれていると判断された場合(S21、Yes)、EMM信号分離部3で受信されたスクランブル化コンテンツストリーム(スクランブル化コンテンツ伝送信号)は、EMM(第二スクランブル関連情報)とEMM分離スクランブル化コンテンツストリームとに分離される(S22)。また、S21にて、スクランブル化コンテンツストリームにEMMが含まれていると判断されない場合(S21、No)、通信回線網等を介して、別途EMMが取得される(S23)。なお、このステップに関して補足しておくと、EMMはスクランブル化コンテンツストリームを取得する時点と同時である必要はなく、後から取得してもよい。
【0045】
そして、まず、EMM(スクランブル化コンテンツストリームから分離、または別途取得)がセキュリティモジュール21AのEMM復号・再暗号化部23に入力され、復号後、再暗号化(再暗号化ワーク鍵kwおよび再暗号化コンテンツ鍵kc)され(S24)、さらに書込部7に入力され、蓄積部9に蓄積される(書き込まれる)(S25)。また、EMMが分離されたEMM分離スクランブル化コンテンツストリームが記録処理部5に入力され、記録処理され、蓄積部9に蓄積される(S26)。
【0046】
この後、限定再生コンテンツ再生装置1のユーザが、蓄積部9に蓄積されているEMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生させるかどうかを判断する、または、限定再生コンテンツ再生装置1の主制御部(図示せず)の制御によってEMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生させるかどうかが判断される(S27)。
【0047】
EMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生すると判断されるまで待機され(S27、No)、EMM分離スクランブル化コンテンツストリームを再生すると判断された場合(S27、Yes)には、まず、蓄積部9に蓄積されているEMM(再暗号化ワーク鍵kwおよび再暗号化コンテンツ鍵kc)が処理される(S28)。つまり、つまり、読出部11でEMMを読み出してセキュリティモジュール21AのECM復号部25に出力される。
【0048】
つぎに、再生部13でEMM分離スクランブル化コンテンツストリームが、再生され(S29)、ECM分離部15で、EMM分離スクランブル化コンテンツストリームからECMが分離される(S30)。このECMがECM復号部25へ出力される(S31)。
【0049】
ECM復号部25にて、まず、セキュリティモジュール21A内部に備えられる暗号鍵によってEMMが復号され、ワーク鍵kwおよびコンテンツ鍵kcが取得され、これらによってECMが復号されデスクランブル鍵ksが取得され、デスクランブル部17に出力される(S32)。
そして、デスクランブル部17で暗号化コンテンツがデスクランブル鍵ksでデスクランブルされ(S33)、映像・音声デコード部19でデコード(復元)され、映像・音声として出力される(S34)。
【0050】
(従来の限定再生コンテンツ再生装置との比較)
ここで、図3、図4を参照して、従来の限定再生コンテンツ再生装置を説明し、この従来の限定再生コンテンツ再生装置と、本発明の一実施の形態である限定再生コンテンツ再生装置1との違い(限定再生コンテンツ再生装置1の効果)を明確にする。
【0051】
図3に示すように、従来の限定再生コンテンツ再生装置101は、記録処理部と、蓄積部と、再生部と、EMM・ECM信号分離部103と、セキュリティモジュールと、デスクランブル部と、映像・音声デコード部とを備えている。限定再生コンテンツ再生装置1と同じ構成は同一の名称(符号を付さず)とし、その説明を省略する。EMM・ECM信号分離部103は、スクランブル化コンテンツストリームに多重されているEMM(コンテンツ鍵配付用ECMを含む)およびECMを分離するものである。
【0052】
つまり、この従来の限定再生コンテンツ再生装置101では、スクランブル化コンテンツストリームをデスクランブルするために必要な情報であるECMやEMM等(総じて、スクランブル関連情報と称す)を蓄積部に蓄積する際に、TSに多重したまま蓄積していた。
【0053】
また、図4に示すように、従来の限定再生コンテンツ再生装置105は、EMM信号分離部と、EMM信号再多重部107と、記録処理部と、蓄積部と、再生部と、EMM・ECM信号分離部と、デスクランブル部と、映像・音声デコード部と、セキュリティモジュールとを備えている。限定再生コンテンツ再生装置1または従来の限定再生コンテンツ再生装置101と同じ構成は同一の名称(符号を付さず)とし、その説明を省略する。EMM信号再多重部107は、セキュリティモジュールで復号され再暗号化された再暗号化EMM信号(コンテンツ鍵配付用ECMを含む)を再びスクランブル化コンテンツストリームに多重するものである。
【0054】
つまり、この従来の限定再生コンテンツ再生装置105は、ワーク鍵kwやコンテンツ鍵kc等の一部の鍵信号を一旦復号し再暗号化するものであり、これらの鍵情報を含むスクランブル関連情報をセキュリティモジュールにおいて復号し、再暗号化した上でTSに多重された状態に戻して、蓄積部に蓄積していた。
【0055】
これに対し、図1に示した本発明の一実施の形態である限定再生コンテンツ再生装置1は、スクランブル関連情報のうち、ECM(第一のスクランブル関連情報)はTS(ECM多重暗号化コンテンツストリーム)に多重化されたまま、蓄積部9に蓄積される。一方、EMM等のECMを解除(復号)するために必要となるスクランブル関連情報(第二のスクランブル関連情報)は、受信したTSから分離した後、書込部7によって蓄積部9に蓄積される(図1中、経路「α」)。
また、図に示した限定再生コンテンツ再生装置1Bでは、ワーク鍵kwやコンテンツ鍵kc等の一部の鍵信号を一旦復号し再暗号化する(図2中、経路「β」)。つまり、EMM等のECMを解除(復号)するために必要となるスクランブル関連情報を、受信したTSから分離した後、セキュリティモジュール21Aに入力し、このセキュリティモジュール21A内で復号、再暗号化をした後で蓄積部9に蓄積される。
【0056】
なお、ECMを解除するために必要となるEMM等のスクランブル関連情報はECMが多重化されたコンテンツ本体(ECM多重暗号化コンテンツ)と容易に分離可能な形態で蓄積部9に蓄積される。具体的には、以下に示す2つの方法があげられる。一つ目の方法は、EMM等のスクランブル関連情報を別オブジェクト(別ファイル)として蓄積部9に蓄積する方法であり、この時、相互のオブジェクト間には何らかの関連づけが必要となる。例えば、拡張子の異なる同じファイル名を使用する、または、1つのディレクトリ(フォルダ)にまとめる、或いは、EMM等のスクランブル関連情報のオブジェクトにコンテンツ本体のオブジェクトの情報を記述しておく等の関連づけがある。また、2つ目の方法は、EMM等のスクランブル関連情報をヘッダ領域に、コンテンツ本体をペイロード領域にそれぞれ容易に分離可能である一つのファイルにして蓄積部9に蓄積する方法である。
【0057】
ここで、図1に示した限定再生コンテンツ再生装置1の特有の効果についてまとめて記述する。ECMをEMM分離タイムスタンプ付スクランブル化コンテンツファイルに多重したまま、蓄積部9に蓄積するので、再生部13にてスクランブル化コンテンツストリームを再生する際に、スクランブルを解除するために必要なECM(スクランブル化コンテンツストリームのスクランブルを解除するためのスクランブル鍵ksが暗号化されている)を必要な時点で取得することができる。一方、ECMを解除するために必要となるEMM等のスクランブル関連情報は、スクランブル化コンテンツストリーム本体と容易に分離可能な形態で蓄積されているため、スクランブル化コンテンツストリームの再生を開始するのに先立って、セキュリティモジュール21内においてワーク鍵kwやコンテンツ鍵kc等の暗号鍵を取得することができる。なお、従来では、スクランブル化コンテンツストリームの再生を開始してからでないと、セキュリティモジュール21内でワーク鍵kwやコンテンツ鍵kc等の暗号鍵を取得することができなかった。
【0058】
図2に示した限定再生コンテンツ再生装置1Aでは、セキュリティモジュール21AのEMM復号・再暗号化部23でEMMが復号され、再暗号化された後、蓄積部9に蓄積されるので、EMMの秘匿性をより一層高めることができる。
【0059】
また、ECMを解除するために必要となるEMM等のスクランブル関連情報を、放送波、或いは、インターネット等の通信回線経由で暗号化コンテンツの伝送経路と異なる伝送経路で伝送して、当該スクランブル化コンテンツストリームの再生を可能にする限定再生コンテンツシステムが想定できるが、このような場合に、スクランブル関連情報をスクランブル化コンテンツストリーム送信後に追加したり、書き換えたりするのに、この限定再生コンテンツ再生装置1は適している。
【0060】
さらに、ECMを解除するために必要となるEMM等のスクランブル関連情報は、ECMとは異なり、1つのコンテンツ(スクランブル化コンテンツストリーム)に1つのEMMが対応している。それゆえ、EMM分離タイムスタンプ付スクランブル化コンテンツファイルに多重して蓄積する従来の方法では、1つのコンテンツに対し、適当な時間間隔で複数多重したものを蓄積部に蓄積しなければならないが、この限定再生コンテンツ再生装置1では、1つのコンテンツに対し、1つのスクランブル関連情報のみを蓄積部9に蓄積すればよいので、蓄積容量を節約することができる。
【0061】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、限定再生コンテンツ再生装置1(1A)の各構成を各過程(ステップ)とみなした限定再生コンテンツ再生方法と捉えることも可能である。この場合、限定再生コンテンツ再生装置1と同様の効果が得られる。また、限定再生コンテンツ再生装置1の各構成を一般的なコンピュータ言語で記述したプログラム(限定再生コンテンツ再生プログラム)とみなすことも可能である。この場合も限定再生コンテンツ再生装置1と同様の効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】
請求項1、2、5記載の発明によれば、受信したスクランブル化コンテンツストリームから、第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を含んだ第二スクランブル関連情報が分離され、スクランブル化コンテンツストリームと、第二スクランブル関連情報とが記録される。記録されている第二スクランブル関連情報が読み出され、復号鍵が得られる。得られた復号鍵によって第一スクランブル関連情報が復号され、デスクランブル鍵が得られ、コンテンツストリームが復元される。このため、第二スクランブル関連情報はスクランブル化コンテンツストリームの再生開始に先立って取り扱うことができ、第一スクランブル関連情報は必要な時点で時々刻々得ることができる。つまり、スクランブルされたコンテンツとスクランブルを解除するための情報とを別々に取り扱うことができる。また、記録手段に記録される際に、スクランブル化コンテンツストリームと第二スクランブル関連情報が分離された状態で記録されるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【0063】
請求項3記載の発明によれば、スクランブル化コンテンツストリームと第二スクランブル関連情報が別のファイルにされるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【0064】
請求項4記載の発明によれば、第二スクランブル関連情報がスクランブル化コンテンツストリームのヘッダ領域とされるので、ストリーム伝送や、データカルーセル伝送や、ストリーミング伝送や、ダウンロード伝送によるコンテンツのサービスを共通に扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態である限定再生コンテンツ再生装置のブッロク図である。
【図2】本発明による他の実施の形態である限定再生コンテンツ再生装置のブッロク図である。
【図3】図1に示した限定再生コンテンツ再生装置の動作を説明したフローチャートである。
【図4】図2に示した限定再生コンテンツ再生装置の動作を説明したフローチャートである。
【図5】図1に示した限定再生コンテンツ再生装置で得られる効果を比較するために図示した従来装置のブロック図である。
【図6】図2に示した限定再生コンテンツ再生装置で得られる効果を比較するために図示した従来装置のブロック図である。
【符号の説明】
1、1A 限定再生コンテンツ再生装置
3 EMM分離部
5 記録処理部
7 書込部
9 蓄積部
11 読出部
13 再生部
15 ECM分離部
17 デスクランブル部
19 映像・音声デコード部
21 セキュリティモジュール
23 EMM復号・再暗号化部
25 ECM復号部
Claims (5)
- 映像・音声等のコンテンツストリームにスクランブルを施し、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する第一スクランブル関連情報およびこの第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を伝送する第二スクランブル関連情報を多重してスクランブル化コンテンツストリームを生成して送出し、前記スクランブル化コンテンツストリームを受信し蓄積した後に、再生時にスクランブルを限定して解除し前記コンテンツストリームを復元する限定再生コンテンツ再生方法において、
受信した前記スクランブル化コンテンツストリームから前記第二スクランブル関連情報を分離する分離ステップと、
この分離ステップにおいて分離されたスクランブル化コンテンツストリームおよび第二スクランブル関連情報を記録装置に記録する記録ステップと、
この記録ステップにおいて、記録装置に記録された第二スクランブル関連情報を読み出し、前記復号鍵を得る復号鍵取得ステップと、
前記記録装置に記録された前記スクランブル化コンテンツストリームを再生し、前記復号鍵を用いて、前記第一スクランブル関連情報を復号してデスクランブル鍵を得て、前記スクランブル化コンテンツストリームのスクランブルを解除して、映像・音声のコンテンツストリームを復元するコンテンツストリーム復元ステップと、
を含むことを特徴とする限定再生コンテンツ再生方法。 - 映像・音声等のコンテンツストリームにスクランブルを施し、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する第一スクランブル関連情報およびこの第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を伝送する第二スクランブル関連情報を多重してスクランブル化コンテンツストリームを生成して送出し、前記スクランブル化コンテンツストリームを受信し蓄積した後に、再生時にスクランブルを限定して解除し前記コンテンツストリームを復元する限定再生コンテンツ再生システムにおいて、
受信した前記スクランブル化コンテンツストリームから前記第二スクランブル関連情報を分離する分離手段と、
この分離手段で分離されたスクランブル化コンテンツストリームおよび第二スクランブル関連情報を記録する記録手段と、
この記録手段に記録された第二スクランブル関連情報を読み出し、前記復号鍵を得る復号鍵取得手段と、
前記記録手段に記録された前記スクランブル化コンテンツストリームを再生し、前記復号鍵を用いて、前記第一スクランブル関連情報を復号してデスクランブル鍵を得て、前記スクランブル化コンテンツストリームのスクランブルを解除して、映像・音声のコンテンツストリームを復元するコンテンツストリーム復元手段と、
を備えることを特徴とする限定再生コンテンツ再生装置。 - 前記スクランブル化コンテンツストリームおよび前記第二スクランブル関連情報を前記記録手段に記録する際に、前記スクランブル化コンテンツストリームと前記第二スクランブル関連情報とを別のファイルにすることを特徴とする請求項2に記載の限定再生コンテンツ再生装置。
- 前記スクランブル化コンテンツストリームおよび前記第二スクランブル関連情報を前記記録手段に記録する際に、前記第二スクランブル関連情報を前記スクランブル化コンテンツストリームのヘッダ領域とすることを特徴とする請求項2に記載の限定再生コンテンツ再生装置。
- 映像・音声等のコンテンツストリームにスクランブルを施し、このスクランブルを解除するためのデスクランブル鍵を伝送する第一スクランブル関連情報およびこの第一スクランブル関連情報を復号するための復号鍵を伝送する第二スクランブル関連情報を多重して送信側で送出されたスクランブル化コンテンツを受信し蓄積した後に、再生時にスクランブルを限定して解除し前記コンテンツストリームを復元する装置を、
受信した前記スクランブル化コンテンツストリームから前記第二スクランブル関連情報を分離する分離手段、
この分離手段で分離されたスクランブル化コンテンツストリームおよび第二スクランブル関連情報を記録する記録手段、
この記録手段に記録された第二スクランブル関連情報を読み出し、前記復号鍵を得る復号鍵取得手段、
前記記録手段に記録された前記スクランブル化コンテンツストリームを再生し、前記復号鍵を用いて、前記第一スクランブル関連情報を復号してデスクランブル鍵を得て、前記スクランブル化コンテンツストリームのスクランブルを解除して、映像・音声のコンテンツストリームを復元するコンテンツストリーム復元手段、
として機能させることを特徴とする限定再生コンテンツ再生プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002201445A JP2004048268A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 限定再生コンテンツ再生方法、限定再生コンテンツ再生装置、および限定再生コンテンツ再生プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002201445A JP2004048268A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 限定再生コンテンツ再生方法、限定再生コンテンツ再生装置、および限定再生コンテンツ再生プログラム |
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ID=31707983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004048268A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124529A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | スクランブル装置、スクランブル関連情報多重化方法およびスクランブル関連情報多重化プログラム、ならびに、デスクランブル装置 |
JP2013258507A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Nhk Engineering System Inc | デジタル放送受信装置およびそのプログラム、ならびに、デジタル放送送信装置 |
JP2015002391A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 株式会社アイ・オー・データ機器 | デジタル放送のチューナ、端末、局個別データ補完プログラム、および、チューナの局個別データ補完方法 |
-
2002
- 2002-07-10 JP JP2002201445A patent/JP2004048268A/ja active Pending
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