JP2008124529A - スクランブル装置、スクランブル関連情報多重化方法およびスクランブル関連情報多重化プログラム、ならびに、デスクランブル装置 - Google Patents

スクランブル装置、スクランブル関連情報多重化方法およびスクランブル関連情報多重化プログラム、ならびに、デスクランブル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放送番組をスクランブルするための付加情報(スクランブル関連情報)を、帯域を別途確保することなく使用することが可能なスクランブル装置を提供する。
【解決手段】スクランブル装置1は、スクランブル鍵と当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報とを生成するスクランブル制御手段12と、スクランブル鍵によりトランスポートストリームを構成するパケットをスクランブルするパケットスクランブル手段11と、トランスポートストリームにスクランブル関連情報を多重化する関連情報多重化手段13と、を備え、関連情報多重化手段13が、時刻情報伝送用パケットに、スクランブル関連情報を挿入して多重化することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送波等により配信されるトランスポートストリームをスクランブルするスクランブル技術に関する。
近年、地上デジタル放送において、携帯機器向けの放送サービスとして、6MHzの放送波を13個の帯域(セグメント)に分割し、1セグメント分の帯域(部分受信帯域)により放送を行う、いわゆるワンセグサービスが開始されている。このワンセグサービスは、現在、放送番組に対する暗号化(スクランブル)を行っていない。
また、一方で、デジタル放送における放送番組を放送事業者側(送信側)でスクランブルし、限定した視聴者に対してのみ、その放送番組の視聴を可能にした、いわゆる限定受信方式や、番組の正しい利用条件に従う受信装置のみに放送番組の供給を可能にした権利保護方式が実現されている。
一般に、このような限定受信放送においては、放送番組のトランスポートストリームをスクランブル鍵によりスクランブルする処理部と、受信装置においてスクランブルを解除するためのスクランブル関連情報(ECM、EMM等の限定受信関連情報)をトランスポートストリームに多重化する処理部とが分離されている。この場合、スクランブル鍵の更新とスクランブル関連情報の更新との同期をとるための処理が複雑となる。
そこで、データストリームに対してスクランブル鍵によりスクランブルをかけるとともに、当該ストリームの伝送レートを増加させ、その増加分の帯域にスクランブル関連情報を多重化させることで、スクランブル鍵の更新と、スクランブル関連情報の更新とを容易に同期させる技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−77848号公報(段落0015〜0020、図1)
前記したワンセグサービスでは、放送番組のスクランブルを行わず、限定受信放送で配信されているスクランブル関連情報の配信を行っていない。一方で、ワンセグサービスにおいても、著作権保護等の観点から放送番組に対するスクランブル化の要望が大きい。
しかし、ワンセグサービスのような狭帯域の放送においては、スクランブル関連情報のような付加的な情報を伝送する帯域を、特許文献1のように別途確保することは非効率である。また、このような付加的な情報を伝送する帯域は、放送番組を伝送する帯域を圧迫することになり、スクランブルにより放送番組の品質を落とさなければならず好ましくない。なお、この問題は、ワンセグサービスのみならず、現状の限定受信放送においても同様に言える問題であり、貴重な伝送帯域をいかに有効活用するかが大きな課題となっている。
また、ワンセグサービス等にスクランブル機能を追加する際に、現在運用されている送信側のシステム構成を大きく変更するようなことは望ましくなく、現在のシステムにおいて、いかに容易にスクランブル機能を実現することができるかも大きな課題である。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、放送番組をスクランブルするための付加情報(スクランブル関連情報)を、帯域を別途確保することなく使用することが可能で、かつ、現在運用されているシステムに容易にスクランブル機能を追加することができるスクランブル装置、スクランブル関連情報多重化方法およびスクランブル関連情報多重化プログラム、ならびに、デスクランブル装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のスクランブル装置は、トランスポートストリームをスクランブルするスクランブル装置において、スクランブル鍵とスクランブル関連情報とを生成するスクランブル制御手段と、パケットをスクランブルするパケットスクランブル手段と、前記トランスポートストリームに前記スクランブル関連情報を多重化する関連情報多重化手段とを備え、前記関連情報多重化手段が、前記トランスポートストリームを構成するパケットの一種である時刻情報伝送用パケットに、前記パケットのデータ長内で、前記スクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報を挿入して多重化する構成とした。
かかる構成において、スクランブル装置は、スクランブル制御手段によって、トランスポートストリームをスクランブルするためのスクランブル鍵と、受信装置において当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報とを生成する。
また、スクランブル装置は、パケットスクランブル手段によって、スクランブル鍵によりトランスポートストリームを構成するパケット(トランスポートストリームパケット)をスクランブルする。
さらに、スクランブル装置は、関連情報多重化手段によって、トランスポートストリームにスクランブル関連情報を多重化する。
このとき、関連情報多重化手段は、時刻情報を受信装置に送信する時刻情報伝送用パケットに、例えば、地上デジタル放送方式において、トランスポートストリームパケット(TSパケット)のデータ長である188バイト内で、スクランブル関連情報を挿入して多重化することで、時刻情報伝送用パケットの一部として、スクランブル関連情報を送出することが可能になる。また、時刻情報は、例えば、地上デジタル放送方式(ISDB−T)等、MPEG−2を用いている場合においては、PCR(Program Clock Reference)を表している。
なお、時刻情報は、映像・音声等の一般のパケットに多重化することも可能である。しかし、時刻情報が多重化されたパケットと、一般のパケットでは、ペイロードの大きさが異なるため、映像・音声等のリアルタイムデータでは、そのデータをペイロードの大きさに合わせてパケット化することは困難である。また、時刻情報の伝送間隔は、映像・音声等のデータとは特段の関係がないため、なおさらパケット化は困難である。このため、時刻情報は独立したパケット(時刻情報伝送用パケット)で伝送することが一般的に行われている。この場合においては、時刻情報伝送用パケットのペイロードは、他の用途に使われていない。
そこで、本発明においては、時刻情報伝送用パケットにスクランブル関連情報を多重化することとした。
また、請求項2に記載のスクランブル装置は、請求項1に記載のスクランブル装置において、前記関連情報多重化手段が、多重化対象パケット検出手段と、遅延手段と、多重化手段とを備える構成とした。
かかる構成において、スクランブル装置は、多重化対象パケット検出手段によって、トランスポートストリームから、多重化の対象となる時刻情報伝送用パケットを検出する。そして、遅延手段によって、スクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報を、時刻情報伝送用パケットが検出されるまで遅延させる。そして、スクランブル装置は、多重化手段によって、スクランブル関連情報を、時刻情報伝送用パケットに多重化する。
また、スクランブル装置は、請求項1または請求項2に記載のスクランブル装置において、関連情報多重化手段が、スクランブル関連情報を、時刻情報伝送用パケットのペイロードに挿入することとしてもよいし(請求項3)、時刻情報伝送用パケットにおける時刻情報が記述されているアダプテーションフィールドのプライベート領域に挿入することとしてもよい(請求項4)。
これによって、時刻情報伝送用パケット内にスクランブル関連情報を多重化することができる。
また、スクランブル装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスクランブル装置において、スクランブル関連情報として、スクランブルを解除するためのデスクランブル鍵と、放送番組に関連する情報とを含んだ全ての受信装置に共通して配信する共通情報を扱うこととしてもよいし(請求項5)、受信装置を個別に識別する識別情報と、受信装置を個別に制御する契約情報とを含んだ個別情報を扱うこととしてもよい(請求項6)。
このスクランブル関連情報は、例えば、地上デジタル放送方式(ISDB−T)においては、共通情報であるECM(Entitlement Control Message)や、個別情報であるEMM(Entitlement Management Message)を表している。
さらに、請求項7に記載のスクランブル関連情報多重化方法は、トランスポートストリームをスクランブル鍵によりスクランブルするスクランブル装置において、前記トランスポートストリームに、当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報を多重化するスクランブル関連情報多重化方法であって、鍵情報生成ステップと、遅延ステップと、パケット検出ステップと、多重化ステップとを含んでいることを特徴とする。
かかる手順において、スクランブル関連情報多重化方法は、鍵情報生成ステップで、スクランブル制御手段により、スクランブル鍵とスクランブル関連情報とを生成する。
また、スクランブル関連情報多重化方法は、遅延ステップで、スクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報の出力を、遅延手段により遅延させる。
そして、スクランブル関連情報多重化方法は、パケット検出ステップで、多重化対象パケット検出手段により、トランスポートストリームから、当該トランスポートストリームを構成するパケットの一種である時刻情報伝送用パケットを検出する。
そして、スクランブル関連情報多重化方法は、多重化ステップで、多重化対象パケット検出手段で検出された時刻情報伝送用パケットに、遅延手段で遅延されたスクランブル関連情報を多重化する。
また、請求項8に記載のスクランブル関連情報多重化プログラムは、トランスポートストリームをスクランブル鍵によりスクランブルするスクランブル装置において、前記トランスポートストリームに、当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報を多重化するために、コンピュータを、スクランブル制御手段、遅延手段、多重化対象パケット検出手段、多重化手段として機能させる構成とした。
かかる構成において、スクランブル関連情報多重化プログラムは、スクランブル制御手段によって、スクランブル鍵とスクランブル関連情報とを生成する。そして、スクランブル関連情報多重化プログラムは、遅延手段によって、スクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報の出力を遅延させる。そして、スクランブル関連情報多重化プログラムは、多重化対象パケット検出手段によって、トランスポートストリームから、当該トランスポートストリームを構成するパケットの一種である時刻情報伝送用パケットを検出する。
その後、スクランブル関連情報多重化プログラムは、多重化手段によって、多重化対象パケット検出手段で検出された時刻情報伝送用パケットに、遅延手段で遅延されたスクランブル関連情報を多重化する。
さらに、請求項9に記載のデスクランブル装置は、請求項1に記載のスクランブル装置によりスクランブルされたトランスポートストリームを復号するデスクランブル装置であって、抽出対象パケット検出手段と、関連情報抽出手段と、パケットデスクランブル手段とを備える構成とした。
かかる構成において、デスクランブル装置は、抽出対象パケット検出手段によって、トランスポートストリームから、スクランブル関連情報が多重化された時刻情報伝送用パケットを検出する。そして、デスクランブル装置は、関連情報抽出手段によって、抽出対象パケット検出手段で検出された時刻情報伝送用パケットからスクランブル関連情報を抽出する。そして、デスクランブル装置は、パケットデスクランブル手段によって、関連情報抽出手段で抽出されたスクランブル関連情報に基づいて、トランスポートストリームを構成するパケットをデスクランブルする。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1、請求項2、請求項7または請求項8に記載の発明によれば、スクランブル関連情報を別途帯域を確保して送出する必要がないため、伝送帯域を有効に活用することができる。また、本発明によれば、放送番組を伝送する帯域を圧迫することがないため、スクランブルによる放送番組の品質の劣化を抑えることができる。
また、例えば、ワンセグサービス等の帯域が狭い放送形態であっても、放送番組を圧迫することなく、スクランブル関連情報を送出することが可能になり、トランスポートストリームをスクランブルすることが可能になる。
また、本発明によれば、トランスポートストリームを多重化した後、再多重化する前に、あるいは、再多重化を行った後、変調を行う前に、スクランブルを行うことが可能であり、既存の多重化装置、再多重化装置等を利用したまま、スクランブル機能を追加することができる。
請求項3または請求項4に記載の発明によれば、時刻情報伝送用パケット内にスクランブル関連情報を多重化することができるため、別途スクランブル関連情報を送出するパケットを使用することなく、スクランブル関連情報を受信装置に送信することができる。これによって、スクランブル関連情報を別途帯域を確保して送出する必要がないため、伝送帯域を有効に活用することができる。
請求項5または請求項6に記載の発明によれば、スクランブル関連情報として、受信装置の共通情報や個別情報を別途帯域を確保することなく送出することができる。
請求項9に記載の発明によれば、トランスポートストリームから、時刻情報伝送用パケットを検出してスクランブル関連情報を抽出することができる。これによって、固有のスクランブル関連情報用の帯域を確保する必要がない。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[スクランブル装置(第1実施形態)の構成]
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の構成について説明を行う。図1は、本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図1においては、スクランブル装置1に関連する周辺装置(プログラムエンコーダ・多重化装置2、再多重化装置3、変調装置4)を併せた送出システムSとして記載している。
スクランブル装置1は、プログラムエンコーダ・多重化装置2で生成され、放送波により配信されるトランスポートストリーム(以下、単にTSと呼ぶ)をスクランブルするものである。なお、スクランブル装置1は、スクランブルを解除するための情報であるスクランブル関連情報を、帯域を別途確保することなく、トランスポートストリームに多重化する。なお、このスクランブル装置の詳細な構成については、後記する。
プログラムエンコーダ・多重化装置(多重化装置)2は、映像、音声、データ等を含む放送番組(プログラム)のベースバンドのデータを符号化し、各データを多重化することで、MPEG−2 Systems(ISO/IEC 13818−1)で規定されているTSを生成するものである。
再多重化装置3は、スクランブル装置1でスクランブルされたTSを、編成チャンネルごとに再多重するものである。これによって、複数の編成チャンネルのTSが1本のTSに合成されることになる。この合成されたTSは、変調装置4に出力される。
なお、再多重化装置3は、スクランブル装置1でスクランブルされたTSを、階層ごとに再多重するものである場合もある。これによって、例えば1セグメントの階層のTSと12セグメントの階層のTSが1本のTSに合成される。
変調装置4は、TSを伝送路に合った変調方式により変調するものである。例えば、地上デジタル放送によりTSを配信する場合は、TSを直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式により変調する。
以下、図2を参照(適宜図1参照)して、第1実施形態に係るスクランブル装置1の構成について詳細に説明を行う。図2は、本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すように、スクランブル装置1は、パケットスクランブル手段11と、スクランブル制御手段12と、関連情報多重化手段13とを備えている。
パケットスクランブル手段11は、プログラムエンコーダ・多重化装置2から、TSを構成するTSパケットを順次入力し、後記するスクランブル制御手段12のスクランブル鍵生成手段12aで生成されたスクランブル鍵により、TSパケットをスクランブルするものである。このスクランブルされたTSパケットは、関連情報多重化手段13に出力される。
スクランブル制御手段12は、TS(TSパケット)をスクランブルするためのスクランブル鍵と当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報とを生成するものである。ここでは、スクランブル制御手段12は、スクランブル鍵生成手段12aと、ECM生成手段12bと、ワーク鍵生成手段12cと、EMM生成手段12dとを備えている。
スクランブル鍵生成手段12aは、パケットスクランブル手段11において、TSを構成するTSパケットをスクランブルするためのスクランブル鍵を生成するものである。なお、スクランブル鍵生成手段12aは、パケットスクランブル手段11において、TSがスクランブルされている間、定期的(例えば、1秒間隔)にスクランブル鍵を生成する。この生成されたスクランブル鍵は、パケットスクランブル手段11に出力される。
また、スクランブル鍵生成手段12aは、受信装置に確実にデスクランブル鍵が配信されたのちにデスクランブルを行えるようにするため、予め現在使用するデスクランブル鍵と、その次に使用するデスクランブル鍵を、ECM生成手段12bに出力する。ここでは、それぞれのスクランブル鍵をEven鍵(偶鍵)とOdd鍵(奇鍵)を交互に使用して実現する。ここでは、例えば、Even鍵とOdd鍵を1秒ごとに交互に生成して更新する。なお、スクランブル鍵とデスクランブル鍵とは一対のものであり、スクランブルに用いる鍵をスクランブル鍵と呼び、デスクランブルに用いる鍵をデスクランブル鍵と呼ぶ。なお、対称鍵暗号系を用いる場合、スクランブル鍵とデスクランブル鍵とは同一の鍵が使用される。
ECM生成手段12bは、全ての受信装置に共通に配信する共通情報(ECM:Entitlement Control Message、以下、ECMと呼ぶ)を生成するものである。ここでは、ECM生成手段12bは、ECMとして、スクランブル鍵生成手段12aで生成されたデスクランブル鍵(Even鍵、Odd鍵)と、放送番組に関連する番組情報(例えば、番組の種類、視聴料金等)とを、ワーク鍵生成手段12cで生成されるワーク鍵を用いて暗号化してECMを生成する。なお、このECMは、スクランブル関連情報として関連情報多重化手段13に出力される。
ワーク鍵生成手段12cは、ECM生成手段12bにおいて、ECMを暗号化するために用いられるワーク鍵を生成するものである。なお、ワーク鍵生成手段12cは、ワーク鍵を例えば1ヶ月程度で更新する。この生成されたワーク鍵は、ECM生成手段12bと、EMM生成手段12dとに出力される。
EMM生成手段12dは、受信装置ごとに個別の個別情報(EMM:Entitlement Management Message以下、EMMと呼ぶ)を生成するものである。ここでは、EMM生成手段12dは、ワーク鍵と、受信装置を個別に識別する識別情報と、その受信装置を個別に制御する契約情報とを、受信装置で保有している鍵と同じマスタ鍵Kmを用いて暗号化してEMMを生成する。なお、このEMMは、スクランブル関連情報として関連情報多重化手段13に出力される。
関連情報多重化手段13は、パケットスクランブル手段11でスクランブルされたTSパケットに、スクランブル関連情報を多重化するものである。このスクランブル関連情報が多重化されたTSパケット(トランスポートストリーム)は、再多重化装置3に出力される。なお、関連情報多重化手段13は、時刻情報(PCR:Program Clock Reference以下、PCRと呼ぶ)が挿入されているTSパケット(時刻情報伝送用パケット:以下、PCRパケットと呼ぶ)にスクランブル関連情報を挿入する。
ここでは、関連情報多重化手段13は、PCRパケット検出手段13aと、遅延手段13bと、多重化手段13cとを備えている。
PCRパケット検出手段(多重化対象パケット検出手段)13aは、パケットスクランブル手段11から出力されるTSから、スクランブル関連情報を多重化する対象となるPCRを含んだTSパケット(PCRパケット)を検出するものである。このPCRパケットの検出には、TSパケットのパケット識別子(PID)がプログラムマップテーブル(PMT)の時刻情報識別子(PCR_PID)と同じ値であることで検出することができる。
なお、PCRパケット検出手段13aは、遅延手段13bによって、スクランブル関連情報が遅延されている間、PCRパケットの検出を行うこととする。そして、PCRパケットを検出した場合、PCRパケット検出手段13aは、PCRパケットと、当該PCRパケットを検出した旨を併せて多重化手段13cに通知する。また、PCRパケットを検出しなかった場合、PCRパケット検出手段13aは、そのまま、TSパケットを多重化手段13cに出力する。
遅延手段13bは、スクランブル制御手段12で生成されたスクランブル関連情報(ECM、EMM)の出力を遅延させるものである。この遅延手段13bは、図示を省略したメモリ等の記憶手段に、一時的にスクランブル関連情報を記憶する。この遅延手段13bで遅延されたスクランブル関連情報は、多重化手段13cによって読み出される。
多重化手段13cは、PCRパケット検出手段13aがPCRパケットを検出したタイミングで、遅延手段13bにおいて遅延されたスクランブル関連情報を読み出した後、当該スクランブル関連情報をPCRパケットに挿入し、多重化するものである。
ここで、図3を参照(適宜図2参照)して、多重化手段13cが、TSパケットにスクランブル関連情報を挿入する領域について説明する。図3は、PCRを含むTSパケットの構造を示すデータ構造図である。
図3に示すように、TSパケットは、188バイトの固定長であり、4バイトのヘッダ部と、可変長のアダプテーションフィールドと、可変長のペイロードとで構成されている。なお、従来、PCRを伝送する場合、TSパケットのアダプテーションフィールドは、フィールド長や、領域の有無を示すフラグを含んだ2バイトの領域と、PCR領域である6バイトの領域とを含む最小8バイト分の領域のみが利用され、TSパケットの残りの最大176バイト分の領域は利用されていない。
そこで、多重化手段13cは、図3に示すように、TSパケットのペイロードAにスクランブル関連情報を挿入する。なお、プライベート領域Bの領域にスクランブル関連情報を挿入することとしてもよい。
このようにスクランブル装置1を構成することで、スクランブル装置1は、トランスポートストリームをスクランブルする際に、PCRパケットの従来使用されていない領域を活用して、スクランブル関連情報を多重化することができる。
なお、ここでは、スクランブル装置1は、図1に示したように、プログラムエンコーダ・多重化装置2と再多重化装置3との間に備えることとして説明したが、図4に示すように、再多重化装置3と変調装置4との間に備えることとしてもよい(送出システムS)。図4は、スクランブル装置の他の配置構成を示す構成図である。図4に示すように、スクランブル装置1は、再多重化装置3において行った最終的な多重化後のトランスポートストリームに対してスクランブルを行う。
以上説明した図1または図4に示した構成によれば、スクランブル装置1は、複数の編成チャンネルのTSがどのように多重化されていても、個々のTSをスクランブルすることができる。また、これらの構成によれば、多重や再多重を行うサービスに対して、各TS間のタイミング関係が保持されるため、TSのタイミング管理が容易になる。
[スクランブル装置(第1実施形態)の動作]
次に、図5を参照(適宜図2参照)して、スクランブル装置1の動作について説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、スクランブル関連情報の一例として、ECMを多重化する動作(スクランブル関連情報多重化方法)について説明する。
(鍵情報生成ステップ)
まず、スクランブル装置1は、スクランブル鍵生成手段12aによって、図示を省略したタイマにより所定の時間間隔(例えば、1秒)でスクランブル鍵を更新するタイミングになったか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、スクランブル鍵を更新するタイミングになった場合(ステップS1でYes)、スクランブル装置1は、スクランブル鍵生成手段12aによってスクランブル鍵(Even鍵、または、Odd鍵)を生成し(ステップS2)、ステップS3に進む。一方、まだ、スクランブル鍵を更新するタイミングでない場合(ステップS1でNo)、スクランブル装置1は、スクランブル鍵の生成を行わずにステップS3に進む。
そして、スクランブル装置1は、パケットスクランブル手段11によって、逐次入力されるTSを構成するTSパケットがスクランブル対象のTSパケットであるか否かを判定し(ステップS3)、スクランブル対象である場合(ステップS3でYes)、当該TSパケットを、スクランブル鍵(Even鍵、または、Odd鍵)でスクランブルし(ステップS4)、ステップS5に進む。
一方、TSパケットがスクランブル対象でない場合(ステップS3でNo)、スクランブル装置1は、スクランブルを行わずに、ステップS5に進む。
(遅延ステップ)
続けて、スクランブル装置1は、ECM生成手段12bによって、スクランブル鍵生成手段12aで、ECMを生成するタイミングになったか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、ECMを生成するタイミングになった場合(ステップS5でYes)、スクランブル装置1は、ECM生成手段12bによって、予めワーク鍵生成手段12cで生成されたワーク鍵を用いて、スクランブル鍵生成手段12aで生成されたスクランブル鍵(Even鍵、Odd鍵)と、放送番組に関連する番組情報とを暗号化してECMを生成する(ステップS6)。そして、スクランブル装置1は、遅延手段13bによって、ステップS6で生成されたECMを遅延させる(ステップS7)。そして、ステップS8に進む。
一方、ECMを生成するタイミングになっていない場合(ステップS5でNo)、スクランブル装置1は、ECMの生成を行わずに、ステップS8に進む。
(パケット検出ステップ)
そして、スクランブル装置1は、PCRパケット検出手段13aによって、遅延されたECMが存在するか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、遅延されたECMが存在する場合(ステップS8でYes)、スクランブル装置1は、PCRパケット検出手段13aによって、パケットスクランブル手段11から出力されるTSパケットがPCRパケットであるか否かを判定する(ステップS9)。
(多重化ステップ)
ここで、当該TSパケットがPCRパケットである場合(ステップS9でYes)、スクランブル装置1は、多重化手段13cによって、PCRパケットに、ステップS7で遅延されたECMを多重化する(ステップS10)。そして、ステップS11に進む。
一方、遅延されたECMが存在しない場合(ステップS8でNo)、または、入力されたTSパケットがPCRパケットでない場合(ステップS9でNo)、スクランブル装置1は、そのまま、ステップS11に進む。
そして、スクランブル装置1は、ステップS10で生成されたECMが多重化されたTSパケット、または、ECMが多重化されていないTSパケットを外部に出力する(ステップS11)。
その後、スクランブル装置1は、TSの入力が継続される場合(ステップS12でNo)、ステップS1に戻って動作を継続する。一方、TSの入力が終了した場合(ステップS12でYes)、スクランブル装置1は、動作を終了する。
以上の動作によって、スクランブル装置1は、PCRを含んだTSパケットに、ECMを多重化して、スクランブルしたTSを生成することができる。
(スクランブル関連情報の多重化のタイミング例)
ここで、図6を参照(適宜図2参照)して、スクランブル装置1が、図5で説明した動作において、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングについて説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置において、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングを説明するための模式図である。
図6(a)に示すように、スクランブル装置1に入力されるトランスポートストリーム(TS)には、所定間隔でPCRを含んだTSパケット(PCRパケット)が付加されている。
このPCRを伝送する間隔は、MPEG−2 Systems(ISO/IEC 13818−1)の規格によれば、100ミリ秒以下の間隔である。また、地上デジタル放送方式(ISDB−T)の伝送方式(ARIB STD−B31)では、再多重された1本のTS(1多重フレーム)において、モードによって、伝送するPCRの数が決められている。モード1では1多重フレームに1パケット、モード2では1多重フレームに2パケット、モード3では1多重フレームに4パケットのPCRを等間隔で伝送しなければならない。これは、50ミリ秒強の伝送間隔に相当する。
その後、図6(b)に示すように、スクランブル装置1は、Ks更新タイミング(E1)においてスクランブル鍵(Even鍵E1)を更新するとともに、パケットスクランブル手段11によって、新しいスクランブル鍵でTSパケットをスクランブルする。
ここでは、パケットスクランブル手段11は、スクランブル制御手段12が生成するスクランブル鍵KsであるEven鍵(図中、E1、E2、…)とOdd鍵(図中O1、O2、…)とを交互に用いて、TSパケットをスクランブルする。
そして、図6(c)に示すように、スクランブル鍵Ksの生成タイミングに合わせたECMの生成タイミングにおいて、スクランブル制御手段12が、例えば、スクランブル鍵Ks「E1」の生成時点では、2つのスクランブル鍵として、今回使用するスクランブル鍵(E1)、その前に生成したスクランブル鍵(O1)を含んだECMを生成する。そして、PCRパケットが検出されるまでECMの伝送を遅延させ、PCRパケットが検出された段階で、当該PCRパケットにECMを多重化したECMパケットを伝送する。
なお、例えば、図6(b)に示すように、スクランブル鍵(Even鍵E1)の更新タイミングにおいて、図6(c)の「E1/O2」をスクランブル鍵として含むECMをPCRパケットに多重化する場合、スクランブル鍵E1によるスクランブルと、ECMの送出に遅延が生じる。しかし、「E1/O2」をスクランブル鍵として含むECMの前に、すでにスクランブル鍵E1を含んだECM(「E1/O1」)が送出されているため、受信装置において、正常にスクランブルを解除することができる。
また、図6(b)に示すように、スクランブル鍵(Odd鍵O2)の更新タイミングが、PCRパケットの伝送と同時に発生する場合は、図6(c)の「E2/O1」をスクランブル鍵として含むECMは、遅延させる必要ない。
このように、ECMの送出を、PCRパケットに同期させて遅延させても、受信装置で使用するスクランブル鍵が遅延することはない。
その後、図6(b)に示すように、スクランブル装置1は、Ks更新タイミング(E1)においてスクランブル鍵を更新(Even鍵E1)するとともに、パケットスクランブル手段11によって、新しいスクランブル鍵でTSパケットをスクランブルする。
なお、ここでは、PCRパケット以外のTSパケットを全てスクランブルするような図となっているが、実際には、番組特定情報(PSI:Program Specific Information))/番組配列情報(SI:Service Information)や目的以外の編成チャンネルのTSパケット等も含まれているため、スクランブルの対象とならないTSパケットも存在する。これらは、パケットスクランブル手段11においてTSパケットのPIDを見ることによって識別できる。
[スクランブル装置(第2実施形態)の構成]
次に、図7を参照して、本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置の構成について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置の構成を示すブロック図である。なお、図7においては、スクランブル装置1Bに関連する周辺装置(プログラムエンコーダ・多重化装置2、再多重化装置3、変調装置4)を併せた送出システムSとして記載している。図7に示すように、スクランブル装置1Bは、スクランブル装置1(図1参照)の構成におけるパケットスクランブル手段11と、関連情報多重化手段13とを逆に配置し、パケットスクランブル手段11Bと、関連情報多重化手段13Bとして構成している。
パケットスクランブル手段11Bおよび関連情報多重化手段13Bは、入力元および出力先が異なるだけで、図1および図2で説明したパケットスクランブル手段11および関連情報多重化手段13と同一の機能を有するものであるため説明を省略する。
このスクランブル装置1Bの構成によれば、パケットスクランブル手段11Bは、関連情報多重化手段13Bでスクランブル関連情報が多重化されたのちTSをスクランブルすることになる。
また、スクランブル装置1Bは、図7に示すように、プログラムエンコーダ・多重化装置2と再多重化装置3との間に備えてもよいし、図8に示すように、再多重化装置3と変調装置4との間に備えることとしてもよい(送出システムS)。
なお、スクランブル装置1Bの動作については、図5で説明したスクランブル装置1(図2参照)の動作において、ステップS3のTSパケットをスクランブルする動作が、ステップS11の直前に行われることのみが異なっているため、詳細な動作については説明を省略する。
(スクランブル関連情報の多重化のタイミング例)
ここで、図9を参照して、スクランブル装置1Bが、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングについて説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置において、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングを説明するための模式図である。
図9(a)に示すように、スクランブル装置1Bに入力されるトランスポートストリーム(TS)には、所定間隔でPCRを含んだTSパケット(PCRパケット)が付加されている。
そして、図9(b)に示すように、スクランブル装置1Bは、スクランブル鍵Ksの生成タイミングに合わせたECMの生成タイミングにおいて、スクランブル制御手段12が、例えば、スクランブル鍵Ks「E1」の生成時点では、2つのスクランブル鍵として、今回生成したスクランブル鍵(E1)、その前に生成したスクランブル鍵(O1)を含んだECMを生成する。そして、PCRパケットが検出されるまでECMの伝送を遅延させ、PCRパケットが検出された段階で、当該PCRパケットにECMを多重化したECMパケットを伝送する。
その後、図9(c)に示すように、スクランブル装置1Bは、Ks更新タイミング(E1)においてスクランブル鍵(Even鍵E1)を更新するとともに、パケットスクランブル手段11Bによって、新しいスクランブル鍵でTSパケットをスクランブルする。
ここでは、パケットスクランブル手段11Bは、スクランブル制御手段12が生成するスクランブル鍵KsであるEven鍵とOdd鍵とを交互に用いて、TSパケットをスクランブルする。
なお、スクランブル装置1Bは、PCRパケットに同期させて、ECMの送出を遅延させているが、これは、図6で説明したのと同様、受信装置で使用するスクランブル鍵が遅延することはない。
このように、スクランブル装置1Bは、図6で説明したスクランブル装置1と同様のタイミングで、ECMの多重およびスクランブル鍵の更新を行うことができる。
なお、スクランブル装置1Bは、パケットスクランブル手段11Bが、スクランブル関連情報が多重化されたTSをスクランブルすることができる。これによって、パケットスクランブル手段11Bは、スクランブル関連情報に基づいた動作を行うことができる。例えば、パケットスクランブル手段11Bは、スクランブル制御手段12からの制御を受けることなく、TSを経由した情報でスクランブルのタイミングの制御等を行うことができる。
[スクランブル装置(第2実施形態)の応用]
ここで、一例として、スクランブル装置1Bが、スクランブル関連情報に基づいて、スクランブルのタイミングを制御する手法について説明する。
この場合、スクランブル装置1Bのパケットスクランブル手段11Bは、図10に示す構成とする。図10は、本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置のパケットスクランブル手段の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、パケットスクランブル手段11Bは、ECMパケット検出手段11aと、遅延手段11bと、スクランブル手段11cとを備えている。
ECMパケット検出手段(スクランブル関連情報検出手段)11aは、関連情報多重化手段13BでTSに多重化されたスクランブル関連情報を検出するものである。ここでは、ECMパケット検出手段11aは、スクランブル関連情報をECMとし、当該ECMを含んだTSパケットを検出することとする。
ここで、ECMパケットを検出した場合、ECMパケット検出手段11aは、ECMパケットと、当該ECMパケットを検出した旨を併せてスクランブル手段11cに通知する。また、ECMパケットを検出しなかった場合、ECMパケット検出手段11aは、そのまま、TSパケットをスクランブル手段11cに出力する。
遅延手段11bは、スクランブル制御手段12で生成されたスクランブル鍵Ksの出力を遅延させるものである。この遅延手段11bは、図示を省略したメモリ等の記憶手段に、一時的にスクランブル鍵を記憶する。この遅延手段11bで遅延されたスクランブル鍵は、スクランブル手段11cによって読み出される。
スクランブル手段11cは、ECMパケット検出手段11aから出力されるTSパケットを遅延手段11bで遅延されたスクランブル鍵でスクランブルするものである。なお、スクランブル手段11cは、ECMパケット検出手段11aから、ECMパケットを検出した旨の通知を受けたタイミングで、遅延手段11bからスクランブル鍵を読み出し、スクランブルを行う。
このように、パケットスクランブル手段11Bを構成することで、ECMの伝送タイミングと、スクランブル鍵の更新タイミングとを合わせることができる。
(スクランブル関連情報の多重化のタイミング例)
ここで、図11を参照(適宜図8参照)して、スクランブル装置1Bのパケットスクランブル手段11Bが、図10で説明した構成である場合において、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングについて説明する。図11は、本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置において、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングを説明するための模式図である。
図11(a)に示すように、スクランブル装置1Bに入力されるトランスポートストリーム(TS)には、所定間隔でPCRを含んだTSパケット(PCRパケット)が付加されている。
そして、図11(b)に示すように、スクランブル装置1Bは、スクランブル鍵Ksの生成タイミングに合わせたECMの生成タイミングにおいて、スクランブル制御手段12が、例えば、スクランブル鍵Ks「E1」の生成時点では、2つのスクランブル鍵として、今回生成したスクランブル鍵(E1)、その前に生成したスクランブル鍵(O1)を含んだECMを生成する。そして、PCRパケットが検出されるまでECMの伝送を遅延させ、PCRパケットが検出された段階で、当該PCRパケットにECMを多重化したECMパケットを伝送する。
また、図11(c)に示すように、スクランブル装置1Bは、遅延手段11bによって、スクランブル制御手段12から出力されるスクランブル鍵(Even鍵E1)を遅延させる。そして、スクランブル装置1Bは、ECMパケット検出手段11aによって、スクランブル関連情報(ここでは、ECM)が多重化されているTSパケットを検出した段階で、遅延手段11bによって遅延されたスクランブル鍵(ここでは、Even鍵E1)でTSパケットをスクランブルする。
このように、スクランブル装置1Bは、スクランブル関連情報が送出されるタイミングと、スクランブル鍵の更新タイミングとを同じタイミングにすることができる。これによって、受信装置側におけるECMの処理時間をスクランブル鍵の更新の間隔時間分だけ利用することができ、時間的な余裕を確保することができる。
以上、本発明に係るスクランブル装置の種々の実施形態について、その構成と動作について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ここでは、スクランブル関連情報として、ECMやEMMをPCRパケットに多重化する例を説明したが、PCRパケットがTSパケットで規定されているデータ長以内であれば、どのような情報を多重化することとしてもよい。例えば、スクランブルを行う際の初期化データ等を多重化することとしてもよい。
また、スクランブル装置1,1Bは、コンピュータを前記した各手段として機能させるスクランブル関連情報多重化プログラムにより動作させることができる。
[受信装置(デスクランブル装置)の構成]
次に、図12を参照して、本発明に係る受信装置(デスクランブル装置)の構成について説明を行う。図12は、本発明に係る受信装置(デスクランブル装置)の構成を示すブロック図である。
受信装置5は、スクランブル装置1,1B(図2、図8参照)でスクランブルされたTSを構成するTSパケットをデスクランブル(復号)するものである。ここでは、受信装置5は、図12に示すように、関連情報分離手段51と、デスクランブル制御手段52と、パケットデスクランブル手段53とを備えている。
関連情報分離手段51は、図示を省略した放送受信手段を介して受信したスクランブルされたTSから、スクランブル関連情報を分離抽出するものである。ここでは、関連情報分離手段51は、関連情報パケット検出手段51aと、分離手段51bとを備えている。
関連情報パケット検出手段(抽出対象パケット検出手段)51aは、スクランブルされたTSから、スクランブル関連情報が多重化されたPCRパケット(関連情報パケット)を検出するものである。なお、関連情報パケット検出手段51aは、TSパケットを、順次、分離手段51bに出力するとともに、関連情報パケットが検出された場合は、その旨を併せて分離手段51bに通知する。
分離手段51bは、関連情報パケットの検出が通知された段階で、関連情報パケット検出手段51aから出力されるTSパケットから、スクランブル関連情報を分離するものである。この分離されたスクランブル関連情報は、デスクランブル制御手段52に出力される。ここでは、スクランブル関連情報にはEMM、ECMが含まれている。
なお、分離手段51bは、図3に示したTSパケット(PCRパケット)のペイロードAまたはアダプテーションフィールドのプライベート領域Bからスクランブル関連情報を抽出する。なお、ペイロードAまたはプライベート領域Bのいずれの領域にスクランブル関連情報が挿入されているかは、予め定められているものとする。
デスクランブル制御手段52は、関連情報分離手段51で分離されたスクランブル関連情報に基づいて、TS(TSパケット)をデスクランブルするか否かの制御を行うものである。ここでは、デスクランブル制御手段52は、EMM復号手段52aと、ECM復号手段52bと、視聴判定手段52cとを備えている。
EMM復号手段52aは、関連情報分離手段51で分離されたスクランブル関連情報のうち、EMMを復号するものである。なお、EMM復号手段52aは、図示を省略したICカード等のセキュリティモジュールに記憶されているマスタ鍵Kmを用いてEMMを復号する。
また、EMM復号手段52aは、EMMを復号することで、ECMを復号するためのワーク鍵Kwや、受信装置の識別情報、契約情報等を生成する。ここで生成されたワーク鍵Kwは、ECM復号手段52bに出力され、受信装置の識別情報や契約情報は、視聴判定手段52cに出力される。
ECM復号手段52bは、関連情報分離手段51で分離されたスクランブル関連情報のうち、ECMを復号するものである。なお、ECM復号手段52bは、EMM復号手段52aから出力されるワーク鍵を用いてECMを復号する。
また、ECM復号手段52bは、ECMを復号することで、スクランブル鍵Ksや、放送番組に関連する番組情報を生成する。ここで生成されたスクランブル鍵Ksや番組情報は、視聴判定手段52cに出力される。
視聴判定手段52cは、EMM復号手段52aで復号された受信装置の識別情報や制御情報、および、ECM復号手段52bで復号された番組情報に基づいて、スクランブルされているTSパケットを復号するか否かを判定するものである。例えば、視聴判定手段52cは、受信した契約情報が、番組情報に示される視聴条件に合致するか否かによって、TSパケットを復号するか否かを判定する。
なお、視聴判定手段52cは、TSパケットを復号可能と判定した場合、ECM復号手段52bで復号されたスクランブル鍵Ksをパケットデスクランブル手段53に出力する。
パケットデスクランブル手段53は、関連情報分離手段51から順次出力されるTSパケットを、デスクランブル制御手段52から出力されるスクランブル鍵を用いて復号するものである。なお、このパケットデスクランブル手段53で復号されたTSは、図示を省略したMPEG−2等の復号手段によって、視聴可能なデータとして復号される。
このように受信装置5を構成することで、受信装置5は、PCRパケットに多重化されているスクランブル関連情報を分離抽出して、スクランブルの解除等の制御を行うことができる。
[受信装置(デスクランブル装置)の動作]
次に、図13を参照(適宜図12参照)して、受信装置5の動作について説明する。図13は、本発明に係る受信装置(デスクランブル装置)の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、スクランブル関連情報の一例として、ECMを分離する動作について説明する。
まず、受信装置5は、関連情報パケット検出手段51aによって、スクランブルされたTSにおいて、TSパケットごとに、スクランブル関連情報が多重化されたPCRパケット(関連情報パケット)であるか否かを判定する(ステップS51)。なお、関連情報パケットの判定は、TSパケットのパケット識別子(PID)が、ECMのパケット識別子(ECM_PID)やEMMのパケット識別子(EMM_PID)と同じ値であることで判定することができる。
ここで、関連情報パケットが検出された場合(ステップS51でYes)、受信装置5は、分離手段51bによって、関連情報パケットからスクランブル関連情報(ここでは、ECM)を分離して抽出する(ステップS52)。
その後、受信装置5は、ECM復号手段52bによって、予めEMM復号手段52aで復号されているワーク鍵を用いて、ECMからスクランブル鍵や番組情報を復号する(ステップS53)。そして、受信装置5は、当該スクランブル鍵を新しいスクランブル鍵として更新し(ステップS54)、ステップS55に進む。
一方、関連情報パケットが検出されなかった場合(ステップS51でNo)、受信装置5は、スクランブル鍵の更新を行わずにステップS58に進む。
そして、受信装置5は、視聴判定手段52cによって、予めEMM復号手段52aで復号されている受信装置の識別情報や契約情報、および、ECM復号手段52bで復号された番組情報に基づいて、スクランブルされているTSパケットを復号するか否かを判定(視聴判定)する(ステップS55)。
そして、視聴が許可されている場合(ステップS55で「許可」)、受信装置5は、パケットデスクランブル手段53によって、TSパケットをスクランブル鍵を用いてデスクランブル(復号)し出力する(ステップS56)。
一方、視聴が許可されていない場合(ステップS55で「不許可」)、受信装置5は、そのままTSパケットを復号せずに出力する(ステップS57)。
その後、受信装置5は、スクランブルされたTSの入力が継続される場合(ステップ58でNo)、ステップS51に戻って動作を継続する。一方、TSの入力が終了した場合(ステップS58でYes)、受信装置5は、動作を終了する。
以上の動作によって、受信装置5は、PCRを含んだTSパケット(関連情報パケット)からECMを分離抽出して、スクランブルされたTSをデスクランブルすることができる。
本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の詳細な構成を示すブロック図である。 PCRを含むTSパケットの構造を示すデータ構造図である。 本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の他の配置構成を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスクランブル装置において、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングを説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置の他の配置構成を示す構成図である。 本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置において、TSにスクランブル関連情報を多重化させるタイミングを説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置のパケットスクランブル手段の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るスクランブル装置において、TSにスクランブル関連情報を多重化させる他のタイミングを説明するための模式図である。 本発明に係る受信装置(デスクランブル装置)の構成を示すブロック図である。 本発明に係る受信装置(デスクランブル装置)の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
S 送出システム
1、1B スクランブル装置
11 パケットスクランブル手段
12 スクランブル制御手段
12a スクランブル鍵生成手段
12b ECM生成手段
12c ワーク鍵生成手段
12d EMM生成手段
13 関連情報多重化手段
13a PCRパケット検出手段(多重化対象パケット検出手段)
13b 遅延手段
13c 多重化手段
2 プログラムエンコーダ・多重化装置(多重化装置)
3 再多重化装置
4 変調装置
5 受信装置(デスクランブル装置)
51 関連情報分離手段
51a 関連情報パケット検出手段(抽出対象パケット検出手段)
51b 分離手段(関連情報抽出手段)
52 デスクランブル制御手段52
52a EMM復号手段
52b ECM復号手段
52c 視聴判定手段
53 パケットデスクランブル手段

Claims (9)

  1. トランスポートストリームをスクランブルするスクランブル装置において、
    前記トランスポートストリームをスクランブルするためのスクランブル鍵と当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報とを生成するスクランブル制御手段と、
    前記スクランブル鍵により前記トランスポートストリームを構成するパケットをスクランブルするパケットスクランブル手段と、
    前記トランスポートストリームに前記スクランブル関連情報を多重化する関連情報多重化手段と、を備え、
    前記関連情報多重化手段が、
    前記トランスポートストリームを構成するパケットの一種である時刻情報伝送用パケットに、前記パケットのデータ長内で、前記スクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報を挿入して多重化することを特徴とするスクランブル装置。
  2. 前記関連情報多重化手段は、
    前記トランスポートストリームから、多重化の対象となる前記時刻情報伝送用パケットを検出する多重化対象パケット検出手段と、
    前記スクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報を、前記時刻情報伝送用パケットが検出されるまで遅延させる遅延手段と、
    この遅延手段で遅延されたスクランブル関連情報を前記時刻情報伝送用パケットに多重化する多重化手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスクランブル装置。
  3. 前記関連情報多重化手段は、
    前記時刻情報伝送用パケットのペイロードに、前記スクランブル関連情報を挿入することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクランブル装置。
  4. 前記関連情報多重化手段は、
    前記時刻情報伝送用パケットにおける前記時刻情報が記述されているアダプテーションフィールドのプライベート領域に、前記スクランブル関連情報を挿入することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクランブル装置。
  5. 前記スクランブル関連情報は、スクランブルを解除するためのデスクランブル鍵と、放送番組に関連する情報とを含んだ共通情報であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスクランブル装置。
  6. 前記スクランブル関連情報は、受信装置を個別に識別する識別情報と、前記受信装置を個別に制御する契約情報とを含んだ個別情報であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスクランブル装置。
  7. トランスポートストリームをスクランブル鍵によりスクランブルするスクランブル装置において、前記トランスポートストリームに、当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報を多重化するスクランブル関連情報多重化方法であって、
    スクランブル制御手段により、前記スクランブル鍵と前記スクランブル関連情報とを生成する鍵情報生成ステップと、
    前記スクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報の出力を、遅延手段により遅延させる遅延ステップと、
    多重化対象パケット検出手段により、前記トランスポートストリームから、当該トランスポートストリームを構成するパケットの一種である時刻情報伝送用パケットを検出するパケット検出ステップと、
    この多重化対象パケット検出手段で検出された時刻情報伝送用パケットに、前記遅延手段で遅延されたスクランブル関連情報を多重化する多重化ステップと、
    を含んでいることを特徴とするスクランブル関連情報多重化方法。
  8. トランスポートストリームをスクランブル鍵によりスクランブルするスクランブル装置において、前記トランスポートストリームに、当該スクランブルを解除するためのスクランブル関連情報を多重化するために、コンピュータを、
    前記スクランブル鍵と前記スクランブル関連情報とを生成するスクランブル制御手段、
    このスクランブル制御手段で生成されたスクランブル関連情報の出力を遅延させる遅延手段、
    前記トランスポートストリームから、当該トランスポートストリームを構成するパケットの一種である時刻情報伝送用パケットを検出する多重化対象パケット検出手段、
    この多重化対象パケット検出手段で検出された時刻情報伝送用パケットに、前記遅延手段で遅延されたスクランブル関連情報を多重化する多重化手段、
    として機能させることを特徴とするスクランブル関連情報多重化プログラム。
  9. 請求項1に記載のスクランブル装置によりスクランブルされたトランスポートストリームを復号するデスクランブル装置であって、
    前記トランスポートストリームから、スクランブル関連情報が多重化された時刻情報伝送用パケットを検出する抽出対象パケット検出手段と、
    この抽出対象パケット検出手段で検出された時刻情報伝送用パケットから前記スクランブル関連情報を抽出する関連情報抽出手段と、
    この関連情報抽出手段で抽出されたスクランブル関連情報に基づいて、前記トランスポートストリームを構成するパケットをデスクランブルするパケットデスクランブル手段と、
    を備えていることを特徴とするデスクランブル装置。
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