JP2004048264A - 携帯電話装置およびその着信拒否方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アプリケーション部16は、制御部12からの着信通知に対し、ユーザが予め設定していたタイマ値でタイマを起動する。その後、アプリケーション部16は、制御部12からの切断通知を受けたとき、タイマが起動中であれば、不正着信と見なしメモリに発番号を記憶すると共に着信履歴に発番号の登録を行わない。次に、その発番号から着信を受けた場合には、メモリに記憶している不正着信番号と照合し、一致している場合には着信拒否する。このときの発番号も着信履歴に登録しないことにより、不正着信によるトラブルを防止する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話装置に関し、特にユーザ(利用者)に対する不正着信(発信側がかけて即切断する所謂「ワン切り」着信)を拒否する不正着信拒否機能を有する携帯電話装置およびその着信拒否方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機は、基地局のサービスエリア内であれば何処からでも、また何処へでも発信又は着信可能であるので極めて便利な通信手段又は情報収集手段である。更に、一般の電話機(固定電話機)が備えていない種々の機能を備えるものもあるので、携帯電話機の利便性が改善されている。
【0003】
携帯電話機に関する又は関連する従来技術として、例えば特開2000−278403号公報の「通信装置」、特開2000−286959号公報の「着信拒否機能を有する通信装置」、特開2001−61001号公報の「着信制限方式」、特開2001−217903号公報の「電話機及び情報端末装置及びその着信通知方法」、特開2001−217919号公報の「着信履歴データの格納方法」、特開2001−333158号公報の「携帯型電話機及びその不在着信履歴通知方法及び記録媒体」、特開2002−57750号公報の「着信履歴自動送付機能付き携帯電話機および着信履歴自動送付方法」および特開平10−42036号公報の「携帯電話機およびその着信制御方法」等に開示されている。
【0004】
携帯電話機は、利便性を有する一方で、幾つかの不便又は不利益もある。その1つは、携帯電話機では、発信時のみならず、着信時にも通話料が請求される。競争社会にあっては、携帯電話機を使用して種々の情報が送信され、ユーザ(利用者)の携帯電話機に着信する。しかし、必ずしも斯かる着信の全てが携帯電話機のユーザに有益な又は期待される着信とは限らない。いたずら電話や迷惑電話もあり得る。斯かる不要な着信を拒否し、必要な通話のみを着信するのが好ましい。特に、上述した「ワン切り」着信等の着信は、携帯電話機の利用者にとり極めて迷惑である。
【0005】
従来のメモリ指定着信拒否は、例えば上述した特開平10−42036号又は特開2001−61001号公報に開示される如く、予め携帯電話機のユーザ(利用者)がメモリに着信拒否用番号として記憶した番号とネットワークから通知される発番号が一致した場合に着信を拒否するように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の着信拒否技法は、着信拒否する番号がユーザに既知でなく、予め内部のメモリに登録されていない場合又は異なる番号の電話機を使用する場合には機能しない。また、不正着信に対し、着信拒否できなかったことやその番号を着信履歴に残してしまうことでユーザが誤ってその発番号に対して発信してしまい、トラブルになる可能性があるという課題があった。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、不正着信によるユーザのトラブルを確実に回避し、利便性を改善する携帯電話装置およびその着信拒否方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明による携帯電話装置およびその着信拒否方法は次のような特徴的な構成を採用している。
【0009】
(1)着信日時および発番号等を記憶する着信履歴部および特定の電話番号を登録するメモリを備える携帯電話装置において、
着信時間を計測するタイマを設け、該タイマによる着信時間の計測結果に基づき判断した不正着信を前記メモリに登録する携帯電話装置。
【0010】
(2)前記タイマによる着信時間に基づく不正着信の判断時間は、ユーザが設定可能にする上記(1)の携帯電話装置。
【0011】
(3)前記タイマにより計測した着信時間が予めユーザが設定した時間以下の場合には、前記着信履歴部への記録を行わない上記(1)又は(2)の携帯電話装置。
【0012】
(4)前記不正着信と決定された着信の電話番号は前記メモリに登録し、次回以降の着信を拒否する上記(1)、(2)又は(3)の携帯電話装置。
【0013】
(5)前記不正着信の拒否は、ユーザが必要に応じて有効/無効設定可能である上記(1)乃至(4)の何れかの携帯電話装置。
【0014】
(6)着信を拒否したい発番号を内部メモリに記憶し、該メモリに記憶された発番号からの着信を拒否する携帯電話装置の着信拒否方法において、
前記携帯電話機への着信と同時にタイマを起動させ、前記着信の切断までの時間を計測し、該計測した時間が所定時間以下のとき前記発番号を前記メモリに記憶させ、前記発番号からのその後の着信を拒否する携帯電話装置の着信拒否方法。
【0015】
(7)前記タイマの時間はユーザにより予め設定され、前記タイマの設定時間内に前記着信が切断されたか否かにより着信拒否を判断する上記(6)の携帯電話装置の着信拒否方法。
【0016】
(8)前記着信拒否された着信は、着信履歴に残さない上記(6)又は(7)の携帯電話装置およびその着信拒否方法。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による携帯電話装置およびその着信拒否方法の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明による携帯電話装置の好適実施形態の構成を示す機能ブロック図である。この携帯電話装置10は、ハンドラ部11、制御部12、タイマ管理部13、メモリ管理部14、表示・操作部15およびアプリケーション部16により構成される。ハンドラ部11は、回線(無線通信回線)21を介してサーバ20に接続される。また、表示・操作部は、ユーザ(利用者)30により操作可能に構成されている。
【0019】
次に、図1に示す携帯電話装置10の各部の動作、特にその着信拒否動作を、図2に示すシーケンス図を参照して説明する。図2のシーケンス図には、図1に示す携帯電話装置10の各部11〜16、網(サーバ)20およびユーザ(利用者)30毎に動作シーケンスを示す。
【0020】
先ず、網20から携帯端末装置10のハンドラ部11がPCH信号を受信する(ステップS1)。この信号は、ページングとして制御部12に伝わり、制御部12は、通信チャネルを起動し着信を受ける準備に入る(ステップS2〜S8)。ハンドラ部11を介し、制御部12がSETUPを受信すると(ステップS9)、アプリケーション部16に着信通知を行う(ステップS10)。
【0021】
次に、アプリケーション部16は、発番号があるか否かチェックする(ステップS11)。アプリケーション部16に発番号がない場合には(ステップS11:N)、通常の着信と同様に表示・操作部15に着信表示し(ステップS12)、ユーザ(利用者)30に着信を通知する(ステップS13)。
【0022】
一方、アプリケーション部16に発番号がある場合には(ステップS11:Y)、メモリ管理部14に事前にメモリ登録している番号か又は不正着信としてメモリに登録されているかを問い合わせ(ステップS14)、メモリ登録がないか確認する(ステップS15)。この問い合わせ結果、メモリ登録ありの場合には(ステップS15:N)、通常の着信処理を行う(ステップS12、S13)。しかし、メモリに登録されていない場合には(ステップS15:Y)、不正着信に該当しているか否かチェックする(ステップS16)。不正着信に該当している場合には(ステップS16:Y)、制御部12に着信拒否を通知し(ステップS17)、ハンドラ部11を介し、待ち受け状態に戻る(ステップS18)。このとき、表示・操作部15に対し着信履歴等を残すための着信表示は通知しない。
【0023】
一方、不正着信に該当していなかった場合には(ステップS16:N)、ユーザ(利用者)が不正着信防止機能をオンにしているか確認する(ステップS19)。オフの場合には(ステップS19:N)、通常の着信処理を行う(ステップS12、S13)。一方、オンの場合には(ステップS19:Y)、事前にユーザ(利用者)30が設定していたタイマ値でタイマ管理部13にタイマ起動を要請する(ステップ20)。タイマ管理部13は、ハンドラ部11を使用し、タイマを開始し(ステップS21)、タイマの管理を行う。そのタイマがハンドラ部11でタイムアウトした場合には、タイマ管理部13に伝えられる(ステップS22)。そして、タイマ管理部13からアプリケーション部16にタイムアウトを通知する(ステップS23)。
【0024】
この場合には、通常の着信処理と同様にアプリケーション部16は、表示・操作部15に着信表示を通知し(ステップS24)、利用者に着信があることを伝える(ステップS13)。タイマが起動中に制御部12からの切断通知をアプリケーション部16が受信した場合には、タイマを停止要求する(ステップS25)。そして、メモリ管理部14に発番号を伝え、不正着信番号としてメモリに登録を行う(ステップS26)。表示・操作部15には着信表示を通知せず、待ち受けに移行する(ステップS27)。これにより、ユーザ(利用者)に対する不正着信を防止可能である。
【0025】
以上、本発明による携帯電話装置およびその着信拒否方法の好適実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて、種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本発明の携帯電話装置およびその着信拒否方法によると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。即ち、上述の構成により、ユーザ(利用者)は不正着信によるトラブルを確実に防止することが可能となる。従って、ユーザの利便性の大幅な改善が期待できる。また、着信拒否された着信の発番号を含む着信履歴は残さないので、ユーザが誤って斯かる番号に発信してトラブルを生じる可能性を排除する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯電話装置の好適実施形態の機能構成図である。
【図2】図1に示す携帯電話装置の各部の動作を説明するシーケンス図である。
【符号の説明】
10 携帯電話装置
11 ハンドラ部
12 制御部
13 タイマ管理部
14 メモリ管理部
15 表示・操作部
16 アプリケーション部
20 サーバ
30 ユーザ(利用者)
Claims (8)
- 着信日時および発番号等を記憶する着信履歴部および特定の電話番号を登録するメモリを備える携帯電話装置において、
着信時間を計測するタイマを設け、該タイマによる着信時間の計測結果に基づき判断した不正着信を前記メモリに登録することを特徴とする携帯電話装置。 - 前記タイマによる着信時間に基づく不正着信の判断時間は、ユーザが設定可能にすることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話装置。
- 前記タイマにより計測した着信時間が予めユーザが設定した時間以下の場合には、前記着信履歴部への記録を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話装置。
- 前記不正着信と決定された着信の電話番号は前記メモリに登録し、次回以降の着信を拒否することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯電話装置。
- 前記不正着信の拒否は、ユーザが必要に応じて有効/無効設定可能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の携帯電話装置。
- 着信を拒否したい発番号を内部メモリに記憶し、該メモリに記憶された発番号からの着信を拒否する携帯電話装置の着信拒否方法において、
前記携帯電話機への着信と同時にタイマを起動させ、前記着信の切断までの時間を計測し、該計測した時間が所定時間以下のとき前記発番号を前記メモリに記憶させ、前記発番号からのその後の着信を拒否することを特徴とする携帯電話装置の着信拒否方法。 - 前記タイマの時間はユーザにより予め設定され、前記タイマの設定時間内に前記着信が切断されたか否かにより着信拒否を判断することを特徴とする請求項6に記載の携帯電話装置の着信拒否方法。
- 前記着信拒否された着信は、着信履歴に残さないことを特徴とする請求項6又は7に記載の携帯電話装置およびその着信拒否方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002201357A JP2004048264A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 携帯電話装置およびその着信拒否方法 |
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JP2002201357A Pending JP2004048264A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 携帯電話装置およびその着信拒否方法 |
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JP (1) | JP2004048264A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101500041A (zh) * | 2008-01-30 | 2009-08-05 | 中兴通讯股份有限公司 | 呼叫控制方法和装置 |
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2002
- 2002-07-10 JP JP2002201357A patent/JP2004048264A/ja active Pending
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