JP2004045695A - 演奏データ処理装置および演奏データ処理プログラム - Google Patents

演奏データ処理装置および演奏データ処理プログラム Download PDF

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JP2004045695A JP2002202374A JP2002202374A JP2004045695A JP 2004045695 A JP2004045695 A JP 2004045695A JP 2002202374 A JP2002202374 A JP 2002202374A JP 2002202374 A JP2002202374 A JP 2002202374A JP 2004045695 A JP2004045695 A JP 2004045695A
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Abstract

【課題】初心者が演奏しやすい演奏データを作成できる演奏データ処理装置を提供する。
【解決手段】S1〜S8において、自動演奏データの所定の1または複数の対象パート(ドラムパートを除く)のノートイベントデータを分析し、一律に移調した場合に黒鍵音数が最小となるような所定の移調量を決定する。S9において、決定された所定の移調量に従って、自動演奏データの全てのパート(ドラムパートを除く)のノートイベントデータを移調して新たに演奏データを作成する。上述したS2〜S8における分析処理の結果、所定の移調量tmimがゼロとなる場合は、元の演奏データのままでよく、S9の移調処理は実行する必要はない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏データを移調する演奏データ処理装置に関するものである。特に、楽譜表示用等に使用する自動演奏データを移調するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザが楽曲演奏を練習できるように、記憶装置から自動演奏データを読み出して表示器に楽譜を表示したり、押鍵すべき鍵を鍵または鍵近傍に設けた案内ランプで表示したりする装置がある。
しかし、自動演奏データは、初心者が演奏しやすいハ長調(Cメジャ)で記述されているものでは必ずしもない。従って、自動演奏データに基づいて楽曲演奏を練習しようとすると、白鍵音(幹音)だけでなく黒鍵音(派生音)が多数出現するので、初心者にとっては演奏しにくい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するために、初心者が演奏しやすい演奏データを作成できる演奏データ処理装置および演奏データ処理プログラムを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載の発明においては、演奏データ処理装置において、原演奏データの所定の1または複数のパートのノートイベントデータに関して一律に移調することにより、移調前よりも黒鍵音数が少なくなる所定の移調量を決定する移調量決定手段と、前記所定の移調量に従って、前記原演奏データの少なくとも前記所定の1または複数のパートのノートイベントデータを移調して新たに演奏データを作成する移調手段を有するものである。
従って、所定の1または複数のパートに関しては、原演奏データに比べて黒鍵音の出現度数が小さくなるので、初心者は練習しやすい演奏データを得ることができる。ただし、ノートイベントデータに音高データを有するパートを移調の対象とし、ノートイベントデータが音高データに代えて楽器種類を特定するのに使用されるパートは移調の対象としない。
【0005】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の演奏データ処理装置において、パート選択手段を有するものである。
従って、ユーザは、移調量を求める所定の1または複数のパートを自由に指定できるので、練習対象としたパートの黒鍵音の出現数を確実に減らすことができる。
請求項3に記載の発明においては、請求項1または2に記載の演奏データ処理装置において、移調量決定手段は、調指定データを用いずにノートイベントデータに含まれたノートナンバを用いて移調量を決定するものである。
調性がわかれば、「Cメジャ調」に移調するための移調量を簡単に決定できるが、必ずしも黒鍵音数が減るとはいえない。そこで、ノートナンバを用いて所定の移調量を決定することにより、確実に黒鍵音を減らすように移調できる。
請求項4に記載の発明においては、演奏データ処理プログラムが、移調量決定ステップと移調ステップを有し、各ステップをコンピュータに実行させることによって、請求項1に記載の発明を実現するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態を説明するフローチャートである。パーソナルコンピュータのCPU(Central Processing Unit)あるいは、電子楽器に組み込まれたCPUがプログラムに従って各ステップを実行する。
ユーザが練習を開始するときは、予め記憶装置に記憶された自動演奏データの中から、楽譜表示させて手本としたい曲名の自動演奏データを選択する。選択された自動演奏データは、記憶装置から読み出され、以下に示す処理ステップが実行される。
S1〜S8において、自動演奏データの所定の1または複数の対象パート(ドラムパートを除く)のノートイベントデータを分析し、一律に移調した場合に黒鍵音数が最小となるような所定の移調量を決定する。
S9において、決定された所定の移調量に従って、自動演奏データの全てのパート(ドラムパートを除く)のノートイベントデータを移調して新たに演奏データを作成する。
【0007】
具体的には、S1において、ユーザが、楽譜表示させたいパートを指定入力することによって、所定の1または複数の対象パートの選択を行う。自動演奏データは、図2に示すように、複数のパート(トラック)を有する場合がある。
所定の1または複数のパートが、練習対象のパートでなかった場合に、練習対象でないパートに多数の黒鍵音が含まれていて、このパートの黒鍵音を減らすように移調してしまうと、かえって練習対象パートの黒鍵音数が増加してしまうおそれがある。
このような場合のために、S1のステップを実行し、ユーザが練習しようとするパートを分析対象パートとして選択する。「パート1(右手)およびパート2(左手)」というように、複数のパートを合わせたものを分析対象パートとしてもよい。
あるいは、楽譜表示するパートが自動的に決まっている(例えば、パート1のみ)場合は、演奏データ処理装置が自動的に対象パートを選択してもよい。
【0008】
図2は、記憶装置に記憶された自動演奏データファイル11のデータ構造の一例を示す説明図である。本実施例では、パートとトラックとは1対1対応しているものとしている。
トラック1には右手で演奏すべき演奏データが記憶され、トラック2には左手で演奏すべき演奏データが記憶され、トラック3以下のそれぞれには、各種の伴奏用の演奏データが記憶され、ドラムトラック(リズムトラック)を含む場合が多い。
【0009】
各トラックは、例えば、タイミングデータとイベントデータのセットが時系列に沿って記憶されている。タイミングデータは、演奏イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表す場合と、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表す場合がある。
イベントデータには、キーオンイベント、キーオフイベント等が記述され、これらによって音符の開始、終了を示し、いずれにも音符の音高が半音単位のノートナンバによって規定されている。イベントデータには、曲の最初や曲の途中に、調指定イベントデータを含む場合がある。
ドラムトラックの場合は、ノートナンバをドラムなどのリズム楽器を指定するデータとして使用し、結果的に音高の異なるリズム楽器を指定することはあっても直接的には音高を指定しない。従って、ドラムパートに関しては分析対象としない。
【0010】
S2において、移調量tを最小値(mim)に初期設定する。S3〜S6の処理後に、S7において移調量を+1加算(半音上げる)し、S8において、移調量tが最大値(max)を超えるまで、S3に処理を戻すことにより12回の繰り返しを行う。
例えば、移調量の最小値(min)を−5、最大値(max)を+4とし、移調しなくてもよい場合(t=0)を含めて12回(1オクターブ分)の計算を行う。移調可能な値であれば異なる値を用いてもよい。例えば、ユーザの指定により、予め、演奏する鍵盤の音域(音高の範囲)を設定したり、歌いやすい音域を設定しておいて、この音域内の移調量で、黒鍵音数を分析してもよい。
【0011】
S3において、移調量分析対象パートの全ノートイベント(キーオンイベントまたはキーオフイベント)のノートナンバをtだけ移調してみる。
S4において黒鍵音となる数x(キーオンイベントとキーオフイベントがあるので黒鍵音の音符の数の2倍の数値になる)を分析する。
あるいは、キーオンイベント,キーオフイベントの一方のみを対象として移調してみてもよい。また、一度、ノートナンバのみを取り出しておき、これらについてtを変更しながら黒鍵音となる数を分析してもよい。
その際、調指定情報があって、これを読み出してもノートナンバのみを分析の対象とする。
演奏データの調指定データで指定された調を「Cメジャ調」に移調するための移調量は、計算あるいは対応テーブルで簡単に決定できる。しかし、必ずしも音楽的に正確なものが入力されているとは限らない。極端な例では、本来はCメジャ調ではないにもかかわらず、安易に「Cメジャ調」と指定されている場合がある。この場合に調指定情報に従って移調量を求めると、「移調量無し」となってしまう。従って、移調量の分析対象としない。
【0012】
S5において、黒鍵音の数xが、最初の分析開始以後、最小の黒鍵音の数以下であるか否かを判定し、そうであれば、S6において、最小黒鍵音数xminの値と、移調量tminとを更新する。
ただし、最小黒鍵音数xminは、1回目の分析では得られないので、1回目は、S5をスキップし、直ちにS6に進める。あるいは、最小黒鍵音数の初期値を非常に大きな値、例えば、分析対象の全ノートイベント数としておく。
分析が終了し、S8からS9に進むときには、このときの移調量tminが、黒鍵音数最小(最小黒鍵音数xmin)となるときの移調量になる。そして、移調量をtminとすることで、黒鍵音数は移調前よりも少なくなる(移調量がゼロの場合を除く)。
【0013】
しかし、分析終了時に、最小黒鍵音数xminをとる移調量tminが複数存在していた可能性がある。この場合、S7のように移調量tを負かから正へと増加させる処理では、移調量が正で最大のものが優先されてしまう。このような場合、複数の移調量tminの中から、ランダムに選択したものを所定の移調量として決定してもよい。あるいは、一般的には音程変化を少なくした方が好ましいので、その中で移調量tminの絶対値が最も小さいものを所定の移調量として決定してもよい。
このような処理を実現するために、S5の処理ステップにおいて、x=xminとなるときには、過去の移調量tminと現在の移調量tを、全て移調量tminとして保存しておく。一方、x<xminのときは、S6の通りに最小黒鍵音数xminを更新すると同時に、それまで保存されていた過去の移調量tminを全て破棄する。
最終的に残った複数の移調量tminの中から、上述した決定方法で所定の移調量を決定すればよい。
【0014】
S9において、ドラムパートを除く全てのパートについて、移調量tminだけ全ノートイベントのノートナンバを移調する。ドラムパートについては、同様な移調をしてしまうと、リズム楽器名が変更されてしまうので移調させない。
上述した分析対象とした所定の1または複数のパートは、ユーザに楽譜として表示する。
分析対象としたパートの他にも、楽譜表示させるパートがある場合は、少なくとも、これらのパートについても、同量の所定の移調量に従って移調処理すれば、各パートの表示を調和させることができる。
また、上述した分析対象としたパートとは異なるパートであって、楽音発生手段に出力して自動伴奏などとして発音させるパートがある場合に、少なくとも、これらのパートについても同量の所定の移調量に従って移調処理すれば、ユーザの実演奏による発音音高と自動演奏の発音音高とを調和させることができる。
【0015】
移調処理により新たに作成された自動演奏データは、記憶装置に保存し直す。その際、元の自動演奏データとは別の記憶領域に保存するようにしてもよいし、元の自動演奏データの記憶領域を移調された新たな自動演奏データで上書き更新してもよい。
なお、上述したS2〜S8における分析処理の結果、所定の移調量tmimがゼロとなる場合がある。この場合は、元の演奏データのままでよいので、S9の移調処理は特に実行する必要はない。
また、必ずしも、黒鍵音数が最小となるようにする必要はなく、移調前よりも黒鍵音数が少なくなれば一応の効果がある。例えば、最初に移調前の黒鍵音数を求めておき、S4の処理において求めた黒鍵音数が移調前よりも少ない場合に、直ちにその移調量を採用してもよい。
以上のようにして、移調前よりも黒鍵音数が少なくなる所定の移調量を決定し、S9において、この所定の移調量に従って移調処理を行えばよい。
【0016】
移調処理された新たな自動演奏データの分析対象パートに基づいて、楽譜表示用処理プログラムを実行することにより、この分析対象パートの五線譜、調号、音符、休符、臨時記号が表示された楽譜表示画面を作成する。
元の自動演奏データに調指定イベントが含まれている場合は、この調指定データに対応する調号を表示したり、この調指定データも考慮して調分析を行って調性を決定して表示したりする。
しかし、移調処理を行った結果、調号を表示すると、それに伴って、臨時記号の「ナチュラル」が多数の音符に表示されて見にくくなるおそれがある。従って、移調処理を行った後は、基本の調(Cメジャ調,Aマイナ調)として楽譜を表示するようにしてもよい。臨時記号(シャープ,フラット,ナチュラル)が付される音符の数は減少して楽譜が見やすくなる。特に、表示画面の大きさに制約のある表示器を用いる場合に効果が著しい。
【0017】
新たな自動演奏データの分析対象パートは、楽譜表示に限らず、ピアノロール表示に利用して、演奏練習の手本としてもよい。この場合、白鍵と黒鍵の位置がわかるように音符が表示される。調号、臨時記号は表示されない。
また、押鍵すべき鍵を指示する押鍵指示ランプ制御、電子ギターの押圧すべきフレットスイッチを指示する押圧指示ランプ制御、のように、ユーザが演奏時に操作すべき操作子の位置を指示する演奏操作案内表示用の手本楽曲データとして利用できる。
新たな自動演奏データは、もちろん、一般的な自動演奏データと同様に、楽音再生用に利用できる。分析対象パートは、ユーザが演奏するので発音させずに、分析対象パートとは異なるパート(伴奏パートなど)を発音させるとよい。
【0018】
図3は、本発明の実施の一形態のハードウェア構成例を示す図である。
図3において、本発明の機能は、パーソナルコンピュータがシーケンサ等のアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。
図中、CPU31は、バス21を介してパーソナルコンピュータの全体的な制御動作を行う。CPU31は、ROM30に記憶されたプログラムにより、外部記憶装置32の1つであるHDD(ハード磁気ディスクドライブ)に記憶されたオペレーティングシステムプログラムをRAM29にロードし、オペレーティングシステムの制御の下でHDDに記憶されたアプリケーションプロクラムを起動して、RAM29をワークエリアとして動作する。
【0019】
自動演奏データは、例えば、外部記憶装置32に記憶されており、RAM29に読み込まれて図1に示した移調処理が行われ、新たな自動演奏データはRAM29に一時的に蓄積され、必要であれば、再び外部記憶装置32に記憶される。ディスプレイ24は、自動演奏データに基づいて楽譜やピアノロールを表示する。
自動演奏データは、また、専用のハードウェアを用いた音源回路26に出力されて、楽音信号が生成される。楽音信号は、効果回路27においてリバーブを付加され、サウンドシステム28に出力される。音源回路26の機能は、CPU31による「ソフトウェア音源」で構成し、生成された楽音信号を図示しないD/A変換器を通してサウンドシステム28に出力してもよい。
【0020】
自動演奏データのフォーマットは、図2に示したもののほか、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏データを表した「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリ領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等でもよい。
複数チャンネル分の自動演奏データは、図2のような、各トラック毎に記憶されている形式でも、複数のチャンネルのデータがチャンネルを特定する情報とともに混在記憶された形式でもよい。
【0021】
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェース33は、MIDI鍵盤,外部MIDI音源装置などの、MIDI機器34に接続される。これに代えて、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394等の汎用インターフェースを用いてもよい。
通信インターフェース35は、通信ネットワーク36を介してサーバコンピュータ37等に接続する。外部記憶装置32は、外部記憶媒体から、あるいは、サーバコンピュータ37からアプリケーションプログラムや自動演奏データの提供を受けることもできる。
ディスプレイ24に、移調処理された自動演奏データの1または複数のパートに応じた楽譜を表示させ、ユーザは、これを見ながらMIDI鍵盤で実演奏する。実演奏データ、移調された伴奏パートの演奏データに基づいて音源回路26で楽音信号が生成され、サウンドシステム28から発音される。
【0022】
図3に示したパーソナルコンピュータでは、自動演奏データの移調処理をする装置と移調後の自動演奏データを利用する装置とが一体のものである。
図1に示した演奏データ処理手段に、楽譜表示用処理プログラムにより実現される、楽譜表示制御手段などの、ノートイベント表示制御手段を構成に加えれば、演奏データ表示制御装置が構成される。また、上述した音源回路26あるいはソフトウェア音源プログラムにより実現される演奏データ再生手段を加えれば、演奏データ再生装置が構成される。
このほか、自動演奏データの移調処理をする装置として単独で構成することもできる。例えば、一般の自動演奏データを本発明の演奏データ処理装置で新たな自動演奏データにして、これを記録した記録媒体をユーザの電子楽器等に配布する。あるいは、パーソナルコンピュータ等のクライアントからサーバコンピュータに対して、一般の自動演奏データを送り、サーバにて移調処理をした後、クライアントに移調後の自動演奏データを返すサービスをしてもよい。
【0023】
本発明を適用する用途においては、必ずしも予め記憶装置に自動演奏データを記憶しておき、これを読み出して処理する場合に限られない。実演奏されている演奏データ、あるいは、インターフェースを経由してリアルタイムで入力されてきた演奏データを、リアルタイムで移調処理して記憶させる場合がある。分析の結果、所定の移調量が決定された後は、記憶された自動演奏データを、リアルタイムで移調して、楽譜表示したりネットワークを経由して外部の機器に出力したりする場合がある。
【0024】
本発明は、パーソナルコンピュータに限らず、電子楽器、自動演奏ピアノ、カラオケ装置、ゲーム装置、着信メロディや音符データの再生手段を有した携帯型通信端末(携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant))等に適用できる。また、ユーザが演奏した結果を評価する際の基準とする手本楽曲データとして利用することができる。さらに、この曲評価を利用して、曲進行に従って正しい鍵を操作する音楽ゲームにも利用できる。
電子楽器の形態を取った場合、鍵盤楽器の形態に限らない。また、音源装置、自動演奏装置等が、別体の装置であり、MIDIインターフェース33や通信ネットワーク35等を用いて各装置を接続するものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、上述した説明から明らかなように、元の演奏データよりも黒鍵音数が少なくなった演奏データが得られるので、この演奏データを手本として、楽譜表示などをすれば、初心者が演奏しやすくなるという効果がある。
調号のない簡単な楽譜表示やピアノロール表示をさせた場合に、初心者にわかりやすい楽譜表示ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を説明するフローチャートである。
【図2】記憶装置に記憶された自動演奏データファイルのデータ構造の一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の一形態のハードウェア構成例を示す図である。
【符号の説明】
11…自動演奏データファイル、24…ディスプレイ、26…音源回路、31…CPU、32…外部記憶装置、33…MIDIインターフェース、34…MIDI鍵盤,外部MIDI音源装置などのMIDI機器

Claims (4)

  1. 原演奏データの所定の1または複数のパートのノートイベントデータに関して一律に移調することにより、移調前よりも黒鍵音数が少なくなる所定の移調量を決定する移調量決定手段と、
    前記所定の移調量に従って、前記原演奏データの少なくとも前記所定の1または複数のパートのノートイベントデータを移調して新たに演奏データを作成する移調手段、
    を有することを特徴とする演奏データ処理装置。
  2. 前記所定の1または複数のパートを前記原演奏データが有するパートの中から選択する対象パート選択手段、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の演奏データ処理装置。
  3. 前記原演奏データは、前記ノートイベントデータの他に調指定データを含み、
    前記移調量決定手段は、前記原演奏データを入力し、前記調指定データを用いずに前記ノートイベントデータに含まれたノートナンバを用いて前記移調量を決定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の演奏データ処理装置。
  4. 原演奏データの所定の1または複数のパートのノートイベントデータに関して一律に移調することにより、移調前よりも黒鍵音数が少なくなる所定の移調量を決定する移調量決定ステップと、
    前記所定の移調量に従って、前記原演奏データの少なくとも前記所定の1または複数のパートのノートイベントデータを移調して新たに演奏データを作成する移調ステップ、
    を有し、前記各ステップをコンピュータに実行させる演奏データ処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016206493A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 ヤマハ株式会社 制御装置およびプログラム

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