JP2004045098A - 微粉製造装置 - Google Patents

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堀岡 悟
Takashi Kimura
木村 喬
Shinya Fukuzawa
福澤 慎也
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Abstract

【課題】生成された微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを連続的に測定し、粒度分布や粒径等を直ちに確認することができる、微粉製造装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素及び試料易溶化媒体を含有する超臨界状態の混合溶媒に試料を溶解して得られた超臨界溶液を噴射することにより、前記試料の微粉を製造する微粉製造装置において、液化二酸化炭素と試料易溶化溶媒とを所定の比率で混合して混合溶液を調製する混合溶媒調製手段と、前記微粉製造装置によって生成された前記微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを測定する測定装置とを有することを特徴とする、微粉製造装置。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、試料を微粉化するための微粉製造装置に関し、更に詳細に述べると、製造された微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを測定する機能を備えた微粉製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体への医薬の吸収効率を高めるための一手段として、医薬品を微粉化し、皮膚や皮膚粘膜等から人体に医薬を投与する投薬法が注目されている。一般に、微粉末の寸法が小さくなればなるほど、皮膚粘膜等からの吸収率は向上する。
【0003】
このような使用目的を有する微粉を製造するために、従来、急速膨張法が使用されている。この急速膨張法は、Method of Rapid Expansion of SupercriticalSolutionsを略してRESS法と呼ばれ、超臨界状態の二酸化炭素に粉末状の試料を溶解させ、これによって得られた溶液を極短時間の間に大気中に噴射することによって減圧し、ミクロン単位の微粉末を生成する方法である。
【0004】
この急速膨張法において、超臨界状態の二酸化炭素に対する溶解度の小さい試料については、その試料の溶解度を高めるために、二酸化炭素に試料易溶化溶媒、所謂助溶媒を添加して混合溶媒を調製し、超臨界状態にした前記混合溶媒に試料を溶解させる方法が採用されることが多い。
【0005】
この試料易溶化溶媒を使用する方法として、予め反応容器に試料と試料易溶化溶媒とを入れておき、その反応容器に二酸化炭素を供給して、前記二酸化炭素、試料易溶化溶媒及び試料からなる超臨界溶液を製造する方法がある。しかし、この方法では、前記超臨界溶液を噴霧するのに伴って減少した前記超臨界溶液を補うために、反応容器内に二酸化炭素を補充する必要がある。このため、二酸化炭素の補充に伴い次第に反応層内の前記超臨界溶液の試料易溶化溶媒濃度が低下し、微粉化条件が変化するという欠点があり、安定的に微粉を製造することは困難である。
【0006】
前記試料易溶化溶媒を使用する他の方法として、予め反応容器に試料と試料易溶化溶媒とを入れておき、その反応容器内に二酸化炭素を供給して、前記二酸化炭素、試料易溶化溶媒及び試料からなる超臨界溶液を製造し、更に前述のような試料易溶化溶媒濃度の低下に従って反応槽内に試料易溶化媒体を補充する方法も考えられる。しかしこの方法においても、超臨界溶液での試料易溶化溶媒の低下分と試料易溶化溶媒の補充分とのバランスをとることが困難であるという欠点があり、安定して微粉を得ることは困難である。
【0007】
また、試料易溶化溶媒を含有した超臨界溶液を噴霧すると、微粉とともに霧状の試料易溶化溶媒が発生する。試料易溶化溶媒が微粉製品に混入するのを防止するために、前記霧状の試料易溶化溶媒を除去することが好ましい。前記霧状の試料易溶化溶媒を除去する方法として、ヒータを用いて加熱することにより蒸発させる方法が考えられる。しかしこの方法においては、従来、前述のようにして生じた気体状の試料易溶化溶媒を製造雰囲気中から排除する好適な方法が存在せず、高純度の微粉製品を得ることが困難であった。
【0008】
超臨界溶液を噴霧することによって生成される微粉の捕集に関しても、従来、高い捕集効率を確保することのできる方法は確立されていない。例えば、バグフィルタを使用して微粉を捕集する方法も存在するが、この方法は、捕集効率及び回収率が非常に低いという欠点がある。また従来、捕集容器に発生する静電気に起因して、捕集容器内に超臨界溶液を噴霧することにより生成された微粉が捕集容器内に付着し、捕集効率が低下するという問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、従来の微粉製造装置が有する前述の欠点を解消すると共に、微粉製造装置によって生成された微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを連続的に測定し、生成された微粉の粒度分布や粒径等を直ちに確認することができる、微粉製造装置を提供することにある。
【0010】
この発明の他の目的は、超臨界状態の二酸化炭素に対する溶解度の小さい試料であってもその微粉を効率よく製造することができ、その微粉を高純度で製造することができ、その微粉を効率よく捕集することができ、更に、生成された微粉の品質を直ちに確認することができる、微粉製造装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、この発明の微粉製造装置は、二酸化炭素及び試料易溶化媒体を含有する超臨界状態の混合溶媒に試料を溶解して得られた超臨界溶液を噴射することにより、前記試料の微粉を製造する微粉製造装置において、液化二酸化炭素と試料易溶化溶媒とを所定の比率で混合して混合溶液を調製する混合溶媒調製手段と、微粉製造装置によって生成された微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを測定する測定装置とを有することを特徴とし、これらのパラメータに基づいて、生成された微粉の粒度分布や粒径等を直ちに確認することができる。
【0012】
この測定装置はレーザービームを前記微粉の流れに連続的に照射し、微粉からの散乱光を計測することにより、微粉の粒度等のパラメータを計測する、レーザー光散乱方式の測定装置で構成することができる。この測定装置はレーザー光源とレーザービームの受光装置とを有し、レーザー光源と受光装置は、微粉が流れる微粉通路を挟んで、互いに対向して配置され、微粉通路の側面には、レーザー光源から照射されたレーザー光が受光装置に受光されるように、光透過部が形成されている。
【0013】
測定装置の微粉通路は断面方形の管部材によって構成することが可能であり、光透過部は、管部材の一対の対向する側面にそれぞれ形成された開口部と、これらの開口部を密封するガラス部材とを有することができる。そして、管部材の内部に洗浄ノズルを設け、この洗浄ノズルから噴射される流体によってガラス部材の内面に付着した微粉を洗浄することにより、粒度等のパラメータを常に正確に測定することが可能になる。また、洗浄ノズルを設ける代わりに、管部材の内部に、ガラス部材で覆われた開口部に沿って延在する一対の流体通路を画成し、これらの流体通路を流れる流体によってガラス部材に微粉が付着することを防止するように構成することもできる。
【0014】
なお、微粉製造装置が、噴射された超臨界溶液から微粉を生成して、微粉を捕集部材上に捕集する捕集容器を備える場合には、測定装置を捕集容器の捕集部材よりも上流側に配置することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。図1に示すように、微粉製造装置1は、混合溶媒調製手段2と溶液調製手段3と噴射手段4と捕集容器5と熱風供給装置6と減圧手段7とバルブ8とバルブ9と操作制御手段10を有している。
【0016】
混合溶媒調製手段2は、二酸化炭素と試料易溶化溶媒とを所定の比率で混合して混合溶液を調製し、これを溶液調製手段3に供給する手段である。混合溶媒調製手段2は、二酸化炭素供給容器11と試料易溶化溶媒供給容器12と溶媒供給路13と第1ポンプ14と第2ポンプ15とを有する。
【0017】
二酸化炭素供給容器11は、溶液調製手段3に供給する二酸化炭素を収容する容器であり、例えば7MPaの圧力下で液化二酸化炭素が収容されている高圧二酸化炭素ボンベである。
【0018】
試料易溶化溶媒供給装置12は、溶液調製手段3に供給する試料易溶化溶媒を収容する容器である。前記試料易溶化溶媒は、超臨界状態にした二酸化炭素に対する溶解度の小さい試料に対して、その試料の溶解度を高めるために二酸化炭素に添加する溶媒である。試料の溶解度を高めるために試料易溶化溶媒を用いることは公知の方法である。超臨界状態にした二酸化炭素単独に対する試料の溶解度よりも、超臨界状態にした二酸化炭素と添加溶媒との混合溶媒に対する試料の溶解度の方が大きい場合に、その添加溶媒が前記試料易溶化溶媒になり得る。前記試料易溶化溶媒は、超臨界状態にした二酸化炭素に対する試料の溶解を助けるという意味で、「助溶媒」と呼ぶこともできる。前記試料易溶化溶媒として、例えばアセトン、メタノール、塩化メチレンを挙げることができ、溶解しようとする試料に対して好適な溶媒が適宜選択されて使用される。
【0019】
溶媒供給路13は、二酸化炭素供給容器11内の二酸化炭素及び試料易溶化溶媒供給容器12内の試料易溶化溶媒を溶液調製手段3に流通させる流路であり、溶媒混合手段でもある。溶媒供給路13は、図1に示すように三股構造であり、二酸化炭素供給容器11から分岐点16までの流路部17と、試料易溶化溶媒供給容器12から分岐点16までの流路部18と、分岐点16から溶液調製手段3までの流路部19により形成される。
【0020】
第1ポンプ14は、溶媒供給路13の流路部17に設けられ、二酸化炭素供給容器11内の二酸化炭素を所定の流量で流路部17に流通させる。第2ポンプ15は、溶媒供給路13の流路部18に設けられ、試料易溶化溶媒供給容器12内の試料易溶化溶媒を所定の流量で流路部17に流通させる。第1ポンプにより供給される二酸化炭素の流量と、第2ポンプにより供給される試料易溶化溶媒の流量とは、前記二酸化炭素と試料易溶化溶媒との混合比により決定される。例えば、前記二酸化炭素と試料易溶化溶媒との混合比が100:1である場合には、第1ポンプにより供給される二酸化炭素の流量と第2ポンプにより供給される試料易溶化溶媒の流量との比率が100:1になるように、これらの流量が決定される。
【0021】
したがって、混合溶媒調製手段2においては、第1ポンプにより二酸化炭素供給容器11から流路部17に供給される二酸化炭素と第2ポンプにより試料易溶化溶媒供給容器12から流路部18に供給される試料易溶化溶媒とは所定の比率で分岐部15において混合されて、混合溶媒が調製され、この混合溶媒が流路部19を通って、溶液調製手段3に供給される。
【0022】
溶媒供給制御手段であるバルブ8は、溶媒供給路13の流路部19に設けられ、流路部19における前記混合溶液の流通を制御する。すなわち、バルブ8を閉状態にすれば、前記混合溶液の溶液調製手段3への供給が停止され、バルブ8を開状態にすれば、前記混合溶液の溶液調製手段3への供給が行われる。
【0023】
溶液調製手段3は、混合溶媒調製手段2で製造された混合溶媒を超臨界状態にし、超臨界状態になった前記混合溶媒に試料を溶解して超臨界溶液を調製する。溶液調製手段3は、溶液槽20と、加熱器21と、撹拌機22とを備える。
【0024】
溶液槽20には、溶媒供給路13の流路部19が結合され、混合溶媒調製手段2で製造された混合溶液が溶媒供給路13を通じて導入され、この混合溶媒を超臨界状態に維持することができるように形成され、試料、例えば医薬物質を超臨界状態の前記混合溶媒に溶解して超臨界溶液を作成する槽である。
【0025】
したがって、溶液槽20は、耐圧製部材で形成された圧力容器でもある。また、溶解槽20は、医薬物質等の試料を投入することができる構造を有し、有底円筒状の槽本体23と、槽本体23から分離可能に形成された、槽本体の開口部を覆蓋可能な蓋部材24とで形成され、槽本体23の開口部から医薬物質等を槽本体23内に投入することができるように構成される。
【0026】
また、この溶液槽の別の構成として、例えば前記蓋部材と、前記蓋部材により覆蓋された槽本体と、この槽本体に装着されたところの、槽本体内に医薬物質等の試料を投入することのできる投入口部とを備えて形成されてなる溶解槽を挙げることもできる。
【0027】
加熱器21は、溶液槽20に設けられ、溶液槽20の内部に存在する混合溶媒を超臨界状態に維持するに十分な温度にこの混合溶媒を加熱する。この加熱器21としては、溶液槽20内を前記のように加熱することのできる手段であればよく、公知の加熱手段を採用することができ、例えば電熱ヒータが採用される。
【0028】
攪拌機22は、溶解槽20内に供給された試料を超臨界状態の混合溶媒に容易に溶解させるための手段である。撹拌機22は、撹拌羽根25を有する攪拌機であるが、本発明の微粉製造装置における攪拌機としては、例えばスターラであってもよく、また撹拌羽根とスターラとの両方を備えた攪拌機であってもよい。
【0029】
噴射手段4は、溶液調製手段3で調製された超臨界溶液を噴射する。噴射手段4は、溶液供給路26と、フィルタ27と、噴射ノズル28と、加熱器29とを備える。
【0030】
溶液供給路26は、溶液調製手段3で調製された超臨界溶液を噴射ノズル28に導く流路であり、その一端において溶液槽20と結合し、その他端において噴射ノズル28に結合する。フィルタ27は、溶液供給路26に設けられ、前記超臨界溶液中に混入する未溶解の試料等を前記超臨界溶液から分離する手段である。
【0031】
噴射ノズル28は、捕集容器5内に設置され、溶液供給路26を介して溶液槽20と連通する。噴射ノズル28は、溶液調製手段3で調製されて溶液供給路26を流通してきた超臨界溶液を捕集容器5内において下方に噴射する。
【0032】
加熱器29は、溶液供給路26を流通する超臨界溶液がその超臨界状態を維持することができるように前記超臨界溶液を加温する装置であり、溶液供給路26の全体を加熱する。
【0033】
超臨界溶液供給制御装置であるバルブ9は、噴射手段4の溶液供給路26に設けられ、溶液供給路26における前記超臨界溶液の流通を制御する。すなわち、バルブ9を閉状態にすれば、前記超臨界溶液の噴射ノズル28への供給が停止され、バルブ9を開状態にすれば、前記超臨界溶液の噴射ノズル28への供給が行われる。
【0034】
捕集容器5は、噴射ノズル28が噴射した超臨界溶液からの試料の微粉を生成させ、その微粉を捕集する容器である。捕集容器5は、噴射ノズル28が噴射した超臨界溶液から試料の微粉を生成させる微粉生成部30と、その微粉を捕集する微粉捕集部31とから成る。
【0035】
微粉生成部30は、円筒状である。図1に示すように微粉生成部30の内部の上部には、噴射ノズル28が設置されている。微粉生成部30は、その上面に、熱風供給装置6で発生された熱風が導入される導入口35を有する。微粉生成部30において、噴射ノズル28から前記超臨界溶液が噴射されると、前記超臨界溶液中の二酸化炭素は気体になり、試料は微粉になり、試料易溶化媒体は霧状の液体又は気体になる。
【0036】
微粉捕集部31は、微粉生成部30の下面に設けられている。微粉捕集部31は、外殻部36と、微粉生成部30で生成されて落下してきた試料の微粉を捕集する捕集部材であるフィルタ32を有する。
【0037】
外郭部36は、円筒部37と、その下端に設けられ、下方に向かって漸次径が小さくなるテーパ部38とを有する。テーパ部38の下端には、減圧手段7が接続し、微粉生成部30で発生した気体を捕集容器5から排出する排出口39が設けられている。
【0038】
フィルタ32は、外郭部36の円筒部37の内部空間を横断するように設けられている。したがって、微粉生成部30から落下してきた微粉は、すべてフィルタ32上に捕集される。フィルタ32の種類としては、前記微粉を捕集することができれば特に問題はないが、特にデプスフィルタが、粒子保持容量が大きく、微粉を効率的に捕集することができるので好適である。このデプスフィルタは、例えば、ファイバーを圧縮又は湾曲させ、あるいは多数のビーズを圧縮させ、相互に接着させたランダムな構造のフィルタである。前記デプスフィルタとしては、例えば日本ミリポア社(株)製のデプスフィルタを使用することができる。
【0039】
捕集容器5の内壁部、つまり微粉生成部30及び微粉捕集部31の外郭部36の内壁部は、導電性材料、例えば金属で形成されている。したがって、捕集容器5の内壁部に発生した静電気は捕集容器5外に効果的に逃がすことができるので、微粉生成部30で生成された微粉が静電気により捕集容器5の内壁に吸着されて微粉捕集部31に落下せず、フィルタ32で捕集することができないという不都合が生ずることはない。
【0040】
熱風供給装置6は、微粉生成部30において噴射ノズル28から前記超臨界溶液が噴射されることにより発生した霧状の試料易溶化溶媒を気化する試料易溶化溶媒気化手段である。熱風供給装置6は、熱風を発生する熱風発生部33と、熱風発生部33で発生した熱風を捕集容器5内に導入する熱風導入部34とを有する。
【0041】
熱風供給装置6が発生する熱風の温度は、前記試料易溶化溶媒を気化させるのに充分な温度に決定され、例えば試料易溶化媒体がアセトンであるときには60〜80℃であることが好適であり、また、メタノールであるときには70〜80℃であることが好適である。熱風供給装置6が微粉生成部30に供給する熱風の流量は、前記試料易溶化媒体を気化させるのに充分な熱風量が確保される流量に決定され、捕集容器5の大きさ等に応じて適宜決定される。
【0042】
熱風供給装置6は、効率的に試料易溶化溶媒を気化させるために、微粉生成部28の上面から捕集容器5内に熱風を供給する。なお、試料易溶化溶媒を効率的に気化させることができる限り、微粉生成部28の上面以外の部位から捕集容器5内に熱風を供給してもよい。
【0043】
熱風供給装置6としては、前述の機能が確保されれば特に制限はなく、公知の熱風供給装置を用いることができる。
【0044】
減圧手段7は、真空ポンプ40と減圧管41とから成る。減圧管41は、捕集容器5の排出口39に接続される。真空ポンプ40は、減圧管41に設けられている。減圧手段7は、捕集容器5のフィルタ32の下方から吸引して、捕集容器5内を排気し、捕集容器5内を減圧する。減圧手段7のこの機能により、微粉生成部30において生成されて微粉生成部30内を浮遊する前記微粉は、下方に吸引されて、微粉捕集部31のフィルタ32上に効果的に捕集される。また、減圧手段7の前記機能により、微粉生成部30で生成した霧状の試料易溶化媒体が熱風供給装置6によって気化されて発生した試料易溶化溶媒の気体は、捕集容器5外に排出される。
【0045】
操作制御手段10は、前述のバルブ8と、バルブ9と、第1ポンプ14と、第2ポンプ15と、攪拌機22の動作をそれぞれ自動制御する手段である。
【0046】
さて、測定装置43は、捕集容器5の連通口42から延在する円筒部37に設けられ、フィルタ32の上流側に位置する。測定装置43はレーザー光源44と受光部45とを有する。測定装置43は、レーザー光源44から照射されたレーザービームを円筒部37の内部を流れる微粉に連続的に照射し、これらの微粉からの散乱光を計測することにより、微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを計測する、レーザー光散乱方式の測定装置である。
【0047】
図2乃至図4は、測定装置43の一つの実施例である。また、図5乃至図7は、測定装置43の他の実施例を示す。図2乃至図4を参照すると、測定装置43はレーザー光源44とレーザービームの受光装置45とを有し、レーザー光源44とその受光装置45は、捕集容器5で生成された微粉が流れる微粉通路46を挟んで、互いに対向して配置される。微粉通路46は断面方形の管部材47によって画成され、管部材47を光源44と受光部45の間の適当な位置に固定することにより、微粉通路46の内部を流れる微粉の測定が可能になる。
【0048】
すなわち、管部材47の側面には、レーザー光源44から照射されたレーザー光が受光装置45に受光されるように、光透過部48、49が形成されている。これらの光透過部48、49は、それぞれ、管部材47の一対の対向する側面にそれぞれ形成された開口部48a、49aと、これらの開口部48a、49aを密封するガラス部材48b、49bとによって構成されている。ガラス部材48b、49bは、開口部48a、49aを介して、微粉通路46に面しているから、微粉通路46の内部を流れる微粉が付着し、次第にレーザー光の透過率が低下する場合がある。そこで、管部材47の内壁にノズル50、51を設け、管部材47の外壁にガラス部材48b、49bを洗浄するための流体を供給するマニホールド52を設け、マニホールド52と洗浄ノズル50、51とを連結する。これによって、ガラス部材48b、49bに微粉が付着してレーザー光線の透過率が低下してきたときには、適宜、ノズル50、51から洗浄用の流体を噴射して、ガラス部材48b、49bの内面に付着した微粉を吹き飛ばす。
【0049】
なお、管部材47を測定装置43に固定するには、図3及び図4に示すように、適当な形状のブラケット53を使用することができる。ブラケット53は、適当数のボルト54によって測定装置43に位置決めされて固定される。
【0050】
また、管部材47の上流側端部には管部材47の微粉通路46を捕集容器5に連結するための連結部材55が取り付けられ、連結部材55の上端部は捕集容器5の連通口42に適合するように拡開した形状を有する。連結部材55の形状は捕集容器5の連通口42に適合するように適宜変更することができる。管部材47の下流側端部にはフィルタユニット56が着脱可能に装着され、このフィルタユニット56内にフィルタ32(図1参照)が収容される。フィルタユニット56と管部材47との連結構造は適宜選択することができる。
【0051】
図2乃至図4に示した管部材47の代わりに、図5乃至図7に示すような管部材57を使用することもできる。管部材57は方形の断面形状を有し、測定装置43の光源44と受光部45に対応する側面には、開口部58がそれぞれ形成されている。管部材57の開口部58が形成された内面には透明なガラス板(図示せず)が貼設され、また、管部材57の内部には、これらのガラス板から一定の距離を置いて、一対の透明な隔壁59、60が設けられている。これらの隔壁59、60の間には微粉通路61が画成され、捕集容器5(図1参照)で生成された微粉が流下する。また、隔壁59、60と管部材57の間にはエアパージ用通路62、63が画成され、これらのエアパージ用通路62、63には、開口部58を塞ぐガラス板(図示せず)に付着した微粉を洗浄するための流体が供給される。
【0052】
なお、測定装置43の測定範囲は0.5乃至2000μmであり、レーザー光源44はHe−Neレーザー光源で構成され、受光部45は自動焦点合せ機能付きのリング状ディテクタで構成することができる。
【0053】
微粉製造装置1の動作は次の通りである。
【0054】
溶解槽20内に所定量の微粉化する試料を収容する。収容される試料の量は、例えば超臨界状態の前記混合溶媒に飽和濃度で溶解する試料の量よりも多い量である。
【0055】
バルブ8を開き、バルブ9を閉じる。
【0056】
第1ポンプ14及び第2ポンプ15を動作させる。第1ポンプ14により、二酸化炭素供給容器11から液化二酸化炭素が所定の流量で流路部17に送られる。第2ポンプ15により、試料易溶化溶媒供給容器12から試料易溶化溶媒が所定の流量で流路部18に送られる。流路部17を流通する前記液化二酸化炭素と流路部18を流通する前記試料易溶化溶媒とは、分岐部16で合流する。このようにして溶媒供給路13内で二酸化炭素と試料易溶化溶媒との混合溶媒が生成される。流路部17を流通する前記液化二酸化炭素の流量及び流路部18を流通する前記試料易溶化溶媒の流量は、前述のように、二酸化炭素と試料易溶化溶媒との混合溶液が生成される。流路部17を流通する前記液化二酸化炭素の流量及び流路部18を流通する前記試料易溶化溶媒の流量は、前述のように、二酸化炭素と試料易溶化溶媒との所定の混合比率を有する混合溶媒が得られるように決定されている。所定の混合比率を有する前記混合溶媒は、流路部19を流通し、溶液調製手段3の溶液槽20に供給される。
【0057】
このようにして溶解槽20には、常に一定の混合比率を有する混合溶媒が供給される。
【0058】
所定量の前記混合溶液が溶液槽20に供給された時に、バルブ8が閉じられ、前記混合溶液の溶液槽20への供給は停止される。
【0059】
溶液槽20に供給された前記混合溶液は、加熱器21で加熱され、さらに圧力が調整されることにより、超臨界状態になる。攪拌機22を作動させ、超臨界状態になった前記混合溶媒と溶液槽20に収容された試料とを十分に撹拌し、超臨界状態になった前記混合溶媒に前記試料を溶解させて成る超臨界溶液を調製する。混合溶媒には、試料の溶解を促進する試料易液化溶媒が含有されているので、超臨界状態の二酸化炭素では溶解が困難な試料であっても、超臨界状態の混合溶媒を用いれば、効果的に試料を溶解することができ、超臨界溶液の調製が容易である。
【0060】
前記超臨界溶液における前記試料の濃度が飽和濃度に達したら、攪拌機22の作動を停止する。溶解槽20内の超臨界溶液及び未溶解の試料をそのまま一定時間放置し、未溶解の試料を沈降させる。
【0061】
真空ポンプ40を作動させる。熱風供給装置6を作動させて、熱風を捕集容器5内に供給する。
【0062】
バルブ9を開くと、溶解槽20内の超臨界溶液は、溶解槽20内の圧力により溶液供給路26に押し出される。溶液供給路26に押し出された超臨界溶液は、フィルタ27を通過する。これにより、超臨界溶液は超臨界溶液中に混入した未溶解の試料等が除去される。フィルタ27を通過した超臨界溶液は、捕集容器5内に設置された噴射ノズル28に至る。溶液供給路26は加熱器29により加熱されているので、溶液供給路26を通過する間、超臨界溶液は、その臨界状態が維持される。
【0063】
噴射ノズル28に到達した超臨界溶液は、捕集容器5の微粉生成部30に噴射される。超臨界溶液が噴射されると、超臨界溶液に含有されていた二酸化炭素は直ちに気体となり、超臨界溶液中に溶解していた試料は微粉になり、超臨界溶液に含有されていた試料易溶化溶媒は気体又は霧状の液体となる。
【0064】
捕集容器5内は、その下方から真空ポンプ40によって吸引されているので、微粉精製部30内で生成された前記微粉は、微粉生成部30内を長時間浮遊することなく、速やかに下方に移行し、微粉捕集部31のフィルタ32上に効果的に集積される。
【0065】
また、捕集容器5の内壁部は導電性材料で形成されているので、捕集容器5に発生する静電気を効果的に消失させることができ、微粉生成部30内で生成された前記微粉が捕集容器5の内壁に付着することによる収率及び作業性の低下を防止することができる。
【0066】
微粉生成部30内で生成された気体状の二酸化炭素及び試料易溶化媒体は、真空ポンプ40の作用により、フィルタ32を通過して、捕集容器5から排出される。
【0067】
微粉生成部30内で生成された霧状の試料易溶化媒体は、熱風供給装置6から供給された熱風により気化する。そのようにして発生した試料易溶化媒体の気体は、前記と同様に、真空ポンプ40の作用により、フィルタ32を通過して、捕集容器5内に発生した霧状の試料易溶化媒体が、フィルタ32に集積された微粉中に混入することによる微粉製品の純度の低下を効果的に防止することができる。
【0068】
超臨界溶液が噴射ノズル28から噴射されることにより溶液槽20内の超臨界溶液が所定量以下になると、バルブ9を閉じ、バルブ8を開ける。そうすると溶液槽20から溶液供給路26への超臨界溶液の移動は停止され、前記と同様にして、前記溶解槽20に供給された混合溶媒の混合比率と同じ混合比率を有する混合媒体が溶解槽20に供給される。
【0069】
微粉製造装置1においては、常に、一定の混合比率を有する混合媒体を溶解槽20に供給することができるので、製造作業中に混合溶液の混合比率の変動による製造条件の変化が生じることがなく、製造条件を常に一定に維持することができる。
【0070】
この後、溶解槽20内に挿入した試料が全て溶解されるまで、前記動作が繰り返される。
【0071】
この発明の微粉製造装置における混合溶媒調製手段としては、微粉製造装置1で使用した混合溶媒調製手段2に制限されることはなく、例えば溶媒混合手段である混合槽を設け、二酸化炭素と試料易溶化溶媒とをその混合槽で混合するようにした混合溶媒調製手段であってもよい。
【0072】
この発明の微粉製造装置における試料易溶化溶媒気化手段としては、微粉製造装置1で使用したような熱風供給装置に制限されることなく、捕集容器内で発生した霧状の試料易溶化溶媒を効率的に気化されることができれば他の装置であってもよい。
【0073】
【発明の効果】
この発明の微粉製造装置においては、常に、二酸化炭素と試料易溶化溶媒とを一定の混合比率で含有する混合溶媒を溶解槽に供給することができるので、微粉の製造条件を常に一定に維持することができ、効率的な微粉の製造が可能である。
【0074】
また、微粉製造装置によって生成された微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを連続的に測定し、生成された微粉の粒度分布や粒径等を直ちに確認することができる。
【0075】
更に、超臨界状態の二酸化炭素に対する溶解度の小さい試料であってもその微粉を効率よく製造することができ、その微粉を高純度で製造することができ、その微粉を効率よく捕集することができ、更に、生成された微粉の品質を直ちに確認することができる。
【0076】
なお、この発明の微粉製造装置においては、微粉を捕集部材上に集積させるように捕集容器内が減圧手段によって吸引されるので、捕集容器内で生成された微粉は、速やかに捕集部材上に集積され、微粉を効果的に捕集することができる。
【0077】
また、この発明の微粉製造装置においては、捕集容器で生成された霧状の試料易溶化溶媒は、試料易溶化溶媒気化手段により気化され、更にそのようにして発生した試料易溶化溶媒の気体は、減圧手段によって吸引され、速やかに捕集容器から排出されるので、試料易溶化溶媒が微粉中に混入することによる微粉製品の純度の低下を効果的に防止することができる。
【0078】
更に、この発明の微粉製造装置においては、捕集容器で生成された霧状の試料易溶化溶媒は、試料易溶化溶媒気化手段により気化され、さらにそのようにして発生した試料易溶化溶媒の気体は、減圧手段によって吸引され、速やかに捕集容器から排出されるので、試料易溶化媒体が微粉中に混入することによる微粉製品の純度の低下を効果的に防止することができる。
【0079】
更に、この発明の微粉製造装置においては、捕集容器の内壁部が導電性材料で形成されているから、捕集容器に発生する静電気を効果的に消失させることができ、捕集容器内で生成された微粉が捕集容器の内壁に付着することによる収率及び作業性の低下を防止することができる。
【0080】
そして、この発明の微粉製造装置においては、捕集部材として特定構造のフィルタを使用することにより、効率的に微粉を捕集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微粉製造装置の概略図である。
【図2】本発明の微粉製造装置に使用される測定装置の一実施例の要部断面図である。
【図3】図2の測定装置の管部材の取り付け状態を示す側面図である。
【図4】図3の測定装置の底面図である。
【図5】本発明の微粉製造装置に使用される測定装置の他の実施例の斜視図である。
【図6】図5の測定装置の側面図である。
【図7】図6の測定装置の底面図である。
【符号の説明】
1…微粉製造装置、2…混合溶媒調整手段、3…溶液調整手段、4…噴射手段、5…捕集容器、6…熱風供給装置、7…真空ポンプ、8…バルブ、9…バルブ、10…操作制御手段、11…二酸化炭素供給容器、12…試料易溶化溶媒供給容器、13…溶媒供給路、14…第1ポンプ、15…第2ポンプ、16…分岐点、17…流路部、18…流路部、19…流路部、20…溶液槽、21…加熱器、22…攪拌機、23…槽本体、24…蓋部材、25…攪拌羽根、26…溶液供給路、27…フィルタ、28…噴射ノズル、29…加熱機、30…微粉生成部、31…微粉捕集部、32…フィルタ、33…熱風発生部、34…熱風導入部、35…導入部、36…外殻部、37…円筒部、38…テーパ部、39…排出口、40…真空ポンプ、41…排出管、42…連通口、43…測定装置、44…光源、45…受光部、46…微粉通路、47…管部材、48、49…光透過部、48a、49a…開口部、48b、49b…ガラス部材、50、51…ノズル。

Claims (10)

  1. 二酸化炭素及び試料易溶化媒体を含有する超臨界状態の混合溶媒に試料を溶解して得られた超臨界溶液を噴射することにより、前記試料の微粉を製造する微粉製造装置において、液化二酸化炭素と試料易溶化溶媒とを所定の比率で混合して混合溶液を調製する混合溶媒調製手段と、前記微粉製造装置によって生成された前記微粉の粒度、累積、頻度等のパラメータを測定する測定装置とを有することを特徴とする、微粉製造装置。
  2. 請求項1に記載の微粉製造装置において、前記測定装置はレーザービームを前記微粉の流れに連続的に照射し、前記微粉からの散乱光を計測することにより、前記パラメータを計測する、レーザー光散乱方式の測定装置である、前記微粉製造装置。
  3. 請求項1又は2に記載の微粉製造装置において、前記測定装置の測定範囲は0.5乃至2000μmである、前記微粉製造装置。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の微粉製造装置において、前記測定装置はレーザー光源とレーザービームの受光装置とを有し、前記レーザー光源と前記受光装置は、前記微粉が流れる微粉通路を挟んで、互いに対向して配置され、前記微粉通路の側面には、前記レーザー光源から照射されたレーザー光が前記受光装置に受光されるように、光透過部が形成されている、前記微粉製造装置。
  5. 請求項4に記載の微粉製造装置において、前記微粉通路は断面方形の管部材によって構成され、前記光透過部は、前記管部材の一対の対向する側面にそれぞれ形成された開口部と、前記開口部を密封するガラス部材とを有する、前記微粉製造装置。
  6. 請求項5に記載の微粉製造装置において、前記管部材の内部に洗浄ノズルを設け、前記洗浄ノズルは、前記ガラス部材の内面に付着した前記微粉を洗浄するために、流体を噴射するように構成された、前記微粉製造装置。
  7. 請求項6に記載の微粉製造装置において、前記ガラス部材の洗浄用の流体を供給するマニホールドを、前記管部材の外周部に設け、前記マニホールドと前記洗浄ノズルとを連結してなる、前記微粉製造装置。
  8. 請求項5に記載の微粉製造装置において、前記管部材の内部に前記開口部に沿って延在する一対の流体通路を画成し、前記一対の流体通路の間に前記微粉通路を画成し、前記流体通路を流れる流体によって前記ガラス部材に前記微粉が付着することを防止するように構成した、前記微粉製造装置。
  9. 請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の微粉製造装置において、前記微粉製造装置は、噴射された前記超臨界溶液から前記微粉を生成して、前記微粉を捕集部材上に捕集する捕集容器を備え、前記測定装置は前記捕集容器の前記捕集部材よりも上流側に配置されている、前記微粉製造装置。
  10. 請求項4に記載の微粉製造装置において、前記レーザー光源はHe−Neレーザー光源で構成され、前記受光部は自動焦点合せ機能付きのリング状ディテクタで構成された、前記微粉製造装置。
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