JP2004044961A - 空気清浄機 - Google Patents

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JP2004044961A
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JP2002205238A
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English (en)
Inventor
Takaya Uomoto
魚本 孝也
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Ecology Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】運転、停止状態に関わらず正確に室内の空気汚れを検知することができる空気清浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】停止時は抵抗器8の自己発熱による上昇気流により空気汚れを検知し、運転時はファンモーター4による吸い込み気流を取り込み空気汚れを検知するようにしたことで、ファンモーター4の停止時および各速調モード運転時において、正確に室内の空気汚れを検知することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚れセンサーにより室内の空気の汚れを検出し、制御部が送風手段を駆動して室内空気を吸い込み、浄化手段を通して清浄化する空気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気清浄機は下記に記載されたものが知られている。
【0003】
以下その空気清浄機について図5および図6を用いて説明する。図に示すように、空気清浄機本体101には、前面パネル103が設けられ、この前面パネル103には吸い込みグリル103aが形成され、空気を清浄化するためのフィルター104と、フィルター104に通風するモーター105と、このモーター105を運転制御する制御部106を内蔵し、清浄化した空気を吹き出す吹き出し口107を天面に備えている。また、本体101の側面には室内の空気汚れを検出する光学式汚れセンサー102を設けている。
【0004】
光学式汚れセンサー102は本体101側面の内部に取り付けられており、内蔵する発熱体(図示せず)により、下開口部102aから上開口部102bに上昇気流を発生させて室内空気を取り込み雰囲気汚れを検出するものである。
【0005】
上記構成において、光学式汚れセンサー102でほこり等が検出されたとき、制御部106は光学式汚れセンサー102からの信号の大小によりファンモーター105の回転数を変えて通風量を変化させ、室内の汚れに対応した清浄化運転を行なっている。このとき、図6に示すようにt時点にて空気汚れを検出してファンモーター105を風量弱レベルで回転させると、破線の実際の汚れレベルに対応してt1時点でファンモーター105を風量中レベルに移行する必要があるが、光学式汚れセンサー102からの検出信号ではt1時点より遅れたt2時点でファンモーター105が風量中レベルに移行することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の空気清浄機では、汚れた空気は本体前面の吸い込み口方向に流れてしまい、本体側面の下開口部からの空気取り込み量が減少し、光学式汚れセンサーの感度に影響するとともに応答が遅くなるという課題があり、送風量の変化に関わらず室内の空気汚れを正確に即座に検出できることが要求されている。
【0007】
また、空気汚れの上下変動が激しい場合は、汚れセンサーの検出値も大きく変動することで運転風量が煩雑に変化するという課題があり、空気汚れの上下変動があっても安定して運転できることが要求されている。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためのもので、運転状態に関わらず室内の空気汚れを正確に即座に検出することができ、また、空気汚れの上下変動に対して安定して運転できる空気清浄機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体前面または側面に設けた吸気口と、この吸気口から吸気した空気を清浄化するための浄化手段と、この浄化手段に通風させるための送風手段と、空気中の粉塵汚れを検出する汚れセンサーと、この汚れセンサーと発熱手段を有孔収納箱に収納した検出部と、前記送風手段を前記汚れセンサーからの信号により運転制御する制御部を有し、前記汚れセンサーは前記送風手段が運転停止時には発熱手段の自然対流により空気汚れを検知し、前記送風手段が運転時には吸引気流により空気汚れを検知するようにしたものである。
【0010】
本発明によれば、送風量の変化に関わらず室内の空気汚れを正確に検出することができる空気清浄機が得られる。
【0011】
また、他の手段は、送風手段の運転時に本体の背面から吸気する補助吸気口を設け、この補助吸気口から前記送風手段に至る風路内に汚れセンサーを設けたものである。
【0012】
そして本発明によれば、空気汚れの上下変動に対して安定して運転できる空気清浄機が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、本体前面または側面に設けた吸気口と、この吸気口から吸気した空気を清浄化するための浄化手段と、この浄化手段に通風させるための送風手段と、空気中の粉塵汚れを検出する汚れセンサーと、この汚れセンサーと発熱手段を有孔収納箱に収納した検出部と、前記送風手段を前記汚れセンサーからの信号により運転制御する制御部を有し、前記汚れセンサーは前記送風手段が運転停止時には発熱手段の自然対流により空気汚れを検知し、前記送風手段が運転時には吸引気流により空気汚れを検知するようにしたものであり、ファンモーターを運転しているときは、フィルターに吸引される気流の一部を検出部に導入することにより汚れセンサーに汚染空気を必要なだけ供給できるという作用を有する。
【0014】
また、送風手段の運転時に本体の背面から吸気する補助吸気口を設け、この補助吸気口から前記送風手段に至る風路内に汚れセンサーを設けたものであり、ファンモーターを運転しているときはフィルターに吸引される気流の一部を本体の背面から検出部に導入することにより、空気汚れの上下変動の少ない汚染空気を必要なだけ供給できるという作用を有する。
【0015】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について図1、図2および図4を参照しながら説明する。図に示すように、空気清浄機本体1は略箱形に形成され、本体1の正面にはフロントパネル2を設け、中央に縦長の吸気口2aを形成している。本体1内には空気を清浄化するためフィルター3と、このフィルター3に通風するファンモーター4が備えられ、本体1側面に吹出口10が設けられている。ファンモーター4の駆動により空気口2aから空気が吸い込まれ、フィルター3を通って清浄された後、吹出口10から吹き出される。
【0016】
フロントパネル2内の本体1上部には検出部5が設けられ、検出部5は有孔収納部5cに汚れセンサー9と発熱抵抗器8を上下に配置したものである。有孔収納部5cの前面には上下2箇所に空気を流通させるための開口部5a、5bが設けられている。
【0017】
また本体1の正面上部には制御回路部6が収納された操作表示部7が備えられ、フロントパネル2を取り付けた状態で運転操作ができるとともに、運転状態が表示されるものである。
【0018】
上記構成において、操作表示部7を自動運転に設定した場合に、ファンモーター4の運転が停止しているときは検出部5内の発熱抵抗器8による上昇気流により開口部5bから空気を取り込み、室内の汚れ状態を汚れセンサー9にて検出する。このとき図4に示すように汚れセンサー9が一定基準値以上の汚れ値(t時点)を検出すると、制御回路部6はファンモーター4を駆動して空気汚れを清浄化する。
【0019】
次にファンモーター4が駆動すると、検出部5の上下に設けられた開口部5aを通じて汚染空気の一部が取り込まれ、この空気が検出部5の汚れセンサー9を通過することにより、t1、t2時点が略同一となり室内の汚れ状態を正確かつ即座に検出することができる。
【0020】
このように、ファンモーターの運転停止状態に関わらず、汚れセンサー9は常に室内の空気汚れ状態を正確に検出することができ、ファンモーターの運転および変速を空気汚れに応じて正確かつ即座に行なうことができる。
【0021】
(実施例2)
図1および図3に示すように、本体1の背部に補助吸気口1aを設け、補助吸気口1aと検出部5の開孔部5aとは連通した構成としている。
【0022】
上記構成において、運転が停止している時は検出部5に設けられた発熱抵抗器8による上昇気流により空気を取り込み、室内の汚れ状態を汚れセンサー9にて検出する。このとき、汚れセンサー9が一定以上の汚れ値を検出すると制御回路部6はファンモーター4を駆動して空気汚れを清浄化する。
【0023】
次にファンモータ4が駆動すると、本体1の背面に設けられた補助吸気口10から検出部5の開孔部5aへと空気の流れが発生して、室内の空気が検出部5の汚れセンサー9を通過することにより、本体1背面における室内の空気汚れを検出することができる。
【0024】
このように、本体1の背面から室内空気を吸引することにより、本体1の前面に比べて空気汚れの上下変動や濃度むらが少ないので、運転モードの自動切替の頻度が少なくなり安定した運転状態を保つことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、送風手段の停止時は発熱手段の自然対流により室内空気を検出部に導入し、送風手段の運転時には、浄化手段への吸引気流を利用して検出部に導入することにより、検出部が室内の空気汚れを正確かつ即時に検出して、送風手段の運転切り換えを応答性良く、正確に行なうことができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
【0026】
また、本体の背面に補助吸気口を設けることで、室内の空気汚れの上下変動や濃度むらが生じても運転モードの頻繁な切り換りがなく、良好な使用感を保つことができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄機の実施例1および2の一部破断の外観斜視図
【図2】同実施例1の要部断面図
【図3】同実施例2の要部断面図
【図4】同実施例1の汚れセンサーのタイミングチャート
【図5】従来の空気清浄機の一部破断の外観斜視図
【図6】同空気清浄機の汚れセンサーのタイミングチャート
【符号の説明】
1   本体
1a      補助吸気口
2a      吸気口
3   フィルター(浄化手段)
4   ファンモーター(送風手段)
5   検出部
5c  有孔収納箱
6   制御回路部(制御部)
8   発熱手段
9   汚れセンサー

Claims (2)

  1. 本体前面または側面に設けた吸気口と、この吸気口から吸気した空気を清浄化するための浄化手段と、この浄化手段に通風させるための送風手段と、空気中の粉塵汚れを検出する汚れセンサーと、この汚れセンサーと発熱手段を有孔収納箱に収納した検出部と、前記送風手段を前記汚れセンサーからの信号により運転制御する制御部を有し、前記汚れセンサーは前記送風手段が運転停止時には発熱手段の自然対流により空気汚れを検知し、前記送風手段が運転時には吸引気流により空気汚れを検知するようにした空気清浄機。
  2. 送風手段の運転時に本体の背面から吸気する補助吸気口を設け、この補助吸気口から前記送風手段に至る風路内に汚れセンサーを設けてなる請求項1記載の空気清浄機。
JP2002205238A 2002-07-15 2002-07-15 空気清浄機 Pending JP2004044961A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112557596A (zh) * 2020-12-03 2021-03-26 于宏宏 一种室内环境污染物检测装置及检测方法

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