JP2004044583A - ガスタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】運転時における、各動翼と分割環との間のクリアランス寸法を最小限に抑えることができるガスタービンの提供を課題とする。
【解決手段】上流側遮熱環101を、下流側翼環200Aに対して取り付ける構成を採用した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、運転時における動翼と分割環との間のクリアランス寸法を、最適寸法に確保できるガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンプラントの概略構造の一例を、図2に示す。同図に示すガスタービンプラントは、圧縮機10と燃焼器20とガスタービン30とを備えて構成されている。このガスタービンプラントによれば、圧縮機10で圧縮された圧縮空気が、燃焼器20に供給され、別途供給されてくる燃料と混合して燃焼される。この燃焼によって発生された燃焼ガスは、ガスタービン30へと供給され、ガスタービン30に回転駆動力を発生させる。
【0003】
すなわち、図3に示すように、ガスタービン30の内部には、ロータ31(不図示)側に取り付けられた複数枚の動翼32と、前記ロータ31周囲の静止側に設けられた複数枚の静翼33とが、ロータ31の軸線方向(同図の紙面左右方向)に交互に配置されており、これらを通過する燃焼ガス流路34が形成されている。このため、ガスタービン30の内部に供給された燃焼ガスが、燃焼ガス流路34を流れる際に、各動翼32を回すことでロータ31に回転力を付与する。この回転力は、ロータ31に接続された発電機(図示省略)を回して発電させる。
【0004】
ところで、このガスタービン30では、燃焼ガスを内部に導入するため、高温化する構成部品を冷却すべく、図2に示すように、例えば圧縮機10で圧縮された圧縮空気の一部を抽気して取り込み、各動翼32及び静翼33などの冷却に利用する構造が一般的に採用されている。
【0005】
各動翼32及び静翼33は、前記軸線方向に隣接する一対でグループなす、多段構造を構成している。ちなみに、図2では、燃焼ガスが流れ込む上流側から数えて第1段、第2段までの部分を図示しているが、実際には、さらに第3段、第4段、...へと続く多段構造となっている。
【0006】
これら多段構造のうちの、第1段における抽気導入構造の詳細について、図4を参照しながら以下に説明する。なお、同図は、図3のA部に相当する拡大図であり、紙面左側が、燃焼ガスの流れ方向上流側であり、紙面右側が下流側となっている。
各動翼32の外周には、これら動翼32に対応して設けられたリング形状の分割環35が設けられており、この分割環35は、対応する第1段翼環38の内部に対して、一対の遮熱環36a,36bを介して支持固定されている。各動翼32の外周縁と分割環35の内周面との間には、各動翼32及び分割環35間の接触を避けるために、所定寸法のクリアランス寸法cが設けられている。
【0007】
第1段翼環38には、分割環35に向かって開口する流路38aが形成されており、ガスタービン30に対して外部より取り込まれた抽気fが導入されるようになっている。
各遮熱環36a及び36bは、互いに分離した一対の環状部品であり、その外周部分において、第1段翼環38の内部に対してそれぞれ別々に固定されている。
そして、これら遮熱環36aと36bとの間には、リング状のインピンジメント板40と、分割環35とが挟み込まれた状態に取り付け固定されている。インピンジメント板39には、前記流路38aを介して取り込んだ抽気fを、分割環35の外周面に対して略均等に分配供給するための貫通孔39aが複数穿設されている。
【0008】
分割環35の外周面の上流側および下流側には、フランジ35a,35bが形成されており、これらフランジ35a,35bが、各遮熱環36a及び36bに形成された凹部内に嵌合するようになっている。同様に、インピンジメント板39も、その両端部が、各遮熱環36a及び36bに形成された凹部内に嵌合するようになっている。
分割環35には、その外周面の上流側から内部を通り、下流側端面に貫通する冷却通路35cが、複数形成されている。
なお、この種の分割環の例としては、下記特許文献1にも開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−86809号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明が、前記複数段のうちの第1段の構造であるが、その下流側に位置する第2段以降も、略同様の構造となっている。
ところで、前記クリアランス寸法cは、各構成部品間の熱膨張差によって変化するが、あまり大きくなってしまうと、ガスタービン30の性能を著しく低下させてしまう問題を引き起こすことになる。このような観点から、各構成部品間の熱膨張差を考慮して最適なクリアランス寸法を設計時に採用する必要がある。
【0011】
しかしながら、実際には、運転時における各部品(例えば第1段翼環38を始めとする各段の翼環)の熱変形量が、各段毎に異なるため、最適設計することが困難となっていた。すなわち、各段を冷却する抽気fの流体条件(温度など)が各段毎に異なっているため、各段毎にクリアランス寸法cを運転時の実状に合わせて精度良く設計するのが難しいという問題があった。
【0012】
その中でも、特に第1段及び第2段間の熱膨張差は顕著であり、例えば、第2段の翼環である第2段翼環38Aの部材温度が360℃程度であるのに対して、第1段翼環38では部材温度が450℃程度と比較的高いため、第2段よりも第1段の方が、運転時のクリアランス寸法cが大きくなる傾向にある。
前記燃焼ガス流路34は、各段の上流側から下流側に向かって徐々に流路幅寸法が拡がる形状を有するため、例え同一寸法のクリアランス寸法cでも、比較的、流路幅の狭い上流側の第1段では、流路幅に対するクリアランス寸法cの変化量がガスタービン30の動力に大きく影響する。このような背景より、運転時のクリアランス寸法cが最適となるような構造が望まれていた。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、運転時における、各動翼と分割環との間のクリアランス寸法を最小限に抑えることができるガスタービンの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1に記載のガスタービンは、ロータの周囲に設けられて当該ロータと共に回転する複数の動翼と、これら動翼の周囲を囲って内部に圧力流路を形成する複数の分割環と、これら分割環の周囲に設けられ、これら分割環を、遮熱環を介して保持する複数の翼環とを有するガスタービンにおいて、前記ロータの軸線方向で見た場合に、前記各分割環のうち、相対的に上流側に位置する分割環を保持する上流側遮熱環が、該上流側遮熱環に対応する前記翼環よりも下流側に位置する下流側翼環に取り付けられていることを特徴とする。
上記請求項1に記載のガスタービンによれば、相対的に上流側に位置する上流側翼環よりも温度の低い下流側翼環の方が、運転時の熱膨張量が小さいので、従来のように、上流側遮熱環を、上流側翼環に取り付ける場合に比較して、上流側遮熱環の熱膨張量を小さく抑えることができる。
【0015】
請求項2に記載のガスタービンは、請求項1に記載のガスタービンにおいて、前記上流側遮熱環が、前記ロータの軸線を含む断面で見た場合に、前記下流側翼環によって支持された片持ち支持構造であることを特徴とする。
上記請求項2に記載のガスタービンによれば、請求項1に記載の作用を確実に得ることができる。
【0016】
請求項3に記載のガスタービンは、請求項1または請求項2に記載のガスタービンにおいて、前記上流側遮熱環が、前記燃焼ガスの流れ方向で、相対的に、上流側に位置する第1部材と、該第1部材に対して下流側に位置する第2部材とを有し、前記第1部材が、前記下流側翼環に対して、該下流側翼環との間に前記第2部材を挟み込んだ状態で取り付けられていることを特徴とする。
上記請求項3に記載のガスタービンによれば、上流側遮熱環をメンテナンスする際には、その第1部材を下流側翼環より取り外すだけで、同時に、第2部材の取り外しと、第1部材及び第2部材間の分離が行われる。
【0017】
請求項4に記載のガスタービンは、請求項3に記載のガスタービンにおいて、前記第1部材と前記第2部材との間には、他の部材が挟み込まれていることを特徴とする。
上記請求項4に記載のガスタービンによれば、上流側遮熱環を、メンテナンスする際には、その第1部材を下流側翼環より取り外すだけで、同時に、第2部材及び他の部材の取り外しと、第1部材及び第2部材間及び他の部材間の分離が行われる。なお、ここで言う、「他の部材」としては、例えば、インピンジメント板とする構成が採用可能である。
【0018】
請求項5に記載のガスタービンは、請求項4に記載のガスタービンにおいて、前記他の部材が、前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方と、一体構造になっていることを特徴とする。
上記請求項5に記載のガスタービンによれば、部品点数を減らすことができるので、製造コストを下げることができるようになる。また、組立工数を削減することもできるようになる。
【0019】
請求項6に記載のガスタービンは、請求項3または請求項4に記載のガスタービンにおいて、前記第1部材と前記第2部材とが、一体構造になっていることを特徴とする。
上記請求項6に記載のガスタービンによれば、部品点数を減らすことができるので、製造コストを下げることができるようになる。
【0020】
請求項7に記載のガスタービンは、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のガスタービンにおいて、前記上流側遮熱環の周囲を覆う上流側翼環と、前記上流側遮熱環との間には、該上流側遮熱環で保持される前記分割環に向かって供給する冷却用の抽気を流す隙間流路が形成されていることを特徴とする。
上記請求項7に記載のガスタービンによれば、隙間流路を形成することにより、上流側遮熱環で保持される分割環に向かって抽気を供給するための貫通孔を、上流側翼環に形成せずに済む。
【0021】
請求項8に記載のガスタービンは、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のガスタービンにおいて、前記上流側遮熱環で保持される前記分割環を冷却する抽気の、温度または供給流量のいずれか一方もしくは両方を制御する制御部がさらに備えられていることを特徴とする。
上記請求項8に記載のガスタービンによれば、上流側遮熱環で保持される分割環を有するユニット段において、各動翼と分割環との間に形成されるクリアランス寸法を能動的に制御(アクティブコントロール)することができるようになる。すなわち、抽気温度を下げるか、または、抽気流量を上げるかのいずれか一方もしくは両方を行うことにより、前記クリアランス寸法を狭めることができる。逆に、抽気温度を上げるか、または、抽気流量を下げるかのいずれか一方もしくは両方を行うことにより、前記クリアランス寸法を広げることができる。
【0022】
請求項9に記載のガスタービンは、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のガスタービンにおいて、前記上流側遮熱環で保持される前記分割環が、前記ロータの軸線方向で最も上流側に位置する第1段ユニット側に備えられ、前記下流側翼環が、前記第1段ユニットに隣接する第2段ユニット側に備えられていることを特徴とする。
上記請求項9に記載のガスタービンによれば、各ユニット段のうち、各動翼及び分割環間のクリアランス寸法で、ガスタービンの動力ロスに最も大きく影響するのが、最も上流側の第1段ユニットであるため、本発明の効果を最も効果的に発揮することができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のガスタービンの一実施形態を、図1を参照しながら以下に説明するが、本発明がこれに限定解釈されるものでないことは勿論である。なお、図1は、本実施形態のガスタービンの要部を示す図であって、従来の技術において説明したA部に相当する部分拡大図である(すなわち、この図1は、図4に相当する図である。)。
【0024】
本実施形態のガスタービンは、その概略構成が、前記ロータの周囲に環状配置されて該ロータとともに回転する複数枚の前記動翼32と、これら動翼32の周囲を囲って内部に前記燃焼ガス流路34を形成する前記分割環35と、該分割環35を内部に保持する遮熱環(後述の上流側遮熱環101など)の周囲を覆う翼環(後述の上流側翼環200、下流側翼環200Aなど)とを備えたユニット段を、前記ロータの軸線方向に多段に有するものであり、特に、分割環35の保持構造が特徴的となっている。
以下、この特徴点を中心に説明するが、その他については、従来の技術において図3で説明した構造と同様であるとして、同一符号を使用してその説明を省略する。
【0025】
図1に示すように、本実施形態のガスタービンは、前記ロータの軸線方向で見た場合に、各分割環35のうち、相対的に上流側に位置する分割環35を保持する上流側遮熱環101が、該上流側遮熱環101に対応する上流側翼環200よりも下流側に位置する下流側翼環200Aに取り付けた点が、特徴点のひとつとなっている。
換言すると、燃焼ガス流路34内を流れる燃焼ガスの流れ方向(すなわち、紙面左側から紙面右側に向かう方向。以下、同図の紙面左側を上流側、紙面右側を下流側として説明する。)で、相対的に、上流側に位置する第1段ユニット100の遮熱環である上流側遮熱環101を、下流側に位置する第2段ユニット100Aの翼環である下流側翼環200Aに対して固定した点が特徴点のひとつとなっている。第1段ユニット100は、前記各ユニット段の最も上流側に位置するユニット段であり、また、第2段ユニット100Aは、第1段ユニット100の下流側に隣接するユニット段である。なお、下流側翼環200Aの上流側には、第1段ユニット100側の翼環である上流側翼環200が配置されている。
【0026】
上流側遮熱環101は、相対的に、上流側に位置する第1部材102と、該第1部材102に対して下流側に位置する第2部材103とを組み合わせて構成した二分割構造となっている。
【0027】
第1部材102は、第2部材103が嵌合する嵌合溝102aと、前記インピンジメント板39が嵌合する嵌合溝102bと、分割環35のフランジ35aが嵌合する嵌合溝102cとを有する環状部品である。さらに、この第1部材102には、下流側翼環200Aに対してボルト固定するためのフランジ102dが形成されており、このフランジ102dには、ボルト104を通すための貫通孔102d1が複数、前記ロータの軸線を中心として環状配置されている。同様に、下流側翼環200Aにも、各貫通孔102d1に対応した雌ねじ孔200A1が複数形成されている。
第2部材103は、インピンジメント板39が嵌合する嵌合溝103aと、分割環35のフランジ35bが嵌合する嵌合溝103bとを有する環状部品である。
【0028】
そして、第1部材102は、前記下流側翼環200Aに対して、該下流側翼環200Aとの間に、第2部材103と分割環35(他の部材)とインピンジメント板39(他の部材)とを挟み込んで組み付けられた状態で、複数本のボルト104により固定されるようになっている。このようにして固定された上流側遮熱環101は、前記ロータの軸線を含む断面で見た場合に、下流側翼環200Aのみによって支持された片持ち支持構造をなしている。
【0029】
なお、本実施形態では、分割環35及びインピンジメント板39のそれぞれ(他の部材)を、第1部材102または第2部材103と別部品である場合について説明しているが、これに限らず、これら分割環35及びインピンジメント板39のそれぞれ(他の部材)が、第1部材102または第2部材103と一体構造にする構成も採用可能である。この場合、部品点数を減らすことができるので、製造コストを下げることができるようになる。また、組立工数を削減することもできるようになる。
【0030】
同様に、本実施形態では、第1部材102と第2部材103とが別部品である場合について説明しているが、これに限らず、これら第1部材102と第2部材103を一体構造にする構成も採用可能である。この場合、部品点数を減らすことができるので、製造コストを下げることができるようになる。
【0031】
上流側遮熱環101の周囲を覆う上流側翼環200の内周面と、上流側遮熱環101の外周面との間には、第1段ユニット100(上流側に位置するユニット段)に向かって供給する冷却用の抽気fを流す隙間流路106が形成されている。この隙間流路106は、上流側遮熱環101の上流側に隣接する支持部材300に形成された貫通孔301に連通しており、この貫通孔301を介して抽気fを導入するようになっている。
このような隙間流路106を形成することにより、抽気fを供給するための貫通孔を、上流側翼環200に形成せずに済む。したがって、上流側翼環200の構造強度の低下を防ぐことが可能となる。
【0032】
本実施形態のガスタービンは、第1段ユニット100を冷却する抽気fの、温度または供給流量のいずれか一方もしくは両方を制御する制御装置(制御部。図示せず)を備えている。この制御装置は、抽気fの温度を調整する冷却装置(図示せず)と、抽気fの流量を調整する流量制御装置(図示せず)とを備えている。そして、この制御装置によれば、第1段ユニット100において、各動翼32と分割環35との間に形成されるクリアランス寸法cを能動的に制御(アクティブコントロール)することができるようになる。すなわち、抽気温度を下げるか、または、抽気流量を上げるかのいずれか一方もしくは両方を行うことにより、クリアランス寸法cを狭めることができる。逆に、抽気温度を上げるか、または、抽気流量を下げるかのいずれか一方もしくは両方を行うことにより、クリアランス寸法cを広げることができる。
【0033】
以上説明の本実施形態のガスタービンによれば、上流側遮熱環101を下流側翼環200Aに取り付けることで、運転時における上流側遮熱環101の熱膨張量(すなわち、分割環35の熱膨張量)を、小さくすることができる。これにより、各動翼32と分割環35との間のクリアランス寸法cを最小限に抑えることが可能となっている。
【0034】
なお、本実施形態のガスタービンでは、本発明を、最上流位置の第1段ユニット100に対して適用する構成としたが、これに限らず、第2段ユニット100A以降の下流ユニット段に適用しても良いことは、勿論である。しかしながら、本実施形態のように、本発明を、第1段ユニット100に対して適用することにより、特に、効果的にガスタービンの動力向上を得ることが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載のガスタービンによれば、上流側遮熱環を下流側翼環に取り付けることで、運転時における上流側遮熱環の熱膨張量を、小さくすることができる。これにより、この上流側遮熱環で保持される分割環と各動翼との間のクリアランス寸法を最小限に抑えることが可能となる。
また、請求項2に記載のガスタービンによれば、請求項1に記載の効果を確実に得ることが可能となる。
【0036】
また、請求項3に記載のガスタービンによれば、上流側遮熱環を、第1部材と第2部材とに分割し、第2部材を、下流側翼環に対して第1部材で挟み込んで取り付ける構成を採用した。このような分割構造を採用したことにより、メンテナンス時に上流側遮熱環を分解することが可能となり、なおかつ、下流側翼環への取り付けも容易となることから、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、請求項4に記載のガスタービンによれば、第1部材と第2部材との間に他の部材を挟み込ませる構造とすることにより、別途、他の部材を下流側翼環に対して固定するための固定構造が不要となるので、部品点数を削減することができる上に、メンテナンス性を向上させることも可能となる。
【0037】
また、請求項5に記載のガスタービンによれば、他の部材を、第1部材または第2部材と一体構造にすることにより、部品点数を減らすことができるので、製造コストの削減と、メンテナンス性の向上とが可能となる。
また、請求項6に記載のガスタービンによれば、第1部材と第2部材とを一体構造とすることにより、部品点数を減らすことができるので、製造コストの削減が可能になる。
また、請求項7に記載のガスタービンによれば、抽気供給のための貫通孔を上流側翼環側に形成せずに済むので、上流側翼環の構造強度の低下を防ぐことが可能となる。
【0038】
また、請求項8に記載のガスタービンによれば、抽気の、温度または供給流量のいずれか一方もしくは両方を制御する制御部を備えることにより、上流側遮熱環で保持される分割環と各動翼との間に形成されるクリアランス寸法を能動的に制御(アクティブコントロール)することが可能となる。
また、請求項9に記載のガスタービンによれば、本発明を、第1段ユニットに対して適用することにより、特に、効果的にガスタービンの動力向上を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービンの一実施形態を示す図であって、図3のA部に相当する部分拡大図である。
【図2】ガスタービンプラントの概略構成を示す説明図である。
【図3】同ガスタービンの燃焼ガス流路を示す図であって、ロータの軸線を含む断面で見た場合の部分断面図である。
【図4】従来のガスタービンを示す図であって、図3のA部に相当する部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
32・・・動翼
34・・・燃焼ガス流路(圧力流路)
35・・・分割環(分割環、他の部材)
39・・・インピンジメント板(他の部材)
100・・・第1段ユニット
100A・・・第2段ユニット
101・・・上流側遮熱環
102・・・第1部材
103・・・第2部材
106・・・隙間流路
200・・・上流側翼環(翼環)
200A・・・下流側翼環(翼環、下流側翼環)
f・・・抽気

Claims (9)

  1. ロータの周囲に設けられて当該ロータと共に回転する複数の動翼と、これら動翼の周囲を囲って内部に圧力流路を形成する複数の分割環と、これら分割環の周囲に設けられ、これら分割環を、遮熱環を介して保持する複数の翼環とを有するガスタービンにおいて、
    前記ロータの軸線方向で見た場合に、前記各分割環のうち、相対的に上流側に位置する分割環を保持する上流側遮熱環が、該上流側遮熱環に対応する前記翼環よりも下流側に位置する下流側翼環に取り付けられていることを特徴とするガスタービン。
  2. 請求項1に記載のガスタービンにおいて、
    前記上流側遮熱環は、前記ロータの軸線を含む断面で見た場合に、前記下流側翼環によって支持された片持ち支持構造であることを特徴とするガスタービン。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスタービンにおいて、
    前記上流側遮熱環は、前記燃焼ガスの流れ方向で、相対的に、上流側に位置する第1部材と、該第1部材に対して下流側に位置する第2部材とを有し、
    前記第1部材は、前記下流側翼環に対して、該下流側翼環との間に前記第2部材を挟み込んだ状態で取り付けられていることを特徴とするガスタービン。
  4. 請求項3に記載のガスタービンにおいて、
    前記第1部材と前記第2部材との間には、他の部材が挟み込まれていることを特徴とするガスタービン。
  5. 請求項4に記載のガスタービンにおいて、
    前記他の部材が、前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方と、一体構造になっていることを特徴とするガスタービン。
  6. 請求項3または請求項4に記載のガスタービンにおいて、
    前記第1部材と前記第2部材とが、一体構造になっていることを特徴とするガスタービン。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のガスタービンにおいて、
    前記上流側遮熱環の周囲を覆う上流側翼環と、前記上流側遮熱環との間には、該上流側遮熱環で保持される前記分割環に向かって供給する冷却用の抽気を流す隙間流路が形成されていることを特徴とするガスタービン。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のガスタービンにおいて、
    前記上流側遮熱環で保持される前記分割環を冷却する抽気の、温度または供給流量のいずれか一方もしくは両方を制御する制御部がさらに備えられていることを特徴とするガスタービン。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のガスタービンにおいて、
    前記上流側遮熱環で保持される前記分割環は、前記ロータの軸線方向で最も上流側に位置する第1段ユニット側に備えられ、
    前記下流側翼環は、前記第1段ユニットに隣接する第2段ユニット側に備えられていることを特徴とするガスタービン。
JP2003151568A 2002-07-15 2003-05-28 ガスタービン Expired - Fee Related JP4031733B2 (ja)

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