JP2004044153A - 天井パネルの取付構造および架設方法 - Google Patents

天井パネルの取付構造および架設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工作業が簡単で天井裏での作業を必要とせず施工期間の短縮を可能にするとともに、作業員の数を削減し得るようにした天井パネルの取付構造および架設方法を提供する。
【解決手段】隣り合う2本の吊レール4,4の互いに対向する側面に吊金物受20を天井パネル1枚につき少なくとも2個宛突設する。天井パネル1の各吊レール側端部に複数個の吊金物10Aを前記吊金物受20に対応して取付ける。吊金物10はL字状の溝からなる係合部14を有し、天井パネル1をパネル架設方向(A方向)とは反対方向に水平に移動させて前記係合部14を吊金物受20に引っ掛けることにより、天井パネル1を吊レール4,4間に架設する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井パネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンビニエンスストア、カーディーラーのショールーム、フランチャイズ店、仮設住宅、ファミリーレストラン等の建築物は、安価で、しかも施工、解体、移設、再使用等が容易なことが要求される。
【0003】
図5はこの種の建築物における従来の天井パネルの取付構造を示す図で、Aは吊ボルト、Bは吊レール、Cは天井パネル、Dは吊金物である。天井パネルCの取付けに際しては、作業員二人で天井パネルCを下から持ち上げ、天井裏の別の作業員が吊金物Dを用いて天井パネルCを吊レールBに固定することにより施工するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の天井パネルの取付構造においては、作業員二人が下から天井パネルを持ち上げて吊レールBに取付けられている吊金物Dに当てがい、天井裏の作業員が吊金物Dを天井パネルCにボルトEによって固定することにより、天井パネルCを吊レールBに架設するようにしているため、吊金物Dを天井パネルCに固定する作業が煩雑であるため、天井パネルCの施工に長時間を要するばかりか、少なくとも3人の作業員を必要とするため、作業員の確保が難しく、また人件費が嵩むという問題があった。
【0005】
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とすところは、施工作業が簡単で天井裏での作業を必要とせず施工期間の短縮を可能にするとともに、作業員の数を削減し得るようにした天井パネルの取付構造および架設方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、吊ボルトに吊レールを吊架し、この吊レールに複数枚の天井パネルを架設するようにした天井パネルの取付構造において、隣り合う2本の吊レールの互いに対向する側面に吊金物受を天井パネル1枚につき少なくとも2個宛突設し、前記天井パネルの各吊レール側端面に複数個の吊金物を前記吊金物受に対応して取付け、前記吊金物を前記吊金物受に水平方向から掛止させることにより前記天井パネルを吊レール間に架設したものである。
【0007】
第1の発明においては、下から天井パネルを持ち上げて水平方向に移動させると、吊金物が物吊金物受に引っ掛けかり、天井パネルを隣り合う吊レール間に架設することができる。したがって、天井裏での作業が不要である。
【0008】
第2の発明は、吊ボルトに吊レールを吊架し、この吊レールに複数枚の天井パネルを架設するようにした天井パネルの取付構造において、隣り合う2本の吊レールの互いに対向する側面に吊金物受を天井パネル1枚につき少なくとも2個宛突設し、前記天井パネルの各吊レール側端面に複数個の吊金物を前記吊金物受に対応して取付け、前記吊レールの長手方向と直交する壁面に廻り縁を取付け、この壁面に隣接する天井パネルに対しては各吊レール側端面に1つの吊金物をそれぞれ取付け、前記壁面に隣接する天井パネル以外の天井パネルには前記吊金物を前記吊金物受に水平方向から掛止させることにより前記天井パネルを吊レール間に順次架設し、前記壁面に隣接した天井パネルには壁面とは反対側端部が壁面側端部より低くなるように傾斜させて吊金物を吊金物受に掛止して水平になるように回動させることにより壁面側端を前記廻り縁に架設したものである。
【0009】
第2の発明においては、壁面に隣接する天井パネルを壁面とは反対側端部が壁面側端部より低くなるように傾斜させて吊金物を吊金物受に掛止した後、水平になるように回動させて壁面側端を廻り縁に載置すると、直前に架設された既設の天井パネルと壁面との間に架設することができる。廻り縁は天井パネルの壁面側端部を支持し、天井パネルと壁面との間の隙間を覆う。
【0010】
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、隣り合う吊レールのうちのいずれか一方を吊レールと平行な壁とし吊金物受を取付けたものである。
【0011】
第3の発明においては、吊レールと壁との間に天井パネルが架設される。
【0012】
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、吊レールの長手方向と直交する壁面に隣接する天井パネルと前記壁面に取付けられた廻り縁との隙間を、吊金物の吊金物受挿入寸法より小さくしたものである。
【0013】
第4の発明においては、吊レールの長手方向と直交する壁面に隣接する天井パネルと前記壁面に取付けられた廻り縁との隙間が吊金物受の吊金物に対する挿入寸法より小さいので、天井パネルが振動等によって動いたりしても互いに規制し合い、吊金物が吊金物受けから外れることがない。
【0014】
第5の発明は、上記第1、第2または第3の発明において、吊金物受をボルトで構成し、吊金物の係合部を吊金物の一側縁に開放するL字状の溝で構成したものである。
【0015】
第5の発明においては、吊金物の係合部は一側縁に開放するL字状の溝からなり、水平溝部がボルトからなる吊金物受の水平方向からの挿入を可能にし、垂直溝部が吊金物受に対して天井パネルを位置決めする。
【0016】
第6の発明は、吊レールと、この吊レールと直交する壁面に取付けた廻り縁に天井パネルを架設する天井パネルの架設方法において、前記吊レールに吊金物受を突設し、前記天井パネルの吊レール側端面に一側縁に開放するL字状の溝からなる係合部を有する吊金物を前記吊金物受に対応して取付け、前記天井パネルを前記壁面とは反対側端部が壁面側端部より低くなるように傾斜させて吊レールの上方に持ち上げ、前記吊金物を吊金物受に掛止させることにより、壁面側とは反対側端部を前記吊レールに架設し、前記吊金物受を回動中心として前記天井パネルを水平になるように回動させることにより壁面側端を前記廻り縁に架設するようにしたものである。
【0017】
第6の発明においては、壁面に隣接する天井パネルを壁面とは反対側端部が壁面側端部より低くなるように傾斜させて吊金物を吊金物受に掛止した後、水平になるように回動させて壁面側端を廻り縁に載置すると、直前に架設された既設の天井パネルと壁面との間に架設することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る天井パネルの取付構造の一実施の形態を示す平面図、図2は同じく天井パネルの取付構造を示す斜視図、図3は同じく天井パネルの取付構造を示す断面図、図4は同じく天井パネルの取付構造を示す断面図である。なお、図1では奥行き方向に対向する2つの壁面間に1本の吊レールを架設した場合における天井レールの取付構造を示し、図2では隣り合う2本の吊レール間に架設される天井パネルの取付構造を示している。
【0019】
これらの図において、1は室2の天井を形成する天井パネル、3は建築物の図示しない大梁または駆体上階のスラブ面に垂設された吊ボルト、4は吊ボルト3の下端部に架設された吊レール、5は室2の内壁面を形成する壁6(6A〜6C)に固定された廻り縁、7は柱、8は梁、9は胴縁である。
【0020】
前記天井パネル1は、畳1畳分の大きさ(長辺が1間、短辺が半間)を有している。天井パネル1は、長辺1aが室2の奥行き方向と一致し、間口方向と直交している。図1においては、室2の間口方向に4列、奥行き方向に2列、合計8枚の天井パネル1を前記吊レール4と廻り縁5に架設した例を示している。また、天井パネル1の架設方向は、間口方向の各列とも図1において矢印A方向である。
【0021】
前記天井パネル1の各短辺1b側端部の上面には、それぞれ吊金物10が固定されている。この場合、図1においては吊レール4のパネル架設方向の終端である右端4aが吊レール4と直交する右側の壁6Aから半間近く離間していることから、前記壁6Aに隣接する右端の2枚の天井パネル1Aについては、各短辺1bの前記壁6A側とは反対側の端部にそれぞれ1個ずつ合計2個の吊金物10を固定し、前記2枚の天井パネル6A以外の天井パネル1については、各短辺1bの側縁部に2個ずつ、合計4個の吊金物10を固定している。なお、右端の天井パネル1Aについては、他の天井パネル1と区別して説明する必要があるときのみ、添字「A」を付して示す。
【0022】
前記天井パネル1の4つの側端面には、溝11(図2)が全周にわたって形成されており、この溝11には隣り合う天井パネル1どうしまたは廻り縁5との隙間を気密に保つ気密パッキン12が取付けられている。
【0023】
前記吊金物10は、図2および図3に示すように金属板の折曲加工によってL字状に形成されることにより、水平な固定板10aと、この固定板10aの一辺から垂直に起立する垂直板10bと、固定板10aの他辺から上方に折り曲げられた折曲片10cとからなり、前記固定板10aがボルト13によって天井パネル1の上面に、前記垂直板10bが前記吊レール4の側面と対向するように固定され、垂直板10bには係合部14が形成されている。係合部14は、水平溝部14aと、この水平溝部14aの終端に下端が連通する垂直溝部14bとからなるL字形の溝で、水平溝部14Aが前記垂直板10bのパネル架設方向(矢印A方向)とは反対側の側縁に開放している。
【0024】
前記吊金物10としては、固定板10aの長さが異なる2種類の吊金物10A,10Bが用いられる。固定板10aの短い吊金物10Aは、図1に示すように天井パネル1の吊レール4側端部に取付けられている。また、この吊金物10Aは、図2に示すように垂直板10bが天井パネル1(1A)の端縁より内側に位置するように取付けられている。一方、固定板10aの長い吊金物10Bは、天井パネル1の廻り縁5側端部に取付けられている。また、この吊金物10Bは垂直板10bが天井パネル1の端縁より外側に位置するように取付けられている(図4)。
【0025】
前記吊レール4は、断面形状が下方に開放するコ字状のアルミニウム製押出形材によって形成されており、室2の間口方向に延在するように吊設されている。図1および図3において、吊レール4の右端4aは、右側の壁6Aから半間弱離間している。また、吊レール4の下面には、開放部の開きを防止する複数個の開き止めプレート16(図2)が長手方向に適宜間隔をおいて固定されている。
【0026】
前記吊レール4の両側面と、この吊レール4と平行する壁6B,6Cの上面には、前記天井パネル1の各吊金物10A,10Bを吊架する複数個の吊金物受20が取付けられている。この吊金物受20は市販のボルトで、吊レール4に対してはその側面に形成したねじ孔に螺合され溶接によって固定されている。また、吊金物受20の頭部(ボルト頭部)20Aと吊レール4の側面との間には、吊金物受20による吊金物10Aの吊架を可能にするため、前記吊金物10Aの板厚より若干大きな間隔が設定されている。
【0027】
一方、壁6B,6C側の吊金物受20は、図4に示すように壁6A,6Bの上面にブラケット31を介してそれぞれ取付けられている。
【0028】
前記ブラケット31は、L字形に形成されることにより水平板31aと、垂直板31bとからなり、水平板31aが壁6B(6C)の上面に固定され、垂直板31bが前記吊金物10Bの垂直板10bと対向し、この垂直板31bに前記吊金物受20が取付けられている。また、垂直板31bは、壁6B(6C)の表面と略同一平面を形成しており、吊金物受20の頭部20Aと垂直板31bの表面との間には、吊金物受20による吊金物10Bの吊架を可能にするため、前記吊金物10Bの垂直板10bの板厚より若干大きな間隔が設定されている。
【0029】
前記廻り縁5は、図3に示すように断面形状がW形のアルミニウム製押出形材によって形成されることにより、上側垂直片5aと、下側水平片5bと、これらを接続する逆L字状の折曲部5cとからなり、上側垂直片5aが止めねじ33によって壁6A(6B,6C)に固定され、下側水平片5bと屈曲部5cで天井パネル1と壁6A(6B,6C)の隙間を覆っている。折曲部5cの垂直片51は、天井パネル1の移動を規制するストッパ部を形成している。前記天井パネル1Aと壁面パネル6Aに固定されている廻り縁5のストッパ部51との隙間dは、吊金物10の係合部14の吊金物受挿入寸法D、すなわち水平溝部14aの開口部から垂直溝部14bの中心までの水平距離より小さく設定されている。なお、壁6Aに取付けられている廻り縁5の下側水平板5bには、天井パネル1Aの壁6A側端部が架設されるようになっている。
【0030】
次ぎに、天井パネルの架設作業について説明する。
間口方向に配列された天井パネル1,1Aを隣り合う吊レール4,4間に架設する場合は、大梁または駆体上階のスラブ面に垂設した複数本の吊ボルト3の下端に吊金物受20が取付けられている吊レール4を架設する。
【0031】
次ぎに、作業者が天井パネル1に吊金物10を取付ける。吊金物10の取付けは、施工現場に限らず、天井パネル1の工場出荷時であってもよい。
【0032】
次ぎに、作業者二人で天井パネル1を持ち上げて吊金物10を吊金物受20に引っ掛けることにより天井パネル1を隣り合う吊レール4,4間に順次架設する。吊金物10を吊金物受20に引っ掛ける際には、吊金物10の係合部14が開放している側、すなわち壁6Aから最も遠い図2において手前側に位置する天井パネル1から順次架設し、最後に図1において間口方向右端の天井パネル1Aを架設する。
【0033】
吊金物10を吊金物受20に引っ掛ける場合、壁6Aに隣接する天井パネル1A以外の天井パネル1については、略水平に持ち上げて吊金物10の係合部14の水平溝部14aの高さを吊金物受20の高さと一致させる。そして、天井パネル1を水平に吊金物受挿入寸法Dだけ移動させて吊金物受20を前記水平溝部14aの内奥まで差し込むと垂直溝部14bの下端に達するため、天井パネル1を引き下げて吊金物受20を垂直溝部14bの上側終端部に位置させる。これにより、吊金物10が吊金物受20に吊架され、天井パネル1が吊レール4,4間に架設される。
【0034】
天井パネル1を水平に移動させて吊金物受20を係合部14の前記水平溝部14aに差し込んで前方へ吊金物受挿入寸法Dだけ移動させると、直前に位置する既設の天井パネルが存在する場合、この既設パネルの後端面に架設しようとしている天井パネル1の前端面が当接し、これら両パネルの隙間がシールされる。
【0035】
このようにして間口方向の天井パネル1を吊レール4,4間に順次架設していき、最後に壁6Aに隣り合う天井パネル1Aを吊レール4と廻り縁5に架設する。前記天井パネル1Aを架設する場合は、図3に示すように天井パネル1Aを吊金物10の係合部14の水平溝部14aが斜め下方を指向するように所要角度傾斜させて隣り合う吊レール4,4間の上方空間に持ち上げ、吊金物10の係合部14を吊レール4の吊金物受20に斜め上方から引っ掛けて当該吊金物受20により吊金物10を支持させる。そして、この吊金物受20を回動中心として天井パネル1Aを水平になるように図3において時計方向に回動させて壁6A側端部を壁6Aの廻り縁5の下側水平片5bの上に載置する。これにより、天井パネル1Aは、吊レール4と廻り縁5に架設される。なお、天井パネル1Aを回動させて水平にすると、壁6A側とは反対側端が直前に位置する既設パネル1の後端面に当接するため、これら両パネル1,1A間の隙間がシールされる。
【0036】
天井パネル1,1Aを吊レール4と壁6B(または6C)間に架設する場合は、上記した隣り合う吊レール4,4間に架設する場合と同様に行えばよい。すなわち、天井パネル1については、略水平に持ち上げて吊金物10の係合部14の水平溝部14aの高さを吊金物受20の高さと一致させ、吊金物10を吊金物受20に掛止させることにより天井パネル1を吊レール4と壁6B(または6C)に間に架設する。
【0037】
天井パネル1Aについては、傾斜させて持ち上げ、天井パネル1Aの両側に取付けられている吊金物10を吊レール4と壁6B(または6C)に取付けられている吊金物受20に引っ掛けて水平になるように回動させ、壁6Aの廻り縁5に載置することにより架設する。なお、壁6B,6Cの上面に取付けられている吊金物受20は、壁面より室2側に突出しているので、天井パネル1,1Aを吊レール4の上方に持ち上げるときには、前記吊金物20と天井パネル1,1Aが干渉しないように注意して持ち上げる。
【0038】
このように、本発明に係る天井パネルの取付構造および架設方法によれば、吊金物10を吊金物受20に掛止させる際、吊金物10の係合部14の吊金物受挿入寸法D(図3)だけ、天井パネル1を図3においてパネル架設方向とは反対方向に水平移動させて吊金物10を吊金物受20に掛止させるようにしているので、作業者が天井裏に入って吊レール4に天井パネル1を固定する必要がない。
【0039】
また、パネル張設方向に位置する壁6Aに隣接する天井パネル1Aを架設するときは、天井パネル1Aを傾斜させて持ち上げ、吊金物10を吊金物受20に引っ掛けて水平になるように回動させることにより、前記壁6Aに取付けられている廻り縁5に架設するようにしているので、天井パネル1Aについても作業者が天井裏に入って吊レール4に天井パネル1Aを固定する必要がない。したがって、天井パネル1,1Aの架設作業が簡単かつ容易で、短時間に行うことができ、さらには全体の工期を短縮することができる。
また、天井裏に作業者が入らなければ、作業者二人による施工が可能で、作業者および経費を削減することができる。
【0040】
また、天井パネル1,1Aの架設に際しては、天井パネル1,1Aが吊金物10の吊金物受挿入寸法Dだけ、移動して既設の天井パネル1に当接するため、パネル架設方向に隣り合う天井パネルどうしの隙間を確実にシールすることができる。
【0041】
さらに、天井パネル1Aを回動させて廻り縁5に架設するようにしているので、天井パネル1Aと廻り縁5のストッパ部51との隙間dを、吊金物10の吊金物受挿入寸法Dより小さくすることができる。したがって、地震時などで水平方向の力が加わったとき、間口方向に架設されている天井パネル1,1Aは互いに拘束し合って動くことができず、吊金物10が吊金物受20から外れることがなく、天井パネル1,1Aの落下を確実に防止することができる。
【0042】
なお、本発明は上記した実施の形態に何ら特定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、天井パネル1,1Aは畳1畳分の大きさ以外のものであってもよい。
また、天井パネル1に取付けられる吊り金物10は、パネル架設方向と直交する各端部に2個ずつ設けたが、これに限らずパネル自体の大きさに応じて決定すればよく、2個以上であってもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る天井パネルの取付構造および架設方法によれば、作業者が天井裏において吊レールに天井パネルを固定する作業を必要としないので、天井パネルの架設作業が簡単かつ容易で、架設作業を迅速に行なうことができる。また、作業員二人によって施工することが可能で、施工費用を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る天井パネルの取付構造の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】同じく天井パネルの取付構造を示す斜視図である。
【図3】同じく天井パネルの取付構造を示す断面図である。
【図4】同じく天井パネルの取付構造を示す断面図である。
【図5】従来の天井パネルの取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A…天井パネル、2…室、3…吊ボルト、4…吊レール、5…廻り縁、6A,6B,6C…壁、10…吊金物、14…係合部、20…吊金物受。

Claims (6)

  1. 吊ボルトに吊レールを吊架し、この吊レールに複数枚の天井パネルを架設するようにした天井パネルの取付構造において、
    隣り合う2本の吊レールの互いに対向する側面に吊金物受を天井パネル1枚につき少なくとも2個宛突設し、
    前記天井パネルの各吊レール側端面に複数個の吊金物を前記吊金物受に対応して取付け、
    前記吊金物を前記吊金物受に水平方向から掛止させることにより前記天井パネルを吊レール間に架設したことを特徴とする天井パネルの取付構造。
  2. 吊ボルトに吊レールを吊架し、この吊レールに複数枚の天井パネルを架設するようにした天井パネルの取付構造において、
    隣り合う2本の吊レールの互いに対向する側面に吊金物受を天井パネル1枚につき少なくとも2個宛突設し、
    前記天井パネルの各吊レール側端面に複数個の吊金物を前記吊金物受に対応して取付け、
    前記吊レールの長手方向と直交する壁面に廻り縁を取付け、この壁面に隣接する天井パネルに対しては各吊レール側端面に1つの吊金物をそれぞれ取付け、
    前記壁面に隣接する天井パネル以外の天井パネルには前記吊金物を前記吊金物受に水平方向から掛止させることにより前記天井パネルを吊レール間に架設し、
    前記壁面に隣接した天井パネルには壁面とは反対側端部が壁面側端部より低くなるように傾斜させて吊金物を吊金物受に掛止して水平になるように回動させることにより壁面側端を前記廻り縁に架設したことを特徴とする天井パネルの取付構造。
  3. 請求項1または2記載の天井パネルの取付構造において、
    隣り合う吊レールのうちのいずれか一方が前記吊レールと平行な壁で吊金物受が取付けられていることを特徴とする天井パネルの取付構造。
  4. 請求項2または3記載の天井パネルの取付構造において、
    吊レールの長手方向と直交する壁面に隣接する天井パネルと前記壁面に取付けられた廻り縁との隙間が吊金物の吊金物受挿入寸法より小さいことを特徴とする天井パネルの取付構造。
  5. 請求項1,2,3または4記載の天井パネルの取付構造において、
    吊金物受がボルトで、吊金物の係合部が吊金物の一側縁に開放するL字状の溝であることを特徴とする天井パネルの取付構造。
  6. 吊レールと、この吊レールと直交する壁面に取付けた廻り縁に天井パネルを架設する天井パネルの架設方法において、
    前記吊レールに吊金物受を突設し、
    前記天井パネルの吊レール側端面に一側縁に開放するL字状の溝からなる係合部を有する吊金物を前記吊金物受に対応して取付け、
    前記天井パネルを前記壁面とは反対側端部が壁面側端部より低くなるように傾斜させて吊レールの上方に持ち上げ、前記吊金物を吊金物受に掛止させることにより、壁面側とは反対側端部を前記吊レールに架設し、前記吊金物受を回動中心として前記天井パネルを水平になるように回動させることにより壁面側端を前記廻り縁に架設することを特徴とする天井パネルの架設方法。
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US9376812B2 (en) 2014-08-19 2016-06-28 Charles Porter Ceiling panel mounting system

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