JP2004041949A

JP2004041949A - 水素豊富水生成方法及び水素豊富水生成器

Info

Publication number: JP2004041949A
Application number: JP2002203551A
Authority: JP
Inventors: Hidemitsu Hayashi; 林　秀光; Chisato Daimaru; 大丸　智里
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-07-12
Filing date: 2002-07-12
Publication date: 2004-02-12
Also published as: KR20040007229A; KR100529006B1

Abstract

【課題】飲料水を浄化し水の腐敗を防ぐと同時に電気分解の装置を用いることなく水素を豊富に含む水を簡単且つ確実に作ることができるようにする。
【解決手段】飲料水８と反応して水素ガスを発生するマグネシウム粒６と飲料水８を浄化する作用を有する銀粒５が充填された浸水性の袋体４を内部に水が入るようにした穴３が形成されたケース１に入れ水素豊富水生成器２を構成する。この水素豊富水生成器２を常温又は冷却した飲料水８の入ったボトル７の中に入れ、飲料水８とマグネシウム粒６を反応させて水素ガスを発生させ飲料水８を水素を豊富に含む水素豊富水に変えるとともに、銀粒５によって飲料水を浄化する。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体内の活性酸素の消去に有効な水素豊富水を生成する方法及び水素豊富水生成器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
水素を多量に含む水が癌その他の各種の病気の原因とされる活性酸素の消去に有効であるという学説が近年医学界において発表され、注目されている。このような水素を豊富に含む飲料水を生成する装置としては電気分解を利用したものが従来知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
電気分解を利用した従来の水素豊富水生成装置は、電源を必要とし、しかも構造が複雑となってしまうため、コスト高となり、消費者に簡単且つ安価に水素豊富水を供給することができなかった。
本発明は上記問題点を解決することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、飲料水とマグネシウム粒を反応させて水素ガスを発生させ飲料水を水素を豊富に含む水素豊富水に変えるようにしたものである。
また本発明は、飲料水を前記マグネシウム粒とともに銀粒と反応させこの銀粒によって水素豊富水を浄化するようにしたものである。
また本発明は、前記飲料水が常温あるいは冷却水であることを特徴としている。
また本発明は、飲料水用のボトルに投入可能であり内部に水が入るようにしたケースと、該ケースに内置され内部に飲料水と反応して水素ガスを発生するマグネシウム粒が充填された浸水性の袋体とを備えたものである。
また本発明は、前記袋体に前記マグネシウム粒とともに飲料水を浄化させるための銀粒を充填したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記ケースを横断面形状が六角形の細長いスティック状の筒体とし、その側壁に水が出入りするための穴を多数穿設したものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
符号１は水素豊富水生成器２のスティック状のケースであり、横断面形状が六角形の細長い筒状のプラスチックにより構成されている。前記ケース１の側壁にはケース内に液体を出入りさせるための穴３が穿設され、この穴３を通してケース１の内部が外部と連通している。
【０００６】
符号４は不織布などの浸水性の素材から成る袋体であり、これに銀粒５とマグネシウムの粒６が充填されている。前記銀粒５とマグネシウム粒６が充填された袋体４は、前記ケース１の中に収納されている。
【０００７】
上記した構成において、図３に示すように、ケース１内に銀粒５及びマグネシウム粒６を充填した水素豊富水生成器２を、常温あるいは冷却した飲料水８の入ったボトル７内に投入する。水素豊富水生成器２投入後、１０分程度経過すると、ボトル７内の飲料水８は銀粒５によって浄化される。また飲料水８は、同時にマグネシウム粒６と反応し、次の化学式によって水素ガスを発生する。
【０００８】
【化１】

【０００９】
その結果、ボトル７内の常温あるいは冷却した飲料水８は、浄化されると同時に水素を豊富に含んだ水となる。
従来、マグネシウムについては次のように考えられている。「金属マグネシウムは室温では水に侵されないが、微粉末を水中で加熱すると、水と反応して水酸化マグネシウムと水素ガスが生成する。・・・」（『元素１１１の新知識』桜井弘著　講談社　８２ページより抜粋）、あるいは「マグネシウムＭｇ・・・は、高温の水蒸気と反応し、水素を発生する・・・」（２００２年度教育セミナー　教育テレビ　ＮＨＫ高校講座　化学　日本放送協会・日本放送出版協会編　日本放送出版協会　６４ページより抜粋）。
【００１０】
これらの記述からも明らかなように、現在においては、「金属マグネシウムは、加熱すると水と反応して水素ガスが生成」、あるいは「マグネシウムは、高温の水蒸気と反応し水素を発生する」というのが化学界の定説とされている。
【００１１】
しかしながら、簡易水素センサーを用いて、上記実施形態のマグネシウム粒の反応を検査したところマグネシウムは、常温あるいは冷却したの水（摂氏２５度前後）あるいは、冷水（摂氏５度前後）とも容易に反応して、水酸化マグネシウムと水素ガスを生成するという新事実が認められた。これにより、電気分解装置を用いることなく水素豊富水が確実且つ安価に作れるようになった。
尚、本発明の実施に際しては、常温あるいは冷水の飲料水に特に限定されるものではなく、加熱した高温の飲料水を水素豊富水に変える場合にも適用することができる。
【００１２】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したので、通常の水を水素豊富水に簡単に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の好適な実施形態を示すＡ−Ａ線断面図である。
【図２】水素豊富水生成器の側面図である。
【図３】本発明の説明図である。
【符号の説明】
１　　　ケース
２　　　水素豊富水生成器
３　　　穴
４　　　袋体
５　　　銀粒
６　　　マグネシウム粒
７　　　ボトル
８　　　飲料水

Claims

飲料水とマグネシウム粒を反応させて水素ガスを発生させ飲料水を水素を豊富に含む水素豊富水に変えるようにしたことを特徴とする水素豊富水生成方法。
飲料水を前記マグネシウム粒とともに銀粒と反応させこの銀粒によって水素豊富水を浄化するようにしたことを特徴とする「請求項１」に記載の水素豊富水生成方法。
前記飲料水が常温あるいは冷却水であることを特徴とする「請求項１」又は「請求項２」に記載の水素豊富水生成方法。
飲料水用のボトルに投入可能であり内部に水が入るようにしたケースと、該ケースに内置され内部に飲料水と反応して水素ガスを発生するマグネシウム粒が充填された浸水性の袋体とを備えた水素豊富水生成器。
前記袋体に前記マグネシウム粒とともに飲料水を浄化させるための銀粒を充填したことを特徴とする「請求項４」に記載の水素豊富水生成器。
前記ケースを横断面形状が六角形の細長いスティック状の筒体とし、その側壁に水が出入りするための穴を多数穿設したことを特徴とする「請求項４」又は「請求項５」に記載の水素豊富水生成器。