JP2004041687A - 介護用洗浄装置 - Google Patents

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後沢 久人
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Abstract

【課題】持ち運びが容易で、洗浄水の送水および排水が容易にできて各種介護作業に好適に利用できる介護用洗浄装置を提供する。
【解決手段】駆動モータ16のモータ本体の両側から突出する回転駆動軸に各々給水ポンプ18と排水ポンプ20とを連結し、前記給水ポンプに洗浄水貯溜タンク22から吸引した水を送水する送水管26を接続し、前記排水ポンプに吸水管30を接続した介護用洗浄装置において、収納ボックス10の上段に、前記駆動モータ、給水ポンプ、排水ポンプ等の駆動部と、送水管と吸水管とを連絡して給水ポンプ側から排水ポンプ側へ洗浄水を分流させるバイパス流路を備えた配管部40とを配置するとともに、収納ボックスの下段に前記洗浄水貯溜タンク22を配置し、前記送水管26と吸水管30とを収納ボックスの外方に延出させて設けるとともに、前記送水管および吸水管に、歯ブラシ28あるいは吸引パイプ31等のアタッチメントを着脱自在に設けたことを特徴とする。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は介護用洗浄装置に関し、より詳細には、歯磨きあるいは口腔内の洗浄等の介護作業に使用される介護用洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病人あるいは老人等の介護に使用する用具として、本出願人は先に、送水管から洗浄水を放射し、同時に吸水管からすすぎ水を吸引して排水することができるように構成した介護用洗浄器について提案した(特許文献1参照)。この介護用洗浄器はモータ本体の両側から回転駆動軸が突出する形式の駆動モータを使用し、回転駆動軸の各々に給水ポンプと排水ポンプを連結して、給水ポンプと排水ポンプを一つの駆動モータによって駆動する構成としたものである。給水ポンプは洗浄水貯溜タンクから洗浄水を吸引して送水管から洗浄水を放射し、排水ポンプは洗浄後の水を吸水管から吸引して排水タンクに排出する。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−166947号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記介護用洗浄器は、たとえば送水管に洗浄水の放射口を設けた歯ブラシを取り付け、歯ブラシから放水しながら吸水管で吸水するようにすることで、口腔内を清潔にするといった使い方が可能である。病人や介護が必要とする老人では、自力でうがい等ができないことがあり、そのような場合にこの介護用洗浄器を使用すると、簡単に口腔内の洗浄を行うことができる。
【0005】
しかしながら、従来の洗浄器では、給水ポンプや排水ポンプ等の駆動部と洗浄水貯溜タンク等が各別に配置されてコンパクトに形成されておらず、そのために、持ち運びが不便であったり、取り扱いがしにくかったりするという課題があった。また、従来装置では、アタッチメントとして歯ブラシを取り付けているものの、いろいろな介護作業に使いやすい形態になっていないという課題もあった。そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、歯ブラシ、口腔内の洗浄、痰とり、耳垢清掃等のいろいろな介護作業に好適に使用することができ、取り扱いが容易でだれでも手軽に使用することができる介護用洗浄装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
すなわち、駆動モータのモータ本体の両側から突出する回転駆動軸に各々給水ポンプと排水ポンプとを連結し、前記給水ポンプに洗浄水貯溜タンクから吸引した水を送水する送水管を接続し、前記排水ポンプに吸水管を接続した介護用洗浄装置において、前面が開口する収納ボックスを仕切板により上下に区分して設け、前記収納ボックスの上段に、前記駆動モータ、給水ポンプ、排水ポンプ等の駆動部と、送水管と吸水管とを連絡して給水ポンプ側から排水ポンプ側へ洗浄水を分流させるバイパス流路を備えた配管部とを配置するとともに、前記収納ボックスの下段に前記洗浄水貯溜タンクを配置し、前記送水管と吸水管とを収納ボックスの外方に延出させて設けるとともに、前記送水管および吸水管に、歯ブラシあるいは吸引パイプ等のアタッチメントを着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0007】
また、前記給水ポンプがダイヤフラム式ポンプであり、前記排水ポンプが自吸式マグネットポンプであることを特徴とする。この場合、前記バイパス流路を介して給水ポンプから排水ポンプに水が分流されることで自吸式マグネットポンプの空運転が防止され、排水側での吸水操作が確実になされるようになる。
また、前記アタッチメントに、水流の通流を制御する調節レバーが設けられていることにより、アタッチメントへの給水量、アタッチメントからの吸引量を適宜制御して好適な介護作業を行うことができる。
また、前記配管部が、漏水防止ボックス内に水密にシールされて収納されていることにより、配管部分での漏水を防止して装置の安全性を高めることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明に係る介護用洗浄装置の全体構成を示す説明図である。なお、本実施形態においては、送水管26にアタッチメントとして歯ブラシを接続し、吸水管30に吸引パイプ31を取り付けている。
同図で10は仕切板12により上下に2段に収納部を区分するようにして形成された収納ボックスである。10aは収納ボックス10の上部に設けた把手である。収納ボックス10の前面は開口して設けられており、収納ボックス10の上段の前面は透明なプラスチック製の開閉蓋14によって開閉されるように形成されている。図1は、開閉蓋14が収納ボックス10の上段の天部内に収納されている状態である。介護用洗浄装置を使用する際は、開閉蓋14を降ろして、仕切板12の上部を閉じておく。
【0009】
収納ボックス10の上段内には、駆動モータ16、給水ポンプ18、排水ポンプ20が設置されている。駆動モータ16は1台のみで給水ポンプ18と排水ポンプ20とを同時に駆動可能としたものである。すなわち、駆動モータ16はモータ本体の両側面から回転駆動軸を延出するように形成されているもので、各々の回転駆動軸に給水ポンプ18と排水ポンプ20とを連結し、1台で給水ポンプ18と排水ポンプ20とを駆動している。
【0010】
なお、本実施形態では給水ポンプ18にダイヤフラム式ポンプを使用し、排水ポンプ20に自吸式マグネットポンプを使用している。給水ポンプ18にダイヤフラム式ポンプを使用しているのは、ダイヤフラム式ポンプは自吸式マグネットポンプにくらべて水の供給圧力が高く、たとえば被介護者がベッドに寝た状態で、介護用洗浄装置を下に置いて使用するといった場合でも、確実に送水管から水を吐出することができるからである。また、ダイアフラム式ポンプは水を補給せずに運転でき、空運転が可能であり、取り扱いが容易であるという利点がある。
【0011】
なお、排水ポンプ20に使用する自吸式マグネットポンプはインペラを内蔵し、駆動モータ16の回転駆動軸によりインペラを回転することによって吸水作用をなす。自吸式マグネットポンプはダイアフラム式ポンプにくらべて低廉であるという利点がある。なお、排水ポンプ20については使用開始時に水を補給する必要があるが、本実施形態の介護用洗浄装置は、後述するようにバイパス管34により給水ポンプ18から排水ポンプ20側へ水を分流させるようにして、作動時に排水ポンプ20が空運転とならないように構成している。
駆動モータ16は、給水ポンプ18および排水ポンプ20を回転駆動軸に連結するため、給水ポンプ18と排水ポンプ20に挟まれた配置となるようにして仕切板12に固定している。
【0012】
給水ポンプ18は洗浄水貯溜タンクから洗浄水を送水管側に供給する作用をなす。収納ボックス10の仕切板12の下段はこの洗浄水貯溜タンク22を収納するスペースとなっている。洗浄水貯溜タンク22は、1リットル程度の水道水あるいは温水を収納できる程度の容積のものであればよい。23は洗浄水貯溜タンク22に洗浄水を補給等するためのキャップである。24は洗浄水貯溜タンク22と給水ポンプ18とを連通する連通管25を洗浄水貯溜タンク22に挿入するための挿入口である。
【0013】
連通管25は一端側が給水ポンプ18に連結されており、洗浄水貯溜タンク22を使用する際には、洗浄水貯溜タンク22に洗浄水を補給し、収納ボックス10の下段に洗浄水貯溜タンク22を収納した後、挿入口24から連通管25を挿入すればよい。
なお、実施形態の装置では洗浄水貯溜タンク22に挿入する連通管25の先端部を先細状として、連通管25から給水ポンプ18に吸引される水量を抑制するようにしている。これは、洗浄水貯溜タンク22から一気に水が吸引されて洗浄水が急激に減らないようにするためである。
このように、洗浄水貯溜タンク22は簡単に取り付け、取り外しができ、洗浄水貯溜タンク22に残っている水を捨ててタンク内を洗浄すること、洗浄水を補給するといった操作を容易に行うことができる。
【0014】
給水ポンプ18の給水側には送水管26が連結される。本実施形態の装置では、給水ポンプ18と排水ポンプ20との間にバイパス流路を設けるため、送水管26と給水ポンプ18との間に配管部40を設けている。送水管26はこの配管部40の給水側に連結して設けられている。
送水管26は配管部40から仕切板12の下方に延出し、収納ボックス10の外方へ長く引き出すように設けられている。本実施形態では送水管26の先端に流量調節部27を介して歯ブラシ28を取り付けている。流量調節部27では調節レバー27aを回動することによって、歯ブラシ28から放出される洗浄水の量を調節し、洗浄水の放出を停止させることができる。
【0015】
送水管26に流量調節部27を設けることにより、使用状態に合わせて洗浄水の流量を手元で調節することができ、口の中から水が溢れたりしないようにして調節しながら使用することができる。
歯ブラシ28ではブラシ部28aから洗浄水が放出され、ブラッシングしながら洗浄水を放射して口腔内を洗浄することができる。歯ブラシ28は流量調節部27に脱着可能に設けられており、適宜交換することによって複数人で介護用洗浄装置を共用することもできる。
【0016】
一方、洗浄水を吸引する排水ポンプ20にはその吸引側に吸水管30が連結される。吸水管30も送水管26と同様に配管部40の吸水側に連結され、仕切板12の下方から収納ボックス10の外方に長く延出するように設けられている。吸水管30の先端には吸引パイプ31が脱着自在に取り付けられ、吸引パイプ31の先端に保護カバー32が脱着自在に取り付けられている。吸引パイプ31はステンレス等の金属製パイプであり、保護カバー32はシリコーン等により円筒状に形成した部品である。吸引パイプ31は口腔内に差し入れて、口腔内にたまった水を吸引するようにして使用する。
排水ポンプ20から吸引された排水は、排水ポンプ20の排水口側から排水タンク33に排出される。本実施形態では収納ボックス10の裏面側に排水タンク33が設置され、排水ポンプ20から排出される排水が排水タンク33に収容される。
【0017】
図2に、上述した駆動モータ16、給水ポンプ18、排水ポンプ20と、送水管26、吸水管30等とを連通する流路の構成を示す。
上述したように、洗浄水貯溜タンク22に収納された洗浄水は給水ポンプ18により送水管26を介して歯ブラシ28に送出される。歯ブラシ28には、送水管26に連通する内部流路が設けられており、ブラシ部28aを植設した側に設けた複数の開口孔から洗浄水が放射される。
一方、吸引パイプ31から吸引された水は、排水ポンプ20から排水タンク33に排出される。
【0018】
図2で、34aは給水ポンプ18の送水側と排水ポンプ20の入水側との間を連通させて設けたバイパス流路である。このバイパス流路34aは給水ポンプ18から送水する水の一部を排水側にバイパスさせるために設けている。給水ポンプ18と排水ポンプ20とをバイパス流路34aによって連通させている理由の一つは、本実施形態では、排水ポンプ20に自吸式ポンプを使用しているから、この自吸式ポンプが作動時に空運転されないようにするためである。バイパス流路34aから水をバイパスさせて排水ポンプ20に供給するようにしておけば、自吸式ポンプの空運転が防止でき、排水ポンプ20によって確実に排水することが可能となる。
【0019】
35aはバイパス流路34aでの流量を調節する調節弁である。この調節弁35aを調節することで排水ポンプ20への分流量を調節することができ、また、送水管26への洗浄水の供給量を調節することもできる。調節弁35aは排水ポンプ20への分流量を調節するためのものであるから、あらかじめ分流量を調節しておけば、使用の都度調節しなおす必要はない。歯ブラシ28での微調整は流量調節部27の調節弁27bによって行うことができる。
36はバイパス流路34aでの水の流れを確認できるように透明管としたものである。バイパスに部分的に透明管36を設けるかわりに、バイパス管の全体を透明な管体によって形成してもよい。
【0020】
図1で、34は送水管26と吸水管30とを連通するバイパス流路34aとなるバイパス管、35は調節弁35aを備えた調節バルブである。
本実施形態ではこれらのバイパス管34と、送水管26および吸水管30とバイパス管34とを連結する配管部40を、収納ボックス10の上段の前部にまとめて配置し、漏水防止ボックス42に配管部40を水密にシールして収納している。漏水防止ボックス42に配管部40をシールして収納するように構成しているのは、バイパス管34と給水ポンプ18、排水ポンプ20との接続部、これらの配管と送水管26、吸水管30との接続部で漏水が生じる可能性があり、漏水が生じた場合でも装置の電気系統に悪影響が及ばないように、安全に保護するためである。
【0021】
漏水防止ボックス42は透明プラスチックにより密閉箱状に形成して、漏水防止ボックス42の内部が外部から視認できるように形成している。漏水防止ボックス42の壁面を配管が貫通する部位では、配管の外周面と漏水防止ボックス42の壁面に設けた貫通孔の内周縁とにシール材を充填して漏水しないようにシールしている。漏水防止ボックス42の前面は開閉蓋に形成されており、調節バルブ35を操作する際には、前面の開閉蓋を開いて操作することができる。43は漏水防止ボックス42の開閉蓋を開閉操作する際に使用するフックである。使用時には、調節バルブ35を調節したところで開閉蓋を閉じて使用する。
【0022】
図3は、バイパス管34と送水管26等とを接続する配管部40からの漏水が駆動モータ16等の電気系統に悪影響が及ばないようにするための他の構成例を示す。本実施形態では、収納ボックス10の上段の前部に配置した配管部40の後方に、駆動モータ16、給水ポンプ18、排水ポンプ20等の駆動部と配管部40とを仕切るように透明な樹脂板からなる仕切り板45を配置している。仕切り板45は収納ボックス10の上段の前面開口部を覆うように形成し、シール部46により収納ボックス10の内側面および底面と仕切り板45との間、配管が通過する貫通孔の部位を水密にシールして、仕切り板45の前方に配置した配管部40で生じた漏水が駆動部側に浸入しないように設けたものである。また、仕切り板45から駆動部側へ使用者の指などが入り込まないように安全を配慮している。
【0023】
本実施形態では、開閉蓋14を常時は収納ボックス10の上段の開口部を閉止するように開閉蓋14を降ろした状態で、開閉蓋14を係止しておくフック47を設けている。
また、本実施形態では、調節バルブ35をあらかじめ適当なバイパス水量となる状態にセットし、常時は調節バルブ35を調節できないようにハンドルを取り付けない構成とした。調節バルブ35の調整が的確にできない場合を配慮したものである。このように構成することで、取り扱いやすく、安全性の高い介護用洗浄装置として提供することができる。
【0024】
本発明に係る介護用洗浄装置は、駆動モータ16、給水ポンプ18、排水ポンプ20をコンパクトにまとめて配置した構成としたこと、また、洗浄水貯溜タンク22も収納ボックス10内に収納する構造としたことで、装置全体がコンパクトに形成することができ、持ち運びが容易になるとともに、取り扱い操作が容易になる。また、装置を収納する際には、収納ボックスの下段に送水管26、給水管30、歯ブラシ28、吸引パイプ31等をまとめて収納しておくことでコンパクトに収納することが可能になる。
【0025】
上記実施形態の介護用洗浄装置は、アタッチメントとして送水管26に歯ブラシ28を取り付け、吸水管30に吸引パイプ31を取り付けて使用する例であるが、本実施形態の介護用洗浄装置は歯ブラシを用いて歯あるいは歯茎をブラッシングするとともに、老人等にあっては咀嚼物が口腔内に残っていたりすることから、口腔内をきれいにするといった介護にも好適に使用することができる。また、吸水管30に取り付けるアタッチメントを図4に示すような可撓性を有するチューブ31aを備えた吸引管50とすることで痰を吸引したり、耳垢の清掃などを行うことができる。50aが吸水管との脱着位置である。
【0026】
本実施形態においては、図4に示すように、可撓性を有するシリコーン等の樹脂製のチューブ31aの孔に、ステンレス製のコイルスプリング51を挿通して、チューブ31aの可撓性を保持するとともに、チューブ31aが折れ曲がったりしないように保持している。痰を吸引したりする際には喉側にチューブ31aを挿入するからチューブ31aが折れ曲がったりせずに挿入できる必要があるからである。
【0027】
32aはチューブ31aの先端に脱着自在に取り付けた吸引キャップである。吸引キャップ32aは先端側をやや細径にするとともに、先端側を丸く形成して、口腔等を傷つけないようにしている。吸引キャップ32aの先端部には2mm径程度の吸引孔をあけ、先端から吸引できるようにしている。吸引キャップ32aに設ける吸引孔は小径である方が吸引力が高まる。したがって、痰などの吸引には小径の吸引孔の吸引キャップ32aが適している。吸引キャップ32aはチューブ31aから取り外して、吸引孔径の異なるものに取り替えたり、消毒したりして使用することができる。
【0028】
吸水管30に図4に示すような吸引管50を取り付けて吸引用として使用する場合は、流量調節部27の調節レバー27aを回して送水管26から水が吐出されないようにして使用する。このように送水管26から水が吐出されないようにすると、吸水管30から水が吸引されないため、一時的に排水ポンプ20側に水が送り込まれなくなり、自吸式ポンプからなる排水ポンプ20が空運転される可能性がある。これに対して、本実施形態の介護用洗浄装置の場合は、バイパス管34によって給水ポンプ18から排水ポンプ20に常時、洗浄水が分流して供給されるから、吸水管30から吸水されない場合でも排水ポンプ20が確実に作動し、排水ポンプ20による吸引力が減退することがない。
【0029】
排水ポンプ20は水を吸引することはもちろん、排水ポンプ20に洗浄水が常時、分流されていることによってエア吸引(真空吸引)の作用もあり、これによって、痰の吸引や耳垢の清掃といった操作を容易に行うことができる。このように、本発明に係る介護用洗浄装置は、吸水管30に接続するアタッチメントを交換したり、送水管26に接続するアタッチメントを交換することによって、口腔内を洗浄したり、口腔内に残っている咀嚼物を吸引除去したり、痰を吸引したり、耳垢を清掃するといったいろいろな介護作業の用途に好適に使用することが可能である。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る介護用洗浄装置は、上述したように、きわめてコンパクトに構成され、これによって持ち運び等の操作が容易になるとともに、送水および排水操作が確実になされることから、歯磨き、口腔内の洗浄、痰の除去、耳垢の清掃といったいろいろな介護作業に好適に使用することが可能になる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用洗浄装置の一実施形態の全体構成を示す説明図である。
【図2】介護用洗浄装置の流路構成を示す説明図である。
【図3】本発明に係る介護用洗浄装置の他の実施形態の構成を示す説明図である。
【図4】吸水管に吸引管を取り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 収納ボックス
12 仕切板
16 駆動モータ
18 給水ポンプ
20 排水ポンプ
22 洗浄水貯溜タンク
26 送水管
27 流量調節部
27a 調節レバー
27b 調節弁
28 歯ブラシ
28a ブラシ部
30 吸水管
31 吸引パイプ
31a チューブ
32a 吸引キャップ
33 排水タンク
34 バイパス管
34a バイパス流路
35 調節バルブ
35a 調節弁
36 透明管
40 配管部
42 漏水防止ボックス
50 吸引管
51 コイルスプリング

Claims (4)

  1. 駆動モータのモータ本体の両側から突出する回転駆動軸に各々給水ポンプと排水ポンプとを連結し、前記給水ポンプに洗浄水貯溜タンクから吸引した水を送水する送水管を接続し、前記排水ポンプに吸水管を接続した介護用洗浄装置において、
    前面が開口する収納ボックスを仕切板により上下に区分して設け、
    前記収納ボックスの上段に、前記駆動モータ、給水ポンプ、排水ポンプ等の駆動部と、送水管と吸水管とを連絡して給水ポンプ側から排水ポンプ側へ洗浄水を分流させるバイパス流路を備えた配管部とを配置するとともに、前記収納ボックスの下段に前記洗浄水貯溜タンクを配置し、
    前記送水管と吸水管とを収納ボックスの外方に延出させて設けるとともに、前記送水管および吸水管に、歯ブラシあるいは吸引パイプ等のアタッチメントを着脱自在に設けたことを特徴とする介護用洗浄装置。
  2. 前記給水ポンプがダイヤフラム式ポンプであり、前記排水ポンプが自吸式マグネットポンプであることを特徴とする請求項1記載の介護用洗浄装置。
  3. 前記アタッチメントに、水流の通流を制御する調節レバーが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の介護用洗浄装置。
  4. 前記配管部が、漏水防止ボックス内に水密にシールされて収納されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の介護用洗浄装置。
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