JP2004041027A - ロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リヤカバーに傷や変形を発生させず、作業機の外観を良好に保持し、また、小型、簡易な構成で、組立て時に格別の設定、調節等を必要とすることなく、確実に動作を行わせる。
【解決手段】摺動部に、ハンガーロッド16に対して常時前進傾向が付与されたピン18を保持するリテーナ21を設けるとともに、ハンガーロッド16の所定部にはピン18に対応した穴22を穿設し、リヤカバーの上方への揺動時に穴22にピン18が嵌入することによりリヤカバーの最大上げ位置を所定位置に規制する。
【選択図】 図2
【解決手段】摺動部に、ハンガーロッド16に対して常時前進傾向が付与されたピン18を保持するリテーナ21を設けるとともに、ハンガーロッド16の所定部にはピン18に対応した穴22を穿設し、リヤカバーの上方への揺動時に穴22にピン18が嵌入することによりリヤカバーの最大上げ位置を所定位置に規制する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置としては、例えば図11に示すように、リヤカバー11の最上げ時ストッパとして、専用のステー26を設けたものがある。そして、耕深が増したときや耕耘爪の清掃等の際にリヤカバー11が上げられたとき、同図に示すように、リヤカバー11を専用のステー26に干渉させることにより最大上げ位置を所定位置に規制するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、リヤカバーが規制位置まで上げられたとき、リヤカバーが専用のステーに接触するため、強く接触したときには、リヤカバーに傷や変形が発生する恐れがあり、ロータリ耕耘作業機の外観を損ねる恐れがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、リヤカバーに傷や変形を発生させず、作業機の外観を良好に保持することができ、これに加えて、小型、簡易な構成で、組立て時に格別の設定、調節等を必要とすることなく、確実に動作を行わせることができるロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ロータリ耕耘爪軸に耕耘爪を取付けて耕耘部を構成し、該耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うとともに前記ロータリカバーの後部にヒンジで連結されて上下方向に揺動可能に設けられたリヤカバーと、一端が該リヤカバーの上面側に枢着され他端側が作業機本体側の摺動部に摺動自在に支持されて前記リヤカバーを釣支するように設けられたハンガーロッドとを備えたロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置であって、前記摺動部に前記ハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されたピンを保持するリテーナを設けるとともに、前記ハンガーロッドの所定部には前記ピンに対応した穴を穿設し、前記リヤカバーの上方への揺動時に前記穴に前記ピンが嵌入することにより前記リヤカバーの最大上げ位置を所定位置に規制する。
【0005】
耕深が増したとき等で、リヤカバーが上げられたとき、リテーナに保持されたピンがハンガーロッドに穿設された穴に嵌入してハンガーロッドの上方への動きが止められる。この結果、リヤカバー自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバーの最大上げ位置が所定位置に規制される。
【0006】
請求項2記載の発明は、前記穴は、前記ハンガーロッドの中心軸に略直交する方向に穿設された規制部と、前記ピンが前記穴に嵌入した規制状態から前記リヤカバーに所定以上の押し下げ力が加えられたとき、前記ピンの先端部が滑動して当該ピンの嵌入状態を解除する傾斜部とを有する。
【0007】
ピンが穴に嵌入した規制状態から、リヤカバーに、ピンの前進傾向を超えた押し下げ力が加わるとピンの先端部が傾斜部を滑動してハンガーロッドに下方への動きが生じる。この結果、リヤカバーが容易に平常のカバー位置等に復帰する。
【0008】
請求項3記載の発明は、前記穴は前記ハンガーロッドの下面側に穿設され、前記ピンは前記ハンガーロッドの下方から当該ハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されている。
リヤカバー規制装置、特にハンガーロッド側の穴を外部から見えない位置に設けることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。本実施の形態は、サイドドライブ式のロータリ耕耘作業機に適用されている。図1及び図2は、リヤカバーが略平常のカバー位置にあって、リヤカバー規制装置による規制のない状態を示し、図3及び図4は、リヤカバーの最大上げ位置がリヤカバー規制装置によって所定位置に規制されている状態を示している。
【0010】
まず、図1及び図2の非規制状態の図を用いて、ロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置を説明する。ロータリ耕耘作業機は、後述する図8中に示す連結機構25でトラクタの後部に連結され、そのトラクタのPTO軸(動力取出し軸)からの動力が、ベベルギヤボックス1の部分に設けらた入力軸2に伝動されるようになっている。ベベルギヤボックス1内にはベベルギヤ群が設けられ、ベベルギヤボックス1のケーシングは機体左右方向(図の紙面に垂直方向)に延び、ケーシングの一端側にチェーンケース4が取付けられ、他端側には図示省略のサイドフレームが取付けられている。
【0011】
チェーンケース4の下部とサイドフレームの下部との間に、それぞれ軸受を介してロータリ耕耘爪軸5が回動自在に軸架されている。チェーンケース4には、入力スプロケット、チェーン及び出力スプロケット等からなるチェーン伝動機構が内装され、その入力スプロケットはベベルギヤ群のギヤ出力を伝動する伝動軸3に固定され、出力スプロケットはロータリ耕耘爪軸5に連係する出力スプロケット軸に固定されている。
【0012】
このようにして、ロータリ耕耘爪軸5は、トラクタのPTO軸からの動力により、入力軸2、ベベルギヤ群、伝動軸3及びチェーン伝動機構等を介して回転駆動されるようになっている。そして、このロータリ耕耘爪軸5に、複数の耕耘爪6が放射状に取り付けられて耕耘部7が構成されている。
【0013】
耕耘部7の直上方には、この耕耘部7の上方を覆うロータリカバー8が設けられている。ロータリカバー8は、両側板部8aの部分でチェーンケース4の内側及びサイドフレームに、それぞれボルト9締結により固定されている。ロータリカバー8の後方には、耕耘部7の後方を覆うリヤカバー11が、ヒンジ12により上下方向に揺動可能に取付けられている。リヤカバー11の先端部には、耕耘作業後の圃場面を整地する図示省略の整地板が取付けられている。
【0014】
また、ロータリカバー8の後部上面にはボルト13締結によりブラケット14が斜め後方上方に向けて取付けられ、このブラケット14の上端部、即ち、当該ブラケット14及びロータリカバー8等を介して作業機本体側に設けられた摺動部15とリヤカバー11の後方寄りの上面側との間に、ハンガーロッド16が、リヤカバー11を釣支するように設けられている。ハンガーロッド16の一端はリヤカバー11の後方寄りの上面側に枢支され、他端側は摺動部15に摺動自在に支持されている。
【0015】
そして、本発明では、摺動部15の部分に、図2に示すように、一体的に形成した鍔部18aと断面L字状部材17との間に縮設したコイルばね19により下方からハンガーロッド16に対して常時前進傾向が付与されたピン18を保持するリテーナ21が設けられている。リテーナ21は、その支持部材23等と共に、ハンガーロッド16が、その軸方向の動きで生じる傾動動作に応じて揺動可能に摺動部15の部分に取付けられている。
【0016】
一方、ハンガーロッド16下面の所定部には、ピン18に対応した穴22が穿設されている。穴22は、ハンガーロッド16の中心軸に略直交する方向に穿設された規制部22aと、この規制部22a頂部(奥部)からハンガーロッド16上方側に形成された傾斜部22bとを有している。上記のピン18、コイルばね19、リテーナ21及び穴22により、リヤカバー規制装置24が構成されている。
【0017】
次に、上述のように構成されたリヤカバー規制装置24の動作を説明する。リヤカバー11が略平常のカバー位置にあって(図1)、規制のない状態では、ハンガーロッド16は、リヤカバー11の動きに応じてリテーナ21内を、その軸方向に自由に摺動する(図2)。
【0018】
耕深が増したときや耕耘爪6の清掃の際等に、リヤカバー11が略上げ位置一杯の規制位置まで上げられると(図3)、リテーナ21に保持されたピン18がハンガーロッド16の下面に穿設された穴22の規制部22aに嵌入してハンガーロッド16の上方への動きが止められる(図4)。この結果、リヤカバー11自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバー11の最大上げ位置が所定位置に規制される。
【0019】
この規制状態から、耕深が浅くなったり耕耘爪6の清掃等が終了して、リヤカバー11に、ピン18の前進傾向を超えた押し下げ力が加わるとピン18の先端部が傾斜部22bを滑動してピン18が穴22から外れ、規制のない状態に復帰して、ハンガーロッド16に下方への動きが生じる。この結果、リヤカバー11は平常のカバー位置等に復帰する(図1)。
【0020】
上述したロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置24によれば、リヤカバー11自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバー11の最大上げ位置が所定位置に規制されるので、リヤカバー11に傷や変形が発生せず、ロータリ耕耘作業機の外観を良好に保持することができる。また、リヤカバー規制装置24は、常時前進傾向が付与されたピン18を保持するリテーナ2及びハンガーロッド16に穿設した穴22からなる小型、簡易な構成で、組立て時に格別の設定、調節等を必要とすることなく、確実な規制動作を行わせることができる。
【0021】
規制状態からリヤカバー11に所定以上の押し下げ力が加えられたとき、ピン18の先端部が傾斜部22bを滑動して、ピン18の嵌入状態が解除されるので、リヤカバー11を容易に平常のカバー位置等へ復帰させることができる。さらに、リヤカバー規制装置24、特にハンガーロッド16側の穴22を外部から見えない位置に設けたので、ロータリ耕耘作業機の外観を一層良好にすることができる。
【0022】
次に、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第1例〜第5例を順に説明する。
図5及び図6には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第1例を示す。
従来は、例えば、ロータリカバーの内側にゴム板等の弾性体、ステンレス又は樹脂板を貼付けて土の付着を軽減するようにしていた。しかし、このような従来法は、土質によっては効果が無い場合がある。
【0023】
これに対し、本例では、ロータリカバー8の内側に、付着した土の掻き落とし動作をするスクレーパ31を設け、このスクレーパ31を、ワイヤロープ32及び複数の滑車33を介してリヤカバー11の動きに連動してロータリカバー8の内側を移動させ、土の掻き落とし動作をさせるようにしている。スクレーパ31をロータリカバー8の内側に沿って確実に移動させるため、スクレーパ31には、引っ張りバネ34により、図5において、常時右回り方向の回動傾向を付与している。
【0024】
本例によれば、ロータリカバーの内側に付着した土を常時掻き落とすことで、耕耘性能の劣化を防止することができ、また、リヤカバー11の動きに連動させることで、動力源が不用となり、省エネを図ることができる。
【0025】
図7には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第2例を示す。従来は、例えば、作業員がスクレーパ等を用いてロータリカバーの内側に付着した土をこすり落とすようにしていた。しかし、このような従来法は、作業員がロータリカバーの下に入るため危険を伴う。ロータリカバーの下には耕耘爪等の突起物があるため作業しにくい。また、ロータリカバーに傷をつけてしまう恐れがある。
【0026】
これに対し、本例では、ロータリカバー8の内側を中空に構成するとともに、ロータリカバー8の内面に、中空部に通じる複数個のエアー吹出し孔35を設け、ロータリ耕耘爪軸5側にはエアー抜け孔を開けている。そして、中空部にエアーを注入して複数のエアー吹出し孔35からロータリカバー8の内側にエアーを吹き出し、ロータリカバー8の内側に付着した土、泥を吹き飛ばして落とし、吹き出したエアーは、エアー抜け孔から抜けるようにしている。
本例によれば、安全で容易にロータリカバー8の内側に付着した土、泥を除去することができ、また、ロータリカバー8に傷をつける恐れがない。
【0027】
図8には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第3例を示す。従来は、例えば、ロータリカバー及びリヤカバーの内側にゴム板又は樹脂板等を貼付けて土の付着を防いでいた。しかし、このような従来法では、ゴム板又は樹脂板は貼付け部等からはがれたり、破れたりして役目を果たさなくなり、ロータリカバー、リヤカバーの内側に土が付着してしまうと、耕耘性能が落ちるとともに作業機の前後バランス等が悪くなる。
【0028】
これに対し、本例では、ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に複数個の高水圧ノズル36を設けている。そして、複数個の高水圧ノズル36から、ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に高水圧を散布することで、ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に付着した土、泥を除去し、また土、泥の付着を防止するようにしている。ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に高水圧ノズル36を配置しておくと、耕耘後のロータリカバー8及びリヤカバー11内側の水洗いも可能となる。機体上方には、ロータリ耕耘作業機をトラクタの後部に連結するための連結機構25が設けられている。
【0029】
本例によれば、確実にロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に付着した土、泥を除去することができ、耕耘性能の低下や作業機の前後バランス等の悪化を防止することができる。
【0030】
図9には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第4例を示す。本例は、ロータリカバー8の内側にガイドローラ37を配置し、ロータリ耕耘幅の広さを持つ紙マルチロール38をロータリカバー8の前方又は後方上面に配設し、紙マルチロール38から引き出した紙マルチ39をロータリカバー8とガイドローラ37の隙間に通している。
【0031】
そして、紙マルチ39の移動、振動により付着した土、泥を落とすようにしている。土、泥の除去効果がなくなると、紙マルチロール38から新たに紙マルチ39を引き出して交換する。紙マルチ39が破れても紙のため、作物への影響はない。本例は、比較的安価に土、泥の付着防止及び除去ができる。
【0032】
図10には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第5例を示す。本例は、ロータリカバー8の内側にゴム板41を貼付けるに当たって、適宜に間隔を開けて部分的に貼着41aし、各貼着部41a間のロータリカバー8内面とゴム板41との間、特にコーナーの部分に空隙41bを設けたものである。そして、ゴム板41の弾性により土、泥をはじいて付着しにくくし、また、作業機の動作に応じたゴム板41の伸び縮み変形により、付着した土、泥を落とし易くしている。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、摺動部にハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されたピンを保持するリテーナを設けるとともに、ハンガーロッドの所定部には前記ピンに対応した穴を穿設し、リヤカバーの上方への揺動時に前記穴に前記ピンが嵌入することによりリヤカバーの最大上げ位置を所定位置に規制するようにしたので、リヤカバー自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバーの最大上げ位置が所定位置に規制されて、リヤカバーに傷や変形が発生せず、作業機の外観を良好に保持することができる。また、小型、簡易な構成で、組立て時に格別の設定、調節等を必要とすることなく、確実な規制動作を行わせることができる。
【0034】
請求項2記載の発明によれば、前記穴は、ハンガーロッドの中心軸に略直交する方向に穿設された規制部と、ピンが穴に嵌入した規制状態からリヤカバーに所定以上の押し下げ力が加えられたとき、ピンの先端部が滑動して当該ピンの嵌入状態を解除する傾斜部とを具備させたので、規制動作とともに、リヤカバーに容易に平常のカバー位置等への復帰動作を行わせることができる。
【0035】
請求項3記載の発明によれば、前記穴はハンガーロッドの下面側に穿設し、ピンはハンガーロッドの下方から当該ハンガーロッドに対して常時前進傾向を付与するようにしたので、リヤカバー規制装置、特にハンガーロッド側の穴が外部から見えない位置に設けられて、作業機の外観をさらに良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置が適用されるロータリ耕耘作業機の側面図。
【図2】上記実施の形態において、非規制状態のリヤカバー規制装置を示す側面断面図。
【図3】上記実施の形態において、規制状態のロータリ耕耘作業機を示す側面図。
【図4】上記実施の形態において、規制状態のリヤカバー規制装置を示す側面断面図。
【図5】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第1例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図6】図5における耕耘部の部分正面断面図。
【図7】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第2例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図8】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第3例が適用されるロータリ耕耘作業機構成を示す側面図。
【図9】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第4例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図10】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第5例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図11】従来のロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置であるステーの側面図。
【符号の説明】
5 ロータリ耕耘爪軸
6 耕耘爪
7 耕耘部
8 ロータリカバー
11 リヤカバー
12 ヒンジ
15 摺動部
16 ハンガーロッド
18 ピン
21 リテーナ
22 穴
22a 規制部
22b 傾斜部
24 リヤカバー規制装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置としては、例えば図11に示すように、リヤカバー11の最上げ時ストッパとして、専用のステー26を設けたものがある。そして、耕深が増したときや耕耘爪の清掃等の際にリヤカバー11が上げられたとき、同図に示すように、リヤカバー11を専用のステー26に干渉させることにより最大上げ位置を所定位置に規制するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、リヤカバーが規制位置まで上げられたとき、リヤカバーが専用のステーに接触するため、強く接触したときには、リヤカバーに傷や変形が発生する恐れがあり、ロータリ耕耘作業機の外観を損ねる恐れがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、リヤカバーに傷や変形を発生させず、作業機の外観を良好に保持することができ、これに加えて、小型、簡易な構成で、組立て時に格別の設定、調節等を必要とすることなく、確実に動作を行わせることができるロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ロータリ耕耘爪軸に耕耘爪を取付けて耕耘部を構成し、該耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うとともに前記ロータリカバーの後部にヒンジで連結されて上下方向に揺動可能に設けられたリヤカバーと、一端が該リヤカバーの上面側に枢着され他端側が作業機本体側の摺動部に摺動自在に支持されて前記リヤカバーを釣支するように設けられたハンガーロッドとを備えたロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置であって、前記摺動部に前記ハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されたピンを保持するリテーナを設けるとともに、前記ハンガーロッドの所定部には前記ピンに対応した穴を穿設し、前記リヤカバーの上方への揺動時に前記穴に前記ピンが嵌入することにより前記リヤカバーの最大上げ位置を所定位置に規制する。
【0005】
耕深が増したとき等で、リヤカバーが上げられたとき、リテーナに保持されたピンがハンガーロッドに穿設された穴に嵌入してハンガーロッドの上方への動きが止められる。この結果、リヤカバー自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバーの最大上げ位置が所定位置に規制される。
【0006】
請求項2記載の発明は、前記穴は、前記ハンガーロッドの中心軸に略直交する方向に穿設された規制部と、前記ピンが前記穴に嵌入した規制状態から前記リヤカバーに所定以上の押し下げ力が加えられたとき、前記ピンの先端部が滑動して当該ピンの嵌入状態を解除する傾斜部とを有する。
【0007】
ピンが穴に嵌入した規制状態から、リヤカバーに、ピンの前進傾向を超えた押し下げ力が加わるとピンの先端部が傾斜部を滑動してハンガーロッドに下方への動きが生じる。この結果、リヤカバーが容易に平常のカバー位置等に復帰する。
【0008】
請求項3記載の発明は、前記穴は前記ハンガーロッドの下面側に穿設され、前記ピンは前記ハンガーロッドの下方から当該ハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されている。
リヤカバー規制装置、特にハンガーロッド側の穴を外部から見えない位置に設けることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。本実施の形態は、サイドドライブ式のロータリ耕耘作業機に適用されている。図1及び図2は、リヤカバーが略平常のカバー位置にあって、リヤカバー規制装置による規制のない状態を示し、図3及び図4は、リヤカバーの最大上げ位置がリヤカバー規制装置によって所定位置に規制されている状態を示している。
【0010】
まず、図1及び図2の非規制状態の図を用いて、ロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置を説明する。ロータリ耕耘作業機は、後述する図8中に示す連結機構25でトラクタの後部に連結され、そのトラクタのPTO軸(動力取出し軸)からの動力が、ベベルギヤボックス1の部分に設けらた入力軸2に伝動されるようになっている。ベベルギヤボックス1内にはベベルギヤ群が設けられ、ベベルギヤボックス1のケーシングは機体左右方向(図の紙面に垂直方向)に延び、ケーシングの一端側にチェーンケース4が取付けられ、他端側には図示省略のサイドフレームが取付けられている。
【0011】
チェーンケース4の下部とサイドフレームの下部との間に、それぞれ軸受を介してロータリ耕耘爪軸5が回動自在に軸架されている。チェーンケース4には、入力スプロケット、チェーン及び出力スプロケット等からなるチェーン伝動機構が内装され、その入力スプロケットはベベルギヤ群のギヤ出力を伝動する伝動軸3に固定され、出力スプロケットはロータリ耕耘爪軸5に連係する出力スプロケット軸に固定されている。
【0012】
このようにして、ロータリ耕耘爪軸5は、トラクタのPTO軸からの動力により、入力軸2、ベベルギヤ群、伝動軸3及びチェーン伝動機構等を介して回転駆動されるようになっている。そして、このロータリ耕耘爪軸5に、複数の耕耘爪6が放射状に取り付けられて耕耘部7が構成されている。
【0013】
耕耘部7の直上方には、この耕耘部7の上方を覆うロータリカバー8が設けられている。ロータリカバー8は、両側板部8aの部分でチェーンケース4の内側及びサイドフレームに、それぞれボルト9締結により固定されている。ロータリカバー8の後方には、耕耘部7の後方を覆うリヤカバー11が、ヒンジ12により上下方向に揺動可能に取付けられている。リヤカバー11の先端部には、耕耘作業後の圃場面を整地する図示省略の整地板が取付けられている。
【0014】
また、ロータリカバー8の後部上面にはボルト13締結によりブラケット14が斜め後方上方に向けて取付けられ、このブラケット14の上端部、即ち、当該ブラケット14及びロータリカバー8等を介して作業機本体側に設けられた摺動部15とリヤカバー11の後方寄りの上面側との間に、ハンガーロッド16が、リヤカバー11を釣支するように設けられている。ハンガーロッド16の一端はリヤカバー11の後方寄りの上面側に枢支され、他端側は摺動部15に摺動自在に支持されている。
【0015】
そして、本発明では、摺動部15の部分に、図2に示すように、一体的に形成した鍔部18aと断面L字状部材17との間に縮設したコイルばね19により下方からハンガーロッド16に対して常時前進傾向が付与されたピン18を保持するリテーナ21が設けられている。リテーナ21は、その支持部材23等と共に、ハンガーロッド16が、その軸方向の動きで生じる傾動動作に応じて揺動可能に摺動部15の部分に取付けられている。
【0016】
一方、ハンガーロッド16下面の所定部には、ピン18に対応した穴22が穿設されている。穴22は、ハンガーロッド16の中心軸に略直交する方向に穿設された規制部22aと、この規制部22a頂部(奥部)からハンガーロッド16上方側に形成された傾斜部22bとを有している。上記のピン18、コイルばね19、リテーナ21及び穴22により、リヤカバー規制装置24が構成されている。
【0017】
次に、上述のように構成されたリヤカバー規制装置24の動作を説明する。リヤカバー11が略平常のカバー位置にあって(図1)、規制のない状態では、ハンガーロッド16は、リヤカバー11の動きに応じてリテーナ21内を、その軸方向に自由に摺動する(図2)。
【0018】
耕深が増したときや耕耘爪6の清掃の際等に、リヤカバー11が略上げ位置一杯の規制位置まで上げられると(図3)、リテーナ21に保持されたピン18がハンガーロッド16の下面に穿設された穴22の規制部22aに嵌入してハンガーロッド16の上方への動きが止められる(図4)。この結果、リヤカバー11自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバー11の最大上げ位置が所定位置に規制される。
【0019】
この規制状態から、耕深が浅くなったり耕耘爪6の清掃等が終了して、リヤカバー11に、ピン18の前進傾向を超えた押し下げ力が加わるとピン18の先端部が傾斜部22bを滑動してピン18が穴22から外れ、規制のない状態に復帰して、ハンガーロッド16に下方への動きが生じる。この結果、リヤカバー11は平常のカバー位置等に復帰する(図1)。
【0020】
上述したロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置24によれば、リヤカバー11自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバー11の最大上げ位置が所定位置に規制されるので、リヤカバー11に傷や変形が発生せず、ロータリ耕耘作業機の外観を良好に保持することができる。また、リヤカバー規制装置24は、常時前進傾向が付与されたピン18を保持するリテーナ2及びハンガーロッド16に穿設した穴22からなる小型、簡易な構成で、組立て時に格別の設定、調節等を必要とすることなく、確実な規制動作を行わせることができる。
【0021】
規制状態からリヤカバー11に所定以上の押し下げ力が加えられたとき、ピン18の先端部が傾斜部22bを滑動して、ピン18の嵌入状態が解除されるので、リヤカバー11を容易に平常のカバー位置等へ復帰させることができる。さらに、リヤカバー規制装置24、特にハンガーロッド16側の穴22を外部から見えない位置に設けたので、ロータリ耕耘作業機の外観を一層良好にすることができる。
【0022】
次に、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第1例〜第5例を順に説明する。
図5及び図6には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第1例を示す。
従来は、例えば、ロータリカバーの内側にゴム板等の弾性体、ステンレス又は樹脂板を貼付けて土の付着を軽減するようにしていた。しかし、このような従来法は、土質によっては効果が無い場合がある。
【0023】
これに対し、本例では、ロータリカバー8の内側に、付着した土の掻き落とし動作をするスクレーパ31を設け、このスクレーパ31を、ワイヤロープ32及び複数の滑車33を介してリヤカバー11の動きに連動してロータリカバー8の内側を移動させ、土の掻き落とし動作をさせるようにしている。スクレーパ31をロータリカバー8の内側に沿って確実に移動させるため、スクレーパ31には、引っ張りバネ34により、図5において、常時右回り方向の回動傾向を付与している。
【0024】
本例によれば、ロータリカバーの内側に付着した土を常時掻き落とすことで、耕耘性能の劣化を防止することができ、また、リヤカバー11の動きに連動させることで、動力源が不用となり、省エネを図ることができる。
【0025】
図7には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第2例を示す。従来は、例えば、作業員がスクレーパ等を用いてロータリカバーの内側に付着した土をこすり落とすようにしていた。しかし、このような従来法は、作業員がロータリカバーの下に入るため危険を伴う。ロータリカバーの下には耕耘爪等の突起物があるため作業しにくい。また、ロータリカバーに傷をつけてしまう恐れがある。
【0026】
これに対し、本例では、ロータリカバー8の内側を中空に構成するとともに、ロータリカバー8の内面に、中空部に通じる複数個のエアー吹出し孔35を設け、ロータリ耕耘爪軸5側にはエアー抜け孔を開けている。そして、中空部にエアーを注入して複数のエアー吹出し孔35からロータリカバー8の内側にエアーを吹き出し、ロータリカバー8の内側に付着した土、泥を吹き飛ばして落とし、吹き出したエアーは、エアー抜け孔から抜けるようにしている。
本例によれば、安全で容易にロータリカバー8の内側に付着した土、泥を除去することができ、また、ロータリカバー8に傷をつける恐れがない。
【0027】
図8には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第3例を示す。従来は、例えば、ロータリカバー及びリヤカバーの内側にゴム板又は樹脂板等を貼付けて土の付着を防いでいた。しかし、このような従来法では、ゴム板又は樹脂板は貼付け部等からはがれたり、破れたりして役目を果たさなくなり、ロータリカバー、リヤカバーの内側に土が付着してしまうと、耕耘性能が落ちるとともに作業機の前後バランス等が悪くなる。
【0028】
これに対し、本例では、ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に複数個の高水圧ノズル36を設けている。そして、複数個の高水圧ノズル36から、ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に高水圧を散布することで、ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に付着した土、泥を除去し、また土、泥の付着を防止するようにしている。ロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に高水圧ノズル36を配置しておくと、耕耘後のロータリカバー8及びリヤカバー11内側の水洗いも可能となる。機体上方には、ロータリ耕耘作業機をトラクタの後部に連結するための連結機構25が設けられている。
【0029】
本例によれば、確実にロータリカバー8及びリヤカバー11の内側に付着した土、泥を除去することができ、耕耘性能の低下や作業機の前後バランス等の悪化を防止することができる。
【0030】
図9には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第4例を示す。本例は、ロータリカバー8の内側にガイドローラ37を配置し、ロータリ耕耘幅の広さを持つ紙マルチロール38をロータリカバー8の前方又は後方上面に配設し、紙マルチロール38から引き出した紙マルチ39をロータリカバー8とガイドローラ37の隙間に通している。
【0031】
そして、紙マルチ39の移動、振動により付着した土、泥を落とすようにしている。土、泥の除去効果がなくなると、紙マルチロール38から新たに紙マルチ39を引き出して交換する。紙マルチ39が破れても紙のため、作物への影響はない。本例は、比較的安価に土、泥の付着防止及び除去ができる。
【0032】
図10には、ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第5例を示す。本例は、ロータリカバー8の内側にゴム板41を貼付けるに当たって、適宜に間隔を開けて部分的に貼着41aし、各貼着部41a間のロータリカバー8内面とゴム板41との間、特にコーナーの部分に空隙41bを設けたものである。そして、ゴム板41の弾性により土、泥をはじいて付着しにくくし、また、作業機の動作に応じたゴム板41の伸び縮み変形により、付着した土、泥を落とし易くしている。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、摺動部にハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されたピンを保持するリテーナを設けるとともに、ハンガーロッドの所定部には前記ピンに対応した穴を穿設し、リヤカバーの上方への揺動時に前記穴に前記ピンが嵌入することによりリヤカバーの最大上げ位置を所定位置に規制するようにしたので、リヤカバー自体が他の部材に直接干渉することなしに、リヤカバーの最大上げ位置が所定位置に規制されて、リヤカバーに傷や変形が発生せず、作業機の外観を良好に保持することができる。また、小型、簡易な構成で、組立て時に格別の設定、調節等を必要とすることなく、確実な規制動作を行わせることができる。
【0034】
請求項2記載の発明によれば、前記穴は、ハンガーロッドの中心軸に略直交する方向に穿設された規制部と、ピンが穴に嵌入した規制状態からリヤカバーに所定以上の押し下げ力が加えられたとき、ピンの先端部が滑動して当該ピンの嵌入状態を解除する傾斜部とを具備させたので、規制動作とともに、リヤカバーに容易に平常のカバー位置等への復帰動作を行わせることができる。
【0035】
請求項3記載の発明によれば、前記穴はハンガーロッドの下面側に穿設し、ピンはハンガーロッドの下方から当該ハンガーロッドに対して常時前進傾向を付与するようにしたので、リヤカバー規制装置、特にハンガーロッド側の穴が外部から見えない位置に設けられて、作業機の外観をさらに良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置が適用されるロータリ耕耘作業機の側面図。
【図2】上記実施の形態において、非規制状態のリヤカバー規制装置を示す側面断面図。
【図3】上記実施の形態において、規制状態のロータリ耕耘作業機を示す側面図。
【図4】上記実施の形態において、規制状態のリヤカバー規制装置を示す側面断面図。
【図5】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第1例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図6】図5における耕耘部の部分正面断面図。
【図7】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第2例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図8】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第3例が適用されるロータリ耕耘作業機構成を示す側面図。
【図9】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第4例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図10】ロータリカバーの土付着防止及び除去方法の第5例が適用される耕耘部の構成を示す側面図。
【図11】従来のロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置であるステーの側面図。
【符号の説明】
5 ロータリ耕耘爪軸
6 耕耘爪
7 耕耘部
8 ロータリカバー
11 リヤカバー
12 ヒンジ
15 摺動部
16 ハンガーロッド
18 ピン
21 リテーナ
22 穴
22a 規制部
22b 傾斜部
24 リヤカバー規制装置
Claims (3)
- ロータリ耕耘爪軸に耕耘爪を取付けて耕耘部を構成し、該耕耘部の上方を覆うロータリカバーと、前記耕耘部の後方を覆うとともに前記ロータリカバーの後部にヒンジで連結されて上下方向に揺動可能に設けられたリヤカバーと、一端が該リヤカバーの上面側に枢着され他端側が作業機本体側の摺動部に摺動自在に支持されて前記リヤカバーを釣支するように設けられたハンガーロッドとを備えたロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置であって、前記摺動部に前記ハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されたピンを保持するリテーナを設けるとともに、前記ハンガーロッドの所定部には前記ピンに対応した穴を穿設し、前記リヤカバーの上方への揺動時に前記穴に前記ピンが嵌入することにより前記リヤカバーの最大上げ位置を所定位置に規制することを特徴とするロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置。
- 前記穴は、前記ハンガーロッドの中心軸に略直交する方向に穿設された規制部と、前記ピンが前記穴に嵌入した規制状態から前記リヤカバーに所定以上の押し下げ力が加えられたとき、前記ピンの先端部が滑動して当該ピンの嵌入状態を解除する傾斜部とを有することを特徴とする請求項1記載のロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置。
- 前記穴は前記ハンガーロッドの下面側に穿設され、前記ピンは前記ハンガーロッドの下方から当該ハンガーロッドに対して常時前進傾向が付与されていることを特徴とする請求項1又は2記載のロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置。
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JP2002200307A JP2004041027A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | ロータリ耕耘作業機のリヤカバー規制装置 |
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JP (1) | JP2004041027A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012130262A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 農作業機 |
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2002
- 2002-07-09 JP JP2002200307A patent/JP2004041027A/ja not_active Withdrawn
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