JP2004040959A - 架設ケーブルの揺れ抑制器具及び架設ケーブルシステム - Google Patents

架設ケーブルの揺れ抑制器具及び架設ケーブルシステム Download PDF

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Abstract

【課題】架設ケーブルの揺れを抑制することにより、架設ケーブルの断線を抑制できるようにした架設ケーブルの揺れ抑制器具を提供すること。
【解決手段】器具本体101内の中空部102にはコイルバネ107が配設され、器具本体101外側にはメッセンジャーワイヤ取付部110〜112、ケーブル取付部119及び環状部材109が設けられている。一端が幹線ケーブルに取り付けられたメッセンジャーワイヤの他端をメッセンジャーワイヤ取付部110〜112に捻って取り付けると共に、環状部材109を家の壁に取り付けることにより、強風によって幹線ケーブルが揺れようとしても、コイルバネ107の緩衝力によってメッセンジャーワイヤの張力変動が抑制され、幹線ケーブルの揺れが抑制される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルテレビ(CATV)用同軸ケーブル等の空中架設ケーブルの揺れを抑制するための架設ケーブル揺れ抑制器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ケーブルテレビ用同軸ケーブルや電力線等のケーブルが、空中に架設されている。
前記ケーブルには、大別して、幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルからタップ等によって分岐した分岐ケーブルに分けられる。分岐ケーブルは、ケーブル分岐用器具を用いて、各家庭に引き込むように構成されている。
【0003】
図10、図11は、前記ケーブル分岐用器具1100の正面図、側面図である。図10、図11において、長方形状の板部材1101の前面にはメッセンジャーワイヤを捻って取り付けるための3つの突部1102〜1104が設けられている。また、ケーブル分岐用器具1100は、板部材1101の一端に、針金によって形成された環状部材1105を備えている。
【0004】
前記ケーブル分岐用器具1100を使用して分岐ケーブルを保持する方法として、例えば、2つのケーブル分岐用器具1100を使用する方法がある。
この場合、幹線ケーブルに取り付けられたアースクランプに、一方のケーブル分岐用器具1100の環状部材1105を取り付けると共に、分岐ケーブルが取り付けられたメッセンジャーワイヤの一端を前記一方のケーブル分岐用器具1100の突部1102〜1104に捻って取り付ける。
【0005】
また、前記分岐ケーブルが取り付けられたメッセンジャーワイヤの他端を他方のケーブル分岐用器具1100の突部1102〜1104に捻って取り付け、前記他方のケーブル分岐用器具の環状部材1105を、電柱や引き込む家の壁等の固定部位に取り付ける。
これにより、分岐ケーブルが1対のケーブル分岐用器具1100、1100によって保持されて、各家庭に引き込まれることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、メッセンジャーワイヤによる幹線ケーブルの固定部位への固定は、前述の如く、単にケーブル分岐用器具1100を用いて行っているにすぎないため、風によって幹線ケーブルが大きく何回も揺れると、揺れ自身によって、あるいは、揺れによって近隣のケーブル同士がぶつかることによって、幹線ケーブルが断線してしまう恐れがあるという問題がある。特に、幹線ケーブルがケーブルテレビ用の同軸ケーブルで構成されている場合には、同軸ケーブルの心線が弱く、容易に断線してしまう恐れがあるという問題が顕著である。
【0007】
この問題を解決する方法として、メッセンジャーワイヤの張力を強くすれば、前記張力に比例して、幹線ケーブルの揺れは小さくなる。しかしながら、風圧は、架設ケーブルだけでなく、電柱や壁等の固定部位や分岐ケーブルの分岐点等も受けるため、メッセンジャーワイヤの張力を限界点まで強くすると電柱等の揺れも加わって、決定的な断線事故が起きる恐れがあるという問題がある。
また、メッセンジャーワイヤの一端に重りを吊り下げることによって、メッセンジャーワイヤの張力の変動を抑制すれば、幹線ケーブルの揺れを抑制することは可能ではあるが、構成が大がかりになってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、架設ケーブルの揺れを抑制することにより、架設ケーブルの断線を抑制できるようにした架設ケーブルの揺れ抑制器具を提供することを課題としている。
また、本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、架設ケーブルの揺れを抑制することにより、架設ケーブルの断線を抑制できるようにした架設ケーブルシステムを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、中空の器具本体と、前記器具本体内に設けられた緩衝部材と、前記器具本体に一体的に設けられメッセンジャーワイヤを取り付けるためのメッセンジャーワイヤ取付部と、前記器具本体に一体的に設けられケーブルを取り付けるためのケーブル取付部と、前記緩衝部材に連結されると共に固定部位に取り付けられる固定部位取付部とを備え、前記メッセンジャーワイヤ取付部に取り付けられた前記メッセンジャーワイヤの張力の変動を前記緩衝部材によって抑制することを特徴とする架設ケーブルの揺れ抑制器具が提供される。メッセンジャーワイヤ取付部に取り付けられたメッセンジャーワイヤの張力の変動を緩衝部材によって抑制する。
【0010】
ここで、前記ケーブル取付部は、第1の凹部を挟んで配設され、ケーブルを挟持するための第1、第2の爪部を備えて成り、前記第1の凹部に配設されたケーブルを前記第1、第2の爪部により挟持することによって前記ケーブルを保持するように構成してもよい。
また、前記ケーブル取付部は、前記第1の爪部の前記第1の凹部の反対側に第1の溝部をおいて設けられた第1の起立部と、前記第1の溝部の底部に形成された第1の光ファイバケーブル取付用凹部とを備えて成るように構成してもよい。
【0011】
また、前記ケーブル取付部は、前記第2の爪部の前記第1の凹部の反対側に第2の溝部をおいて設けられた第2の起立部と、前記第2の溝部の底部に形成された第2の光ファイバケーブル取付用凹部とを備えて成るように構成してもよい。
また、前記緩衝部材は、付勢部材と、前記付勢部材によって付勢されると共に前記固定部位取付部に連結されたピン部材とを備えて成り、前記付勢部材の前記ピン部材に与える付勢力が前記メッセンジャーワイヤ取付部に取り付けられた前記メッセンジャーワイヤの張力の変動を抑制するように変化するように構成してもよい。
また、前記付勢部材は、相互に逆向きに対向配設された1対のタケノコバネによって構成してもよい。
【0012】
また、本発明によれば、前記いずれかの架設ケーブルの揺れ抑制器具と、一端が幹線ケーブルに連結されると共に、他端が前記架設ケーブルの揺れ抑制器具のメッセンジャーワイヤ取付部に取り付けられたメッセンジャーワイヤと、前記架設ケーブルの揺れ抑制器具のケーブル取付部に取り付けられた分岐ケーブルとを備えて成ることを特徴とする架設ケーブルシステムが提供される。ケーブルの揺れ抑制器具によってメッセンジャーワイヤの張力変動を抑制することにより、強風による風圧等が生じた場合でも、前記メッセンジャーワイヤを用いて、幹線ケーブルにある一定範囲の張力を与えることが可能になり、幹線ケーブルの揺れを抑制できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具及び架設ケーブルシステムについて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具の部分切り欠き正面図、図2は図1の左側面図である。
また、図3は器具本体101の平面図、図4〜図7は、各々、ケーブル取付部119の正面図、右側面図、図4におけるA−A断面図、背面図である。
【0014】
図1〜図7において、架設ケーブルの揺れ抑制器具100は、器具本体101、器具本体101の一端に一体的に取り付けられたケーブル取付部材119、器具本体101の他端に移動可能に設けられた固定部位取付部としての環状部材109を有している。
器具本体101は、その内部に円柱状の中空部102を有している。器具本体101の中空部102には、付勢部材としてのコイルバネ107及びコイルバネ107に挿通されたピン部材105が配設されている。ピン部材105は、器具本体101内における一端に頭部106を有している。また、器具本体101の外部におけるピン部材105の他端には、器具本体101の抜け留め部材108によって環状部材109が取り付けられている。かかる構成により、ピン部材105は、コイルバネ107の付勢力に抗して器具本体101内を摺動可能になっている。尚、ピン部材105及びコイルバネ107は緩衝部材を構成している。
【0015】
また、器具本体101には、その外部に、メッセンジャーワイヤを取り付けるためのメッセンジャーワイヤ取付部110〜112が器具本体101と一体的に設けられている。メッセンジャーワイヤ取付部110〜112は、各々、突起によって形成されている。メッセンジャーワイヤ取付部110は頭部113及び頭部113を器具本体101に一体的に連結する首部114を有しており、メッセンジャーワイヤ取付部111は頭部115及び頭部115を器具本体101に一体的に連結する首部116を有しており、又、メッセンジャーワイヤ取付部112は頭部117及び頭部117を器具本体101に一体的に連結する首部118を有している。首部114、118は、側断面が半楕円形状に形成されており、首部116は側断面が円形状に形成されている(図2参照)。
【0016】
ケーブル取付部材119はネジ止め用の貫通孔300及び位置決め用の突部120を有している。ケーブル取付部材119を器具本体101に取り付ける際には、位置決め用突部120を器具本体101の位置決め用凹部103に位置合わせすると共に、ケーブル取付部材119の貫通孔300とネジ孔104を対向させ、貫通孔300を介して器具本体101のネジ孔104にネジ121を螺合させる。これによって、ケーブル取付部119は、所定の位置関係を保った状態で、器具本体101に一体的に取り付けられる。
【0017】
また、ケーブル取付部材119は、第1の凹部306を挟んで配設され分岐ケーブルを挟持するための第1の爪部301、第2の爪部302を有している。ケーブル取付部材119は、凹部306に配設されたケーブルを第1、第2の爪部301、302により挟持することによって前記ケーブルを保持する。
また、ケーブル取付部119には、爪部301を挟んで凹部306の反対側に、第1の溝部307をおいて第1の起立部122が設けられている。また、ケーブル取付部119には、爪部302を挟んで凹部306の反対側に、第2の溝部308をおいて第2の起立部303が設けられている。
【0018】
溝部307の底部には光ファイバケーブルを保持するための第1の光ファイバケーブル取付用凹部304が設けられ、溝部308の底部には光ファイバケーブルを保持するための第2の光ファイバケーブル取付用凹部305が設けられている。
上記構成により、爪部301、302は弾性を有するように形成され、したがって、凹部306に配設されたケーブルを、複数の爪部301、302によって効果的に挟持することが可能になる。
【0019】
尚、幹線ケーブルの揺れを抑制するため、ケーブルの揺れ抑制器具100の環状部材109を家の壁や電柱等の固定部位に取り付けると共に、メッセンジャーワイヤ取付部110〜112にメッセンジャーワイヤを取り付ける場合には、コイルバネ107を所定量だけ圧縮した状態(例えば、コイルバネ107が、収縮可能な量の半分だけ収縮した状態)で取り付ける。即ち、コイルバネ107が伸張及び収縮可能な状態ように、コイルバネ107を所定量だけ圧縮した状態で取り付けることにより、メッセンジャーワイヤに所定量の張力を加えた状態で取り付ける。これによって、幹線ケーブルが風圧を受けていずれかの方向に揺れようとしても、コイルバネの伸張力によってメッセンジャーワイヤの張力変動が抑制されるため、その結果として、幹線ケーブルの揺れが抑制される。
【0020】
図8は、本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具100を使用した架設ケーブルシステムを示す図である。
図8において、CATV用同軸ケーブルの幹線ケーブル801には、アースクランプ802が取り付けられている。アースクランプ802には、ケーブル分岐用器具1100の環状部1105が取り付けられている。ケーブル分岐用器具1100のメッセンジャーワイヤ取付部1102〜1104にはメッセンジャーワイヤ804の他方の端部が捻った状態で取り付けられている。
【0021】
一方、ケーブルの揺れ抑制器具100の環状部材109は、固定部位である家の壁806に固定されたフック805に取り付けられている。揺れ抑制器具100のメッセンジャーワイヤ取付部110、111、112には、メッセンジャーワイヤ804の一方の端部が捻って取り付けられている。揺れ抑制器具100のケーブル取付部119には、分岐ケーブルである同軸ケーブル803が1対の爪部301、302に挟持された状態で保持されている。分岐ケーブル803は、幹線ケーブル801からタップによって分岐したケーブルであり、各家庭に引き込まれるケーブルである。尚、この状態では、コイルバネ107は、壁806及び幹線ケーブル801に引っ張られて、収縮した状態になっている。
【0022】
この状態で、幹線ケーブル801や分岐ケーブル803が風を受けると、幹線ケーブル801や分岐ケーブル803が揺れるような径方向の風圧を受けるが、ケーブルの揺れ抑制器具100のコイルバネ107の緩衝力によって、メッセンジャーワイヤ804の張力変動が抑制され、その結果、幹線ケーブル801の揺れが抑制される。即ち、幹線ケーブル801が受けた径方向の風圧(揺れエネルギー)を、揺れ抑制器具100のコイルバネ107が伸びることによって緩衝(吸収)させて相殺し、メッセンジャーワイヤ804の長さ方向の張力の変動を抑制する。
したがって、幹線ケーブル801や分岐ケーブル803が強風を受けた場合でも、幹線ケーブル801や分岐ケーブル803の揺れを抑制することが可能になり、強度的に弱い同軸ケーブルの場合にも心線の断線を抑制することが可能になる。
【0023】
尚、前記実施の形態では、付勢部材としてコイルバネ107を使用したが、付勢部材としてタケノコバネを使用することも可能である。この場合、単一のタケノコバネを使用することも可能であるが、図9に示すように、複数(本実施の形態では2個)のタケノコバネを使用することも可能である。即ち、図9において、1対のタケノコバネ901、902は、相互に逆向きに配設されると共に、器具本体101の中空部102内に配設される。タケノコバネ901、902間には、タケノコバネ901、902相互間の位置ずれの発生を防止するために、板部材903が配設されている。
【0024】
タケノコバネ901の大径部905とタケノコバネ902の大径部907は板部材903を挟んで対面しており、タケノコバネ901の小径部904とタケノコバネ902の小径部906は離間した位置にある。
上記構成の1対のタケノコバネを使用することにより、ストロークを大きくとることが可能になるので、バネ自体が占める空間容積のわりに大きな加重を得ることができ又、タケノコバネを構成する板材間の摩擦を振動の吸収に利用することも可能である。
【0025】
以上述べたように本実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具100は、中空の器具本体101と、器具本体101内に設けられた緩衝部材(コイルバネ107及びピン部材105)と、器具本体101に一体的に設けられメッセンジャーワイヤ804を取り付けるためのメッセンジャーワイヤ取付部110、111、112と、器具本体101に一体的に設けられ分岐ケーブル803を取り付けるためのケーブル取付部119と、前記緩衝部材に連結されると共に固定された部位に取り付けられる環状部材109とを備え、メッセンジャーワイヤ804の張力変動を前記緩衝部材によって抑制することを特徴としている。
【0026】
したがって、風圧によって幹線ケーブル801に揺れが生じようとした場合、メッセンジャーワイヤ804の張力が変動しようとするが、前記緩衝部材によって、メッセンジャーワイヤ804の張力変動を小さくするように制御される。即ち、緩衝部材を構成する付勢部材107が、幹線ケーブル801が揺れる方向に応じて伸び又は縮む。前記付勢部材107の伸び又は縮みによって、幹線ケーブル801の揺れを小さく抑える力(反力)がメッセンジャーワイヤ804に伝えられ、幹線ケーブル801の揺れが小さく抑制される。
また、メッセンジャーワイヤの一端に重りを吊り下げる必要はないため、簡単な構成によって実現することが可能である。
【0027】
ここで、ケーブル取付部119は、第1の凹部306を挟んで配設され、分岐ケーブル803を挟持するための弾性を有する第1、第2の爪部301、302を備えて成り、第1の凹部306に配設された分岐ケーブル803を第1、第2の爪部301、302により挟持することによって分岐ケーブル803を保持するようにしている。したがって、構成が簡単であり又、第1、第2の爪部の弾性力によって分岐ケーブルが確実に保持される。
また、ケーブル取付部119は、第1の爪部301の第1の凹部306の反対側に第1の溝部307をおいて設けられた第1の起立部122と、第1の溝部307の底部に形成された第1の光ファイバケーブル取付用凹部304とを備えいる。したがって、同軸ケーブルのみ成らず、光ファイバケーブルの取り付け保持にも適用可能になる。
【0028】
また、ケーブル取付部119は、第2の爪部302の第1の凹部306の反対側に第2の溝部308をおいて設けられた第2の起立部303と、第2の溝部308の底部に形成された第2の光ファイバケーブル取付用凹部305とを備えている。したがって、第1、第2の爪部の弾性力によって分岐ケーブルが確実に保持される。
また、緩衝部材は、付勢部材107と、付勢部材107によって所定方向に付勢されると共に固定部位取付部109に連結されたピン部材105とを備えており、構成が簡単である。
また、付勢部材は、相互に逆向きに対向配設された1対のタケノコバネ901、902によって構成することにより、緩衝部材のストローク、具体的には、ピン部材105のストロークを大きくできるため、揺れの抑制効果がより大となる。
【0029】
また、前記架設ケーブルの揺れ抑制器具100を使用して、一端が幹線ケーブル801に連結されると共に、他端が架設ケーブルの揺れ抑制器具100のメッセンジャーワイヤ取付部110〜112に取り付けられたメッセンジャーワイヤ804と、架設ケーブルの揺れ抑制器具100のケーブル取付部119に取り付けられた分岐ケーブル803とを備えて成ることを特徴とする架設ケーブルシステムを構築することが可能になる。
尚、本実施の形態では、ケーブルの例としてCATV用同軸ケーブルの例で説明したが、電力線等、他のケーブルにも適用することが可能である。
【0030】
【発明の効果】
本発明の架設ケーブルの揺れ抑制器具によれば、架設ケーブルの揺れを抑制することにより、架設ケーブルの断線を抑制することが可能になる。
本発明の架設ケーブルシステムによれば、架設ケーブルの揺れを抑制することにより、架設ケーブルの断線を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具の部分切り欠き正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具の左側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具に使用する器具本体の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具に使用するケーブル取付部の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具に使用するケーブル取付部の右側面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具に使用するケーブル取付部のA−A断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具に使用するケーブル取付部の背面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る架設ケーブルシステムを示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係る架設ケーブルの揺れ抑制器具に使用するタケノコバネの正面図である。
【図10】従来のケーブル分岐用器具の正面図である。
【図11】従来のケーブル分岐用器具の側面図である。
【符号の説明】
100・・・架設ケーブルの揺れ抑制器具
101・・・器具本体
102・・・中空部
103・・・位置合わせ用凹部
104・・・ネジ孔
105・・・緩衝部材を構成するピン部材
106・・・頭部
107・・・緩衝部材を構成する付勢部材としてのコイルバネ
108・・・抜け留め部材
109・・・固定部位取付部としての環状部材
110、111、112・・・メッセンジャーワイヤ取付部
113、115、117・・・頭部
114、116、118・・・首部
119・・・ケーブル取付部
120・・・位置合わせ用突部
121・・・ネジ
122・・・第1の起立部
300・・・貫通孔
301・・・第1の爪部
302・・・第2の爪部
303・・・第2の起立部
304・・・第1の光ファイバケーブル取付用凹部
305・・・第2の光ファイバケーブル取付用凹部
306・・・第1の凹部
307・・・第1の溝部
308・・・第2の溝部
801・・・幹線ケーブル
802・・・アースクランプ
803・・・分岐ケーブル
804・・・メッセンジャーワイヤ
805・・・フック
806・・・固定部位としての壁
901、902・・・緩衝部材を構成する付勢部材としてのタケノコバネ
903・・・板部材
1100・・・ケーブル分岐用器具
1101・・・板部材
1102〜1104・・・突部

Claims (7)

  1. 中空の器具本体と、前記器具本体内に設けられた緩衝部材と、前記器具本体に一体的に設けられメッセンジャーワイヤを取り付けるためのメッセンジャーワイヤ取付部と、前記器具本体に一体的に設けられケーブルを取り付けるためのケーブル取付部と、前記緩衝部材に連結されると共に固定部位に取り付けられる固定部位取付部とを備え、前記メッセンジャーワイヤ取付部に取り付けられた前記メッセンジャーワイヤの張力の変動を前記緩衝部材によって抑制することを特徴とする架設ケーブルの揺れ抑制器具。
  2. 前記ケーブル取付部は、第1の凹部を挟んで配設され、ケーブルを挟持するための第1、第2の爪部を備えて成り、前記第1の凹部に配設されたケーブルを前記第1、第2の爪部により挟持することによって前記ケーブルを保持することを特徴とする請求項1記載の架設ケーブルの揺れ抑制器具。
  3. 前記ケーブル取付部は、前記第1の爪部の前記第1の凹部の反対側に第1の溝部をおいて設けられた第1の起立部と、前記第1の溝部の底部に形成された第1の光ファイバケーブル取付用凹部とを備えて成ることを特徴とする請求項2記載の架設ケーブルの揺れ抑制器具。
  4. 前記ケーブル取付部は、前記第2の爪部の前記第1の凹部の反対側に第2の溝部をおいて設けられた第2の起立部と、前記第2の溝部の底部に形成された第2の光ファイバケーブル取付用凹部とを備えて成ることを特徴とする請求項3記載の架設ケーブルの揺れ抑制器具。
  5. 前記緩衝部材は、付勢部材と、前記付勢部材によって付勢されると共に前記固定部位取付部に連結されたピン部材とを備えて成り、前記付勢部材の前記ピン部材に与える付勢力が前記メッセンジャーワイヤ取付部に取り付けられた前記メッセンジャーワイヤの張力の変動を抑制するように変化することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の架設ケーブルの揺れ抑制器具。
  6. 前記付勢部材は、相互に逆向きに対向配設された1対のタケノコバネによって構成されて成ることを特徴とする請求項5記載の架設ケーブルの揺れ抑制器具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一に記載の架設ケーブルの揺れ抑制器具と、
    一端が幹線ケーブルに連結されると共に、他端が前記架設ケーブルの揺れ抑制器具のメッセンジャーワイヤ取付部に取り付けられたメッセンジャーワイヤと、
    前記架設ケーブルの揺れ抑制器具のケーブル取付部に取り付けられた分岐ケーブルとを備えて成ることを特徴とする架設ケーブルシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101820151A (zh) * 2010-04-19 2010-09-01 河北省电力研究院 一种防止导线舞动及其对铁塔产生破坏的装置
CN101820152A (zh) * 2010-04-19 2010-09-01 河北省电力研究院 一种利用涡流发热阻止输电导线舞动的装置
CN101908749A (zh) * 2010-07-16 2010-12-08 四川省电力公司西昌电业局 输电线路防舞减震装置
JP2012039785A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Kanefuji Sangyo Kk 引込み用ケーブルの支持具
CN106711898A (zh) * 2016-11-16 2017-05-24 国网新疆电力公司塔城供电公司 一种防风设备线夹
CN112310918A (zh) * 2020-10-27 2021-02-02 安徽山巅电力科技有限公司 一种线缆用缓冲张紧力过大的松紧装置

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