JP2007245933A - テンションバランサの支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 激しい振動に伴う部材への過大な荷重により架空線の垂下や破断を招くことがないテンションバランサの支持装置を提供する。
【解決手段】 テンションバランサ1は、架空線2を構築物3に支持する。テンションバランサ1の支持装置4は、一端側がテンションバランサ1に結合される接続部材5と、一端側が接続部材5の他端側に結合されるクラッシャブル部材6と、一端側がクラッシャブル部材6の他端側に結合され他端側が構築物3に結合される取付部材7とを具備する。クラッシャブル部材6は、所定以上の引張り荷重を受けると伸長方向に塑性変形することによって荷重を吸収する塑性変形部材から構成される。架空線2と構築物3との間の相対変位による所定以上の引張り荷重を受けると、接続部材5が伸長して加重を吸収し、架空線の損傷を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 テンションバランサ1は、架空線2を構築物3に支持する。テンションバランサ1の支持装置4は、一端側がテンションバランサ1に結合される接続部材5と、一端側が接続部材5の他端側に結合されるクラッシャブル部材6と、一端側がクラッシャブル部材6の他端側に結合され他端側が構築物3に結合される取付部材7とを具備する。クラッシャブル部材6は、所定以上の引張り荷重を受けると伸長方向に塑性変形することによって荷重を吸収する塑性変形部材から構成される。架空線2と構築物3との間の相対変位による所定以上の引張り荷重を受けると、接続部材5が伸長して加重を吸収し、架空線の損傷を防止する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、トロリ線のような架空線の端部を構築物に対して所定の張力を維持しつつ支持するテンションバランサの支持装置に関し、テンションバランサと構築物との間に介設され、両者の相対変位に伴う過大な引張り荷重を吸収し架空線を保護する装置に係る。
トロリ線引止用の滑車式テンションバランサとして、特許文献1に記載されるものが公知である。滑車式テンションバランサは、架線柱に係止されたアームの先端に、大小滑車を固定した滑車軸を軸支し、小滑車に巻回された引手ワイヤにトロリ線引止用ヨークを係止し、大滑車に巻回された懸垂ワイヤで重錘を支持する構造である。
また、トロリ線引止用のばね式テンションバランサとして、特許文献2に記載されるものが知られている。架線柱のような構築物にアームを介して結合される外筒内に、内側部材としての中筒及びロッドを内外三重式に組み込み、外筒、中筒間及び中筒、ロッド間に夫々ばねを介設し、ロッドの先端をトロリ線に接続するものである。予めロッドを所定寸法引き出して、ばねを圧縮させた状態でトロリ線に接続することにより、トロリ線に所定の張力を付与する。
その他に、シリンダ内に封入されたガスの圧力を利用したガス圧式のテンションバランサが知られている(例えば特許文献3)。このテンションバランサも、一端側が架線柱のような構築物にアームを介して結合され、他端側がトロリ線に接続される。
特開2005−225423号公報
実公昭58−37705号公報
特開2000−255288号公報
また、トロリ線引止用のばね式テンションバランサとして、特許文献2に記載されるものが知られている。架線柱のような構築物にアームを介して結合される外筒内に、内側部材としての中筒及びロッドを内外三重式に組み込み、外筒、中筒間及び中筒、ロッド間に夫々ばねを介設し、ロッドの先端をトロリ線に接続するものである。予めロッドを所定寸法引き出して、ばねを圧縮させた状態でトロリ線に接続することにより、トロリ線に所定の張力を付与する。
その他に、シリンダ内に封入されたガスの圧力を利用したガス圧式のテンションバランサが知られている(例えば特許文献3)。このテンションバランサも、一端側が架線柱のような構築物にアームを介して結合され、他端側がトロリ線に接続される。
上記いずれのテンションバランサも、地震等が発生して架線柱が激しく振動すると、アームのような支持部材に大きな荷重が作用して破損し、支持を失ったトロリ線のような架空線が垂れ下がるおそれがある。また支持部材が破損しなくても、テンションバランサ自体が激しく振動することによって、架空線の破断を招く可能性がある。
したがって、この発明は、激しい振動に伴う部材への過大な荷重により架空線の垂下や破断を招くことがないテンションバランサの支持装置を提供することを課題とする。
したがって、この発明は、激しい振動に伴う部材への過大な荷重により架空線の垂下や破断を招くことがないテンションバランサの支持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明に係るテンションバランサの支持装置4は、一端側がテンションバランサ1,11に結合される接続部材5と、一端側が接続部材5の他端側に結合されるクラッシャブル部材6と、一端側がクラッシャブル部材6の他端側に結合され他端側が構築物に結合される取付部材7とを具備し、架空線と構築物との間の相対変位による所定以上の引張り荷重を受けると伸長して加重を吸収し、架空線2の損傷を防止するように構成される。
上記テンションバランサの支持装置4におけるクラッシャブル部材6は、所定以上の引張り荷重を受けると伸長方向に塑性変形することによって荷重を吸収する塑性変形部材から構成することができる。
上記のように構成される支持装置4は、ばねを内蔵したばね式テンションバランサ、ガスを内蔵したガス圧式テンションバランサ、あるいは滑車と重錘とを利用した滑車式テンションバランサのいずれの形式のテンションバランサにも適用することができる。
上記テンションバランサの支持装置4におけるクラッシャブル部材6は、所定以上の引張り荷重を受けると伸長方向に塑性変形することによって荷重を吸収する塑性変形部材から構成することができる。
上記のように構成される支持装置4は、ばねを内蔵したばね式テンションバランサ、ガスを内蔵したガス圧式テンションバランサ、あるいは滑車と重錘とを利用した滑車式テンションバランサのいずれの形式のテンションバランサにも適用することができる。
架空線と構築物との間の相対変位による所定以上の引張り荷重を受けると伸長して加重を吸収し、支持装置自体の破損を防止し、架空線を支持を失わずにその損傷を防止することができる。復旧時には、伸長した支持装置を交換すれば足りるので、復旧作業が容易である。
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の支持装置を適用したばね式テンションバランサの概略的正面図、図2は本発明の支持装置を適用した滑車式テンションバランサの概略的正面図である。
図1において、1はばね式テンションバランサであり、架空線2の端部を架線柱のような構築物3に対して所定の張力を維持しつつ支持する。支持装置4は、テンションバランサ1と構築物3との間に介設される。
支持装置4は、接続部材5と、クラッシャブル部材6と、取付部材7とを具備する。接続部材5は、一端側がテンションバランサ1に結合され、他端側がクラッシャブル部材6の一端側に接続される。クラッシャブル部材6の他端側は、取付部材7の一端側に接続される。取付部材7の他端側は、構築物に結合される。
クラッシャブル部材6は、塑性変形部材からなり、架空線2と構築物3との間に地震等による相対変位が生じ、所定以上の引張り荷重を受けると伸長方向に大きく塑性変形することによって荷重を吸収する。クラッシャブル部材6は、多層折り曲げ部を有するものとすることができ、塑性変形するが、破断されることなくテンションバランサを支持する。クラッシャブル部材6には、その他種々の公知の構造が適用可能である。地震復旧には、支持装置4だけを交換すればよいので、復旧作業が容易である。
図2は、支持装置4を滑車式テンションバランサ11に適用した実施形態を示す。支持装置4は、先の実施形態と同等であり、テンションバランサ11の滑車12と構築物3との間に介設される。
この発明は、例えばトロリ線を支持するテンションバランサの支持装置として利用される。
1 ばね式テンションバランサ
2 架空線
3 構築物
4 支持装置
5 接続部材
6 クラッシャブル部材
7 取付部材
11 滑車式テンションバランサ
12 滑車
2 架空線
3 構築物
4 支持装置
5 接続部材
6 クラッシャブル部材
7 取付部材
11 滑車式テンションバランサ
12 滑車
Claims (5)
- 架空線の端部を構築物に対して所定の張力を維持しつつ支持するテンションバランサと前記構築物との間に介設される支持装置であって、
一端側がテンションバランサに結合される接続部材と、一端側が接続部材の他端側に結合されるクラッシャブル部材と、一端側がクラッシャブル部材の他端側に結合され他端側が前記構築物に結合される取付部材とを具備し、
前記架空線と前記構築物との間の相対変位による所定以上の引張り荷重を受けると伸長して架空線の損傷を防止することを特徴とするテンションバランサの支持装置。 - 前記クラッシャブル部材が、所定以上の引張り荷重を受けると伸長方向に塑性変形することによって荷重を吸収する塑性変形部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のテンションバランサの支持装置。
- 前記テンションバランサが、ばねを内蔵したばね式テンションバランサであることを特徴とする請求項1又は2に記載のテンションバランサの支持装置。
- 前記テンションバランサが、ガスを内蔵したガス式テンションバランサであることを特徴とする請求項1又は2に記載のテンションバランサの支持装置。
- 前記テンションバランサが、滑車と重錘とを利用した滑車式テンションバランサであることを特徴とする請求項1又は2に記載のテンションバランサの支持装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006072488A JP2007245933A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | テンションバランサの支持装置 |
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JP2021126972A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 張力調整装置の取付部材 |
JP2021126971A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 張力調整装置の取付部材 |
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2006
- 2006-03-16 JP JP2006072488A patent/JP2007245933A/ja active Pending
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