JP2004040705A - 映像記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意区間の複数回のリピート再生を簡単に行えるようにした映像記録再生装置を提供する。
【解決手段】リモコン9の区間キー15によりリピート区間を指定した後、当該区間の映像に付与する名前を文字入力キー16により入力し、この名前をメモリ5またはハードディスク7に登録する。リピート再生時には、テレビモニタ12の画面において、登録された名前の中から再生したい区間に対応する名前をリモコン9で選択し、選択された名前に対応する区間の映像をリピートして再生する。こうすることで、リピート再生を繰り返し行う場合でも、名前を選択するだけで所望の映像をリピート再生することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】リモコン9の区間キー15によりリピート区間を指定した後、当該区間の映像に付与する名前を文字入力キー16により入力し、この名前をメモリ5またはハードディスク7に登録する。リピート再生時には、テレビモニタ12の画面において、登録された名前の中から再生したい区間に対応する名前をリモコン9で選択し、選択された名前に対応する区間の映像をリピートして再生する。こうすることで、リピート再生を繰り返し行う場合でも、名前を選択するだけで所望の映像をリピート再生することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクレコーダのような映像記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビ番組などを録画して再生する映像記録再生装置としては、従来VTR(ビデオテープレコーダ)が主流であったが、最近では大容量のハードディスクを内蔵したハードディスクレコーダが登場している。ハードディスクレコーダは、映像信号をデジタル化してハードディスクに記録するとともに、記録した映像信号をハードディスクから読み出して再生する装置である。VTRは、アナログ信号をテープに記録して再生するものであるため、画質が劣化したり編集作業が非常にやりにくいという欠点があるが、ハードディスクレコーダは、映像信号をデジタル化して記録するため、画質の劣化がなく編集作業も自由に行えるという利点がある。
【0003】
ところで、一般にハードディスクレコーダにおいては、リピート区間を指定して、その指定された区間の映像をリピートして再生する機能が備わっている。すなわち、録画した映像を再生した際に、繰り返して見たい映像の区間の始点および終点をリモコン操作で指定することで、その指定された区間の映像をリピートして再生することができる。このようなリピート再生機能を備えた記録再生装置は、たとえば特開平4−271060号公報、特開平11−96736号公報に記載されている。
【0004】
また、ハードディスクレコーダにおいては、上記のようなリピート再生のほかに、見たい映像を迅速にサーチできるように、番組にタイトルを付けたり、タイトル中の各チャプター(章)に名前を付けたりする機能が備わっている。特開平11−298860号公報や特開2001−76474号公報には、このようなサーチ機能を備えた記録再生装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のリピート再生機能においては、リピート再生が1回行われるだけであり、リピート区間の映像を複数回繰り返して再生するためには、あらためてリピート区間の始点および終点をリモコン操作で指定する必要があった。このため、リピート区間の映像を何回も繰り返して見たい場合は、操作に手間がかかるという欠点があった。また、上述したサーチ機能においては、タイトル等を選択することで同じ映像を繰り返して見ることができるが、リピートされる映像はタイトルやチャプター単位であるため、任意の区間をリピート再生することはできず、これを行うためには、上記特開2001−76474号公報にあるような複雑な時間設定を行わねばならなかった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、任意区間の複数回のリピート再生を簡単に行えるようにした映像記録再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、指定手段により指定されたリピート区間の映像に付与する名前の入力を受け付けるとともに、入力された名前を登録し、リピート再生時に、登録された名前の中から選択された特定の名前に対応する区間の映像をリピートして再生するようにしたものである。
【0008】
より具体的には、本発明に係る映像記録再生装置は、区間キーにより指定されたリピート区間の映像に付与する名前を入力する入力手段と、この入力手段により入力された名前を登録する登録手段と、リピート再生時に登録手段に登録されている名前の中から再生したい区間に対応する名前を選択する選択手段と、この選択手段で選択された特定の名前に対応する区間の映像をリピートして再生する再生手段とを備える。
【0009】
このようにすることで、リピート区間の指定時に当該区間の映像に対して名前を付与しておけば、リピート再生時にその名前を選択することでリピート区間の映像が再生されるので、リピート再生を何回も行う場合でも、名前を選択するだけで所望の映像を繰り返して見ることができる。このため、従来のようにリピート区間を指定しなおす必要がなくなり、ユーザの手間を省くことができる。また、リピート区間は自由に指定できるので、名前を付与してもタイトルやチャプターに拘束されずに、任意の区間をリピート再生することが可能となる。
【0010】
本発明においては、指定されたリピート区間の映像に対して、入力された名前を付与するかデフォルトの名前を付与するかを選択できるようにし、デフォルトの名前の付与が選択された場合は、当該デフォルトの名前を登録するようにしてもよい。これによると、あらかじめ用意されている名前を利用できるため、名前の入力を省略することができ、一層手間を省くことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る映像記録再生装置をハードディスクレコーダに適用した場合の実施形態を示すブロック図である。図において、破線で囲んだブロックがハードディスクレコーダ100である。1は外部より入力される映像信号(たとえばテレビ信号)から所定チャンネルの信号を取り出すチューナ、2はチューナ1で取り出された映像信号を処理する信号処理部、3はCPU4とメモリ5とから構成される制御部、6はハードディスク7に対して情報の読出しや書込みを行うハードディスク装置(HDD)である。8はリモコン9からのコントロール信号を受信するリモコン受信部、10はハードディスクレコーダ100の本体に備えられた操作部、11は液晶ディスプレイやLEDランプ等を備えた表示部、12はハードディスクレコーダ100で再生した映像を表示する表示手段としてのテレビモニタである。
【0012】
13〜16はリモコン9に備わるキーであって、13は再生動作を行うための再生キー、14はリピート動作を行うためのリピートキー、15はリピート区間を指定するための区間キー(A−Bキー)、16はリピート区間の映像に付与する名前を入力するための文字入力キーである。この文字入力キー16は、タイトル名やチャプター名を入力する際にも用いられる。なお、リモコン9にはこのほかにも各種のキーを備えているが、図1では図示を省略してある。以上の構成において、信号処理部2は本発明における再生手段を構成し、制御部3およびハードディスク装置6は本発明における登録手段を構成し、リモコン9は本発明における入力手段、選択手段および指定手段を構成する。
【0013】
上記のようなハードディスクレコーダ100において、録画を行う場合は、リモコン9の録画キー(図示省略)を操作すると、リモコン受信部8が録画指令の信号を受信して制御部3に送り、制御部3は録画動作のための制御手順を実行する。これにより、外部から入力された映像信号は信号処理部2においてデジタル化され、制御部3およびハードディスク装置6によってハードディスク7に記録される。また、録画した映像を再生する場合は、ハードディスク7の記録内容の一覧をテレビモニタ12の画面に表示させてタイトルを選択した後、リモコン9の再生ボタン13を操作すると、リモコン受信部8が再生指令の信号を受信して制御部3に送り、制御部3は再生動作のための制御手順を実行する。これにより、ハードディスク7に記録された映像信号が制御部3により読み出され、信号処理部2においてアナログ信号に変換された後、テレビモニタ12に再生映像が表示される。以上の基本動作は、従来のハードディスクレコーダと変わりはない。
【0014】
次に、上記ハードディスクレコーダ100におけるリピート再生機能について説明する。図2は、リピート区間の指定と名前の登録とを行う場合の手順を示したフローチャートであって、制御部3のCPU4により実行される手順を示している。最初、リモコン9の再生キー13が操作されると、通常の再生を開始する(ステップS1)。そして、リピートしたい映像が現れた時点でリモコン9の区間キー(A−Bキー)15が押されると(ステップS2)、図4に示すリピート区間の始点Aが決定される(ステップS3)。その後、リピートしたい映像が終了した時点でリモコン9の区間キー15が再び押されると(ステップS4)、図4に示すリピート区間の終点Bが決定される(ステップS5)。こうして、始点Aと終点Bとが確定することにより、リピート区間が指定される。
【0015】
リピート区間が指定されると、次に、リモコン9のリピートキー14が押されたかどうかを判定する(ステップS6)。一定時間内にリピートキー14が押されなかった場合は(ステップS6:NO)、ステップS10へ移行して、指定されたリピート区間の映像をリピート再生して終了する。この場合の動作は、従来のものと同じである。一方、一定時間内にリピートキー14が押された場合は(ステップS6:YES)、続いて、リピート区間の映像の名前が入力されたか否かを判定する(ステップS7)。この名前の入力は、リモコン9の文字入力キー16により行われる。なお、入力する名前としては、アルファベット、カタカナ、ひらがな等、何であってもよい。名前が入力された場合は(ステップS7:YES)、その入力された名前をメモリ5またはハードディスク7へ記録して登録する(ステップS8)。名前が入力されなかった場合は、あらかじめメモリ5に設定されているデフォルトの名前を登録する(ステップS9)。このデフォルトの名前としては、たとえばAB1,AB2,AB3,…ABnのような名前が付与される。こうして、リピート区間の映像に付与する名前を登録した後、当該区間の映像をリピート再生する(ステップS10)。
【0016】
図3は、名前を登録したリピート区間の映像を再生する場合のフローチャートであって、制御部3のCPU4により実行される手順を示している。リモコン9のリピートキー14が押されると(ステップS21)、テレビモニタ12の画面にリピートメニューが表示される(ステップS22)。ここでは、リピートメニューとして、「Title」(タイトル)、「Chapter」(チャプター)、「Saved A−B」(名前登録区間)の3種類が表示される。ユーザは、テレビモニタ12の画面に表示されたリピートメニューを見て、リモコン9の選択キー(図示省略)を操作して所望のメニューを選択する。
【0017】
リピートメニューから所望のメニューが選択されると(ステップS23)、選択されたメニューがSaved A−Bか否かを判定する(ステップS24)。選択されたメニューが「Saved A−B」でなければ(ステップS24:NO)、「Chapter」か否かを判定し(ステップS25)、「Chapter」であれば(ステップS25:YES)、チャプターのリピート再生に移行する(ステップS26)。また、「Chapter」でなければ(ステップS25:NO)、「Title」か否かを判定し(ステップS27)、「Title」であれば(ステップS27:YES)、タイトルのリピート再生に移行する(ステップS28)。また、「Title」でもない場合は(ステップS27:NO)、リピート再生を行わず通常の再生へ移行する(ステップS29)。
【0018】
ステップS24において選択されたメニューが「Saved A−B」である場合は(ステップS24:YES)、テレビモニタ12の画面に図2のステップS8、S9で登録された名前の一覧がメニューとして表示される(ステップS30)。ここでは、n個の名前のメニューが表示される。ユーザはこのメニューを見て、表示された名前の中から、再生したい区間の名前をリモコン9の操作により選択する。名前が選択されると(ステップS31)、選択された特定の名前に対応する区間の映像がリピートして再生される(ステップS32)。
【0019】
こうして、指定したリピート区間の映像を繰り返し見たい場合には、登録されている名前のメニューの中から所望の名前を選択するだけで、その選択された名前に対応する区間の映像がリピート再生されるので、リピート区間を再指定しなくても、リピート区間の映像を簡単な操作によって何回も繰り返して見ることができる。
【0020】
また、リピート区間はリモコン9の区間キー15により自由に指定できるので、リピート区間の映像に名前を付与しても、タイトルやチャプターとは無関係に、任意の区間をリピート再生することが可能となる。図5はこれを説明する図であって、ここではチャプターとリピート区間との関係を示しているが、タイトルとリピート区間との関係についても同様である。
【0021】
本発明では、(a)のようにチャプター単位でリピート区間を再生できるのは勿論、(b)のように複数のチャプターを連続してリピート再生することができる。また、(c)のように、チャプターの一部を区間指定してリピート再生することも可能である。また、(d)のように、異なるチャプターにまたがってリピート区間を指定しても、当該区間に付与した名前を選択することで、指定された区間の映像をリピート再生することができる。さらに、(e)のように、(a)と(d)とを併用した区間指定の場合でも、それぞれのリピート区間の映像に付けられた名前を選択することで、指定された区間の映像をリピート再生することができる。
【0022】
また、図2の手順においては、指定されたリピート区間の映像に対して、入力された名前を付与するかデフォルトの名前を付与するかを選択可能とし(ステップS7)、デフォルトの名前の付与が選択された場合は、当該デフォルトの名前を登録するようにしているので(ステップS9)、既定の名前を利用することで名前入力を省略することができ、操作がより簡略化される。
【0023】
以上の実施形態においては、リピート区間の映像に対して名前を付与するにあたり、リモコン9の文字入力キー16を用いて名前を入力する場合を例に挙げたが、文字入力キーはハードディスクレコーダ100の操作部10に設けられていてもよい。同様に、文字入力キー16以外のキー13〜15も、ハードディスクレコーダ100の操作部10に設けられていてもよい。また、名前入力のための入力手段としては、リモコン9やハードディスクレコーダ100に備わっているものに限らず、これらとは別に用意されたオプション品の文字入力装置を利用することも可能である。
【0024】
また、上記実施形態では、登録した名前のメニューをテレビモニタ12に表示する例を示したが、これに代えてハードディスクレコーダ100の表示部11に表示してもよい。あるいは、リモコン9が表示部(図示省略)を備えている場合は、その表示部に表示させてもよい。
【0025】
さらに、上記実施形態では、映像記録再生装置としてハードディスクレコーダを例に挙げたが、本発明はこれに限らず、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤなどにも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、リピート区間に対して名前を付与することにより、リピート再生を繰り返し行う場合でも、名前を選択するだけで所望の映像をリピート再生できるので、操作の手間を大幅に省くことができる。また、リピート区間を自由に指定できることから、名前を付与してもタイトルやチャプターに拘束されずに、任意の区間をリピート再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】リピート区間の指定と名前の登録とを行う場合の手順を示したフローチャートである。
【図3】名前を登録したリピート区間の映像を再生する場合のフローチャートである。
【図4】リピート区間を説明する図である。
【図5】チャプターとリピート区間との関係を説明する図である。
【符号の説明】
2 信号処理部
3 制御部
4 CPU
5 メモリ
6 ハードディスク装置
7 ハードディスク
9 リモコン
10 操作部
11 表示部
12 テレビモニタ
13 再生キー
14 リピートキー
15 区間キー
16 文字入力キー
100 ハードディスクレコーダ
A 始点
B 終点
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクレコーダのような映像記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビ番組などを録画して再生する映像記録再生装置としては、従来VTR(ビデオテープレコーダ)が主流であったが、最近では大容量のハードディスクを内蔵したハードディスクレコーダが登場している。ハードディスクレコーダは、映像信号をデジタル化してハードディスクに記録するとともに、記録した映像信号をハードディスクから読み出して再生する装置である。VTRは、アナログ信号をテープに記録して再生するものであるため、画質が劣化したり編集作業が非常にやりにくいという欠点があるが、ハードディスクレコーダは、映像信号をデジタル化して記録するため、画質の劣化がなく編集作業も自由に行えるという利点がある。
【0003】
ところで、一般にハードディスクレコーダにおいては、リピート区間を指定して、その指定された区間の映像をリピートして再生する機能が備わっている。すなわち、録画した映像を再生した際に、繰り返して見たい映像の区間の始点および終点をリモコン操作で指定することで、その指定された区間の映像をリピートして再生することができる。このようなリピート再生機能を備えた記録再生装置は、たとえば特開平4−271060号公報、特開平11−96736号公報に記載されている。
【0004】
また、ハードディスクレコーダにおいては、上記のようなリピート再生のほかに、見たい映像を迅速にサーチできるように、番組にタイトルを付けたり、タイトル中の各チャプター(章)に名前を付けたりする機能が備わっている。特開平11−298860号公報や特開2001−76474号公報には、このようなサーチ機能を備えた記録再生装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のリピート再生機能においては、リピート再生が1回行われるだけであり、リピート区間の映像を複数回繰り返して再生するためには、あらためてリピート区間の始点および終点をリモコン操作で指定する必要があった。このため、リピート区間の映像を何回も繰り返して見たい場合は、操作に手間がかかるという欠点があった。また、上述したサーチ機能においては、タイトル等を選択することで同じ映像を繰り返して見ることができるが、リピートされる映像はタイトルやチャプター単位であるため、任意の区間をリピート再生することはできず、これを行うためには、上記特開2001−76474号公報にあるような複雑な時間設定を行わねばならなかった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、任意区間の複数回のリピート再生を簡単に行えるようにした映像記録再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、指定手段により指定されたリピート区間の映像に付与する名前の入力を受け付けるとともに、入力された名前を登録し、リピート再生時に、登録された名前の中から選択された特定の名前に対応する区間の映像をリピートして再生するようにしたものである。
【0008】
より具体的には、本発明に係る映像記録再生装置は、区間キーにより指定されたリピート区間の映像に付与する名前を入力する入力手段と、この入力手段により入力された名前を登録する登録手段と、リピート再生時に登録手段に登録されている名前の中から再生したい区間に対応する名前を選択する選択手段と、この選択手段で選択された特定の名前に対応する区間の映像をリピートして再生する再生手段とを備える。
【0009】
このようにすることで、リピート区間の指定時に当該区間の映像に対して名前を付与しておけば、リピート再生時にその名前を選択することでリピート区間の映像が再生されるので、リピート再生を何回も行う場合でも、名前を選択するだけで所望の映像を繰り返して見ることができる。このため、従来のようにリピート区間を指定しなおす必要がなくなり、ユーザの手間を省くことができる。また、リピート区間は自由に指定できるので、名前を付与してもタイトルやチャプターに拘束されずに、任意の区間をリピート再生することが可能となる。
【0010】
本発明においては、指定されたリピート区間の映像に対して、入力された名前を付与するかデフォルトの名前を付与するかを選択できるようにし、デフォルトの名前の付与が選択された場合は、当該デフォルトの名前を登録するようにしてもよい。これによると、あらかじめ用意されている名前を利用できるため、名前の入力を省略することができ、一層手間を省くことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る映像記録再生装置をハードディスクレコーダに適用した場合の実施形態を示すブロック図である。図において、破線で囲んだブロックがハードディスクレコーダ100である。1は外部より入力される映像信号(たとえばテレビ信号)から所定チャンネルの信号を取り出すチューナ、2はチューナ1で取り出された映像信号を処理する信号処理部、3はCPU4とメモリ5とから構成される制御部、6はハードディスク7に対して情報の読出しや書込みを行うハードディスク装置(HDD)である。8はリモコン9からのコントロール信号を受信するリモコン受信部、10はハードディスクレコーダ100の本体に備えられた操作部、11は液晶ディスプレイやLEDランプ等を備えた表示部、12はハードディスクレコーダ100で再生した映像を表示する表示手段としてのテレビモニタである。
【0012】
13〜16はリモコン9に備わるキーであって、13は再生動作を行うための再生キー、14はリピート動作を行うためのリピートキー、15はリピート区間を指定するための区間キー(A−Bキー)、16はリピート区間の映像に付与する名前を入力するための文字入力キーである。この文字入力キー16は、タイトル名やチャプター名を入力する際にも用いられる。なお、リモコン9にはこのほかにも各種のキーを備えているが、図1では図示を省略してある。以上の構成において、信号処理部2は本発明における再生手段を構成し、制御部3およびハードディスク装置6は本発明における登録手段を構成し、リモコン9は本発明における入力手段、選択手段および指定手段を構成する。
【0013】
上記のようなハードディスクレコーダ100において、録画を行う場合は、リモコン9の録画キー(図示省略)を操作すると、リモコン受信部8が録画指令の信号を受信して制御部3に送り、制御部3は録画動作のための制御手順を実行する。これにより、外部から入力された映像信号は信号処理部2においてデジタル化され、制御部3およびハードディスク装置6によってハードディスク7に記録される。また、録画した映像を再生する場合は、ハードディスク7の記録内容の一覧をテレビモニタ12の画面に表示させてタイトルを選択した後、リモコン9の再生ボタン13を操作すると、リモコン受信部8が再生指令の信号を受信して制御部3に送り、制御部3は再生動作のための制御手順を実行する。これにより、ハードディスク7に記録された映像信号が制御部3により読み出され、信号処理部2においてアナログ信号に変換された後、テレビモニタ12に再生映像が表示される。以上の基本動作は、従来のハードディスクレコーダと変わりはない。
【0014】
次に、上記ハードディスクレコーダ100におけるリピート再生機能について説明する。図2は、リピート区間の指定と名前の登録とを行う場合の手順を示したフローチャートであって、制御部3のCPU4により実行される手順を示している。最初、リモコン9の再生キー13が操作されると、通常の再生を開始する(ステップS1)。そして、リピートしたい映像が現れた時点でリモコン9の区間キー(A−Bキー)15が押されると(ステップS2)、図4に示すリピート区間の始点Aが決定される(ステップS3)。その後、リピートしたい映像が終了した時点でリモコン9の区間キー15が再び押されると(ステップS4)、図4に示すリピート区間の終点Bが決定される(ステップS5)。こうして、始点Aと終点Bとが確定することにより、リピート区間が指定される。
【0015】
リピート区間が指定されると、次に、リモコン9のリピートキー14が押されたかどうかを判定する(ステップS6)。一定時間内にリピートキー14が押されなかった場合は(ステップS6:NO)、ステップS10へ移行して、指定されたリピート区間の映像をリピート再生して終了する。この場合の動作は、従来のものと同じである。一方、一定時間内にリピートキー14が押された場合は(ステップS6:YES)、続いて、リピート区間の映像の名前が入力されたか否かを判定する(ステップS7)。この名前の入力は、リモコン9の文字入力キー16により行われる。なお、入力する名前としては、アルファベット、カタカナ、ひらがな等、何であってもよい。名前が入力された場合は(ステップS7:YES)、その入力された名前をメモリ5またはハードディスク7へ記録して登録する(ステップS8)。名前が入力されなかった場合は、あらかじめメモリ5に設定されているデフォルトの名前を登録する(ステップS9)。このデフォルトの名前としては、たとえばAB1,AB2,AB3,…ABnのような名前が付与される。こうして、リピート区間の映像に付与する名前を登録した後、当該区間の映像をリピート再生する(ステップS10)。
【0016】
図3は、名前を登録したリピート区間の映像を再生する場合のフローチャートであって、制御部3のCPU4により実行される手順を示している。リモコン9のリピートキー14が押されると(ステップS21)、テレビモニタ12の画面にリピートメニューが表示される(ステップS22)。ここでは、リピートメニューとして、「Title」(タイトル)、「Chapter」(チャプター)、「Saved A−B」(名前登録区間)の3種類が表示される。ユーザは、テレビモニタ12の画面に表示されたリピートメニューを見て、リモコン9の選択キー(図示省略)を操作して所望のメニューを選択する。
【0017】
リピートメニューから所望のメニューが選択されると(ステップS23)、選択されたメニューがSaved A−Bか否かを判定する(ステップS24)。選択されたメニューが「Saved A−B」でなければ(ステップS24:NO)、「Chapter」か否かを判定し(ステップS25)、「Chapter」であれば(ステップS25:YES)、チャプターのリピート再生に移行する(ステップS26)。また、「Chapter」でなければ(ステップS25:NO)、「Title」か否かを判定し(ステップS27)、「Title」であれば(ステップS27:YES)、タイトルのリピート再生に移行する(ステップS28)。また、「Title」でもない場合は(ステップS27:NO)、リピート再生を行わず通常の再生へ移行する(ステップS29)。
【0018】
ステップS24において選択されたメニューが「Saved A−B」である場合は(ステップS24:YES)、テレビモニタ12の画面に図2のステップS8、S9で登録された名前の一覧がメニューとして表示される(ステップS30)。ここでは、n個の名前のメニューが表示される。ユーザはこのメニューを見て、表示された名前の中から、再生したい区間の名前をリモコン9の操作により選択する。名前が選択されると(ステップS31)、選択された特定の名前に対応する区間の映像がリピートして再生される(ステップS32)。
【0019】
こうして、指定したリピート区間の映像を繰り返し見たい場合には、登録されている名前のメニューの中から所望の名前を選択するだけで、その選択された名前に対応する区間の映像がリピート再生されるので、リピート区間を再指定しなくても、リピート区間の映像を簡単な操作によって何回も繰り返して見ることができる。
【0020】
また、リピート区間はリモコン9の区間キー15により自由に指定できるので、リピート区間の映像に名前を付与しても、タイトルやチャプターとは無関係に、任意の区間をリピート再生することが可能となる。図5はこれを説明する図であって、ここではチャプターとリピート区間との関係を示しているが、タイトルとリピート区間との関係についても同様である。
【0021】
本発明では、(a)のようにチャプター単位でリピート区間を再生できるのは勿論、(b)のように複数のチャプターを連続してリピート再生することができる。また、(c)のように、チャプターの一部を区間指定してリピート再生することも可能である。また、(d)のように、異なるチャプターにまたがってリピート区間を指定しても、当該区間に付与した名前を選択することで、指定された区間の映像をリピート再生することができる。さらに、(e)のように、(a)と(d)とを併用した区間指定の場合でも、それぞれのリピート区間の映像に付けられた名前を選択することで、指定された区間の映像をリピート再生することができる。
【0022】
また、図2の手順においては、指定されたリピート区間の映像に対して、入力された名前を付与するかデフォルトの名前を付与するかを選択可能とし(ステップS7)、デフォルトの名前の付与が選択された場合は、当該デフォルトの名前を登録するようにしているので(ステップS9)、既定の名前を利用することで名前入力を省略することができ、操作がより簡略化される。
【0023】
以上の実施形態においては、リピート区間の映像に対して名前を付与するにあたり、リモコン9の文字入力キー16を用いて名前を入力する場合を例に挙げたが、文字入力キーはハードディスクレコーダ100の操作部10に設けられていてもよい。同様に、文字入力キー16以外のキー13〜15も、ハードディスクレコーダ100の操作部10に設けられていてもよい。また、名前入力のための入力手段としては、リモコン9やハードディスクレコーダ100に備わっているものに限らず、これらとは別に用意されたオプション品の文字入力装置を利用することも可能である。
【0024】
また、上記実施形態では、登録した名前のメニューをテレビモニタ12に表示する例を示したが、これに代えてハードディスクレコーダ100の表示部11に表示してもよい。あるいは、リモコン9が表示部(図示省略)を備えている場合は、その表示部に表示させてもよい。
【0025】
さらに、上記実施形態では、映像記録再生装置としてハードディスクレコーダを例に挙げたが、本発明はこれに限らず、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤなどにも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、リピート区間に対して名前を付与することにより、リピート再生を繰り返し行う場合でも、名前を選択するだけで所望の映像をリピート再生できるので、操作の手間を大幅に省くことができる。また、リピート区間を自由に指定できることから、名前を付与してもタイトルやチャプターに拘束されずに、任意の区間をリピート再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】リピート区間の指定と名前の登録とを行う場合の手順を示したフローチャートである。
【図3】名前を登録したリピート区間の映像を再生する場合のフローチャートである。
【図4】リピート区間を説明する図である。
【図5】チャプターとリピート区間との関係を説明する図である。
【符号の説明】
2 信号処理部
3 制御部
4 CPU
5 メモリ
6 ハードディスク装置
7 ハードディスク
9 リモコン
10 操作部
11 表示部
12 テレビモニタ
13 再生キー
14 リピートキー
15 区間キー
16 文字入力キー
100 ハードディスクレコーダ
A 始点
B 終点
Claims (3)
- 外部から入力される映像信号をデジタル化してハードディスクに記録するとともに、記録した映像信号をハードディスクから読み出して再生する装置であって、映像をリピートして再生する区間を指定する区間キーを備え、前記区間キーにより指定された区間の映像をリピートして再生する映像記録再生装置において、
前記区間キーにより指定されたリピート区間の映像に付与する名前を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された名前を登録する登録手段と、
リピート再生時に、前記登録手段に登録されている名前の中から、再生したい区間に対応する名前を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された特定の名前に対応する区間の映像をリピートして再生する再生手段と、
を備えたことを特徴とする映像記録再生装置。 - 外部から入力される映像信号をデジタル化して記録するとともに、記録した映像信号を読み出して再生する装置であって、映像をリピートして再生する区間を指定する指定手段を備え、前記指定手段により指定された区間の映像をリピートして再生する映像記録再生装置において、
前記指定手段により指定されたリピート区間の映像に付与する名前の入力を受け付けるとともに、入力された名前を登録し、
リピート再生時に、登録された名前の中から選択された特定の名前に対応する区間の映像をリピートして再生することを特徴とする映像記録再生装置。 - 請求項2に記載の映像記録再生装置において、
指定されたリピート区間の映像に対して、入力された名前を付与するかデフォルトの名前を付与するかを選択できるようにし、デフォルトの名前の付与が選択された場合は、当該デフォルトの名前を登録することを特徴とする映像記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002198521A JP2004040705A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 映像記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002198521A JP2004040705A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 映像記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004040705A true JP2004040705A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31705949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002198521A Pending JP2004040705A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 映像記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004040705A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8909030B2 (en) | 2012-01-16 | 2014-12-09 | Panasonic Corporation | Playback device, playback method, program, and integrated circuit |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002198521A patent/JP2004040705A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8909030B2 (en) | 2012-01-16 | 2014-12-09 | Panasonic Corporation | Playback device, playback method, program, and integrated circuit |
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