JP2004040549A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影した画像の画像データを記憶する記憶手段を備えたデジタルカメラにおいて、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から、所望の画像データを容易に選択することができるようにする。
【解決手段】画像撮影前に分類情報設定手段11aにより、ユーザに分類情報を設定させる。次に、分類情報の設定に伴って、フォルダ生成手段11bにより記憶手段13内に上記で設定した分類情報に対応したフォルダを生成する。これらの処理が終了した後、ユーザに画像を撮影させる。分類手段11cにより、撮影により得られた画像データに対して分類情報に合致する部分があるか判定を行い、合致する部分が有る場合には画像データを記憶手段13内の上記で生成したフォルダ内に記憶し、合致する部分が無い場合には画像データを上記フォルダ以外の場所に記憶する。
【選択図】 図2
【解決手段】画像撮影前に分類情報設定手段11aにより、ユーザに分類情報を設定させる。次に、分類情報の設定に伴って、フォルダ生成手段11bにより記憶手段13内に上記で設定した分類情報に対応したフォルダを生成する。これらの処理が終了した後、ユーザに画像を撮影させる。分類手段11cにより、撮影により得られた画像データに対して分類情報に合致する部分があるか判定を行い、合致する部分が有る場合には画像データを記憶手段13内の上記で生成したフォルダ内に記憶し、合致する部分が無い場合には画像データを上記フォルダ以外の場所に記憶する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラ、詳しくは、撮影した画像をデジタル画像データとして記憶するメモリを備えたデジタルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パソコンの普及に伴って、フィルムの代わりに固体撮像素子(例えば、CCD等)を用いて、被写体を撮像して得た信号をデジタル画像データに変換して記憶媒体(例えば、内蔵メモリ,ハードディスク,メモリカード等)に記憶するデジタルカメラが、今日急速に普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルカメラは、フィルムを使用する従来のカメラと異なり、画像をデジタルデータとして記憶して保管することができ、また不要なデータを消去したり、パソコンに転送したりすることもできるため、フィルムの詰め替え等の手間や費用がかからないという利点がある。また、近年の記憶媒体の進歩によって記憶媒体の記憶容量が飛躍的に増加したため、記憶媒体中に記録できる画像の枚数が従来のカメラに比して大幅に増加し、さらに便利になっている。しかしながら、一方、記憶される画像データの数が多いため、人にデータを渡したり、プリントするため、その中から所望の画像データを探すのが困難になっている。
【0004】
特に、集合写真を撮影した場合等に、その写真に写っている人に写真をプリントして配布したり、そのデータをそのまま記憶媒体にコピーして配布したりするような場合、その写真を写っている人ごとに探すのは非常に手間がかかる。
【0005】
また、画像データの配布以外に、例えばユーザが撮影した被写体の種類、例えば旅行やスポーツ等の撮影の対象ごとに画像データを管理したいような場合にも、記憶手段に記憶されている画像データの数が多い場合には、画像データの整理が面倒なものになってしまう。
【0006】
このため、カメラに被写体の種類をメモする手段を設け、この種類を表すキーワード等を画像データに付帯情報として添付すること等が提案されているが、この方法では、ユーザが撮影の都度、被写体の種類をメモしなくてはならないという煩雑さがある。
【0007】
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、このようなメモ手段を用いることなく、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から、所望の画像データを容易に選択することができるデジタルカメラを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるデジタルカメラは、撮影された画像の画像データを記憶する記憶手段を備えてなるデジタルカメラにおいて、記憶手段に記憶されている画像データ中の情報を分類情報として設定する分類情報設定手段と、記憶手段内に分類情報に対応したフォルダを生成するフォルダ生成手段と、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から分類情報を有する画像データを抽出し、抽出した画像データを分類情報に対応したフォルダ内に記憶させる分類手段を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明によるデジタルカメラにおいて「分類情報」とは、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から特定の画像データを抽出させるためのキー情報であって、一枚の画像を構成する画像データ中の一部の画像データから認識されるパターンを意味する。なお、分類手段は、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から分類情報を有する画像データを抽出する際、分類情報に完全に合致するもののみを抽出するものに限らず、分類情報と比較して許容範囲以内の誤差のものを抽出するものとしてもよい。
【0010】
例えば、分類情報を画像中の特定の色とした場合は、分類情報は選択した色のみならず、選択した色を基準とした任意の範囲の色も分類情報に合致するものとして扱うようにしてもよい。
【0011】
また、分類情報を画像中の特定の人物の顔とした場合は、指定した人物の顔のパターンと完全に合致しなくても、後述の画像認識技術により同一人物と認識できる場合は分類情報に合致するものとして扱うようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明によるデジタルカメラによれば、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から、ユーザが所望する対象(分類情報)が写っている画像の画像データを自動的に抽出して分類フォルダに記憶するようにしているので、画像データの管理や配布を容易なものとすることができ、デジタルカメラの利便性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1はデジタルカメラの一例の正面図、図2はこのデジタルカメラの背面図、図3はこのデジタルカメラの側面図、図4はこのデジタルカメラの主要な要素のブロック図である。
【0014】
本実施の形態のデジタルカメラ1は、画像を撮影するためのCCD12、撮影された画像の画像データを記憶する記憶手段13、シャッタースイッチ14aおよび操作パネル14bからなる操作スイッチ14、撮影された画像等を表示するためのモニタ15、記憶媒体等のモジュールを挿入するためのスロット16、これらデジタルカメラの各部を集中制御するCPU11等がハウジング10内に設けられて構成されたものである。
【0015】
CPU11は、分類情報設定手段11a、フォルダ生成手段11bおよび分類手段11cを備えている。分類情報設定手段11aは、後述する分類情報設定用の画像をモニタ15に表示し、操作スイッチ14および後述のタッチペンによりユーザに分類情報とする部分を選択させる機能を有する。フォルダ生成手段11bは、記憶手段13内に分類情報に対応したフォルダを生成する機能を有する。分類手段11cは、記憶手段13内に記憶されている複数の画像データの中から分類情報を有する画像データを抽出し、この抽出した画像データを分類情報に対応したフォルダ内に記憶させる機能を有する。
【0016】
記憶手段13は、後述するスロット16に挿入する半導体メモリや磁気ディスク等の記憶媒体である。
【0017】
モニタ15は、タッチパネル式となっており、図示しないタッチペンにより種々の操作を入力可能となっている。
【0018】
スロット16は、記憶媒体等のモジュールを挿入するためのモジュール挿入部16aを2つ備える。なお、2つのモジュール挿入部16aは、図1に示すように独立した挿入口を設けてもよいし、1つの大きな挿入口を設け、その挿入口に2つのモジュールを挿入できるようにしてもよい。
【0019】
次に、上記構成のデジタルカメラの作用について説明する。本実施の形態のデジタルカメラにおいて、記憶手段13中の画像データの分類処理を行う際の分類情報設定は、画像撮影前に行ってもよいし、画像撮影後に行ってもよい。
【0020】
最初に、画像撮影前に分類情報設定を行う場合の処理の流れについて説明する。図5は、画像撮影前に分類情報設定を行って記憶手段13中の画像データの分類処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。なお、各種処理ステップを図上#印を付した記号で示し、以下の説明において参照するものとする。
【0021】
最初にユーザに分類情報を設定させる(#1)。分類情報とは、分類情報設定用の画像データ中の一部の画像データを意味する。本実施の形態では、画像中の特定の色もしくは画像中の特定の人物の顔の2種類の分類情報が設定可能である。なお、分類情報設定用の画像は、既に記憶手段13に記憶されている画像データを用いてもよいし、分類情報設定用として別に撮影を行い、この撮影により得られた画像データを用いてもよい。
【0022】
分類情報設定手段11aによる分類情報の設定は次のように行われる。
【0023】
画像中の特定の色を分類情報としてユーザに設定させるには、分類情報設定用の画像をモニタ15に表示して、この画像中の中から分類情報に設定する色をタッチペンによりユーザにタッチさせて設定させる。ここでは、色の指定と併せて、色相、彩度および輝度のパラメータにおいて、選択した色を基準としてどの程度の範囲の色までを分類情報として扱うか設定させることが可能である。
【0024】
また、画像中の特定の人物の顔を分類情報としてユーザに設定させるには、分類情報設定用の画像をモニタ15に表示して、この画像中の中から分類情報に設定する人物の顔をタッチペンにより囲ませて選択させる。そして、選択された範囲内にある顔を後述の画像認識技術により認識し、その顔情報を分類情報として設定する。
【0025】
上記の分類情報は、例えば「分類情報A and 分類情報B」もしくは「分類情報A or 分類情報B」とする等、複合的に設定してもよい。
【0026】
なお、本実施の形態ではタッチパネルおよびタッチペンにより分類情報を選択させたが、デジタルカメラにポインティングデバイスを設け、このポインティングデバイスにより分類情報を選択させてもよい。
【0027】
また、分類情報は、上記の画像中の特定の色および画像中の特定の人物の顔の2種類に限定されるものではなく、例えば、画像中の特定のオブジェクト、もしくは背景のパターン等、種々の情報を設定可能としてもよい。
【0028】
次に、分類情報の設定に伴って、フォルダ生成手段11bは記憶手段13内に上記で設定した分類情報に対応したフォルダを生成する(#2)。これらの処理が終了した後、ユーザに画像を撮影させる(#3)。
【0029】
そして、分類手段11cにより、撮影により得られた画像データに対して分類情報に合致する部分があるか判定を行う(#4)。
【0030】
ここで、画像データに対して分類情報に合致する部分があるかどうかの判定は以下のように行う。
【0031】
分類情報が画像中の特定の色である場合は、撮影により得られた画像データ中に分類情報として設定された色、もしくは選択された色を基準とした所定の範囲内の色があるか判定を行う。なお、画像中の特定の色を認識してその色を含む画像を抽出する技術はすでに公知であり、例えば(株)日立より提供されている「Mediachef Component Color Object」という名称の色物体認識ソフトウェア等を応用することが可能である。
【0032】
また、分類情報が特定の人物の顔である場合は、撮影により得られた画像データ中に分類情報として設定された人物の顔があるか判定を行う。なお、画像中の特定の人物の顔を認識する技術はすでに公知であり、例えばオムロン(株)より提供されている「Face Key」という名称のセキュリティーシステムに用いられている顔認識技術等を応用することが可能である。
【0033】
なお、上記の分類情報が、例えば「分類情報A and 分類情報B」もしくは「分類情報A or 分類情報B」というように複合的に設定されている場合は、上記判定を設定に合わせて複合的に行う。
【0034】
上記のように判定を行い、撮影により得られた画像データ中に分類情報と合致する部分が有る場合には、その画像データを記憶手段13内の上記生成したフォルダ内に記憶し(#5)、合致する部分が無い場合には画像データを上記フォルダ以外の場所に記憶する(#6)。
【0035】
画像データの記憶が終了した後、再撮影を行わせる場合には#3からの処理を実行し、再撮影を行わない場合には処理を終了する(#7)。
【0036】
次に、画像撮影後に分類情報設定を行う場合の処理の流れについて説明する。図6は、画像撮影後に分類情報設定を行って記憶手段13中の画像データの分類処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0037】
最初にユーザに画像を撮影させる(#11)。ユーザによる画像撮影が終了した後、上記と同様にしてユーザに分類情報を設定させる(#12)。なお、分類情報設定用の画像は、既に記憶手段13に記憶されている画像データを用いてもよいし、分類情報設定用として別に撮影を行い、この撮影により得られた画像データを用いてもよい。
【0038】
次に、分類情報の設定に伴って、フォルダ生成手段11bは記憶手段13内に上記で設定した分類情報に対応したフォルダを生成する(#13)。次に、分類手段11cにより、記憶手段13内に記憶されている画像データに対して分類情報に合致する部分があるか順次判定を行い(#14)、合致する部分が有る場合には画像データを記憶手段13内の上記生成したフォルダ内に記憶し(#15)、合致する部分が無い場合には画像データを上記フォルダ以外の場所に記憶する(#16)。
【0039】
上記のように、記憶手段13中に記憶されている複数の画像データのうち、ユーザが設定した分類情報を有する画像データを抽出して一つのフォルダに記憶させることにより、画像データの管理を容易なものとすることができる。
【0040】
また、抽出した画像データを配布する際には、2つのモジュール挿入部16aのうち、配布する画像データを記憶した記憶媒体を挿入していないモジュール挿入部16aに、他ユーザに配布するための記憶媒体を挿入し、抽出した画像データを含むフォルダ毎コピーすればよいため、画像データの配布も容易なものとすることができる。
【0041】
ところで、このような記憶媒体を挿入するスロット16を、記憶媒体のみならず、例えば印刷モジュールや電源モジュール等の種々のモジュールを挿入可能なものとすることにより、例えば2つのモジュール挿入部16aのうち一方に記憶モジュールを挿入し他方に電源モジュールを挿入して駆動時間を延ばす等、ハウジング10内の容積を有効に活用することができる。
【0042】
このような種々のモジュールを挿入可能なスロットを実現するにあたっては、図7に示すように、モジュール挿入部16a側の端子面22を種々のモジュールに対応した複数の端子22a´、22b´および22c´から構成し、このモジュール挿入部16aに挿入する印刷モジュール21a、記録モジュール21b、および電源モジュール21c等の各モジュールの外形を略同一形状のものとし、各モジュール側の端子をそれぞれ種類毎に異なる端子22a、22bもしくは22cとすればよい。なお、モジュール挿入部16a側の端子として、端子面22から挿入部側に突き出ている端子22b´を設けた場合は、この端子22b´に対応した端子22bを備えた記録モジュール21b以外のモジュールに対して、挿入時に端子22b´を待避させるための待避スペース23を設ける必要がある。
【0043】
ここで、印刷モジュール21aとは、記憶手段13中に記憶されている画像データの印刷が可能な小型のプリンタ等を意味し、記録モジュール21bとは、半導体メモリ等のメディアそのもの、もしくは小型のドライブおよびそのドライブで記録再生可能なメディアを意味し、電源モジュール21cとは、一次電池もしくは二次電池等を意味する。勿論、これ以外の種類のモジュールを挿入することも可能である。
【0044】
なお、必ずしも種類毎に端子を分ける必要はなく、異なるモジュールに対して共通の端子を用いてもよい。またモジュールの外形も、必ずしも略同一形状である必要はない。例えば、図8に示すようにモジュールの横幅のサイズが異なるような場合であっても、モジュール挿入部16a´の一方の側壁に、モジュールを他方の側壁方向に付勢する弾性部材24を設けて、挿入するモジュールの一端が常にモジュール挿入部16a´内の他方の側壁に接するようにすることにより、種々のモジュールを安定して挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルカメラの一例を示す正面図
【図2】本発明によるデジタルカメラの一例を示す背面図
【図3】本発明によるデジタルカメラの一例を示す右側面図
【図4】図1に示すデジタルカメラのブロック図
【図5】分類処理の手順を示すフローチャート(1)
【図6】分類処理の手順を示すフローチャート(2)
【図7】スロット内部およびこのスロットに挿入するモジュールの模式図(1)
【図8】スロット内部およびこのスロットに挿入するモジュールの模式図(2)
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
10 ハウジング
11 CPU
12 CCD
13 記憶手段
14 操作スイッチ
15 モニタ
16 スロット
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラ、詳しくは、撮影した画像をデジタル画像データとして記憶するメモリを備えたデジタルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パソコンの普及に伴って、フィルムの代わりに固体撮像素子(例えば、CCD等)を用いて、被写体を撮像して得た信号をデジタル画像データに変換して記憶媒体(例えば、内蔵メモリ,ハードディスク,メモリカード等)に記憶するデジタルカメラが、今日急速に普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルカメラは、フィルムを使用する従来のカメラと異なり、画像をデジタルデータとして記憶して保管することができ、また不要なデータを消去したり、パソコンに転送したりすることもできるため、フィルムの詰め替え等の手間や費用がかからないという利点がある。また、近年の記憶媒体の進歩によって記憶媒体の記憶容量が飛躍的に増加したため、記憶媒体中に記録できる画像の枚数が従来のカメラに比して大幅に増加し、さらに便利になっている。しかしながら、一方、記憶される画像データの数が多いため、人にデータを渡したり、プリントするため、その中から所望の画像データを探すのが困難になっている。
【0004】
特に、集合写真を撮影した場合等に、その写真に写っている人に写真をプリントして配布したり、そのデータをそのまま記憶媒体にコピーして配布したりするような場合、その写真を写っている人ごとに探すのは非常に手間がかかる。
【0005】
また、画像データの配布以外に、例えばユーザが撮影した被写体の種類、例えば旅行やスポーツ等の撮影の対象ごとに画像データを管理したいような場合にも、記憶手段に記憶されている画像データの数が多い場合には、画像データの整理が面倒なものになってしまう。
【0006】
このため、カメラに被写体の種類をメモする手段を設け、この種類を表すキーワード等を画像データに付帯情報として添付すること等が提案されているが、この方法では、ユーザが撮影の都度、被写体の種類をメモしなくてはならないという煩雑さがある。
【0007】
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、このようなメモ手段を用いることなく、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から、所望の画像データを容易に選択することができるデジタルカメラを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるデジタルカメラは、撮影された画像の画像データを記憶する記憶手段を備えてなるデジタルカメラにおいて、記憶手段に記憶されている画像データ中の情報を分類情報として設定する分類情報設定手段と、記憶手段内に分類情報に対応したフォルダを生成するフォルダ生成手段と、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から分類情報を有する画像データを抽出し、抽出した画像データを分類情報に対応したフォルダ内に記憶させる分類手段を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明によるデジタルカメラにおいて「分類情報」とは、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から特定の画像データを抽出させるためのキー情報であって、一枚の画像を構成する画像データ中の一部の画像データから認識されるパターンを意味する。なお、分類手段は、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から分類情報を有する画像データを抽出する際、分類情報に完全に合致するもののみを抽出するものに限らず、分類情報と比較して許容範囲以内の誤差のものを抽出するものとしてもよい。
【0010】
例えば、分類情報を画像中の特定の色とした場合は、分類情報は選択した色のみならず、選択した色を基準とした任意の範囲の色も分類情報に合致するものとして扱うようにしてもよい。
【0011】
また、分類情報を画像中の特定の人物の顔とした場合は、指定した人物の顔のパターンと完全に合致しなくても、後述の画像認識技術により同一人物と認識できる場合は分類情報に合致するものとして扱うようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明によるデジタルカメラによれば、記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から、ユーザが所望する対象(分類情報)が写っている画像の画像データを自動的に抽出して分類フォルダに記憶するようにしているので、画像データの管理や配布を容易なものとすることができ、デジタルカメラの利便性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1はデジタルカメラの一例の正面図、図2はこのデジタルカメラの背面図、図3はこのデジタルカメラの側面図、図4はこのデジタルカメラの主要な要素のブロック図である。
【0014】
本実施の形態のデジタルカメラ1は、画像を撮影するためのCCD12、撮影された画像の画像データを記憶する記憶手段13、シャッタースイッチ14aおよび操作パネル14bからなる操作スイッチ14、撮影された画像等を表示するためのモニタ15、記憶媒体等のモジュールを挿入するためのスロット16、これらデジタルカメラの各部を集中制御するCPU11等がハウジング10内に設けられて構成されたものである。
【0015】
CPU11は、分類情報設定手段11a、フォルダ生成手段11bおよび分類手段11cを備えている。分類情報設定手段11aは、後述する分類情報設定用の画像をモニタ15に表示し、操作スイッチ14および後述のタッチペンによりユーザに分類情報とする部分を選択させる機能を有する。フォルダ生成手段11bは、記憶手段13内に分類情報に対応したフォルダを生成する機能を有する。分類手段11cは、記憶手段13内に記憶されている複数の画像データの中から分類情報を有する画像データを抽出し、この抽出した画像データを分類情報に対応したフォルダ内に記憶させる機能を有する。
【0016】
記憶手段13は、後述するスロット16に挿入する半導体メモリや磁気ディスク等の記憶媒体である。
【0017】
モニタ15は、タッチパネル式となっており、図示しないタッチペンにより種々の操作を入力可能となっている。
【0018】
スロット16は、記憶媒体等のモジュールを挿入するためのモジュール挿入部16aを2つ備える。なお、2つのモジュール挿入部16aは、図1に示すように独立した挿入口を設けてもよいし、1つの大きな挿入口を設け、その挿入口に2つのモジュールを挿入できるようにしてもよい。
【0019】
次に、上記構成のデジタルカメラの作用について説明する。本実施の形態のデジタルカメラにおいて、記憶手段13中の画像データの分類処理を行う際の分類情報設定は、画像撮影前に行ってもよいし、画像撮影後に行ってもよい。
【0020】
最初に、画像撮影前に分類情報設定を行う場合の処理の流れについて説明する。図5は、画像撮影前に分類情報設定を行って記憶手段13中の画像データの分類処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。なお、各種処理ステップを図上#印を付した記号で示し、以下の説明において参照するものとする。
【0021】
最初にユーザに分類情報を設定させる(#1)。分類情報とは、分類情報設定用の画像データ中の一部の画像データを意味する。本実施の形態では、画像中の特定の色もしくは画像中の特定の人物の顔の2種類の分類情報が設定可能である。なお、分類情報設定用の画像は、既に記憶手段13に記憶されている画像データを用いてもよいし、分類情報設定用として別に撮影を行い、この撮影により得られた画像データを用いてもよい。
【0022】
分類情報設定手段11aによる分類情報の設定は次のように行われる。
【0023】
画像中の特定の色を分類情報としてユーザに設定させるには、分類情報設定用の画像をモニタ15に表示して、この画像中の中から分類情報に設定する色をタッチペンによりユーザにタッチさせて設定させる。ここでは、色の指定と併せて、色相、彩度および輝度のパラメータにおいて、選択した色を基準としてどの程度の範囲の色までを分類情報として扱うか設定させることが可能である。
【0024】
また、画像中の特定の人物の顔を分類情報としてユーザに設定させるには、分類情報設定用の画像をモニタ15に表示して、この画像中の中から分類情報に設定する人物の顔をタッチペンにより囲ませて選択させる。そして、選択された範囲内にある顔を後述の画像認識技術により認識し、その顔情報を分類情報として設定する。
【0025】
上記の分類情報は、例えば「分類情報A and 分類情報B」もしくは「分類情報A or 分類情報B」とする等、複合的に設定してもよい。
【0026】
なお、本実施の形態ではタッチパネルおよびタッチペンにより分類情報を選択させたが、デジタルカメラにポインティングデバイスを設け、このポインティングデバイスにより分類情報を選択させてもよい。
【0027】
また、分類情報は、上記の画像中の特定の色および画像中の特定の人物の顔の2種類に限定されるものではなく、例えば、画像中の特定のオブジェクト、もしくは背景のパターン等、種々の情報を設定可能としてもよい。
【0028】
次に、分類情報の設定に伴って、フォルダ生成手段11bは記憶手段13内に上記で設定した分類情報に対応したフォルダを生成する(#2)。これらの処理が終了した後、ユーザに画像を撮影させる(#3)。
【0029】
そして、分類手段11cにより、撮影により得られた画像データに対して分類情報に合致する部分があるか判定を行う(#4)。
【0030】
ここで、画像データに対して分類情報に合致する部分があるかどうかの判定は以下のように行う。
【0031】
分類情報が画像中の特定の色である場合は、撮影により得られた画像データ中に分類情報として設定された色、もしくは選択された色を基準とした所定の範囲内の色があるか判定を行う。なお、画像中の特定の色を認識してその色を含む画像を抽出する技術はすでに公知であり、例えば(株)日立より提供されている「Mediachef Component Color Object」という名称の色物体認識ソフトウェア等を応用することが可能である。
【0032】
また、分類情報が特定の人物の顔である場合は、撮影により得られた画像データ中に分類情報として設定された人物の顔があるか判定を行う。なお、画像中の特定の人物の顔を認識する技術はすでに公知であり、例えばオムロン(株)より提供されている「Face Key」という名称のセキュリティーシステムに用いられている顔認識技術等を応用することが可能である。
【0033】
なお、上記の分類情報が、例えば「分類情報A and 分類情報B」もしくは「分類情報A or 分類情報B」というように複合的に設定されている場合は、上記判定を設定に合わせて複合的に行う。
【0034】
上記のように判定を行い、撮影により得られた画像データ中に分類情報と合致する部分が有る場合には、その画像データを記憶手段13内の上記生成したフォルダ内に記憶し(#5)、合致する部分が無い場合には画像データを上記フォルダ以外の場所に記憶する(#6)。
【0035】
画像データの記憶が終了した後、再撮影を行わせる場合には#3からの処理を実行し、再撮影を行わない場合には処理を終了する(#7)。
【0036】
次に、画像撮影後に分類情報設定を行う場合の処理の流れについて説明する。図6は、画像撮影後に分類情報設定を行って記憶手段13中の画像データの分類処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0037】
最初にユーザに画像を撮影させる(#11)。ユーザによる画像撮影が終了した後、上記と同様にしてユーザに分類情報を設定させる(#12)。なお、分類情報設定用の画像は、既に記憶手段13に記憶されている画像データを用いてもよいし、分類情報設定用として別に撮影を行い、この撮影により得られた画像データを用いてもよい。
【0038】
次に、分類情報の設定に伴って、フォルダ生成手段11bは記憶手段13内に上記で設定した分類情報に対応したフォルダを生成する(#13)。次に、分類手段11cにより、記憶手段13内に記憶されている画像データに対して分類情報に合致する部分があるか順次判定を行い(#14)、合致する部分が有る場合には画像データを記憶手段13内の上記生成したフォルダ内に記憶し(#15)、合致する部分が無い場合には画像データを上記フォルダ以外の場所に記憶する(#16)。
【0039】
上記のように、記憶手段13中に記憶されている複数の画像データのうち、ユーザが設定した分類情報を有する画像データを抽出して一つのフォルダに記憶させることにより、画像データの管理を容易なものとすることができる。
【0040】
また、抽出した画像データを配布する際には、2つのモジュール挿入部16aのうち、配布する画像データを記憶した記憶媒体を挿入していないモジュール挿入部16aに、他ユーザに配布するための記憶媒体を挿入し、抽出した画像データを含むフォルダ毎コピーすればよいため、画像データの配布も容易なものとすることができる。
【0041】
ところで、このような記憶媒体を挿入するスロット16を、記憶媒体のみならず、例えば印刷モジュールや電源モジュール等の種々のモジュールを挿入可能なものとすることにより、例えば2つのモジュール挿入部16aのうち一方に記憶モジュールを挿入し他方に電源モジュールを挿入して駆動時間を延ばす等、ハウジング10内の容積を有効に活用することができる。
【0042】
このような種々のモジュールを挿入可能なスロットを実現するにあたっては、図7に示すように、モジュール挿入部16a側の端子面22を種々のモジュールに対応した複数の端子22a´、22b´および22c´から構成し、このモジュール挿入部16aに挿入する印刷モジュール21a、記録モジュール21b、および電源モジュール21c等の各モジュールの外形を略同一形状のものとし、各モジュール側の端子をそれぞれ種類毎に異なる端子22a、22bもしくは22cとすればよい。なお、モジュール挿入部16a側の端子として、端子面22から挿入部側に突き出ている端子22b´を設けた場合は、この端子22b´に対応した端子22bを備えた記録モジュール21b以外のモジュールに対して、挿入時に端子22b´を待避させるための待避スペース23を設ける必要がある。
【0043】
ここで、印刷モジュール21aとは、記憶手段13中に記憶されている画像データの印刷が可能な小型のプリンタ等を意味し、記録モジュール21bとは、半導体メモリ等のメディアそのもの、もしくは小型のドライブおよびそのドライブで記録再生可能なメディアを意味し、電源モジュール21cとは、一次電池もしくは二次電池等を意味する。勿論、これ以外の種類のモジュールを挿入することも可能である。
【0044】
なお、必ずしも種類毎に端子を分ける必要はなく、異なるモジュールに対して共通の端子を用いてもよい。またモジュールの外形も、必ずしも略同一形状である必要はない。例えば、図8に示すようにモジュールの横幅のサイズが異なるような場合であっても、モジュール挿入部16a´の一方の側壁に、モジュールを他方の側壁方向に付勢する弾性部材24を設けて、挿入するモジュールの一端が常にモジュール挿入部16a´内の他方の側壁に接するようにすることにより、種々のモジュールを安定して挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルカメラの一例を示す正面図
【図2】本発明によるデジタルカメラの一例を示す背面図
【図3】本発明によるデジタルカメラの一例を示す右側面図
【図4】図1に示すデジタルカメラのブロック図
【図5】分類処理の手順を示すフローチャート(1)
【図6】分類処理の手順を示すフローチャート(2)
【図7】スロット内部およびこのスロットに挿入するモジュールの模式図(1)
【図8】スロット内部およびこのスロットに挿入するモジュールの模式図(2)
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
10 ハウジング
11 CPU
12 CCD
13 記憶手段
14 操作スイッチ
15 モニタ
16 スロット
Claims (1)
- 撮影された画像の画像データを記憶する記憶手段を備えてなるデジタルカメラにおいて、
前記記憶手段に記憶されている画像データ中の情報を分類情報として設定する分類情報設定手段と、
前記記憶手段内に前記分類情報に対応したフォルダを生成するフォルダ生成手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数の画像データの中から前記分類情報を有する画像データを抽出し、該抽出した画像データを前記分類情報に対応した前記フォルダ内に記憶させる分類手段を備えていることを特徴とするデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195919A JP2004040549A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | デジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195919A JP2004040549A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | デジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004040549A true JP2004040549A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31704163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002195919A Withdrawn JP2004040549A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | デジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004040549A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007010898A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置及びそのプログラム |
JP2007288409A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像データ分類機能を備えた撮像装置およびプログラム |
JP2008205525A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Canon Inc | 記録再生装置 |
JP2008205963A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Nec Corp | 情報処理端末装置、そのデータ保存方法及びプログラム |
JP2009171627A (ja) * | 2009-05-07 | 2009-07-30 | Nikon Corp | 画像分類装置 |
-
2002
- 2002-07-04 JP JP2002195919A patent/JP2004040549A/ja not_active Withdrawn
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