JP2004040547A - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のネットワークファクシミリ装置は、一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を登録する手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を記憶媒体に保存する手段と、メモリカードにおけるデータをやりとり可能な手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を表示する手段とを有している。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークファクシミリ装置に関し、詳細にはインターネットに接続して電子メールを用いて画情報のやりとりを行うネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置及び複合機におけるファクシミリ通信機能を有する装置において、ファクシミリ文書を送信する場合、相手先のファクシミリ番号またはメールアドレスを入力することになる。予め登録されているワンタッチダイヤルボタンや短縮ダイヤルボタンを押下する場合、それらの情報データを装置に持つ必要がある。また、その情報に変更が生じた場合は、そのデータを修正しなければならないが、最近の装置はユーザインターフェースが格段に向上している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザはなかなか修正を行うとしないのが現実で、忘れていて修正前のファクシミリ番号又はメールアドレスにファクシミリ文書を送信してしまう不具合がある。また、新たに登録しても鉛筆等で装置にメモ書きした程度では、消えてしまったりどの相手先なのか分からなくなったりする。使用頻度が高そうであっても、登録に躊躇してしまうというような不便さがある。
【0004】
更に、ICカードでのデータのやりとりでは外部で使用されているデータが最新であっても、装置内のデータは必ず人の介在なしには更新されることはなく、装置を設置した時にコピーした古いデータのままで使われることが考えられる。
【0005】
また、イントラネットのネットワークに障害が発生し装置に宛先データを表示できないことがある。更に、宛先データが装置の記憶媒体に保存されているが、イントラネットのネットワークに障害が発生している時に、ネットワーク障害に気が付かずにメールにてファクシミリ文書を送信し、宛先にそのファクシミリ文書が届いていないという不具合がある。
【0006】
また、イントラネットで使用しているアプリケーションで使用されているアドレスデータは共通のものであり、各個人として必要なデータが含まれていない場合や、アドレスデータが膨大でファクシミリ文書送信時に、宛先を探すのに時間を要すことがある。更に、自分のIDを入力する際に誤入力をしてしまい、別の人のデータを表示してしまう場合がある。再度、自分のIDを入力し、自分のデータを読み込まなければならないため、時間を要してしまう。
【0007】
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、相手先のファクシミリ番号またはメールアドレスの修正が簡単で、ネットワーク障害に気が付かずにメールにてファクシミリ文書を送信することを防ぎ、ファクシミリ文書送信が簡略化可能であるネットワークファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明のネットワークファクシミリ装置は、一般公衆電話回線を介してファクシミリ通信を行うファクシミリ通信機能と、インターネットに接続して電子メールを用いインターネットを利用して画情報をやりとりするインターネットファクシミリ機能と、ファクシミリ画情報を処理する機能とを含んで構成されている。更に、一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を登録する手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を記憶媒体に保存する手段と、メモリカードにおけるデータをやりとり可能な手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を表示する手段とを有している。このような構成を有する本発明のネットワークファクシミリ装置は、外部で共有化され使用されている一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報とインターネット上のメールアドレス情報のデータをファクシミリ文書送信時に使用する。よって、実際に外部で使用されている情報データをそのまま流用でき、当該情報データは新しい情報データであり、宛先の情報が変更になっても修正が簡単である。また、ICカード等を使用して装置にデータをコピーでき、すぐに利用できるため非常に使い勝手が向上する。更に、メールアドレスは長かったり、宛先から想像もできないようなメールアドレスだったりすることがあるため、誤入力による誤送信や時間のロスがなくなる。また、ワンタッチダイヤルボタン等のキーボタンもユーザインターフェースの作成によっては、無くすこともできコストダウン効果にもなる。
【0009】
また、イントラネットのネットワークに接続可能な手段と、データの在処を設定可能な手段と、イントラネットで使用しているアプリケーションで使用されているアドレスデータを読み込む手段とを有する。よって、常に最新のデータを利用してファクシミリ文書を送信することが可能となる。また、メールアドレスは長かったりその宛先から想像もできないようなものだったりすることがあるため、誤入力による誤送信や時間のロスを減らすことができる。
【0010】
更に、時計機能を動作させる手段と、予め設定された日時に自動的にイントラネットのネットワークから指定されているデータを読み込み、装置の記憶媒体に当該データを保存する手段とを有し、装置の記憶媒体に保存されたデータをファクシミリ文書送信時に装置の表示部に表示させることにより、イントラネットのネットワークに障害が発生した場合においても、装置内部の記憶媒体から宛先のデータを読み込み表示させるため、問題無く使用することができる。
【0011】
また、イントラネットのネットワークの障害を検出する手段を有し、イントラネットのネットワークの障害を検出した際に、ファクシミリ文書送信時にメールアドレスを表示させないことにより、イントラネットのネットワークに障害が発生した場合には装置内部の記憶媒体から宛先のデータを読み込み表示させた時に、メールアドレスが表示されないために、ユーザはイントラネットのネットワークに障害が発生していることを知ることができ、別の手段にてファクシミリ文書を宛先に送信することができる。
【0012】
更に、イントラネットで使用しているアプリケーションで使用している入力されたユーザIDで管理されているアドレスデータを読み込む手段と、読み込んだデータを表示する手段とを有し、ファクシミリ送信時に当該データを利用する。よって、各個人の宛先データを利用することが可能となり、ファクシミリ文書送信が簡略化される。また、私用利用を防ぐことにもなる。
【0013】
また、ユーザカードの磁気データを読み込む手段と、当該磁気データからイントラネットで使用しているアプリケーションで使用しているカードリーダから読み込まれたIDで管理されているアドレスデータを読み込む手段と、読み込んだデータを表示する手段とを有し、ファクシミリ送信時に当該データを利用する。よって、各個人の宛先データを利用するために、誤入力により他の人のデータを表示してしまい、再度自分のデータを読み込むための時間を短縮することができる。また、私用利用を防ぐことにもなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のネットワークファクシミリ装置は、一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を登録する手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を記憶媒体に保存する手段と、メモリカードにおけるデータをやりとり可能な手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を表示する手段とを有している。
【0015】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係るネットワークファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。同図において、本実施例のネットワークファクシミリ装置10は、システム制御部11、システムメモリ12、パラメータメモリ13、時計回路14、スキャナ15、プロッタ16、記憶部17、カードリーダ18、操作表示部19、符号化復号化部20、画像記憶部21、ネットワーク伝送制御部22、モデム23、網制御部24及びLAN I/F25を含んで構成されている。そして、システム制御部11は、装置本体の各部の制御処理、及びファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものである。システムメモリ12は、システム制御部11が実行する制御処理処理プログラム、処理プログラムを実行する時に必要な各種データ、及びシステム制御部11のワークエリアを構成するものである。また、パラメータメモリ13は、装置本体に固有な各種の情報を記憶するためのものである。更に、時計回路14は、現在時刻情報を出力するものである。スキャナ15は、所定の解像度で原稿画像を読みとるためのものであり、プロッタ16は、予定の解像度で画像を記録出力するためのものである。記憶部17は、宛先アドレスデータ等を記憶保存するものである。そして、カードリーダ18は、磁気カードを読み込むためのものであり、操作表示部19は、装置本体を操作するためのもので、各種の操作キー、及び各種の表示器からなる。また、符号化複合化部20は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に複合化するためのものである。更に、画像記憶部21は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。ネットワーク伝送制御部22は、LAN又は公衆網を介して他のデータ端末の間で種種のデータをやり取りするための各種所定のプロトコルの通信制御処理を実行するためのものである。モデム23は、G3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、及び主に画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデム等)、またはデータ通信機能を実現するためのものであり、スタートアップシーケンス機能(V.8等)、及び、データ通信のためのモデム機能(V.90モデム、V.34モデム、V.32bisモデム、V.32モデム等)を備えている。網制御装置24は、装置本体を公衆網(PSTN)に接続するためのものであり、自動発信機能を備えている。ネットワークファクシミリ装置により接続される場合があるLAN(ローカルエリアネットワーク) I/F25は、装置本体をLANに接続するためのものである。これらのシステム制御部11、システムメモリ12、パラメータメモリ13、時計回路14、スキャナ15、プロッタ16、記憶部17、カードリーダ18、操作表示部19、符号化復号化部20、画像記憶部21、ネットワーク伝送制御部22、モデム23、網制御部24は、内部バス26に接続されており、これらの各要素間でのデータのやり取りは、主としてこの内部バス26を介して行われる。
【0016】
図2は本実施例のネットワークファクシミリ装置における動作を示すフローチャートである。同図において、先ずICカードを利用し宛先アドレスデータを装置本体の図1の記憶部17にコピーするための操作を呼び出す(ステップS101)。ICカードをカードリーダ18に差し、挿入確認を行う(ステップS102)。ここで、ICカードの挿入が確認できず、STOPボタン等の操作表示部19を介して操作キャンセル操作を検知した場合、キャンセルであればアイドル状態に復帰する(ステップS102;NO、ステップS103;YES、ステップS111)。一方、ICカードの挿入が確認でき(ステップS102;YES)、OKボタンが押下されたら(ステップS104;YES)、ICカードからデータを記憶部17にコピーする(ステップS106)。また、OKボタンが押下されず、STOPボタン等の操作キャンセル操作を検知した場合、キャンセルであればアイドル状態に復帰する(ステップS104;NO、ステップS105;YES、ステップS111)。そして、データコピー中は、図1の操作表示部19にデータコピー中であることが分かるようその旨をユーザに知らせる表示を行い(ステップS107)、データのコピーが完了したらデータコピー完了の旨を操作表示部19に表示してユーザに知らせる(ステップS108;YES、ステップS109)。ユーザがデータコピー操作完了の操作を行い(ステップS110;YES)ICカードからの記憶部17へのデータコピーは完了した後はアイドル状態に復帰する(ステップS111)。以上説明したように、普及し始めているイントラネットで代表的なものとしてnotesというアプリケーションがある。ここでは、アドレス帳を作成することができ、各ユーザのいろいろな情報を一括管理が可能である。このアドレス帳をデータとし利用し、今までファクシミリ装置等で利用されていたワンタッチダイヤルや短縮ダイヤルの代わりをしようというのが本発明の目的である。また、ワンタッチダイヤルボタンが不要となれば、装置の操作パネルのコストダウンを図ることもできる。ICカードでアドレス帳のデータを本装置の記憶部にコピーし、ファクシミリ文書送信時に、そのアドレス帳の宛先名称とファクシミリ番号と電子メールアドレスを表示させ、ユーザが選択し簡単に送信することができる。また、今までのファクシミリ装置のワンタッチダイヤルの登録では、宛先のファクシミリ番号や電子メールアドレスが変更となった場合、登録データを修正するのが面倒である。ICカードを利用してデータをコピーする作業であれば、そんなに面倒でない。また、元のアドレス帳はそれなりに最新の情報に修正され管理されている場合が殆どであることより、ある程度の最新情報で利用することができる。ユーザは、ファクシミリ文書送信時に、宛先アドレス帳表示ボタンを押下すると、操作表示部にそのデータが表示され、意図する相手先を選択して簡単にファクシミリ送信が可能となる。
【0017】
図3は本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。同図において、ファクシミリ送信時において、アドレス表示ボタンを押下されると、予め設定されている宛先アドレスデータが保存されているディレクトリに移動し、宛先アドレスのデータを読み込み、図1の操作表示部19に表示する(ステップS201;YES、ステップS202,S203)。一方、アドレス表示ボタンが押下されず、原稿がセットされた場合は、宛先アドレスデータ自動読み込み表示ビットが設定されているか否かを待つ(ステップS201;NO、ステップS204;YES、ステップS205)。宛先アドレスデータ自動読み込み表示ビットが設定されたならば、ステップS202にて予め設定されている宛先アドレスデータが保存されているディレクトリに移動し、宛先アドレスのデータを読み込み、図1の操作表示部19に表示する(ステップS205;YES、ステップS202,S203)。一方、宛先アドレスデータ自動読み込み表示ビットが設定されないならば(ステップS205;NO)、アドレス表示ボタンが押下された場合はステップS202に戻り(ステップS206;YES)、あるいはアドレス表示ボタンが押下されなくてSTOPボタンが押下された場合はアイドル状態に復帰する(ステップS206;NO、ステップS207;YES、ステップS213)。また、操作表示部19に表示された宛先アドレスが選択された場合(ステップS208;YES)、原稿がセットされているかを検知し(ステップS210)、原稿がセットされていれば(ステップS210;YES)、送信ボタンの押下を検知すれば(ステップS211;YES)、押下でファクシミリ文書の送信を行い(ステップS212)、ファクシミリ文書送信後アイドル状態に復帰する(ステップS213)。一方、ステップS208で宛先アドレスが選択されず、STOPキーが押下されたときはアイドル状態に復帰する(ステップS208;NO、ステップS209;YES)。また、ステップS211で送信ボタンが押下されず(ステップS211;NO)、STOPキーが押下されたときもアイドル状態に復帰し(ステップS214;YES)、もしくはSTOPキーも押下されず原稿が取り外れた場合もアイドル状態に復帰する(ステップS214;NO、ステップS215;YES)。ここで、原稿がセットされたままであればステップS211に戻り送信ボタンが押下されるか否かを待つ(ステップS215;NO)。以上説明したように、イントラネットに本装置が接続されていれば、予め宛先アドレスデータが格納されているディレクトリを設定しておけば、ファクシミリ送信時に宛先アドレス一覧表示の操作が行われた時に、指定されているディレクトリに自動的に移動しデータを読み込み、装置の操作表示部に宛先アドレスデータを表示させることができる。
【0018】
図4は本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。同図に示す動作は、宛先アドレスデータの読み込み処理動作である。先ず、予め宛先アドレスデータ更新の時間を設定しておき、その時間になったら(ステップS301;YES)、予め設定されている宛先アドレスデータが保存されているディレクトリに移動し(ステップS302)、宛先アドレスのデータを読み込み装置の内蔵の記録場板にデータをコピーする(ステップS303)。完了後アイドル状態に復帰する(ステップS304)。以上説明したように、イントラネットのネットワークに何らかの障害が発生した場合には、宛先アドレスデータを装置の操作表示部に表示させることができないため、予め宛先アドレスデータを読み込む時間とそのデータが格納されているディレクトリを設定しておけば、設定された時間を検出したとき、指定されているディレクトリに自動的に移動しデータを読み込み、装置内蔵の記憶部にデータをコピーする。ファクシミリ文書送信時には、装置内蔵の記憶部に保存された宛先アドレスデータを読み込み表示器に表示させる為、イントラネットのネットワークに何らかの障害が発生しても、問題なくファクシミリ文書を送信することができる。
【0019】
図5は本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。同図において、ファクシミリ文書を送信する時に、装置の接続されたイントラネットのネットワークに障害があるかないかを検知する(ステップS401;YES、ステップS402)。問題がなければ宛先名称、ファクシミリ番号及び電子メールアドレスを図1の操作表示部19に表示する(ステップS402;YES、ステップS403)。一方、ネットワークに異常が確認されれば、宛先アドレスデータを操作表示部19に表示する際に宛先名称とファクシミリ番号のみを表示する(ステップS402;NO、ステップS404)。ユーザは宛先を選択し(ステップS405)、送信ボタン押下でファクシミリ文書を送信し(ステップS406)、アイドル状態に復帰する(ステップS407)。以上説明したように、装置内の記憶部からの宛先アドレスデータをそのまま表示させた場合、ユーザはイントラネットのネットワークに障害が発生しているのに気が付かずに電子メールでファクシミリ文書を送信してしまう可能があるため、イントラネットのネットワークに何らかの障害が発生していることを検出した場合は、表示させる宛先アドレスデータの電子メールアドレスを表示させないことにより、ユーザに対してイントラネットのネットワークに障害が発生して、ファクシミリ番号で送信するしか手段がないことを知らせることができる。
【0020】
図6は本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。同図において、ファクシミリ文書送信時に、ファクシミリ文書を装置にセットし(ステップS501)、ユーザIDを入力すると(ステップS502;YES)、予め設定されている宛先アドレスデータが保存されているディレクトリに移動し、入力されたIDと一致する宛先アドレスデータを読み込み装置の表示器に表示する(ステップS503)。宛先をユーザが選択し(ステップS504)、送信ボタンの押下でファクシミリ文書が送信され(ステップS505)アイドル状態に復帰する(ステップS506)。ユーザID入力待ち状態で(ステップS502;NO)、STOPボタンの押下(ステップS507;YES)や原稿が装置から取り除かれることで(ステップS508;YES)で、装置はアイドル状態に復帰する(ステップS506)。以上説明したように、イントラネットのアプリケーションで利用しているアドレス帳を利用する場合、登録されているユーザ数が非常に大きな場合も考えられる。また、ユーザ毎によく利用する宛先も異なるため、個人別に作成した宛先アドレス帳データを準備し、予めそのデータが保存されているディレクトリを設定しておけば、ファクシミリ文書送信時に装置のキーボタンでユーザIDを入力することによりそのIDで関連づけられる宛先アドレスデータを装置の操作表示部に表示することができる。また、ユーザ数が少ないため検索等が早くなり、また磁気の社員証等のカードを利用すれば、装置に接続されたカードリーダでIDを読み込むことにより、入力間違い等の無駄な時間を短縮することができる。
【0021】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のネットワークファクシミリ装置は、一般公衆電話回線を介してファクシミリ通信を行うファクシミリ通信機能と、インターネットに接続して電子メールを用いインターネットを利用して画情報をやりとりするインターネットファクシミリ機能と、ファクシミリ画情報を処理する機能とを含んで構成されている。更に、一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を登録する手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を記憶媒体に保存する手段と、メモリカードにおけるデータをやりとり可能な手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を表示する手段とを有している。このような構成を有する本発明のネットワークファクシミリ装置は、外部で共有化され使用されている一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報とインターネット上のメールアドレス情報のデータをファクシミリ文書送信時に使用する。よって、実際に外部で使用されている情報データをそのまま流用でき、当該情報データは新しい情報データであり、宛先の情報が変更になっても修正が簡単である。また、ICカード等を使用して装置にデータをコピーでき、すぐに利用できるため非常に使い勝手が向上する。更に、メールアドレスは長かったり、宛先から想像もできないようなメールアドレスだったりすることがあるため、誤入力による誤送信や時間のロスがなくなる。また、ワンタッチダイヤルボタン等のキーボタンもユーザインターフェースの作成によっては、無くすこともできコストダウン効果にもなる。
【0023】
また、イントラネットのネットワークに接続可能な手段と、データの在処を設定可能な手段と、イントラネットで使用しているアプリケーションで使用されているアドレスデータを読み込む手段とを有する。よって、常に最新のデータを利用してファクシミリ文書を送信することが可能となる。また、メールアドレスは長かったりその宛先から想像もできないようなものだったりすることがあるため、誤入力による誤送信や時間のロスを減らすことができる。
【0024】
更に、時計機能を動作させる手段と、予め設定された日時に自動的にイントラネットのネットワークから指定されているデータを読み込み、装置の記憶媒体に当該データを保存する手段とを有し、装置の記憶媒体に保存されたデータをファクシミリ文書送信時に装置の表示部に表示させることにより、イントラネットのネットワークに障害が発生した場合においても、装置内部の記憶媒体から宛先のデータを読み込み表示させるため、問題無く使用することができる。
【0025】
また、イントラネットのネットワークの障害を検出する手段を有し、イントラネットのネットワークの障害を検出した際に、ファクシミリ文書送信時にメールアドレスを表示させないことにより、イントラネットのネットワークに障害が発生した場合には装置内部の記憶媒体から宛先のデータを読み込み表示させた時に、メールアドレスが表示されないために、ユーザはイントラネットのネットワークに障害が発生していることを知ることができ、別の手段にてファクシミリ文書を宛先に送信することができる。
【0026】
更に、イントラネットで使用しているアプリケーションで使用している入力されたユーザIDで管理されているアドレスデータを読み込む手段と、読み込んだデータを表示する手段とを有し、ファクシミリ送信時に当該データを利用する。よって、各個人の宛先データを利用することが可能となり、ファクシミリ文書送信が簡略化される。また、私用利用を防ぐことにもなる。
【0027】
また、ユーザカードの磁気データを読み込む手段と、当該磁気データからイントラネットで使用しているアプリケーションで使用しているカードリーダから読み込まれたIDで管理されているアドレスデータを読み込む手段と、読み込んだデータを表示する手段とを有し、ファクシミリ送信時に当該データを利用する。よって、各個人の宛先データを利用するために、誤入力により他の人のデータを表示してしまい、再度自分のデータを読み込むための時間を短縮することができる。また、私用利用を防ぐことにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るネットワークファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のネットワークファクシミリ装置における動作を示すフローチャートである。
【図3】本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。
【図5】本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施例のネットワークファクシミリ装置における別の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10;ネットワークファクシミリ装置、11;システム制御部11、
12;システムメモリ、13;パラメータメモリ、14;時計回路、
15;スキャナ、16;プロッタ、17;記憶部、18;カードリーダ、
19;操作表示部、20;符号化復号化部、21;画像記憶部、
22;ネットワーク伝送制御部、23;モデム、24;網制御部、
25;LAN I/F、26;内部バス。
Claims (6)
- 一般公衆電話回線を介してファクシミリ通信を行うファクシミリ通信機能と、インターネットに接続して電子メールを用いインターネットを利用して画情報をやりとりするインターネットファクシミリ機能と、ファクシミリ画情報を処理する機能とを含んで構成されるネットワークファクシミリ装置において、
一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を登録する手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を記憶媒体に保存する手段と、メモリカードにおけるデータをやりとり可能な手段と、宛先の名称及びファクシミリ番号情報、インターネット上のメールアドレス情報を表示する手段とを有し、
外部で共有化され使用されている一般公衆回線における宛先の名称及びファクシミリ番号情報とインターネット上のメールアドレス情報のデータをファクシミリ文書送信時に使用することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - イントラネットのネットワークに接続可能な手段と、データの在処を設定可能な手段と、イントラネットで使用しているアプリケーションで使用されているアドレスデータを読み込む手段とを有する請求項1記載のネットワークファクシミリ装置。
- 時計機能を動作させる手段と、予め設定された日時に自動的にイントラネットのネットワークから指定されているデータを読み込み、装置の記憶媒体に当該データを保存する手段とを有し、装置の記憶媒体に保存されたデータをファクシミリ文書送信時に装置の表示器に表示させる請求項1又は2に記載のネットワークファクシミリ装置。
- イントラネットのネットワークの障害を検出する手段を有し、イントラネットのネットワークの障害を検出した際に、ファクシミリ文書送信時にメールアドレスを表示させない請求項1〜3のいずれかに記載のネットワークファクシミリ装置。
- イントラネットで使用しているアプリケーションで使用している入力されたユーザIDで管理されているアドレスデータを読み込む手段と、読み込んだデータを表示する手段とを有し、ファクシミリ送信時に当該データを利用する請求項1〜4のいずれかに記載のネットワークファクシミリ装置。
- ユーザカードの磁気データを読み込む手段と、当該磁気データからイントラネットで使用しているアプリケーションで使用しているカードリーダから読み込まれたIDで管理されているアドレスデータを読み込む手段と、読み込んだデータを表示する手段とを有し、ファクシミリ送信時に当該データを利用する請求項1〜5いずれかに記載のネットワークファクシミリ装置。
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JP2002195850A JP2004040547A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | ネットワークファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002195850A JP2004040547A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | ネットワークファクシミリ装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006019915A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Kyocera Mita Corp | 通信装置 |
JP2007283626A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Kyocera Mita Corp | 記憶媒体により環境設定を行う画像形成装置 |
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2002
- 2002-07-04 JP JP2002195850A patent/JP2004040547A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006019915A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Kyocera Mita Corp | 通信装置 |
JP2007283626A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Kyocera Mita Corp | 記憶媒体により環境設定を行う画像形成装置 |
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Legal Events
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