JP2004037035A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

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Kunihiro Ichikawa
市川 国弘
Tomio Okihara
澳原 登美男
Yasushi Hayasaka
早坂 靖
Naoaki Shibashita
柴下 直昭
Fumiyuki Hirose
広瀬 文之
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Abstract

【課題】タイピースのクラック発生を防止することにより、ガスタービンプラントの異常停止や損傷を防止し、ガスタービンプラント全体としての信頼性や経済性を向上させることができるガスタービン燃焼器を提供する。
【解決手段】燃焼器ライナ24で圧縮空気及び燃料の混合気を燃焼させるガスタービン燃焼器のトランジションピース11を、燃焼器ライナ24の下流側に接続するトランジションピース本体20と、このトランジションピース本体20の外周側を間隙空間を介して覆うように設けたインピンジメントカバー25と、このインピンジメントカバー25の分割部を接合するジッパープレート27と、インピンジメントカバー25の上流側に固定されると共に、周方向に複数に分割された接続リング26と、少なくとも1箇所の開先部を有すると共に接続リングの分割部を繋ぎ合わせる略板状のタイピース28とを備える構成とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンプラントに用いるガスタービン燃焼器に係り、特に、トランジションピースを有するガスタービン燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービン燃焼器は、通常、燃料と圧縮機から供給された圧縮空気との混合気を燃焼させる燃焼装置と、この燃焼装置からの燃焼ガスをガスタービンに供給するトランジションピースとで構成される。一般的に、これら燃焼装置及びトランジションピースは、共に二重筒構造に構成されている。そして、圧縮機からの圧縮空気を外筒及び内筒の間の間隙流路に取り込み、この間隙流路を通して燃焼装置の内筒(燃焼器ライナ)内に導く。燃焼器ライナ内に導かれた圧縮空気は、燃焼装置端部から供給された燃料と共に燃焼され、こうして燃焼器ライナ内で生じる燃焼ガスが、トランジションピースの内筒(後述のトランジションピース本体)を通って整流されガスタービンに供給され、ガスタービンを駆動させる。
【0003】
トランジションピースは、先に触れたように、一般的に、内部に高温の上記燃焼ガスを通すトランジションピース本体と、このトランジションピース本体の外側を間隙を介して覆うインピンジメントカバーとの二重筒構造で構成される場合が多い。通常、インピンジメントカバーには、多数の吸気孔が穿設されており、圧縮機からの圧縮空気が、これら多数の吸気孔を介してトランジションピース本体との間の間隙空間に導かれ、これによりトランジションピース本体を冷却するようになっている。
【0004】
また、通常、インピンジメントカバーは、周方向に2分割され、その継ぎ目部分は、ジッパープレートを介して溶接により繋ぎ合わされる場合が多い。こうして略筒状に構成されるインピンジメントカバーは、上記燃焼装置の外筒の下流側に設けた入口リングに接続することになるが、インピンジメントカバーの上流側には、通常、入口リングが差し込まれる接続リングが設けられる。この接続リングも、一般的に周方向に2分割されており、その接合部は、通常、タイピースを介して溶接により繋ぎ合わされている。即ち、タイピースの周囲を接続リングに溶接することにより、タイピースを介して半割れの接続リングが略リング状に製罐されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、燃焼装置にて高温高圧の燃焼ガスを発生させる際、燃焼振動が生じる場合があり、燃焼振動が生じると、トランジションピースにおいては、上記の分割されたインピンジメントカバーや接続リング等の継ぎ目部分に振動応力が作用する傾向がある。特に、こうした継ぎ目部分の中でも、最も燃焼装置側に位置する接続リングの継ぎ目部分には、集中的に応力が作用する。
【0006】
このとき、通常、半割れの接続リング同士は、互いの対向端部間に間隙を介した状態にあり、この状態においてタイピースを介して溶接して接合されている。しかしながら、上記のように、タイピースと接続リングとの溶接はタイピースの周囲のみに施され、それ以外の部分は非溶接領域となる。このような非溶接領域が大きいと、接続リングの接合部に作用する振動応力が大きくなり、特に、半割れの接続リング同士の間隙の生じた接合部分においては溶接金属が部分的に途切れるため、この溶接止端部に振動応力が集中的に作用することになる。
【0007】
このことから、接続リングの継ぎ目部分を繋ぎ合わせる上記タイピースは、燃焼振動により最もクラックの入り易い部品と言える。そして、タイピースに一旦クラックが発生すると、それを機にタイピースのクラックが、インピンジメントカバーを繋ぎ合わせているジッパープレートに進展し、結果的にインピンジメントカバー全体の割れを引き起こす可能性がある。このようにインピンジメントカバーに割れが生じた場合、それだけインピンジメントカバー表面の開口面積が増加するために、割れの生じたインピンジメントカバーには、圧縮機からの圧縮空気が多く流れることになる。そのため、通常、ガスタービン燃焼器は、圧縮機周りに複数缶設けられているが、あるガスタービン燃焼器のインピンジメントカバーが破損した場合、インピンジメントカバーが破損したガスタービン燃焼器に対する圧縮空気流量が増加する。
【0008】
その結果、各ガスタービン燃焼器に供給される圧縮空気流量、更には燃空比に偏差が生じ、発生させる燃焼ガスの流量や温度にも、各ガスタービン燃焼器によってバラツキが生じてしまう可能性がある。この場合、一般的に、温度センサにより排気温度偏差異常や燃焼異常と判断され、ガスタービンプラント全体が停止してしまう。また、上記のように、タイピースやジッパープレートが破損すると、飛散した破片が圧縮空気と共に燃焼装置内に混入してしまい、燃焼異常の原因となる可能性もある。また、混入した破片が燃焼ガスと共にガスタービンに供給されてしまうと、ガスタービンの静翼や動翼を損傷させてしまう可能性もある。
【0009】
以上のように、トランジションピースのタイピースのクラックは、ガスタービンプラントの異常停止や他の部品の損傷につながる可能性がある。正常に復帰させるためには、ガスタービンプラントを分解してクラックの補修や部品交換等が必要となり、稼動率を低下させる原因の1つとなる。そのため、タイピースのクラック発生防止は、ガスタービンプラント全体としての信頼性や経済性の面でも非常に重要な課題であると言える。
【0010】
本発明は、タイピースのクラック発生を防止することにより、ガスタービンプラントの異常停止や損傷を防止し、ガスタービンプラント全体としての信頼性や経済性を向上させることができるガスタービン燃焼器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、燃焼器ライナで圧縮空気及び燃料の混合気を燃焼させ、燃焼ガスをトランジションピースを介してガスタービンに供給するガスタービン燃焼器において、前記トランジションピースは、前記燃焼器ライナの下流側に接続するトランジションピース本体と、このトランジションピース本体の外周側を間隙空間を介して覆うように設けられると共に、周方向に複数に分割され、多数の吸気口を有するインピンジメントカバーと、このインピンジメントカバーの分割部を接合するジッパープレートと、前記インピンジメントカバーの上流側に固定されると共に、周方向に複数の分割ピースに分割された接続リングと、少なくとも1箇所の開先部を有すると共に、前記接続リングの分割部に固着され、前記分割ピース同士を繋ぎ合わせる略板状のタイピースとを備える。
【0012】
本発明によれば、タイピースに開先部を設け、非溶接領域を減少させることにより、溶接金属の溶接止端部に作用する応力を低減させ、タイピースへのクラックの発生を防止することができる。これにより、インピンジメントカバーのクラック発生を防止することができるので、排気温度偏差・異常燃焼によるガスタービン異常よるプラント自体の停止も防止することができ、タイピースやジッパープレートの破片が燃焼装置に吸込まれて燃焼異常を起こすことも、破片の衝突によるガスタービンの損傷も防止することができる。従って、インピンジメントカバーの溶接補修や交換までの時期を延伸でき、プラントの信頼性を向上させることができる。またこれにより、補修費や部品購入費が低減され経済性を向上させることができ、点検間隔の延長による大幅な運用コストの低減を図ることができるというメリットを得ることもできる。
【0013】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記開先部として、前記タイピースにおける上流側及び下流側のうち少なくとも一方に、前記接続リングの分割部を跨ぐように切欠き部を設ける。
【0014】
これにより、溶接止端部における溶接金属の溶け込みが十分となると共に、また非溶接領域が低減されるため、溶接金属に作用する応力を低減させ、タイピースへのクラックの発生を防止することができる。
【0015】
(3)上記(2)において、また好ましくは、前記切欠き部を略円弧状に形成する。
【0016】
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1つにおいて、また好ましくは、前記開先部として、前記タイピースにおける前記分割ピースの接合部を挟んだ両側位置のうち、少なくとも一方の位置に貫通孔を設ける。
【0017】
このように、開先部として貫通孔を設け栓溶接による溶接箇所を追設することにより、タイピースと接続リングの溶接部に作用する応力を平均化し、溶接止端部への応力集中を低減し、タイピースへのクラックの発生を防止することができる。
【0018】
(5)上記(4)において、好ましくは、前記貫通孔を略方形に形成する。
【0019】
(6)上記(4)において、好ましくは、前記貫通孔を略円形に形成する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のガスタービン燃焼器の実施の形態を図面を用いて説明する。
まず、図1に本実施の形態のガスタービン燃焼器を用いたガスタービンエンジンの一構成例を一部断面で表す。この図1に示すように、ガスタービンエンジンは、外気を取り入れて圧縮する圧縮機1と、この圧縮機1から供給された圧縮空気を燃料と共に燃焼させるガスタービン燃焼器2と、このガスタービン燃焼器2から供給される燃焼ガスにより回転駆動するガスタービン3とで概略構成されている。
【0021】
圧縮機1は、圧縮機ケーシング4と、この圧縮機ケーシング4内に回転自在に設けた圧縮機ロータ5とを備え、これら圧縮機ケーシング4及び圧縮機ロータ5の間の主流路6を通る空気を圧縮し、ガスタービン燃焼器2に対し圧縮空気として供給するようになっている。但し、圧縮空気の一部は、燃焼装置10の燃焼器ライナ24(後の図4参照)、トランジションピース11、ガスタービン3の動翼13、静翼15等の冷却空気として主流路6から抽気されるようになっている。
【0022】
主流路6においては、圧縮機ケーシング4の内壁面に周方向に複数設けた静翼7と、圧縮機ロータ5の外周部に周方向に複数設けた動翼8とが設けられ、これら静翼7及び動翼8のそれぞれの翼列が軸方向に交互に配置されている。そして、静止した静翼7の間で動翼8が回転することにより、主流路6内の空気がガスタービン燃焼器2に向かって導かれると共に、その際の主流路6の縮径により圧縮されていく。
【0023】
上記ガスタービン燃焼器2は、圧縮機1の周囲にほぼ等間隔で複数設けられており、それぞれ燃焼装置10と、この燃焼装置10の下流側に設けたトランジションピース11(詳細は後述)で構成されている。そして、圧縮機1からの圧縮空気は燃焼装置10に燃焼用空気として供給され、ここで燃料と共に燃焼させられ、燃焼装置10からの燃焼ガスは、トランジションピース11を介して整流されつつ、ガスタービン3に供給されるようになっている。
【0024】
ガスタービン3は、回転軸(ロータ)12の周囲に設けた複数の動翼13と、タービンケーシング14内壁面に設けた複数の静翼15とを有している。ガスタービン3においても、圧縮機1と同様、動翼13及び静翼15のそれぞれの翼列が交互に配置されている。そして、燃焼装置10にて発生した高温高圧の燃焼ガスがトランジションピース11を介して静翼15を経て動翼13に噴射され、これにより回転軸12に回転力が付与されるようになっている。そして、特に図示していないが、一般的には回転軸12に発電機ロータを連結し、回転エネルギーを電気エネルギーに変換するよう構成されている。
【0025】
次に、本発明のガスタービン燃焼器の上記トランジションピース11の詳細構造を説明する。
図2は上記トランジションピース11の外観構造図、図3は図2中右側から見た外観構造図、図4は図2中IV−IV断面による断面図、図5は図4中矢印Vから見た矢視図、図6はトランジションピース11の配置状態を表す図で、図1中左側から見た状態を表している。これら図2〜図6に示すように、トランジションピース11は、燃焼装置10(図1参照)からの燃焼ガスを内部に流通するトランジションピース本体(内筒)20と、このトランジションピース本体20の外周部を間隙空間21を介して覆うように設けられたインピンジメントスリーブ(外筒)22とで二重筒構造に構成されている。インピンジメントスリーブ22には、多数の吸気孔23が穿設されており、上記圧縮機1からの圧縮空気は、これら吸気孔23から間隙空間21に流入し、トランジションピース本体20をインピンジ冷却するようになっている。
【0026】
トランジションピース本体20の上流側(図4中左側)端部は略円形に開口しており、この開口端部には燃焼装置10の略円筒状の燃焼器ライナ24(図4参照)が嵌合している。また、トランジションピース本体20の下流側端部(図4中右側)端部は略矩形(又は略扇形)に開口している(図5参照)。
【0027】
上記インピンジメントスリーブ22も、トランジションピース本体20に応じて上流側(図4中左側)が略円形、下流側(図4中右側)が略矩形に形成されている。また、インピンジメントスリーブ22は、インピンジメントカバー25と、このインピンジメントカバー25の上流側(図4中左側)に設けた接続リング26とで概略構成されている。これらインピンジメントカバー25及び接続リング26は、周方向に複数に分割されており、本実施の形態においては、それぞれ分割ピース25a,25b及び分割ピース26a,26bの2分割構成となっている。インピンジメントカバー25の分割ピース25a,25bはジッパープレート27を介し、接続リング26の分割ピース26a,26bはタイピース28を介し、互いに背側(図4中上側)・腹側(図4中下側)にて溶接により固定されている。
【0028】
タイピース28は、略矩形のプレート状の部材であり、この分割ピース26a,26bの接合部分に当てられ、分割ピース26a,26bに溶接されている。これにより、分割ピース26a,26bは、タイピース28を介して溶接により接合されている。このとき、分割ピース26a,26b同士の接合部分は、僅かに間隙を介して互いの端面が対向した状態となっている。インピンジメントスリーブ22は製罐構造物であるため、このような間隙を介することで、接続リング26の寸法を調整可能な構造とすることが望ましい。即ち、間隙寸法t(後述の図8参照)がインピンジメントスリーブ22の寸法調整代になっており、一概に限定されるものではないが、通常2〜3mm程度に設定される場合が多い。このように、間隙寸法tを調整可能な構造とするため、接続リング26の分割リング26a,26bをタイピース28を介して連結してある。
なお、このタイピース28に関しては、後で更に詳述する。
【0029】
燃焼装置10の図示しない外筒には、その下流側に入口リング30が接続している。この入口リング30は、特に限定されるものではないが、本実施の形態においては一体構造となっており、上記接続リング26に嵌合している。また、この入口リング30は、複数の支持板31(図4参照)を介し、トランジションピース本体20の上流側(図4中左側)端部と溶接等により固定されている。詳細には、この支持板31は、トランジションピース20に対して放射状に取付けられており、その先端部が入口リング30の内径に接し、溶接により固着されている。また、図4に示すように、トランジションピース本体20の下流側(図4中右側)には、突起部32が設けられており、この突起部32がインピンジメントカバー25外周部に設けた突起部33と係合し、両者をボルト締結することによりトランジションピース本体20及びインピンジメントカバー25が、下流側にて互いに固定されている。また、インピンジメントカバー25の下流には断面がU字型のシール板34が溶接されており、このシール板34がトランジションピース本体20の下流側端部に設けた溝35に嵌合している。
【0030】
以上の構成のトランジションピース11は、前述のように圧縮機1の周囲に複数設けられている。その配置状態は、図6に示すように、隣接するもの同士、略矩形の下流側開口を当接させ、それぞれの下流側開口により、全体として略環状の燃焼ガスの流路を形成するようになっている。また、この環状流路の継ぎ目部分(即ち各トランジションピース11,11間のシール溝部分)には、板状のサイドシール36を嵌合し燃焼ガスをシールしてある。このサイドシール36は、ガスタービン3の入口部分の静翼15(図1参照)の構成部品に対し、ピン穴37に図示しないピンを介して固定されている。
【0031】
また、トランジションピース本体20には静翼15との連結棒38が備えられており、この連結棒38が、ガスタービン3(図1参照)の入口部分の静翼15(図1参照)の構成部品に対してピン39を介して固定されている。更に、図4に示すように、トランジションピース本体20の下流側端部とガスタービン3の入口部分の静翼15との間は、U字部及び平坦部を有する断面形状のフローティングシール40によりシールされており、高圧の圧縮空気が、ガスタービン3に供給される燃焼ガスに流入しないようにされている。詳細には、フローティングシール40のU字部はトランジションピース本体20の下流側の溝41に嵌合し、フローティングシール40の平坦部は静翼15の構成部品に連結している。また、上記入口リング30は、固定ストッパ42を介し、圧縮機ケーシング4に対して固定されている。
【0032】
以上の構成のトランジションピース11を備えた本発明のガスタービン燃焼器における最も大きな特徴は、接続リング26の分割ピース26a,26b同士の接合強度を向上させると共に、タイピース28におけるクラックの発生を抑制するために、タイピース28に少なくとも1箇所の開先部を設けたことにある。以下に、本発明のガスタービン燃焼器に用いる上記タイピース28の構成例を順次説明していく。
【0033】
図7は本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第1の構成例を表した斜視図、図8は本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第1の構成例の溶接構造を表した上面図である。これら図7及び図8に示すように、本構成例において、タイピース28は、燃焼ガスの流れ方向の上流側及び下流側(図8中上下側)に、円弧状の切欠き部を設けてこれを開先部45a,45bとしている。前述のように、接続リング26の分割ピース26a,26b間は、間隙(間隙寸法t)を介して対向しており、開先部45a,45bは、この間隙を跨ぐように設けられている。そして、図8に示すように、タイピース28は、分割ピース26a,26bを強固に接合するよう、その周囲を分割ピース26a,26bに対してすみ肉溶接される。符号50を付した部分は溶接金属である。またこれと共に、開先部45a,45bを溶接金属50でほぼ埋めるような形で更に強固に溶接されている。
【0034】
但し、本構成例においては、上流側及び下流側の双方に開先部45a,45bを設けたが、必ずしもこの態様に限られず、どちらか一方を省略しても構わない。また、開先部45a,45bは、略楕円の円弧状に切り欠いた状態を図示したが、これにも限られず、単なる円弧状であっても、方形状であっても構わない。更には、図7に示す開先部45a,45bの幅寸法b、奥行寸法h、図8に示す開先部45a,45b間距離L等は、タイピース28や接続リング26等の寸法や要求される溶接強度に応じて適宜設定変更可能である。特に寸法Lは、タイピース28と分割ピース26a,26bとの非溶接長さ寸法であるとも言え、この寸法Lが小さいほど溶接強度が高くなることになる。
【0035】
図9は本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第2の構成例を表した斜視図、図10は本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第2の構成例の溶接構造を表した上面図である。これら図9及び図10に示すように、本構成例において、タイピース28は、接続リング26の分割ピース26a,26bの接合部分を挟んで両側に(図10中左右両側)に、略方形状の貫通孔を設けてこれらを開先部45c,45dとしている。そして、図10に示すように、タイピース28は、分割ピース26a,26bを強固に接合するよう、その周囲を分割ピース26a,26bに対してすみ肉溶接され、かつ、開先部45c,45dを溶接金属50でほぼ埋めるような形で栓溶接されている。
【0036】
但し、本構成例においては、分割リング26a側及び分割リング26b側の双方に開先部45c,45dを設けたが、必ずしもこの態様に限られず、どちらか一方を省略しても構わないし、逆に更に多数の貫通孔を設けても良い。また、図7及び図8の構成例と組合せる態様も考えられる。また、開先部45c,45dは、各コーナにR部が形成された状態を図示したが、これも特に限定されるものではない。更には、図9に示す開先部45c,45dの幅寸法b、奥行寸法h等は、タイピース28や接続リング26等の寸法や要求される溶接強度に応じて適宜設定変更可能である。
【0037】
図11は本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第3の構成例を表した斜視図、図12は本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第3の構成例の溶接構造を表した上面図である。これら図11及び図12に示すように、本構成例のタイピース28は、開先部45e,45fを略円形にした点を除いて図9及び図10に示した構成例と同様である。そして、図12に示すように、タイピース28は、分割ピース26a,26bを強固に接合するよう、その周囲を分割ピース26a,26bに対してすみ肉溶接され、かつ、開先部45e,45fを溶接金属50でほぼ埋めるような形で栓溶接されている。
【0038】
但し、本構成例においても、分割リング26a側及び分割リング26b側の双方に開先部45e,45fを設けたが、必ずしもこの態様に限られず、どちらか一方を省略しても構わないし、逆に更に多数の貫通孔を設けても良い。また、図7及び図8の構成例と組合せる態様も考えられる。また、開先部45e,45fを略円形としたが、これにも限られず、例えば楕円形状としても良い。更には、図11に示す開先部45e,45fの直径寸法D等は、タイピース28や接続リング26等の寸法や要求される溶接強度に応じて適宜設定変更可能である。
【0039】
以上のように、タイピース28の構成例として図7〜図12を用いて3つの例を挙げて説明したが、これら3つの構成例は、比較的機械加工が易いよう開先部の形状が簡略なものを例として挙げたものである。即ち、本発明の本質的特徴は、タイピース28に少なくとも1箇所の開先部を設け非溶接領域を減少させることにあり、以上の3つの構成例に限られず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、他にも種々変形可能なものである。また、タイピース28自体、必ずしも機械加工で成形しなくとも、成形方法に特別な限定はなく、例えば鋳造により成形しても構わない。
【0040】
次に、本発明のガスタービン燃焼器により得られる作用効果を説明する。
ここでまず、一般的にガスタービン燃焼器に用いられるタイピースの上面図を図13(a)に、この図13(a)中b−b断面による側断面図を図13(b)に本発明との比較例として表し、更に図14には図13(a)に示したタイピースのクラックの破面を含む断面斜視図を表した。図13(a)及び図13(b)に示すように、一般的なタイピース28’としては、単に矩形状に形成されたプレートが用いられ、接続リング26の分割ピース同士を接合するよう、分割ピース26a,26bを跨いだ状態で、分割ピース26a,26bに対して周囲をすみ肉溶接することにより、分割ピース26a,26bを互いに接合する。
【0041】
即ち、図13(a)及び図13(b)に示した一般的な構成である場合、タイピース28’と分割ピース26a,26bとの溶接部は、タイピース28’の周囲のみであり、分割ピース26a,26bの接合部分(分割ピース26a,26bの端面対向部分)においては、その奥行寸法(図13(a)中上下方向寸法)ほぼ全長にわたる部分、またタイピース28’と分割ピース26a,26bとの当接面部分は非溶接領域51となる。そのため、非溶接領域51、特に分割ピース26a,26bの対向端部近傍においては、溶接金属50に大きな振動応力が作用する。また特に、溶接止端部50’の溶け込みが十分でない場合、溶接金属50に作用する振動応力は増大する。このような大きな振動応力が作用した場合、溶接止端部50’からクラック52が発生・進展し、タイピース28’を破損させる場合がある。
【0042】
溶接金属50に作用する振動応力は、燃焼装置10で高温高圧の燃焼ガスを発生させる時に生じる燃焼振動によるもので、燃焼振動による高サイクル疲労損傷により、一旦クラック52が発生するとタイピース28’からジッパープレート27(図2参照)へ進展し、最終的にはインピンジメントスリーブ22(図2参照)全体の破損に到ることもある。この場合、圧縮機1からの圧縮空気が、インピンジメントスリーブ22の破損箇所からも流入するようになり、破損したインピンジメントスリーブ22に対する圧縮空気の流入量が増大する。その結果、他のガスタービン燃焼器2との間で圧縮空気の流入量にアンバランスが生じ、燃焼装置10における燃空比(燃焼と圧縮空気の割合)やトランジションピース本体20の冷却割合に偏差が生じてしまい、場合によっては、排気温度偏差異常や燃焼異常でガスタービンエンジンそのものが停止してしまう可能性がある。また、タイピース28’やジッパープレート27が破損することにより、その破片が圧縮空気から燃焼装置10中に吸込まれて燃焼異常を発生させたり、燃焼ガスに流入して静翼15や動翼13を損傷させる可能性もある。
【0043】
それに対し、本発明においては、タイピース28に開先部を設け、非溶接領域を減少させることにより、溶接金属50に作用する応力を低減させ、クラックの発生を防止することができる。即ち、図7〜図12に示したタイピース28の第1〜第3の構成例では、開先部45a〜45fを設け溶接金属50で満たすことにより、非溶接領域がそれだけ減少し溶接金属50に作用する応力を低減することができる。
【0044】
図15(a)に、接続リング26の分割ピース26a,26bの端面対向部分におけるタイピースの応力解析結果を示した。また、図15(b)は、この図15(a)の応力解析の解析対象箇所(この図中A−B点間)を模式的に表したものである。また、図15(a)の結果は、先の図7及び図8に示した第1の構成例、図9及び図10に示した第2の構成例、図11及び図12に示した第3の構成例、図13(a)及び図13(b)に示した比較例を解析対象としたものである。また、本試験では、各例において、タイピース28又はタイピース28’のサイズは60mm×40mmとした。また、図7及び図8の第1の構成例においては、開先部45a,45bの寸法bを15mm(タイピース28寸法60mmの25%)、寸法hを4mm(タイピース28寸法40mmの10%)とした。また、図9及び図10の第2の構成例においては、開先部45c,45dの寸法bを20mm(タイピース28寸法60mmの1/3)、寸法hを30mm(タイピース28寸法40mmの75%)とした。また、図11及び図12の第3の構成例においては、開先部45e,45fの直径Dをタイピース28長さ60mmの1/3の20mmとした。
【0045】
図15(a)の試験結果に示すように、A点及びB点に作用する応力は、図13(a)及び図13(b)の比較例と比較して、図7及び図8の第1の構成例では50%程度、図9及び図10の第2の構成例では60%程度、図11及び図12の第3の構成例では65%程度に低減されている。これは、開先部を設けたことにより、タイピース28の分割ピース26a,26bとの非溶接領域が減少したためであると考えられる。特に図7及び図8の第1の構成例においては、A点及びB点の溶接金属50の溶け込みが強固となり、また非溶接部長さLが短くなるため、特に顕著な応力低減の効果が得られる。また、第2及び第3の構成例においては、開先部45c〜45fを設けて栓溶接による箇所を追設したことにより、タイピース28と接続リング26(分割ピース26a,26b)の溶接部に作用する応力を平均化し、溶接止端部50’への応力集中が低減されたものと考えられる。
【0046】
図16に本発明のクラック防止効果の検証のために実施した三点曲げによる高サイクル疲労試験の概略を、図17にその試験結果を示した。図16に示すように、本高サイクル疲労試験では、三点曲げ支持治具60(スパン長さ100mm)に、ピン61a,61bを介してタイピース28(又はタイピース28’)と接続リング26(分割ピース26a,26b)の溶接試験体(接続リング26の長さ以外は実寸)を載置し、この状態でタイピース28(又はタイピース28’)の中央付近に対して荷重治具62によりピン61cを介して繰返し荷重を負荷した。この手法により、溶接止端部50’からクラックが入る事象を再現し、タイピース28(又はタイピース28’)の破損繰返し数を測定した。
【0047】
図17において、各測定結果における水平に推移する部分は疲労限を表しており、一般的に、ある負荷で10回程度の繰り返し荷重に耐えられた場合、その材料は、その負荷に対しては実質的に破損を起こさないとされている。この疲労限を比較した場合、疲労限に到達可能な繰り返し荷重の大きさは、図13(a)及び図13(b)の比較例に対して、第2及び図3の構成例では約1.5倍、第1の構成例にあっては約2倍となった。即ち、第2及び第3の構成例においては、繰り返し荷重をかけても実質的に破損が生じない応力振幅が比較例の約1.5倍、第1の構成例においては約2倍であり、それだけ燃焼振動に対する耐震強度が向上することになる。従って、ガスタービン燃焼器2の運転状態に対する許容が増し、破損をより生じ難くすることができる。これにより、本発明においては、タイピース28へにクラックの発生を抑制することが可能となる。
【0048】
以上のように、本発明によれば、タイピース28のクラック発生が抑制できるので、インピンジメントスリーブ22全体のクラック発生を防止することができ、排気温度偏差・異常燃焼によるガスタービン異常よるプラント自体の停止も防止することができる。更に、タイピース28のクラック発生を防止することができるので、タイピース28やジッパープレート27の破片が燃焼装置10に吸込まれて燃焼異常を起こすことも、破片の衝突により静翼15や動翼13が損傷することも防止することができる。これにより、インピンジメントスリーブ22の溶接補修や交換までの時期を延伸でき、プラントの信頼性を向上させることができる。更に補修費や部品購入費が低減され経済性を向上させることができ、点検間隔の延長による大幅な運用コストの低減を図ることができるというメリットを得ることもできる。
【0049】
なお、以上において、燃焼装置10としては、拡散燃焼方式のものであっても、予混合燃焼方式、或いは予蒸発予混合燃焼方式のものであっても適用可能である。また、本発明のガスタービン燃焼器を備えるガスタービンエンジン(或いはガスタービンプラント)としては、必ずしも図1に示した態様に限られるものではない。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、タイピースに開先部を設け、非溶接領域を減少させることにより、溶接金属に作用する応力を低減させ、タイピースへのクラックの発生を防止することができる。これにより、インピンジメントスリーブのクラック発生を防止することができるので、排気温度偏差・異常燃焼によるガスタービン異常よるプラント自体の停止も防止することができ、タイピースやジッパープレートの破片が燃焼装置に吸込まれて燃焼異常を起こすことも、破片の衝突によるガスタービンの損傷も防止することができる。従って、インピンジメントスリーブの溶接補修や交換までの時期を延伸でき、プラントの信頼性を向上させることができる。またこれにより、補修費や部品購入費が低減され経済性を向上させることができ、点検間隔の延長による大幅な運用コストの低減を図ることができるというメリットを得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービン燃焼器を用いたガスタービンエンジンの一構成例を一部断面で表す。
【図2】本発明のガスタービン燃焼器に備えられたトランジションピースの外観構造図である。
【図3】図2中右側から見た外観構造図である。
【図4】図2中IV−IV断面による断面図である。
【図5】図4中矢印Vから見た矢視図である。
【図6】トランジションピースの配置状態を表す図で、図1中左側から見た状態を表した図である。
【図7】本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第1の構成例を表した斜視図である。
【図8】本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第1の構成例の溶接構造を表した上面図である。
【図9】本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第2の構成例を表した斜視図である。
【図10】本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第2の構成例の溶接構造を表した上面図である。
【図11】本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第3の構成例を表した斜視図である。
【図12】本発明のガスタービン燃焼器に用いるタイピースの第3の構成例の溶接構造を表した上面図である。
【図13】一般的にガスタービン燃焼器に用いられるタイピースの上面図、及びこの図中b−b断面による側断面図である。
【図14】図13(a)に示したタイピースのクラックの破面を含む断面斜視図である。
【図15】接続リングの分割ピースの端面対向部分におけるタイピースの応力解析結果を表すグラフ、及びその応力解析の解析対象箇所を模式的に表す図である。
【図16】本発明のクラック防止効果の検証のために実施した三点曲げによる高サイクル疲労試験の概略を表す図である。
【図17】本発明のクラック防止効果の検証のために実施した三点曲げによる高サイクル疲労試験の結果を表すグラフである。
【符号の説明】
2     ガスタービン燃焼器
3     ガスタービン
11    トランジションピース
20    トランジションピース本体
23    吸気口
24    燃焼器ライナ
25    インピンジメントカバー
26    接続リング
26a,b 分割ピース
27    ジッパープレート
28    タイピース
45a,b 開先部(切欠き部)
45c〜f 開先部(貫通孔)

Claims (6)

  1. 燃焼器ライナで圧縮空気及び燃料の混合気を燃焼させ、燃焼ガスをトランジションピースを介してガスタービンに供給するガスタービン燃焼器において、
    前記トランジションピースは、
    前記燃焼器ライナの下流側に接続するトランジションピース本体と、
    このトランジションピース本体の外周側を間隙空間を介して覆うように設けられると共に、周方向に複数に分割され、多数の吸気口を有するインピンジメントカバーと、
    このインピンジメントカバーの分割部を接合するジッパープレートと、
    前記インピンジメントカバーの上流側に固定されると共に、周方向に複数の分割ピースに分割された接続リングと、
    少なくとも1箇所の開先部を有すると共に、前記接続リングの分割部に固着され、前記分割ピース同士を繋ぎ合わせる略板状のタイピースと
    を備えることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 請求項1記載のガスタービン燃焼器において、前記開先部として、前記タイピースにおける上流側及び下流側のうち少なくとも一方に、前記接続リングの分割部を跨ぐように切欠き部を設けたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  3. 請求項2記載のガスタービン燃焼器において、前記切欠き部を略円弧状に形成することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のガスタービン燃焼器において、前記開先部として、前記タイピースにおける前記分割ピースの接合部を挟んだ両側位置のうち、少なくとも一方の位置に貫通孔を設けたことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  5. 請求項4記載のガスタービン燃焼器において、前記貫通孔を略方形に形成したことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  6. 請求項4記載のガスタービン燃焼器において、前記貫通孔を略円形に形成したことを特徴とするガスタービン燃焼器。
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