JP2004036316A - サッシの防犯用ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クレセントの取付ネジで該クレセントと共にサッシ枠に容易に取り付けることができ、かつ、引き違い開閉式サッシを閉じ位置でロックしているクレセントを外部から解除することができないようにしたサッシの防犯用ロック装置を得ることにある。
【解決手段】クレセント4を回動自在に軸支させたクレセント取付ベース3とストッパ取付用ベース10とを共通の取付ネジNで一方のサッシ縦枠1に共締め固定すると共に、ストッパ取付用ベース10の折曲片部10bに設けたストッパ差込穴10cにストッパ部材11を差し込み、このストッパ部材11に鍵12を掛けるように構成した。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、引き違い開閉式サッシの防犯用ロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に引き違い開閉式サッシの防犯用ロック装置として、サッシ閉じ位置で互いに隣接するサッシ縦枠のうち、一方のサッシ縦枠にクレセントを取り付け、他方のサッシ縦枠にクレセント掛止部材を取り付けることによる所謂クレセント構造のものは周知である。
かかるクレセント構造の防犯用ロック装置に加え、これとは別のロック手段をサッシ枠に取り付けて二重または三重の防犯用ロック装置とすることも既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の引き違い開閉式サッシの防犯用ロック装置は以上のように構成されているので、一般的なクレセント構造のものでは、窓ガラスの一部を破ることでクレセントを外部から容易に解除することができ、このため、防犯性に乏しいという課題があった。また、クレセントに加え、これとは別のロック手段をサッシ枠に取り付ける場合、その取り付け用ネジ穴をサッシ枠に新たに加工しなければならないなど、前記別途ロック手段の取付作業が面倒で且つ素人では困難化するという課題があった。さらに、前記別途ロック手段の場合も、そのロックおよびロック解除を前記クレセントの場合と同様に人為的操作で行う構成となっているため、特にロック忘れが発生し易くなるという課題があった。
【0004】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、クレセントの取付ネジでクレセントと共にサッシ枠に容易に取り付けることができ、しかも、引き違い開閉式サッシを全閉位置でロックしているクレセントを外部から解除しようとしても解除することができないサッシの防犯用ロック装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、この発明は、クレセントをさらに南京錠で施錠するが、その南京錠の錠桿がチェーンカッター等で切断される危惧がなく、防盗性をいっそう高めることができるサッシの防犯用ロック装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、この発明は、引き違い開閉式サッシを閉じ位置で自動的にロックすることができるサッシの防犯用ロック装置を提供することを目的とする。
【0007】
さらに、この発明は、引き違い開閉式サッシを閉じ位置で自動的にロックできると共に、そのロック解除を容易に行うことができてサッシをスムーズに開くことができるサッシの防犯用ロック装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るサッシの防犯用ロック装置は、引き違い開閉式サッシの一方のサッシ枠にネジ止めされ、クレセントが回動可能に軸支されたクレセント取付ベースと、他方のサッシ枠に取り付けられ、サッシ閉位置で前記クレセントを掛止させるクレセント掛止部材と、前記クレセント取付ベースと共通のネジで前記一方のサッシ枠に共締め固着され、前記クレセント掛止部材に掛止したクレセントの操作レバー上方に延出する折曲片部を一体に有し、該折曲片部にストッパ差込穴が設けられたストッパ取付用ベースと、前記ストッパ差込穴に上方から挿脱自在に差し込まれ、該差し込み時に前記折曲片部上に当接係合させる係合片部を有し、前記クレセントの掛止解除方向への回動を規制するストッパ部材と、このストッパ部材に設けられて前記折曲片部の下部で開口する施錠穴と、この施錠穴を介して前記ストッパ部材を前記ストッパ取付用ベースからの抜け止め方向に施錠する錠とを備えたものである。
【0009】
この発明に係るサッシの防犯用ロック装置は、前記錠が南京錠からなり、この南京錠のフック状をなす錠桿がケース状のカバーで覆われ、該カバー内部には前記錠桿を引っ掛けるピンが設けられており、一方、前記ストッパ部材は略逆U字状に折曲されて片側片部に施錠穴が設けられたプレートからなり、そのストッパ部材の両側片部の間に前記カバーが嵌合されるようになっているものである。
【0010】
この発明に係るサッシの防犯用ロック装置は、引き違い開閉式サッシの閉じ位置で互いに隣接するサッシ縦枠の近傍で一方のサッシ横枠に止着されるストッパ取付用ベースと、このストッパ取付用ベースに水平回動自在に軸支され、前記サッシ横枠から離れる方向の付勢力を有するストッパ部材とを備え、サッシ開動時に前記ストッパ部材を付勢力に抗して両サッシのサッシ横枠間に介入させ、サッシ閉じ位置で前記ストッパ部材を付勢力で変位させて該ストッパ部材の先端を他方のサッシ縦枠の側面に係合させて両サッシをロックするように構成したものである。
【0011】
この発明に係るサッシの防犯用ロック装置は、ストッパ部材が、該ストッパ部材が取り付けられているサッシ横枠との間に介在させたスプリングで前記サッシ横枠から離れる方向に付勢されているものである。
【0012】
この発明に係るサッシの防犯用ロック装置は、ストッパ部材に、その先端側と反対方向に延びる爪片部が一体形成され、この爪片部とサッシ横枠との間に楔部材を介入させて前記ストッパ部材をサッシロック解除位置に保持するようになっているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるサッシの防犯用ロック装置を示す斜視図、図2は図1中のストッパ部材を示す斜視図、図3は図1中の南京錠ユニットを示す斜視図、図4は図1の南京錠取付部の断面図である。
図1において、1は引き違い開閉式サッシの一方のサッシ枠のサッシ縦枠、2は他方のサッシ枠のサッシ縦枠であり、これらのサッシ縦枠1,2はサッシ全閉位置で互いに隣接するようになっている。
【0014】
3は前記一方のサッシ縦枠1にネジNで取り付けられたクレセント取付ベースであり、このクレセント取付ベース3にはクレセント4が回動可能に軸支されており、そのクレセント4は操作レバー5を一体に有している。6は前記他方のサッシ縦枠2に取り付けられたフック状のクレセント掛止部材であり、このクレセント掛止部材6に前記クレセント4を回動掛止させることにより、両サッシが全閉位置でロックされるようになっている。
【0015】
10は前記一方のサッシ縦枠1とクレセント取付ベース3との間に介在させた金属製のストッパ取付用ベース、10aはそのストッパ取付用ベース10の長手方向に設けられた上下2箇所の長穴である。この長穴10aを介して前記ストッパ取付用ベース10が前記クレセント取付ベース3と共通の取付ネジNで前記一方のサッシ縦枠1に対して前記クレセント取付ベース3とともに共締め固定されている。10bは前記ストッパ取付用ベース10の上端に折曲形成されてサッシ縦枠1から離れる方向に延出する折曲片部であり、この折曲片部10bにはストッパ差込穴10cが設けられている。ここで、前記ストッパ取付用ベース10は、その上端の折曲片部10bがクレセント4の操作レバー5による回動を許容する位置に保持されるように取り付けられている。なお、前記ストッパ取付用ベース10は、その長穴10aによって前記折曲片部10bの高さが調整可能となっているものである。
【0016】
11は略逆U字状に折曲形成された金属プレートからなるストッパ部材、11aはそのストッパ部材11の上端屈曲片部、11b,11cはその上端屈曲片部11aの両側端から垂下する両側垂下片部であり、その片側垂下片部11bには図3に示すように施錠穴11dが設けられている。かかるストッパ部材11において、施錠穴11dを有する片側垂下片部11bは前記ストッパ取付用ベース10のストッパ差込穴10cに上方から差し込まれることにより、サッシロック状態のクレセント4の操作レバー5に沿った位置に垂下して当該クレセント4がロック解除方向に回動するのを前記片側垂下片部11bで阻止するものである。また、その片側垂下片部11bを前記ストッパ差込穴10cに差し込んだ状態では、ストッパ部材11の上端屈曲片部11がストッパ取付用ベース10の折曲片部10b上に当接支承される係合片部として機能し、かつ、その折曲片部10bの下方位置に前記施錠穴11dが保持されるようになっている。
【0017】
12は南京錠であり、この南京錠12のフック状の錠桿12a(図3,図4参照)をストッパ部材11の施錠穴11dに挿入することにより、前記ストッパ差込穴10cに片側垂下片部11bが差し込まれたストッパ部材11をストッパ取付用ベース10上端の折曲片部10bからの抜け止め方向に施錠するものである。
【0018】
13は南京錠12の錠桿12aを覆って当該錠桿12aがチェーンカッター等で切断されるのを防止する金属製のカバーであり、このカバー13は図3に示すように一側面が開口したケース状に形成され、その開口端には切欠段部13aと側部突片13bが一体形成されている。ここで、前記切欠段部13aは、図1に示すようにストッパ部材11の一側端縁部に当接させることにより、ストッパ部材11の片側垂下片部11bの内側で南京錠12の錠桿12が施錠穴11dに挿入可能な位置に位置決めされるようになっている。また、前記側部突片13bは、ストッパ部材11の片側垂下片部11bと南京錠12の本体(ボディ)との間を覆うようになっている。
【0019】
14は前記カバー13内に一体に設けられたピンであり、このピン14に前記錠桿12aを引っ掛けることにより、その錠桿12aのほぼ全体を前記カバー13で覆うようになっている。すなわち、南京錠12の解錠状態の錠桿12aをケース状のカバー13内に挿入しながら当該カバー13内のピン14に引っ掛けることで、南京錠12にカバー13がユニット化されるものである。かかるカバー13は、前記ストッパ部材11の両側垂下片部11b,11c間に嵌合可能な全体形状に形成され、該嵌合位置で片側垂下片部11bの施錠穴11dに、その片側垂下片部11bの内側から前記錠桿12aを挿入することで南京錠12の施錠を可能とするものである。
【0020】
次に動作について説明する。
引き違い開閉式サッシのロックに際しては、まず、サッシ全閉位置でクレセント4をクレセント掛止部材5に掛止させた後、ストッパ取付用ベース10のストッパ差込穴10cに上方からストッパ部材11の片側垂下片部11bを差し込むことにより、その片側垂下片部11bをクレセント4の操作レバー5に沿った位置(クレセント4の掛止解除方向への回動を規制する位置)に垂下させる。次いで、南京錠12にユニット化されたカバー13を、前記ストッパ取付用ベース10の下方にて前記ストッパ部材11の両側垂下片部11b,11c間に嵌合させる。この場合、南京錠12は解錠状態としておき、かつ、カバー13の切欠段部13aをストッパ部材11の一側端縁部に当接させることにより、南京錠12の錠桿12が施錠穴11dに挿入可能な位置に位置決めされる。そこで、ストッパ部材11の施錠穴11dに錠桿12aを挿入して南京錠12を施錠する。
【0021】
このようにして、クレセント掛止部材6に掛止したクレセント4が、ストッパ部材11と南京錠12とによって更にロックされることにより、その南京錠12を外してストッパ部材11を抜き取られない限りクレセント4を回そうとしても回らないため、防犯性が向上する。また、上述のようなロック状態では、南京錠12の錠桿12aが金属製のカバー13で覆われているため、その錠桿12aをチェーンカッター等で切断しようとしても切断することができず、このため、防盗性がさらに向上する。
【0022】
また、ロック解除に際しては、南京錠12をキー15で施錠解除し、その錠桿12aを施錠穴11dから抜いた後、ストッパ部材11の両側垂下片部11b,11c間からカバー13を取り外せば、ストッパ部材11を抜き取ることができ、その抜き取り後にクレセント4を掛止解除方向に回動させることにより、サッシを開放することができる。
【0023】
以上説明した実施の形態1によれば、クレセント4を回動自在に軸支させたクレセント取付ベース3とストッパ取付用ベース10とを共通のネジNで一方のサッシ縦枠1に共締め固定するように構成したので、そのサッシ縦枠1に前記ストッパ取付用ベース10を取り付けるためのネジ穴を前記サッシ枠1に新たに加工する必要がなく、ドライバー1本で前記ストッパ取付用ベース10をクレセント取付ベース3と共にサッシ縦枠1に容易に取り付けることができるという効果がある。また、前記ストッパ取付用ベース10の折曲片部10bに設けられたストッパ差込穴10cにストッパ部材11を上方から差し込み、該ストッパ部材11の施錠穴11dに南京錠12の錠桿12aを挿入して施錠するだけで、引き違い開閉式サッシを閉じ位置でロックしているクレセント4のロック解除方向への回動を確実に規制することができ、このため、防犯性が向上するという効果がある。しかも、南京錠12の錠桿12aが金属製のカバー13で覆われているので、施錠状態の前記錠桿12aをチェーンカッター等で切断しようとしても切断することができず、このため、防盗性がいっそう向上するという効果がある。
【0024】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるサッシの防犯用ロック装置を示す平面図、図6は図5の斜視図、図7は図6の反対側から見た斜視図である。
図5〜図7において、20は平板状のストッパ取付用ベース、21はそのストッパ取付用ベース20の一端部に基端部が水平回動自在に取り付けられたストッパ部材であり、このストッパ部材21の基端部には、該ストッパ部材21の先端側と反対方向に延びる爪片部21aが一体形成され、この爪片部21aは前記ストッパ取付用ベース20の表面に対して当接・離間するようになっている。22は前記ストッパ取付用ベース20の裏面側に配置されたスプリングであり、このスプリング22は一端部が前記ストッパ取付用ベース20とストッパ部材21との連結部に支持されている。23は前記ストッパ取付用ベース20の裏面に貼着した両面接着テープである。
【0025】
図8(a)から図8(c)は上記実施の形態2によるサッシの防犯用ロック装置の動作説明図である。同図に示すように、前記ストッパ取付用ベース20は裏面の両面接着テープ23により一方のサッシのサッシ横枠1aの側面(室内側の側面)に貼着して取り付けられている。この取り付け状態において、前記サッシ横枠1aと前記ストッパ部材21との間にスプリング22を圧縮介在させ、このスプリング22によって前記ストッパ部材21を前記サッシ横枠1aから離れる方向に付勢している。すなわち、引き違い開閉式サッシの全閉位置(図8(a)参照)では、前記一方のサッシ横枠1aに取り付けられたストッパ部材21がスプリング22の付勢力で図8(a)に示すように他方のサッシ縦枠2の外側面に当接係合する位置に変位するようになっている。
【0026】
次に動作について説明する。
図8(a)に示すように、引き違い開閉式サッシが全閉位置でストッパ部材21でロックされた状態からサッシを開く場合、前記ストッパ部材21をスプリング22の付勢力に抗する方向(矢印方向)に押圧することによって、前記ストッパ部材21と他方のサッシ縦枠2との係合を解除することで、図8(b)および図8(c)に示すようにサッシを通常の通り開くことができる。
【0027】
このようなサッシの開放状態から該サッシを全閉位置まで閉めると、その全閉位置では、他方のサッシ縦枠2が一方のサッシ横枠1a側の前記ストッパ部材21を通過することにより、該ストッパ部材21がスプリング22の付勢力で前記他方のサッシ縦枠2との係合位置に飛び出すことにより、両サッシが全閉位置で自動的にロックされる。
【0028】
以上説明した実施の形態2によれば、ストッパ取付用ベース20を両面接着テープ23で一方のサッシ横枠1aに貼着するだけで簡単に取り付けることができ、しかも、サッシを全閉するだけで該サッシを自動的にロックすることができ、格別のロック操作を必要としないため、サッシのロック忘れが生じるようなこともなく、防犯性が向上するという効果がある。
【0029】
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3によるサッシの防犯用ロック装置を示す斜視図であり、図5から図8と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
図9において、30はストッパ取付用ベース20とストッパ部材21の爪片部21aとの間に介在させる楔部材、30aはその楔部材30の膨出基部であり、この膨出基部30にはサッシ開放時に前記ストッパ取付用ベース20とすれ違うサッシ枠を係合させて楔部材30を抜き取るものである。
【0030】
31は楔部材30に一端が連結された繋ぎ鎖、32はその繋ぎ鎖31の他端に取り付けられた連結環、33は他方のサッシ縦枠2に取り付けられたフック部材であり、このフック部材33に前記連結環32を嵌込保持させている。なお、前記繋ぎ腐り31は楔部材30と反対側の端部を前記他方のサッシ縦枠2にネジ止めするようにしてもよい。
【0031】
すなわち、この実施の形態3では、上記実施の形態2による防犯ロック装置におけるストッパ取付用ベース20とストッパ部材21の爪片部21aとの間に楔部材30を介入させることにより、前記ストッパ部材21をスプリング22の付勢力に抗したサッシロック解除位置に保持させるように構成したものである。従って、この実施の形態3によれば、サッシ開放時にストッパ部材21をスプリング22に抗したサッシロック解除位置に押圧しながらサッシを開く必要がなく、サッシの開放を容易に行うことができるという効果がある。
【0032】
しかも、ストッパ取付用ベース20とストッパ部材21の爪片部21aとの間に介入させた楔部材30は、その膨出基部30aがサッシ開放時のサッシ枠で押されることにより、前記ストッパ取付用ベース20とストッパ部材21の爪片部21aとの間より自動的に抜き取られるため、楔部材30を人為的に取り外さなくともサッシを開放することができるという効果がある。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、クレセントを回動自在に軸支させたクレセント取付ベースとストッパ取付用ベースとを共通の取付ネジ一方のサッシ縦枠に共締め固定するように構成したので、サッシ縦枠に前記ストッパ取付用ベース10を取り付けるためのネジ穴を新たに加工する必要がなく、ドライバー1本で前記ストッパ取付用ベースをクレセント取付ベースと共にサッシ縦枠に容易に取り付けることができるという効果がある。しかも、前記ストッパ取付用ベースの折曲片部に設けられたストッパ差込穴にストッパ部材を上方から差し込み、該ストッパ部材の施錠穴に錠を掛けるだけで、引き違い開閉式サッシを閉じ位置でロックしているクレセントのロック解除方向への回動を確実に規制することができ、このため、防犯性が向上するという効果がある。
【0034】
この発明によれば、前記錠が南京錠からなり、その錠桿をカバーで覆うように構成したので、施錠状態の南京錠の錠桿をチェーンカッター等で切断しようとしても切断することができず、このため、防盗性がいっそう向上するという効果がある。
【0035】
この発明によれば、引き違い開閉式サッシの閉じ位置で互いに隣接するサッシ縦枠の近傍で一方のサッシ横枠に止着されるストッパ取付用ベースと、このストッパ取付用ベースに水平回動自在に軸支され、前記サッシ横枠から離れる方向の付勢力を有するストッパ部材とを備え、サッシ開動時に前記ストッパ部材を付勢力に抗して両サッシのサッシ横枠間に介入させ、サッシ閉じ位置で前記ストッパ部材を付勢力で変位させて該ストッパ部材の先端を他方のサッシ縦枠の側面に係合させて両サッシをロックするように構成したので、サッシを全閉位置まで閉じるだけで該サッシを自動的にロックすることができ、格別のロック操作を必要としないため、サッシのロック忘れが生じるようなこともなく、防犯性が向上するという効果がある。
【0036】
この発明によれば、ストッパ部材が取り付けられたサッシ横枠と前記ストッパ部材との間に、前記ストッパ部材を前記サッシ横枠から離れる方向に付勢するスプリングを介在させるように構成したので、サッシ全閉位置では前記ストッパ部材をスプリングの付勢力でサッシロック位置に自動的に飛び出せることができるという効果がある。
【0037】
この発明によれば、ストッパ部材に、その先端側と反対方向に延びる爪片部を一体形成し、この爪片部とサッシ横枠との間に楔部材を介入させて前記ストッパ部材をサッシロック解除位置に保持するように構成したので、サッシを容易かつスムーズに開放することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるサッシの防犯用ロック装置を示す斜視図である。
【図2】図1中のストッパ部材を示す斜視図である。
【図3】図1中の南京錠ユニットを示す斜視図である。
【図4】図1の南京錠取付部の断面図である。
【図5】この発明の実施の形態2によるサッシの防犯用ロック装置を示す斜視図である。
【図6】図5の斜視図である。
【図7】図6の反対側から見た斜視図である。
【図8】図8(a)から図8(c)は上記実施の形態2によるサッシの防犯用ロック装置の動作説明図である。
【図9】この発明の実施の形態3によるサッシの防犯用ロック装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2 サッシ縦枠
1a サッシ横枠
3 クレセント取付ベース
4 クレセント
5 操作レバー
6 クレセント掛止部材
10 ストッパ取付用ベース
10a 長穴
10b 折曲片部
10c ストッパ差込穴
11 ストッパ部材
11a 上端屈曲片部
11b,11c 垂下片部
11d 施錠穴
12 南京錠
12a 錠桿
13 カバー
13a 切欠段部
13b 側部突片部
14 ピン
15 キー
20 ストッパ取付用ベース
21 ストッパ部材
21a 爪片部
21b 係合段部
22 スプリング
23 両面接着テープ
30 楔部材
30a 膨出基部

Claims (5)

  1. 引き違い開閉式のサッシを閉じ位置でロックするサッシの防犯用ロック装置において、
    前記サッシの一方のサッシ枠にネジ止めされ、クレセントが回動可能に軸支されたクレセント取付ベースと、他方のサッシ枠に取り付けられ、サッシ閉位置で前記クレセントを掛止させるクレセント掛止部材と、前記クレセント取付ベースと共通の取付ネジで前記一方のサッシ枠に共締め固定され、前記クレセント掛止部材に掛止したクレセントの操作レバー上方に延出する折曲片部を一体に有し、該折曲片部にストッパ差込穴が設けられたストッパ取付用ベースと、前記ストッパ差込穴に上方から挿脱自在に差し込まれ、該差し込み時に前記折曲片部上に当接係合させる係合片部を有し、前記クレセントの掛止解除方向への回動を規制するストッパ部材と、このストッパ部材に設けられて前記折曲片部の下部で開口する施錠穴と、この施錠穴を介して前記ストッパ部材を前記ストッパ取付用ベースからの抜け止め方向に施錠する錠とを備えたことを特徴とするサッシの防犯用ロック装置。
  2. 前記錠は南京錠からなり、この南京錠のフック状をなす錠桿がケース状のカバーで覆われ、該カバー内部には前記錠桿を引っ掛けるピンが設けられており、一方、前記ストッパ部材は略逆U字状に折曲されて片側片部に施錠穴が設けられたプレートからなり、そのストッパ部材の両側片部の間に前記カバーが嵌合されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のサッシの防犯用ロック装置。
  3. 引き違い開閉式のサッシを閉じ位置でロックするサッシの防犯用ロック装置において、
    サッシ閉じ位置で互いに隣接するサッシ縦枠の近傍で一方のサッシ横枠に止着されるストッパ取付用ベースと、このストッパ取付用ベースに水平回動自在に軸支され、前記サッシ横枠から離れる方向の付勢力を有するストッパ部材とを備え、サッシ開動時に前記ストッパ部材を付勢力に抗して両サッシのサッシ横枠間に介入させ、サッシ閉じ位置で前記ストッパ部材を付勢力で変位させて該ストッパ部材の先端を他方のサッシ縦枠の側面に係合させて両サッシをロックするように構成したことを特徴とするサッシの防犯用ロック装置。
  4. ストッパ部材は、該ストッパ部材が取り付けられているサッシ横枠との間に介在させたスプリングで前記サッシ横枠から離れる方向に付勢されていることを特徴とする請求項3記載のサッシの防犯用ロック装置。
  5. ストッパ部材には、その先端側と反対方向に延びる爪片部が一体形成され、この爪片部とサッシ横枠との間に楔部材を介入させて前記ストッパ部材をサッシロック解除位置に保持するようになっていることを特徴とする請求項3または請求項4記載のサッシの防犯用ロック装置。
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