JP2004035561A - ネイルエナメル - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な付着特性を有する被膜形成ポリマーを含むネイルエナメル、および当該ネイルエナメルを用いた爪のメイクアップまたはケア方法を提供する。
【解決手段】 化粧品に許容できる媒体中に、被膜形成ポリマーを含むネイルエナメルであって、ASTM D3359-7規格に従って測定して、35%未満の剥離率に相当する付着性を有する被膜を形成することが可能であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

 本発明の主題は、良好な付着特性を有する被膜形成ポリマーを含むネイルエナメルである。また、本発明の主題は、爪のメイクアップまたはケア方法でもある。
 ネイルエナメル組成物は、エナメルベース(varnish base)として、爪のメイクアップ製品として、爪のメイクアップ製品の上に適用されるトップコートとも呼ばれる仕上げ組成物として、または爪の美容ケア製品として用いることができる。これらの組成物は、ヒトの爪または付け爪に適用することができる。
 ネイルエナメル組成物は、周知のように、有機溶媒または水性媒体中に被膜形成ポリマーを含む。このエナメルは、乾燥後に、爪の上に着色または無色の被膜を形成し、かくして、摩擦やかき傷などの外的な攻撃から爪を保護し美化することを可能にする。現在のところ、ネイルエナメルは、しばしば経時的に乏しい耐久性を示す:すなわち、被膜が、特にフレーキングまたは解離によって、1または2日後には劣化してしまう。かかる劣化は、しばしば爪の先端で起こる。エナメルが損傷を受けると、ユーザーはその損傷を受けたエナメルを取り除き、エナメルを適用し直す必要がある。ユーザーは、エナメルを部分的に適用することによって損傷を受けたエナメルを修正することもできるが、この種の修正は完全に美的なメイクアップをもたらすものではない。ユーザーが何もしなければ、損傷を受けたエナメルがメイクアップの美的外観を損ない、爪に対して良好な保護を与えない。
 他のネイルエナメル、例えば容易に剥がすことのできるエナメルまたは水で除去可能なエナメルは、いずれも経時的に良好な耐久力を与えない。
 それゆえ、美的でない欠点をを示すことなく、経時的に満足できる耐久力を有する、爪に堆積した被膜を得ることを可能にするネイルエナメルを利用可能とする必要がある。
 それゆえ、本発明の目的は、経時的に良好な耐久特性、特に摩擦、水およびフレーキングに対して良好な耐性を有するネイルエナメル組成物を提供することである。
 本発明者らは、低い剥離率(percentage of detachment)に相当する付着性を示すネイルエナメルが、経時的に良好な耐久性を有するエナメルを得ることを可能にすることを見出した。
 より正確には、本発明の主題は、化粧品に許容できる媒体中に、被膜形成ポリマーを含むネイルエナメル組成物であって、ASTM D3359-7規格に従って測定して、35%未満の剥離率に相当する付着性を有する被膜を形成可能なネイルエナメル組成物である。
 また、本発明の主題は、上記ネイルエナメル組成物の少なくとも一つの層を爪に適用することを含む、爪のメイクアップまたは非治療的ケアのための美容処理方法である。
 本願では、表現“被膜形成ポリマー”は、20℃から30℃の範囲の温度で、それ自体で、もしくは被膜形成助剤の存在下で、爪に連続的かつ付着性の被膜を形成することが可能なポリマーを意味すると解される。
 ネイルエナメル被膜の付着性は、ASTM D3359規格に定義されているクロスカットテスト(cross cut test)により測定される。
 10から500nmの粗さを有するGoodfellow社からナイロン6の商品名で市販されているポリアミドプレート上に、23±2℃および55±5%の相対湿度において24時間乾燥させて、50μmの厚みの層を堆積させる。この被膜を、それぞれの刃が1mmの間を隔てて離れているくし型6枚刃を用いて、ASTM D3359規格に従ってクロスカットの形状に切断する。かくして、この被膜を、その厚み全体にわたって切断する。次いで、ISO 2409標準付着紙を、前記切断された被膜に、付着紙が当該被膜の全表面と接触するように適用する。次いで、付着紙をクロスカットされた被膜から剥がし、付着紙により前記プレートから剥がされた被膜の切片の数を調べる。
 被膜の剥離率を、10サンプルの平均について、ASTM D3359規格に記載されているように測定する。
 本発明に係るエナメルは、35%未満、好ましくは15%未満、さらに好ましくは5%未満の剥離率を示す。
 有利には、被膜形成ポリマーが、−100℃から100℃までの範囲、好ましくは−50℃から80℃までの範囲、好ましくは0℃から+80℃までの範囲、さらに好ましくは+20℃から+80℃までの範囲のガラス転移温度(Tg)を有する。
 ポリマーのガラス転移温度(Tg)の測定は、DMTA(Dynamical and Mechanical Temperature Analysis)によって行われる。
 ポリマーのガラス転移温度(Tg)を測定するために、粘弾性テスト(viscoelasticimetry test)を、23℃および50−55%の相対湿度において24時間乾燥させた後の約150±50μmの厚み、5mmの幅、および10mmの長さのポリマー被膜のサンプルに対して、Polymer TA Instruments社のDMTA装置(モデル DMA2980)を用いて行う。このサンプルに引っ張り応力をかける。このサンプルに0.01Nの静的な力をかけ、それに1Hzの周波数で±8μmのシヌソイド変位(sinusoidal displacement)が重ねられる。かくして、この作業は、低い変形レベルで、線形領域において行われる。この引っ張り応力を、−150℃から+220℃までの温度で、1分当たり3℃の温度変化でサンプルに適用する。
 テストポリマーの複素弾性率E=E’+iE”を、温度の関数として測定する。
 動的貯蔵弾性率E’および動的損失弾性率E”、および減衰力(damping power):tgδ=E”/E’を、これらの測定から導く。
 温度の関数としてのtgδ値の曲線を照合する;この曲線は少なくとも一つのピークを有する。ポリマーのガラス転移温度Tgは、このピークの頂上が位置する温度に相当する。
 曲線が少なくとも二つのピークを有する場合(この場合には、ポリマーは少なくとも2つのTgを有する)、曲線が最も高い振幅のピークを有する温度(すなわち最も高いtgδ値に相当する;この場合“優性”TgのみがテストポリマーのTg値と考えられる)が、テストポリマーのTg値とされる。
 本発明の一つの実施態様によれば、本発明に係るネイルエナメルは、0.5から1.6の範囲、好ましくは0.8から1.4の範囲の減衰力tgδを有する被膜を形成することができる。
 有利に、本発明に係るネイルエナメルは、300MPa未満、好ましくは100MPa未満、さらに好ましくは80MPa未満の貯蔵弾性率E’を有する被膜を形成することができる。
 貯蔵弾性率E’および減衰力は、23℃の一定温度で実施して測定すること、および、サンプルに0.01Nの静的な力をかけ、それに20Hzの周波数で±8μmのシヌソイド変位が重ねられるものとすること以外は、上記の粘弾性試験プロトコールに従って測定する。
 有利に、被膜形成ポリマーは25℃で水に不溶性であり、すなわち25℃では水に1重量%未満しか溶けない(1重量%未満の可溶性)。ポリマーは、好ましくは有機溶媒、例えばエチルアセタートまたはブチルアセタートに可溶性である(25℃で90重量%以上の可溶性)。
 被膜形成ポリマーは、特に300000以下、特に5000から300000の範囲、好ましくは5000から150000の範囲の数平均分子量を有する。
 前記エナメル付着特性を得ることを可能にする被膜形成ポリマーは、フリーラジカルポリマーおよび重縮合物から選択することができる。ポリマーは好ましくは非架橋のものである。
 特に、アクリルポリマーは、以下:
 −カルボン酸またはスルホン酸官能基および/またはアミド官能基を含むエチレン性不飽和化モノマー、特にアクリル酸(メタクリル酸)、クロトン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、C−C12、好ましくはC−Cアルキル基を有するN-アルキルアクリルアミド(メタクリルアミド);少なくとも一つの塩素原子を含むエチレン性不飽和化モノマー、例えばクロロスチレン;ヒドロキシル基を含むエチレン性不飽和化モノマー、例えばビニルアルコールから選択される少なくとも一つの第一モノマー、
 −C−C18、好ましくはC−Cアルキル基を有するアルキルアクリラート(メタクリラート)、C−Cアリール基を有するアリールアクリラート(メタクリラート)、およびC−C12シクロアルキル基を有するシクロアルキルアクリラート(メタクリラート)から選択される少なくとも一つの第二モノマー
を含むポリマーであってもよい。
 C−C12アルキル基を有するN-アルキルアクリルアミド(メタクリルアミド)の例としては、N-tert-ブチルアクリルアミドを挙げることができる。
 C−C12アルキル基を有するアルキルアクリラート(メタクリラート)の例としては、メチルアクリラート(メタクリラート)、エチルアクリラート(メタクリラート)、n-プロピルアクリラート(メタクリラート)、n-ブチルアクリラート(メタクリラート)、およびイソブチルアクリラート(メタクリラート)を挙げることができる。
 C−Cアリールを有するアリールアクリラート(メタクリラート)の例としては、ベンジルアクリラート(メタクリラート)を挙げることができる。
 C−C12シクロアルキル基を有するシクロアルキルアクリラート(メタクリラート)の例としては、シクロヘキシルアクリラート(メタクリラート)およびイソボルニルアクリラート(メタクリラート)を挙げることができる。
 アクリルポリマーは、ビニルエステル、非塩素化スチレンモノマー、およびフッ化エチレン性不飽和モノマーから選択される付加的モノマーをさらに含んでもよい。
 ビニルエステルは、例えば、ビニルアセタート、ビニルネオデカノアート、ビニルピバラート、ビニルベンゾアート、またはビニルt-ブチルベンゾアートであってもよい。
 スチレンモノマーとしては、スチレンおよびアルファ-メチルスチレンを挙げることができる。
 フッ化エチレン性不飽和モノマーとしては、トリフルオロエチルメタクリラートを挙げることができる。
 有利に、アクリルポリマーは、アクリル酸とC−Cアルキル基を有するアルキルアクリラート(メタクリラート)とのコポリマーから選択され、特にアクリル酸/メチルメタクリラート/イソブチルアクリラートコポリマーおよびアクリル酸/t-ブチルアクリラート/イソブチルアクリラートコポリマーから選択される。
 好ましくは、アクリルポリマーは、
 −ポリマーのモノマーの全重量に対して、0.5から50重量%、好ましくは2から30重量%、さらに好ましくは5から20重量%の上記第一モノマー、
 −ポリマーのモノマーの全重量に対して、40から99重量%、好ましくは50から95重量%、さらに好ましくは60から90重量%の上記第二モノマー、および
 −任意に、100重量%までの差分の上記付加的なモノマー
を含む。
 ポリマーはさらに重縮合物であってもよく、特にポリウレタン、ポリウレア、ポリウレア−ウレタン、およびこれらの混合物から選択されてもよい。
 重縮合物は、好ましくは、
 −直鎖状または分枝状C−C12、好ましくはC−Cアルキルジイソシアナート、C−C20シクロアルキルジイソシアナート、C−C20アリールジイソシアナートから選択される少なくとも一つのジイソシアナート;
 −500から50000の範囲、好ましくは1000から3000の範囲、好ましくは500から8000の範囲の数平均分子量を有する、不安定な水素原子を含む少なくとも2つの官能基を含む少なくとも一つのプレポリマー、特にジオールまたは第一級または第二級ジアミン;
 −500未満、特に50以上かつ500未満、好ましくは75以上かつ500未満の分子量を有する、不安定な水素原子を含む2つの官能基を含む少なくとも一つのカップラー、特にジオールまたは第一級または第二級ジアミンまたはアミノアルコール;
の重縮合から形成されたものから選択される。
 ジイソシアナートは、例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート、トルエンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート、またはテトラメチルキシリレンジイソシアナートであってもよい。
 上記プレポリマーは、例えば、10から80のテトラメチレンオキシド単位を有する(ポリ(テトラメチレンオキシド))ジオール;(C−C)アルキレンアミノ(C−C)アルキルタイプまたはC−C8 ω-ヒドロキシアルキルタイプの末端基を含むポリジメチルシロキサン;ヒドロキシル末端基を有する水素化ポリブタジエンとすることができる。
 プレポリマーは、好ましくは非水溶性である(プレポリマーが25℃で1重量%未満の水溶性を有する)。
 カップラーは、例えば、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、アミノエタノール、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、またはシクロヘキサンジメタノールとすることができる。
 有利には、上記プレポリマーおよびカップラーが、プレポリマー/カップラーのモル比が1から1/5の範囲であり、かつ(プレポリマー+カップラー)/ジイソシアナートのモル比が0.9から1.1の範囲であるような量で、ポリウレタン中に存在する。
 好ましくはポリマーは、プレポリマー、ジイソシアナート、およびカップラーが、ポリマー中に以下のモル比:
 プレポリマー:1
 ジイソシアナート:2から6
 カップラー:1から5
で存在するものである。
 (プレポリマー+カップラー)/ジイソシアナートの重量比が1未満である場合には、フリーのイソシアナート基が、エタノールのような不安定な水素原子を含む化合物との反応によりブロックされている。
 被膜形成ポリマーは、組成物の全重量に対して0.1から60重量%、好ましくは0.1から40重量%の範囲の量でネイルエナメル組成物中に存在することができる。
 本発明に係るネイルエナメルは、スルホンアミド樹脂、アルキド樹脂、およびセルロースエステル、例えばセルロースアセトブチラート、セルロースアセタート、セルロースアセトプロピオナートのような一般に樹脂と呼ばれる付加的な被膜形成ポリマーをさらに含むことができる。
 前記付加的な被膜形成ポリマーは、組成物の全重量に対して、0.01から50重量%の範囲、好ましくは1から30重量%の範囲の量で存在することができる。
 本発明に係るネイルエナメル組成物は、エナメルの被膜形成特性を改良するための被膜形成助剤を含むことができる。
 被膜形成助剤は、所望の機能を満たすことができる、当業者に公知のあらゆる化合物、特に可塑剤から選択することができる。
 可塑剤の例としては、以下:
 シトラート、例えばトリエチルシトラート、トリブチルシトラート、トリエチルアセチルシトラート、トリブチルアセチルシトラート、2-トリエチルヘキシルアセチルシトラート、
 フタラート、例えばジエチルフタラート、ジブチルフタラート、ジオクチルフタラート、ジペンチルフタラート、ジメトキシエチルフタラート、
 トリクレシルホスファート、ベンジルベンゾアート、トリブチルホスファート、ブチルアセチルリシノレアート、グリセリルアセチルリシノレアート、ブチルグリコラート、トリブトキシエチルホスファート、トリフェニルホスファート、ジブチルタートラート、カンファー、グリセリルトリアセタート、N-エチル-o,p-トルエンスルホンアミド、およびこれらの混合物を挙げることができる。
 可塑剤は、組成物の全重量に対して、0.01から10重量%、好ましくは0.1から5重量%の範囲の量で組成物中に存在することができる。有利には、可塑剤は、被膜形成ポリマー/可塑剤の重量比が1.5から3の範囲となるように組成物中に存在する。
 本発明に係る組成物は、水性媒体または有機溶媒、好ましくは有機溶媒を含むことができる。特に無水とすることができる。
 組成物の水性媒体は、本質的に水からなるものとすることができる。組成物中の水分含量は、組成物の全重量に対して、10から95重量%、好ましくは40から90重量%、さらに好ましくは60から85重量%の範囲とすることができる。
 組成物は、特に組成物の全重量に対して0.1から15重量%の範囲とすることができる量で、水と混和性の溶媒、例えば1から5の炭素原子を有する低級モノアルコール、2から8の炭素原子を有するグリコール、C−Cケトン、C−Cアルデヒドを含むこともできる。
 組成物が水性媒体を含む場合には、被膜形成ポリマーは、水性媒体中に分散した固形粒子の形態で存在する。かかる分散物は、ラテックスまたは擬ラテックス(pseudolatex)の名称で知られており、当業者に周知の技術に従って調製することができる。
 組成物の有機溶媒は、以下:
 −室温で液状のケトン、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、アセトン;
 −室温で液状のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、n-ブタノール、ジアセトンアルコール、2-ブトキシエタノール、シクロヘキサノール;
 −室温で液状のグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ペンチレングリコール、グリセロール;
 −室温で液状のプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、ジプロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル;
 −短鎖エステル(全部で3から8の炭素原子を有する)、例えばエチルアセタート、メチルアセタート、プロピルアセタート、n−ブチルアセタート、イソペンチルアセタート;
 −室温で液状のエーテル、例えばジエチルエーテル、ジメチルエーテルまたはジクロロジエチルエーテル;
 −室温で液状のアルカン、例えばデカン、ヘプタン、ドデカン、イソドデカン、シクロヘキサン;
 −室温で液状の芳香族環式化合物、例えばトルエンおよびキシレン;
 −室温で液状のアルデヒド、例えばベンズアルデヒド、アセトアルデヒド;
 −これらの混合物
から選択される一以上の有機溶媒を含むことができる。
 組成物中の有機溶媒の含量は、組成物の全重量に対して、10から95重量%、好ましくは40から90重量%、さらに好ましくは60から85重量%の範囲とすることができる。
 組成物は、特に爪に対して組成物の良好な適用を可能にする粘稠度を組成物に付与する、増粘剤を含むことができる。増粘剤は、特に有機溶剤増粘剤であり、疎水性シリカ、例えばEP-A-898960に記載されているもの、および例えばDegussa社から“AEROSIL R812(登録商標)”、Cabot社から“CAB-O-SIL TS-530(登録商標)”、“CAB-O-SIL TS-610(登録商標)”、“CAB-O-SIL TS-720(登録商標)”、Degussa社から“AEROSIL R972(登録商標)”、“AEROSIL R974(登録商標)”の商品名で市販されているもの;モンモリロナイト、ステアラルコニウムヘクトライト、ステアラルコニウムベントナイトなどのクレー;多糖のアルキルエーテル(特に、そのアルキル基が1から24、好ましくは1から10、さらに好ましくは1から6、さらに好ましくは1から3の炭素原子を含むもの)、例えばEP-A-898958に記載されているもの、および例えばAqualon社から“N-HANCE-AG 200(登録商標)”および“N-HANCE AG 50(登録商標)”の名称で市販されているもの、から選択することができる。
 増粘剤は、本発明に係る組成物中に、組成物の全重量に対して0.05から10重量%、好ましくは0.1から3重量%の範囲の量で存在させることができる。
 また、組成物は、脂溶性着色剤、顔料、パールエッセント剤、および光沢剤から選択することができる着色物質を含むこともできる。
 脂溶性着色剤は、例えば、スーダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、β-カロテン、ダイズ油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、およびキノリンイエローとすることができる。これらは、一般に、本発明に係る組成物中に、組成物の全重量に対して0.01から6重量%、好ましくは0.01から3重量%の範囲の量で存在させることができる。
 顔料、パールエッセント剤、および光沢剤は、組成物、特にベースおよび/またはトップ組成物中に、組成物の重量に対して0.01から25重量%、好ましくは0.01から15重量%の範囲の量で存在させることができる。本発明で用いることができる無機顔料としては、チタニウム、ジルコニウム、またはセリウムの酸化物、および亜鉛、鉄またはクロムの酸化物およびフェリックブルーを挙げることができる。本発明で用いることができる有機顔料の中では、カーボンブラック、バリウム、ストロンチウム、カルシウムおよびアルミニウムラッカーを挙げることができる。パールエッセント剤の中では、酸化チタン、酸化鉄、天然顔料またはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、例えば着色マイカチタンを挙げることができる。
 本発明に係る組成物、特にベースおよび/またはトップ組成物は、かかる組成物中に取り込むことができるとして当業者に公知であるあらゆる化粧品添加剤、例えば、フィラー、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、UVスクリーニング剤、活性剤、界面活性剤、保湿剤、香料、中和剤、安定化剤および酸化防止剤をさらに含むことができる。もちろん、当業者であれば、本発明に係る組成物の有利な特性が企図した添加により損なわれない、または実質的に損なわれないように、これらの任意添加化合物および/またはその量を慎重に選択するであろう。
 本発明を、以下の実施例においてより詳細に例証する。
a)以下の被膜形成ポリマー:メチルメタクリラート/イソブチルアクリラート/アクリル酸コポリマー(55/25/20重量比)を調製した。
 55gのメチルメタクリラート、25gのイソブチルアクリラート、20gのアクリル酸、AKZO CHEMIE社からTrigonox 141の商品名で市販されている0.6gの開始剤ビス(2-エチルヘキサノイルペルオキシ)-2,5-ジメチルヘキサン、70gのブチルアセタート、および30gのエチルアセタートを、窒素雰囲気下で、中央攪拌装置および凝縮装置を備えた500mlの反応器に導入した。
 媒体を、室温で攪拌し、次いで、90℃で1時間加熱した。反応を90℃で18時間進行させた。
 ポリマーは、最終的に、50重量%の濃度で、ブチルアセタート/エチルアセタート混合物に得られた。
 このポリマーは、以下の特徴:
数平均分子量:6500
ガラス転移温度:+65℃
を有していた。
b)以下の組成を有するネイルエナメルを調製した:
 ブチルアセタート/エチルアセタートが70/30の重量比の混合物中に得られたポリマー溶液を、25%に等しいポリマーの重量濃度となるまで希釈した。
 次いで、得られた溶液を爪に適用した。乾燥後に、その被膜が、本願明細書において上述したプロトコールに従って測定して以下の特性を有するエナメルを得た。
剥離率:30%
減衰力tgδ:0.8
貯蔵弾性率E’:100MPa。
 この被膜は、経時的に良好な耐久力、特に良好なフレーキング耐性を示した。
a)以下の被膜形成ポリマー:イソブチルアクリラート/tert-ブチルアクリラート/アクリル酸コポリマー(50/40/10重量比)を調製した。
 50gのイソブチルアクリラート、40gのtert-ブチルアクリラート、10gのアクリル酸、0.2gの開始剤ビス(2-エチルヘキサノイルペルオキシ)-2,5-ジメチルヘキサン、および100gのエタノールを、窒素雰囲気下で、中央攪拌装置および凝縮装置を備えた500mlの反応器に導入した。
 この反応媒体を室温で攪拌し、次いで、77℃に加熱して、反応を10時間進行させた。
 得られた溶液中のポリマーを石油エーテルから沈殿させ、無水リン酸の存在下で真空下で40℃でオーブン中で乾燥させた。
 このポリマーは、以下の特徴:
数平均分子量:51500
ガラス転移温度:+40℃
を有していた。
b)以下の組成を有するネイルエナメルを調製した:
 得られた25gのポリマーを、ブチルアセタート/エチルアセタートが70/30の重量比の混合物70g中に溶解させた。
 次いで、得られた溶液を爪に適用した。乾燥後に、その被膜が、本願明細書において上述したプロトコールに従って測定して以下の特性を有するエナメルを得た。
剥離率:5から15%の間
減衰力tgδ:1.3
貯蔵弾性率E’:26MPa。
 この被膜は、経時的に良好な耐久力、特に良好なフレーキング耐性を示した。

Claims (40)

  1.  化粧品に許容できる媒体中に、被膜形成ポリマーを含むネイルエナメルであって、ASTM D3359-7規格に従って測定して、35%未満の剥離率に相当する付着性を有する被膜を形成可能なネイルエナメル。
  2.  剥離率が15%未満であることを特徴とする、請求項1記載のネイルエナメル。
  3.  剥離率が5%未満であることを特徴とする、請求項1記載のネイルエナメル。
  4.  ポリマーが−100℃から+100℃までの範囲のガラス転移温度を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  5.  ポリマーが−50℃から+80℃までの範囲、好ましくは0℃から+80℃までの範囲、さらに好ましくは+20℃から+80℃までの範囲のガラス転移温度を有することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  6.  0.5から1.6の範囲の減衰力tgδを有する被膜を形成可能であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  7.  被膜の減衰力が0.8から1.4の範囲であることを特徴とする、請求項6記載のネイルエナメル。
  8.  300MPa未満の貯蔵弾性率E’を有する被膜を形成可能であることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  9.  被膜が150MPa未満、好ましくは80MPa未満の貯蔵弾性率を有することを特徴とする、請求項8記載のネイルエナメル。
  10.  被膜形成ポリマーが、アクリルポリマー、ポリウレタン、ポリウレア、およびポリウレア−ウレタンから選択されることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  11.  被膜形成ポリマーが、
     −カルボン酸またはスルホン酸官能基および/またはアミド官能基を含むエチレン性不飽和化モノマー;少なくとも一つの塩素原子を含むエチレン性不飽和化モノマー;ヒドロキシル基を含むエチレン性不飽和化モノマーから選択される少なくとも一つの第一モノマー、
     −C−C18アルキル基を有するアルキルアクリラート(メタクリラート)、C−Cアリール基を有するアリールアクリラート(メタクリラート)、およびC−Cシクロアルキル基を有するシクロアルキルアクリラート(メタクリラート)から選択される少なくとも一つの第二モノマー
    を含むポリマーであることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  12.  −第一モノマーが、アクリル酸(メタクリル酸)、クロトン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、C−C12アルキル基を有するN-アルキルアクリルアミド(メタクリルアミド)、クロロスチレン、およびビニルアルコールから選択される
    ことを特徴とする、請求項11記載のネイルエナメル。
  13.  第一モノマーが、アクリル酸(メタクリル酸)、クロトン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、N-tert-ブチルアクリルアミド、クロロスチレンおよびビニルアルコールから選択されることを特徴とする、請求項11または12記載のネイルエナメル。
  14.  第二モノマーが、メチルアクリラート(メタクリラート)、エチルアクリラート(メタクリラート)、n-プロピルアクリラート(メタクリラート)、n-ブチルアクリラート(メタクリラート)、イソブチルアクリラート(メタクリラート)、シクロヘキシルアクリラート(メタクリラート)、およびイソボルニルアクリラート(メタクリラート)から選択されることを特徴とする、請求項11ないし13のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  15.  アクリルポリマーが、ビニルエステル、非塩素化スチレンモノマー、およびフッ化エチレン性不飽和モノマーから選択される付加モノマーを含むことを特徴とする、請求項11または12記載のネイルエナメル。
  16.  付加モノマーが、ビニルアセタート、ビニルネオデカノアート、ビニルピバラート、ビニルベンゾアート、ビニルt-ブチルベンゾアート、スチレン、アルファ-メチルスチレン、トリフルオロエチルメタクリラートから選択されることを特徴とする、請求項15記載のネイルエナメル。
  17.  アクリルポリマーが、
     −0.5から50重量%の第一モノマー、
     −40から99重量%の第二モノマー、および
     −任意に、100%までの差分の付加的なモノマー
    を含むことを特徴とする、請求項11ないし16のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  18.  アクリルポリマーが、
     −2から30重量%の第一モノマー、
     −50から95重量%の第二モノマー、および
     −任意に、100%までの差分の付加的なモノマー
    を含むことを特徴とする、請求項11ないし17のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  19.  アクリルポリマーが、
     −5から20重量%の第一モノマー、
     −60から90重量%の第二モノマー、および
     −任意に、100%までの差分の付加的なモノマー
    を含むことを特徴とする、請求項11ないし18のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  20.  アクリルポリマーが、アクリル酸および/またはtert-ブチルアクリルアミドとC−Cアルキル基を有するアルキルアクリラート(メタクリラート)とのコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項11ないし17のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  21.  被膜形成ポリマーが、アクリル酸とC−Cアルキル基を有するアルキルアクリラート(メタクリラート)とのコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項1ないし20のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  22.  アクリルポリマーが、アクリル酸/メチルメタクリラート/イソブチルアクリラートコポリマーおよびアクリル酸/t-ブチルアクリラート/イソブチルアクリラートコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項11ないし18のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  23.  被膜形成ポリマーが、ポリウレタン、ポリウレア、ポリウレア−ウレタン、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし22のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  24.  被膜形成ポリマーが、
     −直鎖状または分枝状C−C12アルキルジイソシアナート、C−C20シクロアルキルジイソシアナート、C−C20アリールジイソシアナートから選択される少なくとも一つのジイソシアナート;
     −500から50000の範囲、好ましくは1000から3000の範囲、好ましくは500から8000の範囲の数平均分子量を有する、不安定な水素原子を含む少なくとも2つの官能基を含む少なくとも一つのプレポリマー、特にジオールまたは第一級または第二級ジアミン;
     −500未満、特に50以上かつ500未満、好ましくは75以上かつ500未満の分子量を有する、不安定な水素原子を含む2つの官能基を含む少なくとも一つのカップラー、特にジオールまたは第一級または第二級ジアミンまたはアミノアルコール;
    の重縮合から形成された重縮合物であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  25.  ジイソシアナートが、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート、トルエンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート、またはテトラメチルキシリレンジイソシアナートから選択されることを特徴とする、請求項24記載のネイルエナメル。
  26.  プレポリマーが、10から80のテトラメチレンオキシド単位を有する(ポリ(テトラメチレンオキシド))ジオール;(C−C)アルキレンアミノ(C−C)アルキルタイプまたはC−C8 ω-ヒドロキシアルキルタイプの末端基を含むポリジメチルシロキサン;ヒドロキシル末端基を有する水素化ポリブタジエンから選択されることを特徴とする、請求項24または25記載のネイルエナメル。
  27.  プレポリマーが非水溶性であることを特徴とする、請求項24ないし26のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  28.  カップラーが、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、アミノエタノール、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、またはシクロヘキサンジメタノールから選択されることを特徴とする、請求項24ないし27のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  29.  プレポリマーおよびカップラーが、プレポリマー/カップラーのモル比が1から1/5の範囲であり、かつ(プレポリマー+カップラー)/ジイソシアナートのモル比が0.9から1.1の範囲であるような量で、ポリウレタン中に存在することを特徴とする、請求項24ないし28のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  30.  ポリマーが、プレポリマー、ジイソシアナート、およびカップラーが、ポリマー中に以下のモル比:
     プレポリマー:1
     ジイソシアナート:2から6
     カップラー:1から5
    で存在するものであることを特徴とする、請求項24ないし28のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  31.  (プレポリマー+カップラー)/ジイソシアナートの重量比が1未満である場合に、フリーのイソシアナート基が、エタノールのような不安定な水素原子を含む化合物との反応によりブロックされていることを特徴とする、請求項24ないし29のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  32.  被膜形成ポリマーが、300000以下、好ましくは10000から150000までの範囲の数平均分子量を有することを特徴とする、請求項1ないし31のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  33.  被膜形成ポリマーが、組成物の全重量に対して0.1から60重量%、好ましくは0.1から40重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1ないし32のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  34.  スルホンアミド樹脂、アルキド樹脂、およびセルロースエステルから選択される付加的な被膜形成ポリマーを含むことを特徴とする、請求項1ないし33のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  35.  可塑剤を含むことを特徴とする、請求項1ないし34のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  36.  有機溶媒を含むことを特徴とする、請求項1ないし35のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  37.  無水であることを特徴とする、請求項36に記載のネイルエナメル。
  38.  水性媒体を含むことを特徴とする、請求項1ないし37のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  39.  増粘剤、着色物質、フィラー、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、UVスクリーニング剤、活性剤、界面活性剤、保湿剤、香料、中和剤、安定化剤および酸化防止剤から選択される化粧品添加剤を含むことを特徴とする、請求項1ないし38のいずれか一項に記載のネイルエナメル。
  40.  請求項1ないし39のいずれか一項に記載のネイルエナメルの少なくとも一つの層を爪に適用することを含む、爪のメイクアップまたは非治療的ケアのための美容処理方法。
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