JP2004035330A - ガラス部材の加熱加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】延伸装置の炉体における炉心管などの消耗品を交換した後、ガラス部材から得られたプリフォームを線引きした直後の光ファイバの断線を防止するとともに線引きされて製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止する。
【解決手段】ガラス部材Gを炉体2内で加熱しながら延伸するにあたり、炉体2には、炉心管11やヒータ12など、石英またはカーボンを含む部品が設けられている。これらの部品を交換した際には、ガラス部材Gを延伸する際の温度よりも10度以上高い温度で2時間以上炉体2を空焼きした後に、ガラス部材Gの延伸を開始する。
【選択図】 図2
【解決手段】ガラス部材Gを炉体2内で加熱しながら延伸するにあたり、炉体2には、炉心管11やヒータ12など、石英またはカーボンを含む部品が設けられている。これらの部品を交換した際には、ガラス部材Gを延伸する際の温度よりも10度以上高い温度で2時間以上炉体2を空焼きした後に、ガラス部材Gの延伸を開始する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス部材の加熱加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、光ファイバ用ガラス母材のコアロッドとして用いられるガラスロッドは、加熱炉で加熱しながら延伸して生成される。このように、ガラスロッドを加熱炉で加熱して延伸する方法として、従来、特開平10−287441号公報に開示されたガラス母材の延伸方法がある。また、光ファイバ用ガラス母材を加熱して光ファイバを線引きする光ファイバの線引炉には、特開平8−59277号公報に開示されたものがある。これらのガラス部材の加熱加工を行う際に用いられる炉体における炉心管は、酸化消耗する消耗品であり、適宜交換する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の公報に開示されたガラスロッドの延伸方法において用いられる炉体の炉心管を交換した直後にガラス母材を延伸すると、ガラス母材を延伸して得られたプリフォームを線引きするときに、光ファイバが断線する事が多くなるという問題があった。また、炉心管を交換した直後に延伸して得られたコアロッドから光ファイバプリフォームを製造し、そのプリフォームを線引きすると、断線しなくとも、線引きされて製造された光ファイバは、伝送損失が大きくなることがあるという問題もあった。
【0004】
このような問題は、炉心管を交換した場合のみならず、炉体におけるその他の消耗品であるヒータ、断熱材、それらの支持部材等を交換した際にも生じるものであった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、加熱装置の炉体における炉心管などの消耗品を交換した後、ガラス部材から得られたプリフォームを線引きした直後の光ファイバの断線を防止するとともに線引きされて製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明に係るガラス部材の加熱加工方法は、ガラス部材を炉体内で加熱加工するガラス部材の加熱加工方法において、炉体内で用いられる石英またはカーボンを含む部品を交換した際、ガラス部材を加熱する際の温度よりも10度以上高い温度で2時間以上炉体を空焼きした後、ガラス部材の加熱加工を開始するものである。
【0007】
ガラス部材を延伸して生成されたプリフォームを線引きするときに光ファイバに断線が生じたり、プリフォームを線引きして製造された光ファイバの伝送損失が増加したりするのは、ガラス部材に混入する金属系の不純物の量が多いことに起因すると考えられる。炉体内で用いられる炉心管、ヒータ、断熱材などの石英またはカーボンを含む部品を交換した後は、これらの部品から発生する金属系の不純物が多い。そのため、ガラス部材には比較的多くの金属系の不純物が混入してしまい、その結果として線引きするときに光ファイバの断線を誘発したり、光ファイバの伝送損失が増加したりすることとなった。
【0008】
本発明では、この点に着目し、炉体内における石英またはカーボンを含む部品を交換した際には、ガラス部材の延伸を行う前に、実際にガラス部材の加熱を行う温度よりも10度以上高い温度で2時間以上の空焼きを行うこととしている。このような空焼きを行うと、その後、交換された石英またはカーボンを含む部品から発生する金属系の不純物の発生量を低減させることができる。その結果、ガラスロッドに含まれるこれらの不純物の量を少なくすることができ、さらにはガラスロッドを延伸して生成されたプリフォームを線引きするときの光ファイバの断線や、線引きして製造された光ファイバにおける伝送損失の増大を防止することができる。
【0009】
ここで、実際にガラス部材を延伸するときの温度よりも10度以上高い温度で空焼きを行うこととしたのは、10度以上高くすることにより、空焼きを短時間で済ますことができるからである。通常、ガラス部材を延伸または線引きする際の炉体の温度はおよそ1800℃〜2300℃の範囲で設定されるが、その温度は延伸されるガラス部材の性状により決められている。この決められた温度より、10度以上高くすることとなる。一方、空焼きを行う時間を2時間以上としたのは、2時間以上の空焼きを行うことにより、線引きした直後の光ファイバの断線回数を十分に少なくすることができるからである。
【0010】
また、上記課題を解決した本発明に係るガラス部材の加熱加工方法は、ガラス部材を炉体内で加熱加工するガラス部材の加熱加工方法において、炉体内で用いられる石英またはカーボンを含む部品を交換した際、炉体内における不純物の粒子数を計測し、炉体内における不純物の粒子数が35000個/m3以下となるまで炉体を空焼きした後、ガラス部材の加熱加工を開始するものである。
【0011】
このように、石英またはカーボン粒子数が35000個/m3以下となった後にガラス部材の延伸を開始することにより、確実にガラス部材に含まれる不純物の量を低減することができ、もって線引きするときの光ファイバの断線や製造された光ファイバにおける伝送損失の増大を防止することができる。
【0012】
また、本発明に係るガラス部材の加熱加工方法は、ガラス部材としては、ガラスロッドまたはガラスパイプを用いる場合に好適である。さらに、加熱加工が、加熱しながら行う延伸である態様とすることができ、ガラス部材がガラスロッドである場合には、加熱加工がガラスロッドを加熱して光ファイバを製造する際の線引きである態様とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係るガラスロッドの延伸方法を説明する図である。
【0015】
図1に示すように、炉体2の上方および下方には、ガラスロッドであるガラス母材Gを把持する上部チャック3および下部チャック4がそれぞれ設けられている。これらの上部チャック3および下部チャック4は、それぞれ図示しない上下移動装置に取り付けられており、炉体2に対して相対的に上下動することができるようになっている。
【0016】
また、炉体2の内部には、図2に示すように、炉心管11を備えている。炉心管11の周囲には、ヒータ12が炉心管11と同軸状に配設されており、炉心管11およびヒータ12は、断熱材13によって覆われている。また、断熱材13の周囲には炉体外壁14が設けられており、炉心管11、ヒータ12、および断熱材13は、炉体外壁14の内部に収容されている。また、炉体外壁14には、炉心管11、ヒータ12、および断熱材13を支持するための図示しない支持部材が設けられている。
【0017】
以上の構成を有する本実施形態における延伸装置1においては、たとえば光ファイバのコアを生成するコア部およびクラッド部を有するコアロッドであるガラス母材Gを延伸する。その手順について説明すると、まず、延伸前のガラス母材Gを炉体2の内部に貫通させ、ガラス母材Gの上端部を上部チャック3で把持するとともに、ガラス母材Gの下端部を下部チャック4で把持して、ガラス母材Gをセットする。ガラス母材Gをセットしたら、図示しない上下移動装置によって上部チャック3および下部チャック4をそれぞれ下方に移動させて、ガラス母材Gを下降させる。このとき、上部チャック3の下降速度を下部チャック4の下降速度よりも遅し、上部チャック3と下部チャック4の間の離間距離を徐々に広げていく。
【0018】
こうして、上部チャック3と下部チャック4の間の距離を広げながらガラス母材Gを下降させると、ガラス母材Gは炉体2で加熱されて延伸される。そうすると、図1に示すように、ガラス母材Gにおける炉体2よりも下方部位は、延伸された延伸体Sを形成する。こうして、ガラス母材Gが上端部まで炉体2を通過するように上部チャック3および下部チャック4を下降させることにより、ガラス母材Gは延伸体Sとなる。
【0019】
ここで、炉体2に用いられる炉心管11、ヒータ12、断熱材13、図示しない支持部材などの部品は酸化消耗する消耗品であるため、炉体2を一定期間使用した後に交換する必要が生じる。これらの部品は石英またはカーボンを含むものであり、これらの部品が新品であると、部品には石英またはカーボンと結合した金属系の不純物が多く含まれた状態にあると考えられる。したがって、これらの部品をそのまま使うと、炉体2内における不純物の濃度が高くなってしまう。そして、不純物の濃度が高いままでガラス母材Gの延伸を行うと、ガラス母材Gの表面に金属系、SiO2系、C系の不純物が付着する。このとき、ガラス母材Gは粘性が低下しているので、これらの不純物がガラス母材Gに焼き込まれてガラス母材Gに含まれる金属系の不純物が多くなる。その結果、後の線引き工程における線引き時の光ファイバに対して断線を引き起こし、また、ガラスロッドがコアであれば、伝送損失が増大することが考えられる。
【0020】
そこで、本実施形態に係るガラス母材の延伸方法では、炉心管11、ヒータ12、断熱材13、およびこれらの支持部材などの部品を交換した後は、一定時間炉体2内を空焼きしてからガラス母材Gの延伸を開始するものである。このように炉体2内を一定時間空焼きすることにより、交換された新品の部品における不純物が焼失する。その結果、炉体2内における不純物の濃度を低減することができる。そして、その後に延伸された延伸体からプリフォームを生成し、線引きして光ファイバを製造することにより、線引き直後の光ファイバの断線、製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することができる。
【0021】
ここまで、ガラスロッドの延伸を例として説明したが、本発明はガラスパイプの加熱加工についても有効である。本発明の方法により延伸されたガラスパイプを中実化したガラスロッドまたは上記のガラスパイプをガラスロッドに挿入してロッドインチューブ法により一体化したガラスプリフォームとして線引きする場合にも断線回数を減らすことができ、製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することができる
【0022】
以下に、ガラスロッドであるプリフォームから光ファイバを製造する方法について、図3を参照して説明すると、炉体21の内部には、縦長の炉心管22が設けられており、炉心管22の高さ方向やや下部に、ヒータ23が設けられている。炉体21の内部には、炉心管22およびヒータ23を覆って断熱材24が設けられており、炉体21の周囲が高温となることを抑制している。炉心管22の中に、炉体21の上方からプリフォーム25を挿入する。プリフォーム25の上端部は、チャック26によって支持棒27と接続されている。そして、プリフォーム25の下端をヒータ23の内部に位置させて、ヒータ23を2100℃程度に発熱させ、プリフォーム25の下端を加熱軟化させて、数十g/ファイバの張力で引き伸ばし直径約125μmのガラスファイバ28に線引きする。炉心管内は窒素ガス等の不活性ガスを上部から下部へ流す。炉体21を出て冷却されたガラスファイバ28に紫外線硬化樹脂等が被覆されて直径約250μmの光ファイバが得られる。
【0023】
ここでも、炉心管22、ヒータ23、断熱材24は前述のように石英またはカーボンを含むものであり、これらの部品が新品であると炉体内における不純物濃度が高くなり、その状態で光ファイバの線引きを行うと、不純物がプリフォームまたはガラスファイバに付着して断線を引き起こすと考えられる。そこで、線引炉の炉心管22、ヒータ23、断熱材24、およびこれらの支持材などの部品を交換した後は、空焼きをすると不純物の濃度を低減できる。その後、光ファイバの線引きを行うと、断線を抑えることができる。
【0024】
【実施例】
次に、本発明の実施例について説明する。本実施例においては、上記の実施形態で示した延伸装置1を用い、炉心管11を新品に交換した後、一定時間炉体2を空焼きしてから、ガラス母材を延伸する実験を行った。実験においては、内径が170mm、外径が180mm、長さが400mmであるカーボン製の炉心管11の新品を用い、延伸装置1の炉体2における炉体外壁14の内部に収容した。その後、ヒータ12の温度を1900℃に設定し、炉体2を空焼きした。延伸装置1には、クリーン度クラスが10の清浄な窒素ガスを10SLM(standardliter / min)の流量で供給した。そして、空焼きを開始してから30分ごとに延伸装置1から排出されるガスを回収し、パーティクルアナライザ(横河電機社製)でその不純物量を測定した。その結果を図4に示す。
【0025】
また、上記と同様の手順で30,60,90,120,150,180分のそれぞれの時間空焼きした炉心管11を炉体2の炉体外壁14内に収容し、直径90mm、長さ400mmのガラス母材を直径40mmのプリフォームに延伸した。このときのヒータ12の温度は1890℃に設定した。そして、延伸して得られたプリフォームを線引きして光ファイバを製造した。そのときの断線回数を図4に合わせて示す。
【0026】
図4から判るように、延伸装置1を空焼きしている時間が長くなるにつれて、ダスト数(不純物の数)は、ほぼ比例して少なくなった。また、加熱時間が1.5時間では、光ファイバの断線回数が約0.04(回/km)であったが、2時間とすると約0.02(回/km)とその回数は非常に少なくなった。加熱時間が長くなると、断線回数が減っていくが、加熱時間が1.5時間〜2時間になる間に、特に断線回数の減り方が大きかった。また、加熱時間が2時間であるときのダスト数は35000(個/m3)であった。この結果より、加熱時間は2時間以上とするのがよいことが判った。また、不純物の数を示すダスト数では、35000(個/m3)以下とするのがよいことが判った。
【0027】
他方、上記の延伸装置1において生成したコアロッドを延伸し、得られたコアロッドにジャケット付けをしてプリフォームとし、このプリフォームを線引きして製造した光ファイバについて、それぞれ波長1.55μmの光の伝送損失についてOTDRを用いて測定した。この実験では、延伸装置1に新品の炉心管11を取り付けてから1時間空焼きした場合と、2時間空焼きした場合について、それぞれの伝送損失を測定した。
【0028】
その結果、炉心管11を取り付けた後、1時間空焼きした延伸装置1の場合には、製造された光ファイバの伝送損失は0.230dB/kmであった。一方、炉心管11を取り付けた後、2時間空焼きした延伸装置1の場合には、製造された光ファイバの伝送損失は0.190dB/kmであった。この結果から、新品の炉心管を取り付けた後、長時間空焼きした方が伝送損失の増加を防止することができることが判った。
【0029】
つぎに、ジャケット付けまで完了したプリフォームについて、そのプリフォームの延伸の際には2時間という十分な空焼きを行った延伸炉を用い、線引の際には炉芯管交換後1時間空焼きを行った線引炉、または2時間空焼きを行った線引炉のいずれかを用いて光ファイバを作製した。
【0030】
1時間の空焼き後の線引炉で線引を行った場合は波長1.55μmにおける伝送損失については0.192dB/kmと良好であったが、断線が0.06回/kmと多かった。また、2時間空焼き後の線引炉で線引を行った場合は波長1.55μmにおける伝送損失について0.191dB/kmと良好であり、かつ断線が0.02回/kmと良好であった。
【0031】
つぎに、パイプ延伸工程における延伸炉の空焼き時間を異ならせて、光ファイバを作製した場合について説明する。石英製パイプの両端にダミー用のガラスパイプを接続し、パイプ内側に2SLMの窒素を流した状態で、上述した寸法を有する炉体2を備えた延伸装置1を用いて延伸を行った。炉芯管交換後、1時間空焼きした場合と2時間空焼きした場合とでそれぞれ延伸した後、得られたパイプを用いて、中にΔnが0.4%のコアを挿入し外側から加熱してコラプスした。そのあとでさらにジャケット付けを行い、得られたプリフォームを線引した。
【0032】
1時間の空焼き後の延伸炉で延伸を行った場合は、波長1.55μmにおける伝送損失については0.223dB/kmと悪く、断線も0.05回/kmと多かった。一方、2時間空焼き後の延伸炉で延伸を行った場合は波長1.55μmにおける伝送損失について0.191dB/kmと良好であり、かつ断線が0.02回/kmと良好であった。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明の通り、本発明に係るガラス部材の加熱加工方法によれば、延伸装置の炉体における炉心管などの消耗品を交換した後、ガラス母材から得られたプリフォームを線引きした直後の光ファイバの断線を防止するとともに線引きされて製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラスロッドの延伸方法を説明する図である。
【図2】ガラスロッドの延伸方法で用いられる炉体の模式図である。
【図3】ガラスパイプの加熱加工方法を説明する説明図である。
【図4】実施例に係る実験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
2,21…炉体、3…上部チャック、4…下部チャック、11,22…炉心管、12,23…ヒータ、13,24…断熱材、14…炉体外壁、25…プリフォーム、27…チャック、28…ガラスファイバ、G…ガラス母材、S…延伸体。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス部材の加熱加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、光ファイバ用ガラス母材のコアロッドとして用いられるガラスロッドは、加熱炉で加熱しながら延伸して生成される。このように、ガラスロッドを加熱炉で加熱して延伸する方法として、従来、特開平10−287441号公報に開示されたガラス母材の延伸方法がある。また、光ファイバ用ガラス母材を加熱して光ファイバを線引きする光ファイバの線引炉には、特開平8−59277号公報に開示されたものがある。これらのガラス部材の加熱加工を行う際に用いられる炉体における炉心管は、酸化消耗する消耗品であり、適宜交換する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の公報に開示されたガラスロッドの延伸方法において用いられる炉体の炉心管を交換した直後にガラス母材を延伸すると、ガラス母材を延伸して得られたプリフォームを線引きするときに、光ファイバが断線する事が多くなるという問題があった。また、炉心管を交換した直後に延伸して得られたコアロッドから光ファイバプリフォームを製造し、そのプリフォームを線引きすると、断線しなくとも、線引きされて製造された光ファイバは、伝送損失が大きくなることがあるという問題もあった。
【0004】
このような問題は、炉心管を交換した場合のみならず、炉体におけるその他の消耗品であるヒータ、断熱材、それらの支持部材等を交換した際にも生じるものであった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、加熱装置の炉体における炉心管などの消耗品を交換した後、ガラス部材から得られたプリフォームを線引きした直後の光ファイバの断線を防止するとともに線引きされて製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明に係るガラス部材の加熱加工方法は、ガラス部材を炉体内で加熱加工するガラス部材の加熱加工方法において、炉体内で用いられる石英またはカーボンを含む部品を交換した際、ガラス部材を加熱する際の温度よりも10度以上高い温度で2時間以上炉体を空焼きした後、ガラス部材の加熱加工を開始するものである。
【0007】
ガラス部材を延伸して生成されたプリフォームを線引きするときに光ファイバに断線が生じたり、プリフォームを線引きして製造された光ファイバの伝送損失が増加したりするのは、ガラス部材に混入する金属系の不純物の量が多いことに起因すると考えられる。炉体内で用いられる炉心管、ヒータ、断熱材などの石英またはカーボンを含む部品を交換した後は、これらの部品から発生する金属系の不純物が多い。そのため、ガラス部材には比較的多くの金属系の不純物が混入してしまい、その結果として線引きするときに光ファイバの断線を誘発したり、光ファイバの伝送損失が増加したりすることとなった。
【0008】
本発明では、この点に着目し、炉体内における石英またはカーボンを含む部品を交換した際には、ガラス部材の延伸を行う前に、実際にガラス部材の加熱を行う温度よりも10度以上高い温度で2時間以上の空焼きを行うこととしている。このような空焼きを行うと、その後、交換された石英またはカーボンを含む部品から発生する金属系の不純物の発生量を低減させることができる。その結果、ガラスロッドに含まれるこれらの不純物の量を少なくすることができ、さらにはガラスロッドを延伸して生成されたプリフォームを線引きするときの光ファイバの断線や、線引きして製造された光ファイバにおける伝送損失の増大を防止することができる。
【0009】
ここで、実際にガラス部材を延伸するときの温度よりも10度以上高い温度で空焼きを行うこととしたのは、10度以上高くすることにより、空焼きを短時間で済ますことができるからである。通常、ガラス部材を延伸または線引きする際の炉体の温度はおよそ1800℃〜2300℃の範囲で設定されるが、その温度は延伸されるガラス部材の性状により決められている。この決められた温度より、10度以上高くすることとなる。一方、空焼きを行う時間を2時間以上としたのは、2時間以上の空焼きを行うことにより、線引きした直後の光ファイバの断線回数を十分に少なくすることができるからである。
【0010】
また、上記課題を解決した本発明に係るガラス部材の加熱加工方法は、ガラス部材を炉体内で加熱加工するガラス部材の加熱加工方法において、炉体内で用いられる石英またはカーボンを含む部品を交換した際、炉体内における不純物の粒子数を計測し、炉体内における不純物の粒子数が35000個/m3以下となるまで炉体を空焼きした後、ガラス部材の加熱加工を開始するものである。
【0011】
このように、石英またはカーボン粒子数が35000個/m3以下となった後にガラス部材の延伸を開始することにより、確実にガラス部材に含まれる不純物の量を低減することができ、もって線引きするときの光ファイバの断線や製造された光ファイバにおける伝送損失の増大を防止することができる。
【0012】
また、本発明に係るガラス部材の加熱加工方法は、ガラス部材としては、ガラスロッドまたはガラスパイプを用いる場合に好適である。さらに、加熱加工が、加熱しながら行う延伸である態様とすることができ、ガラス部材がガラスロッドである場合には、加熱加工がガラスロッドを加熱して光ファイバを製造する際の線引きである態様とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係るガラスロッドの延伸方法を説明する図である。
【0015】
図1に示すように、炉体2の上方および下方には、ガラスロッドであるガラス母材Gを把持する上部チャック3および下部チャック4がそれぞれ設けられている。これらの上部チャック3および下部チャック4は、それぞれ図示しない上下移動装置に取り付けられており、炉体2に対して相対的に上下動することができるようになっている。
【0016】
また、炉体2の内部には、図2に示すように、炉心管11を備えている。炉心管11の周囲には、ヒータ12が炉心管11と同軸状に配設されており、炉心管11およびヒータ12は、断熱材13によって覆われている。また、断熱材13の周囲には炉体外壁14が設けられており、炉心管11、ヒータ12、および断熱材13は、炉体外壁14の内部に収容されている。また、炉体外壁14には、炉心管11、ヒータ12、および断熱材13を支持するための図示しない支持部材が設けられている。
【0017】
以上の構成を有する本実施形態における延伸装置1においては、たとえば光ファイバのコアを生成するコア部およびクラッド部を有するコアロッドであるガラス母材Gを延伸する。その手順について説明すると、まず、延伸前のガラス母材Gを炉体2の内部に貫通させ、ガラス母材Gの上端部を上部チャック3で把持するとともに、ガラス母材Gの下端部を下部チャック4で把持して、ガラス母材Gをセットする。ガラス母材Gをセットしたら、図示しない上下移動装置によって上部チャック3および下部チャック4をそれぞれ下方に移動させて、ガラス母材Gを下降させる。このとき、上部チャック3の下降速度を下部チャック4の下降速度よりも遅し、上部チャック3と下部チャック4の間の離間距離を徐々に広げていく。
【0018】
こうして、上部チャック3と下部チャック4の間の距離を広げながらガラス母材Gを下降させると、ガラス母材Gは炉体2で加熱されて延伸される。そうすると、図1に示すように、ガラス母材Gにおける炉体2よりも下方部位は、延伸された延伸体Sを形成する。こうして、ガラス母材Gが上端部まで炉体2を通過するように上部チャック3および下部チャック4を下降させることにより、ガラス母材Gは延伸体Sとなる。
【0019】
ここで、炉体2に用いられる炉心管11、ヒータ12、断熱材13、図示しない支持部材などの部品は酸化消耗する消耗品であるため、炉体2を一定期間使用した後に交換する必要が生じる。これらの部品は石英またはカーボンを含むものであり、これらの部品が新品であると、部品には石英またはカーボンと結合した金属系の不純物が多く含まれた状態にあると考えられる。したがって、これらの部品をそのまま使うと、炉体2内における不純物の濃度が高くなってしまう。そして、不純物の濃度が高いままでガラス母材Gの延伸を行うと、ガラス母材Gの表面に金属系、SiO2系、C系の不純物が付着する。このとき、ガラス母材Gは粘性が低下しているので、これらの不純物がガラス母材Gに焼き込まれてガラス母材Gに含まれる金属系の不純物が多くなる。その結果、後の線引き工程における線引き時の光ファイバに対して断線を引き起こし、また、ガラスロッドがコアであれば、伝送損失が増大することが考えられる。
【0020】
そこで、本実施形態に係るガラス母材の延伸方法では、炉心管11、ヒータ12、断熱材13、およびこれらの支持部材などの部品を交換した後は、一定時間炉体2内を空焼きしてからガラス母材Gの延伸を開始するものである。このように炉体2内を一定時間空焼きすることにより、交換された新品の部品における不純物が焼失する。その結果、炉体2内における不純物の濃度を低減することができる。そして、その後に延伸された延伸体からプリフォームを生成し、線引きして光ファイバを製造することにより、線引き直後の光ファイバの断線、製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することができる。
【0021】
ここまで、ガラスロッドの延伸を例として説明したが、本発明はガラスパイプの加熱加工についても有効である。本発明の方法により延伸されたガラスパイプを中実化したガラスロッドまたは上記のガラスパイプをガラスロッドに挿入してロッドインチューブ法により一体化したガラスプリフォームとして線引きする場合にも断線回数を減らすことができ、製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することができる
【0022】
以下に、ガラスロッドであるプリフォームから光ファイバを製造する方法について、図3を参照して説明すると、炉体21の内部には、縦長の炉心管22が設けられており、炉心管22の高さ方向やや下部に、ヒータ23が設けられている。炉体21の内部には、炉心管22およびヒータ23を覆って断熱材24が設けられており、炉体21の周囲が高温となることを抑制している。炉心管22の中に、炉体21の上方からプリフォーム25を挿入する。プリフォーム25の上端部は、チャック26によって支持棒27と接続されている。そして、プリフォーム25の下端をヒータ23の内部に位置させて、ヒータ23を2100℃程度に発熱させ、プリフォーム25の下端を加熱軟化させて、数十g/ファイバの張力で引き伸ばし直径約125μmのガラスファイバ28に線引きする。炉心管内は窒素ガス等の不活性ガスを上部から下部へ流す。炉体21を出て冷却されたガラスファイバ28に紫外線硬化樹脂等が被覆されて直径約250μmの光ファイバが得られる。
【0023】
ここでも、炉心管22、ヒータ23、断熱材24は前述のように石英またはカーボンを含むものであり、これらの部品が新品であると炉体内における不純物濃度が高くなり、その状態で光ファイバの線引きを行うと、不純物がプリフォームまたはガラスファイバに付着して断線を引き起こすと考えられる。そこで、線引炉の炉心管22、ヒータ23、断熱材24、およびこれらの支持材などの部品を交換した後は、空焼きをすると不純物の濃度を低減できる。その後、光ファイバの線引きを行うと、断線を抑えることができる。
【0024】
【実施例】
次に、本発明の実施例について説明する。本実施例においては、上記の実施形態で示した延伸装置1を用い、炉心管11を新品に交換した後、一定時間炉体2を空焼きしてから、ガラス母材を延伸する実験を行った。実験においては、内径が170mm、外径が180mm、長さが400mmであるカーボン製の炉心管11の新品を用い、延伸装置1の炉体2における炉体外壁14の内部に収容した。その後、ヒータ12の温度を1900℃に設定し、炉体2を空焼きした。延伸装置1には、クリーン度クラスが10の清浄な窒素ガスを10SLM(standardliter / min)の流量で供給した。そして、空焼きを開始してから30分ごとに延伸装置1から排出されるガスを回収し、パーティクルアナライザ(横河電機社製)でその不純物量を測定した。その結果を図4に示す。
【0025】
また、上記と同様の手順で30,60,90,120,150,180分のそれぞれの時間空焼きした炉心管11を炉体2の炉体外壁14内に収容し、直径90mm、長さ400mmのガラス母材を直径40mmのプリフォームに延伸した。このときのヒータ12の温度は1890℃に設定した。そして、延伸して得られたプリフォームを線引きして光ファイバを製造した。そのときの断線回数を図4に合わせて示す。
【0026】
図4から判るように、延伸装置1を空焼きしている時間が長くなるにつれて、ダスト数(不純物の数)は、ほぼ比例して少なくなった。また、加熱時間が1.5時間では、光ファイバの断線回数が約0.04(回/km)であったが、2時間とすると約0.02(回/km)とその回数は非常に少なくなった。加熱時間が長くなると、断線回数が減っていくが、加熱時間が1.5時間〜2時間になる間に、特に断線回数の減り方が大きかった。また、加熱時間が2時間であるときのダスト数は35000(個/m3)であった。この結果より、加熱時間は2時間以上とするのがよいことが判った。また、不純物の数を示すダスト数では、35000(個/m3)以下とするのがよいことが判った。
【0027】
他方、上記の延伸装置1において生成したコアロッドを延伸し、得られたコアロッドにジャケット付けをしてプリフォームとし、このプリフォームを線引きして製造した光ファイバについて、それぞれ波長1.55μmの光の伝送損失についてOTDRを用いて測定した。この実験では、延伸装置1に新品の炉心管11を取り付けてから1時間空焼きした場合と、2時間空焼きした場合について、それぞれの伝送損失を測定した。
【0028】
その結果、炉心管11を取り付けた後、1時間空焼きした延伸装置1の場合には、製造された光ファイバの伝送損失は0.230dB/kmであった。一方、炉心管11を取り付けた後、2時間空焼きした延伸装置1の場合には、製造された光ファイバの伝送損失は0.190dB/kmであった。この結果から、新品の炉心管を取り付けた後、長時間空焼きした方が伝送損失の増加を防止することができることが判った。
【0029】
つぎに、ジャケット付けまで完了したプリフォームについて、そのプリフォームの延伸の際には2時間という十分な空焼きを行った延伸炉を用い、線引の際には炉芯管交換後1時間空焼きを行った線引炉、または2時間空焼きを行った線引炉のいずれかを用いて光ファイバを作製した。
【0030】
1時間の空焼き後の線引炉で線引を行った場合は波長1.55μmにおける伝送損失については0.192dB/kmと良好であったが、断線が0.06回/kmと多かった。また、2時間空焼き後の線引炉で線引を行った場合は波長1.55μmにおける伝送損失について0.191dB/kmと良好であり、かつ断線が0.02回/kmと良好であった。
【0031】
つぎに、パイプ延伸工程における延伸炉の空焼き時間を異ならせて、光ファイバを作製した場合について説明する。石英製パイプの両端にダミー用のガラスパイプを接続し、パイプ内側に2SLMの窒素を流した状態で、上述した寸法を有する炉体2を備えた延伸装置1を用いて延伸を行った。炉芯管交換後、1時間空焼きした場合と2時間空焼きした場合とでそれぞれ延伸した後、得られたパイプを用いて、中にΔnが0.4%のコアを挿入し外側から加熱してコラプスした。そのあとでさらにジャケット付けを行い、得られたプリフォームを線引した。
【0032】
1時間の空焼き後の延伸炉で延伸を行った場合は、波長1.55μmにおける伝送損失については0.223dB/kmと悪く、断線も0.05回/kmと多かった。一方、2時間空焼き後の延伸炉で延伸を行った場合は波長1.55μmにおける伝送損失について0.191dB/kmと良好であり、かつ断線が0.02回/kmと良好であった。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明の通り、本発明に係るガラス部材の加熱加工方法によれば、延伸装置の炉体における炉心管などの消耗品を交換した後、ガラス母材から得られたプリフォームを線引きした直後の光ファイバの断線を防止するとともに線引きされて製造された光ファイバの伝送損失の増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラスロッドの延伸方法を説明する図である。
【図2】ガラスロッドの延伸方法で用いられる炉体の模式図である。
【図3】ガラスパイプの加熱加工方法を説明する説明図である。
【図4】実施例に係る実験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
2,21…炉体、3…上部チャック、4…下部チャック、11,22…炉心管、12,23…ヒータ、13,24…断熱材、14…炉体外壁、25…プリフォーム、27…チャック、28…ガラスファイバ、G…ガラス母材、S…延伸体。
Claims (6)
- ガラス部材を炉体内で加熱加工するガラス部材の加熱加工方法において、
前記炉体内で用いられる石英またはカーボンを含む部品を交換した際、前記ガラス部材を加熱する際の温度よりも10度以上高い温度で2時間以上前記炉体を空焼きした後、前記ガラス部材の加熱加工を開始することを特徴とするガラス部材の加熱加工方法。 - ガラス部材を炉体内で加熱加工するガラス部材の加熱加工方法において、
前記炉体内で用いられる石英またはカーボンを含む部品を交換した際、前記炉体内における不純物の粒子数を計測し、前記炉体内における不純物の粒子数が35000個/m3以下となるまで前記炉体を空焼きした後、前記ガラス部材の加熱加工を開始することを特徴とするガラス部材の加熱加工方法。 - 前記ガラス部材がガラスロッドである請求項1または請求項2に記載のガラス部材の加熱加工方法。
- 前記ガラス部材がガラスパイプである請求項1または請求項2に記載のガラス部材の加熱加工方法。
- 前記加熱加工が、加熱しながら行う延伸である請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のガラス部材の加熱加工方法。
- 前記加熱加工が、前記ガラスロッドを加熱して光ファイバを製造する際の線引きである請求項3に記載のガラス部材の加熱加工方法。
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JP2002195143A JP2004035330A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | ガラス部材の加熱加工方法 |
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CN113185115A (zh) * | 2021-05-18 | 2021-07-30 | 湖北菲利华石英玻璃股份有限公司 | 一种使用石英玻璃粗棒拉制石英玻璃纤维的方法和装置 |
-
2002
- 2002-07-03 JP JP2002195143A patent/JP2004035330A/ja active Pending
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