JP2004034613A - 空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ベルト層の耐エッジセパレーション性を改善することが可能な空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造した空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】従来よりも周長を短くかつ幅広にし、未加硫のゴム層G’内に配列したスチールコードSのタイヤ周方向に対する傾斜角度θを大きくした幅広ベルト材a,bを成形ドラム13上に巻き付けた後、成形ドラム13を拡径して幅広ベルト材a,bを膨径し、従来の円筒状に成形したベルト材7A’,7B’に成形する。
【選択図】図4
【解決手段】従来よりも周長を短くかつ幅広にし、未加硫のゴム層G’内に配列したスチールコードSのタイヤ周方向に対する傾斜角度θを大きくした幅広ベルト材a,bを成形ドラム13上に巻き付けた後、成形ドラム13を拡径して幅広ベルト材a,bを膨径し、従来の円筒状に成形したベルト材7A’,7B’に成形する。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、ベルト層の耐エッジセパレーション性を向上するようにした空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来技術】
空気入りラジアルタイヤは、タイヤ周方向に傾斜したスチールコードをタイヤ周方向に沿って所定の間隔でゴム層内に配置したベルト層をトレッド部に有している。このようなベルト層には、一般に、引き揃えた多数のスチールコードを未加硫ゴムでゴム引きした帯状ベルト材を幅方向にバイアスカットし、そのカット面を幅方向にしたベルト材が使用されているので、ベルト層の幅方向両端にバイアスカットしたスチールコードの切断端が露出した構成になる。
【0003】
そのため、高い荷重が加わった時や高速走行時に、ベルト層端部のエッジからセパレーションが発生し易く、ベルト耐久性低下の原因になっていた。
【0004】
そこで、従来、上記対策として、ベルト層を構成する材料や構造を中心として様々な改良の提案がなされているが、それらを組み合わせたとしても充分に満足できるレベルまで達したとは言えず、新たな技術の提案が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ベルト層の耐エッジセパレーション性を改善することが可能な空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の空気入りラジアルタイヤの製造方法は、タイヤ周方向に傾斜したスチールコードをタイヤ周方向に沿って所定の間隔で未加硫のゴム層内に配置したベルト材を成形ドラム上に巻き付けて円筒状に成形し、該円筒状のベルト材の外周側に未加硫のトレッドゴム材を巻付けてベルト・トレッドゴム成形体を成形するようにした空気入りラジアルタイヤの製造方法において、前記ベルト材の周長より短く幅広にし、かつ未加硫のゴム層内に配置したスチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を前記スチールコードの傾斜角度より大きくした幅広ベルト材を、縮径した前記成形ドラム上に巻き付けた後、該成形ドラムの拡径により前記幅広ベルト材を膨径して前記円筒状のベルト材に成形することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の空気入りラジアルタイヤは、上記方法により製造されることを特徴とする。
【0008】
上述した本発明の構成によれば、ベルト層のエッジセパレーションの起点となり易いスチールコード切断端面の鋭角側端を従来よりもベルト層内に位置させることができるので、エッジセパレーションの発生を抑えることができる一方、隣接するスチールコードの切断端間の距離を従来より長くすることができるので、エッジセパレーションを隣のスチールコードの切断端に伝播させ難くすることができる。従って、ベルト層の耐エッジセパレーション性を向上することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1は、本発明の方法により製造された空気入りラジアルタイヤの一例を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部、CLはタイヤセンターラインである。
【0011】
左右のビード部3間にカーカス層4が装架され、その両端部4aがビード部3に埋設されたビ−ドコア5の周りにビードフィラー6を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1のカーカス層4外周側にはベルト層7が配置されている。ベルト層7の外周側にはトレッドゴム層8が設けられ、カーカス層4の内周側にはインナーライナー層9が配設されている。
【0012】
上記ベルト層7は2層のベルト層7A,7Bからなり、各ベルト層7A,7Bはタイヤ周方向に傾斜したスチールコードSをタイヤ周方向に沿って所定の間隔でゴム層G内に配置した構成になっている。ベルト層7A,7Bは、タイヤ周方向に対する向きを逆向きにしたスチールコードSを交差するようにして積層してある。
【0013】
図2に示すように、ベルト層7Aのバイアス(斜め)カットされているスチールコードSの切断端面S1は、タイヤ周方向Tに対して傾斜すると共にタイヤ幅方向端面7A1から鋭角側端S1aがベルト層7A内に従来よりも大きく没入しており、またその没入により隣接するスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aと鈍角側端S1bとの直線距離Lを従来より長くしている。図示せぬが、ベルト層7BのスチールコードSの切断端面もベルト層7Aと同様であり、タイヤ幅方向端面7B1から鋭角側端がベルト層7B内に従来よりも大きく没入している。
【0014】
図中10は、サイドウォール部2からビード部3にわたって延在するサイドゴム層である。
【0015】
以下、本発明の空気入りラジアルタイヤの製造方法を図3,4を参照しながら説明する。
【0016】
図3に示すように、従来と同様にして、一方の成形ドラム11上に未加硫の材料からなるインナーライナー材9’(未加硫のインナーライナー層9)、カーカス材4’(未加硫のカーカス層4)、ビードコア5、ビードフィラー材6’(未加硫のビードフィラー6)、サイドゴム材10’(未加硫のサイドゴム層10)を順次セットして円筒状のケーシング12を成形する。
【0017】
他方、図4(a)に示すように、従来使用されるベルト材より周長が短く幅広にした幅広ベルト材a,b(未加硫のベルト層7A,7B)を成形ドラム13上に順次端部を接合するようにして円筒状に巻き付ける。ここで使用する成形ドラム13は、従来より縮径した状態にあり、タイヤ周方向に沿って所定の間隔で未加硫のゴム層G’内に配置した幅広ベルト材a,bのスチールコードSは、タイヤ周方向に対する傾斜角度θを従来より大きくしている。
【0018】
幅広ベルト材a,bを巻き付けた後、図4(b)に示すように、成形ドラム13を拡径して幅広ベルト材a,bを膨径させ、従来の製造方法において成形ドラム上に巻き付けて成形したものと略同じ径と幅になる円筒状のベルト材7A’,7B’に成形する。
【0019】
これ(ベルト材のスチールコードの角度変化)により、幅広ベルト材aの幅方向端面a1 と面一になっていたスチールコードSの切断端面S1が、図4(c)に示すように、膨径したベルト材7A’の幅方向端面7A’1 から鋭角側端S1a側がゴム層G’内に没入する。図示せぬが、幅広ベルト材bの幅方向端面b1 と面一になっていたスチールコードSの切断端面も、同様にして、膨径したベルト材7B’の幅方向端面7B’1 から鋭角側端側がゴム層G’内に没入する。
【0020】
ベルト材膨径後、図4(d)に示すように、従来と同様にして、円筒状のベルト材7A’,7B’の外周側に未加硫のトレッドゴム材8’(未加硫のトレッドゴム層8)を巻き付けて円筒状のベルト・トレッドゴム成形体14を成形する。
【0021】
以下、従来と同様の方法で、ケーシング12を拡張用ドラムに移載し、続いて拡張用ドラム外周側にベルト・トレッドゴム成形体14を配置した後、拡張用ドラムによりケーシング12をインフレートしてベルト・トレッドゴム成形体14の内周側に圧着し、グリーンタイヤを得る。
【0022】
次いで、グリーンタイヤを加硫する。この加硫工程では、グリーンタイヤが金型にセットされると、内圧を付与されたブラダーが膨張して内側からグリーンタイヤをインフレートさせ、金型内面に押し当てる。このインフレート時にベルト材7A’,7B’が拡径し、スチールコードSの切断端面S1は、鋭角側端S1aの没入量を更に大きくしてゴム層G’内に没入し、図2に示す状態となる。
【0023】
所定時間加熱した後、金型から加硫されたタイヤを取り出すことで、上述した図1の空気入りタイヤを得る。
【0024】
上述した本発明によれば、従来のベルト材より周長を短くかつ幅広にし、またスチールコードSの傾斜角度θを大きくした幅広ベルト材a,bを使用し、それを縮径した成形ドラム13上に円筒状に巻き付けた後、膨径して従来の円筒状のベルト材7A’,7B’に成形するようにしたので、ベルト材のバイアス(斜め)カットされているスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aを、加硫後において、ベルト層7A,7Bのタイヤ幅方向端面7A1,7B1からベルト層内に従来よりも大きく没入させ、かつ隣接するスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aと鈍角側端S1bとの直線距離Lを従来より長くすることができる。
【0025】
図5に従来の方法(インフレート時のみベルト材を拡径)により製造されたタイヤのベルト層20の状態を示す。20Aはタイヤ幅方向端面、L’は隣接するスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aと鈍角側端S1bとの直線距離であり、本発明よりも鋭角側端S1aがベルト層20内に浅く没入している。
【0026】
ベルト層7A,7Bにおけるエッジセパレーションは、一般に、スチールコードSの鋭角側端S1aからゴム剥離が生じ、それが切断端面S1全体に広がり、続いて隣接するスチールコードSの鋭角側端S1aに伝播し、それが順次全体的に広がって切断端部でのゴム剥離が生じたところでタイヤ故障を招くが、本発明では、エッジセパレーションの起点となり易い鋭角側端S1aをベルト層内に従来よりも大きく没入させるので、エッジセパレーションの発生を抑制することができ、しかも隣接するスチールコードSの切断端間の直線距離Lを従来より大きくするため、エッジセパレーションが隣のスチールコードSの切断端に広がり難くなる。従って、ベルト層7A,7Bの耐エッジセパレーション性を改善することができる。
【0027】
本発明において、加硫後のタイヤにおけるベルト材7A’,7B’の半径をDy 、成形ドラム13上に円筒状に巻き付けられた幅広ベルト材a,bの半径をD0 とすると、下記式で表されるリフト率A1が6〜12%の範囲となるようにベルト材を拡径するのがよい。なお、半径Dy は、図1の空気入りラジアルタイヤのセンターラインCLにおける位置で測定するものとする。また、半径Dy ,D0 はベルト材の外周面で測る外径である。
【0028】
A1=(Dy −D0 )/D0 ×100
リフト率A1が6%より小さいと、ベルト層7A,7Bの耐エッジセパレーション性を効果的に改善することが難しくなる。逆に12%より大きいと、ベルト材の拡縮が過大となり、製造そのものが困難となりうる。
【0029】
幅広ベルト材a,bを拡径したインフレート前の円筒状のベルト材7A’,7B’の半径をDx とすると、そのベルト材7A’,7B’の幅広ベルト材a,b に対する下記式で表されるリフト率A2は、4%以上にするのがよい。
【0030】
A2=(Dx −D0 )/D0 ×100
リフト率A2が4%より小さいと、リフト率A1を上記上限値に設定した際に、グリーンタイヤをインフレートする割合が大きくなりすぎて、タイヤのユニフォミティに悪影響を及ぼす。
【0031】
ベルト層7A,7Bを形成する幅広ベルト材a,b時におけるスチールコードSのタイヤ周方向に対する傾斜角度θとしては、25〜45°にするのがよい。この傾斜角度θがこの範囲を外れると、上述したリフト率で拡径した際に、空気入りタイヤのベルト層7A,7Bとして要求されるスチールコードSのタイヤ周方向に対する傾斜角度を得ることが難しくなる。
【0032】
本発明は、上記実施形態では、2層のベルト層7A,7Bを設けた例を示したが、3層以上複数層のベルト層を設けた空気入りラジアルタイヤにも好適に用いることができる。
【0033】
【実施例】
タイヤサイズを295/80R22.5で共通にし、上述した本発明の方法と従来の方法により、図1に示す構成の試験タイヤをそれぞれ作製した。
【0034】
本発明の方法におけるリフト率A1は9%、リフト率A2は6%であり、従来の方法では、加硫工程のインフレート時にのみベルト材を拡径し、そのリフト率は3%である。
【0035】
これら各試験タイヤを以下に示す試験方法により、ベルト層の耐エッジセパレーション性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。
耐エッジセパレーション性
各試験タイヤをリムサイズ22.5×8.25のリムに装着し、空気圧を850kPaにしてドラム試験機に取り付け、荷重41.7kN、速度80km/hの条件下で直径1707mmの回転ドラム上を走行させ、タイヤが故障するまでの走行距離を測定し、その結果を従来タイヤを100とする指数で評価した。この値が大きいほど耐エッジセパレーション性が優れている。
【0036】
【表1】
表1から、本発明の製造方法は、耐エッジセパレーション性を改善できることがわかる。
【0037】
【発明の効果】
上述したように本発明は、周長を短くかつ幅広にし、また未加硫のゴム層内に配置したスチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を従来より大きくした幅広ベルト材を使用し、この幅広ベルト材を膨径して円筒状のベルト材に成形するので、製造されたタイヤにおいて、エッジセパレーションの起点になり易いベルト層のスチールコードの切断端面の鋭角側端をベルト層内に従来よりも深く没入させ、かつ隣接するスチールコードの切断端間の距離を従来より長くすることができるため、ベルト層の耐エッジセパレーション性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線半断面図である。
【図2】図1のベルト層の要部を示す説明図である。
【図3】本発明の空気入りタイヤの製造方法において、ケーシングを成形する工程を示す要部断面図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤの製造方法において、ベルト・トレッドゴム成形体を成形する工程を示し、(a)は幅広ベルト材を成形ドラムに巻き付けた状態を示す説明図、(b)は円筒状に巻き付けた(a)の幅広ベルト材を拡径した状態を示す説明図、(c)は(b)の拡径したベルト材の要部を示す説明図、(d)は(b)の拡径したベルト材にトレッドゴム材を巻き付ける工程を示す説明図である。
【図5】従来の空気入りタイヤにおけるベルト層の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 サイドウォール部
3 ビ−ド部 4 カ−カス層
7,7A,7B ベルト層 7A1,7B1 タイヤ幅方向端面
7A’,7B’ ベルト材 7A’1 ,7B’1 幅方向端面
8 トレッドゴム層 8 トレッドゴム材
11,13 成形ドラム 12 ケーシング
14 ベルト・トレッドゴム成形体 CL タイヤセンターライン
G,G’ゴム層 L 直線距離
S スチールコード S1 切断端面
S1a 鋭角側端 S1b 鈍角側端
a,b 幅広ベルト材 θ 傾斜角度
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、ベルト層の耐エッジセパレーション性を向上するようにした空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来技術】
空気入りラジアルタイヤは、タイヤ周方向に傾斜したスチールコードをタイヤ周方向に沿って所定の間隔でゴム層内に配置したベルト層をトレッド部に有している。このようなベルト層には、一般に、引き揃えた多数のスチールコードを未加硫ゴムでゴム引きした帯状ベルト材を幅方向にバイアスカットし、そのカット面を幅方向にしたベルト材が使用されているので、ベルト層の幅方向両端にバイアスカットしたスチールコードの切断端が露出した構成になる。
【0003】
そのため、高い荷重が加わった時や高速走行時に、ベルト層端部のエッジからセパレーションが発生し易く、ベルト耐久性低下の原因になっていた。
【0004】
そこで、従来、上記対策として、ベルト層を構成する材料や構造を中心として様々な改良の提案がなされているが、それらを組み合わせたとしても充分に満足できるレベルまで達したとは言えず、新たな技術の提案が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ベルト層の耐エッジセパレーション性を改善することが可能な空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の空気入りラジアルタイヤの製造方法は、タイヤ周方向に傾斜したスチールコードをタイヤ周方向に沿って所定の間隔で未加硫のゴム層内に配置したベルト材を成形ドラム上に巻き付けて円筒状に成形し、該円筒状のベルト材の外周側に未加硫のトレッドゴム材を巻付けてベルト・トレッドゴム成形体を成形するようにした空気入りラジアルタイヤの製造方法において、前記ベルト材の周長より短く幅広にし、かつ未加硫のゴム層内に配置したスチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を前記スチールコードの傾斜角度より大きくした幅広ベルト材を、縮径した前記成形ドラム上に巻き付けた後、該成形ドラムの拡径により前記幅広ベルト材を膨径して前記円筒状のベルト材に成形することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の空気入りラジアルタイヤは、上記方法により製造されることを特徴とする。
【0008】
上述した本発明の構成によれば、ベルト層のエッジセパレーションの起点となり易いスチールコード切断端面の鋭角側端を従来よりもベルト層内に位置させることができるので、エッジセパレーションの発生を抑えることができる一方、隣接するスチールコードの切断端間の距離を従来より長くすることができるので、エッジセパレーションを隣のスチールコードの切断端に伝播させ難くすることができる。従って、ベルト層の耐エッジセパレーション性を向上することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1は、本発明の方法により製造された空気入りラジアルタイヤの一例を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部、CLはタイヤセンターラインである。
【0011】
左右のビード部3間にカーカス層4が装架され、その両端部4aがビード部3に埋設されたビ−ドコア5の周りにビードフィラー6を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1のカーカス層4外周側にはベルト層7が配置されている。ベルト層7の外周側にはトレッドゴム層8が設けられ、カーカス層4の内周側にはインナーライナー層9が配設されている。
【0012】
上記ベルト層7は2層のベルト層7A,7Bからなり、各ベルト層7A,7Bはタイヤ周方向に傾斜したスチールコードSをタイヤ周方向に沿って所定の間隔でゴム層G内に配置した構成になっている。ベルト層7A,7Bは、タイヤ周方向に対する向きを逆向きにしたスチールコードSを交差するようにして積層してある。
【0013】
図2に示すように、ベルト層7Aのバイアス(斜め)カットされているスチールコードSの切断端面S1は、タイヤ周方向Tに対して傾斜すると共にタイヤ幅方向端面7A1から鋭角側端S1aがベルト層7A内に従来よりも大きく没入しており、またその没入により隣接するスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aと鈍角側端S1bとの直線距離Lを従来より長くしている。図示せぬが、ベルト層7BのスチールコードSの切断端面もベルト層7Aと同様であり、タイヤ幅方向端面7B1から鋭角側端がベルト層7B内に従来よりも大きく没入している。
【0014】
図中10は、サイドウォール部2からビード部3にわたって延在するサイドゴム層である。
【0015】
以下、本発明の空気入りラジアルタイヤの製造方法を図3,4を参照しながら説明する。
【0016】
図3に示すように、従来と同様にして、一方の成形ドラム11上に未加硫の材料からなるインナーライナー材9’(未加硫のインナーライナー層9)、カーカス材4’(未加硫のカーカス層4)、ビードコア5、ビードフィラー材6’(未加硫のビードフィラー6)、サイドゴム材10’(未加硫のサイドゴム層10)を順次セットして円筒状のケーシング12を成形する。
【0017】
他方、図4(a)に示すように、従来使用されるベルト材より周長が短く幅広にした幅広ベルト材a,b(未加硫のベルト層7A,7B)を成形ドラム13上に順次端部を接合するようにして円筒状に巻き付ける。ここで使用する成形ドラム13は、従来より縮径した状態にあり、タイヤ周方向に沿って所定の間隔で未加硫のゴム層G’内に配置した幅広ベルト材a,bのスチールコードSは、タイヤ周方向に対する傾斜角度θを従来より大きくしている。
【0018】
幅広ベルト材a,bを巻き付けた後、図4(b)に示すように、成形ドラム13を拡径して幅広ベルト材a,bを膨径させ、従来の製造方法において成形ドラム上に巻き付けて成形したものと略同じ径と幅になる円筒状のベルト材7A’,7B’に成形する。
【0019】
これ(ベルト材のスチールコードの角度変化)により、幅広ベルト材aの幅方向端面a1 と面一になっていたスチールコードSの切断端面S1が、図4(c)に示すように、膨径したベルト材7A’の幅方向端面7A’1 から鋭角側端S1a側がゴム層G’内に没入する。図示せぬが、幅広ベルト材bの幅方向端面b1 と面一になっていたスチールコードSの切断端面も、同様にして、膨径したベルト材7B’の幅方向端面7B’1 から鋭角側端側がゴム層G’内に没入する。
【0020】
ベルト材膨径後、図4(d)に示すように、従来と同様にして、円筒状のベルト材7A’,7B’の外周側に未加硫のトレッドゴム材8’(未加硫のトレッドゴム層8)を巻き付けて円筒状のベルト・トレッドゴム成形体14を成形する。
【0021】
以下、従来と同様の方法で、ケーシング12を拡張用ドラムに移載し、続いて拡張用ドラム外周側にベルト・トレッドゴム成形体14を配置した後、拡張用ドラムによりケーシング12をインフレートしてベルト・トレッドゴム成形体14の内周側に圧着し、グリーンタイヤを得る。
【0022】
次いで、グリーンタイヤを加硫する。この加硫工程では、グリーンタイヤが金型にセットされると、内圧を付与されたブラダーが膨張して内側からグリーンタイヤをインフレートさせ、金型内面に押し当てる。このインフレート時にベルト材7A’,7B’が拡径し、スチールコードSの切断端面S1は、鋭角側端S1aの没入量を更に大きくしてゴム層G’内に没入し、図2に示す状態となる。
【0023】
所定時間加熱した後、金型から加硫されたタイヤを取り出すことで、上述した図1の空気入りタイヤを得る。
【0024】
上述した本発明によれば、従来のベルト材より周長を短くかつ幅広にし、またスチールコードSの傾斜角度θを大きくした幅広ベルト材a,bを使用し、それを縮径した成形ドラム13上に円筒状に巻き付けた後、膨径して従来の円筒状のベルト材7A’,7B’に成形するようにしたので、ベルト材のバイアス(斜め)カットされているスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aを、加硫後において、ベルト層7A,7Bのタイヤ幅方向端面7A1,7B1からベルト層内に従来よりも大きく没入させ、かつ隣接するスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aと鈍角側端S1bとの直線距離Lを従来より長くすることができる。
【0025】
図5に従来の方法(インフレート時のみベルト材を拡径)により製造されたタイヤのベルト層20の状態を示す。20Aはタイヤ幅方向端面、L’は隣接するスチールコードSの切断端面S1の鋭角側端S1aと鈍角側端S1bとの直線距離であり、本発明よりも鋭角側端S1aがベルト層20内に浅く没入している。
【0026】
ベルト層7A,7Bにおけるエッジセパレーションは、一般に、スチールコードSの鋭角側端S1aからゴム剥離が生じ、それが切断端面S1全体に広がり、続いて隣接するスチールコードSの鋭角側端S1aに伝播し、それが順次全体的に広がって切断端部でのゴム剥離が生じたところでタイヤ故障を招くが、本発明では、エッジセパレーションの起点となり易い鋭角側端S1aをベルト層内に従来よりも大きく没入させるので、エッジセパレーションの発生を抑制することができ、しかも隣接するスチールコードSの切断端間の直線距離Lを従来より大きくするため、エッジセパレーションが隣のスチールコードSの切断端に広がり難くなる。従って、ベルト層7A,7Bの耐エッジセパレーション性を改善することができる。
【0027】
本発明において、加硫後のタイヤにおけるベルト材7A’,7B’の半径をDy 、成形ドラム13上に円筒状に巻き付けられた幅広ベルト材a,bの半径をD0 とすると、下記式で表されるリフト率A1が6〜12%の範囲となるようにベルト材を拡径するのがよい。なお、半径Dy は、図1の空気入りラジアルタイヤのセンターラインCLにおける位置で測定するものとする。また、半径Dy ,D0 はベルト材の外周面で測る外径である。
【0028】
A1=(Dy −D0 )/D0 ×100
リフト率A1が6%より小さいと、ベルト層7A,7Bの耐エッジセパレーション性を効果的に改善することが難しくなる。逆に12%より大きいと、ベルト材の拡縮が過大となり、製造そのものが困難となりうる。
【0029】
幅広ベルト材a,bを拡径したインフレート前の円筒状のベルト材7A’,7B’の半径をDx とすると、そのベルト材7A’,7B’の幅広ベルト材a,b に対する下記式で表されるリフト率A2は、4%以上にするのがよい。
【0030】
A2=(Dx −D0 )/D0 ×100
リフト率A2が4%より小さいと、リフト率A1を上記上限値に設定した際に、グリーンタイヤをインフレートする割合が大きくなりすぎて、タイヤのユニフォミティに悪影響を及ぼす。
【0031】
ベルト層7A,7Bを形成する幅広ベルト材a,b時におけるスチールコードSのタイヤ周方向に対する傾斜角度θとしては、25〜45°にするのがよい。この傾斜角度θがこの範囲を外れると、上述したリフト率で拡径した際に、空気入りタイヤのベルト層7A,7Bとして要求されるスチールコードSのタイヤ周方向に対する傾斜角度を得ることが難しくなる。
【0032】
本発明は、上記実施形態では、2層のベルト層7A,7Bを設けた例を示したが、3層以上複数層のベルト層を設けた空気入りラジアルタイヤにも好適に用いることができる。
【0033】
【実施例】
タイヤサイズを295/80R22.5で共通にし、上述した本発明の方法と従来の方法により、図1に示す構成の試験タイヤをそれぞれ作製した。
【0034】
本発明の方法におけるリフト率A1は9%、リフト率A2は6%であり、従来の方法では、加硫工程のインフレート時にのみベルト材を拡径し、そのリフト率は3%である。
【0035】
これら各試験タイヤを以下に示す試験方法により、ベルト層の耐エッジセパレーション性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。
耐エッジセパレーション性
各試験タイヤをリムサイズ22.5×8.25のリムに装着し、空気圧を850kPaにしてドラム試験機に取り付け、荷重41.7kN、速度80km/hの条件下で直径1707mmの回転ドラム上を走行させ、タイヤが故障するまでの走行距離を測定し、その結果を従来タイヤを100とする指数で評価した。この値が大きいほど耐エッジセパレーション性が優れている。
【0036】
【表1】
表1から、本発明の製造方法は、耐エッジセパレーション性を改善できることがわかる。
【0037】
【発明の効果】
上述したように本発明は、周長を短くかつ幅広にし、また未加硫のゴム層内に配置したスチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を従来より大きくした幅広ベルト材を使用し、この幅広ベルト材を膨径して円筒状のベルト材に成形するので、製造されたタイヤにおいて、エッジセパレーションの起点になり易いベルト層のスチールコードの切断端面の鋭角側端をベルト層内に従来よりも深く没入させ、かつ隣接するスチールコードの切断端間の距離を従来より長くすることができるため、ベルト層の耐エッジセパレーション性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線半断面図である。
【図2】図1のベルト層の要部を示す説明図である。
【図3】本発明の空気入りタイヤの製造方法において、ケーシングを成形する工程を示す要部断面図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤの製造方法において、ベルト・トレッドゴム成形体を成形する工程を示し、(a)は幅広ベルト材を成形ドラムに巻き付けた状態を示す説明図、(b)は円筒状に巻き付けた(a)の幅広ベルト材を拡径した状態を示す説明図、(c)は(b)の拡径したベルト材の要部を示す説明図、(d)は(b)の拡径したベルト材にトレッドゴム材を巻き付ける工程を示す説明図である。
【図5】従来の空気入りタイヤにおけるベルト層の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 サイドウォール部
3 ビ−ド部 4 カ−カス層
7,7A,7B ベルト層 7A1,7B1 タイヤ幅方向端面
7A’,7B’ ベルト材 7A’1 ,7B’1 幅方向端面
8 トレッドゴム層 8 トレッドゴム材
11,13 成形ドラム 12 ケーシング
14 ベルト・トレッドゴム成形体 CL タイヤセンターライン
G,G’ゴム層 L 直線距離
S スチールコード S1 切断端面
S1a 鋭角側端 S1b 鈍角側端
a,b 幅広ベルト材 θ 傾斜角度
Claims (5)
- タイヤ周方向に傾斜したスチールコードをタイヤ周方向に沿って所定の間隔で未加硫のゴム層内に配置したベルト材を成形ドラム上に巻き付けて円筒状に成形し、該円筒状のベルト材の外周側に未加硫のトレッドゴム材を巻付けてベルト・トレッドゴム成形体を成形するようにした空気入りラジアルタイヤの製造方法において、
前記ベルト材の周長より短く幅広にし、かつ未加硫のゴム層内に配置したスチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を前記スチールコードの傾斜角度より大きくした幅広ベルト材を、縮径した前記成形ドラム上に巻き付けた後、該成形ドラムの拡径により前記幅広ベルト材を膨径して前記円筒状のベルト材に成形する空気入りラジアルタイヤの製造方法。 - 前記ベルト・トレッドゴム成形体を用いて成形したグリーンタイヤを加硫時にインフレートする工程を有し、加硫後のタイヤにおける前記ベルト材の半径をDy 、前記幅広ベルト材の半径をD0 とすると、下記式で表されるリフト率A1を6〜12%にした請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤの製造方法。
A1=(Dy −D0 )/D0 ×100 - 前記インフレート前のベルト材の半径をDx とすると、下記式で表されるリフト率A2を4%以上にした請求項2に記載の空気入りラジアルタイヤの製造方法。
A2=(Dx −D0 )/D0 ×100 - 少なくとも1枚の前記幅広ベルト材のスチールコードの傾斜角度が25〜45°である請求項1,2または3に記載の空気入りラジアルタイヤの製造方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空気入りラジアルタイヤの製造方法により製造された空気入りラジアルタイヤ。
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---|---|---|---|
JP2002197607A JP2004034613A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 空気入りラジアルタイヤの製造方法及びその方法により製造された空気入りラジアルタイヤ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8168021B2 (en) * | 2004-12-24 | 2012-05-01 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Process for assembling a tire |
-
2002
- 2002-07-05 JP JP2002197607A patent/JP2004034613A/ja active Pending
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