JP2004033284A - 遊技制御装置 - Google Patents

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Toshiya Ozawa
小沢 敏也
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Abstract

【課題】遊技性向上を図る。
【解決手段】始動入賞部品1への球の入賞で制御装置15が入賞順序抽選を実行し、その抽選で複数の順序入賞部品3〜5に対する入賞順序を決定し、決定された決定入賞順序に適合するように複数の順序入賞部品3〜5に球が入賞した場合、可変入賞部品9の開閉体19が開閉し、開閉体19の開放中に球が可変入賞部品9に入賞すると、球払出機構が賞球を遊技者に払い出し、複数の順序入賞部品3〜5への入賞が上記決定された決定入賞順序以外の場合は上記始動入賞部品1への入賞による遊技を終了する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は始動入賞によりアタッカーや大入賞口と呼ばれるような可変入賞部品を開閉する遊技者に有利な遊技状況を作るパチンコ遊技のような遊技制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は特開2000−33173号公報で開示された遊技制御装置を示す。遊技者の操作で遊技盤16の遊技領域18に発射された球がステップ401のYESで示すように始動入賞部品1に入賞すると、始動入賞球検出器2が始動入賞部品1に入賞した球を検出して始動入賞信号を制御装置51に出力する。制御装置51ではステップ402で示すように当たり外れ抽選手段20が始動入賞信号の入力タイミングで抽選処理を実行して結果を記憶する一方、図柄変動手段52が始動入賞信号の入力に伴う図柄表示器53に対する図柄変動処理を実行する。図柄変動処理では、ステップ403のNOで示すように抽選結果として外れが記憶されている場合に図柄変動手段52が図柄表示器53の図柄変動を開始した後に当たり図柄以外の図柄で停止し、ステップ403のYESで示すように抽選結果として当たりが記憶されている場合に図柄変動手段52が図柄表示器53の図柄変動を開始した後に当たり図柄に揃うように停止する。そして、ステップ404で示すように図柄表示器53で停止した確定図柄が当たり図柄で揃うと、制御装置51における開閉指示手段25が開閉駆動源14を制御し、開閉駆動源14が可変入賞部品9の開閉体19を所定回数または所定時間開閉する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例は始動入賞部品1への始動入賞、始動入賞に伴う図柄変動遊技、図柄変動遊技の当たりに伴う可変入賞部品9の開閉動作というように、入賞経路(入賞順序)が一様な構造であるため、遊技性に欠けるという問題点があった。
【0004】
そこで、本発明は始動入賞部品への入賞により入賞順序を抽選し、抽選された入賞順序どおりに複数の順序入賞部品に入賞することによって、遊技者に有利な遊技状況を作り出し、遊技性を向上することができる遊技制御装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、始動入賞部品と、始動入賞部品への入賞で決定された入賞順序の対応付けられる複数の順序入賞部品と、複数の順序入賞部品への入賞順序どおりの入賞で開閉される開閉体を有する可変入賞部品とを備えたことによって、複数の順序入賞部品の入賞順序がその時々の始動入賞に伴う入賞順序抽選の結果で異なることから、複数の順序入賞部品に対する入賞経路が多様化し、遊技性を向上することができる。また、本発明にあっては、入賞順序を表示する順序表示器が順序入賞部品の前面に設けられれば、入賞順序を順序入賞部品の最も近くで表示できる。また、本発明にあっては、入賞順序を表示する順序表示器が順序入賞部品で囲まれた領域に設けられれば、入賞順序を順序入賞部品の近くで表示できる。また、本発明にあっては、順序入賞部品が羽根を備えれば、羽根を入賞順序に関連付けて開閉させることができ、遊技性を一層向上することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態に係る遊技制御装置を模式的に示す。遊技制御装置は始動入賞部品1、始動入賞球検出器2、複数の順序入賞部品3;4;5、複数の順序入賞球検出器6;7;8、可変入賞部品9、演出表示器10、順序表示器11;12;13、開閉駆動源14および制御装置15を備える。始動入賞部品1、順序入賞部品3〜5、可変入賞部品9および演出表示器10はパチンコ機の遊技主体である遊技盤16のガイドレール17で囲まれた内側の遊技領域18に設けられる。
【0007】
順序入賞部品3〜5それぞれは遊技領域18より取り込まれた球を遊技領域18に排出する通過形であって、前面に順序表示器11〜13を個別に備えるとともに演出表示器10を囲むように演出表示器10よりも上側と左右側で演出表示器10の近くに配置される。可変入賞部品9はアタッカーや大入賞口と称されるものであって、遊技領域18と直交する方向の前後方向に開閉される扉と称される開閉体19と開閉体19を開閉する開閉駆動源14とを有する。開閉体19が閉じた場合、遊技領域18から可変入賞部品9へ球が取り込まれることはなく、開閉体19が開いた場合にだけ遊技領域18から可変入賞部品9に球が取り込まれる可能性がある。
【0008】
始動入賞球検出器2および順序入賞球検出器6〜8は制御装置15に対する入力機器である。始動入賞球検出器2は始動入賞部品1に入賞した球を検出した始動入賞信号を制御装置15に出力し、順序入賞球検出器6〜8は各々の順序入賞部品3〜5に入賞した球を検出した順序入賞信号を制御装置15に出力する。始動入賞部品1および順序入賞球検出器6〜8はそれぞれの配線で制御装置15の入力インタフェースにおける複数の入力ポートに個別に接続される。演出表示器10、順序表示器11〜13、開閉駆動源14は制御装置15に対する出力機器である。演出表示器10は液晶表示器のような面表示器により形成されており、順序入賞信号を有効として扱う順序有効時間や大当たり遊技に伴う演出などを表示する。順序表示器11〜13は入賞順序を示す数値表示可能な表示器により形成されていて、抽選(決定)された入賞順序(以下、決定入賞順序と称する)を遊技者が容易に適切に把握できるようになっている。
【0009】
制御装置15は遊技盤16の裏側または遊技盤16の固定される遊技機枠の裏側に取り付けられ、制御装置15に格納された当たり外れ抽選手段20、入賞検出手段21、順序抽選手段22、有効時間指示手段23、入賞判定手段24、開閉指示手段25、タイマー26、カウンタ27および入賞順序表示手段31は制御装置15に内蔵されたマイクロンピュータがプログラムに従う遊技制御処理を実行することにより具現化される。
【0010】
当たり外れ抽選手段20は始動入賞部品1への入賞により遊技の当たり外れを抽選するものであって、具体的には入賞検出手段21で検知された始動入賞信号の入力タイミングで始動入賞に対する遊技の当たり外れを抽選してRAMのようなメモリに記憶する。入賞検出手段21は始動入賞信号および順序入賞信号が制御装置15におけるどの入力ポートに入力されたかを検知することで始動入賞信号を出力した始動入賞球検出器2および順序入賞信号を出力した順序入賞球検出器6〜8を特定する。
【0011】
順序抽選手段22は始動入賞部品1への入賞により複数の順序入賞部品3〜5に対する入賞順序を抽選(決定)するものであって、具体的には入賞検出手段21で検知された始動入賞信号の入力タイミングで順序入賞部品3〜5の個々に対する決定入賞順序を抽選してRAMに記憶する。入賞判定手段24は決定入賞順序どおりに順序入賞部品3〜5に球が入賞したか否かを判定する。開閉指示手段25は決定入賞順序どおりの判定結果で可変入賞部品9の開閉駆動源14を制御する。タイマー26は始動入賞信号の制御装置15への入力からの経過時間を計時することで、制御装置15が順序入賞部品3〜5に対する入賞を有効として扱う順序有効時間を測る。カウンタ27は当たり外れや入賞順序の抽選を行う際に使用される。入賞順序表示手段31はRAMから決定入賞順序を抽出し、抽出された決定入賞順序を順序表示器11〜13に個別に出力する。制御装置15はROMのようなメモリに格納された当たり外れ抽選知識28、入賞順序知識29、有効設定時間30を備える。
【0012】
入賞順序知識29は上側の順序欄に▲1▼;▲2▼;▲3▼のように入賞順序が記載され、左側の乱数値欄に(1);(2);(3);(4);(5);(6)のように乱数値が記載され、入賞順序と乱数値との交差する欄に順序入賞部品3〜5に対する識別情報としての左、上、右のうちの何れか1つが設定される。乱数値と入賞順序との関係を説明すると、乱数値が(1)に対する入賞順序は左→上→右であり、乱数値が(2)に対する入賞順序は左→右→上であり、乱数値が(3)に対する入賞順序は上→左→右であり、乱数値が(4)に対する入賞順序は上→右→左であり、乱数値が(5)に対する入賞順序は右→上→左であり、乱数値が(6)に対する入賞順序は右→左→上である。
【0013】
第1実施形態の動作について説明する。制御装置15が電力供給で起動した状態において、遊技者が遊技機枠の前面に設けられた球発射操作機構を操作し、遊技機枠の内部に設けられた球発射機構から遊技領域18に発射された球が始動入賞部品1に入力されると、始動入賞球検出器2から始動入賞信号が制御装置15に入力される。すると、制御装置15が図1の制御装置15の内部に描かれたフローチャートに基づく遊技処理を開始する。つまり、始動入賞信号が始動入賞球検出器2から制御装置15に入力されたことから、ステップ101がYESであると、ステップ102において制御装置15が入賞球検出信号に基づく当たり外れ抽選処理、入賞順序抽選処理、有効時間表示処理および入賞順序表示処理を実行する。
【0014】
当たり外れ抽選処理では当たり外れ抽選手段20が制御装置15への始動入賞信号の入力タイミングでカウンタ27から乱数値(カウンタ値)を取得し、取得した乱数値を当たり外れ抽選知識28に照合して当たりまたは外れを抽選(決定)し、その抽選結果をRAMに記憶する。入賞順序抽選処理、有効時間表示処理および入賞順序表示処理は上記当たり外れ抽選の結果として当たりが抽選された場合にだけ実行される。入賞順序抽選処理では順序抽選手段22が上記取得した乱数値を入賞順序知識29に照合して決定入賞順序を抽出し、抽出された決定入賞順序をRAMに記憶する。
【0015】
有効時間表示処理では有効時間指示手段23がタイマー26で計時した時々刻々と変化する経過時間を有効設定時間30より減算し、減算された残存値を順序有効時間として演出表示器10に出力する。演出表示器10は制御装置15から時々刻々と出力された順序有効時間をカウントダウン表示する。入賞順序表示処理では入賞順序表示手段31がRAMから決定入賞順序を抽出し、抽出された決定入賞順序を順序表示器11〜13に個別に出力する。これによって、複数の順序表示器11〜13の全部が決定入賞順序を個別に表示する。
【0016】
それから、ステップ102での当たり外れ抽選結果が当たりであり、ステップ103がYESであると、制御装置15が入賞判定処理を実行する。入賞判定処理では入賞判定手段24が入賞検出手段21で検出された順序入賞信号がどの順序入賞部品3〜5に対応するのかを表す識別情報を生成し、生成された識別情報を制御装置15のRAMに入賞順序履歴32として記憶する。そして、有効時間指示手段23で減算された順序有効時間が零になるまでの間において、入賞判定手段24が記憶された入賞順序履歴32をRAMに記憶された決定入賞順序に照合し、決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が存在するか否かを判定する。
【0017】
その後、ステップ104がYESであることから、決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が存在した場合、当該決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が存在した時点で、タイマー26が計時動作を停止するとももに、有効時間指示手段23が入賞順序表示処理を終了する一方、開閉指示手段25が開閉駆動源14を制御し、開閉駆動源14が可変入賞部品9の開閉体19を開閉する大当たり遊技を開始する。
【0018】
開閉体19の開放中において、球が遊技領域18から開閉体19を経由して可変入賞部品9の内部に取り込まれ、取り込まれた球がカウントゾーンと呼ばれる可変入賞部品9の内部に設けられた普通入賞口またはVゾーンと呼ばれる特定入賞口に入賞すると、普通入賞口に取り込まれた球を検出した普通入賞球検出器が普通入賞球検出信号を制御装置15に出力するか、または、特定入賞口に取り込まれた球を検出した特定入賞球検出器が特定入賞球検出信号を制御装置15に出力することにより、制御装置15が遊技機枠の裏側に設けられた図外の球払出機構を制御する。この制御によって、球払出機構が賞球としての球を遊技機枠の前側に設けられた図外の皿装置に払い出す。
【0019】
第1実施形態の構造によれば、始動入賞に伴う入賞順序抽選で複数の順序入賞部品3〜5に対する入賞順序を決定し、決定された決定入賞順序に適合するように複数の順序入賞部品3〜5に球が入賞した場合だけ、可変入賞部品9の開閉体19が開閉する遊技者に有利な大当たり遊技となる。このため、複数の順序入賞部品3〜5の入賞順序がその時々の始動入賞に伴う入賞順序抽選の結果で異なることから、複数の順序入賞部品3〜5に対する入賞経路が多様化し、遊技性を向上することができる。
【0020】
図2は第2実施形態に係る遊技制御装置を示す。第1実施形態では複数の順序入賞部品3〜5のそれぞれをチャッカーと呼ばれるような通過形だけで形成したのに対し、第2実施形態は図1の順序入賞部品3〜5のそれぞれに対応する順序入賞部品を通過形順序入賞部品3A;4A;5Aと取込形順序入賞部品3B;4B;5Bとの組み合わせで形成したものである。具体的には、図1の左側の順序入賞部品3に相当する順序入賞部品が通過形順序入賞部品3Aと取込形順序入賞部品3Bとからなる1組として形成され、図1の上側の順序入賞部品4に相当する順序入賞部品が通過形順序入賞部品4Aと取込形順序入賞部品4Bとからなる1組として形成され、図1の右側の順序入賞部品5に相当する順序入賞部品が通過形順序入賞部品5Aと取込形順序入賞部品5Bとからなる1組として形成される。
【0021】
各取込形順序入賞部品3B〜5Bは電動チューリップ(電チュー)と称される可変入賞部品により形成されており、遊技領域18と平行な左右方向に開閉する羽根を備える。羽根は羽根駆動源41;42;43で開閉される。羽根は閉じた場合でも1個の球の取り入れが可能な隙間を形成している。けれども、第2実施形態の場合、通過形順序入賞部品3A〜5Aと取込形順序入賞部品3B〜5Bとの間には遊技釘や障害釘と呼ばれる釘が複数本配置されており、羽根が閉じた場合、釘と閉じた羽根との隙間が球の直径よりも小さくなり、遊技領域18から取込形順序入賞部品3B〜5Bへ球が取り込まれることがないようになっている。
【0022】
逆に、羽根が開いた場合、釘と開いた羽根との隙間が球の直径よりも大きくなり、遊技領域18から取込形順序入賞部品3B〜5Bに球が取り込まれる可能性がある。取込形順序入賞部品3B〜5Bに入賞した球を検出した取込形順序入賞球検出器6B;7B;8Bが取込形順序入賞信号を制御装置15に出力すると、制御装置15が賞球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を皿装置に払い出す。取込形入賞部品の羽根は対となる通過形順序入賞部品3A〜5Aに球が入賞した場合に所定回数または所定時間開閉する。第2実施形態の入賞順序知識29は入賞順序▲1▼〜▲3▼が通過形順序入賞部品3A〜5Aと取込形順序入賞部品3B〜5Bとの1組ごとを1つのまとりとした識別情報で個別に対応付けられている。順序表示器11〜13は取込形順序入賞部品3B〜5Bの前面に設けられる。
【0023】
第2実施形態の動作について説明する。図2のステップ201〜203は図1のステップ101〜103と同じであり、図2のステップ206は図1のステップ105と同じである。制御装置15が始動入賞に伴い、始動入賞部品1への入賞による当たり外れ抽選処理、当たり外れ抽選結果の当たりに伴う入賞順序抽選処理、有効時間表示処理および入賞順序表示処理を実行する(ステップ201〜203参照)。その状態において、ステップ203がYESであることから、遊技領域18に発射された球が通過形順序入賞部品3A〜5Aに入賞すると、ステップ204において、入賞した通過形順序入賞部品3A〜5Aと対応する取込形順序入賞部品3B〜5Bの羽根が開閉する。
【0024】
具体的には、制御装置15に格納された羽根開閉指示手段25が通過形順序入賞球検出器6A;7A;8Aからの通過形順序入賞でそれと組を成す取込形順序入賞部品3B〜5Bの羽根駆動源41〜43を制御し、羽根駆動源41〜43が取込形順序入賞部品3B〜5Bの羽根を開閉する。例えば、球が左側の通過形順序入賞部品3Aに入賞することで左側の取込形順序入賞部品3Bの羽根が開閉し、球が上側の通過形順序入賞部品4Aに入賞することで上側の取込形順序入賞部品4Bの羽根が開閉し、球が右側の通過形順序入賞部品5Aに入賞することで右側の取込形順序入賞部品5Bの羽根が開閉する。そして、ステップ205がYESであることから、通過形順序入賞部品3A〜5Aと羽根が開放中の取込形順序入賞部品3B〜5Bとの組による順序入賞部品に対する入賞順序履歴32に、決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が存在すると、ステップ206において可変入賞部品9の開閉体19が開放された大当たり遊技となる。
【0025】
第2実施形態の構造によれば、複数の通過形順序入賞部品3A〜5Aと取込形順序入賞部品3B〜5Bとからなる組の順序入賞部品に始動入賞に伴う決定入賞順序どおりに球が入賞すると、可変入賞部品9の開閉体19が開閉する大当たり遊技となる。しかも、取込形順序入賞部品3B〜5Bの羽根を決定入賞順序に関連付けて開閉させることによって、取込形順序入賞部品3B〜5Bへの入賞の機会も多くなる。また、取込形順序入賞部品3B〜5Bへの入賞によっても、制御装置が球払出機構を制御し、賞球が払い出されるようにすれば、1回の始動入賞に伴い遊技者に払い出される賞球の数量も多くなる。よって、遊技性を一層向上することができる。取込形順序入賞球検出器6B〜8Bは取込形順序入賞部品3B〜5Bに入賞した球を検出した取込形順序入賞信号を制御装置15に出力し、制御装置15が取込形順序入賞信号に対応した賞球の払い出しを球払出機構に指示する。
【0026】
図3は第3実施形態に係る遊技制御処理手順を示す。第3実施形態は図2の演出表示器10を図柄表示器10として使用し、第1または第2実施形態の遊技制御に図柄変動遊技を取り入れたものである。よって、図3では図2の演出表示器10を図柄表示器10と表現する。図3において、ステップ301〜302に示すように、制御装置15が始動入賞に伴い、始動入賞部品1への入賞による当たり外れ抽選処理、当たり外れ抽選結果の当たりに伴う入賞順序抽選処理、有効時間表示処理および入賞順序表示処理を実行する。第3実施形態における当たり外れの抽選に使用する当たり外れ抽選知識28には当たり外れに加えて、図柄表示器10で表示し得る複数の種類の異なる図柄のうちでどの図柄を停止するか、図柄が停止するまでの間にどのような変化をするか、図柄が停止するまでの間にリーチを表示するかなどのパターンデータが含まれる。
【0027】
第3実施形態では、上記当たり外れ抽選・入賞順序抽選・有効時間表示・入賞順序表示処理と並行し、上記始動入賞に伴い、つまり、始動入賞信号が図2の始動入賞球検出器2から制御装置15に入力されると、ステップ303において制御装置15における図外の図柄変動手段が図柄表示器10を制御する。この制御によって、図柄表示器10は図柄変動を開始した後に上記当たり外れの抽選結果を反映するように図柄変動を停止する一方、この図柄の回転開始から停止までの回転数を制御装置15はRAMに記憶する。当たり外れの抽選結果が外れの場合は図柄表示器10で停止した確定図柄が当たり図柄以外となり、その後、ステップ301の始動入賞による遊技を終了する。当たり外れの抽選結果が当たりの場合は、図柄表示器10で停止した確定図柄が当たり図柄で揃う。
【0028】
そして、ステップ304がYESであることから、確定図柄が当たり図柄で揃った図柄当たりになると、ステップ305で入賞順序表示有無を判断し、入賞順序表示有の場合はステップ306で入賞順序表示器11〜13に入賞順序表示を指示してステップ307に進み、入賞順序表示無の場合はステップ306を迂回してステップ307に進む。ステップ307では図2の入賞判定手段24が決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が存在するか否かを判定する。ステップ307がNOであることから、決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が不存の場合、有効設定時間30の終了を待って計時動作と入賞順序表示とを停止する。ステップ307がYESであることから、決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が存在した場合、当該決定入賞順序と一致する入賞順序履歴32が存在した時点で、タイマー26が計時動作を停止するとももに、有効時間指示手段23が入賞順序表示処理を終了する一方、開閉指示手段25が開閉駆動源14を制御し、開閉駆動源14が可変入賞部品9の開閉体19を開閉する大当たり遊技を開始する。
【0029】
これと並行し、ステップ308ではステップ303で記憶された図柄変動中における図柄の回転数が制御装置15に設定された設定回転数例えば50回以上か否かを判断し、回転数が設定回転数以上であれば、ステップ309においてステップ305の順序表示有無を判断するのに使用する条件である表示有をRAMに更新し、回転数が設定回転数未満であれば、ステップ310においてステップ305の順序表示有無を判断するのに使用する条件である表示無をRAMに更新し、ステップ311において可変入賞部品9の開閉体19が開放された大当たり遊技となる。よって、順序入賞と図柄変動とを組み合わせた新規な遊技を提供することができる。
【0030】
前記各実施形態から入賞順序を順序表示器11〜13に代えて演出表示器10で表示すれば、順序入賞部品3〜5または通過形・取込形順序入賞部品3A〜5A;3B〜5Bのいずれかに順序表示器11〜13を設ける手間が省けるとともに、順序入賞部品3〜5または通過形・取込形順序入賞部品3A〜5A;3B〜5Bの構造も簡単となる。入賞順序を演出表示器10で表示する場合、入賞順序を数値で表示したり、「この順序入賞部品に入賞させて下さい」というようなメッセージを表示したり、入賞させるべき順序入賞部品3〜5を矢印で指示したりすることができる。入賞順序は音や音声で表示してもよい。順序有効時間をカウントダウンしたが、カウントアップしたり、数値だけでなくレベルメータのように表示したり、点滅周期を徐々に早くしたり遅くしたり、色を徐々に暗い色から明るい色に変えたり逆にしたり、音や音声で表示することもできる。
【0031】
図2では羽根が閉じられた場合に取込形順序入賞部品3B〜5Bに球を取り込むことができないようにしたが、羽根が閉鎖中でも取込形順序入賞部品3B〜5Bに球を取り込むことができるようにしてもよい。その場合、釘と閉鎖中の羽根との間隔を1個の球が通過し得る寸法にするか、または、釘を取り除いてもよい。通過形順序入賞部品3A〜5Aへの入賞と無関係に羽根を開閉することもできる。その場合、入賞させるべき入賞順序となると羽根が開閉することで遊技者に入賞順序を表示してもよい。
【0032】
図3ではステップ308で順序表示有無を判断するのに使用する条件を決めるのに図柄の回転数を用いたが、それに代えて、当たりとして確定した図柄の種類によって順序表示有無を判断するのに使用する条件を決定してもよい。例えば、図柄が数値を表示する機能を有する場合、その数値が奇数であればステップ309で順序表示有を更新し、数値が偶数であればステップ310で順序表示無を更新する。
【0033】
図1のステップ102または図2のステップ202で取得した乱数値を制御装置15に設けた順序表示有無知識に照合し、照合結果として入賞順序を順序表示器11〜13で表示させたりさせなかったりしてもよい。このように入賞順序を順序表示器11〜13で表示させた場合は遊技者がどの順序入賞部品3〜5または通過形・取込形順序入賞部品3A〜5A;3B〜5Bを狙えばよいか把握することができるので、開閉体19を開閉させる大当たり遊技の発生する確率が高くなる。逆に、入賞順序を順序表示器11〜13で表示しない場合は遊技者がどの順序入賞装置を狙えばよいか把握することができないので、開閉体19を開閉させる大当たり遊技の発生する確率が低くなるというように、大当たり遊技の発生する確率に変化を持たせることができる。
【0034】
各実施形態において、順序有効時間をタイマー26で計時した時間を用いたが、遊技機に設けられた球発射機構から遊技領域18に向けて発射される球数で順序有効時間を計時してもよい。この場合、制御装置15に設けられる順序設定時間を順序設定球数とすれば、制御処理が簡単となる。この場合、例えば、始動入賞の発生からの発射球数が30発以内であれば制御装置15が順序入賞信号を有効として扱い、始動入賞の発生からの発射球数が31発以上であれば制御装置15が順序入賞信号を無効として扱うようする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す模式図。
【図2】第2実施形態を示す模式図。
【図3】第3実施形態を示すフローチャート。
【図4】従来例を示す模式図。
【符号の説明】
1 始動入賞部品
3〜5 順序入賞部品
3A〜5A 通過形順序入賞部品(順序入賞部品)
3B〜5B 取込形順序入賞部品(順序入賞部品)
9 可変入賞部品
10 演出表示器(図柄表示器)
11〜13 順序表示器
19 開閉体

Claims (4)

  1. 始動入賞部品と、始動入賞部品への入賞で決定された入賞順序の対応付けられる複数の順序入賞部品と、複数の順序入賞部品への入賞順序どおりの入賞で開閉される開閉体を有する可変入賞部品とを備えたことを特徴とする遊技制御装置。
  2. 入賞順序を表示する順序表示器が順序入賞部品の前面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技制御装置。
  3. 入賞順序を表示する順序表示器が順序入賞部品で囲まれた領域に設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技制御装置。
  4. 順序入賞部品が羽根を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017029281A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社高尾 弾球遊技機
JP2017055915A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社藤商事 遊技機

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