JP2004032805A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、使用者が、表示画像の色を特定の色成分毎に調整することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明による画像表示装置は、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの隣接する色相間内の色成分の色相を調整するための変換特性指定手段、および指定された色相間内の色成分の色相の変化量を表す変換特性データを出力する変換特性設定手段とを備え、色相間内の領域に有効な演算項に対して与えられるマトリクス係数の値を上記変換特性データに基づいて決定し、上記特定の色成分に有効な演算項と上記マトリクス係数との乗算を含むマトリクス演算により第2の色データを算出するので、第1の色データにより表される色を、色相間内の色成分毎に独立に調整して表示することができる。
【選択図】 図1

Description

 この発明は、モニター等のカラー画像を表示する画像表示装置に係わり、中でも使用者が色再現特性を調整することが可能な画像表示装置に関する。
 従来の画像表示装置における色再現特性の調整方法について、図22を用いて説明する。
 図22は、従来の画像表示装置における色再現特性の調整における操作部の一例を表したものである。図22において、101は赤信号強度設定手段、102は緑信号強度設定手段、103は青信号強度設定手段である。図22において、使用者は赤信号強度設定手段101、緑信号強度設定手段102、青信号強度設定手段103を用いて、赤、緑、青の3色の信号強度を調整する。例えば、緑および青の信号強度を小さくすると、全体的に赤みが増したような画像が表示される。
 しかし、上記のような調整手段を備える画像表示装置においては、赤、緑、青の3色の信号強度を画像中の全ての色について調整することができるだけであり、使用者が調整したい色だけを調整することが出来ない。
 一方、特開平5−48885号公報には、異なる種類のカラー画像の調整方法が開示されている。特開平5−48885号公報における画像調整方法は、ハードコピー装置から出力される画像をシミュレートして画像表示装置に表示し、画像表示装置に表示されるシミュレート画像を見ながら、ハードコピー装置における最適パラメータを決定するものであるが、画像調整方法の考え方は画像表示装置においても応用できるものである。
 図23は、特開平5−48885号公報における画像調整方法を用いた装置の構成を表す図である。図23において、104はキーボード、105はマウス、106は入力手段、107は制御部、108は入力回路、109はメモリ、110はCPU、111は出力回路、112は画像表示部、113は原画像、114は処理画像、115は設定パラメータ、116はハードコピー装置である。キーボード104とマウス105は、ともに入力手段106の一例である。また、制御部107は、入力手段106と接続する入力回路108、メモリ109、CPU110、出力回路111から構成される。画像表示部112は、出力回路111により駆動される。以下、図23の画像調整方法を用いた装置の動作について述べる。
 メモリ109には、色変換シミュレーションプログラムが記憶されている。CPU110はメモリ109に記憶されたプログラムを実行していく。
 まず、色変換シミュレーションで使用する画像データを入力する。読み込んだ画像データは、画像表示部112の画面上に原画像113として表示される。次に入力手段106を用いて処理内容を入力し、指定された処理内容に応じて読み込んだ画像データに対して、ハードコピー装置116で行われる色変換をシミュレートする。色変換された処理画像114は、原画像113と同時に画像表示装置112の画面上に表示される。色変換のパラメータ変化量を段階的に変化させられる場合には、図23のように少しずつ変化する処理画像を並べて表示する。この中から原画像113に最も色の近いものを処理画像を選択することで、最適パラメータを決定する。複数の色変換パラメータを決定する場合には、同様の動作を繰り返すことにより順番に決定していく。決定された色変換パラメータは、ハードコピー装置へと転送される。
 上記の画像調整方法を用いた装置においては、入力手段106により指定された処理内容に応じて色変換をシミュレートし、複数の処理画像から最適な処理画像を選択することにより色変換パラメータを決定するため、設定可能な色変換パラメータの種類に応じた調整の自由度があり、赤、緑、青の3色の信号強度のみを調整する場合に比べて調整の自由度が高くなると言う利点がある。また、使用者にとって、パラメータの決定が容易であるという利点もある。
 しかし、本色調整方法は、CPUによるシミュレーションを用いているため、行われるシミュレーションの精度が低いと、決定されるパラメータは必ずしも最適パラメータとはならないという問題があるとともに、シミュレーションを実施するためには、CPUに大きな負荷をかけることになる。また、CPUによるシミュレーションを用いているため、処理速度の問題により、動画に対してリアルタイムの処理には適さないという問題もある。
 複数の処理画像を並べて表示する場合においては、並べる処理画像枚数と同じ回数のシミュレーションの実行が必要となり、CPUにかかる負荷、および処理速度の問題は更に大きくなる。さらに、複数の処理画像を並べて表示する場合においては、表示される処理画像の大きさは小さくなり、パラメータ決定後に出力される画像とは違った印象を受けやすいという問題もある。
 従来の画像表示装置における色再現特性の調整方法は、メモリに記憶されたシュミレーションプログラムを実行することにより色変換を行うため、使用者が特定の色成分を指定して調整することが出来ないと言う問題があった。また、CPUにより色変換をシミュレートする場合においては、実施するシミュレーションの精度が低いと、決定されるパラメータが必ずしも最適とはならないと言う問題があり、パラメータ決定後に出力される画像とは違った印象を受けやすいという問題もあった。
 この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、使用者が、表示画像の色を特定の色成分毎に調整することが可能な画像表示装置を得ることを目的とする。
この発明は、赤、緑、青の3原色の各成分の大きさを表す色データからなる第1の色データを入力し、当該第1の色データにより表される色を使用者が特定の色成分毎に調整して表示することが可能な画像表示装置であって、
赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの隣接する色相間内の色成分の色相を調整するための変換特性指定手段と、
上記変換特性指定手段により指定される、上記色相間内の色成分の色相の変化量を表す変換特性データを出力する変換特性設定手段と、
上記第1の色データにより表される色を構成する複数の色成分の大きさを表すデータを求め、このデータを用いて上記色相間内の色成分に有効な演算項を生成する演算項生成手段と、
上記演算項に対して与えられるマトリクス係数の値を上記変換特性データに基づいて決定して出力するマトリクス係数発生手段と、
上記演算項と上記マトリクス係数との乗算を含むマトリクス演算を行うことにより上記第2の色データを出力するマトリクス演算手段とを備えたものである。
 本発明による画像表示装置は、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの隣接する色相間内の色成分の色相を調整するための変換特性指定手段、および指定された色相間内の色成分の色相の変化量を表す変換特性データを出力する変換特性設定手段とを備え、色相間内の領域に有効な演算項に対して与えられるマトリクス係数の値を上記変換特性データに基づいて決定し、上記特定の色成分に有効な演算項と上記マトリクス係数との乗算を含むマトリクス演算により第2の色データを算出するので、第1の色データにより表される色を、色相間内の色成分毎に独立に調整して表示することができる。
 以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態による画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
 図において、31は画像データ入力手段、32は色変換手段、33は画像データ出力手段、34は画像表示手段、35は変換特性記憶手段、36は変換特性設定手段、37は変換特性指定手段である。
 図1の画像表示装置の動作について説明する。画像データ入力手段31には、3つの色データからなる画像データRi1、Gi1、Bi1が入力される。入力された画像データRi1、Gi1、Bi1は、画像データ入力手段31において入力画像処理が施され、3つの色データからなる画像データRi、Gi、Biとして出力される。ここで、入力画像処理としては、入力される画像データの特性に応じた階調補正処理や画素数変換などの処理が考えられる。画像データ入力手段31から出力された画像データRi、Gi、Biは、色変換手段32に入力される。色変換手段32は、変換特性記憶手段35に記憶される変換特性データを用いて、入力された画像データRi、Gi、Biに対して色変換処理を施し、3つの色データからなる第2の画像データRo、Go、Boを求めて出力する。
 色変換手段32から出力された第2の画像データRo、Go、Boは、画像データ出力手段33に入力される。入力されたRo、Go、Boは、画像データ出力手段33において出力画像処理が施され、画像データRo1、Go1、Bo1として出力され、画像表示手段34へと送られ、画像表示される。ここで、出力画像処理としては、画像表示手段34の特性に応じた階調補正処理やデータフォーマットの変換などの処理が考えられる。また、画像表示手段としては、液晶パネルやCRTなどが考えられる。
 使用者は、変換特性指定手段37を用いて所望の変換特性を指定する。変換特性指定手段37は、使用者からの指定結果より、変換特性指定データを生成して出力する。変換特性指定手段37から出力される変換特性指定データは変換特性設定手段36に入力される。
変換特性設定手段36は、入力される変換特性指定データより、変換特性データを算出し、変換特性記憶手段35に設定する。
 変換特性指定手段37は、例えば、画像表示手段34の画面上に表示されるメニューと画像表示手段34に備えるキーにより実現することができる。この場合においては、使用者は、画像表示手段34の画面上に表示されるメニューをキー入力で選択することにより所望の変換特性を指定する。変換特性指定手段37としては、専用の操作パネルを備える方法や、マウスやキーボードなどの入力機器を用いる方法など、他の方法も考えられるが、ここでは画像表示手段34の画面上に表示されるメニューと画像表示手段34に備えるキーにより実現する場合について説明する。
 図2は、画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例について示した図である。図2において、38は赤調整バー、39はイエロー調整バー、40は緑調整バー、41はシアン調整バー、42は青調整バー、43はマゼンタ調整バーである。使用者は、画像表示手段34に備えるキーを操作することによって、赤調整バー38、イエロー調整バー39、緑調整バー40、シアン調整バー41、青調整バー42、マゼンタ調整バー43のうち、調整したい色、すなわち変換特性を指定したい色に対応する調整バーを選択する。
選択された調整バーは、表示色の変化や表示明度の変化などにより、調整バーが選択されていることを使用者に知らせる。所望の調整バーの選択が終了した後に、使用者は選択した色を隣り合うどちらの色に、どの程度近付けるかを選択する。上記の操作を繰り返すことにより、使用者は所望の色変換特性を指定する。図2の例においては、赤をイエローに1段階、イエローを緑に2段階、緑をシアンに1段階、青をシアンに2段階、マゼンタを青に1段階近付けるような変換特性が指定されている。
 変換特性指定手段37は、使用者により指定された赤調整バー38、イエロー調整バー39、緑調整バー40、シアン調整バー41、青調整バー42、およびマゼンタ調整バー43の値より、変換特性指定データを生成する。図3は、変換特性指定データの構成の一例を示す図である。図3の例においては、変換特性指定データは、上位から赤指定データ、イエロー指定データ、緑指定データ、シアン指定データ、青指定データ、マゼンタ指定データにより構成され、それぞれの色の指定データは符号ビットと絶対値から構成される。
符号ビットは、対応する色を隣り合うどちらの色に近付けるかを表し、絶対値はどの程度近付けるかを表す。使用者により変換特性が指定されない色については、当該色の指定データは0となる。図2の例のように指定されている場合においては、例えば、赤指定データは“−1”、イエロー指定データは“−2”、緑指定データは“−1”、シアン指定データは“+0”、青指定データは“+2”、マゼンタ指定データは“+1”とすることができる。
 変換特性設定手段36は、変換特性指定手段37からの変換特性指定データより、変換特性データを算出し、変換特性記憶手段35に設定する。変換特性データは色変換手段32が色変換処理を行う際に参照し、変換特性を決定するデータであり、色変換手段32がマトリクス演算形式の色変換手段として構成される場合、変換特性データはマトリクス演算における演算係数を含む。
 図4は色変換手段32の構成の一例を示すブロック図である。図において、1は入力された画像データRi、Gi、Biの最大値βと最小値αを算出し、各データを特定する識別符号を生成して出力するαβ算出手段、2は画像データRi、Gi、Biと上記αβ算出手段1からの出力より色相データr、g、b、y、m、cを算出する色相データ算出手段、3は多項式演算手段、4はマトリクス演算器、5は係数発生手段、6は合成手段である。図4に示す例においては、変換特性データはマトリクス演算における演算係数および多項式演算手段3で用いる演算係数として係数発生手段5に入力される。
 また、図5は、上記多項式演算手段3の一構成例を示すブロック図である。図において、7は入力された色相データのうちゼロとなるデータを除去するゼロ除去手段、9a、9b、9cは入力されたデータの最小値を選択し出力する最小値選択手段、11は上記αβ算出手段1からの識別符号に基づき、係数発生手段からの係数を選択し出力する演算係数選択手段、10a、10bは上記演算係数選択手段11から出力される演算係数と、最小値選択手段9a及び9bの出力との乗算を行う演算手段である。
 次に動作について説明する。赤、緑、青の三色に対応した入力信号Ri、Gi、Biは、αβ算出手段1および色相データ算出手段2へと送られ、αβ算出手段1は、入力画像データRi、Gi、Biの最大値βと最小値αを算出して出力するとともに、入力画像データRi、Gi、Biのうち最大値となるデータと最小値となるデータを特定する識別符号S1を生成し出力する。色相データ算出手段2は、入力画像データRi、Gi、Biと上記αβ算出手段1からの出力である最大値βと最小値αを入力とし、r=Ri−α、g=Gi−α、b=Bi−αおよびy=β−Bi、m=β−Gi、c=β−Riの減算処理を行い、6つの色相データr、g、b、y、m、cを出力する。
 このとき、上記αβ算出手段1において算出される最大値β、最小値αは、β=MAX(Ri、Gi、Bi)、α=MIN(Ri、Gi、Bi)であり、色相データ算出手段2において算出される6つの色相データr、g、b、y、m、cは、r=Ri−α、g=Gi−α、b=Bi−αおよびy=β−Bi、m=β−Gi、c=β−Riの減算処理によって得られているので、これら6つの色相データは、この中の少なくとも2つがゼロになる性質がある。例えば、最大値βがRi、最小値αがGiである場合(β=Ri、α=Gi)は、上記の減算処理よりg=0およびc=0となり、また、最大値βがRi、最小値αがBiである場合(β=Ri、α=Bi)は、b=0およびc=0となる。すなわち、最大、最小となるRi、Gi、Biの組み合わせにより、少なくとも、r、g、bの中で1つ、y、m、cの中で1つの合計2つの値がゼロとなることになる。
 したがって、上記αβ算出手段1においては、6つの色相データのうちゼロとなるデータを特定する識別符号S1を生成し出力する。この識別符号S1は、最大値βと最小値αがRi、Gi、Biのうちどれであるかにより、データを特定する6種類の識別符号S1を生成することができる。図6は識別符号S1とRi、Gi、Biにおける最大値βと最小値αおよびゼロとなる色相データの関係を示す図である。なお、図中の識別符号S1の値はその一例を示すものであり、この限りではなく、他の値であってもよい。
 次に、色相データ算出手段2からの出力である6つの色相データr、g、bおよびy、m、cは多項式演算手段3へと送られ、また、r、g、bについてはマトリクス演算手段4へも送られる。多項式演算手段3には上記αβ算出手段1から出力される識別符号S1も入力されており、r、g、b中でゼロでない2つのデータQ1、Q2と、y、m、c中でゼロでない2つのデータP1、P2を選択して演算を行うのであるが、この動作を図5に従って説明する。
 多項式演算手段3において、色相データ算出手段2からの色相データとαβ算出手段からの識別符号S1はゼロ除去手段7へと入力される。ゼロ除去手段7では、識別符号S1に基づき、r、g、b中でゼロでない2つのデータQ1、Q2とy、m、c中でゼロでない2つのデータP1、P2を出力する。Q1、Q2、P1、P2は、例えば図7に示すように決定され、出力される。例えば図6、7から、識別符号S1=0となる場合、r、bからQ1、Q2が、y、mからP1、P2が得られ、Q1=r、Q2=b、P1=m、P2=yとして出力する。なお、上記図6と同様、図7中の識別符号S1の値はその一例を示すものであり、この限りではなく、他の値であってもよい。
 また、最小値選択手段9aでは、上記ゼロ除去手段7からの出力データQ1、Q2のうちの最小値T4=min(Q1,Q2)を選択して出力し、最小値選択手段9bでは、上記ゼロ除去手段7からの出力データP1、P2のうちの最小値T2=min(P1,P2)を選択して出力する。最小値選択手段9aおよび9bから出力されるT4およびT2が、第1の比較データである。
 演算係数選択手段11には上記αβ算出手段1からの識別符号S1が入力され、演算手段10a、10bにおいて第1の比較データT4およびT2に対し乗算を行うための係数発生手段からの演算係数aq、apを示す信号を識別符号S1に基づき選択し、演算手段10aへ演算係数aqを、演算手段10bへは演算係数apを出力する。なお、この演算係数aq、apはそれぞれ識別符号S1に応じて選択されることとなり、図7から識別符号S1に対しそれぞれ6種類の演算係数aq、apが選択される。演算手段10aでは上記最小値選択手段9aからの第1の比較データT4が入力され、演算係数選択手段11により選択された演算係数aqと第1の比較データT4による乗算aq×T4を行い、その出力を最小値選択手段9cへ送り、演算手段10bでは上記最小値選択手段9bからの第1の比較データT2が入力され、演算係数選択手段11からの演算係数apと第1の比較データT2による乗算ap×T2を行い、その出力を最小値選択手段9cへ送る。
 最小値選択手段9cでは、演算手段10aおよび10bからの出力の最小値T5=min(ap×T2、aq×T4)を選択して出力する。最小値選択手段9cから出力されるT5が、第2の比較データである。以上、上述した多項式データT2、T4、T5が、多項式演算手段3の出力である。そして、この多項式演算手段3の出力は演算項としてマトリクス演算手段4へと送られる。
 一方、図4の係数発生手段5は、識別符号S1に基づき、変換特性記憶手段5に記憶された変換特性データより多項式データの演算係数U(Fij)と固定係数U(Eij)を選択して出力し、マトリクス演算手段4へと送る。マトリクス演算手段4は、上記色相データ算出手段2からの色相データr、g、bと多項式演算手段3からの多項式データT2、T4、T5、係数発生手段5からの係数Uを入力とし、下記の式(1)の演算結果を画像データR1、G1、B1として出力する。
Figure 2004032805
 なお、式(1)において、(Eij)ではi=1〜3、j=1〜3、(Fij)ではi=1〜3、j=1〜3である。
 ここで、図8は、上記マトリクス演算手段4における部分的な一構成例を示すブロック図であり、R1を演算し出力する場合について示している。図において、12a、12c、12e、12fは乗算手段、13a、13d、13eは加算手段である。
 次に、図8の動作を説明する。乗算手段12a、12c、12e、12fは、色相データrと多項式演算手段3からの多項式データT2、T4、T5と係数発生手段5からの係数U(Eij)およびU(Fij)を入力とし、それぞれの積を出力する。加算手段13aは、各乗算手段12c、12eの出力である積を入力とし、入力データを加算し、その和を出力する。加算手段13dは加算手段13aからの出力と乗算手段12fの出力である積を加算する。そして加算手段13eは加算手段13dの出力と乗算手段12aの出力を加算して、総和を画像データR1として出力する。なお、図8の構成例において、色相データrをgまたはbに置換すれば、画像データG1、B1を演算できる。
 色変換手段32の演算速度が問題になる場合には、係数(Eij)と(Fij)は、それぞれの色相データr、g、bに対応した係数が使用されるので、図8の構成をr、g、bに対し並列に3つ使用すれば、より高速なマトリクス演算が可能になる。
 合成手段6は、上記マトリクス演算手段4からの画像データR1、G1、B1と上記αβ算出手段1からの出力である無彩色データを示す最小値αが入力され、加算を行い、画像データRo、Go、Boを出力する。よって、上記図4の色変換手段により色変換された画像データRo、Go、Boを求める演算式は、式(2)となる。
Figure 2004032805
 ここで、(Eij)ではi=1〜3、j=1〜3、(Fij)ではi=1〜3、j=1〜12であり、h1r=min(m、y)、h1g=min(y、c)、h1b=min(c、m)、h1c=min(g、b)、h1m= min(b、r)、h1y= min(r、g)、h2ry=min(aq1×h1y、ap1×h1r)、 h2rm=min(aq2×h1m、ap2×h1r)、 h2gy=min(aq3×h1y、ap3×h1g)、 h2gc=min(aq4×h1c、ap4×h1g)、 h2bm=min(aq5×h1m、ap5×h1b)、 h2bc=min(aq6×h1c、ap6×h1b)であり、aq1〜aq6およびap1〜ap6は上記図5における演算係数選択手段11において選択される演算係数である。
 なお、式(2)の演算項と図4における演算項の数の違いは、図4における演算項がゼロとなるデータを除く画素毎の演算方法を開示しているのに対して、式(2)は画素集合に対する一般式を開示している点にある。つまり、式(2)の多項式データは、1画素について、12個のデータを3個の有効データに削減でき、この削減は、色相データの性質を巧みに活用して達成している。
 また、有効データの組合せは、着目画素の画像データに応じて変わり、全画像データでは全ての多項式データが有効になる。
 図9(A)〜(F)は、6つの色相と色相データy、m、c、r、g、bの関係を模式的に示したものであり、各色相データはそれぞれ3つの色相に関与している。
 上記式(1)と式(2)は、各色相の1つだけに有効な第1の比較データを含んでいる。
 この第1の比較データは、h1r=min(y,m)、h1y=min(r,g)、h1g=min(c,y)、h1c=min(g,b)、h1b=min(m,c)、h1m=min(b,r)の6つである。図10(A)〜(F)は、6つの色相と第1の比較データh1r、h1y、h1g、h1c、h1b、h1mの関係を模式的に示したものであり、各第1の比較データが特定の色相に関与していることが分かる。
 例えば、Wを定数として、赤に対してはr=W、
g=b=0なので、 y=m=W、c=0となる。したがって、min(y,m)=Wとなり、他の5つの第1の比較データは全てゼロになる。つまり、赤に対しては、h1r=min(y,m)のみが有効な第1の比較データになる。同様に、緑にはh1g=min(c,y)、青にはh1b=min(m,c)、シアンにはh1c=min(g,b)、マゼンタにはh1m=min(b,r)、イエローにはh1y=min(r,g)だけが有効な第1の比較データとなる。
 図11(A)〜(F)は、6つの色相と、第2の比較データh2ry=min(h1y,h1r)、h2gy=min(h1y,h1g)、h2gc=min(h1c,h1g)、h2bc=min(h1c,h1b)、h2bm=min(h1m,h1b)、h2rm=min(h1m,h1r)の関係を模式的に示したものであり、上記式(2)でのh2ry=min(aq1×h1y、ap1×h1r)、h2gy=min(aq3×h1y、ap3×h1g)、h2gc=min(aq4×h1c、ap4×h1g)、h2bc=min(aq6×h1c、ap6×h1b)、h2bm=min(aq5×h1m、ap5×h1b)、h2rm=min(aq2×h1m、ap2×h1r)における演算係数aq1〜aq6およびap1〜ap6の値を1とした場合について示している。図11のそれぞれより、各第2の比較データが赤〜イエロー、イエロー〜緑、緑〜シアン、シアン〜青、青〜マゼンタ、マゼンタ〜赤の6つの色相間の中間領域の変化に関与していることが分かる。
 つまり、赤〜イエローに対しては、b=c=0であり、
h2ry=min(h1y,h1r)= min(min(r,g), min(y、m))を除く他の5項は全てゼロになる。よって、h2ryのみが有効な第2の比較データになり、同様に、イエロー〜緑にはh2gy、緑〜シアンにはh2gc、シアン〜青にはh2bc、青〜マゼンタにはh2bm、マゼンタ〜赤にはh2rmだけが有効な第2の比較データとなる。
 また、図12(A)〜(F)は上記式(1)および式(2)でのhry、hrm、hgy、hgc、hbm、hbcにおける演算係数aq1〜aq6およびap1〜ap6を変化させた場合の6つの色相と第2の比較データの関係を模式的に示したものであり、図中の破線a1〜a6で示す場合は、aq1〜aq6をap1〜ap6より大きい値とした場合の特性を示し、破線b1〜b6で示す場合は、ap1〜ap6をaq1〜aq6より大きい値とした場合の特性を示している。
 すなわち、赤〜イエローに対してはh2ry=min(aq1*h1y,ap1*h1r)のみが有効な第2の比較データであるが、例えばaq1とap1の比を2:1とすると、図12(A)での破線a1のように、ピーク値が赤よりに関与する比較データとなり、赤〜イエローの色相間における赤に近い領域に有効な比較データとすることができる。
 一方、例えばaq1とap1の比を1:2とすると、図12(A)での破線b1のような関係となり、ピーク値がイエローよりに関与する比較データとなり、赤〜イエローの色相間におけるイエローに近い領域に有効な比較データとすることができる。同様に、イエロー〜緑にはh2gyにおけるaq3、ap3を、緑〜シアンにはh2gcにおけるaq4、ap4を、シアン〜青にはh2bcにおけるaq6、ap6を、青〜マゼンタにはh2bmにおけるaq5、ap5を、マゼンタ〜赤にはh2rmにおけるaq2、ap2を変化させることにより、それぞれの色相間の領域においても、その有効となる領域を変化させることができる。
 図13(a)および(b)は、6つの色相および色相間領域と有効な演算項の関係を示している。よって、変換特性記憶手段35からの変換特性データ、すなわち演算係数のうち、調整したい色相または色相間の領域に有効な演算項に係わる係数を変化させれば、その着目する色相のみを調整でき、色相間の変化の度合いをも補正することができる。また、多項式演算手段3における演算係数選択手段11で選択される係数を変化させれば、色相間領域での演算項が有効となる領域を他の色相に影響することなく変化させることができる。
 色変換手段32が上記のように構成される場合、変換特性記憶手段35には変換特性データが演算係数として記憶される。図14は、変換特性設定手段36の構成の一例を示したブロック図である。図14において、44は変換特性算出手段、45は変換特性書込手段である。変換特性指定手段37からの変換特性指定データは、変換特性算出手段44へと入力される。変換特性算出手段44は、入力された変換特性指定データより変換特性データを算出して出力する。変換特性算出手段44より出力された変換特性データは、変換特性書込手段45を介して変換特性記憶手段35に設定される。
 一方、色変換手段32は6つの色相および色相間領域にのみ有効となる演算項を持ち、調整したい色相または色相間の領域に有効な演算項に係わる係数を変化させれば、その着目する色相のみを調整でき、色相間の変化の度合いをも補正することができる。したがって、変換特性算出手段44は、変換特性指定手段37からの変換特性指定データの内容に応じて、変換特性を指定された色相または色相間の領域に有効な演算項に係わる係数を算出する。例えば、赤をイエローに1段階近付けることが指定された場合、赤に対して有効な第1の比較データh1rに係る係数を新たに算出する。h1rに係る係数には、R1を演算するための係数、G1を演算するための係数、B1を演算するための係数がある。赤をイエローに1段階近付けることが指定された場合においては、例えば図3に示す変換特性指定データの赤指定データの絶対値に応じた値をh1rに係る係数のうちG1を演算するための係数に対して加算するか、または、h1rに係る係数のうちB1を演算するための係数に対して減算する。
 変換特性指定手段37が図2に示すメニューを持ち、色変換手段35が図4に示す構成である場合においては、変換特性算出手段44は、赤調整バー38による変換特性の指定に対してはh1rに係る係数を新たに算出し、イエロー調整バー39による変換特性の指定に対してはh1yに係る係数を新たに算出し、緑調整バー40による変換特性の指定に対してはh1gに係る係数を新たに算出し、シアン調整バー41による変換特性の指定に対してはh1cに係る係数を新たに算出し、青調整バー42による変換特性の指定に対してはh1bに係る係数を新たに算出し、マゼンタ調整バー43による変換特性の指定に対してはh1mに係る係数を新たに算出する。上記のように、変換特性指定手段37により変換特性が指定可能な色と、色変換手段32において独立に調整可能な色相が対応している場合、変換特性データの算出は容易となる。
 第2の比較データh2ry、h2gy、h2gc、h2bc、h2bm、h2rmに係る係数については、第1の比較データに係る係数を元に決定することができる。または、第2の比較データに係る係数は、変換特性データの内容から直接決定してもよい。変換特性指定手段37は、必要に応じてこれらの値も新たに算出する。
 なお、上記実施の形態1では、色変換手段32は第1、第2の比較データを用いたマトリクス演算により色変換を行う場合として説明したが、色変換手段32は他の構成であってもよい。また、上記変換特性記憶手段に関して、その構成は、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、いわゆるレジスタなど、所望の値を設定できるものであれば、その種類、構成はいずれであっても良い。さらに、画像データ入力手段31および画像出力手段33は必ずしも必要ではなく、入力画像処理または出力画像処理が不必要な場合においては省略することも可能である。
 上記実施の形態1では、使用者は赤調整バー38、イエロー調整バー39、緑調整バー40、シアン調整バー41、青調整バー42、マゼンタ調整バー43の6つの調整バーを用いて変換特性を指定するように構成したが、色毎に別々の変換特性の指定は必要なく、全ての色について同じ変換特性の指定を行う場合においては、6つの調整バーの値は全て同じとなる。例えば、図2に示すメニューにおいて、赤をイエローに1段階、イエローを緑に1段階、緑をシアンに1段階、シアンを青に1段階、青をマゼンタに1段階、マゼンタを赤に1段階近づける場合、6つの調整バーの値は同じとなる。この場合、調整バーは必ずしも6つ必要ではなく、1つの調整バーで代用することができる。
 以上より、使用者が変換特性指定手段により調整したい色の変換特性を指定することにより、調整したい色のみを調整することが可能な画像表示装置を得ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段をハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変換された画像データは、画像データ出力手段を介して画像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示される画像表示装置を得ることができる。
実施の形態2.
 図15はこの発明の実施の形態2による変換特性設定手段36の構成の一例を示すブロック図である。図において、44、45は上記実施の形態1の図14におけるものと同一のものであり、46は初期特性記憶手段である。本実施例においては、変換特性算出手段44は、変換特性指定手段45からの変換特性データの他に、初期特性記憶手段46からの初期特性データをも参照して変換特性データを算出する。他の構成は、上記実施の形態1と同一である。
 上記実施の形態1と同じく、色変換手段32が図4のように構成される場合、変換特性記憶手段35には変換特性データが演算係数として記憶される。変換特性指定手段37からの変換特性指定データは、変換特性算出手段44へと入力される。変換特性算出手段44には、初期特性記憶手段46からの初期特性データも入力される。初期特性手段46には、変換特性指定手段37において、使用者が変換特性を指定しない場合における変換特性データが記憶されている。変換特性算出手段44は、入力された変換特性指定データの内容に応じて初期特性データの値を変化させ、変換特性データとして出力する。変換特性指定データの内容が、使用者が変換特性を指定しないことを表す場合には、初期特性データの値を変換特性データとして出力する。
 例えば、赤をイエローに1段階近付けることが指定された場合、赤に対して有効な第1の比較データh1rに係る係数を新たに算出する。h1rに係る係数には、R1を演算するための係数、G1を演算するための係数、B1を演算するための係数がある。赤をイエローに1段階近付けることが指定された場合においては、例えば図3に示す変換特性指定データの赤指定データの絶対値に応じた値をh1rに係る係数のうちG1を演算するための初期係数に対して加算するか、または、h1rに係る係数のうちB1を演算するための初期係数に対して減算する。
 初期特性データとしては、例えば、画像表示手段34に固有の色再現特性を補正するような変換特性データを記憶しておくことができる。使用者は、記憶される初期値に対して、変換特性指定手段を用いて、好みや視環境などに応じて変換特性を指定する。上記初期特性記憶手段に関して、その構成は、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、いわゆるレジスタなど、所望の値を設定できるものであれば、その種類、構成はいずれであっても良い。また、上記初期特性記憶手段は、記憶される初期特性データを外部より書き換え可能な構成とすることもできる。
 以上より、使用者が変換特性指定手段により調整したい色の変換特性を指定することにより、あらかじめ記憶される初期特性から調整したい色のみを調整することが可能な画像表示装置を得ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段をハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変換された画像データは、画像データ出力手段を介して画像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示される画像表示装置を得ることができる。
実施の形態3.
 図16はこの発明の実施の形態3における画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例について示した図である。図16において、38は赤調整バー、40は緑調整バー、42は青調整バーであり、上記実施例1の図2におけるものと同一のものである。上記実施の形態1においては、使用者は赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の調整バーを用いて変換特性を指定するように構成したが、本実施の形態においては、使用者は赤、緑、青、の3色の調整バーを用いて変換特性を指定するように構成しており、より簡易な特性の指定が可能となる。他の構成は、上記実施の形態1と同一である。
 使用者は、赤調整バー38、緑調整バー40、青調整バー42のうち、調整したい色、すなわち変換特性を指定したい色に対応する調整バーを選択する。選択された調整バーは、表示色の変化や表示明度の変化などにより、調整バーが選択されていることを使用者に知らせる。所望の調整バーの選択が終了した後に、使用者は選択した色を隣り合うどちらの色に、どの程度近付けるかを選択する。上記の操作を繰り返すことにより、使用者は所望の色変換特性を指定する。図16の例においては、赤をイエローに1段階、緑をシアンに1段階、青をシアンに2段階近付けるような変換特性が指定されている。
 変換特性指定手段37は、使用者により指定された赤調整バー38、緑調整バー40、青調整バー42の値より、変換特性指定データを生成する。図17は、変換特性指定データの構成の一例を示す図である。図17の例においては、変換特性指定データは、上位から赤指定データ、緑指定データ、青指定データにより構成され、それぞれの色の指定データは符号ビットと絶対値から構成される。符号ビットは、対応する色を隣り合うどちらの色に近付けるかを表し、絶対値はどの程度近付けるかを表す。図16の例のように指定されている場合においては、例えば、赤指定データは“−1”、緑指定データは“−1”、青指定データは“+2”とすることができる。
 上記実施の形態1と同じく、変換特性指定手段37からの変換特性指定データは、変換特性算出手段44へと入力される。変換特性算出手段44は、入力された変換特性指定データの内容に応じて変換特性データを新たに算出して出力する。例えば、赤をイエローに1段階近付けることが指定された場合、赤に対して有効な第1の比較データh1rに係る係数を新たに算出する。h1rに係る係数には、R1を演算するための係数、G1を演算するための係数、B1を演算するための係数がある。赤をイエローに1段階近付けることが指定された場合においては、例えば図17に示す変換特性指定データの赤指定データの絶対値に応じた値をh1rに係る係数のうちG1を演算するための係数に対して加算するか、または、h1rに係る係数のうちB1を演算するための係数に対して減算する。同様に、緑の変換特性が指定された場合においては、緑に対して有効な第1の比較データh1gに係る係数を新たに算出し、青の変換特性が指定された場合においては、青に対して有効な第1の比較データh1bに係る係数を新たに算出する。
 イエロー、マゼンタ、シアンに対して有効な第1の比較データh1y、h1m、h1c、および第2の比較データh2ry、h2gy、h2gc、h2bc、h2bm、h2rmに係る係数については、赤、緑、青に対して有効な第1の比較データh1r、h1g、h1bに係る係数を元に決定することができる。または、h1y、h1m、h1c、および第2の比較データに係る係数は、変換特性データの内容から直接決定してもよい。変換特性指定手段37は、必要に応じてこれらの値も新たに算出する。
 以上より、使用者が変換特性指定手段により調整したい色の変換特性を指定することにより、調整したい色のみを調整することが可能な画像表示装置を得ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段をハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変換された画像データは、画像データ出力手段を介して画像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示される画像表示装置を得ることができる。加えて、赤、緑、青の3色から選択して変換特性を指定するので、簡易な調整が可能となる。
実施の形態4.
 図18はこの発明の実施の形態4における画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例について示した図である。図18において、38、39、40、41、42、43は上記実施例1の図2におけるものと同一のものであり、47は色温度調整バーである。
 また、図20は本発明の実施形態4における変換特性設定手段36の構成の一例を示すブロック図である。図において、44、45は上記実施の形態1の図14におけるものと同一のものであり、48は白バランス調整手段である。他の構成は、上記実施の形態1と同一である。上記実施の形態1においては、使用者は赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の調整バーを用いて変換特性を指定するように構成したが、本実施の形態においては、使用者は上記6色に加えて、色温度調整をも行えるように構成している。
 図19は、本実施の形態における変換特性指定手段37から出力される変換特性指定データの構成の一例について示した図である。本実施の形態において生成される変換特性データは、上記実施の形態1において生成される変換特性データに白バランス指定データを付加した構成となる。使用者は色温度調整バー47により所望の色温度を指定する。変換特性指定手段37は、色温度調整バー47の内容より、白バランス指定データを算出する。
白バランス指定データには、使用者により指定された白バランスを実現するための、赤、緑、青の強度比の情報が含まれる。
 変換特性指定手段37からの変換特性指定データは、変換特性設定手段36へと入力される。図20は本実施の形態における変換特性設定手段36の構成の一例を示すブロック図であり、変換特性設定手段36において、変換特性指定手段37からの変換特性指定データは変換特性算出手段44に入力されるとともに、白バランス調整手段48にも入力される。変換特性算出手段44は、入力された変換特性指定データのうち赤指定データ、イエロー指定データ、緑指定データ、シアン指定データ、青指定データ、マゼンタ指定データの内容に応じて変換特性データを新たに算出して出力するのであるが、この動作は上記実施の形態1における動作と同じである。
 変換特性算出手段44から出力される変換特性データは、白バランス調整手段48へと入力される。白バランス調整手段48は、入力された変換特性指定データのうち白バランス指定データの内容に応じて、変換特性算出手段44からの変換特性データに変更を加え、変換特性書込手段45へと出力する。変換特性書込手段45は、入力された白バランス調整手段48から入力される変換特性データを変換特性記憶手段35へと設定する。
 以上より、使用者が変換特性指定手段により調整したい色の変換特性を指定することにより、調整したい色のみを調整することが可能な画像表示装置を得ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段をハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変換された画像データは、画像データ出力手段を介して画像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示される画像表示装置を得ることができる。加えて、使用者が好みなどに応じて、白バランスを調整することも可能な画像表示装置を得ることができる。
実施の形態5.
 図21はこの発明の実施の形態5における画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例について示した図である。図21において、49は肌色調整バーである。上記実施の形態1においては、使用者は赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の調整バーを用いて変換特性を指定するように構成したが、本実施の形態においては、使用者は肌色調整バーを用いて人間の肌色に対する変換特性を指定するように構成している。他の構成は、上記実施の形態1と同一である。
 肌色の変換特性を指定する場合、使用者は肌色調整バー49を選択する。選択された調整バーは、表示色の変化や表示明度の変化などにより、調整バーが選択されていることを使用者に知らせる。調整バーの選択が終了した後に、使用者は肌色を赤に近い「赤みがかった」肌色とイエローに近い「黄色みがかった」肌色のどちらに、どの程度変化させるかを選択する。図21の例においては、「黄色みがかった」肌色に1段階変化させるような変換特性が指定されている。
 変換特性指定手段37は、使用者により指定された肌色調整バー49の値より、変換特性指定データを生成する。変換特性指定データは符号ビットと絶対値から構成される。符号ビットは、肌色を「赤みがかった」肌色と「黄色みがかった」肌色のどちらに変化させるかを表し、絶対値はどの程度変化させるかを表す。図21の例のように指定されている場合においては、例えば、変換特性指定データは“−1”とすることができる。
 上記実施の形態1と同じく、変換特性指定手段37からの変換特性指定データは、変換特性算出手段44へと入力される。変換特性算出手段44は、入力された変換特性指定データの内容に応じて変換特性データを新たに算出して出力する。ここで、肌色は一般に赤〜イエローの色相間の中間領域に存在する。したがって、肌色に対する変換特性の変化には、赤〜イエローの色相間の中間領域に対して有効となる第2の比較データh2ryに係る係数を変化させることが有効となる。
 第2の比較データh2ry以外の演算項に係る係数については、特に変化させなくてもよいし、変換特性データの内容から変化させてもよい。
 以上より、使用者が変換特性指定手段により肌色の変換特性を指定することにより、肌色のみを調整することが可能な画像表示装置を得ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段をハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変換された画像データは、画像データ出力手段を介して画像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示される画像表示装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1による画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における変換特性指定データの構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における色変換手段32の構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における多項式演算手段3の一構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における識別符号S1と最大値βおよび最小値α、0となる色相データの関係の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における多項式演算手段3のゼロ除去手段7の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置におけるマトリクス演算手段4の一部分の構成の一例を示すブロック図である。 6つの色相と色相データの関係を模式的に示した図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における第1の比較データと色相の関係を模式的に示した図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における第2の比較データと色相の関係を模式的に示した図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における多項式演算手段3の演算係数選択手段11において、演算係数を変化させた場合の比較データによる演算項と色相の関係を模式的に示した図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置において各色相および色相間の領域に関与し、有効となる演算項の関係を示した図である。 この発明の実施の形態1による画像表示装置における変換特性設定手段36の構成の一例を示したブロック図である。 この発明の実施の形態2による画像表示装置における変換特性設定手段36の構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による画像表示装置における画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例について示した図である。 この発明の実施の形態3による画像表示装置における変換特性指定データの構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態4による画像表示装置における画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例について示した図である。 この発明の実施の形態4による画像表示装置における変換特性指定データの構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態4による画像表示装置における変換特性設定手段36の構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5による画像表示装置における画像表示手段34の画面上に表示されるメニューの一例について示した図である。 従来の画像表示装置における色再現特性の調整操作部の一例を示す図である。 従来の画像表示装置における画像調整方法を用いた装置の構成を表す図である。
符号の説明
 1 αβ算出手段、2 色相データ算出手段、3 多項式演算手段、4 マトリクス演算手段、5 係数記憶手段、6 合成手段、7 ゼロ除去手段、9a、9b、9c 最小値選択手段、10a、10b 演算手段、11 演算係数選択手段、12a、12c、12e、12f 乗算手段、13a、13d、13e 加算手段、31 画像データ入力手段、32 色変換手段、33 画像データ出力手段、34 画像表示手段、35 変換特性記憶手段、36 変換特性設定手段、37 変換特性指定手段、38 赤調整バー、39 イエロー調整バー、40 緑調整バー、41 シアン調整バー、42 青調整バー、43 マゼンタ調整バー、44 変換特性算出手段、45 変換特性書込手段、46 初期特性記憶手段、47 白バランス調整バー、48 白バランス調整手段、49 肌色調整バー、101 赤信号強度設定手段、102 緑信号強度設定手段、103 青信号強度設定手段、104 キーボード、105 マウス、106 入力手段、107 制御部、108 入力回路、109 メモリ、110 CPU、111 出力回路、112 画像表示部、113 原画像、114 処理画像、115 設定パラメータ、116 ハードコピー装置。
 

Claims (4)

  1. 赤、緑、青の3原色の各成分の大きさを表す色データからなる第1の色データを入力し、当該第1の色データにより表される色を使用者が特定の色成分毎に調整して表示することが可能な画像表示装置であって、
    上記第1の色データにより表される色における、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの隣接する色相間内の色成分の色相を調整するための変換特性指定手段と、
    上記変換特性指定手段により指定される上記色相間内の色成分の色相の変化量を表す変換特性データを出力する変換特性設定手段と、
    上記第1の色データにより表される色を構成する複数の色成分の大きさを表すデータを求め、このデータを用いて上記色相間内の色成分に有効な演算項を生成する演算項生成手段と、
    上記演算項に対して与えられるマトリクス係数の値を上記変換特性データに基づいて決定して出力するマトリクス係数発生手段と、
    上記演算項と上記マトリクス係数との乗算を含むマトリクス演算を行うことにより上記第2の色データを出力するマトリクス演算手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 演算項生成手段は、第1の色データにより表される色を構成する複数の色成分の大きさを表すデータとして、上記色データにより表される色から無彩色成分を除いた色の、赤、緑、青、シアン、マゼンタ、イエローの各色成分の大きさを表す色相データr,g,b,c,m,yを求める色相データ算出手段を備え、上記色相データを用いて演算項を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 第1の色データが、赤、緑、青の各成分の大きさを表す色データRi,Gi,Biからなり、
    色相データ算出手段は、上記色データRi,Gi,Bi、および上記色データRi,Gi,Biの最小値αおよび最大値βを用いて色相データr=Ri−α,g=Gi−α,b=Bi−α,y=β−Bi,m=β−Gi,c=β−Riを算出することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 演算項生成手段は、色相データを用いて、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相に有効な演算項h1r=min(m,y),h1g=min(y,c),h1b=min(c,m)、h1y=min(r,g),h1c=min(g,b),h1m=min(b,r)を生成し、上記色相に有効な演算項を用いて、赤〜イエロー、赤〜マゼンタ、イエロー〜緑、緑〜シアン、青〜マゼンタ、シアン〜青の色相間内の領域に有効な演算項h2ry=min(h1r,h1y),h2rm=min(h1r,h1m),h2gy=min(h1g,h1y),h2gc=min(h1g,h1c),h2bm=min(h1b,h1m),h2bc=min(h1b,h1c)を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置(min(a,b)はa,bのうち最小となるものの値を表す)。
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