JP2004032700A - 色管理を実現するためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる色表示特性を有する、様々なコンピューティングデバイスに関連する色管理のためのシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】X11グラフィックスプラットフォームは増補されて、デバイス依存色で始まりデバイス依存色で終わる、ICC、sRGB、scRGBなどの色管理システムをサポートする。X11r6内では、CMYK色空間および拡張RGB色空間もサポートされており、したがって、X11r6グラフィックスプラットフォームを任意の最新色管理標準をサポートするように拡張する。
【選択図】    図4C

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色管理を実現するためのシステムおよび方法を対象とする。より詳細には、本発明は、異なる色表示特性を有する様々なデバイスに関連して色管理を実現するためのシステムおよび方法を対象とする。
【0002】
【従来の技術】
本特許明細書の開示の一部は、著作権保護の対象となる材料を含むことがある。本特許明細書または本特許の開示は特許庁の特許ファイルまたは記録に見られるとき、著作権所有者は、それを誰が複写しても異議はない。しかし、それ以外の場合には、何であれ、著作権所有者が一切の著作権を留保する。本明細書にはMicrosoft Corp.2001年、著作権所有の通知を適用する。
【0003】
色空間は、3つまたはそれ以上座標で色を数値として表すためのモデルである。例えば、RGB色空間は、赤、緑、青の座標で色を表す。
【0004】
異なるデバイスおよび材料(materials)にわたって、予測可能な方法で再生するべき色の場合、その色を生成するために使用する機構または材料の特定の挙動に依存しない方法で、その色を記述しなければならない。例えば、カラー陰極線管(CRT)とカラープリンタは、極めて異なる機構を使って色を生成する。この問題に対処するため、現行方法では、色をデバイスに依存しない色座標を使って記述し、次いで、それを各デバイス用のデバイスに依存する色座標に変換することが必要とされる。現在、デバイス依存系への変換のための機構を、デバイス自体が提供している。
【0005】
この点について、色管理(a color management)とは、オブジェクト、例えば、画像、グラフィックス、またはテキストの色を、それらの現在の色空間から、モニタ、プリンタなどの出力デバイスの色空間に変換する技術またはシステムを表す用語である。
【0006】
初期には、オペレーティングシステムが、特定の色空間、例えばRGBのサポートを宣言することによって、色をサポートしていた。しかし、RGBはデバイス間で異なるため、色は、異なるデバイス間で信頼性よく再生されなかった。
【0007】
このような色のサポートのための伝統的手段が不十分であったため、様々なオペレーティングシステムは、国際カラーコンソーシアム(International Color Consortium)(ICC)プロファイルを使って、デバイス依存色をデバイスに依存する方法でキャラクタライズすることに対するサポートを追加した。ICCのデバイスキャラクタライゼーションプロファイルの仕様は公に入手可能であり、例えば、ICCのウェブサイト、すなわちwww.color.orgから入手することができる。ICCは、画像を作成した入力デバイス、およびその画像を表示した出力デバイスのプロファイルを使用して、その画像を入力デバイスの色空間から出力デバイスの色空間に移動させるトランスフォームを作成する。これによってきわめて正確な色が得られるが、また、画像とともに入力デバイスのプロファイルを移送し、トランスフォームを介してその画像を実行するというオーバーヘッドも伴う。
【0008】
次いで、中間的なデバイス非依存標準色空間を提供する試みで、さらなる技術が開発された。これらの色管理技術のいくつかは、今日、Microsoft(登録商標)のWindows(登録商標)オペレーティングシステムおよびMicrosoft(登録商標)のOffice(登録商標)プラットフォームなどのオペレーティングシステムおよびアプリケーション中に既に存在する。ICC色空間以外の色空間には、標準色空間、すなわち略してsRGB(国際エンジニアリングコンソーシウム(International Engineering Consortium)(IEC)の仕様No.61966−2−1)が含まれる。これは、Windows98(登録商標)およびOFFICE2000(登録商標)に始まるコアテクノロジとしてサポートされている。色管理技術は、標準拡張色空間、すなわち略してscRGB(IEC仕様No.61966−2−2)の作成を通じて進化し続けている。
【0009】
ICC、sRGBおよびscRGBの統合により、色をサポートする様々な入力および出力コンピューティングデバイスという点を考えると、解決しなければならない多くの問題がある。現在、sRGBは、IEC61966−2−1標準に基づいた、Windows(登録商標)のデフォルト色空間になっている。sRGB準拠のデバイスは、色管理がうまく作動するためのプロファイルまたはその他のサポートを提供する必要がない。
【0010】
この点に関して、sRGB、scRGB、ICCの色空間の構造は、固定的かつ限定的な意味を持っており、本発明の背景となっている。これらの色空間について触れているのは、当業者が十分に識別できるようにという意図によるが、それでも、包括的な説明も続き、また、それぞれの色空間については、いずれかの公に入手可能な標準仕様が補足するであろう。
【0011】
標準RGB色空間のsRGBは、CIEXYZ、すなわちCIEXYZ値に関連する赤、緑、青の原色と、知覚的に言い表わした白色点値、たとえば色温度6500ケルビンとして昼光に相関するCIEXYZ標準のD65などと、標的デバイス色に対するエンドユーザの知覚に影響を与える、周囲、背景、輝度などの任意選択の表示条件とを記述する3×3行列など、物理的輝度空間と、RGB知覚空間の色調(tonal)レスポンスとの間の非線形関係を記述する一次元ルックアップテーブル(LUTs)を含む。
【0012】
標準拡張色空間のscRGBは、sRGBと同じであるが、その値は、色の見える範囲の外側に超えることができる。
【0013】
ICCプロファイルは、一般に、デバイス依存の色を同等の人間が視覚的に知覚する色に関連付ける情報を含むメタデータ構造を有する。ICCプロファイルのインスタンスによっては、デバイス依存であろうとデバイス非依存であろうと、任意の2種類の色空間の間の変換情報を提供することができるものもある。
【0014】
Xプロトコルは、初めはUNIX(登録商標)オペレーティングシステム用として、ネットワーク透明性を有するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提供する必要に応え、1980年代中頃に開発された。Xは、Microsoft(登録商標)のWindows(登録商標)およびIBM(登録商標)のプレゼンテーションマネージャとほぼ同じ方法で、グラフィカル情報の表示および管理を提供する。
【0015】
Xアーキテクチャと他のプラットフォームの色管理の大きな違いは、Xプロトコルの構造にある。Windows(登録商標)、およびIBMのプレゼンテーションマネージャなどのその他のプラットフォームが、単に、PCにローカルなグラフィカルアプリケーションを表示するのに対し、Xプロトコルは、アプリケーションレベルでクライアントサーバ関係を指定することによって、アプリケーションの処理を分散する。アプリケーションの「何をすべきか」の部分をXクライアントと呼び、これは、Xサーバと呼ばれる「どのようにすべきか」の部分、すなわち表示からは分離されている。Xクライアントは、一般に、過度の計算能力を備え、かつXサーバ上で表示を行うリモートマシン上で実行する。その恩恵は、真のクライアント/サーバおよび分散処理である。
【0016】
図1Aに示すように、Xプロトコルは、アプリケーション210a、210bとその表示240の間のクライアント/サーバ関係を定義する。これに対応するために、Xクライアントと呼ばれるアプリケーション210a、210bは、Xサーバ240として知られる表示から分離される。Xクライアント210a、210bは、Xライブラリ220、およびオプションのツールキット230を含む。Xサーバ240は、デバイス260を駆動するためのデバイスドライバ250を含む。図1Bに示すように、Xはさらに、デバイス依存200bおよび非依存層200aを指定し、また、そのプロトコルを、Xクライアント210とXサーバ240の間の通信のための非同期ネットワークプロトコルに基づかせることによって、一般的なウィンドウシステムを提供する。事実上、Xプロトコルは、オペレーティングシステムおよび基本的なハードウェアの特性を隠す。この、アーキテクチャ上およびエンジニアリング上の違いのマスキングは、Xクライアントの開発を容易にし、また、X Window Systemの高可搬性の跳躍台となっている。
【0017】
Xアプローチの利点には以下が含まれる。(1)ローカルおよびネットワークベースのコンピューティングが、ユーザと開発者の両方に、同じように見え、感じられる。(2)Xサーバは可搬性が高く、それによって、さまざまな言語およびオペレーティングシステムに対するサポートが可能である。(3)Xクライアントも高い可搬性を備えている。(4)Xは、ローカルでもリモートでも、バイトストリーム指向のネットワークプロトコルをサポートする。(5)アプリケーションは、パフォーマンス上の不利な条件を受けない。
【0018】
したがって、Xプロトコルの設計では、アプリケーションとその表示の間のクライアント/サーバ関係を指定する。Xにおいては、単一の画面、キーボード、マウスを管理するソフトウェアがXサーバとして知られる。Xクライアントは、Xサーバ上に表示されるアプリケーションであって、「アプリケーション」と呼ばれることがある。Xクライアントは、要求、例えば描画または情報の要求をXサーバに送る。Xサーバは、複数のクライアントから要求を受け付け、情報の要求、ユーザの入力、およびエラーに応答して、Xクライアントに応答を返す。
【0019】
Xサーバは、ローカルマシン上で実行し、ネットワークベースの、またはローカルプロセス間通信(IPC)ベースのXクライアントの要求を受け付けて逆多重化し、それらに作用する。Xサーバは、(1)画面上に描画の要求を表示し、(2)情報の要求に応答し、(3)要求中のエラーを報告し、(4)キーボード、マウス、および表示デバイスを管理し、(5)キーボードおよびマウスの入力を、ネットワークまたはローカルIPCを介して、それぞれのXクライアントに多重送信し、(6)ウィンドウの作成、マップ、破壊を行い、(7)ウィンドウ中に書き込み、かつ描画する。
【0020】
Xクライアントは、基本的に、Xプロトコルを利用したライブラリ、例えばXlibおよびXtの助けを借りて書かれたアプリケーションである。Xクライアントは、(1)サーバに要求を送り、(2)サーバからイベントを受け取り、(3)サーバからエラーを受け取る。
【0021】
要求に関しては、Xクライアントは、特定の動作が発生するように、例えばウィンドウを作成するように、Xサーバに要求を出す。パフォーマンスを向上させるために、Xクライアントは、通常、応答を期待することも待つこともない。代わりに、要求の配信は、一般に、高信頼ネットワーク層に任される。Xの要求は、4バイトの倍数のいずれかである。
【0022】
応答に関しては、Xサーバは、Xクライアントの、応答を要求する特定の要求に応答する。すべての要求が応答を必要とするわけではないことに注意されたい。X応答は、32バイト以上の4バイトの倍数のいずれかである。
【0023】
イベントに関しては、Xサーバは、キーボードまたはマウスの入力を含めて、アプリケーションが期待しているイベントを、Xクライアントに転送する。ネットワークトラフィックを最小限にするために、期待されているイベントのみがXクライアントに送られる。Xイベントは32バイトである。
【0024】
エラーに関しては、Xサーバは、要求中のエラーをXクライアントに報告する。エラーは、イベントのようなものであるが、異なって処理される。Xのエラーは、それらの処理を簡単にするために、イベントと同じサイズである。エラーは、32バイトとして、Xクライアントのエラー処理ルーチンに送られる。
【0025】
Xサーバの設計は、それを実装するプラットフォームハードウェアおよびオペレーティングシステムに依存するところが大きい。基礎をなす技術の機能が増大するにつれて、Xサーバの能力および機能も増大している。
【0026】
上述のように、図1Aは、Xプロトコルのデバイス依存層200bおよびデバイス非依存層200aがあることを示している。デバイス依存層200bは、Windows(登録商標)またはSolarisの場合には、Xサーバをネイティブ環境にローカライズする責任を有し、マシンからのデータバイトを異なるバイト順にスワップする責任を有する。バイト順は、X要求のそれぞれにおいて注目される。層200bは、ハードウェアおよびオペレーティングシステムのアーキテクチャ上の相違を隠し、また、キーボード、マウス、ビデオのデバイスドライバ依存性を保持する。
【0027】
シングルスレッドアーキテクチャの場合、Xサーバは、Xクライアント間の逆多重化要求、多重化応答、イベント、およびエラーのスケジューリングにネイティブタイムスライスアーキテクチャを使用した、単一逐次プロセスである。
【0028】
マルチスレッドアーキテクチャの場合、Xサーバは、オペレーティングシステムおよびハードウェアが実行できるようにジョブを複数のスレッドに分割することによって、オペレーティングシステムの性質を利用することができる、マルチスレッドプロセスである。真のプリエンプティブマルチタスク/マルチスレッド環境は、Xサーバに高度の能力を提供する。
【0029】
今日のXサーバには、ワークステーション、X端末、PC Xサーバが含まれる。ワークステーションは、複雑なコンピューティング要件を処理するのに十分に強力であり、通常、ローカルXクライアントおよびわずかなネットワーク(リモート)Xクライアントを表示する。X端末は、グラフィックス機能を備えたダム端末である。Xサーバソフトウェアは、ホストからダウンロードする。X端末はワークステーションよりも安価であり、かつ維持するのが容易である。PC Xサーバは、PCおよびリモートアプリケーションサーバのアクセスを、既存のPC投資である1台の一般的なデスクトップに統合し、また、ユーザスキルセット(デスクトップの操作およびアクセス)は、ユーザの好みによりローカルまたはリモートのウィンドウ管理を提供し、使い易い。
【0030】
Xコンソーシアムは、X11グラフィックスアーキテクチャを確立した。過去何年かの間に、デスクトップは、生産性またはユーザ中心の環境から、ウェブプロトコルおよびブラウザベースのユーザインタフェースを適合化したものに囲まれた、集中管理に焦点を絞った環境に進化した。XコンソーシアムによるX Window Systemの最新版−略してX11r6.5.1、またはX11、またはX11r6−は、再コーディングなしの高速配置およびセキュリティを可能にする、Xアプリケーションとブラウザの統合の問題を扱っている。
【0031】
X11グラフィックスアーキテクチャの最新版は、ワールドワイドウェブ上で、少なくともXコンソーシアム、www.x.orgから公に入手することができる。要するに、X11r6色管理システムは、白色点の適合化、全領域(gamut)マッピング、行列の変換、一次元(1−D)ルックアップテーブル(LUTs)を始めとする動作によって、(1)プラグイン可能な色管理機能をサポートし、かつ、(2)デバイス非依存アプリケーションコンテントのデバイス依存色値への変換をサポートするグラフィックスプロトコルである。
【0032】
XコンソーシアムがX11を確立したとき、X11は、3×3行列および3zつの1−Dルックアップテーブルを使って、標準RGB色を特定の表示デバイスのRGB色に変換する、きわめて単純な色管理機構をサポートしていた。X11r6の出現とともに、それまでの単純な解決策を拡張した、Tektronixの研究結果に基づいて、X色管理システム(Xcms)アーキテクチャが組み込まれ、きわめて多数のデバイス非依存色空間の間で変換を行ってデバイス依存の色を表示させる方法が提供された。この解決策は、白色点の色度の適合化のサポート、および全領域(gamut)圧縮のサポートを追加することに焦点を絞っている。したがって、X11r6色管理は、3チャネルのデバイス非依存色から始まって、表示デバイス依存の色に変換するワークフローを採り入れている。
【0033】
したがって、X11r6アーキテクチャは、2種類の色管理解決策を有する。第1の解決策は、CRTなどの単純な表示デバイスをキャラクタライズするために一般的に使用されている、単純な3×3行列および3つの1−Dルックアップテーブルである。第2は、主として白色点の変換および全領域圧縮からなるXcmsである。Xcmsの導入以来、色管理は進歩し、これら2種類の技術に限定された解決策では不十分であることがわかってきた。なぜならば、ほとんどが、X11がデスティネーションデバイスのみをサポートし、ソースがデバイス非依存であることを前提としている、ソースおよびデスティネーションデバイスを採り入れているからである。
【0034】
また、ICCなど、メタデータデバイスのキャラクタライゼーションプロファイルに基づく最新の色管理解決策は、3つ、4つ、またはそれ以上のデバイス依存色のチャネルで始まって終わるワークフローを採り入れている。現在のところ、X11では、デバイス非依存の3色で始まり、RGB表示デバイス依存色で終わる色管理ワークフローのみが可能である。sRGBおよびscRGBなどの標準色空間に基づく最新の色管理解決策は、メタデータがデバイス自体の中に含まれることを除けば、最新のメタデータ解決策と同様である。したがって、そのワークフローは、ソースおよびデスティネーションデバイスの外では、完全にデバイス非依存であるように見える。基本的に、デバイスの色と標準色空間の間の変換を行うメタデータは、ソースおよびデスティネーションのハードウェア自体の中でのみ存在する。これは、オープンネットワークにおけるユーザの経験およびカラーコンテントの交換をはるかに容易にし、また、複数のアプリケーションまたはユーザからなる複雑なワークフローを可能にしている。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】
今日、存在しているその他の従来技術の解決策は、現在のところX11r6と統合されていず、したがって、単一のアプリケーションに限定されている。したがって、現在の解決策では、カットアンドペースト、アプリケーション間および複雑なワークフローはきわめて限定されている。さらに、現在の解決策は、シアン/マゼンダ/イエロー/ブラック(CMYK)およびその他の色空間に関してきわめて限定されている。したがって、標準X11r6グラフィックスプラットフォームが、ICC、sRGB、およびscRGBの色管理システムそれぞれについて構築されている、事実上の業界メタデータ色管理標準をサポートすることを可能にする機構の必要がある。さらに、ICC、sRGB、scRGBなど、デバイス依存色で始まって終わる最新の色管理標準のサポートを可能にする機構の必要もある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
上記から考えると、本発明は、異なる色表示特性を有する様々なコンピューティングデバイスに関連して色管理を実現するためのシステムおよび方法を提供する。より詳細には、本発明は、X11グラフィックスプラットフォームが、デバイス依存色で始まって終わる、ICC、sRGB、scRGBなどの色管理システムをサポートすることを可能にするための手段を提供する。本発明はまた、X11r6内のCMYK色空間並びに拡張RGB色空間をサポートする手段をも提供し、したがってX11r6グラフィックスプラットフォームを任意の最新色管理標準をサポートするように拡張する。
【0037】
本発明の様々な実施形態では、方法、コンピュータ可読媒体、およびコンピューティングデバイスを、色管理システムに関連させて提供する。実施形態は、デスティネーションデバイスに移すために、ソースデバイスからデバイス非依存色データを受け取るステップと、ソースデバイスとデスティネーションデバイスの間の色特性の差異を表すデバイスリンクプロファイルを生成するステップと、色管理システムの少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフする(spoofing)ステップと、デスティネーションデバイスのためにデスティネーションデバイス依存色値を生成する関数を呼び出すステップとを含む。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明のその他の特徴および実施形態を以下に説明する。
【0039】
本発明による色管理を実現するためのシステムおよび方法を、添付の図面を参照しながらさらに説明する。
【0040】
概観
したがって、本発明は、X11r6グラフィックスプラットフォームのアーキテクチャ上の制約の範囲内で、現在のところ採用されている様々な解決策を使って、最新の色管理を実施するための方法およびシステムを提供する。上述のように、X11は、3つのデバイス非依存色で開始し、RGB表示デバイス依存色で終わる色管理ワークフローアーキテクチャを採り入れている。したがって、本発明は、ICC、sRGB、scRGBなど、デバイス依存色で開始して終わる最新の色管理のサポートを可能にする機構を提供する。本発明はまた、X11r6の範囲内で、CMYK色空間および拡張RGB色空間をサポートするために使用することもでき、したがって、X11r6グラフィックスプラットフォームを最新のすべての色管理技術をサポートするように拡張することができる。
【0041】
例示的なネットワークおよび分散環境
当業者は、コンピュータ、あるいはその他のクライアントまたはサーバデバイスを、コンピュータネットワークの一部として、または分散コンピューティング環境中に配置できることを理解されよう。この点で、本発明は、任意の数のメモリまたは記憶ユニット、および任意の数の記憶ユニットまたはボリュームにわたって発生する任意の数のアプリケーションおよびプロセスを有する、色管理プロセスに関連させて使用できる任意のコンピュータシステムに関する。本発明は、ネットワーク環境または分散コンピューティング環境に配置された、リモートまたはローカルの記憶装置を有するサーバコンピュータおよびクライアントコンピュータを備えた環境に適用することができる。本発明はまた、リモートまたはローカルの色管理サービスに関連させて、情報を生成し、受信し、かつ送信するための、プログラミング言語機能、解釈および実行機能を有する、スタンドアロンのコンピューティングデバイスにも適用することができる。
【0042】
分散コンピューティングは、コンピューティングデバイスとシステムの間の直接交換によって、コンピュータリソースおよびサービスの共用を容易にする。これらのリソースおよびサービスには、情報の交換、キャッシュ記憶、およびファイルのためのディスク記憶が含まれる。分散コンピューティングは、ネットワークの接続性を利用して、クライアントがそれらパワーを結集して企業全体に恩恵をもたらすことを可能にする。この点に関して、様々なデバイスは、本発明の技術を利用することができる色管理プロセスに関与できる、アプリケーション、オブジェクト、またはリソースを備えることができる。
【0043】
図2Aは、例示的なネットワークまたは分散コンピューティング環境の概略図を提供している。分散コンピューティング環境は、コンピューティングオブジェクト10a、10bなど、およびコンピューティングオブジェクトまたはデバイス110a、110b、110cなどを含む。これらのオブジェクトは、プログラム、メソッド、データストア、プログラマブルロジックなどを含むことができる。オブジェクトは、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、テレビ、動画圧縮標準グループ(Moving Picture Experts Group)(MPEG−1)のオーディオレイヤ3(Audio Layer−3)(MP3)プレイヤ、パーソナルコンピュータなどの同じまたは異なるデバイスの一部を含む。各オブジェクトは、通信ネットワーク14を通って別のオブジェクトと通信することができる。このネットワーク自体が、図2Aのシステムにサービスを提供する他のコンピューティングオブジェクトおよびコンピューティングデバイスを含むことができる。本発明の一態様によれば、各オブジェクト10a、10bなど、または110a、110b、110cなどは、色管理サービスを要求できるアプリケーションを含むことができる。
【0044】
分散コンピューティングアーキテクチャでは、従来はクライアントとしてのみ使用されてきたコンピュータが、直接、それらの間で通信を行い、何の役割がそのネットワークにとって最も効率的であるかを想定して、クライアントとサーバの両方として動作できる。これによって、サーバへの負荷が低減され、また、すべてのクライアントが他のクライアント上の利用可能なリソースにアクセスすることが可能になり、それによって、ネットワーク全体の機能および効率性が向上する。したがって、本発明による色管理サービスが、クライアントおよびサーバの間で分散され、ネットワーク全体にとって効率的な方法で動作することができる。
【0045】
分散コンピューティングは、企業が、多様な地理的境界を超えてサービスおよび機能をより効率的に配信するための助けとなり得る。さらに、分散コンピューティングは、ネットワークキャッシング機構として動作して、データを、それが消費される位置のより近くに移動させることができる。分散コンピューティングはまた、複数コンピューティングネットワークが、知的エージェントを使って動的に協働することも可能にする。エージェントは、ピアコンピュータ上に常駐し、様々な種類の情報をあちこちに伝達する。エージェントはまた、その他のピアシステムのためにタスクを開始することができる。例えば、知的エージェントを使って、ネットワーク上のタスクの優先順位を決め、トラフィックフローを変更し、ファイルをローカルにサーチし、または、ウイルスなどの異常挙動の判定を行って、ネットワークに悪影響を及ぼす前にそれを停止することができる。あらゆる種類のその他のサービスも可能であると考えられる。実際、グラフィカルオブジェクトまたはその他の色データを1つまたは複数のロケーションに物理的に配置することができるので、このようなシステムでは、色管理サービスを分散する能力は非常に有用である。
【0046】
110cなどのオブジェクトを、別のコンピューティングデバイス10a、10bなど、または110a、110bなどの上でホストすることができることも理解されよう。したがって、図示の物理的環境は、接続されているデバイスをコンピュータとして示しているかもしれないが、このような説明図は例にすぎず、代わりに、物理的環境を、PDA、テレビ、MP3プレイヤなどの様々なデジタルデバイス、インタフェースなどのソフトウェアオブジェクト、およびCOMオブジェクトなどを含むものとして図示または記載することもできる。
【0047】
分散コンピューティング環境をサポートする、様々なシステム、コンポーネント、およびネットワーク構成がある。例えば、コンピューティングシステム同士を、有線または無線システムによって、ローカルネットワークまたは広域分散ネットワークを介して接続することができる。現在、ネットワークの多くはインターネットに結合されている。インターネットは、広域分散コンピューティングにインフラストラクチャを提供し、多くの異なるネットワークを包含している。
【0048】
ホームネットワーキング環境では、それぞれが一意のプロトコルをサポートできる、送電線、データ(無線および有線の両方)、音声(例えば、電話)、エンタテインメントメディアなど、少なくとも4種類の異種の伝送媒体がある。電灯のスイッチおよび電気器具など、ほとんどの家庭用制御装置は、接続性のために送電線を使うことができる。データサービスは、ブロードバンド(例えば、DSLまたはケーブルモデムのいずれか)として家庭に入ってくることができ、無線、例えばホーム無線周波数(HomeRF)または802.11b、あるいは有線、例えばホーム電話線ネットワーキング機器(Home Phoneline Networking Appliance)(PNA)、Cat5、さらには送電線の接続性のいずれかを使って、家庭内においてアクセスすることができる。音声トラフィックは、有線、例えばCat3、または無線、例えば、セルフォンのいずれかとして家庭に入ってくることができ、Cat3配線を使って、家庭内で配布することができる。エンタテインメントメディア、またはその他のグラフィカルデータは、衛星またはケーブルのいずれかを通じて入ってくることができ、一般に、同軸ケーブルを使って、家庭内で配布される。メディアデバイスのクラスタのデジタル相互接続として、IEEE1394およびDVIも出現している。これらのネットワーク環境、およびプロトコル標準として出現する可能性があるその他の環境はすべて、インターネットを通って外部の世界に接続できるイントラネットを形成するために相互接続することができる。簡単に言えば、データの記憶および伝送のために様々な異なるソースが存在し、したがって、コンピューティングデバイスは、前進しながら、本発明による、グラフィックスオブジェクトの色管理に付随してアクセスまたは利用するデータ、またはその他の色データを共用するための方法を必要とするであろう。
【0049】
さらに、色は、様々な物理的またはその他の現象を表す有効な手段であり、したがって、データが磁気共鳴イメージングデータ、超音波データ、グラフィックス等化データなどであろうと、色は、人間が素早く知覚分析できるようにデータを提示する、適切な方法であることが多い。したがって、本明細書で考える色データのソースは無限であり、「色」データとみなされる前に、一連の変換を受けることがある。
【0050】
インターネットとは、通常、コンピュータネットワーキングの技術分野では周知の伝送制御プロトコル/インタフェースプログラム(TCP/IP)の一連のプロトコルを利用する、ネットワークおよびゲートウェイの集合を指す。インターネットは、ユーザがネットワーク上で対話し、かつ情報を共用することを可能にする、ネットワーキングプロトコルを実行するコンピュータによって相互接続された、地理的に分散されたリモートコンピュータネットワークのシステムとして説明することができる。このような広範にわたる情報の共用のために、インターネットなどのリモートネットワークは、これまでのところ、一般に、開発者が、基本的に制約なしに、特定の動作またはサービスを実行するためのソフトウェアアプリケーションを設計することができるオープンシステムに進化してきた。
【0051】
したがって、(この)ネットワークインフラストラクチャは、クライアント/サーバ、ピアツーピア、またはハイブリッドアーキテクチャなど、多数のネットワークトポロジを可能にする。「クライアント」は、それが関連していないその他のクラスまたはグループのサービスを使用する、クラスまたはグループのメンバである。したがって、コンピューティングにおいては、クライアントはプロセス、すなわち、大ざっぱに言うと、別のプログラムが提供するサービスを要求する、1組の命令またはタスクである。クライアントプロセスは、その他のプログラムまたはサービス自体に関する動作の詳細を何も「知る」必要なく、要求したサービスを利用する。クライアント/サーバアーキテクチャ、特にネットワークシステムにおいては、クライアントは、通常、別のコンピュータ、例えばサーバが提供する共用ネットワークリソースにアクセスするコンピュータである。図2Aの例では、コンピュータ110a、110bなどをクライアントとみなすことができ、コンピュータ10a、10bなどをサーバとしてみなすことができる。この場合、サーバ10a、10bなどはデータを保持しており、そのデータは、次いで、クライアントコンピュータ110a、110bなどにおいて複製される。
【0052】
サーバは、一般に、インターネットなどのリモートネットワーク上でアクセス可能なリモートコンピュータシステムである。クライアントプロセスが第1のコンピュータシステムにおいてアクティブであり、サーバプロセスが第2のコンピュータシステムにおいてアクティブであることができる。それらは通信媒体を介して互いに通信を行うことができ、したがって分散された機能を提供して、複数のクライアントがサーバの情報収集機能を利用することを可能にしている。
【0053】
クライアントおよびサーバは、プロトコル層が提供する機能を利用して、互いに通信を行う。例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)は、ワールドワイドウェブ(WWW)に関連して使用される一般的なプロトコルである。一般に、ユニバーサルリソースロケータ(URL)またはインターネットプロトコル(IP)アドレスなどのコンピュータネットワークのアドレスを使って、サーバまたはクライアントコンピュータを互いに識別させる。そのネットワークアドレスをURLアドレスと呼ぶことができる。例えば、通信媒体を介して通信を提供することができる。特に、高容量通信のために、クライアントおよびサーバをTCP/IP接続によって互いに結合することができる。
【0054】
したがって、図2Aは、サーバが、ネットワーク/バスを介してクライアントコンピュータと通信を行っている、本発明を利用することができる例示的なネットワークまたは分散環境を示す。より詳細には、本発明に従って、いくつかのサーバ10a、10bなどが、LAN、WAN、イントラネット、インターネットであってよい通信ネットワーク/バス14を介して、ポータブルコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、シンクライアント、ネットワーク化された器具、またはビデオカセットレコーダ(VCR)、テレビ(TV)、オーブン、照明、ヒータなどのその他のデバイスなどのいくつかのクライアントまたはリモートコンピューティングデバイス110a、110b、110c、110d、110eなどと相互接続されている。したがって、本発明を、グラフィカルオブジェクトまたはいずれかのその他の色データを、それに関連させて処理または表示することが望ましい、いずれかのコンピューティングデバイスに適用することができる。
【0055】
通信ネットワーク/バス14が例えばインターネットであるネットワーク環境では、サーバ10a、10bなどは、クライアント110a、110b、110c、110d、110eなどが、HTTPなどのいくつかの既知のプロトコルのいずれかによって通信を行うウェブサーバであってよい。サーバ10a、10bなどはまた、分散コンピューティング環境の特性であるように、クライアント110a、110b、110c、110d、110eなどとしてサービスすることもできる。通信は、必要に応じて、有線または無線であってよい。クライアントデバイス110a、110b、110c、110d、110eなどは、通信ネットワーク/バス14を介して通信を行うことができる場合もできない場合もあり、また、それに関連して独立した通信を行うことがある。例えば、TVまたはVCRの場合は、それを制御するためのネットワーク化された側面がある場合もない場合もある。各クライアントコンピュータ110a、110b、110c、110d、110eなど、およびサーバコンピュータ10a、10bなどは、様々なアプリケーションプログラムモジュールまたはオブジェクト135を備えることができ、また、ファイルを記憶することができ、またはファイルの一部をダウンロードまたは移送することができる、様々なタイプの記憶エレメントまたはオブジェクトへの接続またはアクセスが可能である。いずれかのコンピュータ10a、10b、110a、110bなどは、本発明に従って、データベース20またはその他の記憶エレメント、例えば、色オブジェクトまたはデータ、あるいは本発明に従って処理された中間色オブジェクトまたはデータを記憶するためのデータベースまたはメモリ20などのメンテナンスおよび更新を行う責任を負うことがある。したがって、コンピュータネットワーク/バス14にアクセスして対話することができるクライアントコンピュータ110a、110bなど、クライアントコンピュータ110a、110bなどおよびその他の同様のデバイスと対話することができるサーバコンピュータ10a、10bなど、およびデータベース20を有するコンピュータネットワーク環境において本発明を利用することができる。
【0056】
例示的コンピューティングデバイス
図2Bおよび以下の説明は、本発明を実施することができる、適切なコンピューティング環境を簡単に概説することを意図している。しかし、上述のように、本発明に関連して、ハンドヘルド、ポータブル、およびその他のコンピューティングデバイス、およびあらゆる種類のコンピューティングオブジェクトを使用することが考えられることを理解されたい。したがって、以下では汎用コンピュータを説明しているが、それは一例に過ぎず、本発明は、ネットワーク/バスとの相互運用性および相互作用性を有するシンクライアントなど、その他のコンピューティングデバイスを使っても実施できる。したがって、本発明を、きわめてわずかのまたは最小限のクライアントリソースしか含まれない、ネットワーク化されたホストサービスの環境、例えば、クライアントデバイスが、単に、器具中に置かれたオブジェクトなど、ネットワーク/バスへのインタフェースとして、またはその他のコンピューティングデバイスおよびオブジェクトとしての役割を果たすネットワーク環境において実施することができる。基本的に、データを記憶することができる、またはデータを検索することができる場所はどこでも、本発明の色管理技術の動作にとって望ましい、または適した環境である。
【0057】
必ずしも必要ではないが、本発明を、デバイスまたはオブジェクトのためのサービスの開発者が使用できるように、オペレーティングシステムによって実施することができ、かつ/または、本発明の色管理技術に関連して動作するアプリケーションソフトウェア内に含むことができる。ソフトウェアは、クライアントワークステーション、サーバまたはその他のデバイスなど、1つまたは複数のコンピュータによって実行される、プログラムモジュールなどの一般的なコンピュータ実行可能命令の状況で記述することができる。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などが含まれる。一般に、プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態で所望の通りに結合または分散することができる。さらに、当業者は、本発明を、その他のコンピュータシステム構成で実施できることを理解されよう。本発明とともに使用するのに適した、その他の周知のコンピューティングシステム、環境、および/または構成には、パーソナルコンピュータ(PC)、自動支払機、サーバコンピュータ、ハンドヘルドまたはラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、プログラマブル家庭用電子機器、ネットワークPC、電気器具、照明、環境制御要素、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどが非限定的に含まれる。本発明はまた、通信ネットワーク/バスまたはその他のデータ伝送媒体を通じてリンクされているリモート処理デバイスによってタスクが実行される、分散コンピューティング環境においても実施することができる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールを、メモリ記憶デバイスを含めて、ローカルおよびリモートコンピュータの記憶媒体の両方に配置することができ、クライアントノードがサーバノードとして挙動することができる。
【0058】
したがって、図2Bは、本発明を実施することができる、適切なコンピューティングシステム環境100の例を示す。ただし、上記で明らかにしたように、コンピューティングシステム環境100は、適切なコンピューティング環境の一例にすぎず、本発明の使用または機能の範囲に関していかなる限定も示唆するものではない。また、コンピューティングシステム環境100を、例示的動作環境100中に示すコンポーネントのいずれか1つまたはその組合せに関し、それに依存するものまたはそれを要求するものとして解釈してはならない。
【0059】
図2Bを参照すると、本発明を実施するための例示的システムは、コンピュータ110の形の汎用コンピューティングデバイスを含む。コンピュータ110のコンポーネントには、処理装置120、システムメモリ130、および、システムメモリを始めとする様々なシステムコンポーネントを処理装置120に結合する、システムバス121が非限定的に含まれる。システムバス121は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、およびローカルバスを含めて、様々なバスアーキテクチャを使ったいくつかのタイプのバス構造のいずれかであってよい。例として、このようなアーキテクチャには、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、拡張ISA(EISA)バス、ビデオ電子機器規格協会(Video Electronics Standards Association)(VESA)ローカルバス、および周辺コンポーネント相互接続(Peripheral Component Interconnect)(PCI)バス(メザニンバスとしても知られる)が非限定的に含まれる。
【0060】
コンピュータ110は、一般に、様々なコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ110がアクセスできる任意の利用可能媒体であってよく、揮発性および不揮発性媒体、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体の両方が含まれる。例として、コンピュータ可読媒体には、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が非限定的に含まれる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報を記憶するための、任意の方法または技術で実装された揮発性および非揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体の両方を含む。コンピュータ記憶媒体には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能なプログラム可能読取りメモリ(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)(EEPROM)、フラッシュメモリまたはその他のメモリ技術、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)またはその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイスまたはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピュータ110がアクセス可能な任意のその他の媒体が非限定的に含まれる。通信媒体は、一般に、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたはその他のデータを、搬送波やその他の伝送機構などの変調データ信号に組み込み、また、いずれかの情報配信媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、その特性の1つまたは複数を、情報を信号に符号化するような方法で設定する、または変化させる信号を意味する。例として、通信媒体には、有線ネットワークや直線有線などの有線媒体、および音響、RF、赤外線およびその他の無線媒体などの無線媒体が非限定的に含まれる。上記のいずれかの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるものとする。
【0061】
システムメモリ130は、読取り専用メモリ(ROM)131およびランダムアクセスメモリ(RAM)132などの揮発性および/または不揮発性メモリの形のコンピュータ記憶媒体を含む。起動の間などにコンピュータ110内のエレメント間の情報の転送を援助する基本ルーチンを含む、基本入力/出力システム133(BIOS)は、一般にROM131に記憶されている。RAM132は、一般に、処理装置120が直ちにアクセス可能で、かつ/または現在、それによって作動されているデータおよび/またはプログラムモジュールを含む。図2Bは、例として、非限定的に、オペレーティングシステム134、アプリケーションプログラム135、その他のプログラムモジュール136、およびプログラムデータ137を示す。
【0062】
コンピュータ110はまた、その他のリムーバブル/非リムーバブルの揮発性/不揮発性コンピュータ記憶媒体も含むことができる。例にすぎないが、図2Bは、非リムーバブルの不揮発性磁気媒体からの読取り、またはそこへの書込みを行うハードディスクドライブ141、リムーバブルの不揮発性磁気ディスク152からの読取り、またはそこへの書込みを行う磁気ディスクドライブ151、およびCD−ROMまたはその他の光媒体などのリムーバブルの不揮発性光ディスク156からの読取り、またはそこへの書込みを行う光ディスクドライブ155を示す。例示的動作環境で使用できるその他のリムーバブル/非リムーバブルの揮発性/不揮発性コンピュータ記憶媒体には、磁気テープカセット、フラッシュメモリカード、デジタルバーサタイルディスク、デジタルビデオテープ、ソリッドステートRAM、ソリッドステートROMなどが非限定的に含まれる。ハードディスクドライブ141は、一般に、インタフェース140などの非リムーバルメモリインタフェースを介してシステムバス121に接続され、磁気ディスクドライブ151および光ディスクドライブ155は、一般に、インタフェース150などのリムーバルメモリインタフェースによって、システムバス121に接続される。
【0063】
上記に説明し、図2Bに示すドライブおよびそれらに関連するコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、およびその他のデータの記憶をコンピュータ110に提供する。図2Bでは、例えば、ハードディスクドライブ141は、オペレーティングシステム144、アプリケーションプログラム145、その他のプログラムモジュール146、およびプログラムデータ147を記憶しているものとして示してある。これらのコンポーネントが、オペレーティングシステム134、アプリケーションプログラム135、その他のプログラムモジュール136、およびプログラムデータ137と同じ場合も異なる場合もあることに注意されたい。オペレーティングシステム144、アプリケーションプログラム145、その他のプログラムモジュール146、およびプログラムデータ147が少なくとも異なるコピーであることを示すために、ここでは異なる番号を付けてある。ユーザは、キーボード162、および一般にマウス、トラックボール、またはタッチパッドと呼ばれているポインティングデバイス161などの入力デバイスを通して、コンピュータ110にコマンドおよび情報を入力することができる。その他の入力デバイス(図示せず)には、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、サテライトディッシュ、スキャナなどを含めることができる。これらおよびその他の入力デバイスは、システムバス121に結合されているユーザ入力インタフェース160を介して、処理装置120に接続されることが多い。しかし、パラレルポート、ゲームポート、またはユニバーサルシリアルバス(USB)など、その他のインタフェースおよびバス構造によっても接続することができる。ノースブリッジなどのグラフィックスインタフェース182も、システムバス121に接続することができる。ノースブリッジは、CPUまたはホスト処理装置120と通信するチップセットであり、アクセラレーテッドグラフィックスポート(accelerated graphics port)(AGP)通信を行う責任を有する。1つまたは複数のグラフィックス処理装置(GPU)184は、グラフィックスインタフェース182と通信することができる。この点に関しては、GPU184は、一般に、レジスタ記憶などのオンチップメモリ記憶を含み、また、ビデオメモリ186と通信する。しかし、GPU184は、コプロセッサの一例にすぎず、したがって、コンピュータ110には様々なコプロセッシングデバイスを含めることができる。モニタ191またはその他のタイプの表示デバイスも、ビデオインタフェース190などのインタフェースを介してシステムバス121に接続され、ビデオインタフェース190は、ビデオメモリ186と通信することができる。モニタ191に加えて、コンピュータは、スピーカ197およびプリンタ196などのその他の周辺出力装置も含むことができ、これらは、出力周辺インタフェース195を介して接続することができる。
【0064】
コンピュータ110は、リモートコンピュータ180などの1台または複数のリモートコンピュータへの論理接続を使って、ネットワーク環境または分散環境において動作することができる。リモートコンピュータ180は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイスまたはその他の一般的なネットワークノードであってよく、一般に、コンピュータ110に関して上記の説明したエレメントの多くまたはすべてを含む。ただし、図2Bには、メモリ記憶デバイス181しか示していない。図2Bに示す論理接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)171および広域ネットワーク(WAN)173を含むが、その他のネットワーク/バスも含むことができる。このようなネットワーキング環境は、家庭、オフィス、企業内のコンピュータネットワーク、イントラネット、およびインターネットでは一般的である。
【0065】
LANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ110は、ネットワークインタフェースまたはアダプタ170を通してLAN171に接続される。WANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ110は、一般に、モデム172、またはインターネットなどの広域ネットワーク173を介して通信を確立するためのその他の手段を含む。モデム172は、内部でも外部でもよく、ユーザ入力インタフェース160またはその他の適切な機構を介して、システムバス121に接続することができる。ネットワーク化された環境では、コンピュータ110に関して示しているプログラムモジュール、またはその一部を、リモートメモリ記憶デバイスに記憶することができる。図2Bは、一例として、非限定的に、リモートアプリケーションプログラム185を、メモリデバイス181上に常駐するものとして示す。示してあるネットワーク接続は例であって、コンピュータ間の通信リンクを確立するその他の手段を使用できることを理解されよう。
【0066】
例示的な分散コンピューティングフレームワークまたはアーキテクチャ
パーソナルコンピューティングとインターネットの集中を踏まえて、様々な分散コンピューティングフレームワークが開発されており、また開発されつつある。個人とビジネスユーザは、同様に、シームレスな相互作用が可能で、かつウェブを可能にする、アプリケーションおよびコンピューティングデバイスのためのインタフェースを提供され、それによって、コンピューティング活動のウェブブラウザ指向またはネットワーク指向がますます強まっている。
【0067】
例えば、Microsoft(登録商標)の.NETプラットフォームは、サーバ、ウェブベースのデータ記憶などのビルディングブロックサービス、およびダウンロード可能なデバイスソフトウェアを含む。一般的に言って、.NETプラットフォームは以下を提供する。すなわち、(1)全範囲のコンピューティングデバイスをともに作動させ、また、それらすべての上で、自動的にユーザ情報を更新および同期させる能力、(2)HTMLよりもXMLを多く利用することによって可能になる、ウェブサイトのための拡張された対話機能、(3)例えば電子メールなどの様々なアプリケーション、またはOffice.NETなどのソフトウェアの管理のために、中央の起点からユーザに対してカスタマイズしたアクセス、およびプロダクトおよびサービスの配信を行うことを特徴とするオンラインサービス、(4)情報へのアクセスの効率および容易性を向上させる集中データ記憶、およびユーザおよびデバイスの間の情報の同期化、(5)電子メール、ファックス、電話など、様々な通信媒体を統合する能力、(6)開発者の場合には、それによって生産性が向上し、プログラミングエラーの数が低減される、再使用可能モジュールを作成する能力、およびさらに(7)多くのその他のクロスプラットフォーム統合機能。
【0068】
本明細書中の例示的実施形態は、コンピューティングデバイス上に常駐するソフトウェアとの関連において説明しているが、本発明の1つまたは複数の部分を、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、またはコプロセッサと要求しているオブジェクトの間の「媒介者」オブジェクトによって実施することもでき、したがって、色管理サービスを.NETの言語およびサービスすべてによって、また、さらに他の分散コンピューティングフレームワークにおいて、実施、サポートまたはアクセスすることが可能である。
【0069】
X11における色管理
発明の背景の説明で述べたように、X11r6色管理システムは、白色点の適合化、全領域マッピング、行列の変換および1−Dルックアップテーブルを始めとする動作によって、プラグイン可能な色管理機能をサポートし、また、デバイス非依存アプリケーションコンテントのデバイス依存色値への変換をサポートするグラフィックスプロトコルである。
【0070】
X11r6アーキテクチャは、2種類の色管理解決策を有する。第1のソリューションは、一般に、CRTなどの単純な表示デバイスをキャラクタライズするために使用されている単純な3×3行列および3つの1−Dルックアップテーブルである。第2は、主として白色点の変換および全領域圧縮からなるXcmsである。Xcmsの導入以来、色管理は進歩し、これら2種類の技術に限定された解決策では不十分であることがわかってきた。なぜならば、ほとんどの場合、X11がデスティネーションデバイスのみをサポートする、ソースおよびデスティネーションデバイスを前提としており、また、ソースがデバイス非依存であることを前提としているからである。幸い、Xcmsは、このアーキテクチャの範囲内で、よりフレキシブルな実装を可能にする。
【0071】
CIELABは、1976年にCIEが、人間の視覚系統(HVS)を表すことに関し、それまでのCIELUVよりも、それらの値において一様な色空間をよりよく示すモデルとして採用したシステムである。CIELABは、それより前の(1942)L、a、bと呼ばれるRichard Hunterのシステムに基づいた反対色システムである。色対立は、光学の神経と脳の間のどこかで、レチナールの色刺激が、明と暗、赤と緑、青と黄の対比に変換されるという、1960年代中頃の発見に関連する。CIELABは、これらの値を3つの軸、L、a、bで表す。完全な学名は、1976CIE L空間という。
【0072】
中央の垂直軸は、Lとして示される明度を表し、明度の値は0(黒)から100(白)まである。色軸は、色が赤と緑に両方ではあり得ず、青と黄の両方でもあり得ないという事実に基づいている。なぜならば、これらの色は互いに対立するからである。それぞれの軸上で、値は正から負まである。a〜a’軸の上では、正の値は赤の量を表し、負の値は緑の量を表す。b〜b’軸の上では、黄が正、青が負である。両軸とも、ゼロはニュートラルグレイである。CIEXYZデータ構造はX11が利用するデータ構造であり、指定された色空間の特定の色のX、Y、Z座標を含む。
【0073】
図3Aに、X11r5がどのように動作するかという例を示す。この場合、X11中に、DirectColorまたはTrueColor面を想定する。デバイス非依存のRGB値から、表示デバイス依存の、輝度に対して直線のRGB値が、3×3行列300によって生成される。次いで、所与のガンマ(γ)値、例えばγ=1.0について、表示デバイス依存の非線形RGB値が3つの1−Dルックアップテーブル(LUTs)310によって生成される。これらのデバイス依存値は、次いで、表示デバイス320によって再生される。この点に関しては、表示デバイス320は、表示デバイス320に固有の3×3行列および1−Dルックアップテーブルを提供する。
【0074】
特に、X色空間変換コンテキスト(XCCC)は、関数、toCIEXYZおよびfromCIEXYZへの2つのジェネリックポインタをサポートする。図3Bに、X11r6がどのように動作するかの例を示す。デバイス非依存色値、例えば、CIELAB、CIELUV、CIEYxy、CIEXYZ、TekHVC、cmdPadから、X11のライブラリ、Xlib中の標準色空間変換機構によってCIEXYZ値が生成される。次いで、Xcms白色点変換コンポーネント330によって、デバイス非依存の白色点CIEXYZ値が生成される。次いで、Xcms全領域圧縮変換コンポーネント340によって、デバイス非依存全領域CIEXYZ値が生成される。次いで、上記で一部を説明したZX11r5機構、またはXCCCのfromCIEXYZのいずれかによって、デバイス依存RGB値が生成される。
【0075】
したがって、図4Aに示すように、Xプラットフォームにおける色管理は、X11データ構造を生成するように、またはX11データ構造をデバイス依存値に変換するように動作する、toCIEXYZおよびfromCIEXYZ関数によって行われる。
【0076】
図4Bに、標準Windows(登録商標)の色管理モジュール(CMM)の動作を示す。CMMは、標準CMM関数によって、様々なソースデバイス依存色空間およびデバイスプロファイルのいずれかを、デバイス非依存色空間、例えば、ICC、sRGB、scRGBに変換することができる。したがって、デスティネーションデバイスプロファイルにより、非依存色空間値はそのデスティネーションデバイスに適した色空間に変換される。
【0077】
図4Cに示すように、本発明は、XCCCのtoCIEXYZおよびfromCIEXYZ関数を、標準ICCプロファイルおよび色管理メソッドによって提供されるサポートで増補する機構を提供する。
【0078】
これを遂行するためには、まず、ユーザインタフェース(UI)を介して明示的に、あるいは、デバイスに関連付けることによって黙示的に、適切なソースおよびデスティネーションプロファイルを指定する。これらの2つのデバイスプロファイルから、標準Windows(登録商標)CMM関数を使って、ソースデバイスからデスティネーションデバイスに直接、変換するデバイスリンクプロファイルを作成することができ、それによって、ソースデバイスとデスティネーションデバイスの色特性の差異の最終的な関係が決まる。X11のfromCIEXYZ関数ポインタが、デバイスリンクプロファイルを使ってソースの色または画像をデスティネーションの色または画像に変換する、標準CMMベースの色変換関数を指すようにすることによって、ソースデバイスからデスティネーションデバイスへの値の受け渡しが行われるようにするために、X11アーキテクチャをプロセスに導入する。標準CMMのサポートは、Windows(登録商標)イメージカラーマッチング(Image Color Matching)(ICM)インタフェースまたはその他のICC色管理システムインタフェースから、X11に移植することができる。
【0079】
図5A〜図5Cは、本発明のいくつかの例を示す。これらの例では、説明をわかりやすくするために、白色点、全領域圧縮、およびその他の機能が、デフォルトでヌルオペレーションになっている。
【0080】
図5Aでは、ソースデバイスに、RGBまたはsRGBソースデバイス色が存在している。ソースデバイスとデスティネーションデバイスの間のデバイスリンクプロファイルの計算の後、本発明は、ソースデバイスRGBがCIEXYZであるとXシステムに思い込ませるように動作する。次いで、デバイスリンクプロファイルを引数として含むfromCIEXYZ関数によって、デバイス依存のデスティネーション色が生成される。
【0081】
図5Bでは、ソースデバイスにCMYKソースデバイス色が存在している。ソースデバイスとデスティネーションデバイスの間のデバイスリンクプロファイルの計算の後、本発明は、ソースデバイスRGBがcmsPad XcmsColorタイプであるとXシステムに思い込ませるように動作する。次いで、デバイスリンクプロファイルを引数として含むfromCIEXYZ関数によって、デバイス依存デスティネーション色が生成される。
【0082】
図5Cでは、ソースデバイスにscRGBソースデバイス色が存在している。ソースデバイスとデスティネーションデバイスの間のデバイスリンクプロファイルの計算の後、デバイスリンクプロファイルを含むfromCIEXYZ関数によって、デバイス依存デスティネーション色が生成される。あるいは、デバイスリンクプロファイルを含むfromCIEXYZ関数によって、拡張デバイス依存デスティネーション色が生成される。このような変換では、Xcmscolorsが符号なし短整数(unsigned shorts)であり、scRGBが符号付きフロートであるという事実に対して補正がなされる。任意選択で、さらに3つの1−Dルックアップテーブルによって色調圧縮(tonal compression)を別に行うことができる。
【0083】
RIMM RGB(EK/PIMA)、ROMM RGB(EK/PIMA)、esRGB(HP/PIMA)など、その他の色管理解決策を、上記の図5Cの例を使ってサポートすることができる。本発明の上述の例のそれぞれにおいて、Xの関数、fromCIEXYZおよびtoCIEXYZが、モデムの色管理システムからデータを受け取るように思い込まされ、またはスプーフ(気づかれないように他のプログラムやクライアントを装うプログラムを利用したりしてターゲットをだますこと(偽装))される。
【0084】
APIのスプーフィングに関するさらなる詳細については、本明細書では、2つの非限定的な代替案を提案する。第1に、デバイス非依存アプリケーションコンテントからデバイス依存色値に移動するときに、本発明は、fromCIEXYZ関数をスプーフして、実際にデバイス依存色値をCIEXYZに変換し、次いで、3×3行列および1−Dルックアップテーブルを使って、特定の出力デバイスをキャラクタライズする。デバイス依存(dd)からデバイス非依存(di)の値に変換するために、このプロセスが逆に行われ、toCIEXYZ APIが代わりにスプーフされる。
【0085】
あるいは、デバイス非依存アプリケーションコンテントからデバイス依存色値に移動するときに、本発明は、fromCIEXYZ APIをスプーフして、実際にデバイス依存色値をCIEXYZに変換し、次いで、3×3行列を識別行列に設定し、1−Dルックアップテーブルを識別ルックアップテーブル(identify LUTs)に設定して、行列およびルックアップテーブルではキャラクタライズできない複雑なデスティネーションデバイスをサポートする。デバイス依存(dd)からデバイス非依存(di)の値に変換するために、このプロセスが逆に行われ、toCIEXYZ APIが代わりにスプーフされる。
【0086】
本明細書で使用しているように「fromCIEXYZをスプーフする」または「toCIEXYZをスプーフする」とは、プロトコルデフォルトで供給する関数へのポインタを、実際にICC互換性色管理モジュールを呼び出して、色をddからdiに、またはddからdiに変換するカスタム関数に置き換えることを意味する。
【0087】
上述のように、本発明の例示的実施形態を、様々なコンピューティングデバイスおよびネットワークアーキテクチャに関連させて説明してきたが、その基礎をなすコンセプトは、色管理を行うことが望ましいどのコンピューティングデバイスまたはシステムにも適用できる。したがって、本発明による改良された信号処理を提供するための技術は、様々なアプリケーションおよびデバイスに適用できる。例えば、本発明のアルゴリズムを、デバイス上に別個のオブジェクトとして、別のオブジェクトの一部として、サーバからダウンロード可能なオブジェクトとして、デバイスまたはオブジェクトとネットワークの間の「媒介者」として、分散オブジェクトとして提供することにより、コンピューティングデバイスのオペレーティングシステムに適用することができる。例示的プログラミング言語、名称、および例を、ここでは様々な選択を代表するものとして選択しており、それらの言語、名前および例は、限定することを意図したものではない。当業者は、本発明によって達成される色管理と同じ、同様の、または同等の色管理を達成するオブジェクトコードを提供する、多くの方法があることを理解されよう。
【0088】
本明細書で説明している様々な技術は、ハードウェアまたはソフトウェア、あるいは必要に応じてその両方の組合せに関連させて実施することができる。したがって、本発明の方法および装置、またはそれらの特定の態様または部分は、フロッピー(登録商標)ディスケット、CD−ROM、ハードドライブ、またはいずれかの他の機械可読記憶媒体などの具体的な媒体で具現化されるプログラムコード(すなわち、命令)の形をとることができ、この場合、コンピュータなどの機械にプログラムコードがロードされ、それによって実行されると、その機械が本発明を実施する装置になる。プログラムコードをプログラマブルコンピュータ上で実行する場合、コンピュータデバイスは、一般に、プロセッサ、そのプロセッサが読むことができる記憶媒体(揮発性および不揮発性メモリ、および/または記憶エレメントを含む)、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスを含む。本発明の信号処理サービスを利用できる、例えばデータ処理APIなどを利用できる1つまたは複数のプログラムを、好ましくは、コンピュータシステムと通信を行うように、高水準手続き形またはオブジェクト指向プログラミング言語で実装する。しかし、プログラムは、所望によりアセンブラまたは機械言語で実装することもできる。どの場合も、その言語は、コンパイル済みまたはインタプリタ型言語であってよく、ハードウェアの実装と組み合わせることができる。
【0089】
本発明の方法および装置はまた、電気配線またはケーブルを介して、光ファイバを通して、またはその他のいずれかの伝送形態でなど、特定の伝送媒体を介して伝送されるプログラムコードの形で具現化される通信によって実施することもできる。この場合、そのプログラムコードが、EPROM、ゲートアレイ、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、クライアントコンピュータ、ビデオレコーダなどの機械によって受信され、そこにロードされ、それによって実行された場合、上述の例示的実施形態で説明した信号処理機能を有する受信機械が、本発明を実施するための装置になる。汎用プロセッサ上に実装した場合、プログラムコードはそのプロセッサと結合して、本発明の機能を呼び出すように動作する独特な装置を提供する。さらに、本発明と関連して使用するいずれかの記憶技術は、常に、ハードウェアとソフトウェアの組合せであってよい。
【0090】
本発明を、様々な図面の好ましい実施形態に関連して説明してきたが、その他の同様の実施形態を使用することができ、または、本発明から逸脱することなく、本発明と同じ機能を実行するように説明した実施形態に修正や追加を施すことができることを理解されたい。例えば、本発明の例示的ネットワーク環境を、ピアツーピアネットワーク環境などのネットワーク環境という状況で説明しているが、当業者は、本発明がそれに限定されるものではなく、本出願で記載している方法が、有線であろうと無線であろうと、ゲームコンソール、ハンドヘルドコンピュータ、ポータブルコンピュータなどのどのようなコンピューティングデバイスまたは環境にも適用でき、また、通信ネットワークを介して接続され、そのネットワーク上で対話する、任意の数のこのようなコンピューティングデバイスに適用できることを理解されよう。さらに、特に無線ネットワーク装置の数が増えつづけるのにつれて、ハンドヘルドデバイスのオペレーティングシステムおよびその他のアプリケーションに固有のオペレーティングシステムを始めとする様々なコンピュータプラットフォームが考えられることを強調しておきたい。さらに、本発明は、複数の処理チップまたはデバイスにおいて、またはそれらの間で実装することができ、かつ、複数のデバイスの間で同様に記憶することが可能である。したがって、本発明は、いずれかの1つの実施形態に限定されるものではなく、頭記の特許請求の範囲による範囲において解釈されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】XコンソーシアムによるXプロトコルのいくつかの基本的態様を示す図である。
【図1B】XコンソーシアムによるXプロトコルのいくつかの基本的態様を示す図である。
【図2A】本発明を実施することができる、様々なコンピューティングデバイスを有する例示的ネットワーク環境を示す構成図である。
【図2B】本発明を実施することができる、例示的かつ非限定的なコンピューティングデバイスを表す構成図である。
【図3A】X11r5色管理アークテクチャの例示的動作を示す図である。
【図3B】X11r6色管理アークテクチャの例示的動作を示す図である。
【図4A】X11r6色管理アークテクチャのさらなる例示的態様を示す図である。
【図4B】色管理モジュール(CMM)の色管理アーキテクチャの例示的動作を示す図である。
【図4C】本発明が提供する色管理アーキテクチャを示す図である。
【図5A】本発明を様々な色空間と関連させて使用した例を示す図である。
【図5B】本発明を様々な色空間と関連させて使用した例を示す図である。
【図5C】本発明を様々な色空間と関連させて使用した例を示す図である。
【符号の説明】
10a,10b コンピューティングオブジェクト(コンピュータ、サーバ、サーバコンピュータ)
14 通信ネットワーク/バス
20 データベース(データベースまたはメモリ)
100 コンピューティングシステム環境(例示的動作環境)
110 コンピュータ
110a,110b,110c,110d,110e コンピューティングオブジェクトまたはデバイス(コンピュータ、クライアント、クライアントデバイス、クライアントコンピュータ)
120 処理装置(ホスト処理装置)
121 システムバス
130 システムメモリ
131 読取り専用メモリ(ROM)
132 ランダムアクセスメモリ(RAM)
133 基本入力/出力システム(BIOS)
134,144 オペレーティングシステム
135 アプリケーションプログラムモジュールまたはオブジェクト
135,145 アプリケーションプログラム
136,146 その他のプログラムモジュール
137,147 プログラムデータ
140 インタフェース
141 ハードディスクドライブ
144 オペレーティングシステム
150 リムーバブル不揮発性メモリインタフェース
151 磁気ディスクドライブ
152 リムーバブルの不揮発性磁気ディスク
155 光ディスクドライブ
156 リムーバブルの不揮発性光ディスク
160 ユーザ入力インタフェース
161 ポインティングデバイス
162 キーボード
170 ネットワークインタフェースまたはアダプタ
171 ローカルエリアネットワーク(LAN)
172 モデム
173 広域ネットワーク(WAN)
180 リモートコンピュータ
181 メモリ記憶デバイス
182 グラフィックスインタフェース
184 GPU
185 リモートアプリケーションプログラム
186 ビデオメモリ
190 ビデオインタフェース
191 モニタ
195 出力周辺インタフェース
196 プリンタ
197 スピーカ
200a デバイス非依存層
200b デバイス依存層
210 Xクライアント
210a,210b アプリケーション
220 Xライブラリ
230 ツールキット
240 表示(Xサーバ)
250 デバイスドライバ
260 デバイス
300 3×3行列
310 一次元(1−D)ルックアップテーブル
320 表示デバイス
330 白色点変換コンポーネント
340 全領域圧縮変換コンポーネント

Claims (56)

  1. 少なくとも1つのソースデバイスから、少なくとも1つのデスティネーションデバイスに移すためにデバイス非依存色データを受け取るステップと、
    前記少なくとも1つのソースデバイスと前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスの間の少なくとも1つの色特性の差異を表すデバイスリンクプロファイルを生成するステップと、
    色管理システムの少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフするステップと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数を呼び出して、前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスのデスティネーションデバイス依存色値を生成するステップと
    を含むことを特徴とする色管理を実現する方法。
  2. 前記スプーフするステップは、少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記スプーフすることは、toCIEXYZ関数およびfromCIEXYZ関数のうち少なくとも1つをスプーフすることを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記スプーフするステップは、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数に、前記デバイスリンクプロファイルを提供することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つのソースデバイスおよび前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスは、コンピューティングデバイスおよびソフトウェアオブジェクトのうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 第2の色管理システムの少なくとも1つの関数を呼び出すことをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2の色管理システムの少なくとも1つの関数を呼び出すことは、色管理モジュール(CMM)を呼び出すことを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記デバイス非依存色データは、標準色空間(sRGB)データ、標準拡張色空間(scRGB)データ、国際色コンソーシアム(ICC)プロファイルデータ、およびシアン/マゼンダ/イエロー/ブラック(CMYK)データのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記デバイス非依存色データは、scRGB、RIMM RGB(EK/PIMA)、ROMM RGB(EK/PIMA)、およびesRGB(HP/PIMA)色データのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 符号付浮動小数点数を符号なし短整数に変換することをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記呼び出して生成するステップは、前記デバイスリンクプロファイル中の3つの1−Dルックアップテーブル(LUTs)により色調圧縮を提供することを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記スプーフするステップは、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフして、デバイス依存色値をCIEXYZ値に変換するステップと、
    (1)前記デバイスリンクプロファイル中の3×3行列および1−Dルックアップテーブル(LUTs)を利用して、特定の出力デバイスをキャラクタライズすることと、(2)前記デバイスリンクプロファイルの前記3×3行列を識別行列に設定して、前記デバイスリンクプロファイルの1−Dルックアップテーブルを識別ルックアップテーブルに設定することのうち1つを実行するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記方法が逆に実施されて、その代わりにデバイス依存色値をデパイス非依存値に変換し、かつ、前記スプーフするステップは、アプリケーションプログラミングインタフェースのtoCIEXYZ関数をスプーフすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記スプーフするステップは、プロトコルデフォルトで供給する前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数へのポインタを、ICC互換性色管理モジュールを呼び出すカスタム関数へと置き換えることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 請求項1の制御可能テクスチャサンプリングを提供することを特徴とする、オペレーティングシステム、ドライバコード、アプリケーションプログラミングインタフェース、ツールキット、およびコプロセッシングデバイスのうち少なくとも1つ。
  16. 請求項1に記載の方法を実施するためのコンピュータ実行可能命令を搬送することを特徴とする変調データ信号。
  17. 請求項1に記載の方法を実施するための手段を備えることを特徴とするコンピューティングデバイス。
  18. ある方法を実施するためのコンピュータ実行可能命令を記憶した色管理を実現するためのコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
    少なくとも1つのソースデバイスから、少なくとも1つのデスティネーションデバイスに移すためにデバイス非依存色データを受け取るステップと、
    前記少なくとも1つのソースデバイスと前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスの間の少なくとも1つの色特性の差異を表すデバイスリンクプロファイルを生成するステップと、
    色管理システムの少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフするステップと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数を呼び出して、前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスのデスティネーションデバイス依存色値を生成するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  19. 前記スプーフするステップは、少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフすることを含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  20. 前記スプーフすることは、toCIEXYZ関数およびfromCIEXYZ関数のうち少なくとも1つをスプーフすることを含むことを特徴とする請求項19に記載のコンピュータ可読媒体。
  21. 前記スプーフするステップは、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数に、前記デバイスリンクプロファイルを提供することを含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  22. 前記少なくとも1つのソースデバイスおよび前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスは、コンピューティングデバイスおよびソフトウェアオブジェクトのうち少なくとも1つを備えること特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  23. 第2の色管理システムの少なくとも1つの関数を呼び出すことをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  24. 前記第2の色管理システムの少なくとも1つの関数を呼び出すことは、色管理モジュール(CMM)を呼び出すことを含むことを特徴とする請求項23に記載のコンピュータ可読媒体。
  25. 前記デバイス非依存色データは、標準色空間(sRGB)データ、標準拡張色空間(scRGB)データ、国際色コンソーシアム(ICC)プロファイルデータ、およびシアン/マゼンダ/イエロー/ブラック(CMYK)データのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  26. 前記デバイス非依存色データは、scRGB、RIMM RGB(EK/PIMA)、ROMM RGB(EK/PIMA)、およびesRGB(HP/PIMA)色データのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  27. 符号付浮動小数点数を符号なし短整数に変換することをさらに含むことを特徴とする請求項26に記載のコンピュータ可読媒体。
  28. 前記呼び出して生成するステップは、前記デバイスリンクプロファイル中の3つの1−Dルックアップテーブル(LUTs)により色調圧縮を提供することを含むことを特徴とする請求項26に記載のコンピュータ可読媒体。
  29. 前記スプーフするステップは、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフして、デバイス依存色値をCIEXYZ値に変換するステップと、
    (1)前記デバイスリンクプロファイル中の3×3行列および1−Dルックアップテーブル(LUTs)を利用して、特定の出力デバイスをキャラクタライズすることと、(2)前記デバイスリンクプロファイルの前記3×3行列を識別行列に設定して、前記デバイスリンクプロファイルの1−Dルックアップテーブルを識別ルックアップテーブルに設定することのうち1つを実行するステップと
    を含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  30. 前記方法の動作は逆に行われて、その代わりにデバイス依存色値をデバイス非依存値に変換し、かつ、前記スプーフするステップは、アプリケーションプログラミングインタフェースのtoCIEXYZ関数をスプーフすることを含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  31. 前記スプーフするステップは、プロトコルデフォルトで供給する前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数へのポインタを、ICC互換性色管理モジュールを呼び出すカスタム関数へと置き換えることを含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  32. 色管理と関連して使用するためのコンピューティングデバイスであって、
    少なくとも1つのソースデバイスから、少なくとも1つのデスティネーションデバイスに移すためにデバイス非依存色データを受け取る入力コンポーネントと、
    前記少なくとも1つのソースデバイスと前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスの間の少なくとも1つの色特性の差異を表すデバイスリンクプロファイルを生成する処理コンポーネントと、
    色管理システムの少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフするスプーフコンポーネントと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数を呼び出して、前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスのデスティネーションデバイス依存色値を生成する出力コンポーネントと
    を備えることを特徴とするコンピューティングデバイス。
  33. 前記スプーフコンポーネントは、少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフすることを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  34. 前記スプーフコンポーネントは、toCIEXYZ関数およびfromCIEXYZ関数のうち少なくとも1つをスプーフすることを特徴とする請求項33に記載のコンピューティングデバイス。
  35. 前記スプーフコンポーネントは、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数に、前記デバイスリンクプロファイルを提供することを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  36. 前記少なくとも1つのソースデバイスおよび前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスは、コンピューティングデバイスおよびソフトウェアオブジェクトのうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  37. 第2の色管理システムの少なくとも1つの関数を呼び出す呼び出しコンポーネントをさらに備えることを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  38. 第2の色管理システムの少なくとも1つの関数を呼び出す前記呼び出しコンポーネントは、色管理モジュール(CMM)を呼び出すことを含むことを特徴とする請求項37に記載のコンピューティングデバイス。
  39. 前記デバイス非依存色データは、標準色空間(sRGB)データ、標準拡張色空間(scRGB)データ、国際色コンソーシアム(ICC)プロファイルデータ、およびシアン/マゼンダ/イエロー/ブラック(CMYK)データのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  40. 前記デバイス非依存色データは、scRGB、RIMM RGB(EK/PIMA)、ROMM RGB(EK/PIMA)、およびesRGB(HP/PIMA)色データのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  41. 符号付浮動小数点数を符号なし短整数に変換する変換コンポーネントをさらに備えることを特徴とする請求項40に記載のコンピューティングデバイス。
  42. 前記呼び出して生成するコンポーネントは、前記デバイスリンクプロファイル中の3つの1−Dルックアップテーブル(LUTs)により色調圧縮を提供することを特徴とする請求項40に記載のコンピューティングデバイス。
  43. 前記スプーフコンポーネントは、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフして、デバイス依存色値をCIEXYZ値に変換すること、および、(1)前記デバイスリンクプロファイル中の3×3行列および1−Dルックアップテーブル(LUTs)を利用して、特定の出力デバイスをキャラクタライズすることと、(2)前記デバイスリンクプロファイルの3×3行列を識別行列に設定して、前記デバイスリンクプロファイルの1−Dルックアップテーブルを識別ルックアップテーブルに設定することのうち1つを行うことを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  44. 前記各コンポーネントの動作は逆に行われて、その代わりに、前記各コンポーネントは、デバイス依存色値をデバイス依存値に変換し、前記スプーフコンポーネントは、アプリケーションプログラミングインタフェースのtoCIEXYZ関数をスプーフすることを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  45. 前記スプーフコンポーネントは、プロトコルデフォルトで供給する前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数へのポインタを、ICC互換性色管理モジュールを呼び出すカスタム関数へと置き換えることを特徴とする請求項32に記載のコンピューティングデバイス。
  46. 色管理を実現する方法であって、
    少なくとも1つのソースデバイスから、少なくとも1つのデスティネーションデバイスに移すためにデバイス非依存色データを受け取るステップと、
    前記少なくとも1つのソースデバイスと前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスの間の少なくとも1つの色特性の差異を表すデバイスリンクプロファイルを生成するステップと、
    少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフするステップと、
    前記少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数を呼び出して、前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスのデスティネーションデバイス依存色値を生成するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  47. 前記スプーフするステップは、toCIEXYZ関数およびfromCIEXYZ関数のうち少なくとも1つをスプーフすることを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
  48. 前記スプーフするステップは、少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数に、前記デバイスリンクプロファイルを提供することを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
  49. 色管理モジュール(CMM)システムの少なくとも1つの関数を呼び出すことをさらに含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
  50. 前記スプーフするステップは、
    前記少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフして、デバイス依存色値をCIEXYZ値に変換するステップと、
    (1)前記デバイスリンクプロファイル中の3×3行列および1−Dルックアップテーブル(LUTs)を利用して、特定の出力デバイスのキャラクタライズすることと、(2)前記デバイスリンクプロファイルの前記3×3行列を識別行列に設定して、前記デバイスリンクプロファイルの1−Dルックアップテーブルを識別ルックアップテーブルに設定することのうち1つを実行するステップと
    を含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
  51. 前記方法は逆に実施されて、その代わりにデバイス依存色値をデバイス依存値に変換し、かつ、前記スプーフするステップは、X11アプリケーションプログラミングインタフェースのtoCIEXYZ関数をスプーフすることを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
  52. 前記スプーフするステップは、プロトコルデフォルトで供給する前記少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数へのポインタを、カスタム関数へと置き換えるステップを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
  53. コンピュータ実行可能命令を含む複数のコンピュータ実行可能モジュールを記憶した色管理を実現するための少なくとも1つのコンピュータ可読媒体であって、前記モジュールが、
    少なくとも1つのソースデバイスから、少なくとも1つのデスティネーションデバイスに移すためにデバイス非依存色データを受け取るための手段と、
    前記少なくとも1つのソースデバイスと前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスの間の少なくとも1つの色特性の差異を表すデバイスリンクプロファイルを生成するための手段と、
    色管理システムの少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフするための手段と、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数を呼び出して、前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスのデスティネーションデバイス依存色値を生成するための手段と
    を備えることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  54. 前記スプーフするための手段は、少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフすることを特徴とする、請求項53に記載の少なくとも1つのコンピュータ可読媒体。
  55. 色管理と関連して使用するためのコンピューティングデバイスであって、
    少なくとも1つのソースデバイスから、少なくとも1つのデスティネーションデバイスに移すためにデバイス非依存色データを受け取るための手段と、
    前記少なくとも1つのソースデバイスと前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスの間の少なくとも1つの色特性の差異を表すデバイスリンクプロファイルを生成するための手段と、
    色管理システムの少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフするための手段と、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインタフェース関数を呼び出して、前記少なくとも1つのデスティネーションデバイスのデスティネーションデバイス依存色値を生成するための手段と
    を備えることを特徴とするコンピューティングデバイス。
  56. 前記スプーフするための手段は、少なくとも1つのX11アプリケーションプログラミングインタフェース関数をスプーフすることを特徴とする請求項55に記載のコンピューティングデバイス。
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