JP2004031133A - 燃料電池およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐熱性に優れた燃料電池を提供する。また、より部品点数が少なく組み立て容易で、かつ、形状の自由度が大きい燃料電池を提供する。
【解決手段】多孔質セラミックス基板100に、酸素を還元する酸素極11と、燃料を酸化する燃料極12と、酸素極と燃料極との間に配置されるイオン伝導部10とを形成する。また、セラミックス基板100には、酸素と燃料とを隔離するガスバリア領域15を形成する。さらに、セラミックス基板100には、酸素極11におけるイオン伝導部10の反対側に酸素が供給される酸素供給領域13を形成し、燃料極12におけるイオン伝導部10の反対側に燃料が供給される燃料供給領域14を形成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水素と酸素との電気化学反応により電力を発生させる燃料電池およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型の燃料電池、特に携帯機器向けに研究開発されている小型の燃料電池として、固体高分子電解質膜を用いた直接メタノール方式燃料電池や純水素方式燃料電池が数多く提案されている。このような燃料電池は、例えば特開2001−6700号公報や特開2000−268836号公報に記載されているように、固体高分子電解質膜や触媒層などをシート状に積層して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の燃料電池では、構成要素である固体高分子膜が膜状部材であることから耐熱性が低く、燃料電池にとって有利な高温領域での動作が不可能となっている。また、上記構成の燃料電池は、多くの部品からなり、煩雑な組み立てを必要とする。特に複数の燃料電池セルを積層してスタック化する場合には、それぞれの部品を精度よく積み重ねた上で、強固に接続する必要がある。さらに、形状の自由度が低いといった問題点もある。
【0004】
本発明は、上記点に鑑み、耐熱性に優れた燃料電池を提供することを目的とする。また、より部品点数が少なく組み立て容易で、かつ、形状の自由度が大きい燃料電池を提供することを他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、多孔質のセラミックス基板(100)に形成されたイオン伝導部(10)と、イオン伝導部に隣接するように配置された、酸素を還元する酸素極(11)と、イオン伝導部における酸素極の反対側に隣接するように配置された、燃料を酸化する燃料極(12)とを備えることを特徴としている。
【0006】
このような構成により、イオン伝導部に備えられたイオン伝導材は高温環境下でもセラミックス基板内に保持されるため、燃料電池の耐熱温度はイオン伝導材の変質温度に支配されることとなる。従って、燃料電池の耐熱性を向上させることができ、燃料電池にとって有利な高温領域での動作が可能となる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明のように、同一のセラミックス基板にイオン伝導部に加えて酸素極および燃料極も形成することができる。さらに、請求項3に記載の発明のように、同一のセラミックス基板に酸素と燃料とを隔離するガスバリア領域(15)を形成することができる。このような構成によれば、燃料電池を構成する部品点数を少なくすることができ、より簡単な工程で製造することができる。
【0008】
また、請求項4に記載の発明のように、セラミックス基板には、酸素極におけるイオン伝導部の反対側に酸素が供給される酸素供給領域が形成され、燃料極におけるイオン伝導部の反対側に燃料が供給される燃料供給領域が形成することができる。
【0009】
また、請求項5に記載の発明では、セラミックス基板内には、少なくともイオン伝導部、酸素極および燃料極を含んだ燃料電池セルが複数形成されていることを特徴としている。これにより、燃料電池の構成の自由度を飛躍的に向上させることができる。
【0010】
また、請求項6に記載の発明では、複数の燃料電池セルは、燃料供給領域を囲むように配置されていることを特徴としている。これにより、燃料供給領域を容易に隔離することができるとともに、セラミックス基板の外周部を酸素供給領域とすることができる。
【0011】
また、請求項7に記載の発明では、セラミックス基板は、複数枚が積層されて用いられることを特徴としている。この場合、セラミックス基板自身が多孔質であるため、積層する際に接着剤等を用いれば、強固な接着強度を容易に得ることができる。また、このようにセラミックス基板に形成された燃料電池を積層する際には、高い精度を要求されることなく、容易にスタック化することができる。
【0012】
また、請求項8に記載の発明は燃料電池の製造方法であって、多孔質のセラミックス基板(100)を用意する工程と、セラミックス基板にイオン伝導部(10)を形成する工程と、セラミックス基板において、イオン伝導部に隣接するように酸素を還元する酸素極(11)を形成する工程と、セラミックス基板において、イオン伝導部における酸素極の反対側に隣接するように燃料を酸化する燃料極(12)を形成する工程とを備えることを特徴としている。
【0013】
これにより、多孔質セラミックスの構造体として用いた燃料電池を形成することができる。
【0014】
また、請求項9に記載の発明のように、セラミックス基板を構成する多孔質セラミックス材料を押出成型により成型することができる。
【0015】
また、請求項10に記載の発明のように、多孔質セラミックス材料に多孔化用の有機物を混入することで、焼結時に有機物が焼失し、多孔質のセラミックス基板を得ることができる。
【0016】
また、請求項11に記載の発明のように、酸素極を形成する工程および燃料極を形成する工程において、酸素極および燃料極を、セラミックス基板の空孔に触媒を担持した導電材料を充填することにより形成することができる。
【0017】
また、請求項12に記載の発明のように、酸素極を形成する工程および燃料極を形成する工程は、セラミックス基板を用意する工程中で行われ、多孔質セラミックス材料における酸素極および燃料極が形成される領域に混入される有機物は、表面に触媒を担持しておき、さらに有機物の表面が露出するように金属膜で被覆しておくことができる。これによっても、酸素極および燃料極を形成することができる。
【0018】
また、請求項13に記載の発明のように、イオン伝導部を形成する工程では、イオン伝導部はセラミックス基板の空孔にイオン伝導材を充填することで形成することができる。
【0019】
また、請求項14に記載の発明では、セラミックス基板は中空部(103)を有しており、イオン伝導部を形成する工程では、イオン伝導部は、中空部にイオン伝導材を充填することにより形成されることを特徴としている。これにより、充填によりイオン伝導領域を形成する場合より、燃料電池の反応面積を増大させることができる。
【0020】
また、請求項15に記載の発明では、酸素と燃料とを隔離するガスバリア領域(15)を形成する工程を備えることを特徴としている。
【0021】
また、請求項16に記載の発明のように、ガスバリア領域は、セラミックス基板の空孔に絶縁性物質を充填することにより形成することができる。
【0022】
また、請求項17に記載の発明のように、ガスバリア領域を形成する工程はセラミックス基板を用意する工程中で行われ、多孔質セラミックス材料と、ガスバリア領域を構成する絶縁性セラミックス材料とを共押し出しにより一体成型されることを特徴としている。これにより、ガスバリア領域を独立して行う必要が無くなる。
【0023】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した燃料電池の第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本第1実施形態の燃料電池1の構成を示す平面図とA−A断面図である。図1に示す燃料電池1は単電池セル(燃料電池セル)である。
【0025】
図1に示すように、燃料電池1は絶縁性の多孔質セラミックス基板100を構造体として用いている。本第1実施形態では、ミクロンサイズ(10μm程度)の空孔を有する多孔質セラミックス基板100を用いている。セラミックス基板100には、イオン伝導領域(イオン伝導部)10、触媒集電領域11、12、空気供給領域13、水素供給領域14、ガスバリア領域15、電極領域16、17が形成されている。
【0026】
イオン伝導領域10は、セラミックス基板100の中央付近において、セラミックス基板100の一面側から他面側に到達するように形成されている。イオン伝導領域10には、水素イオン(プロトン)や酸素イオンを通過させることができるイオン伝導材が充填されている。本第1実施形態のイオン伝導材は、プロトンを通過させるとともに反応ガス(酸素と水素)を通過させないプロトン伝導材であり、例えばナフィオン(デュポン社製)をゲル化したナフィオンゲル、あるいはイオン伝導性の無機水和物ゲル(例えば12−タングストリン酸)を用いることができる。
【0027】
触媒集電領域11、12は、イオン伝導領域10を挟み込むように形成されている。触媒集電領域11、12は、空気に含まれる酸素を還元する酸素極(正極)11と、燃料(水素)を酸化する水素極(負極)12を構成している。これらは、燃料電池1の電極を構成する。イオン伝導部10に隣接するように酸素極11が配置され、イオン伝導部10における酸素極11の反対側に隣接するように燃料極12が配置されている。触媒集電領域11、12もイオン伝導領域10と同様に、セラミックス基板100の一面側から他面側に到達するように形成されている。
【0028】
触媒集電領域11、12では、触媒(例えば白金)を担持した触媒担持炭素材料(導電材料)とイオン伝導材とが、セラミックス基板100の空孔の内壁に担持されている。炭素材料としては例えばカーボンブラックあるいは活性炭を用いることができ、イオン伝導材としてはイオン伝導領域10と同じプロトン導電材を用いることができる。触媒集電領域11、12では、触媒担持炭素とプロトン導電材でセラミック基板100の空孔が完全には塞がっておらず、空気と燃料としての水素が通過する空隙が確保されている。
【0029】
空気供給領域13、水素供給領域14は、触媒集電領域11、12の両外側に形成されている。空気供給領域13、水素供給領域14はともに、空孔が形成されたセラミックスからなり、反応ガスが通過可能に構成されている。
【0030】
空気供給領域13は、酸素極領域11におけるイオン伝導領域10の反対側に形成されている。空気供給領域13には酸素を含んだ空気が供給され、この空気は酸素極11に供給される。本第1実施形態では、空気は大気中から空気供給領域13に自然吸入される。
【0031】
燃料供給領域14は、燃料極12におけるイオン伝導領域10の反対側に形成されている。燃料供給領域14には、図示しない水素供給装置から燃料として水素が供給され、この水素は燃料極12に供給される。水素供給装置としては、例えば高圧水素タンク、改質装置等を用いることができる。
【0032】
ガスバリア領域15は、イオン伝導領域10と触媒集電領域11、12の両端部に形成されている。ガスバリア領域15は、空気供給領域13に供給される酸素と燃料供給領域14に供給される水素とが直接反応しないように、酸素と水素とを隔離するように構成されている。また、触媒集電領域11、12間を電気的に遮断している。ガスバリア領域15もイオン伝導領域10と同様に、セラミックス基板100の一面側から他面側に到達するように形成されている。ガスバリア領域15には、ガスを透過しない絶縁性物質が充填されている。
【0033】
電極領域16、17は燃料電池1で発電した電力を取り出す引出電極として構成され、触媒集電領域11、12の表面に形成されている。この電極領域16、17は、可能な限り大きな面積とすることで、電気抵抗成分を小さくして効果的に集電できる。
【0034】
上記構成の燃料電池1は、空気供給領域13に空気(酸素)が供給され、燃料供給領域14に水素が供給されることにより、酸素極および燃料極では以下の化学反応が起こる。
(酸素極)2H+1/2O+2e→H
(燃料極)H→2H+2e
燃料極では水素燃料が水素イオンと電子に分離し、水素イオンはイオン伝導領域10を通過して酸素極に移動する。酸素極では酸素、電子、水素イオンが反応して水が生成する。これにより、電気エネルギが発生する。
【0035】
以下、上記構成の燃料電池1の製造方法を図2〜図4に基づいて説明する。図2は、本第1実施形態の燃料電池1の製造工程を示す工程図である。
〔図2(a)に示す工程〕
まず、多孔質のセラミックス基板100を作製する。例えば、絶縁性セラミックス粉末とミクロンサイズの有機物を混合し、成型、乾燥後に焼結する。絶縁性セラミックス粉末としては例えばコージェライトを用いることができ、ミクロンサイズの有機物としては例えばスチレンビーズを用いることができる。スチレンビーズは焼結時に焼失するため、スチレンビーズが存在していた箇所に空孔が形成される。これにより、空孔を有する多孔質セラミックス基板100を作製することができる。
【0036】
次に、空気と燃料を分離する領域にガスバリア領域15を形成する。ガスバリア領域15には絶縁性の物質、例えばシリカ等の絶縁性セラミックスあるいは高分子材料(例えばポリイミド)を充填する。セラミックス基板100内部に絶縁性物質を充填する方法としては、ノズルにより描画する方法やスクリーンを用いて印刷する方法を用いることができる。
【0037】
図3、図4は、セラミックス基板100に所望の物質を充填する充填装置20の概略断面構成を示している。図3はノズル22を用いた例であり、図4はスクリーン24を用いた例である。
【0038】
図3、図4に示すように、充填装置20には、ノズル22あるいはスクリーン24と対向する位置に吸引口23が設けられており、下方に設置された図示しない吸引装置(例えばポンプ)により、多孔質支持体21を介してセラミックス基板100全面を吸引可能に構成されている。
【0039】
図3の例では、充填装置20の多孔質支持体21上に配置されたセラミックス基板100に、ノズル21から絶縁性物質が所定パターンに描画される。吸引口22より吸引しながらノズル21でセラミックス基板100表面に充填物質を供給する。このように、下方より吸引を行うことで、充填時に充填物質が横方向にはみ出して、境界でにじみが発生することを防止できる。
【0040】
セラミックス基板100に充填物質を所望のパターンで充填するには、ノズル21の位置を固定して基板100を移動させればよい。あるいは逆に、ノズル21と吸入口22をセラミックス基板100と平行に移動させてもよい。
【0041】
また、図4の例では、充填装置20の多孔質支持体21上に配置されたセラミックス基板100に、スクリーン24を用いたスクリーン印刷により絶縁性物質が所定パターンに印刷される。スクリーン印刷の場合には、印刷と吸引を同時に行うとセラミックス基板100の下方まで充填することが難しいので、印刷→吸引→印刷→吸引を繰り返しながら必要な領域を形成する。
〔図2(b)に示す工程〕
次に、上記絶縁物質を乾燥後、イオン伝導領域10を形成する。イオン伝導領域10は、一対のガスバリア領域15を結ぶようにセラミックス基板100にプロトン伝導材を充填して形成する。イオン伝導領域10に充填するプロトン伝導材としては、セラミックス基板100に充填可能で、かつ、セラミックス基板100の空孔に保持可能な粘度を有していることが必要である。本第1実施形態では、上述のナフィオンゲルを用いている。プロトン伝導材の充填方法は、上記ガスバリア領域15の絶縁物質の充填方法と同様である。
〔図2(c)に示す工程〕
次に、イオン伝導領域10を挟み込むように、イオン伝導領域10の両側面に触媒集電領域11、12を形成する。触媒集電領域11、12には、白金を担持した炭素材料(カーボンブラックや活性炭)とプロトン伝導材の混合材料を充填する。触媒担持炭素材料とプロトン伝導材の混合材料は、セラミック基板100の空孔内壁に担持すればよいので、例えばアルコール(メタノール、エタノール)からなる溶媒にて希釈した上で充填する。
【0042】
充填方法は、上記ガスバリア領域15等と同様であるが、混合材料溶液は流動性が高いため、触媒集電領域11、12の周囲に低温で揮発して流動除去可能な保護材を充填しておく。保護材としてはパラフィンのようなロウ材料を用いることができる。保護材の充填方法も上記ガスバリア領域15等と同様である。保護材は、混合材料充填後、加熱してセラミックス基板100から除去する。
【0043】
触媒集電領域11、12を形成する際、触媒集電領域11、12の両外側には何も充填しない領域を確保しておく。これにより、空気供給領域13および燃料供給領域14が形成される。
〔図2(d)に示す工程〕
次に、触媒集電領域11、12上に電極領域16、17を形成する。電極領域16、17は、スクリーン印刷によりパターニングして形成することができる。電極領域16、17には、通常スクリーン印刷に用いられる伝導性ペーストを用いることができる。
【0044】
電極領域16、17形成後、セラミックス基板100の各領域に残留している溶媒の除去や密着性の改善のために熱処理を施す。この熱処理は、プロトン伝導材の特性が変化してしまう変質温度以下で行えばよい。
【0045】
以上の工程で図1に示した燃料電池1を完成することができる。このような構成により、イオン伝導材は高温環境下でもセラミックス基板100内に保持される。このため、燃料電池1の耐熱温度はイオン伝導材の変質温度に支配されることとなる。従って、燃料電池1の耐熱性を向上させることができ、燃料電池1にとって有利な高温領域での動作が可能となる。これにより、燃料電池1の発電効率を向上させることができる。特に、イオン伝導材として耐熱性の高い無機酸化物系のイオン伝導材を用いれば、さらに耐熱性を向上させることができる。
【0046】
また、水素を生成する改質装置は、改質反応のために高温に加熱する必要がある。特に改質原料としてガソリン等を用いる場合に顕著である。本第1実施形態の燃料電池1の構成であれば耐熱性が高いため、改質装置と同じ高温環境下に設置することが可能となる。このことは、これらを搭載スペースの限られた車両に搭載する際に有利である。
【0047】
さらに、本第1実施形態の燃料電池1の構成によれば、部品点数を少なくすることができ、より簡単な工程で製造することができる。
【0048】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5、図6に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0049】
図5、図6は、本第2実施形態の燃料電池1の平面図である。本第2実施形態の燃料電池1は、セラミックス基板100上にイオン伝導材10と一対の触媒集電領域11、12を含んで構成される単電池セル(燃料電池セル)を複数形成したものである。それぞれの単電池セルは直列接続あるいは並列接続することができる。図5に示す例では4個の単電池セルを直列接続し、図6に示す例では6個の単電池セルを直列接続している。
【0050】
各単電池セルは、上記第1実施形態と同様の工程でセラミックス基板100に形成することができる。この際、各単電池セルは燃料供給領域14を取り囲むように形成されている。空気供給領域13は、セラミックス基板100の外周部に形成される。各単電池セルの間にはガスバリア領域15が形成されている。隣り合う単電池セルは、ガスバリア領域15を介して電気的に接続されており、所定の単電池セルの酸素極11上に形成された共通電極領域40は、隣り合う単電池セルの燃料極領域12上に形成された共通電極領域40と接続されている。
【0051】
上記構成の燃料電池1では、セラミックス基板100の外周部に形成された空気供給領域13に空気が供給され、セラミックス基板100の中央部に形成された燃料供給領域14に水素が供給されることにより、各単電池セルで発電し、電力を得ることができる。
【0052】
このような構成によれば、セラミックス基板100に複数の単電池セルを任意に配置することができ、構成の自由度が飛躍的に増す。また、各単電池セルで燃料供給領域14を取り囲むことで、容易に燃料供給領域の隔離を行うことができる。また、セラミックス基板100の外周部を空気供給領域13とすることで、効果的な酸素供給領域を形成できる。
【0053】
さらに、図6に示すように、隣り合う単電池セルの間隔を小さくして各単電池セルを配置することで、ガスバリア領域15を小さくすることができる。
【0054】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図7に基づいて説明する。上記各実施形態と同様の部分は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0055】
図7は、本第3実施形態の燃料電池積層体2の斜視図である。本第3実施形態の燃料電池積層体2は、上記第2実施形態の燃料電池1を複数積層して構成したものである。積層する燃料電池1の数は任意に設定できる。それぞれの燃料電池は、直列接続あるいは並列接続する。
【0056】
個々の燃料電池1は接着剤で互いに固定される。接着剤は、少なくとも燃料電池1の燃料供給部14を除いた部分に塗布する。セラミックス基板100自身が多孔質であるため、強固な接着強度を容易に得ることができる。各燃料電池1を接合する接着剤は、空気供給領域13に供給される酸素と燃料供給領域14に供給される水素とが直接接触するのを防ぐガスシールとしても機能する。また、このようにセラミックス基板100に形成された燃料電池1を積層する際には、高い精度を要求されることなく、容易にスタック化することができる。
【0057】
燃料電池積層体2の両端(最上面および最下面)は、燃料供給部14のガスシールのため、例えばガス透過性のないセラミックス基板200、201を積層する。最上面のセラミックス基板200には、燃料供給用のポート30を設ける。また、最下面のセラミックス基板201には、燃料パージ用のポートを必要に応じて設ける。
【0058】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図8に基づいて説明する。上記各実施形態と同様の部分は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0059】
上記第1実施形態の燃料電池1の製造方法では、セラミックス基板100に充填によりイオン伝導領域10、触媒集電領域11、12を形成した。しかしながら、充填ではイオン伝導材等をセラミックス多孔体内部に深く浸透させることが難しいため、燃料電池1の反応面積を大きくすることが困難である。そこで、本第4実施形態では、燃料電池1の反応面積を増大させることのできる製造方法を提供する。
【0060】
以下、本第4実施形態の燃料電池1の製造方法を図8の製造工程図に基づいて説明する。
〔図8(a)に示す工程〕
まず、セラミックス基板100を作製する。本第4実施形態では、2種類のセラミックス材料を用いた共押し出しにより、必要な長さを持つ中空形状の押し出し成型体を形成する。セラミックス材料としては、多孔質セラミックス材料と絶縁性セラミックス材料を用いる。多孔質セラミックス材料は、セラミックス材料に燃焼により除去可能な有機物を混合したものである。絶縁性セラミックス材料は、焼結後、ガスシール性を有するものであればよく、多孔質セラミックス材料との親和性、熱膨張率、粘性、焼結時の収縮率等を考慮して選定する。
【0061】
絶縁性セラミックス材料が多孔質セラミックス材料の両端に位置し、かつ、中空部が形成されるように押し出し成型を行う。押し出し成型体を乾燥焼結することで、多孔質セラミックス部101、絶縁性セラミックス部102、中空部103を有するセラミックス基板100を作製することができる。絶縁性セラミックス部102が、ガスバリア領域15を構成する。
〔図8(b)に示す工程〕
次に、多孔質セラミックス部101に触媒集電領域11、12を形成する。白金を添加したカーボンブラック溶液にセラミックス基板100を浸漬することにより、触媒集電領域11、12を形成することができる。あるいは無電解メッキにより、多孔質セラミックス部101の空孔内壁に触媒金属である白金をメッキすることによっても、触媒集電領域11、12を形成することができる。メッキの場合には、絶縁性セラミックス部102に付着しないようにするために、例えば絶縁性セラミックス部102に保護膜を形成したり、あるいは疎水性の絶縁性セラミックスを採用する。
【0062】
また、多孔質セラミックス材料に予め混入する有機物の表面に、予め触媒を担持し、さらにその上からメッキ等により金属膜(例えばニッケル)を有機物表面が露出するように被覆しておくことで、乾燥焼結の完了時に触媒集電領域11、12を形成することも可能である。
〔図8(c)に示す工程〕
次に、中空部103にプロトン伝導材を充填して、プロトン伝導領域10を形成する。プロトン伝導材は、中空部103に押し込み注入すればよく、注入時に反対側から吸引を行ってもよい。
〔図8(d)に示す工程〕
次に、触媒集電領域11、12上に電極領域16、17を形成する。電極領域16、17の形成は、例えばスクリーン印刷やマスク蒸着により行うことができる。電極領域16、17は、接触抵抗を小さくするために面積をできるだけ大きくする必要があるとともに、触媒集電領域11、12に対するガス供給領域を確保する必要がある。このため、本第4実施形態では、電極領域16、17を櫛歯状に形成している。
【0063】
以上の工程により、本第4実施形態の燃料電池1を完成することができる。これにより、イオン伝導領域10を、イオン伝導方向に薄く、イオン伝導方向の直交方向長さを長く形成して、反応面積を増大させることができる。これにより、燃料電池1の出力密度を大きくすることが可能となる。
【0064】
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、イオン伝導領域10は水素イオンが移動するプロトン伝導領域として構成したが、これに限らず、酸素イオンが移動する酸素イオン伝導領域として構成することもできる。
【0065】
また、上記第4実施形態では、2種の異なるセラミックス材料を共押し出ししてセラミックス基板100を成型したが、これに限らず、多孔質セラミックス材料のみを用いてセラミックス基板100を成型してもよい。この場合には、ガスバリア領域15が形成される領域に、上記第1実施形態と同様に絶縁性セラミックスあるいはポリイミドといった絶縁性材料を充填すればよい。その後は、上記第4実施形態と同様の工程で燃料電池1を製造する。
【0066】
また、上記第4実施形態において、多孔質セラミックス材料と絶縁性セラミックス材料に同じセラミックス材料を用いることで、共押し出しの条件設定を簡単にすることができる。この場合、多孔質セラミックス材料に混入する有機物には触媒や金属を担持しないものを用いる。共押し出しによりセラミックス基板100を成型した後は、絶縁性材料を充填してガスバリア領域15を形成する。その後は、上記第4実施形態と同様の工程で燃料電池1を製造する。
【0067】
また、上記各実施形態では、同一の多孔質セラミックス基板100内にイオン伝導領域10、触媒集電領域11、12、ガスバリア領域15等を形成したが、燃料電池の構成要素のうち少なくともイオン伝導領域10を多孔質セラミックス基板100に形成することで、耐熱性の高い燃料電池を提供することができる。この場合には、他の構成要素は別部材にて構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の燃料電池の構成を示す平面図およびA−A断面図である。
【図2】第1実施形態の燃料電池の製造工程を示す工程図である。
【図3】セラミックス基板に充填物を充填する充填装置の断面図である。
【図4】セラミックス基板に充填物を充填する充填装置の断面図である。
【図5】第2実施形態の燃料電池の平面図である。
【図6】第2実施形態の燃料電池の平面図である。
【図7】第3実施形態の燃料電池積層体の斜視図である。
【図8】第4実施形態の燃料電池の製造工程を示す工程図である。
【符号の説明】
1…燃料電池、10…イオン伝導領域(イオン伝導部)、11、12…触媒集電領域(酸素極、燃料極)、13…空気供給領域、14…燃料供給領域、15…ガスバリア領域、16、17…電極領域、100…セラミックス基板。

Claims (17)

  1. 多孔質のセラミックス基板(100)に形成されたイオン伝導部(10)と、
    前記イオン伝導部に隣接するように配置された、酸素を還元する酸素極(11)と、
    前記イオン伝導部における前記酸素極の反対側に隣接するように配置された、燃料を酸化する燃料極(12)とを備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記酸素極および前記燃料極は、前記セラミックス基板に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記セラミックス基板には、前記酸素と前記燃料とを隔離するガスバリア領域(15)が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記セラミックス基板には、前記酸素極における前記イオン伝導部の反対側に酸素が供給される酸素供給領域が形成され、前記燃料極における前記イオン伝導部の反対側に燃料が供給される燃料供給領域が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料電池。
  5. 前記セラミックス基板内には、少なくとも前記イオン伝導部、前記酸素極および前記燃料極を含んで構成される燃料電池セルが複数形成されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の燃料電池。
  6. 前記複数の燃料電池セルは、前記燃料供給領域を囲むように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池。
  7. 前記セラミックス基板は、複数枚が積層されて用いられることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の燃料電池。
  8. 多孔質のセラミックス基板(100)を用意する工程と、
    前記セラミックス基板にイオン伝導部(10)を形成する工程と、
    前記セラミックス基板において、前記イオン伝導部に隣接するように酸素を還元する酸素極(11)を形成する工程と、
    前記セラミックス基板において、前記イオン伝導部における前記酸素極の反対側に隣接するように燃料を酸化する燃料極(12)を形成する工程とを備えることを特徴とする燃料電池の製造方法。
  9. 前記セラミックス基板を用意する工程では、前記セラミックス基板を構成する多孔質セラミックス材料が押出成型により成型されることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池の製造方法。
  10. 前記多孔質セラミックス材料には、多孔化用の有機物が混入されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の燃料電池の製造方法。
  11. 前記酸素極を形成する工程および前記燃料極を形成する工程では、前記酸素極および前記燃料極は、前記セラミックス基板の空孔に触媒を担持した導電材料を充填することにより形成されることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つに記載の燃料電池の製造方法。
  12. 前記酸素極を形成する工程および前記燃料極を形成する工程は、前記セラミックス基板を用意する工程中で行われ、
    前記多孔質セラミックス材料における前記酸素極および前記燃料極が形成される領域に混入される前記有機物は、表面に触媒が担持されているとともに、さらに前記有機物の表面が露出するように金属膜で被覆されていることを特徴とする請求項10に記載の燃料電池の製造方法。
  13. 前記イオン伝導部を形成する工程では、前記イオン伝導部は、前記セラミックス基板の空孔にイオン伝導材を充填することにより形成されることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1つに記載の燃料電池の製造方法。
  14. 前記セラミックス基板は中空部(103)を有しており、前記イオン伝導部を形成する工程では、前記イオン伝導部は、前記中空部にイオン伝導材を充填することにより形成されることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1つに記載の燃料電池の製造方法。
  15. 前記酸素と前記燃料とを隔離するガスバリア領域(15)を形成する工程を備えることを特徴とする請求項8ないし14のいずれか1つに記載の燃料電池の製造方法。
  16. 前記ガスバリア領域を形成する工程では、前記ガスバリア領域は、前記セラミックス基板の空孔に絶縁性物質を充填することにより形成されることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池の製造方法。
  17. 前記ガスバリア領域を形成する工程は、前記前記セラミックス基板を用意する工程中で行われ、前記多孔質セラミックス材料と、前記ガスバリア領域を構成する絶縁性セラミックス材料とを共押し出しにより一体成型されることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池の製造方法。
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