JP2004030684A - 情報処理システムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に、交通情報を収集することができるようにする。
【解決手段】携帯電話1は、例えば、複数の基地局から電波を受信することで、自分自身の位置を検出するとともに、自分自身が所定の地点に到達したか否かを判定し、その地点に到達したとき、その地点の位置情報および到達した時刻などを、管理装置2に送信する。管理装置2は、携帯電話1から送信された位置情報や到達時刻に基づいて、携帯電話1の移動速度を算出する。すなわち、携帯電話1から送信されてきた各種情報に基づいて、交通情報を取得することができる。本発明は、交通情報システムに適用することができる。
【選択図】図1

Description

 本発明は、情報処理システムおよび情報処理装置に関し、特に、移動通信端末を利用して、交通情報を取得することができるようにした情報処理システムおよび情報処理装置に関する。
 交通情報としての、例えば、所定の道路における車両速度、走行時間、または交通量などは、従来においては、例えば、道路脇に設置された各種センサーにより、検知されるようになされていた。
 また、交通情報としての、出発地点(例えば、東京都内の所定地点)から目的地点(例えば、観光地で有名な所定の地点)までの所要時間などは、ドライバへのアンケート調査で得られていた。
 しかしながら、このような従来の方法では、より多くの交通情報を得ようとする場合、センサー等を増設したり、またより多くのアンケート調査を行う必要があり、手間やコストがかかる課題があった。
 本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、携帯電話やPHSなどの移動通信端末を利用することで、簡単に、交通情報を得ることができるようにするものである。
 本発明の第1の情報処理装置は、1台以上の移動体に携帯された携帯通信端末を、交通情報収集に必要な期間においてのみ識別できる識別情報を生成する生成手段と、2カ所以上の所定の地点に携帯通信端末が到達したときの到達時刻、または2個以上の所定の時刻における携帯通信端末の到達位置を、識別情報に基づいて収集する収集手段と、収集手段により収集された到達時刻または到達位置と、生成手段により生成された識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶手段と、識別情報と対応付けられて記憶部に記憶されている到達時刻または到達位置に基づいて、移動体の移動状態を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
 識別情報は、ランダムに発生した数値を含むものとすることができる。
 移動状態は、移動体の移動時間、または移動速度とすることができる。
 検出手段は、識別情報と対応付けられて記憶部に記憶されている到達時刻または到達位置、並びに移動状態として検出した移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間または時間帯の空間速度または所要時間を算出することができる。
 生成手段は、所定のタイミングで、携帯通信端末に記憶された識別情報の消去を、携帯通信端末に対して指示することができる。
 本発明の第1の情報処理装置においては、1台以上の移動体に携帯された携帯通信端末を、交通情報収集に必要な期間においてのみ識別できる識別情報が生成され、2カ所以上の所定の地点に携帯通信端末が到達したときの到達時刻、または2個以上の所定の時刻における携帯通信端末の到達位置が、識別情報に基づいて収集され、収集された到達時刻または到達位置と、生成手段により生成された識別情報とが対応付けて記憶部に記憶され、識別情報と対応付けられて記憶部に記憶されている到達時刻または到達位置に基づいて、移動体の移動状態が検出される。
 本発明の第1の情報処理システムは、携帯通信端末が、管理装置から送信されてきた計測地点または計測時刻を受信する第1の受信手段と、計測地点に携帯通信端末が到達したときの到達時刻を取得し、または計測時刻における携帯通信端末の到達位置を取得する取得手段と、取得手段により取得された到達時刻または到達位置を、管理装置に送信する第1の送信手段とを備え、管理装置が、任意の計測地点または計測時刻を、携帯通信端末に送信する第2の送信手段と、携帯通信端末の第1の送信手段により送信されてきた到達時刻または到達位置を受信する第2の受信手段と、第2の受信手段により受信された到達時刻または到達位置に基づいて、移動体の移動速度または移動時間を算出する第1の算出手段と、第2の受信手段により受信された到達時刻または到達位置、並びに第1の算出手段により算出された移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間または時間帯の空間速度または所要時間を算出する第2の算出手段とを備えることを特徴とする。
 管理装置は、携帯通信端末を、所定の期間において識別する識別情報を生成する生成手段と、第2の受信手段により受信された到達時刻または到達位置と、生成手段により生成された識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶手段とをさらに設け、第1の算出手段には、識別情報と対応付けられて記憶部に記憶されている到達時刻または到達位置に基づいて、移動速度または移動時間を算出させることができる。
 本発明の第1の情報処理システムにおいては、携帯通信端末で、管理装置から送信されてきた計測地点または計測時刻が受信され、計測地点に携帯通信端末が到達したときの到達時刻が取得され、または計測時刻における携帯通信端末の到達位置が取得され、取得された到達時刻または到達位置が、管理装置に送信され、管理装置で、任意の計測地点または計測時刻が、携帯通信端末に送信され、携帯通信端末から送信されてきた到達時刻または到達位置が受信され、受信された到達時刻または到達位置に基づいて、移動体の移動速度または移動時間が算出され、受信された到達時刻または到達位置、並びに算出された移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間または時間帯の空間速度または所要時間が算される。
 本発明の第2の情報処理装置は、計測地点または計測時刻を、携帯通信端末に送信する送信手段と、携帯通信端末から送信されてきた、計測地点に携帯通信端末が到達したときの到達時刻、または計測時刻における携帯通信端末の到達位置を受信する受信手段と、受信手段により受信された到達時刻または到達位置に基づいて、移動体の移動速度または移動時間を算出する第1の算出手段と、受信手段により受信された到達時刻または到達位置、並びに第1の算出手段により算出された移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間または時間帯の空間速度または所要時間を算出する第2の算出手段とを備えることを特徴とする。
 本発明の第2の情報処理装置においては、計測地点または計測時刻が、携帯通信端末に送信され、携帯通信端末から送信されてきた、計測地点に携帯通信端末が到達したときの到達時刻、または計測時刻における携帯通信端末の到達位置が受信され、受信された到達時刻または到達位置に基づいて、移動体の移動速度または移動時間が算出され、受信された到達時刻または到達位置、並びに算出された移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間または時間帯の空間速度または所要時間が算出される。
 本発明の第2の情報処理システムは、携帯通信端末が、交通情報を収集するための操作がなされたとき、携帯通信端末の位置を取得する取得手段と、取得手段により取得された位置情報を管理装置に送信する送信手段とを備え、管理装置が、携帯通信端末の送信手段により送信されてきた位置情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された位置情報に基づいて、位置情報により示される位置間の移動体の移動状態を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
 移動状態は、起終点情報または位置間の移動時間とすることができる。
 携帯通信端末を、所定の期間において識別する識別情報を生成する生成手段と、受信手段により受信された位置情報と、生成手段により生成された識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶手段とをさらに設け、検出手段には、識別情報と対応付けられて記憶部に記憶されている位置情報に基づいて、移動状態を検出させることができる。
 本発明の第2の情報処理システムにおいては、携帯通信端末で、交通情報を収集するための操作がなされたとき、携帯通信端末の位置が取得され、取得された位置情報が管理装置に送信され、管理装置で、携帯通信端末から送信されてきた位置情報が受信され、受信された位置情報に基づいて、位置情報により示される位置間の移動体の移動状態が検出される。
 第1乃至第4の本発明によれば、例えば、容易に交通情報を収集することができる。
 図1は、本発明を提供した交通情報収集システムの利用例を示している。このシステムは、例えば、走行する自動車内に携帯された携帯電話1、および携帯電話1と、交通情報収集のための通信を行う管理装置2から構成されている。
 携帯電話1は、例えば、複数の基地局から電波を受信することで、受信した電波の受信時間差に基づいて、自分自身の位置を検出するとともに、自分自身が所定の地点に到達したか否かを判定し、その地点に到達したとき、その地点の位置情報(例えば、経度と緯度に対応した座標データ)および到達した時刻などを、管理装置2に送信する。なお、基地局は、人工衛星などでも、電話回線の通信局などでも良い。
 管理装置2は、携帯電話1から送信された位置情報や到達時刻(以下、個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、地点情報と称する)に基づいて、携帯電話1の移動速度を、それが携帯されている自動車の車両速度として算出する。
 また、管理装置2は、携帯電話1から送信されてきた地点情報を、自動車の出発地点および目的地点のものとして利用し、例えば、出発地点と目的地点間の、所要時間を算出する。
 すなわち、このように、携帯電話1から送信されてきた各種情報に基づいて(携帯電話1のユーザの協力により)、交通情報を取得することができる。
 なお、図1には、1台の携帯電話1のみが示されているが、実際は、複数の携帯電話1が存在し、管理装置2は、それらから送信されてきた地点情報に基づいて、それぞれの移動速度を算出したり、出発地点と目的地点の所要時間などを算出する。
 図2は、携帯電話1の構成例を示している。なお、図2には、このシステムを利用するために必要な構成のみが示されており、携帯電話としての機能を実現する他の構成の図示は、省略されている。
 入力部12は、例えば、携帯電話1の操作面に設けられた一般情報収集ボタンAおよび起終点情報収集ボタンB(共に図示せず)を有しており、それらがユーザにより操作されたとき、その操作に対応する信号を処理部11に出力する。
 一般情報収集ボタンAは、携帯電話1の移動速度(車両速度)を算出するための情報(2地点の位置情報と到達時刻)を、管理装置2に送信する場合に操作されるボタンである。起終点情報収集ボタンBは、出発地点から目的地点までの所要時間などを算出するための情報(出発地点と目的地点の位置情報と到達時刻)を、管理装置2に送信する場合に操作されるボタンである。
 記憶部13は、処理部11を介して供給される、管理装置2から送信されたシステムID(後述)を記憶する。
 位置検出部14は、携帯電話1の位置を検出する。通信部15は、アンテナ16を介して、管理装置2と通信する。
 処理部11は、各部を制御し、一般情報収集ボタンAまたは起終点情報収集ボタンBの操作に対応する処理を実行する。なお、処理部11が実行するこれらの処理については、後述する。
 図3は、管理装置2の構成例を示している。
 入力部22は、キーボード等から構成され、管理装置2の管理者による操作に対応する信号を、処理部21に出力する。
 記憶部23は、処理部21から供給される、システムID(後述)および携帯電話1から送信されてきた地点情報を記憶する。通信部24は、アンテナ25を介して、携帯電話1と通信する。
 次に、携帯電話1の一般情報収集ボタンAが操作された場合の処理部11の動作を、図4のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS1において、携帯電話1の一般情報収集ボタンAが操作され、その操作に対応する信号が、入力部12から処理部11に入力されると、ステップS2において、処理部11は、システムIDを取得する処理を実行する。ここでの処理の詳細は後述するが、この処理を実行することで、処理部11は、携帯電話1を識別するために利用されるシステムIDの他、第1の計測地点と第2の計測地点の位置情報を取得する。第1の計測地点および第2の計測地点は、自動車が通過する所定の地点であり、第1の計測地点は、自動車の走行方向に対して、第2の計測地点より手前にある地点である。すなわち、自動車は、第1の計測地点に先に到達した後、第2の計測地点に到達する。
 次に、ステップS3において、処理部11は、位置検出部14を制御して、携帯電話1の位置を検出する処理を開始させ、ステップS4において、検出させた携帯電話1の位置により、携帯電話1(自動車)が、ステップS2で取得した第1の計測地点に到達したか否かを判定し、到達したと判定した場合、ステップS5に進む。なお、ここでの位置検出処理の詳細は、後述する。
 ステップS5において、処理部11は、ステップS2で取得したシステムIDおよび第1の計測地点の位置情報、並びにステップS4で、第1の計測地点に到達したと判定した時刻(到達時刻)を、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。すなわち、システムIDと第1の計測地点に関する地点情報(位置情報と到達時刻)が、管理装置2に送信される。
 次に、ステップS6において、処理部11は、ステップS3で開始させた位置検出処理により検出された携帯電話1の位置(現在の位置)に基づいて、携帯電話1が、第2の計測地点に到達したか否かを判定し、到達したと判定した場合、ステップS7に進む。
 ステップS7において、処理部11は、ステップS2で取得したシステムIDおよび第2の計測地点の位置情報、並びにステップS6で、第2の計測地点の到達時刻を、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。すなわち、システムIDと第2の計測地点に関する地点情報(位置情報および到達時刻)が、管理装置2に送信される。
 その後、処理は終了する。
 次に、図4のステップS2の処理(システムID取得処理)の詳細を、図5のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS11において、処理部11は、記憶部13から、以前に実行されたシステムID取得処理で記憶されたシステムIDを削除する。
 次に、ステップS12において、処理部11は、通信部15およびアンテナ16を介して、システムIDを要求する信号(以下、システムID要求信号と称する)を管理装置2に送信する。
 ステップS13において、処理部11は、通信部15により、管理装置2からの所定の番号(ランダムな数値で、以下において、第1のランダム番号と称する)が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS14に進む。
 ステップS14において、処理部11は、ランダムな数値を、第2のランダム番号として生成し、それを、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。
 次に、ステップS15において、処理部11は、通信部15により、管理装置2からのシステムID(第1のランダム番号と第2のランダム番号が合成されて生成されたID)、並びに第1の計測地点および第2の計測地点の位置情報が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS16に進み、それらを、記憶部13に記憶させる。
 ステップS17において、処理部11は、ステップS16で、記憶部13に記憶させたシステムID(ステップS15で受信されたシステムID)を、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。
 その後、処理は終了し、図4のステップS3に進む。
 次に、上述したシステムID取得処理に対応する処理(システムID付与処理)を実行する場合の管理装置2の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS21において、管理装置2の処理部21は、通信部24により、システムID要求信号が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS22に進み、第1のランダム番号を生成し、システムID要求信号の送信元である携帯電話1に送信する。携帯電話1は、管理装置2から送信された第1のランダム番号を受信する(図5のステップS13)。
 次に、ステップS23において、通信部24により、ステップS21で受信されたシステムID要求信号の送信元である携帯電話1から送信された第2のランダム番号(図5のステップS14)が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS24に進む。一方、受信されていないと判定された場合(例えば、第1のランダム番号を送信してから、所定の時間経過しても受信されない場合)、ステップS22に戻る。
 ステップS24において、処理部21は、ステップS22で生成した第1のランダム番号と、ステップS23で受信された第2のランダム番号を、所定の規則に基づいて合成し、システムIDを生成する。次に、ステップS25において、処理部21は、通信部24およびアンテナ25を介して、生成したシステムID、並びに第1の計測地点および第2の計測地点の位置情報を、携帯電話1に対して送信する。携帯電話1は、管理装置2から送信されたシステムID、並びに第1の計測地点および第2の計測地点の位置情報を受信する(図5のステップS15)。
 次に、ステップS26において、処理部21は、通信部24により、携帯電話1からの、ステップS25で送信されたシステムIDと同じID(図5のステップS17)が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS27に進む。
 ステップS27において、処理部21は、ステップS26で受信されたシステムID(ステップS24で生成したシステムID)を、記憶部23に記憶させる。その後、ステップS21に戻り、処理部21は、それ以降の処理を繰り返し実行する。
 ステップS26で、システムIDが受信されていないと判定された場合(例えば、システムIDを送信してから、所定の時間経過しても受信されない場合)、ステップS27の処理はスキップされ、ステップS21に戻る。すなわち、この場合、ステップS25で送信したシステムIDが携帯電話1により受信されなかったものとして、このシステムIDは、記憶部23に記憶されない。
 このように携帯電話1を識別するために利用されたシステムIDを、ランダムの数値を含むものとし(図6のステップS24)、所定のタイミングで消去するようにしたので(図5のステップS11)、例えば、携帯電話1のユーザは、プライバシー侵害を恐れることなく、地点情報を提供することができる。
 次に、図4のステップS3で開始される携帯電話1の位置検出処理を、図7のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS31において、携帯電話1の位置検出部14は、通信部15およびアンテナ16を介して、複数の基地局からの電波を受信する。
 次に、ステップS32において、位置検出部14は、受信した電波に示される、電波の送信元である基地局の位置情報および電波の受信時刻に基づいて、携帯電話1の位置を算出する。その後、位置検出部14は、ステップS31に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
 次に、携帯電話1から送信されてきた、システムID、並びに第1の計測地点または第2の計測地点の地点情報(位置情報と到達時刻)(図4のステップS5,S7)を受信した場合の管理装置2の動作を、図8のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS41において、管理装置2の処理部21は、通信部24により、システムIDおよび地点情報が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS42に進む。
 ステップS42において、処理部21は、受信されたシステムIDと同じIDを、記憶部23に記憶されているシステムID(図6のステップS27で記憶されたシステムID)から検出するとともに、受信された第1の計測地点および第2の計測地点の地点情報を、そのシステムIDに対応させて記憶させる。
 図9は、記憶部23に記憶されたシステムIDおよび地点情報を示している。このように、図6のステップS27で記憶されたシステムIDに対応して、図8のステップS41で受信された第1の計測地点および第2の計測地点の地点情報(位置情報および到達時刻)が記憶される。また、図9の例の場合、それぞれ対応して記憶されているシステムIDおよび地点情報には、管理番号i(=1,2,・・・)が、記憶順に与えられる。
 以上においては、第1の計測地点および第2の計測地点が、管理装置2から供給されたそれらの位置情報(図6のステップS25)により特定される場合を例として説明したが、携帯電話1側で任意で決定するようにしたり、また道路毎に、予め決めておくようにすることもできる。また、時間を基準として、計測地点を決定するようにすることができる。
 次に、時間を基準として、計測地点を決定する場合の携帯電話1の動作を、図10のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS51において、携帯電話1の一般情報収集ボタンAが操作され、その操作に対応する信号が、入力部12から処理部11に入力されると、ステップS52において、処理部11は、システムIDを取得する処理を実行する。ここでの処理の詳細は後述するが、この処理を実行することで、処理部11は、携帯電話1を識別するために利用されるシステムIDの他、第1の時刻と第2の時刻の時刻情報を取得する。なお、第2の時刻は、第1の時刻より後の時刻である。
 次に、ステップS53において、処理部11は、内蔵する時計を参照し、現在の時刻が、第1の時刻になるまで待機し、第1の時刻になったとき、ステップS54に進む。
 ステップS54において、処理部11は、位置検出部14を制御して、第1の時刻における携帯電話1の位置(第1の計測地点の位置)を検出させる。なお、ここでの位置検出処理および後述するステップS57での位置検出処理は、図7のフローチャートを参照して説明した場合と同様であるので、その説明は省略する。
 ステップS55において、処理部11は、第1の計測地点に関する地点情報(位置情報と第1の時刻)およびシステムIDを、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。
 次に、ステップS56において、処理部11は、内蔵する時計を参照し、現在の時刻が、第2の時刻になるまで待機し、第2の時刻になったとき、ステップS57に進む。
 ステップS57において、処理部11は、位置検出部14を制御して、第2の時刻における携帯電話1の位置(第2の計測地点の位置)を検出させ、ステップS58において、第2の計測地点に関する地点情報およびシステムIDを、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。
 その後、処理は終了する。なお、携帯電話1から送信されてきた、システムID、並びに第1の計測地点または第2の計測地点の地点情報(図10のステップS55,S58)を受信した場合の管理装置2の動作は、図8のフローチャートを参照して説明した場合と同様であるので、その説明は省略する。
 次に、図10のステップS52の処理(システムID取得処理)の詳細を、図11のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS61乃至ステップS64、およびステップS67においては、図5のステップS11乃至ステップS14、およびステップS17の場合と同様の処理が実行されるので、その説明は省略する。
 ステップS65において、携帯電話1の処理部11は、通信部15により、管理装置2からのシステムID(第1のランダム番号と第2のランダム番号が合成されて生成されたID)、並びに第1の時刻および第2の時刻の時刻情報が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS66に進み、それらを、記憶部13に記憶させる。
 次に、図11のフローチャートで示したシステムID取得処理に対応する処理(システムID付与処理)を実行する場合の管理装置2の動作を、図12のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS71乃至ステップS74、およびステップS76,S77においては、図6のステップS21乃至ステップS24、およびステップS26,S27の場合と同様の処理が行われるので、その説明は省略する。
 ステップS75において、管理装置2の処理部21は、通信部24およびアンテナ25を介して、生成したシステムID、並びに第1の時刻および第2の時刻の時刻情報を、携帯電話1に対して送信する。携帯電話1は、管理装置2から送信されたシステムID、並びに第1の時刻および第2の時刻の時刻情報を受信する(図11のステップS65)。
 次に、第1の計測地点および第2の計測地点の地点情報を利用して、携帯電話1の移動速度(車両速度)を算出する処理を実行する場合の管理装置2の動作を、図13のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでの第1の計測地点および第2の計測地点は、管理装置2により特定されたものとする(図6)。
 ステップS81において、管理装置2の処理部21は、管理番号iをカウントするカウンタiに、値1を初期設定する。
 ステップS82において、処理部21は、記憶部23から、カウンタiの値の管理番号が与えられた第1の計測地点の位置情報および到達時刻を読み出し、ステップS83において、同じ管理番号が与えられた、第2の計測地点の位置情報および到達時刻を読み出す。
 次に、ステップS84において、処理部21は、読み出した、第1の計測地点の位置情報および到達時刻、並びに第2の計測地点の位置情報および到達時刻に基づいて、車両速度を算出する。
 例えば、式(1)が演算されて、車両速度が算出される。なお、式中、座標(x1,y1)は、第1の計測地点の位置情報であり、座標(x2,y2)は、第2の計測地点の位置情報である。また、t1は、第1の計測地点への到達時刻であり、t2は、第2の計測地点への到達時刻である。
Figure 2004030684
                              ・・・・(1)
 次に、ステップS85において、処理部21は、カウンタiの値が、記憶部23に記憶された、システムIDおよび地点情報に与えられた管理番号の最大の番号Nより大きいか否かを判定し、大きくないと判定した場合、ステップS86に進み、カウンタiの値を1だけインクリメントして、ステップS82に戻る。すなわち、記憶部23に記憶されている地点情報の全てに基づいて、それぞれの車両速度が算出されるまで、ステップS82乃至ステップS86の処理が繰り返し実行される。
 ステップS85で、カウンタiの値がNより大きいと判定された場合、ステップS87に進み、処理部21は、ステップS84で算出した車両速度の全てを、図14に示すように、システムIDに対応させて、記憶部23に記憶させる。その後、処理は終了する。
 時間を基準として、第1の計測地点および第2の計測地点の地点情報が決定される場合も、図13のフローチャートに示す処理と同様の処理により、携帯電話1の移動速度が算出されるが、この場合、ステップS82に相当する処理で、第1の計測地点の位置情報と第1の時刻が読み出され、ステップS83に相当する処理で、第2の計測地点の位置情報と第2の時刻が読み出される。
 なお、以上においては、車両速度が算出されたが、例えば、式(1)の分母の値、すなわち、第1の計測地点と第2の計測地点の通過時間を、交通状況を表す1つの指数とすることもできる。
 次に、上述したように算出された車両速度を利用して、空間速度を算出する場合の管理装置2の動作を説明する。
 空間速度とは、道路の所定の区間での、そこを通過した複数の自動車の車両速度の平均値であり、その区間における交通状況を表す指数として利用される。
 例えば、図15の例では、計測地点Aおよび計測地点Bで示される区間を走行したm台の自動車1乃至自動車mそれぞれの車両速度の平均値が、その区間の空間速度とされる。
 この空間速度を算出する場合の管理装置2の処理手順を、図16および図17のフローチャートを参照して説明する(2通りの処理手順を説明する)。
 はじめに、図16のフローチャートに示す処理手順について説明する。
 ステップS91において、管理装置2の処理部21は、例えば、管理者による、管理装置2の入力部22の操作に対応して、空間速度を算出する区間(図15の例では、計測地点Aから計測地点Bまでの区間)を決定する。
 次に、ステップS92において、処理部21は、記憶部23を参照して、ステップS91で決定した区間内にある第1の計測地点および第2の計測地点の位置情報に対応して記憶されている車両速度を、記憶部23から検出する。すなわち、その区間内を走行したときに算出された車両速度が検出される。
 ステップS93において、処理部21は、ステップS92で検出した車両速度の平均値を、空間速度として算出する。
 その後、処理は終了する。
 次に、図17のフローチャートに示す処理手順について説明する。
 ステップS101において、管理装置2の処理部21は、図16のステップS91の場合と同様に、例えば、管理者による、管理装置2の入力部22の操作に対応して、空間速度を算出する区間を決定する。
 次に、ステップS102において、処理部21は、例えば、管理者による、管理装置2の入力部22の操作に対応して、空間速度を算出する時間帯(例えば、午前10時から午前11までの時間帯)を決定し、さらに、ステップS103において、車両の走行方向(例えば、上り方向または下り方向)を決定する。
 ステップS104において、処理部21は、記憶部23を参照して、ステップS101で決定した区間内にある第1の計測地点および第2の計測地点の位置情報、ステップS102で決定した時間帯にある時刻(到達時刻、または第1の時刻若しくは第2の時刻)に対応して記憶され、さらにステップS103で決定された走行方向に該当する車両速度を、記憶部23から検出する。すなわち、決定された区間内、時間帯、および方向を走行したときに算出された車両速度が検出される。
 ステップS105において、処理部21は、ステップS104で検出した車両速度の平均値を、空間速度として算出する。
 その後、処理は終了する。
 このように、走行区間に加え、時間帯も決定して、空間速度を算出することより、その区間における、時間帯毎の空間速度の変化を知りことができる。また走行方向を限定することにより、上り車線または下り車線を走行する車両を区別することができる。
 以上においては、携帯電話1の一般情報収集ボタンAが操作された場合の携帯電話1および管理装置2の動作について説明したが、次に、携帯電話1の起終点情報収集ボタンBが操作された場合の携帯電話1および管理装置2の動作を説明する。
 はじめに、携帯電話1の動作を、図18のフローチャートを参照して説明する。
 ステップS111において、携帯電話1の起終点情報収集ボタンBに対して、例えば、それをオンする操作がされ、その操作に対応する信号が、入力部12から処理部11に入力されると、ステップS112に進む。例えば、携帯電話1のユーザ(ドライバ)は、出発地点(例えば、自宅前)で、起終点情報収集ボタンBをオンにする。
 ステップS112において、処理部11は、システムIDを取得する処理を開始する。このシステムID取得処理は、図4のステップS2と同様の処理が実行されるので、その説明は省略する。
 ステップS113において、処理部11は、位置検出部14を制御し、携帯電話1の現在位置(起終点情報収集ボタンBがオンされたときの携帯電話1の位置)を検出させ、ステップS114において、システムIDとともに、検出させた位置の位置情報および検出時刻を地点情報として、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。
 次に、ステップS115において、起終点情報収集ボタンBに対して、例えば、それをオフ(解除)する操作がされ、その操作に対応する信号が、入力部12から処理部11に入力されると、ステップS116に進む。例えば、ユーザは、目的地点に到着したときに、起終点情報収集ボタンBに対して、それをオフする操作を行う。
 ステップS116において、処理部11は、位置検出部14を制御し、携帯電話1の現在位置(起終点情報収集ボタンBがオフされたときの携帯電話1の位置)を検出させ、ステップS117において、システムIDとともに、検出させた位置の位置情報と検出時刻を地点情報として、通信部15およびアンテナ16を介して、管理装置2に送信する。
 その後、処理は終了する。
 次に、この場合の管理装置2の動作を説明する。
 管理装置2は、携帯電話1から送信されてきた、出発地点の地点情報(図18のステップS114)および目的地点の地点情報(図18のステップS117)を受信すると、図8を参照して説明したように、それらを記憶部23に記憶させる。なお、この場合、それらの地点情報は、出発地点のものまたは目的地点のものとして記憶される。
 管理装置2は、例えば、記憶した出発地点と目的地点の検出時刻の差を算出し、出発地点から目的地点までの所要時間を算出する。
 このようにして、出発地点から目的地点までの所要時間が算出される。
 以上のように、例えば、車両に携帯された携帯電話1から送信される地点情報を受信するようにしたので、容易に、交通情報を取得することができる。
 また、携帯電話1を識別するために利用されたシステムIDを、ランダムの数値を含むものとし(図6のステップS24)、所定のタイミングで消去するようにしたので(図5のステップS11)、携帯電話1のユーザは、プライバシー侵害を恐れることなく、地点情報を提供することができる。
 なお、以上においては、携帯電話1において一般情報収集ボタンAまたは起終点情報収集ボタンBが操作されたときに(図4のステップS1または図18のステップS111)、先に与えられたシステムIDが消去され(図5のステップS11)、その後、新たなシステムIDが付与される(図5のステップS15)場合を例として説明したが、システムIDが付与された後、所定の期間経過後(例えば、地点情報を受信した後(図8のステップS41)、すなわち交通情報収集に必要な期間後)、それが消去されるようにすることもできる。また、管理装置2が、システムIDの付与および消去のタイミングを制御するようにすることもできる。
 また、自動車(携帯電話1)が、所定の地域(例えば、都市部)に入ったときに、システムIDを付与し、その地域(都市部)から出たときにそれを消去するようにすることができる。このようにすることで、例えば、都市部を走行する自動車からの交通情報を、容易に管理することができる。
 また、以上においては、携帯電話1において、複数の基地局から電波を受信することで、携帯電話1の位置を検出する場合を例として説明したが、例えば、GPS機能を有する携帯電話の場合においては、その機能を利用して、自分の位置を検出することができる。
 また、以上においては、自動車に携帯電話1が携帯されている場合を例として説明したが、例えば、自動二輪車、自転車、または歩行する人に携帯されている場合においても、本発明を利用することができる。
 上述した一連の処理は、ハードウエアにより実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラムがコンピュータで実行されることより、上述した管理装置2が機能的に実現される。
 図19は、上述のような管理装置2として機能するコンピュータ101の一実施の形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)111にはバス115を介して入出力インタフェース116が接続されており、CPU111は、入出力インタフェース116を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力部118から指令が入力されると、例えば、ROM(Read Only Memory)112、ハードディスク114、またはドライブ120に装着される磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、若しくは半導体メモリ134などの記録媒体に格納されているプログラムを、RAM(Random Access Memory)113にロードして実行する。これにより、上述した各種の処理(例えば、図6,8,12,13,16、17のフローチャートにより示される処理)が行われる。さらに、CPU111は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース116を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部117に必要に応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク114やROM112に予め記憶しておき、コンピュータ101と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133,半導体メモリ134等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワーク等から通信部119を介してハードディスク114に提供することができる。
 なお、本明細書において、記録媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
 また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した交通情報収集システムの利用例を示す図である。 図1の携帯電話の構成例を示すブロック図である。 図1の管理装置の構成例を示すブロック図である。 一般情報収集ボタンAが操作された場合の携帯電話の動作を説明するフローチャートである。 図4のステップS2のシステムID取得処理を説明するフローチャートである。 システムID付与処理を実行する場合の管理装置の動作を説明するフローチャートである。 図4のステップS3の位置検出処理を説明するフローチャートである。 地点情報を受信した場合の管理装置の動作を説明するフローチャートである。 図1の管理装置の記憶部に記録されたシステムIDおよび地点情報を示す図である。 一般情報収集ボタンAが操作された場合の携帯電話の他の動作を説明するフローチャートである。 図10のステップS52のシステムID取得処理を説明するフローチャートである。 システムID付与処理を実行する場合の管理装置の他の動作を説明するフローチャートである。 車両速度算出処理を実行する場合の管理装置の動作を説明するフローチャートである。 図1の管理装置の記憶部に記録された車両速度を示す図である。 空間速度を説明する図である。 空間速度算出処理を実行する場合の管理装置の動作を説明するフローチャートである。 空間速度算出処理を実行する場合の管理装置の他の動作を説明するフローチャートである。 起終点情報収集処理を実行する場合の携帯電話の動作を説明するフローチャートである。 コンピュータ101の構成例を示す図である。

Claims (11)

  1.  1台以上の移動体に携帯された携帯通信端末を、交通情報収集に必要な期間においてのみ識別できる識別情報を生成する生成手段と、
     2カ所以上の所定の地点に前記携帯通信端末が到達したときの到達時刻、または2個以上の所定の時刻における前記携帯通信端末の到達位置を、前記識別情報に基づいて収集する収集手段と、
     前記収集手段により収集された前記到達時刻または到達位置と、前記生成手段により生成された前記識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶手段と、
     前記識別情報と対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記到達時刻または到達位置に基づいて、前記移動体の移動状態を検出する検出手段と
     を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2.  前記識別情報は、ランダムに発生した数値を含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記移動状態は、前記移動体の移動時間、または移動速度である
     ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4.  前記検出手段は、前記識別情報と対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記到達時刻または到達位置、並びに前記移動状態として検出した移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間または時間帯の空間速度または所要時間を算出する
     ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5.  前記生成手段は、所定のタイミングで、前記携帯通信端末に記憶された前記識別情報の消去を、前記携帯通信端末に対して指示する
     ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6.  1台以上の移動体に携帯された携帯通信端末、および前記携帯通信端末と無線で通信する管理装置からなる情報処理システムにおいて、
     前記携帯通信端末は、
      前記管理装置から送信されてきた計測地点または計測時刻を受信する第1の受信手段
     と、
      前記計測地点に前記携帯通信端末が到達したときの到達時刻を取得し、または前記計
     測時刻における前記携帯通信端末の到達位置を取得する取得手段と、
      前記取得手段により取得された前記到達時刻または到達位置を、前記管理装置に送信
     する第1の送信手段と
     を備え、
     前記管理装置は、
      任意の前記計測地点または計測時刻を、前記携帯通信端末に送信する第2の送信手段
     と、
      前記携帯通信端末の前記第1の送信手段により送信されてきた前記到達時刻または到
     達位置を受信する第2の受信手段と、
      前記第2の受信手段により受信された前記到達時刻または到達位置に基づいて、前記
     移動体の移動速度または移動時間を算出する第1の算出手段と、
      前記第2の受信手段により受信された前記到達時刻または到達位置、並びに前記第1
     の算出手段により算出された前記移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間また
     は時間帯の空間速度または所要時間を算出する第2の算出手段と
     を備えることを特徴とする情報処理システム。
  7.  前記管理装置は、
     前記携帯通信端末を、所定の期間において識別する識別情報を生成する生成手段と、
     前記第2の受信手段により受信された前記到達時刻または到達位置と、前記生成手段
     により生成された前記識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶手段と
     をさらに備え、
     前記第1の算出手段は、前記識別情報と対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記到達時刻または到達位置に基づいて、前記移動速度または移動時間を算出する
     ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8.  1台以上の移動体に携帯された携帯通信端末と通信する情報処理装置において、
     計測地点または計測時刻を、前記携帯通信端末に送信する送信手段と、
     前記携帯通信端末から送信されてきた、前記計測地点に前記携帯通信端末が到達したときの到達時刻、または前記計測時刻における前記携帯通信端末の到達位置を受信する受信手段と、
     前記受信手段により受信された前記到達時刻または到達位置に基づいて、前記移動体の移動速度または移動時間を算出する第1の算出手段と、
     前記受信手段により受信された前記到達時刻または到達位置、並びに前記第1の算出手段により算出された前記移動速度または移動時間に基づいて、任意の区間または時間帯の空間速度または所要時間を算出する第2の算出手段と
     を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9.  1台以上の移動体に携帯された携帯通信端末、および前記携帯通信端末と無線で通信する管理装置からなる情報処理システムにおいて、
     前記携帯通信端末は、
      交通情報を収集するための操作がなされたとき、前記携帯通信端末の位置を取得する
     取得手段と、
      前記取得手段により取得された位置情報を管理装置に送信する送信手段と
     を備え、
     前記管理装置は、
      前記携帯通信端末の前記送信手段により送信されてきた前記位置情報を受信する受信
     手段と、
      前記受信手段により受信された前記位置情報に基づいて、前記位置情報により示される位置間の前記移動体の移動状態を検出する検出手段と
     を備えることを特徴とする情報処理システム。
  10.  前記移動状態は、起終点情報または前記位置間の移動時間である
     ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  11.  前記携帯通信端末を、所定の期間において識別する識別情報を生成する生成手段と、
     前記受信手段により受信された前記位置情報と、前記生成手段により生成された前記識別情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶手段と
     をさらに備え、
     前記検出手段は、前記識別情報と対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記位置情報に基づいて、前記移動状態を検出する
     ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
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