JP2004030568A - ネットワーク上でプリンタドライバをインストールするシステム - Google Patents

Abstract

【課題】ネットワークに接続されたプリンタのプリンタドライバをインストールするシステムを提供する。
【解決手段】ネットワーク２００に接続されたプリンタ２２０〜２３０のプリンタドライバをネットワークに接続されたホストデバイス２１０にインストールするシステムは、プリンタ２３０のプリンタドライバと、ネットワークに接続されたホスト装置に配置されたインストーラを包含し、インストーラは、アクティブにされることに応答してプリンタの識別情報を聴取して、該プリンタの識別情報の受信に応じてプリンタドライバをホスト装置にインストールし、更に、各プリンタにはビーコンが配置され、ユーザの所望するプリンタへユーザが入力することに応答して、ビーコンはそのプリンタの識別情報をネットワークに同報通信する。
【選択図】　　　　　図６

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般にネットワーク・プリンタに関し、より具体的には、ネットワーク上のプリンタのプリンタドライバをそのネットワークに接続されたホストデバイスにインストールするシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ネットワーク環境で使用するように設計されたプリンタは、単純なデスクトップ・プリンタに比べ、より高い機能性を提供する。多くのプリント作業及びプリント後のオプション作業（丁合い、バインド、その他）を提供することに加え、ネットワーク・プリンタは、組み込み型プロセッサと、データ格納用のハードドライブと、ネットワーク上で通信するためのウェブサーバと、高度な管理ソフトウエアとを装備している場合が多い。例えば、あるゼロックス（登録商標）ブランドのネットワーク・プリンタにおいては、センターウェア・インターネット・サービス（ＣｅｎｔｅｒＷａｒｅ　Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｓｅｒｖｉｃｅ：商標）が、組み込み型のウェブサーバ及び管理ソフトウエアを提供する。プリンタがイントラネットのようなネットワークに物理的に接続されると、該プリンタは標準のウェブブラウザ（ネットスケープ６．０２やインターネットエクスプローラ５．０など）やウェブ対応の何らかのアプリケーションから直接管理できるようになる。この管理ソフトウエアによって、管理者はウェブブラウザやウェブ対応のアプリケーションからネットワークプリンタを監視したり、設定したり、トラブルシューティングすることができるようになる。この管理ソフトウエアはまた、製品情報、各種ソフトウエアドライバ、ヘルプデスク及びカスタマーサポートへのホットリンクも提供する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
プリンタがネットワーク上に物理的に接続されると、ネットワーク上のユーザは、プリンタにプリントジョブを送ることができるようにするために、プリンタドライバをインストールしなければならない。ネットワーク化されたプリンタ環境において、プリンタのインストールは厄介な作業である。インストール用プログラムの多くは、ユーザがインストールしようとしているプリンタの型式に適合する全てのプリンタをネットワーク上で検索する。ウェブサーバ及びハードディスクを内蔵したプリンタは、該プリンタに内蔵されたウェブサーバを介してプリンタドライバのインストーラへのアクセスを提供することができる。しかしながら、プリンタからインストーラ・プログラムが作動させられる時に、そのプログラムは自分がどのプリンタから作動させられているか分からないため、選択された型式の全てに亘るプリンタを依然として検索する。インストール用プログラムは、特定の型式に属する全てのプリンタのリストをユーザに提示する。そこでユーザはどのプリンタをインストールするのかを選択しなくてはならない。提示されたリストは、ＩＰアドレス又はネットワーク管理者によって作成された技術用語などのユーザにとって理解が容易でない情報を含むので、これはユーザにとって退屈なものとなる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による、プリンタドライバをインストールするためのシステムは、インストールするプリンタに関する情報と、該プリンタをユーザのホストデバイス（パーソナルコンピュータでもよい）にインストールするのに用いられるデータソース（例えばプリンタドライバ）を格納することにより、どのプリンタをインストールするのかという問題を不要にするものである。ユーザが、ウェブブラウザからネットワークプリンタに接続し、プリンタドライバ・インストーラを閲覧するときに、プリンタが、該プリンタの識別情報（アドレス及び／又は名称を含む）をユーザのコンピュータに格納する。プリンタドライバ・インストーラが立ち上がると、インストーラはユーザのコンピュータに格納されたデータを検索し、該データを利用して所望のプリンタを識別し、インストールする。
【０００５】
ネットワークに接続されたプリンタのプリンタドライバをインストールするシステムは、ネットワークに接続されたホストデバイス（例えばパーソナルコンピュータ）上で、プリンタ常駐のウェブサーバによって生成されたウェブページに表示されるインストール用プログラムにアクセスするためのリンクと、プリンタのプリンタドライバと、ネットワーク上で該プリンタを一意に識別し、リンクをアクティブにすることに応答してそのプリンタ固有の識別情報をホストデバイスに格納する識別子と、リンクをアクティブにすることとプリンタ固有の識別情報を受信することに応答して、ホストデバイスにプリンタドライバをインストールするインストーラとを含む。一実施形態においては、識別子は、プリンタのネットワーク上のアドレス及び／又は名称を含むプリンタ固有の識別情報をクッキーに書き込む。インストールするプリンタは、プリンタドライバを備えている場合もあるし、そうでない場合もある。インストールするプリンタのプリンタドライバが、ネットワークの他の場所、又はインターネットのような他のネットワークにある場合には、識別子はまた、そのプリンタドライバの場所（例えばアドレス及び／又は名称）もホストデバイスに格納する。
【０００６】
本発明の別の態様によるプリンタドライバをインストールするためのシステムは、ユーザが論理的な接続の代わりに物理的に接続できるようにすることによって、ネットワーク上に多数のプリンタがあることによる不確定さを払拭するものである。ユーザがプリンタドライバをインストールすべくユーザのホストデバイス上でインストーラ（そのホストデバイスにある）を実行すると、インストーラはネットワーク上でプリンタからの同報通信を聴取する（受取る）。ユーザは、自分がインストールしたいプリンタのところに行って、プリンタのフロントパネルからプリンタのインストール・コンポーネントをアクティブにするよう指示するのを促される。このプリンタ・コンポーネントは、入力（例えばユーザがプリンタのコントロールパネルのボタンを押すことなど）に応答してプリンタに関する所定の情報を同報通信するという、「ビーコン」の形態で実施する。ユーザがプリンタにおいてビーコンをアクティブにすると、プリンタが、そのネットワーク情報を同報通信する。この情報には、プリンタの型式名や識別用ネットワーク情報を含まれるのが好ましい。この情報は、プリンタの存在するサブネット（ネットワーク内の小ネットワーク）若しくはプリンタが認知する他のサブネットに属する全てのデバイスに同報通信される。同報通信された情報がホストデバイスで受信されると、ホストデバイス内のインストーラはどのプリンタを選択するのかを正確に認知し、インストールを自動的に続行する。ユーザがプリンタでビーコンをアクティブにすると、プリンタは、同報通信を送出することに加えて、ホストデバイスのインストーラがネットワーク上の全てのプリンタを検索して当該プリンタを識別する際に問い合わせすることができるように、内部メモリのフラグを切り替える。
【０００７】
本発明の別の実施形態によると、ネットワークに接続されたプリンタのプリンタドライバをインストールするシステムは、プリンタのプリンタドライバと、ネットワークに接続されたホストデバイスに配置され、作動に応答してプリンタの識別情報を受信し、該プリンタの識別情報の受信に応答してプリンタドライバをホストデバイスにインストールするインストーラと、プリンタに配置されて、入力に応答してプリンタの識別情報をネットワークに同報通信するビーコンとを含む。ビーコンは、プリンタに配置され、ファームウエアのネットワークコード領域のような、プリンタのファームウエアに格納されたソフトウエアとして実施することができる。ビーコンは、その接続に係るネットワークに使用されるＴＣＰ／ＩＰのような何らかのプロトコルを使用して、そのネットワークに情報を同報通信する。ホストデバイスへのインストーラのダウンロードはＣＤ−ＲＯＭのような記憶媒体から行ってもよいし、ネットワーク上の場所から行ってもよい。あるいは、インストーラはネットワーク上のウェブサーバ（他のプリンタ由来のものなど）により生成されたウェブページに張られたリンクを利用してダウンロードすることも可能である。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１を参照すると、ネットワークプリンタをインストールするためのシステムにより、ユーザがプリンタに内蔵されたウェブサーバを閲覧して、そのプリンタに合ったプリンタドライバをユーザのコンピュータに自動的にインストールすることが可能になる。図１において、イントラネットとするか又はインターネットとすることができるネットワーク１００に接続された、パーソナルコンピュータとすることができるデバイス１０のユーザが、ネットワーク１００に既に接続されているプリンタ２０をインストールすることを望むものとする。ここでのインストールとは、ユーザがユーザのホストデバイス１０からプリンタ２０にプリントジョブを送れるようになることを望むという意味である。そのためには、ユーザが、ホストデバイス１０にプリンタドライバをインストールしなければならない。
【０００９】
プリンタ２０は、例えば、ゼロックス・センターウエア・インターネット・サービス（Ｘｅｒｏｘ　ＣｅｎｔｅｒＷａｒｅ　Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｓｅｒｖｉｃｅ：商標）のような組み込み型のウェブサーバを含む形式のものである。しかし、標準的なウェブブラウザやウェブ仕様の何らかの管理用アプリケーションからプリンタを管理できるようにするものであれば、その他の組み込み型のウェブサーバを用いることもできる。ウェブサーバは、プリンタのファームウェアに組み込まれていてもよいし、プリンタがハードディスクを有している場合には、該ハードディスクに格納されていてもよい。ユーザは、インターネットエクスプローラやネットスケープなどの何らかの標準的なインターネットブラウザをデバイス１０上で立ち上げる。ユーザが、該ユーザのパーソナルコンピュータ又はワークステーションでプリンタのウェブページを閲覧する、すなわちユーザのブラウザがネットワーク上で所望のプリンタの位置を突き止める。これは、ＴＣＰ／ＩＰ接続のような何らかの標準的なネットワークプロトコルにより達成される。ＴＣＰ／ＩＰ接続は、ユーザのホストデバイス１０からネットワーク・ルータを介してプリンタ２０まで通すことができる。
【００１０】
ユーザのブラウザに、プリンタのウェブページ１２が表示される。プリンタのウェブページ１２の一例を図２に示す。プリンタのＩＰアドレスはアドレス２４に表示される。ユーザは、このウェブページからリンク２２＜Ｉｎｓｔａｌｌ　Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｄｒｉｖｅｒｓ＞を選択する。この選択は、プリンタドライバをインストールするためのハイパーテキスト・リンクをクリックすることによりなされる。
【００１１】
ユーザがリンク２２＜Ｉｎｓｔａｌｌ　Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｄｒｉｖｅｒｓ＞をクリックした時に表示されるウェブページの表示画面を図３に示す。このウェブページは、インストールする特定のプリンタを選択するようにユーザを促す。この場合は、２種類のフェイザー（Ｐｈａｓｅｒ）６２００ドライバ、即ち、リンク４２の＜Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｄｒｉｖｅｒ　Ｉｎｓｔａｌｌｅｒ＞とリンク４４の＜ＭａｃＩｎｔｏｓｈ　Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｄｒｉｖｅｒ　Ｉｎｓｔａｌｌｅｒ＞とが利用可能である。
【００１２】
ユーザがリンク４２＜Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｄｒｉｖｅｒ　Ｉｎｓｔａｌｌｅｒ＞をクリックすると、プリンタ２０が、そのウェブブラウザによって、該プリンタのＩＰアドレスをユーザのコンピュータに格納する。これは、プリンタ２０のファームウエアが、リンク２２＜Ｉｎｓｔａｌｌ　Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｄｒｉｖｅｒｓ＞をアクティブにすることに応答して、ユーザのホストデバイス１０にクッキーを書き込むことによりなされてもよい。クッキーはプリンタ２０のＩＰアドレスを含み、併せて他の情報を含んでいてもよい。例えば、プリンタ２０がプリンタドライバを備えていない場合には、インストーラが他の場所からプリンタドライバ（又は他のインストール用ファイル）を得る必要性が出てくる。プリンタ２０は、（例えばハードディスクを備えていない場合には）プリンタドライバを格納するのに充分なメモリを有していなかったり、もっと新しい最新版のプリンタドライバがリリースされているのにそれがプリンタ２０に入っていなかったりする。この場合、クッキーは、必要なプリンタドライバや他のインストール用ファイルのデータソースのアドレスを含んでいるのがよい。プリンタドライバと他のインストール情報は、プリンタ３０などの別のプリンタにあってもよいし、ネットワーク１００上（又はインターネットなどの別のネットワーク上）の別のウェブサイトにあってもよい。クッキーを受け取る際に、この情報もユーザのホストデバイス１０に格納されることになる。
【００１３】
プリンタ２０のＩＰアドレスがユーザのホストデバイス１０に格納されると、プリンタのウェブサーバが該ホストデバイス上でインストール用プログラムを実行する。図４に示したインストール用プログラム画面は、該インストール用プログラムが示す最初の画面である。この画面はプリンタ２０のＩＰアドレスを表示して、プリンタドライバをインストールするかどうかについてユーザに確認を求める。ユーザがインストールリンク（Ｉｎｓｔａｌｌ）５２をクリックすることにより確認すると、（もしそこにあれば）プリンタ２０から、又はプリンタドライバ・ファイルがある他の場所から、インストーラファイルがダウンロードされる。インストーラは、ドライバのデータソース・アドレスを用いて、データソースから正しいドライバファイルを自動的にダウンロードする。インストーラは、プリンタのアドレスを用いて、ユーザのホストデバイス１０に該プリンタをインストールする。正しく設定されたプリンタドライバがユーザのホストデバイスにインストールされると、図５に示すウェブページが表示される。このシステムによって、多数のプリンタがネットワーク接続されている環境におけるプリンタのインストール及び／又は選択が単純化される。
【００１４】
ある場合には、ユーザは、自分のブラウザに表示されたウェブページが本当に自分がインストールしようとしているプリンタのウェブページなのか、確信が持てない場合がある。別の実施形態においては、ネットワークに接続されたプリンタのプリンタドライバをインストールするシステムは、不明確なネットワーク接続プリンタの世界と、ユーザに馴染みのある（ユーザが自分のパーソナルコンピュータにデスクトッププリンタを直接接続するときのような）ＵＳＢプリンタやパラレルプリンタでの物理的な接続の世界との結び付きを与える。ネットワーク上の各プリンタは、アクティブにされると、ユーザのインストールしたいプリンタを識別する「ビーコン」を含んでいる。ホストデバイスがビーコンの同報通信を受信すると、インストーラがユーザのパーソナルコンピュータに正しいプリンタドライバをインストールする。「ビーコン」は、そのプリンタの表示パネル上の特別のメニューにアクセスすることによって、そのプリンタでアクティブにされる。ビーコンが起動（アクティブに）されると、プリンタがネットワーク上にデータパケットを同報通信する。このデータパケットは、どのプリンタがそれを送出したかをホストデバイスが認知してそのプリンタのインストールを進めることができるようにするのに十分な識別情報を含んでいる。
【００１５】
図６を参照すると、ユーザは、ホストデバイス２１０上の例えばインターネットエクスプローラやネットスケープなどの何らかの標準ブラウザを開くことによって、（例えばＣＤやホストデバイス自体のハードディスクなどの）記憶媒体上の場所、又はインターネット上の場所、或いはプリンタに内蔵されたウェブサーバからプリンタのインストーラ・プログラムを実行する。プリンタのウェブページからアクセスする場合には、必ずしもユーザがインストールしようとしているプリンタ自体のウェブページでなくてもよい。本発明の、この実施形態においては、ユーザは自分がインストールしようとするプリンタのネットワークアドレスや場所を知っている必要がない。ユーザは、プリンタ・インストーラを含むプリンタのウェブページをネットワーク２００上で閲覧する。このウェブページは、プリンタ２２０、２２２、２２４、２２６、２３０の何れによって提供されてもよい。プリンタのウェブページは、ユーザがホストデバイス２１０上で実行するインストーラへのリンクを含む。インストーラが実行を開始すると、該インストーラは、ユーザのホストデバイス２１０に今のところインストールされていないプリンタをネットワーク上で複数見つけたことを示す、図７に示されたダイアログボックスを表示する。このダイアログボックスは、自動インストールを選択するようにユーザを促すものである。ユーザが図７の＜Ｎｅｘｔ＞リンクを選択すると、インストーラは図８に示すダイアログボックスを表示する。また、インストーラによって、ホストデバイス２１０は、ネットワーク上でプリンタのビーコン同報通信パケットの受信（聴取）を開始さする。
【００１６】
ホストデバイス２１０は、一定のプリンタ識別情報を含むデータパケットを待ち受ける一定時間に亘り、ネットワーク接続を監視し始める。この識別情報は、プリンタの型式名や識別用ネットワーク情報とすることができる。この識別情報はまた、プリンタをインストールするのに必要なプリンタのＩＰアドレスと設定データであってもよい。ホストデバイスへのインストーラのダウンロードはＣＤ−ＲＯＭのような記憶媒体から行ってもよいし、ネットワーク上の場所から行ってもよい。あるいは、インストーラはネットワーク上のウェブサーバ（他のプリンタ由来のものなど）により生成されたウェブページに張られたリンクを利用してダウンロードすることも可能である。ホストデバイスのインストーラが２種類以上のプリンタをインストールできる場合には、どのドライバをインストールすべきか判断するために、型式情報その他の設定情報を要求するのが好ましい。パケットを受信すると、ホストマシン２１０はどのプリンタが該パケットを送信したかを的確に認知し、該パケットを使って、プリンタ２３０のインストールといった、所望のことが何でも出来るようになる。
【００１７】
プリンタ２３０は、プリンタパネルのメニューの適当な選択に応答してネットワークに一定の識別情報を同報通信する「ビーコン技術」を有する。ユーザが用意された指示に従うと、この機能（ビーコン技術）がアクティブにされ、プリンタ２３０が、ホストデバイス２１０と通信を試みる。図８を参照すると、ユーザ２５０は、自分がインストールしたいプリンタ（図６に示す場合、ユーザ２５０はプリンタ２３０のインストールを望んでいる）の所まで来て、プリンタメニューの選択項目“Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ（プリンタの識別）”を反転表示（ハイライト）させて「ＯＫ」を押し、“Ｓｅｌｅｃｔ　ｆｏｒ　Ｉｎｓｔａｌｌａｔｉｏｎ（インストールのための選択）”を反転表示（ハイライト）させて「ＯＫ」を押すように、促される。これらのステップによりプリンタ２３０の「ビーコン」が起動（ビーコンがアクティブに）される。なお、ユーザは、プリンタ２３０のところまできて、ユーザがプリンタ２３０の表示パネルメニューをアクティブにし、次に特別なメニュー項目をアクティブにする。
【００１８】
ビーコンがアクティブにされると、該ビーコン（プリンタ２３０のファームウエアに実装されているのが良い）は、同報通信のために格納されていた何らかの所定の情報を含む通信パケットを同報通信する。この通信パケットは、ホストマシン２１０が待ち受けている特別なデータパケットを含む。このデータパケットは、どのプリンタが該パケットを送信したかをホストデバイスが認知するのに充分な識別情報を含む。待ち受けていたホストデバイス２１０がこのデータパケットを受け取り、該ホストデバイスはその情報を使用してドライバをインストールする。ビーコンにより同報通信されるデータパケットは、プリンタのＩＰアドレスを含んでいるのが良い。そのデータパケットを受信すると、ホストマシン２１０は、その情報を用いてＴＣＰ／ＩＰのようなネットワークプロトコルを使ってネットワークからプリンタに直接連絡し、プリンタドライバをインストールするなど、しなければならないどんなことも、することができる。この時点でユーザにより特定のプリンタが選択され、動作し得るプリンタのリストに存在していた不確定さが払拭される。
【００１９】
通信パケットは、ネットワーク全体に同報通信されてもよい。或いは、プリンタがネットワーク上のサブネットに存在する場合には、ビーコンが、プリンタのサブネットに存在する受取デバイス及びプリンタが認識する他のサブネットの受取デバイスの全てに通信パケットを同報通信する。
【００２０】
ネットワークプリンタをインストールする際にしばしば最も混乱の対象となるのは、複数のプリンタが見つかったときに、どのプリンタをインストールするかを決めることである。プリンタドライバをインストールするための、本システムは、この作業を遂行する上での失敗を殆ど防ぐことのできるメカニズムである。ユーザは簡単な指示に従って、自分がインストールしたいプリンタを物理的に選択すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】ネットワークプリンタをインストールするするシステムを示すブロック図である。
【図２】ユーザがインストールするプリンタのホームページを閲覧する時に表示されるウェブページの表示画面である。
【図３】ユーザにプリンタドライバ・インストーラをインストールするよう促すウェブページの表示画面の図である。
【図４】図３に示したウェブページにある＜Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｐｒｉｎｔｅｒ　Ｄｒｉｖｅｒ　Ｉｎｓｔａｌｌｅｒ＞リンクをユーザがクリックすると現れるダイアログボックスの表示画面の図である。
【図５】図４に示したダイアログボックスにある＜Ｉｎｓｔａｌｌ＞リンクをユーザがクリックすると現れるダイアログボックスの表示画面の図である。
【図６】ネットワークプリンタをインストールする別のシステムを示すブロック図である。
【図７】ユーザがインストーラを最初にアクティブにしたときに現れるダイアログボックスの表示画面の図である。
【図８】ユーザが図７に示した表示画面における＜Ｎｅｘｔ＞を選択した後に現れる表示画面の図である。
【符号の説明】
１０　ホストデバイス（パーソナルコンピュータ）
１１　表示画面
１２　ウェブページ
２０　プリンタ
３０　別のプリンタ
１００　ネットワーク
２００　ネットワーク
２１０　ホストデバイス
２２０、２２２、２２４、２２６、２３０　プリンタ

Claims (11)

1. ネットワークに接続されたプリンタのプリンタドライバをインストールするシステムであって、
   前記プリンタのプリンタドライバと、
   前記ネットワークに接続されたホストデバイスに配置されるインストーラであって、アクティブにされることに応答して前記プリンタの識別情報を聴取し、該プリンタの識別情報の受信に応答して前記プリンタドライバを前記ホストデバイスにインストールするインストーラと、
   前記プリンタに配置され、入力に応答してプリンタの識別情報を前記ネットワークに同報通信するビーコンと、
   から構成されるシステム。
2. 前記プリンタの識別情報が前記プリンタの型式名と識別用ネットワーク情報とを含むことを特徴とする請求項１に記載のシステム。
3. 前記ホストデバイスがパーソナルコンピュータから成ることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
4. 前記入力が前記プリンタにおけるユーザによる入力であることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
5. 前記プリンタがウェブサーバを含み、前記ビーコンが、前記入力に応答して、前記ウェブサーバに前記プリンタの識別情報を前記ネットワーク上で同報通信させることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
6. 前記プリンタの識別情報が、前記プリンタのネットワーク上でのＩＰアドレスを含むデータパケットから構成されることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
7. 前記プリンタの識別情報が、前記プリンタの前記ネットワーク上でのネットワーク名を含むデータパケットから構成されることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
8. 前記プリンタがネットワークのサブネットに配置され、前記ビーコンが、前記プリンタの型式名と識別用ネットワーク情報を、前記プリンタのサブネットに存在する全ての聴取デバイスと該プリンタが認知するその他のサブネットに存在する全ての聴取デバイスに同報通信することを特徴とする請求項１に記載のシステム。
9. 前記インストーラが、格納場所から前記ホストデバイスにダウンロードされることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
10. 前記インストーラが、前記ネットワーク上のウェブサーバにより生成されたウェブページのリンクから前記ホストデバイスにダウンロードされることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
11. 前記ウェブサーバが、前記ネットワーク上の別のプリンタに常駐していることを特徴とする請求項１０に記載のシステム。

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