JP2004030409A - 複数の画像と画像対象物情報との関連付け - Google Patents
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Abstract
【課題】対象物の画像と対象物に関する情報との関連付けを容易に行うことのできる技術を提供する。
【解決手段】複数の商品AR1〜AR4に関する複数の画像MG1〜MG5をデジタルカメラで撮像する。また、各商品に付加されているバーコードを機械的に読み取り、撮像される画像の数および順番に対応する数および順番でJANコードが配列されたJANコードファイルJCFを作成する。そして、複数の画像MG1〜MG5とJANコードファイルJCFとを用いて、複数の画像MG1〜MG5にJANコードを関連付ける。
【選択図】 図3
【解決手段】複数の商品AR1〜AR4に関する複数の画像MG1〜MG5をデジタルカメラで撮像する。また、各商品に付加されているバーコードを機械的に読み取り、撮像される画像の数および順番に対応する数および順番でJANコードが配列されたJANコードファイルJCFを作成する。そして、複数の画像MG1〜MG5とJANコードファイルJCFとを用いて、複数の画像MG1〜MG5にJANコードを関連付ける。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の画像対象物に関する複数の画像と、複数の画像対象物に関する情報とを関連付ける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品のためのカタログやチラシの作成には、商品の画像と、商品の名称や値段などの商品情報とが利用される。例えばカタログを作成する際に、いくつかの商品の写真が無い場合には、それらの写真撮影が行われる。そして、撮影された画像と、商品情報とが関連付けられて保存される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、商品の画像と商品情報との関連付けは、手作業で行われていた。従って、例えば多数の商品に関してその画像と商品情報とを関連付ける作業は、大変な労力を有し、また、間違いも起こしやすいという問題があった。このような問題は、商品に限らず、一般に、画像の対象物と、その対象物に関する情報とを関連付ける場合に共通する問題であった。
【0004】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、対象物の画像と対象物に関する情報との関連付けを容易に行うことのできる技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の方法は、複数の画像対象物に関する複数の画像と、前記複数の画像対象物に関する情報とを関連付ける方法であって、(a)複数の画像対象物に関する複数の画像をデジタルカメラで撮像する工程と、(b)各画像対象物に関する対象物情報を表すために各画像対象物に付加されているバーコードを機械的に読み取るとともに、読取られたバーコードで表された前記対象物情報を用いて、前記工程(a)で撮像される画像の数および順番に対応する数および順番で前記対象物情報が配列された対象物情報リストを作成する工程と、(c)前記複数の画像と前記対象物情報リストとを用いて、前記複数の画像に前記対象物情報を関連付ける工程と、を備える。
【0006】
この方法によれば、画像の数および順番に対応する数および順番で前記対象物情報が配列された対象物情報リストを作成し、このリストを用いて画像と対象物情報とを関連付けるので、対象物の画像と対象物に関する情報との関連付けを容易に行うことが可能である。
【0007】
上記方法は、さらに、(d)前記複数の画像と、各画像に関連付けられた前記対象物情報とを含む対象物画像データベースを作成する工程を備えるようにしてもよい。
【0008】
この構成によれば、対象物画像データベースを容易に作成することができ、また、この対象物画像データベースを用いて画像と対象物情報とを所望の印刷物上で利用することができる。
【0009】
上記方法は、さらに、各画像対象物に関して前記対象物情報以外の付加的情報を含む対象物情報データベースを準備する工程と、前記対象物情報データベースを用いて、前記対象物情報に加えて前記付加情報を前記複数の画像に関連付ける工程と、を備えるようにしてもよい。
【0010】
この構成によれば、バーコードで読取られた対象物情報以外の情報も、画像に関連付けることが可能である。
【0011】
なお、前記画像対象物は商品であり、前記対象物情報はJANコードであり、前記付加情報は、前記画像対象物のメーカ名と品名とを含むものとしてもよい。
【0012】
また、前記工程(b)におけるバーコードの読み取りは、前記工程(a)における撮像と同じ場所で行われることとしてもよい。
【0013】
この構成によれば、画像の撮影とバーコードの読み取りが同じ場所でほぼ同時期に行われるので、画像とバーコードとの対応関係を誤る可能性を低くできる。
【0014】
また、前記対象物情報リストは、テキストファイル形式で作成されることが好ましい。
【0015】
この構成では、対象物情報リストの作成が容易であり、また、対象物情報と画像との関連付けも容易である。
【0016】
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、複数の画像と画像の対象物情報との関連付けを行う方法や、そのためのシステム、その方法を実現するための機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例に従って商品ARの画像と商品情報との関連付けを行う商品データベース構築システム100の構成を示す説明図である。このシステム100は、デジタルカメラ110と、バーコードリーダ120と、パーソナルコンピュータ130と、商品データベースシステム140とを備えている。
【0018】
バーコードリーダ120は、バーコードを機械的に読取る装置であればよく、例えば携帯情報端末(Personal Digital Assistance)として構成される。なお、「バーコードを機械的に読取る」とは、全自動でバーコードを読取ることを意味しているわけではなく、バーコードの読み取り自体を機械や装置で行えばよい。例えば、バーコードリーダ120を手で商品のバーコードの上方に近づけることによって、バーコードリーダ120にバーコードを読み取らせる場合も「機械的に読取る」ことに含まれる。
【0019】
デジタルカメラ110とバーコードリーダ120は、商品ARの撮影現場において使用される。すなわち、デジタルカメラ110によって多数の商品ARの画像が撮像され、また、このとき商品ARに付加されているバーコードBCがバーコードリーダ120で読取られる。バーコードBCは、典型的な例では商品のJANコード(Japanese Article Number)を表している。なお、JANコードは、米国やカナダで使用されているUPC(Universal Product Code)や、ヨーロッパで使用されているEAN(European Article Number)と互換性のある商品コードである。
【0020】
商品ARの画像MGとJANコードは、デジタルカメラ110とバーコードリーダ120からパーソナルコンピュータ130にそれぞれ転送される。なお、これらのデータ転送は、USBケーブルのようなケーブルを介して行うことが可能であり、あるいは、無線通信を介して行うことも可能である。さらに、メモリカードなどの可搬型記憶媒体を用いてデータ転送を行ってもよい。なお、JANコードは、画像MGの撮影順序に対応したリスト(後述する)の形式でバーコードリーダ120からパーソナルコンピュータ130に供給されることが好ましい。
【0021】
パーソナルコンピュータ130は、撮影依頼者から供給された撮影指示書ファイルMGDと、バーコードデータベースBCDBとが利用可能である。撮影指示書ファイルMGDは、どのような商品についてどんな画像を何枚撮影するかの指示を表すデータファイルである。また、バーコードデータベースBCDBは、多数の商品に関して、JANコードとメーカ名と品名とが登録されているデータベースであり、例えばCD−ROMの形で提供される。上述するように、パーソナルコンピュータ130は、デジタルカメラ110から供給される多数の画像MGと、バーコードリーダ120から供給されるJANコードのリストと、バーコードデータベースBCDBとに基づいて、カタログやチラシ用の商品画像データベースを作成し、これを商品データベースシステム140に登録する。
【0022】
図2は、実施例の処理手順を示すフローチャートである。ステップS1では、商品ARをデジタルカメラ110で撮影する。ステップS2では、ステップS1で撮影した商品ARのバーコードBCをバーコードリーダ120で読み取る。このとき、バーコードで表されているJANコードは、バーコードリーダ120内でテキストファイルの最後の行に追記される。そして、ステップS1,S2の処理を、撮影指示書MGD(図1)で要求されているすべての画像の撮影が終了するまで繰り返される(ステップS3)。
【0023】
図3は、商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の一例を示す説明図である。図3(A)は複数の商品AR1〜AR4を示しており、図3(B)はそれらの画像MG1〜MG5を示している。3番目の商品AR3については、2つの画像MG3,MG4が撮像される。この例から理解できるように、1つの商品については、1つ以上の指定された枚数の画像が撮影される。
【0024】
図3(C)は、JANコードファイルJCFの構成を示している。JANコードファイルJCFは、バーコードリーダ120が各商品のバーコードを読取った結果作成され、パーソナルコンピュータ130に転送されるファイルである。この例では、JANコードファイルJCFは、テキストファイル形式で構成されており、その1行に1つの画像のJANコードが記述されている。具体的には、5つの画像MG1〜MG5が撮影されるので、5行分のJANコードがJANコードファイルJCFに記載されている。また、このJANコードファイルJCFでは、画像MG1〜MG5の撮影順序と同一の順序になるように各画像に対応するJANコードが配列されている。
【0025】
ところで、通常のデジタルカメラ110で画像を撮影したときには、ファイル名のうちで拡張子で無い部分の末尾が連続番号になるように、デジタルカメラ110が自動的に画像ファイル名を決定する。例えば、あるデジタルカメラ110では、画像ファイル名は、DSCF0001.JPG,DSCF0002.JPG…のように、半角4文字のラベルと、半角4桁の連続番号と、拡張子(JPG)とで構成される。このように、デジタルカメラ110では、画像ファイル名に撮影順序に沿って連続番号が自動的に付けられる。上述したように、JANコードファイルJCFは、画像の撮影順序と同一の順序になるように各画像に対応するJANコードが配列されているので、後述する工程において、各画像とJANコードとを関連付けるのが容易である。
【0026】
図3(D)は、バーコードデータベースBCDBの内容の一部を示している。バーコードデータベースBCDBは、前述したように、多数の商品に関して、JANコードと、メーカ名と品名などの商品情報が登録されているデータベースである。但し、バーコードデータベースBCDBには、商品の画像は登録されていない。このバーコードデータベースBCDBは、各画像に対して、JANコードの他に、商品の付加情報(商品のメーカ名や、商品名、値段など)をさらに関連付ける際に利用されるものであり、本発明における対象物情報データベースに相当する。
【0027】
なお、実際には数十から数百の画像が一度に撮影されることも多いが、この実施例では、説明の便宜上、図3に示したような少数の画像のみが撮影されるものと仮定する。
【0028】
図4は、商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の他の例を示す説明図である。図4は、JANコードファイルJCF’が図3に示すものと異なるだけであり、他は図3と同じである。このJANコードファイルJCF’は、その1行に、1つの商品のJANコードと画像枚数とが記載されている。具体的には、4つの商品AR1〜AR4が撮影されるときには、4行分のJANコードがJANコードファイルJCF’に記述される。また、3番目の商品AR3の撮影枚数は2に設定され、他の商品の撮影枚数は1に設定される。この撮影枚数はJANコードの繰り返し回数と考えることができる。従って、図4のJANコードファイルJCF’も、図3に示したJANコードファイルJCFと同様に、撮影される画像の数および順番に対応する数および順番でJANコードが配列されていることが解る。
【0029】
なお、図3や図4に示すJANコードファイルJCF,JCF’は、バーコードリーダ120がバーコードを読取ったときにバーコードリーダ120内部のコンピュータプログラムが作成する。この代わりに、パーソナルコンピュータ130が各画像に対応するJANコードをバーコードリーダ120から受け取ったときに、パーソナルコンピュータ130のコンピュータプログラムがこのファイルを作成するようにしてもよい。JANコードファイルJCFは、テキスト形式である必要はないが、JANコードが配列されているリスト形式であることが好ましい。
【0030】
こうして、多数の商品に関する画像MG1〜MG5とJANコードファイルJCFとが取得されると、図2のステップS4において、これらのデータがパーソナルコンピュータ130のハードディスク(図示せず)に転送される。ステップS5では、ユーザが、パーソナルコンピュータ130上で商品画像データベース作成プログラムを起動する。そして、デジタルカメラ110から受け取った画像ファイルと、JANコードファイルJCFのJANコードとの紐付けを実行する。なお、本明細書では、情報同士(データ同士)を関連付けることを「紐付ける」とも言う。
【0031】
図5は、ステップS5の詳細手順を示すフローチャートである。ステップS11では、画像MG1〜MG5が格納されている画像フォルダを選択する。図6は、商品画像データベース作成プログラムのユーザインターフェース画面の一例を示す説明図である。画像フォルダの選択は、この画面の左上部にあるボタンB1をクリックし、図示しないユーザインターフェース画面においてフォルダの1つを選択することによって実行される。ボタンB1の下部にあるフィールドF1には、選択された画像フォルダの名称が表示される。画像フォルダが選択されると、ステップS12において、その画像フォルダに含まれている複数の画像MG1〜MG5が商品画像データベース作成プログラムに取り込まれ、各画像がプレビュー表示される。図6には、最初の3つの画像MG1〜MG3がプレビュー表示されている様子が示されている。また、各画像の上には画像ファイルのファイル名(DSCF0005.JPG等)が表示されている。
【0032】
ステップS13では、各画像の画像ファイル名の構造を指定する。具体的には、図6の画面の中央上部にある画像ファイル名ルールMFRの4つのフィールドに適切なパラメータを指定する。1番目のパラメータである「プリラベル」は、画像ファイル名の先頭に付されている各画像共通の文字列であり、この例では「DSCF」と指定されている。2番目のパラメータ「通番桁数」は、プリラベルの後に続く連続番号の桁数であり、ここでは4桁であることが指定されている。3番目のパラメータ「開始」は、画像とJANコードとの関連付けを実行する画像ファイル名の連番の最初の番号であり、この例では、連番が「5」である画像ファイル、すなわち、ファイル名が「DSCF0005」である画像ファイルからJANコードとの関連付けを実行すべきことが指定されている。このように開始番号を指定できるので、画像フォルダの中に以前に撮影した多数の画像が存在する場合にも、今回の関連付け(紐付け)の対象となる画像から関連付けを開始することができる。4番目のパラメータ「ポストラベル」は、連続番号の後であって、かつ、拡張子の前に付加されている文字列を意味する。この例ではポストラベルは存在しない。
【0033】
ステップS14では、JANコードのテキストファイル(JANコードファイルJCF)を読取る。図7は、JANコードファイルJCFの読み取りを行った後のユーザインターフェース画面を示す説明図である。JANコードファイルの読み取りの指示は、画面上部にあるボタンB2をクリックし、データファイルの1つを選択することによって実行される。ボタンB2の下部のフィールドF2には、選択されたJANコードファイルの名称が表示される。また、各画像の右側のフィールドF3には、JANコードファイルに登録されていたJANコードがそれぞれ表示される。この結果、各画像とJANコードとが紐付けられる(ステップS15)。この紐付け処理は、JANコードファイルJCF(図3)の行番号と、画像ファイル名の連続番号とを対応させ、画像ファイルに対応する行のJANコードを画像ファイルに関連付けることによって実行される。このとき、画像ファイル名の連続番号は、画像ファイル名ルールMFR(図7)で指定された開始番号からカウントし始める。
【0034】
なお、商品画像データベース作成プログラムは、画像とJANコードとの紐付けを行う際に、紐付け対象となっている画像の数と、JANコードファイル内のJANコードの数とを比較する。そして、紐付け対象となっている画像の数と、JANコードファイル内のJANコードの数とが一致しない場合には、画面上にその旨の警告を表示する。ユーザは、この警告に応じて、例えば画像ファイル名ルールMFRの開始番号を変更したり、あるいは、JANコードファイルの内容を変更したりすることによって、画像の数とJANコードの数とが同数になるように調整することができる。また、ユーザは、図7の画面上で各画像のプレビュー表示とJANコードとを見比べることによって、各商品に正しいJANコードが付されているか否かを判断することが可能である。
【0035】
図2のステップS6では、画像に紐付けられたJANコードを検索キーとして用いてバーコードデータベースBCDB(図3)を検索し、ヒットした商品情報を入手して画像に紐付ける。図8は、画像と表品情報との紐付けを行った後のユーザインターフェース画面の例を示している。ステップS6の処理は、画面右上のボタンB3をクリックすることによって実行される。この結果、商品情報として、JANコード(フィールドF4)の他に、商品名(フィールドF5)、メーカ名(フィールドF6)、規格(フィールドF7)、メーカ価格(フィールドF8)等が登録される。なお、フィールドF4のJANコードは、フィールドF2のJANコードと同じものである。なお、本明細書では、バーコードデータベースBCDBの検索で得られる各種の商品情報のうち、JANコード以外の情報を「付加情報」とも呼んでいる。
【0036】
画像と商品情報との紐付けが各画像について終了し(ステップS7)、完了ボタンB4(図8)をクリックすると、商品画像データベース作成プログラムは、紐付けられた結果(画像と情報)を商品データベースシステム140内の商品画像データベースに登録する(ステップS8,S9)。
【0037】
以上のように、本実施例では、商品の撮影時に、撮影される画像の数および順序と同じ数および順序でJANコードが配列されたJANコードファイルJCFを作成し、これを用いて画像とJANコードとの紐付け(関連付け)を実行するようにしたので、画像とJANコードとの紐付けの誤りを防止しつつ、その手間を軽減するすることが可能である。
【0038】
また、JANコードを用いてバーコードデータベースBCDBを参照することによって、JANコード以外の各種の商品情報も画像に紐付けるようにしたので、多数の商品の画像と、それらの商品の商品情報とが登録された商品画像データベースを容易に構築することができる。
【0039】
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0040】
C1.変形例1:
上記実施例では、商品の画像と商品情報とを紐付けるものとしていたが、本発明は、商品に限らず一般に、複数の画像対象物に関する複数の画像と、複数の画像対象物に関する情報とを関連付ける技術に適用することができる。
【0041】
C2.変形例2:
バーコードとしては、通常の一次元のバーコードのみでなく、QRコードなどのような二次元バーコードを使用することが可能である。また、バーコードによって示される対象物情報は、JANコードに限らず、任意の情報(例えば社内製造番号)とすることができる。また、対象物情報以外の対象物に関連する付加的な情報(付加情報)も、場合に応じて任意の情報を割り当てることが可能である。
【0042】
通常は、各対象物に関する対象物情報を表すためのバーコードは、各対象物の表面に印刷されているか、または、貼付されている。しかし、バーコードは、対象物に直接印刷されていたり貼付されたりしている必要はなく、別のシートやラベルの形で対象物とともに供給されていてもよい。これらの例から理解できるように、バーコードは対象物に付加されていれば良い。ここで、「付加」とは印刷や貼付なども含む広い意味を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による商品の画像と商品情報との関連付けを行う商品データベース構築システムの構成を示す説明図。
【図2】実施例の処理手順を示すフローチャート。
【図3】商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の一例を示す説明図。
【図4】商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の他の例を示す説明図。
【図5】ステップS5の詳細手順を示すフローチャート。
【図6】商品画像データベース作成プログラムのユーザインターフェース画面の一例を示す説明図。
【図7】JANコードファイルJCFの読み取りを行った後のユーザインターフェース画面を示す説明図。
【図8】画像と表品情報との紐付けを行った後のユーザインターフェース画面の例を示す説明図。
【符号の説明】
100…商品データベース構築システム
110…デジタルカメラ
120…バーコードリーダ
130…パーソナルコンピュータ
140…商品データベースシステム
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の画像対象物に関する複数の画像と、複数の画像対象物に関する情報とを関連付ける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品のためのカタログやチラシの作成には、商品の画像と、商品の名称や値段などの商品情報とが利用される。例えばカタログを作成する際に、いくつかの商品の写真が無い場合には、それらの写真撮影が行われる。そして、撮影された画像と、商品情報とが関連付けられて保存される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、商品の画像と商品情報との関連付けは、手作業で行われていた。従って、例えば多数の商品に関してその画像と商品情報とを関連付ける作業は、大変な労力を有し、また、間違いも起こしやすいという問題があった。このような問題は、商品に限らず、一般に、画像の対象物と、その対象物に関する情報とを関連付ける場合に共通する問題であった。
【0004】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、対象物の画像と対象物に関する情報との関連付けを容易に行うことのできる技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の方法は、複数の画像対象物に関する複数の画像と、前記複数の画像対象物に関する情報とを関連付ける方法であって、(a)複数の画像対象物に関する複数の画像をデジタルカメラで撮像する工程と、(b)各画像対象物に関する対象物情報を表すために各画像対象物に付加されているバーコードを機械的に読み取るとともに、読取られたバーコードで表された前記対象物情報を用いて、前記工程(a)で撮像される画像の数および順番に対応する数および順番で前記対象物情報が配列された対象物情報リストを作成する工程と、(c)前記複数の画像と前記対象物情報リストとを用いて、前記複数の画像に前記対象物情報を関連付ける工程と、を備える。
【0006】
この方法によれば、画像の数および順番に対応する数および順番で前記対象物情報が配列された対象物情報リストを作成し、このリストを用いて画像と対象物情報とを関連付けるので、対象物の画像と対象物に関する情報との関連付けを容易に行うことが可能である。
【0007】
上記方法は、さらに、(d)前記複数の画像と、各画像に関連付けられた前記対象物情報とを含む対象物画像データベースを作成する工程を備えるようにしてもよい。
【0008】
この構成によれば、対象物画像データベースを容易に作成することができ、また、この対象物画像データベースを用いて画像と対象物情報とを所望の印刷物上で利用することができる。
【0009】
上記方法は、さらに、各画像対象物に関して前記対象物情報以外の付加的情報を含む対象物情報データベースを準備する工程と、前記対象物情報データベースを用いて、前記対象物情報に加えて前記付加情報を前記複数の画像に関連付ける工程と、を備えるようにしてもよい。
【0010】
この構成によれば、バーコードで読取られた対象物情報以外の情報も、画像に関連付けることが可能である。
【0011】
なお、前記画像対象物は商品であり、前記対象物情報はJANコードであり、前記付加情報は、前記画像対象物のメーカ名と品名とを含むものとしてもよい。
【0012】
また、前記工程(b)におけるバーコードの読み取りは、前記工程(a)における撮像と同じ場所で行われることとしてもよい。
【0013】
この構成によれば、画像の撮影とバーコードの読み取りが同じ場所でほぼ同時期に行われるので、画像とバーコードとの対応関係を誤る可能性を低くできる。
【0014】
また、前記対象物情報リストは、テキストファイル形式で作成されることが好ましい。
【0015】
この構成では、対象物情報リストの作成が容易であり、また、対象物情報と画像との関連付けも容易である。
【0016】
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、複数の画像と画像の対象物情報との関連付けを行う方法や、そのためのシステム、その方法を実現するための機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例に従って商品ARの画像と商品情報との関連付けを行う商品データベース構築システム100の構成を示す説明図である。このシステム100は、デジタルカメラ110と、バーコードリーダ120と、パーソナルコンピュータ130と、商品データベースシステム140とを備えている。
【0018】
バーコードリーダ120は、バーコードを機械的に読取る装置であればよく、例えば携帯情報端末(Personal Digital Assistance)として構成される。なお、「バーコードを機械的に読取る」とは、全自動でバーコードを読取ることを意味しているわけではなく、バーコードの読み取り自体を機械や装置で行えばよい。例えば、バーコードリーダ120を手で商品のバーコードの上方に近づけることによって、バーコードリーダ120にバーコードを読み取らせる場合も「機械的に読取る」ことに含まれる。
【0019】
デジタルカメラ110とバーコードリーダ120は、商品ARの撮影現場において使用される。すなわち、デジタルカメラ110によって多数の商品ARの画像が撮像され、また、このとき商品ARに付加されているバーコードBCがバーコードリーダ120で読取られる。バーコードBCは、典型的な例では商品のJANコード(Japanese Article Number)を表している。なお、JANコードは、米国やカナダで使用されているUPC(Universal Product Code)や、ヨーロッパで使用されているEAN(European Article Number)と互換性のある商品コードである。
【0020】
商品ARの画像MGとJANコードは、デジタルカメラ110とバーコードリーダ120からパーソナルコンピュータ130にそれぞれ転送される。なお、これらのデータ転送は、USBケーブルのようなケーブルを介して行うことが可能であり、あるいは、無線通信を介して行うことも可能である。さらに、メモリカードなどの可搬型記憶媒体を用いてデータ転送を行ってもよい。なお、JANコードは、画像MGの撮影順序に対応したリスト(後述する)の形式でバーコードリーダ120からパーソナルコンピュータ130に供給されることが好ましい。
【0021】
パーソナルコンピュータ130は、撮影依頼者から供給された撮影指示書ファイルMGDと、バーコードデータベースBCDBとが利用可能である。撮影指示書ファイルMGDは、どのような商品についてどんな画像を何枚撮影するかの指示を表すデータファイルである。また、バーコードデータベースBCDBは、多数の商品に関して、JANコードとメーカ名と品名とが登録されているデータベースであり、例えばCD−ROMの形で提供される。上述するように、パーソナルコンピュータ130は、デジタルカメラ110から供給される多数の画像MGと、バーコードリーダ120から供給されるJANコードのリストと、バーコードデータベースBCDBとに基づいて、カタログやチラシ用の商品画像データベースを作成し、これを商品データベースシステム140に登録する。
【0022】
図2は、実施例の処理手順を示すフローチャートである。ステップS1では、商品ARをデジタルカメラ110で撮影する。ステップS2では、ステップS1で撮影した商品ARのバーコードBCをバーコードリーダ120で読み取る。このとき、バーコードで表されているJANコードは、バーコードリーダ120内でテキストファイルの最後の行に追記される。そして、ステップS1,S2の処理を、撮影指示書MGD(図1)で要求されているすべての画像の撮影が終了するまで繰り返される(ステップS3)。
【0023】
図3は、商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の一例を示す説明図である。図3(A)は複数の商品AR1〜AR4を示しており、図3(B)はそれらの画像MG1〜MG5を示している。3番目の商品AR3については、2つの画像MG3,MG4が撮像される。この例から理解できるように、1つの商品については、1つ以上の指定された枚数の画像が撮影される。
【0024】
図3(C)は、JANコードファイルJCFの構成を示している。JANコードファイルJCFは、バーコードリーダ120が各商品のバーコードを読取った結果作成され、パーソナルコンピュータ130に転送されるファイルである。この例では、JANコードファイルJCFは、テキストファイル形式で構成されており、その1行に1つの画像のJANコードが記述されている。具体的には、5つの画像MG1〜MG5が撮影されるので、5行分のJANコードがJANコードファイルJCFに記載されている。また、このJANコードファイルJCFでは、画像MG1〜MG5の撮影順序と同一の順序になるように各画像に対応するJANコードが配列されている。
【0025】
ところで、通常のデジタルカメラ110で画像を撮影したときには、ファイル名のうちで拡張子で無い部分の末尾が連続番号になるように、デジタルカメラ110が自動的に画像ファイル名を決定する。例えば、あるデジタルカメラ110では、画像ファイル名は、DSCF0001.JPG,DSCF0002.JPG…のように、半角4文字のラベルと、半角4桁の連続番号と、拡張子(JPG)とで構成される。このように、デジタルカメラ110では、画像ファイル名に撮影順序に沿って連続番号が自動的に付けられる。上述したように、JANコードファイルJCFは、画像の撮影順序と同一の順序になるように各画像に対応するJANコードが配列されているので、後述する工程において、各画像とJANコードとを関連付けるのが容易である。
【0026】
図3(D)は、バーコードデータベースBCDBの内容の一部を示している。バーコードデータベースBCDBは、前述したように、多数の商品に関して、JANコードと、メーカ名と品名などの商品情報が登録されているデータベースである。但し、バーコードデータベースBCDBには、商品の画像は登録されていない。このバーコードデータベースBCDBは、各画像に対して、JANコードの他に、商品の付加情報(商品のメーカ名や、商品名、値段など)をさらに関連付ける際に利用されるものであり、本発明における対象物情報データベースに相当する。
【0027】
なお、実際には数十から数百の画像が一度に撮影されることも多いが、この実施例では、説明の便宜上、図3に示したような少数の画像のみが撮影されるものと仮定する。
【0028】
図4は、商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の他の例を示す説明図である。図4は、JANコードファイルJCF’が図3に示すものと異なるだけであり、他は図3と同じである。このJANコードファイルJCF’は、その1行に、1つの商品のJANコードと画像枚数とが記載されている。具体的には、4つの商品AR1〜AR4が撮影されるときには、4行分のJANコードがJANコードファイルJCF’に記述される。また、3番目の商品AR3の撮影枚数は2に設定され、他の商品の撮影枚数は1に設定される。この撮影枚数はJANコードの繰り返し回数と考えることができる。従って、図4のJANコードファイルJCF’も、図3に示したJANコードファイルJCFと同様に、撮影される画像の数および順番に対応する数および順番でJANコードが配列されていることが解る。
【0029】
なお、図3や図4に示すJANコードファイルJCF,JCF’は、バーコードリーダ120がバーコードを読取ったときにバーコードリーダ120内部のコンピュータプログラムが作成する。この代わりに、パーソナルコンピュータ130が各画像に対応するJANコードをバーコードリーダ120から受け取ったときに、パーソナルコンピュータ130のコンピュータプログラムがこのファイルを作成するようにしてもよい。JANコードファイルJCFは、テキスト形式である必要はないが、JANコードが配列されているリスト形式であることが好ましい。
【0030】
こうして、多数の商品に関する画像MG1〜MG5とJANコードファイルJCFとが取得されると、図2のステップS4において、これらのデータがパーソナルコンピュータ130のハードディスク(図示せず)に転送される。ステップS5では、ユーザが、パーソナルコンピュータ130上で商品画像データベース作成プログラムを起動する。そして、デジタルカメラ110から受け取った画像ファイルと、JANコードファイルJCFのJANコードとの紐付けを実行する。なお、本明細書では、情報同士(データ同士)を関連付けることを「紐付ける」とも言う。
【0031】
図5は、ステップS5の詳細手順を示すフローチャートである。ステップS11では、画像MG1〜MG5が格納されている画像フォルダを選択する。図6は、商品画像データベース作成プログラムのユーザインターフェース画面の一例を示す説明図である。画像フォルダの選択は、この画面の左上部にあるボタンB1をクリックし、図示しないユーザインターフェース画面においてフォルダの1つを選択することによって実行される。ボタンB1の下部にあるフィールドF1には、選択された画像フォルダの名称が表示される。画像フォルダが選択されると、ステップS12において、その画像フォルダに含まれている複数の画像MG1〜MG5が商品画像データベース作成プログラムに取り込まれ、各画像がプレビュー表示される。図6には、最初の3つの画像MG1〜MG3がプレビュー表示されている様子が示されている。また、各画像の上には画像ファイルのファイル名(DSCF0005.JPG等)が表示されている。
【0032】
ステップS13では、各画像の画像ファイル名の構造を指定する。具体的には、図6の画面の中央上部にある画像ファイル名ルールMFRの4つのフィールドに適切なパラメータを指定する。1番目のパラメータである「プリラベル」は、画像ファイル名の先頭に付されている各画像共通の文字列であり、この例では「DSCF」と指定されている。2番目のパラメータ「通番桁数」は、プリラベルの後に続く連続番号の桁数であり、ここでは4桁であることが指定されている。3番目のパラメータ「開始」は、画像とJANコードとの関連付けを実行する画像ファイル名の連番の最初の番号であり、この例では、連番が「5」である画像ファイル、すなわち、ファイル名が「DSCF0005」である画像ファイルからJANコードとの関連付けを実行すべきことが指定されている。このように開始番号を指定できるので、画像フォルダの中に以前に撮影した多数の画像が存在する場合にも、今回の関連付け(紐付け)の対象となる画像から関連付けを開始することができる。4番目のパラメータ「ポストラベル」は、連続番号の後であって、かつ、拡張子の前に付加されている文字列を意味する。この例ではポストラベルは存在しない。
【0033】
ステップS14では、JANコードのテキストファイル(JANコードファイルJCF)を読取る。図7は、JANコードファイルJCFの読み取りを行った後のユーザインターフェース画面を示す説明図である。JANコードファイルの読み取りの指示は、画面上部にあるボタンB2をクリックし、データファイルの1つを選択することによって実行される。ボタンB2の下部のフィールドF2には、選択されたJANコードファイルの名称が表示される。また、各画像の右側のフィールドF3には、JANコードファイルに登録されていたJANコードがそれぞれ表示される。この結果、各画像とJANコードとが紐付けられる(ステップS15)。この紐付け処理は、JANコードファイルJCF(図3)の行番号と、画像ファイル名の連続番号とを対応させ、画像ファイルに対応する行のJANコードを画像ファイルに関連付けることによって実行される。このとき、画像ファイル名の連続番号は、画像ファイル名ルールMFR(図7)で指定された開始番号からカウントし始める。
【0034】
なお、商品画像データベース作成プログラムは、画像とJANコードとの紐付けを行う際に、紐付け対象となっている画像の数と、JANコードファイル内のJANコードの数とを比較する。そして、紐付け対象となっている画像の数と、JANコードファイル内のJANコードの数とが一致しない場合には、画面上にその旨の警告を表示する。ユーザは、この警告に応じて、例えば画像ファイル名ルールMFRの開始番号を変更したり、あるいは、JANコードファイルの内容を変更したりすることによって、画像の数とJANコードの数とが同数になるように調整することができる。また、ユーザは、図7の画面上で各画像のプレビュー表示とJANコードとを見比べることによって、各商品に正しいJANコードが付されているか否かを判断することが可能である。
【0035】
図2のステップS6では、画像に紐付けられたJANコードを検索キーとして用いてバーコードデータベースBCDB(図3)を検索し、ヒットした商品情報を入手して画像に紐付ける。図8は、画像と表品情報との紐付けを行った後のユーザインターフェース画面の例を示している。ステップS6の処理は、画面右上のボタンB3をクリックすることによって実行される。この結果、商品情報として、JANコード(フィールドF4)の他に、商品名(フィールドF5)、メーカ名(フィールドF6)、規格(フィールドF7)、メーカ価格(フィールドF8)等が登録される。なお、フィールドF4のJANコードは、フィールドF2のJANコードと同じものである。なお、本明細書では、バーコードデータベースBCDBの検索で得られる各種の商品情報のうち、JANコード以外の情報を「付加情報」とも呼んでいる。
【0036】
画像と商品情報との紐付けが各画像について終了し(ステップS7)、完了ボタンB4(図8)をクリックすると、商品画像データベース作成プログラムは、紐付けられた結果(画像と情報)を商品データベースシステム140内の商品画像データベースに登録する(ステップS8,S9)。
【0037】
以上のように、本実施例では、商品の撮影時に、撮影される画像の数および順序と同じ数および順序でJANコードが配列されたJANコードファイルJCFを作成し、これを用いて画像とJANコードとの紐付け(関連付け)を実行するようにしたので、画像とJANコードとの紐付けの誤りを防止しつつ、その手間を軽減するすることが可能である。
【0038】
また、JANコードを用いてバーコードデータベースBCDBを参照することによって、JANコード以外の各種の商品情報も画像に紐付けるようにしたので、多数の商品の画像と、それらの商品の商品情報とが登録された商品画像データベースを容易に構築することができる。
【0039】
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0040】
C1.変形例1:
上記実施例では、商品の画像と商品情報とを紐付けるものとしていたが、本発明は、商品に限らず一般に、複数の画像対象物に関する複数の画像と、複数の画像対象物に関する情報とを関連付ける技術に適用することができる。
【0041】
C2.変形例2:
バーコードとしては、通常の一次元のバーコードのみでなく、QRコードなどのような二次元バーコードを使用することが可能である。また、バーコードによって示される対象物情報は、JANコードに限らず、任意の情報(例えば社内製造番号)とすることができる。また、対象物情報以外の対象物に関連する付加的な情報(付加情報)も、場合に応じて任意の情報を割り当てることが可能である。
【0042】
通常は、各対象物に関する対象物情報を表すためのバーコードは、各対象物の表面に印刷されているか、または、貼付されている。しかし、バーコードは、対象物に直接印刷されていたり貼付されたりしている必要はなく、別のシートやラベルの形で対象物とともに供給されていてもよい。これらの例から理解できるように、バーコードは対象物に付加されていれば良い。ここで、「付加」とは印刷や貼付なども含む広い意味を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による商品の画像と商品情報との関連付けを行う商品データベース構築システムの構成を示す説明図。
【図2】実施例の処理手順を示すフローチャート。
【図3】商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の一例を示す説明図。
【図4】商品画像データベースの作成に用いられる各種の情報の関係の他の例を示す説明図。
【図5】ステップS5の詳細手順を示すフローチャート。
【図6】商品画像データベース作成プログラムのユーザインターフェース画面の一例を示す説明図。
【図7】JANコードファイルJCFの読み取りを行った後のユーザインターフェース画面を示す説明図。
【図8】画像と表品情報との紐付けを行った後のユーザインターフェース画面の例を示す説明図。
【符号の説明】
100…商品データベース構築システム
110…デジタルカメラ
120…バーコードリーダ
130…パーソナルコンピュータ
140…商品データベースシステム
Claims (6)
- 複数の画像対象物に関する複数の画像と、前記複数の画像対象物に関する情報とを関連付ける方法であって、
(a)複数の画像対象物に関する複数の画像をデジタルカメラで撮像する工程と、
(b)各画像対象物に関する対象物情報を表すために各画像対象物に付加されているバーコードを機械的に読み取るとともに、読取られたバーコードで表された前記対象物情報を用いて、前記工程(a)で撮像される画像の数および順番に対応する数および順番で前記対象物情報が配列された対象物情報リストを作成する工程と、
(c)前記複数の画像と前記対象物情報リストとを用いて、前記複数の画像に前記対象物情報を関連付ける工程と、
を備える方法。 - 請求項1記載の方法であって、さらに、
(d)前記複数の画像と、各画像に関連付けられた前記対象物情報とを含む対象物画像データベースを作成する工程を備える、方法。 - 請求項1または2記載の方法であって、さらに、
各画像対象物に関して前記対象物情報以外の付加的情報を含む対象物情報データベースを準備する工程と、
前記対象物情報データベースを用いて、前記対象物情報に加えて前記付加情報を前記複数の画像に関連付ける工程と、
を備える方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の方法であって、
前記画像対象物は商品であり、
前記対象物情報はJANコードであり、
前記付加情報は、前記画像対象物のメーカ名と品名とを含む、方法。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の方法であって、
前記工程(b)におけるバーコードの読み取りは、前記工程(a)における撮像と同じ場所で行われる、方法。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の方法であって、
前記対象物情報リストは、テキストファイル形式で作成される、方法
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---|---|---|---|
JP2002188126A JP2004030409A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 複数の画像と画像対象物情報との関連付け |
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JP2009129177A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Ark Studio Co Ltd | 撮影業務管理システム |
JP2016088738A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | 佐川印刷株式会社 | チラシのピッキングおよび発送法 |
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- 2002-06-27 JP JP2002188126A patent/JP2004030409A/ja not_active Abandoned
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