JP2004029687A - 虚像合成表示装置 - Google Patents
虚像合成表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004029687A JP2004029687A JP2002225387A JP2002225387A JP2004029687A JP 2004029687 A JP2004029687 A JP 2004029687A JP 2002225387 A JP2002225387 A JP 2002225387A JP 2002225387 A JP2002225387 A JP 2002225387A JP 2004029687 A JP2004029687 A JP 2004029687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- display device
- displayed
- virtual image
- display screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】虚像合成表示装置を、至近距離や見下ろし視線で見ても、仕掛けである画像表示装置の表示画面が直接見えないようにする。また、展示物の交換に応じて対応した画像が自動的に表示されるようにして、固定展示のみならず、教育用機器としても使用可能にする。
【解決手段】画像表示装置の表示画面3の前に光線透過方向を制限する光学素子6を設け、観察者から直接画面が見えないようにする。また、展示する物体やその台座に設けた識別コードを読取り、予めファイルされた説明画像を検索して表示画面に表示、展示する物体と合成して表示する。
【選択図】図1
【解決手段】画像表示装置の表示画面3の前に光線透過方向を制限する光学素子6を設け、観察者から直接画面が見えないようにする。また、展示する物体やその台座に設けた識別コードを読取り、予めファイルされた説明画像を検索して表示画面に表示、展示する物体と合成して表示する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示する物体上あるいは近傍に説明画像を虚像として合成表示する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
虚像合成表示装置は博物館等で用いられるが、使用する画像表示装置の表示画面が観客から直接見えて仕掛けがわかることを防止するために、観客には子供が多いにもかかわらず、装置を大人の視線高さ以上の位置に、しかも観客から一定の距離をとって設置せざるを得ず、見づらいものとなっていた。また、映像はあらかじめ決められたプログラムで固定されているため、展示物を自由に入れ替えて対応する画像を表示することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
虚像合成表示装置において、至近距離や見下ろし視線で見ても、仕掛けである画像表示装置の表示画面が直接見えないようにすること。また、展示物の交換に応じて対応した画像が自動的に表示されるようにして、固定展示のみならず、教育用機器としても使用可能にすること。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(イ)画像表示装置の表示画面3の前に光線透過方向を制限する光学素子6を設け、表示画面から出た光5がハーフミラー2以外の、観察者の視点8の方向に向かわないように設定する。
(ロ)展示する物体1に対応する説明画像を、物体の種類分予め用意し、コードナンバーをつけて画像検索装置13にファイルする。
(ハ)対応する画像のコードナンバーの識別コードを、展示する物体1あるいは展示物体の台座9に付加する。
(ニ)展示する物体1が装置の定位置に置かれたことをセンサー11で確認し、識別コード読取機12にて識別コード10を読み取る。
(ホ)読み取られたコードナンバーにて画像検索装置13の画像ファイルを検索し、検索された画像を表示画面3に表示する。
(ヘ)表示画面3はハーフミラー2に反射することにより、物体1上あるいはその近傍に虚像7として合成表示される。
【0005】
【発明の実施形態】
<実施の形態1>
図1のように画像表示装置の表示画面3の前に微細ルーバー構造等で作られた光線透過方向を制限する光学素子6を、透過を制限する方向が表示画面3の上下方向と一致するように設け、ハーフミラー2に向かう方向の光線は透過するが、観察者の視点8の方には光線が遮断されて、向かわないように設定する。図2に示すように、表示画面3から出た光5のうち、ハーフミラー2の方に向かう光は光学素子6を透過するが、それと大きく異なる方向の光は透過しないので観察者の視点8から表示画面3は直接見えず、表示装置の存在を感じさせない。なお、光線透過方向を制限する光学素子6は製品として供給されている。一方、ハーフミラー2に向かった光は反射して観察者の方に向かい、観察者の視点8からは、表示画面3上の説明画像4が展示する物体1の上あるいは近傍に虚像7として重なって見え、虚像合成表示の目的を達する。
<実施の形態2>
図3および図4に示すように、展示する物体1に対応した説明画像4を、実写、あるいはコンピュータグラフィックス等の方法で予め制作し、コードナンバーを付け、パーソナルコンピュータ等を使用した画像検索装置13の画像ファイルに保存する。説明画像4は目的に応じて、静止画であっても動画であってもかまわない。展示する物体1あるいは展示物体の台座9には対応する説明画像のコードナンバーが入った識別コード10を付加する。識別コード10の例をあげれば、バーコード、2次元コード、ICチップなどである。いま、複数の展示する物体1があり、それぞれに対応した説明画像がファイルされているとする。任意の展示する物体1が装置にセットされ、センサー11で定位置にあることが確認されると、識別コード読取機12が識別コード10のコードナンバーを読取り、読取信号が画像検索装置13に入力され、画像検索ソフトウェアによって画像ファイルから該当する説明画像が検索され、画像出力されて、画像表示装置の表示画面3に説明画像4が表示される。表示された説明画像4はハーフミラー2に反射して、展示する物体1の上あるいは近傍に虚像7が形成される。このようにして、展示する物体1を入れ替えても対応した説明画像が虚像合成表示される。
<実施の形態3〉
実施形態2においても、光線透過方向を制限する光学素子6を表示画面3の前に設けることにより、観察者の視点8から直接、表示画面3が見えなくなり画像表示装置の存在を感じさせないため、装置を高い位置に置く必要がなく、子供の視線に合わせて設置することが可能になる。
【0006】
【発明の効果】
本発明により、虚像合成表示装置を至近距離に、かつ子供の視線高さに合わせて設置することが可能になり、展示が見やすくなり学習効果が向上する。また、画像自動検索機能を付加したものは、自由に物体を入れ替えて対応画像を表示できるインタラクティブ性を持つため、展示だけでなく、教室等で教育機器として有効に活用することができる。
【0007】
【図面の簡単な説明】
【図1】至近から観察可能な虚像合成表示装置の見取図
【図2】図1の装置の光路を説明する断面図
【図3】至近から観察可能でかつ展示物体に対応した説明画像を自動的に検索表示する虚像合成表示装置の見取図
【図4】図3の装置の画像検索表示機能を説明する信号系統図
【符号の説明】
1.展示する物体
2.ハーフミラー
3.画像表示装置の表示画面
4.説明画像
5.表示画面から出た光
6.光線透過方向を制限する光学素子
7.合成表示される虚像
8.観察者の視点
9.展示物体の台座
10.識別コード
11.センサー
12.識別コード読取機
13.画像検索装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示する物体上あるいは近傍に説明画像を虚像として合成表示する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
虚像合成表示装置は博物館等で用いられるが、使用する画像表示装置の表示画面が観客から直接見えて仕掛けがわかることを防止するために、観客には子供が多いにもかかわらず、装置を大人の視線高さ以上の位置に、しかも観客から一定の距離をとって設置せざるを得ず、見づらいものとなっていた。また、映像はあらかじめ決められたプログラムで固定されているため、展示物を自由に入れ替えて対応する画像を表示することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
虚像合成表示装置において、至近距離や見下ろし視線で見ても、仕掛けである画像表示装置の表示画面が直接見えないようにすること。また、展示物の交換に応じて対応した画像が自動的に表示されるようにして、固定展示のみならず、教育用機器としても使用可能にすること。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(イ)画像表示装置の表示画面3の前に光線透過方向を制限する光学素子6を設け、表示画面から出た光5がハーフミラー2以外の、観察者の視点8の方向に向かわないように設定する。
(ロ)展示する物体1に対応する説明画像を、物体の種類分予め用意し、コードナンバーをつけて画像検索装置13にファイルする。
(ハ)対応する画像のコードナンバーの識別コードを、展示する物体1あるいは展示物体の台座9に付加する。
(ニ)展示する物体1が装置の定位置に置かれたことをセンサー11で確認し、識別コード読取機12にて識別コード10を読み取る。
(ホ)読み取られたコードナンバーにて画像検索装置13の画像ファイルを検索し、検索された画像を表示画面3に表示する。
(ヘ)表示画面3はハーフミラー2に反射することにより、物体1上あるいはその近傍に虚像7として合成表示される。
【0005】
【発明の実施形態】
<実施の形態1>
図1のように画像表示装置の表示画面3の前に微細ルーバー構造等で作られた光線透過方向を制限する光学素子6を、透過を制限する方向が表示画面3の上下方向と一致するように設け、ハーフミラー2に向かう方向の光線は透過するが、観察者の視点8の方には光線が遮断されて、向かわないように設定する。図2に示すように、表示画面3から出た光5のうち、ハーフミラー2の方に向かう光は光学素子6を透過するが、それと大きく異なる方向の光は透過しないので観察者の視点8から表示画面3は直接見えず、表示装置の存在を感じさせない。なお、光線透過方向を制限する光学素子6は製品として供給されている。一方、ハーフミラー2に向かった光は反射して観察者の方に向かい、観察者の視点8からは、表示画面3上の説明画像4が展示する物体1の上あるいは近傍に虚像7として重なって見え、虚像合成表示の目的を達する。
<実施の形態2>
図3および図4に示すように、展示する物体1に対応した説明画像4を、実写、あるいはコンピュータグラフィックス等の方法で予め制作し、コードナンバーを付け、パーソナルコンピュータ等を使用した画像検索装置13の画像ファイルに保存する。説明画像4は目的に応じて、静止画であっても動画であってもかまわない。展示する物体1あるいは展示物体の台座9には対応する説明画像のコードナンバーが入った識別コード10を付加する。識別コード10の例をあげれば、バーコード、2次元コード、ICチップなどである。いま、複数の展示する物体1があり、それぞれに対応した説明画像がファイルされているとする。任意の展示する物体1が装置にセットされ、センサー11で定位置にあることが確認されると、識別コード読取機12が識別コード10のコードナンバーを読取り、読取信号が画像検索装置13に入力され、画像検索ソフトウェアによって画像ファイルから該当する説明画像が検索され、画像出力されて、画像表示装置の表示画面3に説明画像4が表示される。表示された説明画像4はハーフミラー2に反射して、展示する物体1の上あるいは近傍に虚像7が形成される。このようにして、展示する物体1を入れ替えても対応した説明画像が虚像合成表示される。
<実施の形態3〉
実施形態2においても、光線透過方向を制限する光学素子6を表示画面3の前に設けることにより、観察者の視点8から直接、表示画面3が見えなくなり画像表示装置の存在を感じさせないため、装置を高い位置に置く必要がなく、子供の視線に合わせて設置することが可能になる。
【0006】
【発明の効果】
本発明により、虚像合成表示装置を至近距離に、かつ子供の視線高さに合わせて設置することが可能になり、展示が見やすくなり学習効果が向上する。また、画像自動検索機能を付加したものは、自由に物体を入れ替えて対応画像を表示できるインタラクティブ性を持つため、展示だけでなく、教室等で教育機器として有効に活用することができる。
【0007】
【図面の簡単な説明】
【図1】至近から観察可能な虚像合成表示装置の見取図
【図2】図1の装置の光路を説明する断面図
【図3】至近から観察可能でかつ展示物体に対応した説明画像を自動的に検索表示する虚像合成表示装置の見取図
【図4】図3の装置の画像検索表示機能を説明する信号系統図
【符号の説明】
1.展示する物体
2.ハーフミラー
3.画像表示装置の表示画面
4.説明画像
5.表示画面から出た光
6.光線透過方向を制限する光学素子
7.合成表示される虚像
8.観察者の視点
9.展示物体の台座
10.識別コード
11.センサー
12.識別コード読取機
13.画像検索装置
Claims (3)
- 画像表示装置の表示画面3の前に、光線透過方向を制限する光学素子6を設け、ハーフミラー2の方向にのみ光線を透過させることにより、観察者より直接表示画面3が見えないように構成された虚像合成表示装置。
- 識別コード10が付加された展示する物体1が装置の定位置に置かれたとき、識別コード読取機12により識別コード10が読み取られ、読み取られたコードに対応する画像が検索され、画像表示装置の表示画面3に表示されることにより、展示する物体1に対応した説明画像4が、虚像7として、物体上もしくは近傍に合成表示されることを特長とする虚像合成表示装置。
- 請求項2の装置において、請求項1の構成をあわせ用いた虚像合成表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002225387A JP2004029687A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 虚像合成表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002225387A JP2004029687A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 虚像合成表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004029687A true JP2004029687A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31185042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002225387A Pending JP2004029687A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 虚像合成表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004029687A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1871120A2 (en) * | 2006-06-19 | 2007-12-26 | Kwangwoon University Research Institute for Industry Cooperation | Apparatus and method for projecting spatial image |
CN102542919A (zh) * | 2012-01-30 | 2012-07-04 | 大连摩尔登传媒有限公司 | 无缝拼接图像显示装置 |
-
2002
- 2002-06-27 JP JP2002225387A patent/JP2004029687A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1871120A2 (en) * | 2006-06-19 | 2007-12-26 | Kwangwoon University Research Institute for Industry Cooperation | Apparatus and method for projecting spatial image |
JP2008003596A (ja) * | 2006-06-19 | 2008-01-10 | Kwangwoon Univ Research Inst For Industry Cooperation | 空間映像投映装置及びその方法 |
JP4546505B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2010-09-15 | コワングウーン ユニバーシティー リサーチ インスティテュート フォー インダストリー コーオペレーション | 空間映像投映装置及びその方法 |
US8115803B2 (en) | 2006-06-19 | 2012-02-14 | Kwangwoon University Research Institute For Industry Cooperation | Apparatus and method for projecting spatial image |
EP1871120A3 (en) * | 2006-06-19 | 2012-07-18 | Kwangwoon University Research Institute for Industry Cooperation | Apparatus and method for projecting spatial image |
CN102542919A (zh) * | 2012-01-30 | 2012-07-04 | 大连摩尔登传媒有限公司 | 无缝拼接图像显示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6476378B2 (en) | Imaging apparatus and method of same | |
JP4995313B2 (ja) | マルチビュー表示システム | |
ES2556678T3 (es) | Distribución automática de vitrinas privadas a lo largo de un escaparate | |
US6607275B1 (en) | Merchandise display case and system | |
JP4140898B2 (ja) | 情報提示装置および情報提示装置の使用方法 | |
JP2001036837A (ja) | 複数画像合成装置 | |
CN103309136B (zh) | 展示装置 | |
JP2008194120A (ja) | 陳列棚 | |
CN103913842A (zh) | 显示装置以及显示装置的控制方法 | |
CN106133582A (zh) | 在头戴显示设备内结合实景图像流之方法及系统 | |
JP2009109887A (ja) | 合成プログラム、記録媒体及び合成装置 | |
Yasugi et al. | Immersive aerial interface showing transparent floating screen between users and audience | |
JP6686791B2 (ja) | 映像表示方法及び映像表示システム | |
JP7251828B2 (ja) | 展示装置及び展示方法 | |
JP2004029687A (ja) | 虚像合成表示装置 | |
KR20170100215A (ko) | 투명 디스플레이가 결합된 입체 영상 표시 장치 | |
TWM577975U (zh) | Augmented reality and virtual reality navigation device | |
JP2010197473A (ja) | 立体プロジェクション展示装置 | |
JP5165939B2 (ja) | テーブル型大型映像装置 | |
KR200398885Y1 (ko) | 비주얼 트래킹을 이용한 증강현실 체험 망원경 | |
JP2003242168A (ja) | 情報表示装置およびその方法 | |
EP1672406A1 (en) | 3d image projection system | |
Ostkamp et al. | Using mobile devices to enable visual multiplexing on public displays: three approaches compared | |
JP2003015081A (ja) | 複数方向実像表示装置 | |
KR101432055B1 (ko) | 광고용 영상장치 및 그를 이용한 광고효과를 위한 컨텐츠 제공방법 |