JP2004029636A - 液晶表示パネル - Google Patents

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JP2004029636A
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wiring
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Kengo Ninomiya
二之宮 健吾
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Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
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Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
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Abstract

【課題】セル内の非表示領域内に納めきれない透明電極の引き回し配線を、電食による断線を生じさせることなく、周辺シール材のどこからでもセル外に引き出して配線することができるようにする。
【解決手段】透明電極を対向させて周辺シール材20を介して貼り合わされた一対の透明電極基板10を含み、透明電極の引き回し配線が周辺シール材20を潜って透明電極基板10の端子部11に引き出されている液晶表示パネルにおいて、周辺シール材20の外部の全周にわたって絶縁膜30を形成して、セル内の非表示領域13内に納めきれない透明電極の引き回し配線を周辺シール材20のどこからセル外に引き出しても、その外部引き回し配線を絶縁膜30にて被覆して電食による断線を生じさせないようにする。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示パネルに関し、さらに詳しく言えば、透明電極の引き回し配線のうち、周辺シール材の外側に引き出される部分の電食を防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルは、基本的に一対の透明電極基板を周辺シール材を介して圧着してなり、周辺シール材により囲まれたセル内に液晶物質が封入される。多くの場合、セル内の中央部分に表示に寄与する表示領域が割り当てられ、その表示領域の周り(表示領域と周辺シール材との間)は、表示に寄与しない非表示領域とされている。
【0003】
各透明電極基板の表示領域には透明電極が対向的に配置され、その透明電極に連なる引き回し配線は非表示領域に形成され、周辺シール材の下を潜って透明電極基板の端子部にまで引き出される。引き回し配線は透明電極と同じくITO(インジウム・錫酸化物)よりなり、通常は上記のように端子部以外は周辺シール材により密閉されたセル内に配置される。
【0004】
表示観察面から引き回し配線が見えないようにするため、通常、非表示領域にはブラックマスク(遮光膜)からなる額縁部が設けられるが、一部の機種においては、その額縁部を狭くすることが要求される場合がある。
【0005】
このような場合には、配線のスペース上、透明電極の引き回し配線を周辺シール材の端子部側の側辺以外の他の側辺からセル外に引き出して端子部に向かわせることになるが、この引き回し配線は、比較的長い範囲にわたって外気に対して剥き出し状態となるため水分や汚れなどが付着しやすく、それに起因する電食によって断線することがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、例えば非表示領域の幅を狭くして狭額縁化などを図るため、透明電極の引き回し配線を周辺シール材の端子部側の側辺以外の他の側辺からセル外に引き出す場合、そのセル外に引き出された引き回し配線の電食を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、透明電極を対向させて周辺シール材を介して貼り合わされた一対の透明電極基板を含み、上記透明電極の引き回し配線が周辺シール材を潜って上記透明電極基板の端子部に引き出されている液晶表示パネルにおいて、上記引き回し配線が、上記周辺シール材の上記端子部側の側辺以外の他の側辺からも上記周辺シール材の外部に引き出されて上記周辺シール材に沿って上記端子部に向けて配線されているとともに、上記周辺シール材の外部には、その全周にわたって絶縁膜が形成されており、上記引き回し配線が上記絶縁膜にて被覆されていることを特徴としている。
【0008】
本発明において、上記絶縁膜は上記透明電極の上に形成される配向膜もしくは中間絶縁膜と同一膜からなることが好ましく、これによれば、既存のパネル生産工程に変更を要することなく、上記絶縁膜を形成することができる。
【0009】
また、上記絶縁膜の一部分を上記周辺シール材の下側にまで入り込ませてもよい。その場合、上記周辺シール材の幅をWとして、上記周辺シール材に対する上記絶縁膜の入り込み量をW/3以下とすることが好ましい。これによれば、上記周辺シール材の密着性に悪影響をおよぼすことなく、上記周辺シール材際に配線される上記引き回し配線を外気に触れないように良好に被覆することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の液晶表示パネルが備える一対の透明電極基板の内の一方の透明電極基板10を模式的に示す平面図で、図2は図1の鎖線囲み部分の拡大図である。
【0011】
透明電極基板10は、周辺シール材20を介して図示しない対向透明電極基板と貼り合わせられる。この例において、透明電極基板10には端子部11が連設されている。周辺シール材20は例えばエポキシ系の熱硬化性樹脂からなり、その一つの側辺21が端子部11との境界線11aに沿うように四角枠状に塗布される。
【0012】
なお、対向透明電極基板側に周辺シール材20が塗布されてもよい。また、対向透明電極基板側にも端子部が設けられる場合(すなわち、2方向取り出し型液晶表示パネルの場合)、周辺シール材20の他の3つの側辺22〜24の内の一つが、その対向透明電極基板側の端子部との境界線に沿うように配置される。
【0013】
周辺シール材20によって囲まれたセル内に、図示しない液晶物質が封入される。セル内の中央部分に表示に寄与する表示領域(アクティブエリア)12が割り当てられ、表示領域12の周り(表示領域12と周辺シール材20との間)に表示に寄与しない非表示領域13が設けられる。
【0014】
例えば、フルドットマトリクス表示の場合、表示領域12内には、一方の透明電極基板に例えば走査電極としてストライプ状に形成された透明電極と、他方の透明電極基板に例えば信号電極として上記走査電極と直交する方向にストライプ状に形成された透明電極とが対向的に配置される。
【0015】
図2に示すように、非表示領域13に、表示領域12内の透明電極に連なる引き回し配線(内部配線)WIが通され、この引き回し配線WIは、周辺シール材20の端子部11側の側辺21を潜って端子部11に引き出される。
【0016】
図示しないが、通常、非表示領域13には、表示観察面から引き回し配線WIが見えないようにするため、いわゆる骨見え防止の額縁としてのブラックマスク(遮光膜)が設けられる。
【0017】
例えば、非表示領域13の幅を狭くする狭額縁化などの理由により、引き回し配線の本数が非表示領域13の許容配線本数を超えてしまうような場合には、その一部の引き回し配線を非表示領域13から周辺シール材20の外部に引き出して配線しなければならない。
【0018】
図2に、このような理由により、非表示領域13から周辺シール材20の外部に引き出された引き回し配線(外部配線)をWOとして示す。図2の例では、引き回し配線WOは3本であり、周辺シール材20の左側側辺22の外側に沿って配線されており、最終的には端子部11に至る。
【0019】
この外部の引き回し配線WOは外気に晒されるため、電食の原因となる水分や汚れなどが付着しやすい。そこで、本発明では、周辺シール材20の外部に、その各側辺21〜24を含む全周にわたって絶縁膜30を形成し、この絶縁膜30によって外部の引き回し配線WOを被覆するようにしている。図3に外部の引き回し配線WOを絶縁膜30にて被覆した状態の図2のA−A線に沿った断面図を示す。
【0020】
絶縁膜30は、既存の液晶表示パネル製造工程をそのまま利用して形成できるようにするため、セル内の透明電極上に設けられる中間絶縁膜(MIC)もしくはポリイミド配向膜と同一膜からなることが好ましい。膜厚は任意に調整されてよい。
【0021】
なお、絶縁膜30を配向膜と同一膜とする場合、配向膜形成用の転写版は、各透明電極基板に対して同一の転写版が適用されるため、図示しない対向透明電極基板側にも、図1と同様なパターンで絶縁膜30が形成されることになる。
【0022】
また、図4の拡大断面図を併せて参照して、周辺シール材20の際に配線される外部の引き回し配線WOaについては、その端の一部を周辺シール材20の下を通してもよく、これに伴って、絶縁膜30の一部分を周辺シール材20の下側にまで入り込ますことができる。
【0023】
この場合、周辺シール材20の幅をWとして、周辺シール材20に対する絶縁膜30の入り込み量をW/3以下とすることが好ましい。これによれば、周辺シール材20の密着性をほとんど低下させることなく、周辺シール材20の際に配線される引き回し配線WOaを外気に触れないように良好に被覆することができる。
【0024】
絶縁膜30に配向膜と同一膜を使用する場合には、上述したように図示しない対向透明電極基板側にも、周辺シール材20の外部全周にわたって絶縁膜30が形成されるが、絶縁膜30に配向膜以外の絶縁膜を用い、しかも対向透明電極基板側には外部の引き回し配線WOが存在しない場合には、その対向透明電極基板側にことさら絶縁膜を設ける必要はない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一対の透明電極基板を貼り合わせる周辺シール材の外部の全周にわたって絶縁膜を形成するようにしたことにより、セル内の非表示領域内に納めきれない透明電極の引き回し配線を、周辺シール材のどこからセル外に引き出したとしても、電食による断線を生じさせることなく配線することが可能となる。したがって、透明電極の引き回し配線の配線設計の自由度が広げられ、例えば非表示領域の幅を狭くして狭額縁化などを図るうえで有用な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示パネルが備える一対の透明電極基板の内の一方の透明電極基板を模式的に示す平面図。
【図2】図1の鎖線囲み部分の拡大図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】図3の要部拡大断面図。
【符号の説明】
10 透明電極基板
11 端子部
11a 端子部の境界線
12 表示領域
13 非表示領域
20 周辺シール材
21 周辺シール材の端子部側の側辺
22〜24 周辺シール材の他の側辺
30 絶縁膜
WI 非表示領域内の引き回し配線
WO 外部の引き回し配線

Claims (3)

  1. 透明電極を対向させて周辺シール材を介して貼り合わされた一対の透明電極基板を含み、上記透明電極の引き回し配線が周辺シール材を潜って上記透明電極基板の端子部に引き出されている液晶表示パネルにおいて、
    上記引き回し配線が、上記周辺シール材の上記端子部側の側辺以外の他の側辺からも上記周辺シール材の外部に引き出されて上記周辺シール材に沿って上記端子部に向けて配線されているとともに、上記周辺シール材の外部には、その全周にわたって絶縁膜が形成されており、上記引き回し配線が上記絶縁膜にて被覆されていることを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 上記絶縁膜が、上記透明電極の上に形成される配向膜もしくは中間絶縁膜と同一膜からなる請求項1に記載の液晶表示パネル。
  3. 上記絶縁膜の一部分が、上記周辺シール材の下側にまで入り込んでおり、上記周辺シール材の幅をWとして、上記周辺シール材に対する上記絶縁膜の入り込み量がW/3以下である請求項1または2に記載の液晶表示パネル。
JP2002189461A 2002-06-28 2002-06-28 液晶表示パネル Withdrawn JP2004029636A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137471A1 (ja) * 2011-04-01 2012-10-11 シャープ株式会社 液晶パネル及びそれを備えた表示装置
CN110426876A (zh) * 2019-07-03 2019-11-08 武汉华星光电技术有限公司 显示面板以及显示装置

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