JP2004029519A - 光スイッチ - Google Patents

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加藤 雅之
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Abstract

【課題】高速性を失うことなく安定に光結合が可能な光スイッチを提供する。
【解決手段】コリメート部2でコリメートされた光信号は、光偏向素子部3に入力され、所望の出力チャネルの方向に偏向され、スラブ導波路4を伝播し、光偏向素子部5に入力され、光集束部6に入力するように偏向され、光集束部6では、コア幅が単調に減少するテーパー導波路6aにより光信号は徐々に集束し、安定に光結合する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交換機に用いられる光スイッチに関し、特に、ネットワーク網のクロスポイントに配置する光信号の交換機に使用される光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信における伝送帯域は近年増大の一途を辿り、波長多重化技術の進展とあいまって、高速・大容量化が進んでいる。
【0003】
基幹通信ネットワークにおける光ファイバ網のハードウェア・インフラを構築するためには、光信号の行き先を切り替える、光信号の交換機が必要とされている。以下、この光信号の交換機に用いられる光スイッチについて説明する。
【0004】
図9は、従来の光スイッチの平面図である。
ここでは、4×4の光スイッチ80を説明する。
光スイッチ80は、4つの入力チャネルin1、in2、in3、in4と、4つの出力チャネルout1、out2、out3、out4との間で、光パスの切り替えを行うものであり、入力チャネルin1、in2、in3、in4と接続されたチャネル導波路61aからなるチャネル導波路部61と、光信号を平行光にする(以下コリメートという)導波路レンズ62aからなるコリメート部62と、電圧印加時に、光信号の偏向方向を変える光偏向素子部63と、光信号を伝播するスラブ導波路64と、出力側の光偏向素子部65と、光信号を集光する導波路レンズ66aからなる光集束部66と、出力チャネルout1、out2、out3、out4と接続されたチャネル導波路67aからなるチャネル導波路部67とから構成される。
【0005】
なお、図9では、煩雑になるため、1チャネルについての構成要素のみ符号を記した。なお、他のチャネルも同様の符号であるとする。
光偏向素子部63と、光偏向素子部65は、チャネルごとにそれぞれ2つのプリズム型電極63a、63b、65a、65bを有する。これらプリズム型電極63a、63bまたは65a、65bの対に、それぞれ電圧を印加することによって、プリズム型電極で挟まれた電気光学効果を有する素子による屈折率変化で、入力された光信号をそれぞれ異なる方向に偏向する。
【0006】
このプリズム型電極63a、63b、65a、65bを用いることで、マトリクス光スイッチを構成するために必要なレーザの偏向角度が得られ、回折型の偏向手段と異なり、偏向状態では、未偏向成分がなく、また電気光学効果を有する素子の作り方を工夫することで、散乱光もきわめて少ないために挿入損失やクロストークの問題が解決できることが知られている。
【0007】
図9において、入力チャネルin1から出力チャネルout3に光パスの切り替えを行う場合について、光スイッチ80の動作を説明する。
光信号が入力チャネルin1に接続されているチャネル導波路61aに入力されると、光信号は、導波路レンズ62a、62bにより、コリメートされて光偏向素子部63に入力される。入力チャネルin1から、出力チャネルout3に切り替える場合は、光偏向素子部63では、プリズム型電極63a、63bのうち、駆動電圧をプリズム型電極63aに印加することにより、電気光学効果による屈折率変化で、図9のように偏向方向を変えることができる。続いて、光信号はスラブ導波路64に入力されて、光偏向素子部65に入力される。ここでは、出力チャネルout3に光信号を出力するために、プリズム型電極65a、65bのうち、プリズム型電極65bにプリズム型電極63aに印加した電圧とほぼ同じ駆動電圧を印加することにより、図9のように光信号を導波路レンズ66a、66bに入力する。さらに、導波路レンズ66a、66bでは、光信号を集光して、出力チャネルout3のチャネル導波路67aに結合する。
【0008】
また、例えば、入力チャネルin3から出力チャネルout1に光パスを切り替える場合、光偏向素子部63において、プリズム型電極63bに駆動電圧を印加し、出力チャネルout1方向に偏向させ、光偏向素子部65においては、プリズム型電極65aに、プリズム型電極63bとほぼ同じ駆動電圧を印加する。
【0009】
このようにして光スイッチ80では、光偏向素子部63、65において、プリズム型電極63a、63b、65a、65bを選択して所定の駆動電圧を印加することによって、光パスを切り替えることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光偏向素子部63、65の駆動電圧を所定の値にしても、光スイッチを構成する材料、要素部分の寸法誤差、温度変化などによって、出力チャネルへの結合が安定しないのが一般的である。高速な電気光学効果を利用した光スイッチであっても、光結合を安定化させるために、チャネル導波路67aでの結合光の一部を後段で分岐することによって取り出し、トラッキングと呼ばれる光強度を最大化するようなフィードバックを行う。そのため、切り替え時間が長くなってしまい、本来の高速性が損なわれてしまうという問題があった。
【0011】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高速性を失うことなく安定に光結合が可能な光スイッチを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような光スイッチ20において、光信号をコリメートするコリメート部2と、コリメートされた光信号の偏向角度を変える光偏向素子部3と、光信号を伝播するスラブ導波路4と、スラブ導波路4を介して入力される光信号の偏向角度を変える光偏向素子部5と、コア幅が単調に減少する導波路であり、光信号を集光する光集束部6と、を備える複数のチャネルからなることを特徴とする光スイッチ20が提供される。
【0013】
上記構成によれば、コリメート部2でコリメートされた光信号は、光偏向素子部3に入力され、所望の出力チャネルの方向に偏向され、スラブ導波路4を伝播し、光偏向素子部5に入力され、光集束部6に入力するように偏向され、光集束部6では、コア幅が単調に減少する導波路6aにより安定に光結合する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の光スイッチの平面図である。
【0015】
また図2は、本発明の第1の実施の形態の光スイッチの断面図であり、図1のA−A線で示した部分の断面図である。
ここでは4×4の光スイッチ20を用いて説明する。
【0016】
光スイッチ20は、4つの入力チャネルin1、in2、in3、in4と、4つの出力チャネルout1、out2、out3、out4との間で、光パスの切り替えを行うものであり、入力チャネルin1、in2、in3、in4と接続されたチャネル導波路1aからなるチャネル導波路部1と、光信号をコリメートする導波路レンズ2a、2bからなるコリメート部2と、電圧印加時に光信号の偏向方向を変える光偏向素子部3と、光信号を伝播するスラブ導波路4と、電圧印加時に光信号の偏向方向を変える出力側の光偏向素子部5と、光信号を集光する導波路(以下テーパー導波路と呼ぶ)6aからなる光集束部6と、出力チャネルout1、out2、out3、out4と接続されたチャネル導波路7aからなるチャネル導波路部7と、から構成される。
【0017】
なお、図1では、煩雑になるため、1つのチャネルについての構成要素のみ符号を記した。なお、他のチャネルも同様の符号であるとする。
光偏向素子部3、5は、チャネルごとにプリズム型電極3a、3b、5a、5bを有する。
【0018】
また、光スイッチ20は、主に、基板10上に形成された屈折率の低い材料であるクラッド層11a、11cと、クラッド層11a、11cに挟まれた屈折率の高い材料であるコア層11bからなる導波路11により構成されており、光信号の偏向を変える部分である光偏向素子部3、5が、光学接着剤8を用いて埋め込まれている構成からなる。また、導波路レンズ部2は、レンズ状の導波路レンズ2a、2b部分以外が、低屈折率の媒体9で満たされている。
【0019】
チャネル導波路部1において、チャネル導波路1aはコア層11bを線状に形成したもので、入力チャネルin1、in2、in3、in4から入力される光信号を、線に沿って伝播させ、コリメート部2に入力する。
【0020】
コリメート部2において、導波路レンズ2aは、チャネル導波路1aより入力された光信号をコリメートして、光偏向素子部3に入力する。
以下に光偏向素子部3の詳細を説明する。
【0021】
図3は、光偏向素子の構成を示す図であり、(a)が上面図であり、(b)が側面図である。
なお、図3では、光偏向素子部3の1つのチャネル部分について図示した。
【0022】
図のように、光偏向素子部3は、導電性を有する単結晶基板3c上に、クラッド層3d、電気光学効果を有するコア層3e、クラッド層3fからなる導波路層が形成され、その上部にプリズム型電極3a、3bが形成されている構造からなる。図2の光スイッチ20の断面図においては、図3の構造において、プリズム型電極3a、3bの面を下にして、光偏向素子部3のクラッド層3d、コア層3e、クラッド層3fからなる導波路層が、図2の導波路11と光接続可能なように埋め込まれたものを示した。
【0023】
なお、プリズム型電極3a、3bの電気配線は基板10上に形成するが省略した。
光偏向素子部3は入力された光信号を、プリズム型電極3a、3bに印加された所定の電圧によって引き起こされる電気光学効果で、出力側の光偏向素子部5の所望のチャネルに入力されるように偏向する。
【0024】
スラブ導波路4は、膜厚方向に屈折率分布を持たせることによって、コアを中心とした膜内に光信号を閉じ込め、膜内の2次元方向に光信号を自由に伝播させる。
【0025】
なお、光偏向素子部5については、光偏向素子部3と同様の構成であり、入力された光信号を、プリズム型電極5a、5bに印加された所定の電圧によって引き起こされる電気光学効果で、光集束部6に入力するように偏向する。
【0026】
光集束部6において、テーパー導波路6aは、チャネル導波路1aやスラブ導波路4と異なり、コア層11bが平行な直線状ではなく、コア幅が単調に減少する構成であるので、コア層11b内の光ビーム幅を徐々に減少させ、チャネル導波路7aに結合させる。
【0027】
ここで、少なくとも、コリメート部2、スラブ導波路4、光集束部6が同一の導波路材料で構成される。光偏向素子部3、5は、前述の単結晶基板3c上に結晶成長させて導波路層を形成するので、異なる導波路材料であってもよい。
【0028】
なお、図1ではテーパー導波路6aのコア幅が直線状に減少するように示したが、放物線状に減少するようにしてもよい。
また、図2において、プリズム型電極3a、3b、5a、5bは、基板10に埋め込まれた形に記述されているが、実装形態はこれに限らず、導波路構造を有する、チャネル導波路部1、導波路レンズ部2、光偏向素子部3、スラブ導波路4、光偏向素子部5、光集束部6、チャネル導波路部7が光接続状態に構成されていればよい。
【0029】
以下、テーパー導波路6aを用いた光信号の集光を説明する。
図4は、テーパー導波路の平面図であり、入射された光信号の集光の様子を示す図である。
【0030】
点線の矢印は、光線の進行方向の一例を示す。また、図では単一モードの光信号の入射を示した。
図のように光信号がテーパー導波路6aに入射すると、テーパー導波路6a内の光束がコア層11bとクラッド層11a、11cの境界面に対して、臨界角度を越える角度の場合は、全反射条件を満たすため、光信号はコア層11b近傍に閉じ込められながら、徐々に幅が縮小され、最終的には末端に接続されたチャネル導波路7aに結合する。
【0031】
また、テーパー導波路6aの設計に関しては、平行光を直接受ける場合は、コア層11bとクラッド層11a、11cの屈折率差で決まる全反射条件を満たすような角度になるようにテーパーの角度を決めればよい。例えば、平行光のビーム幅(モード径)を徐々に変えるためには、屈折率差0.5%の場合で、0.5〜1度程度の角度で幅が直線的に変わる導波路であることが望ましい。また、例えば、ビーム径300μmをチャネル導波路7aに接続された出力チャネルの単一モードファイバに結合する10μm以下の径に変換するには、テーパー導波路6aの長さが最低20mmは必要になる。
【0032】
チャネル導波路部7において、チャネル導波路7aは、光集束部6において集光された光信号を出力チャネルout1、out2、out3、out4に出力する。
【0033】
次に、図1において、入力チャネルin1から出力チャネルout3に光パスの切り替えを行う場合について、光スイッチ20の動作を説明する。
光信号が入力チャネルin1に接続されているチャネル導波路1aに入力されると、光信号は、導波路レンズ2a、2bにより、コリメートされて光偏向素子部3に入力される。入力チャネルin1から、出力チャネルout3に切り替える場合は、光偏向素子部3では、プリズム型電極3a、3bのうち、駆動電圧をプリズム型電極3aに印加することにより、電気光学効果による屈折率変化で、図1のように偏向方向を変えることができる。続いて、光信号はスラブ導波路4に入力され伝播されて、光偏向素子部5に入力される。ここでは、出力チャネルout3に光信号を出力するために、プリズム型電極5a、5bのうち、プリズム型電極3aに印加した電圧とほぼ同じ駆動電圧をプリズム型電極5bに印加することにより、図1のように光信号を光集束部6の出力チャネルout3側のテーパー導波路6aに入力する。テーパー導波路6aに入力された光信号は徐々に幅が縮小され、チャネル導波路7aに光結合され、最終的には末端につながる出力チャネルout3に光信号を出力する。
【0034】
また、例えば、入力チャネルin3から出力チャネルout1に光パスを切り替える場合、光偏向素子部3において、プリズム型電極3bに駆動電圧を印加し、出力チャネルout1方向に偏向させ、光偏向素子部5においては、プリズム型電極5aに、プリズム型電極3bとほぼ同じ駆動電圧を印加する。
【0035】
このようにして光スイッチ20では、光偏向素子部3、5において、プリズム型電極3a、3b、5a、5bを選択して所定の駆動電圧を印加することによって、光パスを切り替えることができる。
【0036】
このように、出力側の光集束部6にテーパー導波路6aを設けたため、トラッキングを行わなくても安定に光信号をチャネル導波路7aに結合できる。これにより、トラッキング制御が不要にできる。
【0037】
以下、本発明の第2の実施の形態の光スイッチを説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態の光スイッチの平面図である。
断面図については図2とほぼ同様であるので説明を省略する。
【0038】
本発明の第2の実施の形態の光スイッチ40は、4つの入力チャネルin1、in2、in3、in4と、4つの出力チャネルout1、out2、out3、out4との間で、光パスの切り替えを行うものであり、入力チャネルin1、in2、in3、in4と接続されたチャネル導波路21aからなるチャネル導波路部21と、光信号をコリメートするテーパー導波路22aからなるコリメート部22と、電圧印加時に光信号の偏向方向を変える光偏向素子部23と、光信号を伝播するスラブ導波路24と、電圧印加時に光信号の偏向方向を変える出力側の光偏向素子部25と、光信号を集光するテーパー導波路26aからなる光集束部26と、出力チャネルout1、out2、out3、out4と接続されたチャネル導波路27aからなるチャネル導波路部27と、から構成される。
【0039】
第2の実施の形態の光スイッチ40は、第1の実施の形態の光スイッチ20と異なり、ここでは、コリメート部22に、テーパー導波路22aが用いられる。テーパー導波路22aは、出力側のテーパー導波路26aとは異なり、コア幅が単調に増加する構造である。これにより、テーパー導波路22aに入力された光信号は、幅を徐々に増加させて平行光を得ることができる。コア幅が単調に減少するテーパー導波路22aの角度は、コアとクラッドの屈折率差で決まる全反射条件を満たす角度である。
【0040】
その他の構成については、第1の実施の形態の光スイッチ20と同様であるので説明を省略する。
第2の実施の形態の光スイッチ40では、コリメート部22にテーパー導波路22aを用いたため、光偏向素子部23、25を除く導波路部を一括に形成する際のプロセスを簡素化できる。具体的には、導波路コアのパターン形成過程でチャネル導波路部21、27と、コリメート部22、光集束部26を同時に形成可能である。また、第1の実施の形態の光スイッチ20のように、ドライエッチングなどによって屈折率の異なる媒体を充填する構造を作り導波路レンズ2a、2bを形成するプロセスを排除することができる。第2の実施の形態の光スイッチ40においても、トラッキング制御を不要にできる点は、第1の実施の形態の光スイッチ20と同様である。
【0041】
なお、ここでは、テーパー導波路22aとしてコア幅が直線状に変化させたものを用いたが、放物線状に変化させたものを用いて光信号をコリメートしてもよい。
【0042】
以下、本発明の第3の実施の形態の光スイッチを説明する。
図6は、本発明の第3の実施の形態の光スイッチの平面図である。
第3の実施の形態の光スイッチ60は、4つの入力チャネルin1、in2、in3、in4と、4つの出力チャネルout1、out2、out3、out4との間で、光パスの切り替えを行うものであり、入力チャネルin1、in2、in3、in4と接続されたチャネル導波路41aからなるチャネル導波路部41と、光信号をコリメートする導波路レンズ42a、42bからなるコリメート部42と、電圧印加時に光信号の偏向方向を変える光偏向素子部43と、光信号を伝播するスラブ導波路44と、電圧印加時に光信号の偏向方向を変える出力側の光偏向素子部45と、光信号を集光する導波路レンズ46a、46bとテーパー導波路46cからなる光集束部46と、出力チャネルout1、out2、out3、out4と接続されたチャネル導波路47aからなるチャネル導波路部47と、から構成される。
【0043】
第3の実施の形態の光スイッチ60は、第1の実施の形態の光スイッチ20と異なり、光集束部46は導波路レンズ46a、46bと、テーパー導波路46cと、から構成される。
【0044】
テーパー導波路46cは出力側に接続され、導波路レンズ46a、46bから出力された光信号の伝播方向の変化を吸収する。
図7は、テーパー導波路の設計例を示す平面図である。
【0045】
なお、図7では、導波路レンズ46a、46bを模式的に示した。
テーパー導波路46cは、導波路レンズ46a、46bの集光軌跡に沿った形状にすることにより、短い距離でビーム径を縮小させることができる。
【0046】
例えば、300μmのビーム径に対して、焦点距離2.5mmでビーム集束が可能である。光軸が若干変化した場合においても、全反射条件を満たしている範囲では、光信号の閉じ込めを維持できる。
【0047】
図8は、テーパー導波路に入力された光信号の集光を示す平面図である。
導波路レンズ46a、46bを介してテーパー導波路46cに入力された光信号は、図のように、光軸が若干ずれても、テーパー導波路46cによりずれが吸収され、チャネル導波路47aに安定に光結合することができる。
【0048】
このように、光集束部46を導波路レンズ46a、46b、テーパー導波路46cによる構成としたため、伝播光に高い波面精度が得られかつ、安定に光結合が可能となる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、コア幅が単調に減少する導波路を設けたため、光信号を安定に出力側に結合させることができる。これにより、スイッチ切り替え時に、光偏向素子の駆動電圧を微調整するトラッキング制御を行わなくても安定に光パスを設定できるため、電気光学効果の高速性を生かした高速切り替えを行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光スイッチの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の光スイッチの断面図である。
【図3】偏向素子の構成を示す図であり、(a)が上面図であり、(b)が側面図である。
【図4】テーパー導波路の平面図であり、入射された光信号の集光の様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の光スイッチの平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の光スイッチの平面図である。
【図7】テーパー導波路の設計例を示す平面図である。
【図8】テーパー導波路に入力された光信号の集光を示す平面図である。
【図9】従来の光スイッチの平面図である。
【符号の説明】
1 チャネル導波路部
1a チャネル導波路
2 コリメート部
2a、2b 導波路レンズ
3、5 光偏向素子部
3a、3b、5a、5b プリズム型電極
4 スラブ導波路
6 光集束部
6a テーパー導波路
7 チャネル導波路部
7a チャネル導波路
8 光学接着剤
9 低屈折率の媒体

Claims (6)

  1. 複数の光信号の切り替えを行う光スイッチにおいて、
    前記光信号をコリメートするコリメート部と、
    コリメートされた前記光信号の偏向角度を変える第1の光偏向素子と、
    前記光信号を伝播するスラブ導波路と、
    前記スラブ導波路を介して入力される前記光信号の偏向角度を変える第2の光偏向素子と、
    コア幅が単調に減少する導波路であり、前記光信号を集光する光集束部と、
    を備える複数のチャネルからなることを特徴とする光スイッチ。
  2. 前記コア幅が単調に減少する前記導波路の角度は、コアとクラッドの屈折率差で決まる全反射条件を満たす前記角度であることを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  3. 前記コリメート部の少なくとも一部は、前記コア幅が単調に増加する導波路であることを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  4. 前記コア幅が単調に増加する前記導波路の角度は、コアとクラッドの屈折率差で決まる全反射条件を満たす前記角度であることを特徴とする請求項3記載の光スイッチ。
  5. 前記光集束部は、前記光信号を集光する導波路レンズと前記コア幅が単調に減少する前記導波路とを組み合わせた構成であることを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  6. 少なくとも、前記コリメート部、前記スラブ導波路、前記光集束部は同一の導波路材料で構成され、前記第1、第2の光偏向素子をそれらの間隙に配置されたことを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
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