JP2004028973A - 油と水の境界面検出センサー - Google Patents
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Abstract
【目的】油水分離機などで、油と水の境界線を検出するセンサー
【構成】図1の様に複数の検出棒を取り付け6コントローラで制御する
6コントローラには、制御回路、10コンデンサー、11アナログSWが組み込まれている。
制御回路からの出力を10コンデンサー、11アナログSW、1検出棒、A水の抵抗の順の直列CR回路を構成している。
この直列CR回路の10コンデンサーの端子電圧の立ち上がり時間を計測する事により境界線を検出する
【構成】図1の様に複数の検出棒を取り付け6コントローラで制御する
6コントローラには、制御回路、10コンデンサー、11アナログSWが組み込まれている。
制御回路からの出力を10コンデンサー、11アナログSW、1検出棒、A水の抵抗の順の直列CR回路を構成している。
この直列CR回路の10コンデンサーの端子電圧の立ち上がり時間を計測する事により境界線を検出する
Description
【産業上の利用分野】
油水分離機などで分離漕には上部に油、下部に水が分離しているこの時、油と水の境界を検出し制御する必要が生じる。
【従来の方法と問題点】
従来の電気抵抗の違いを利用した検出器では油が検出棒に付着すると電気抵抗が大きくなり下部の水を検出出来なくなる。
また静電容量型のセンサーは高価である、
【問題を解決する手段】
これを図面で説明する
(イ)図1の外形図にて、5絶縁ホルダーに装着された金属の1検出棒A、2検出棒B、3検出棒Cに6コントローラーからそれぞれ配線してある。また4アースが図2の様に金属ケースに接続してある。
(ロ)図2にて7油と8水との境界線を3本の検出棒(1〜3)が8水の層に入っていると6コントローラは3本に対応した9出力ABCが出力される。
(ハ)図2では3段階の油と水の境界線を検出できる。図1、図2は3段階であるが、検出棒を増やせば何段階まででも検出可能である。
(ニ)金属ケースでない場合は、必ず8水の層まで届く長い検出棒を取り付けこの検出棒にアースを接続すれば良い。
(ホ)図3の様に検出回路に直列に10コンデンサーを入れ立ち上がり時間の変化を計測するため薄い油が1検出棒Aに付いて絶縁されても油が薄いため十分な静電容量のコンデンサーとなるため検出棒が水の中にある時、図3の14電圧測定B点の電圧立ち上がり時間が長くなる
(ヘ)この時間を6コンロローラーで測定し出力する
【作用】
(イ)図2では検出棒は3本であるが図3では1検出棒Aで説明する。
(ロ)図2の6コントローラには制御回路と図3の電気回路が入っている。
(ハ)最初に11アナログSWをマイコンからの指令でアースに接続し10コンデンサーに残った電圧を0Vに完全放電させる。
(ニ)次に11アナログSWを1検出棒Aに切り替えマイコンより13電圧測定Aに図4の図4−1の電圧を加える。
(ホ)図3のF水と油の境界面の場合1検出棒Aは水まで達しておらず、検出棒とアース間の電気抵抗が大きい為14電圧測定B点の電圧は図4−1の様に早く立ち上がる
(ヘ)又図3のF水と油の境界面の場合は1検出棒Aが水に達しており、検出棒とアース間電気抵抗が(ホ)の場合より小さくなる、そのため14電圧測定B点の電圧は図4−2の様に遅く立ち上がる。この時1検出棒Aの表面に油が付着し水との間が絶縁されていても油が薄い為に十分な静電容量のコンデンサーとなり図4−2の様に遅く立ち上がる。
(ト)13電圧測定B点と15スレッショルド電圧を12コンパレータで比較しマイコン等の時間測定装置に送る。この時10コンデンサーが直列に入ることにより14電圧測定B点の電圧は必ずスレショルド電圧より電圧が高く上がるので時間が測定できる。
(チ)6コントローラーは(ニ)でのタイミングから12コンパレータからの出力の時間を計測し水面位置を判断し出力する。
(リ)(ハ)に戻り11アナログSWを順次各検出棒に切り替え同じ様に検出する。
【実施例】
油水分離機などは、上部層に油が下層に水が分離しており油を分離排出する為にはその境界線を検出しないと、油を排出したいのに、水が出てしまう。
本発明により水と油の境界線が検出出来るため油のみ排出するように制御出来る。
【考案の効果】
この考案により水と油の境界線をを検出出来るため、実施例の様に油水分離機などで油を排出する際に水を出さない様に制御出来る。又検出棒に油膜がついても同じ様に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外形図
【図2】使用方法図
【図3】原理説明用の略図
【図4】電気回路の電圧波形
図3の原理説明略図を補足する
【符号の説明】
1 検出棒A
2 検出棒B
3 検出棒C
4 アース(金属ケース)
5 絶縁ホルダー
6 コントローラ
7 油
8 水、洗浄液
9 出力ABC(検出棒ABCに対応したコントローラからの出力
10 コンデンサー
11 アナログSW
12 コンパレータ
13 電圧測定A 電圧波形を説明する測定個所を表す
14 電圧測定B 電圧波形を説明する測定個所を表す
15 スレショルド電圧
D 油面を表す
E 水と油の境界線を表す
F 水と油の境界線を表す
図4−1 13電圧測定A点の電圧波形
図4−2 14電圧測定B点のE水面時の波形
図4−3 14電圧測定B点のF水面時の波形
油水分離機などで分離漕には上部に油、下部に水が分離しているこの時、油と水の境界を検出し制御する必要が生じる。
【従来の方法と問題点】
従来の電気抵抗の違いを利用した検出器では油が検出棒に付着すると電気抵抗が大きくなり下部の水を検出出来なくなる。
また静電容量型のセンサーは高価である、
【問題を解決する手段】
これを図面で説明する
(イ)図1の外形図にて、5絶縁ホルダーに装着された金属の1検出棒A、2検出棒B、3検出棒Cに6コントローラーからそれぞれ配線してある。また4アースが図2の様に金属ケースに接続してある。
(ロ)図2にて7油と8水との境界線を3本の検出棒(1〜3)が8水の層に入っていると6コントローラは3本に対応した9出力ABCが出力される。
(ハ)図2では3段階の油と水の境界線を検出できる。図1、図2は3段階であるが、検出棒を増やせば何段階まででも検出可能である。
(ニ)金属ケースでない場合は、必ず8水の層まで届く長い検出棒を取り付けこの検出棒にアースを接続すれば良い。
(ホ)図3の様に検出回路に直列に10コンデンサーを入れ立ち上がり時間の変化を計測するため薄い油が1検出棒Aに付いて絶縁されても油が薄いため十分な静電容量のコンデンサーとなるため検出棒が水の中にある時、図3の14電圧測定B点の電圧立ち上がり時間が長くなる
(ヘ)この時間を6コンロローラーで測定し出力する
【作用】
(イ)図2では検出棒は3本であるが図3では1検出棒Aで説明する。
(ロ)図2の6コントローラには制御回路と図3の電気回路が入っている。
(ハ)最初に11アナログSWをマイコンからの指令でアースに接続し10コンデンサーに残った電圧を0Vに完全放電させる。
(ニ)次に11アナログSWを1検出棒Aに切り替えマイコンより13電圧測定Aに図4の図4−1の電圧を加える。
(ホ)図3のF水と油の境界面の場合1検出棒Aは水まで達しておらず、検出棒とアース間の電気抵抗が大きい為14電圧測定B点の電圧は図4−1の様に早く立ち上がる
(ヘ)又図3のF水と油の境界面の場合は1検出棒Aが水に達しており、検出棒とアース間電気抵抗が(ホ)の場合より小さくなる、そのため14電圧測定B点の電圧は図4−2の様に遅く立ち上がる。この時1検出棒Aの表面に油が付着し水との間が絶縁されていても油が薄い為に十分な静電容量のコンデンサーとなり図4−2の様に遅く立ち上がる。
(ト)13電圧測定B点と15スレッショルド電圧を12コンパレータで比較しマイコン等の時間測定装置に送る。この時10コンデンサーが直列に入ることにより14電圧測定B点の電圧は必ずスレショルド電圧より電圧が高く上がるので時間が測定できる。
(チ)6コントローラーは(ニ)でのタイミングから12コンパレータからの出力の時間を計測し水面位置を判断し出力する。
(リ)(ハ)に戻り11アナログSWを順次各検出棒に切り替え同じ様に検出する。
【実施例】
油水分離機などは、上部層に油が下層に水が分離しており油を分離排出する為にはその境界線を検出しないと、油を排出したいのに、水が出てしまう。
本発明により水と油の境界線が検出出来るため油のみ排出するように制御出来る。
【考案の効果】
この考案により水と油の境界線をを検出出来るため、実施例の様に油水分離機などで油を排出する際に水を出さない様に制御出来る。又検出棒に油膜がついても同じ様に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外形図
【図2】使用方法図
【図3】原理説明用の略図
【図4】電気回路の電圧波形
図3の原理説明略図を補足する
【符号の説明】
1 検出棒A
2 検出棒B
3 検出棒C
4 アース(金属ケース)
5 絶縁ホルダー
6 コントローラ
7 油
8 水、洗浄液
9 出力ABC(検出棒ABCに対応したコントローラからの出力
10 コンデンサー
11 アナログSW
12 コンパレータ
13 電圧測定A 電圧波形を説明する測定個所を表す
14 電圧測定B 電圧波形を説明する測定個所を表す
15 スレショルド電圧
D 油面を表す
E 水と油の境界線を表す
F 水と油の境界線を表す
図4−1 13電圧測定A点の電圧波形
図4−2 14電圧測定B点のE水面時の波形
図4−3 14電圧測定B点のF水面時の波形
Claims (1)
- 水と油が分離した漕において水面を検出するセンサー。
水と油の電気抵抗の違いを利用し更に、直列にコンデンサーを入れ電圧を加えるとCR回路により電気抵抗の違いによりコンデンサの電圧の立ち上がり時間が変わる、この時間を正確に検出するために電圧を加える前に、アナログスイッチによりコンデンサーを完全放電させる。
上記の電圧の立ち上がり時間は抵抗の低い水の方が長くなる事を利用したセンサー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002224193A JP2004028973A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 油と水の境界面検出センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002224193A JP2004028973A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 油と水の境界面検出センサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004028973A true JP2004028973A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31185008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002224193A Pending JP2004028973A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 油と水の境界面検出センサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004028973A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100416225C (zh) * | 2006-05-31 | 2008-09-03 | 武汉大学 | 一种汽车油量油品测量装置 |
-
2002
- 2002-06-27 JP JP2002224193A patent/JP2004028973A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100416225C (zh) * | 2006-05-31 | 2008-09-03 | 武汉大学 | 一种汽车油量油品测量装置 |
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