JP2004028686A - X線異物検出装置及び該装置の画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】X線異物検出装置は、被検査物にX線を曝射し、このX線の曝射に伴って被検査物を透過してくるX線の透過量に基づいて被検査物中の異物の有無を検査し、この検査結果を表示器5の表示画面5aに表示する。この検査結果の表示にあたって、被検査物へのX線曝射時のX線の透過量に応じたX線曝射時の被検査物の検査結果および2次元平面波形画像に加え、X線曝射時の被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像、X線曝射時の被検査物の3次元鳥瞰波形画像を表示器5の表示画面5aに対して選択的に表示する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば生肉、魚、加工食品、医薬などの各品種の被検査物に対し、X線を曝射したときのX線の透過量から被検査物中の異物を検出するX線異物検出装置及び該装置の画像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば生肉、魚、加工食品、医薬などの各品種の被検査物中(表面も含む)の異物(金属、骨、ガラス、石、合成樹脂材等)を検出するためにX線異物検出装置が用いられている。このX線異物検出装置では、搬送ライン上を順次搬送されてくる各品種の被検査物にX線を曝射し、この曝射したX線の透過量から被検査物中に金属、ガラス、石、骨などの異物が混入しているか否かを検出している。
【0003】
図7はこの種のX線異物検出装置の概略を示す斜視図である。図7に示すように、コンベア50上を被検査物Wが搬送されて行く途中位置にX線発生器51と、X線検出器52が対向配置される。X線発生器51は、コンベア50上を搬送される被検査物Wに対してX線を放射状に曝射している。X線検出器52は、X線発生器52から曝射されて被検査物Wを透過したX線の透過量に応じた電気信号(X線透過データ)を出力している。そして、不図示の処理手段は、X線検出器52からの電気信号(X線の透過量)を検出しようとする異物情報がより強調されて抽出できるように所定のフィルタ処理を施し、このフィルタ処理が施されたX線透過データと予め設定された検出リミット値(異物混入の有無を検出するための基準値)とを比較し、その比較結果に基づいて被検査物Wの異物混入の有無を判断している。
【0004】
そして、被検査物の異物混入の有無が判別されると、その判別結果に基づいて例えば被検査物の異物混入の有無を示す全体画像や異物混入の有無、総検査数、良品数、不良品数などが表示器の表示画面に表示される。
【0005】
ここで、被検査物の全体画像は、X線透過データのレベルの度合い(強度)に応じた透過画像として表示される。これにより、ユーザは、被検査物を平面視したときの外形の状態と、被検査物のX線の透過具合を確認することができる。また、被検査物中に異物がある場合、被検査物の透過画像は、異物部分が他の正常な部分と異なるように、表示濃度の濃淡によるコントラスト差を持たせた2次元画像として表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のX線異物検出装置では、被検査物全体の透過画像が表示濃度の濃淡によるコントラスト差を持たせた2次元画像として表示され、異物判定を行うための検出リミット値との関係が表示されないので、検出リミット値をどの値に設定すべきかをユーザの経験に頼らざるを得ず、設定に個人差が生じ、被検査物に応じた最適な検出リミット値に設定するのが困難であった。また、その被検査物の品種や異物の種類に適した検出リミット値に設定されていない場合には、本来検出されるべき異物を見逃すおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コントラスト差の2次元画像の他だけでなく、被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像や3次元鳥瞰波形画像を選択的に表示することにより、被検査物の品種や異物の種類による製品影響を多角的に判断し、より最適な検出リミット値を容易に設定することができるX線異物検出装置及び該装置の画像表示方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、被検査物WにX線を曝射し、このX線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線の透過量に基づいて前記被検査物中の異物の有無を検査し、この検査結果を表示器5に表示するX線異物検出装置1において、
前記被検査物へのX線曝射時のX線の透過量に応じたX線透過データを記憶する記憶手段16と、該記憶手段に記憶されたX線透過データに基づいて前記被検査物中の異物の混入の有無を判別するデータ処理判別手段17と、前記記憶手段に記憶されたX線透過データおよび前記データ処理判別手段の判別結果に基づいてX線曝射時の前記被検査物の検査結果、2次元平面画像、前記被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像の各種画像データを作成する画像データ作成手段18と、該画像データ作成手段が作成した画像データに基づいて前記被検査物の検査結果、2次元平面画像、前記被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像を前記表示器の表示画面に対して選択的に表示制御する表示制御手段19を含む処理手段14を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1のX線異物検出装置において、
前記表示制御手段19は、前記被検査物Wの検査結果、2次元平面画像、断面波形画像および3次元鳥瞰波形画像のうちの少なくとも2つの画像を前記表示器5に同時に表示することを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2のX線異物検出装置において、
前記表示制御手段19は、前記被検査物Wの断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器5に表示するときに、その断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像の表示領域内に検出リミット値を同時に表示することを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかのX線異物検出装置において、
前記表示制御手段19は、前記被検査物Wの断面波形画像を前記表示器5に表示するときに、その波形データ内の数値情報を前記断面波形画像の表示領域内に同時に表示することを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1又は2のX線異物検出装置において、
前記表示制御手段19は、前記被検査物Wの2次元平面画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器5に表示するとき、前記被検査物に混入される異物部分を色分け表示することを特徴とする。
【0013】
請求項6の発明に係るX線異物検出装置の画像表示方法は、被検査物WにX線を曝射し、このX線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線の透過量に基づいて前記被検査物中の異物の有無を検査し、この検査結果を表示器5に表示するX線異物検出装置1の画像表示方法において、
前記被検査物へのX線曝射時のX線の透過量に応じたX線曝射時の前記被検査物の検査結果および2次元平面画像に加え、X線曝射時の前記被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像、X線曝射時の前記被検査物の3次元鳥瞰波形画像を前記表示器の表示画面に対して選択的に表示することを特徴とする。
【0014】
請求項7の発明は、請求項6のX線異物検出装置の画像表示方法において、
前記被検査物Wの検査結果、2次元平面画像、断面波形画像および3次元鳥瞰波形画像のうちの少なくとも2つの画像を前記表示器5に同時に表示することを特徴とする。
【0015】
請求項8の発明は、請求項6又は7のX線異物検出装置の画像表示方法において、
前記被検査物Wの断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器5に表示するときに、その断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像の表示領域内に検出リミット値を同時に表示することを特徴とする。
【0016】
請求項9の発明は、請求項6〜8のいずれかのX線異物検出装置の画像表示方法において、
前記被検査物Wの断面波形画像を前記表示器5に表示するときに、その波形データ内の数値情報を前記断面波形画像の表示領域内に同時に表示することを特徴とする。
【0017】
請求項10の発明は、請求項6又は7のX線異物検出装置の画像表示方法において、
前記被検査物Wの2次元平面画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器5に表示するとき、前記被検査物に混入される異物部分を色分け表示することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるX線異物検出装置の外観を示す斜視図、図2は同X線異物検出装置の電気的構成を示すブロック図、図3は同X線異物検出装置による運転開始当初の検査結果の表示例を示す図、図4(a)〜(c)は同X線異物検出装置による各種画像データに基づく表示例を示す図、図5は同X線異物検出装置による検査時の画像データの処理手順を示すフローチャート、図6は同X線異物検出装置による3種類の画像データを同時に表示した状態を示す図である。
【0019】
X線異物検出装置は、搬送ラインの一部に設けられ、所定間隔をおいて順次搬送されてくる被検査物中(表面も含む)に混入される異物の有無を検出するものである。
【0020】
そして、特に、本例のX線異物検出装置では、被検査物の製品影響(例えば同一品種でのバラツキ)を多角的に判断して異物判定用の検出リミット値が簡単に適切な値に設定できるように、従来のコントラスト差の2次元平面画像の他に、被検査物の搬送方向と略直交する方向の1ラインの断面波形画像、被検査物を斜め方向から見た立体的な3次元鳥瞰波形画像を選択的に表示する機能を有している。
【0021】
図1に示すように、X線異物検出装置1は、搬送部2と異物検出部3とが装置本体4内部に設けられ、表示器5が装置本体4の前面上部に設けられている。
【0022】
搬送部2は、被検査物Wとして、例えば生肉、魚、加工食品、医薬などの各品種のいずれかの製品を搬送するもので、例えばトレイや包装フィルム、箱等の収容体に収容された同一品種の被検査物Wが所定間隔をおいて順次搬送される。
【0023】
この搬送部2は、装置本体4に対して水平に配置されたベルトコンベアで構成される。搬送部2は、図2に示す駆動モータ6の駆動により予め設定された所定の搬送速度で搬入口7から搬入された被検査物Wを搬出口8側(図中搬送方向X)に向けて搬送させる。
【0024】
異物検出部3は、搬送される被検査物Wを搬送路途中において異物を検出するもので、搬送部2の上方に所定高さ離れて設けられるX線発生器9と、搬送部2内にX線発生器9と対向して設けられるX線検出器10を備えて構成される。
【0025】
X線発生器9は、金属製の箱体11内部に設けられる円筒状のX線管12を不図示の絶縁油により浸漬した構成であり、X線管12の陰極からの電子ビームを陽極ターゲットに照射させてX線を生成している。X線管12は、その長手方向が被検査物Wの搬送方向Xと直交する方向(Y方向)に設けられている。X線管12により生成されたX線は、下方のX線検出器10に向けて、長手方向に沿った不図示のスリットにより略三角形状のスクリーン状にして曝射するようになっている。
【0026】
X線検出器10は、被検査物Wに対してX線が曝射されたときに、被検査物Wを透過してくるX線を検出し、この検出したX線の透過量に応じた電気信号を出力している。このX線検出器10は、搬送部2上を搬送される被検査物Wの搬送方向Xと直交するY方向に沿って設けられる。このX線検出器10には、ライン状に配列された複数のフォトダイオードと、フォトダイオード上に設けられたシンチレータとを備えたアレイ状のラインセンサが用いられる。
【0027】
図2に示すように、搬送部2の搬入口7側には、被検査物Wの通過を検出するための位置検出手段13が設けられている。この位置検出手段13は、搬送部2としてのベルトコンベアの入口側に設けられる一対の投受光器からなるフォトセンサで構成される。この構成により、被検査物Wがフォトセンサの前を通過している間では位置検出手段13からオン信号が処理手段14に入力される。
【0028】
このような構成によるX線検出器10では、搬送部2の搬入口7から搬送される被検査物Wを位置検出手段13が検出すると、搬送部2上を搬送される被検査物Wに対してX線発生器9からX線が曝射される。そして、この被検査物WへのX線の曝射に伴って被検査物Wを透過してくるX線をシンチレータで受けて光に変換する。このシンチレータで変換された光は、その下部に配置されるフォトダイオードによって受光される。そして、各フォトダイオードは、受光した光を電気信号に変換して出力する。このX線検出器10は、受けたX線の強さに対応したレベルを有した電気信号を処理手段14に出力する。
【0029】
図2において、処理手段14は、CPUやメモリなどで構成され、位置検出手段13が被検査物Wを検出したときのオン信号をタイミング信号とする所定時間後に、X線検出器10からの電気信号を取り込んで信号処理している。
【0030】
図2に示すように、処理手段14は、設定入力手段15、記憶手段(データメモリ)16、データ処理判別手段17、画像データ作成手段18、表示制御手段19を備えて構成される。
【0031】
設定入力手段15は、被検査物Wの異物検査や表示に関する各種設定や指示を与えるためのユーザが操作する複数のキーやスイッチ等で構成される。図3の例では、表示器5はタッチパネルとして形成され、その中に設定入力手段15として、スタートキー15a、ストップキー15b、表示モードキー15cが設けられている。その他、画面を切り替えることにより上記のキーやスイッチが表示される。
【0032】
スタートキー15aは、装置運転の開始を指示するときに操作される。ストップキー15bは、装置運転の停止を指示するときに操作される。表示モードキー15cは、表示モードの選択画面を表示器5に表示させるときに操作される。
【0033】
この表示モードキー15cの操作により表示モードの選択画面が表示されるので、この選択画面上の複数の表示モードの中からいずれか一つの表示モードを選択することができる。この表示モードの選択により表示器5に表示される表示内容は、例えば図3や図4(a)に示すような被検査物Wの異物混入の有無を示す2次元平面画像や異物混入の有無、総検査数、良品数、不良品数などの検査結果、図4(b),(c)に示すような被検査物Wの搬送方向と略直交する方向の1ラインの断面波形画像、被検査物Wの全体を斜め上方から見た立体的な3次元鳥瞰波形画像などであり、所定の表示領域内に表示される。なお、図4(b)には2種類の断面波形画像を示しており、各断面波形画像において被検査物Wの断面位置と検出リミット値が異なるものである。
【0034】
さらに説明すると、具体的な表示モードとしては、表示モード1…2次元平面画像(異物混入の有無、総検査数、良品数、不良品数などの検査結果も含む)、表示モード2…断面波形画像、表示モード3…3次元鳥瞰波形画像、表示モード4…2次元平面画像+断面波形画像、表示モード5…2次元平面画像+3次元鳥瞰波形画像、表示モード6…断面波形画像+3次元鳥瞰波形画像、表示モード7…2次元平面画像+断面波形画像+3次元鳥瞰波形画像である。
【0035】
また、設定入力手段15は、不図示のキーやスイッチの操作により、被検査物W中の異物の混入の有無を判定するための基準となる検出リミット値を設定している。この検出リミット値は、被検査物Wの品種や検出対象となる異物の種類などに応じて異なる複数の値が設定可能となっている。
【0036】
さらに、設定入力手段15は、表示器5の表示画面5aに検査結果を表示する際に、異物を示すデータ部分の色の設定や表示器5の表示画面5bに表示される現在の被検査物Wの製品影響(例えば同一品種によるバラツキ)を示すデータの種類(例えば被検査物Wの波形データ内の最大値、平均値など)を設定している。
【0037】
なお、図4(c)に示す3次元鳥瞰波形画像を表示器5に表示する場合は、表示画面5bに検出リミット値が表示される。
【0038】
また、設定入力手段15は、1ラインの断面波形画像や3次元鳥瞰波形画像を表示器5の表示画面5aに表示した際、部分的に表示する箇所を指定する設定を行っている。例えば図4(b)に示すような被検査物Wの1ラインの断面波形画像が表示器5の表示画面5aに表示された場合、どの部分の断面波形画像を拡大表示させるかを指示する指示箇所を表示画面5aの波形上で設定している。また、図4(c)に示すような被検査物Wの3次元鳥瞰波形画像が表示器5の表示画面5aに表示された場合には、どの部分の3次元鳥瞰波形画像を拡大表示させるかを指示する指示箇所を表示画面5aの波形上で設定している。
【0039】
記憶手段16には、各被検査物W毎のX線透過データが格納される。このX線透過データは、X線検出器10からの電気信号を不図示のA/D変換器によりA/D変換したデータを位置検出手段13の検出タイミングで取り込むことにより得られる。さらに説明すると、この記憶手段16には、各被検査物Wの検査が行われる毎に、X線検出器10の1ライン(Y方向)あたり例えば640個のX線透過データが、少なくとも搬送される被検査物Wの搬送方向の長さ(前端から後端までの検出期間に相当)に対応した所定ライン数(480ライン)が格納される。
【0040】
データ処理判別手段17は、記憶手段16に格納された各被検査物WのX線透過データに対し、検出しようとする異物情報がより強調されて抽出できるように例えば微分フィルタ(Robertsフィルタ、Prewittフィルタ、Sobelフィルタ)やラプラシアンフィルタなどの特徴抽出フィルタにより所定のフィルタ処理を施し、このフィルタ処理の施されたX線透過データと、設定入力手段15により予め設定された検出リミット値と比較し、その比較結果に基づいて被検査物Wの異物混入の有無を判別している。そして、フィルタ処理されたX線透過データが検出リミット値を超えたときに、その被検査物Wに異物が混入していると判断している。
【0041】
画像データ作成手段18は、記憶手段16に格納された各被検査物WのX線透過データ、データ処理判別手段17からのフィルタ処理の施されたX線透過データおよび判別結果に基づいて被検査物Wの2次元平面画像、1ラインの断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像による各種画像データを作成している。
【0042】
表示制御手段19は、データ処理判別手段17の判別結果および画像データ作成手段18で作成された画像データに基づき、設定入力手段15の表示モードキー15cにより選択された表示モードの表示内容が表示器5の表示画面5aに表示されるように表示器5の表示を制御している。なお、表示モードの選択がなされていない電源投入後のデフォルトの運転初期状態では、図3や図4(a)に示すような被検査物Wの異物混入の有無を示す2次元平面画像や異物混入の有無、総検査数、良品数、不良品数などの検査結果(表示モード1)が表示されるように表示器5の表示が制御される。
【0043】
次に、上記のように構成されるX線異物検出装置の動作について図5のフローチャートを参照しながら説明する。
【0044】
まず、ユーザが設定入力手段15を操作し、被検査物Wの異物検査や表示に関する各種設定や指示を設定する。また、この設定の段階で、ユーザが要望に応じて表示モードキー15cの操作により表示モードの選択画面を表示し、複数の表示モード(表示モード1〜7)の中からいずれか一つの表示モードを選択して設定しておくことができる。そして、設定操作が終了し、設定入力手段15のスタートキー15aが押されて運転が開始されると、搬送部2により順次搬送されてくる被検査物WにX線が曝射される(ST1)。
【0045】
X線が曝射されて被検査物Wを透過してくるX線は、X線検出器10により検出された後、不図示のA/D変換器によりA/D変換され、X線透過データとして出力される。このX線透過データは、位置検出手段13からの検出信号をタイミング信号として順次記憶手段16に蓄積される(ST2)。
【0046】
次に、データ処理判別手段17は、記憶手段16に格納された被検査物WのX線透過データに対し、検出しようとする異物情報がより強調されて抽出できるように所定のフィルタ処理を施して信号処理し(ST3)、このフィルタ処理されたデータと、設定入力手段15により予め設定された検出リミット値と比較して被検査物W中の異物混入の有無を判別する(ST4)。そして、フィルタ処理されたデータが検出リミット値を超えたとき、その被検査物Wに異物が混入していると判断する。
【0047】
ここで、表示モードキー15cの操作により選択された表示モードに基づき、2次元平面画像を表示するか否かが判別される(ST5)。選択された表示モードが2次元平面画像を表示するものと判断されると(ST5−Yes)、画像データ作成手段18が予め設定入力手段15で設定された被検査物Wの2次元平面波形画面の画像データを作成する(ST6)。
【0048】
次に、表示モードキー15cの操作により選択された表示モードに基づき、断面波形画像を表示するか否かが判別される(ST7)。選択された表示モードが断面波形画像を表示するものと判断されると(ST7−Yes)、画像データ作成手段18が記憶手段16に格納された被検査物Wの各ライン毎のX線透過データに基づいて被検査物Wの1ラインの断面波形画像の画像データを作成する(ST8)。
【0049】
次に、表示モードキー15cの操作により選択された表示モードに基づき、3次元鳥瞰波形画像を表示するか否かが判別される(ST9)。選択された表示モードが3次元鳥瞰波形画像を表示するものと判断されると(ST9−Yes)、画像データ作成手段18が被検査物Wの3次元鳥瞰波形画像の画像データを作成する(ST10)。
【0050】
なお、上述した図5のフローチャートでは、選択された表示モードに基づいて2次元平面画像、断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像の画像データを作成するものとして説明したが、これらの画像データは表示モードの選択の有無に係わらず、同時に作成しておいても良い。
【0051】
そして、表示器5の表示画面5aには、上記のようにした作成した画像データに基づいて2次元平面画像、断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像の組み合わせによる表示が所定の表示領域内になされる(ST11)。
【0052】
ここで、被検査物Wの異物混入の有無を示す2次元平面画像のみを表示器5に表示する場合には、図3や図4(a)に示すように、2次元平面画像の他に、異物混入の有無、総検査数、良品数、不良品数などの検査結果が同時に表示される。
【0053】
図3および図4(a)における被検査物Wの2次元平面画像データは、X線透過データのレベルの度合い(強度)に応じて表示される。これにより、ユーザは、被検査物Wを平面視したときの外形の状態と、被検査物WのX線の透過具合を確認することができる。また、被検査物W中に異物がある場合は、図3の黒丸部分で示す異物部分Gの表示濃度が他の部分と異なり(濃く、又は周囲と異なる色)で表示され、異物の混入位置を特定できる。
【0054】
なお、ユーザにより設定入力手段15から色の設定がなされた場合には、上記異物部分Gが設定された色で表示される。また、異物の種類に応じて検出リミット値を設定し、この設定された検出リミット値毎に検出リミット値を超えるデータを異なる色で表示するように設定入力手段15で設定がなされると、異物部分が検出リミット値毎に異なる色(例えば検出リミット値が2種類の場合は赤と青)で表示される。これにより、異物の混入位置だけでなく異物の種類も特定することができる。
【0055】
また、図4(b)に示すような被検査物Wの1ラインの断面波形画像を表示器5に表示する場合には、この被検査物Wの1ラインの断面波形画像とともに検出リミット値がライン5cで表示される。さらに、表示画面5bには、設定入力手段15で設定された種類のデータ(数値情報)として、例えば波形データ内の最大値が表示される。
【0056】
なお、上記被検査物Wの1ラインの断面波形画像の表示において、設定入力手段15の操作により画像上の指定箇所が設定されると、その部分の断面波形画像が拡大表示される。
【0057】
さらに、図4(c)に示すような被検査物Wの3次元鳥瞰波形画像を表示器5に表示する場合、被検査物W中に異物があると、異物部分の表示濃度が他の部分と異なり(濃く、又は周囲と異なる色)で表示され、異物の混入位置を特定できる。
【0058】
また、2次元平面画像のときと同様に、ユーザにより設定入力手段15から色の設定がなされた場合には、上記異物部分が設定された色で表示される。さらに、異物の種類に応じて検出リミット値を設定し、検出リミット値毎に検出リミット値を超えるデータを異なる色で表示するように設定入力手段15で設定がなされると、異物部分が検出リミット値毎に異なる色(例えば検出リミット値が2種類の場合は赤と青)で表示される。
【0059】
上記のように、表示画面5aの所定位置に表示された3次元鳥瞰波形画像は、設定入力手段15の操作により上下左右に回転可能とされている。そして、3次元鳥瞰波形画像内の異物までの寸法が計測可能となっている。
【0060】
なお、上記被検査物Wの3次元鳥瞰波形画像の表示において、設定入力手段15の操作により画像上の指定箇所が設定されると、その部分の3次元鳥瞰波形画像が拡大表示される。
【0061】
このように、本例のX線異物検出装置及び画像表示方法によれば、被検査物WのX線透過データに基づく画像として、従来のコントラスト差による2次元平面画像のみではなく、被検査物Wの流れ方向と略直交する1ラインの断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像を選択的に表示するので、これらの画像を参考にして被検査物の品種や異物の種類に応じた最適な検出リミット値に設定することが可能となる。
【0062】
また、図4(b)に示すような表示を行った場合、現在の被検査物Wの影響値(例えばX線透過データの最大値、平均値など)を目視で確認することができる。例えば画像停止時には、停止画像内部での最大値が表示器5の表示画面5bに表示されるので、画面上に表示される検出リミット値を見比べて異物混入による異常か他の要因によるものかを確認でき、被検査物Wの品種や異物の種類に応じて適切な検出リミットを容易に設定することができる。
【0063】
さらに、図4(c)に示すような表示を行った場合には、被検査物Wの外形や異物がどの位置にあるかを立体的に把握でき、表示器5の表示画面5aに表示される3次元鳥瞰波形を上下左右に回転させることができる。
【0064】
また、上述した上記の3種類の画像表示に加え、2次元波形画像や3次元鳥瞰波形画像において異物を検出リミット値毎に色分け表示できるので、異物判定を行うための検出リミット値を設定する上で参考にすることができる。
【0065】
そして、上述した3種類の画像表示、断面波形画像表示時の検出リミット値および波形データ内の最大値の表示、2次元波形画像や3次元鳥瞰波形画像表示時の異物の色分け表示により、被検査物の状態を総合的に判断して被検査物の品種や異物の種類に応じて最適な検出リミット値を設定することができる。これにより、本来検出されるべき異物の見落としを低減でき、より精密な異物検査を行うことができる。
【0066】
ところで、本例のX線異物検出装置1では、2次元平面画像、断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像の組み合わせによる表示が可能となっている。従って、図6に示すように、2次元平面画像、断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像による3種類の画像を同時に表示器5に表示した場合には、1つの画面で被検査物の状態を多角的に認識することができ、3種類の画像を参考にしてより適切なリミット値に設定することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、被検査物の品種や異物の種類に応じて異物混入の有無を判定するための検出リミット値を適切な値に容易に設定することができる。
【0068】
また、被検査物の2次元平面画像、1ラインの断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像の3種類の画像を表示画面上に同時に表示すれば、1つの画面で被検査物の状態を多角的に認識することができ、3種類の画像を参考にしてより適切なリミット値に設定することができる。
【0069】
さらに、被検査物の断面波形画像を表示するときに、その表示画面内に検出リミット値や波形データ内の最大値を同時に表示したり、被検査物の2次元平面画像又は3次元鳥瞰波形画像を表示するときに、被検査物に混入される異物部分を色分け表示することにより、さらに被検査物の状態を多角的に認識することができ、被検査物の品種や異物の種類に応じた最適なリミット値に設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線異物検出装置の外観を示す斜視図
【図2】本発明によるX線異物検出装置の電気的構成を示すブロック図
【図3】本発明によるX線異物検出装置による運転開始当初の検査結果の表示例を示す図
【図4】(a)〜(c) 本発明によるX線異物検出装置による各種画像データに基づく表示例を示す図
【図5】本発明によるX線異物検出装置の処理手順を示すフローチャート
【図6】本発明によるX線異物検出装置において3種類の画像データを同時に表示した状態を示す図
【図7】従来のX線異物検出装置の概略構成を示す部分斜視図
【符号の説明】
1…X線異物検出装置、5…表示器、14…処理手段、16…記憶手段、17…データ処理判別手段、18…画像データ作成手段、19…表示制御手段、W…被検査物、G…異物。
Claims (10)
- 被検査物(W)にX線を曝射し、このX線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線の透過量に基づいて前記被検査物中の異物の有無を検査し、この検査結果を表示器(5)に表示するX線異物検出装置(1)において、
前記被検査物へのX線曝射時のX線の透過量に応じたX線透過データを記憶する記憶手段(16)と、該記憶手段に記憶されたX線透過データに基づいて前記被検査物中の異物の混入の有無を判別するデータ処理判別手段(17)と、前記記憶手段に記憶されたX線透過データおよび前記データ処理判別手段の判別結果に基づいてX線曝射時の前記被検査物の検査結果、2次元平面画像、前記被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像の各種画像データを作成する画像データ作成手段(18)と、該画像データ作成手段が作成した画像データに基づいて前記被検査物の検査結果、2次元平面画像、前記被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像、3次元鳥瞰波形画像を前記表示器の表示画面に対して選択的に表示制御する表示制御手段(19)を含む処理手段(14)を備えたことを特徴とするX線異物検出装置。 - 前記表示制御手段(19)は、前記被検査物(W)の検査結果、2次元平面画像、断面波形画像および3次元鳥瞰波形画像のうちの少なくとも2つの画像を前記表示器(5)に同時に表示することを特徴とする請求項1記載のX線異物検出装置。
- 前記表示制御手段(19)は、前記被検査物(W)の断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器(5)に表示するときに、その断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像の表示領域内に検出リミット値を同時に表示することを特徴とする請求項1又は2記載のX線異物検出装置。
- 前記表示制御手段(19)は、前記被検査物(W)の断面波形画像を前記表示器(5)に表示するときに、その波形データ内の数値情報を前記断面波形画像の表示領域内に同時に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のX線異物検出装置。
- 前記表示制御手段(19)は、前記被検査物(W)の2次元平面画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器(5)に表示するとき、前記被検査物に混入される異物部分を色分け表示することを特徴とする請求項1又は2記載のX線異物検出装置。
- 被検査物(W)にX線を曝射し、このX線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線の透過量に基づいて前記被検査物中の異物の有無を検査し、この検査結果を表示器(5)に表示するX線異物検出装置(1)の画像表示方法において、
前記被検査物へのX線曝射時のX線の透過量に応じたX線曝射時の前記被検査物の検査結果および2次元平面画像に加え、X線曝射時の前記被検査物の搬送方向と略直交する方向の断面波形画像、X線曝射時の前記被検査物の3次元鳥瞰波形画像を前記表示器の表示画面に対して選択的に表示することを特徴とするX線異物検出装置の画像表示方法。 - 前記被検査物(W)の検査結果、2次元平面画像、断面波形画像および3次元鳥瞰波形画像のうちの少なくとも2つの画像を前記表示器(5)に同時に表示することを特徴とする請求項6記載のX線異物検出装置の画像表示方法。
- 前記被検査物(W)の断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器(5)に表示するときに、その断面波形画像又は3次元鳥瞰波形画像の表示領域内に検出リミット値を同時に表示することを特徴とする請求項6又は7記載のX線異物検出装置の画像表示方法。
- 前記被検査物(W)の断面波形画像を前記表示器(5)に表示するときに、その波形データ内の数値情報を前記断面波形画像の表示領域内に同時に表示することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のX線異物検出装置の画像表示方法。
- 前記被検査物(W)の2次元平面画像又は3次元鳥瞰波形画像を前記表示器(5)に表示するとき、前記被検査物に混入される異物部分を色分け表示することを特徴とする請求項6又は7記載のX線異物検出装置の画像表示方法。
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