JP2004028670A - 自動分析装置等の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム - Google Patents
自動分析装置等の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】サービス会社が通信手段を介して検査施設で実施する分析準備作業等を代行することで,検査施設の検査員の負担軽減と分析準備作業等の安定化を図ることが出来る。
【解決手段】自動分析装置等を用いて分析業務を行う検査施設と,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等のサービス業務を行うサービス会社と,前記検査施設で分析作業を行う複数の検査員とがそれぞれ通信手段を介して随時連絡可能な手段を有し,サービス会社が前記施設で分析作業を開始する前の分析準備作業として,分析準備作業の代行と,分析業務終了後,自動分析装置のセル洗浄及び基本動作確認作業の代行を,前記通信回線を介して遠隔支援し,かつ分析準備作業及び終了作業報告を検査員に報告するシステム。
【選択図】 図1
【解決手段】自動分析装置等を用いて分析業務を行う検査施設と,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等のサービス業務を行うサービス会社と,前記検査施設で分析作業を行う複数の検査員とがそれぞれ通信手段を介して随時連絡可能な手段を有し,サービス会社が前記施設で分析作業を開始する前の分析準備作業として,分析準備作業の代行と,分析業務終了後,自動分析装置のセル洗浄及び基本動作確認作業の代行を,前記通信回線を介して遠隔支援し,かつ分析準備作業及び終了作業報告を検査員に報告するシステム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は,分析業務を行う自動分析装置の遠隔支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動分析装置を用いて,分析業務を行う検査室等においての標準的な業務フローを図2(A)に示す。図中業務フローは主に分析準備作業,分析作業及び装置終了作業に分けられる。自動分析装置を用いた通常の分析業務は例えば,午前9時から午後5時まで実施され,前後2時間程度で分析準備作業と装置終了作業を実施する。分析準備作業の主な項目として,流路系洗浄(セル洗浄),セルブランク測定,装置基本動作確認,キャリブレーション測定及びコントロール測定等が,装置終了作業には流路系洗浄及び装置基本動作確認の作業がある。これらの作業は,自動分析装置を用いた分析業務には欠かせない作業で有り,一般に検査室の職員が交代で実施しているのが現状である。特に分析準備作業は自動分析装置を正常に立ち上げ,分析作業にスムースに移行できるようにしなければならない。
【0003】
図2(B)は分析準備作業中に装置トラブルが生じた一例を示している。ここではキャリブレーション測定を実施中に装置トラブルが発生し,検査員が現象確認を行った後サービス会社に修理依頼等の連絡を行うが,装置状態説明問い合わせなどの連絡に時間を必要とし,結果的に分析準備作業が遅延し,結果的に分析作業の開始時刻が遅延する等の不具合を生じる結果となる。更に,分析開始時刻の遅延により,検査員は装置終了作業を開始する時刻が遅れ,必要以上の労働を強いられることになる。
【0004】
以下,分析準備作業の概要をそれぞれ簡単に説明する。流路系洗浄(セル洗浄)とは,検体を測定するためのキュベットを洗浄する事であり,正確なデーターを得るためには,第一に測定キュベットの洗浄を十分行う必要がある。最近,装置の性能向上のために測定キュベット数の増加し,かつ技術的にも高度になり,一般ユーザーではメンテナンスが困難になりつつある。また,基本のセル洗浄に関しては,これに掛ける時間を多く取れば取るほど,期待するデーターが得られる,つまり安定した数値報告を可能と出来る。
【0005】
セルブランク測定とは,上記したキュベットの基準となるベース値を装置が取得する操作を言う。セル洗浄動作とこのセルブランク測定は,一体と言ってもいいほど,基本的な作業動作である。基準となるベース値が外因であるところの汚れで一定していないと当然,データのバラツキの一因となってしまうのである。だが,これも上記と同様,複雑化のゆえ,自動化されたとは言ってもデータ取得に時間を要するのである。
【0006】
キャリブレーション測定とは,まず,キャリブレーションについて説明する。キャリブレーションは,臨床検査では分析装置の各分析項目別の検量係数を,正確さが明確にされた標準試料を使って設定する事や,すでに設定されている検量係数の正確さの偏りを校正(補正)する事を指す用語として検査業界では,定着化された用語である。キャリブレーターは,そのキャリブレーションの手段に用いる標準器や標準試料,または,それらに準ずる検量用の試料を指す。キャリブレーションは,キャリブレーターを多種使用するため,検量用試料が高価であるため,エラー発生等により2度,測定し直しとかとなると経済的な負担も大きくなり,かつ,キャリブレーション測定の所要時間が,多くかかるため,問題発生時には,分析開始時間が,遅延することが,頻繁である。日常検査では,それらの欠点を補うために,1種で複数項目の校正が出来るキャリブレーターを用いたり,分析開始時間を早めることで対応している。
【0007】
コントロール測定とは,上記に示すとおり,キャリブレーターの補正結果を確認するため,管理測定用に決められた数値が得られる試料をコントロールと言い,それらを測定する事をコントロール測定と言う。但し,決められた数値が得られるコントロールは,微量で高価であるため,何度も実施するとコスト的に合わない。よって,装置の信頼性こそが,重要なポイントとなってくるのである。
【0008】
コントロール測定には,測定誤差も含め,技術的に高度なテクニックを要求される。本システムは,そのテクニックを十分纏め上げた選任技術者が,顧客別にコントロール値を管理するものであり,故障原因をその数値から推定し装置のダウンタイムを削減させる事にも大きな役割を果たす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように,分析業務を行う検査室等において,従来検査室の職員によって,普通に実施されている自動分析装置の分析準備作業と装置終了作業を検査室の職員に代わって実施することができれば,検査室の職員に時間的制約を解消することが出来るとともに分析業務に専念できる。検査業務とは,正確さと迅速さを要求される業務である。日常,装置の安定と正確な試料管理を要求されている。あってはならない医療ミスを無くすためにも,現在の業務を出来る限り,簡略化及び高効率化を図ることが望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
自動分析装置等を用いて分析業務を行う検査施設と,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等のサービス業務を行うサービス会社と,検査施設で分析作業を行う複数の検査員とをそれぞれ通信手段を介して随時連絡可能な手段システムを講じる。
【0011】
【発明の実施の形態】
前記した手段を用いて,サービス会社は検査施設で分析作業を開始する前の分析準備作業として,▲1▼自動分析装置の電源投入,▲2▼装置機構の動作確認,▲3▼流路系洗浄,▲4▼試薬の充填,▲5▼セルブランク測定,▲6▼キャリブレーション測定,▲7▼コントロール測定及び▲8▼データー確認作業等の分析準備作業の代行及び分析業務終了後,自動分析装置のセル洗浄及び基本動作確認作業の代行を,通信回線を介して遠隔支援し,かつ分析準備作業及び終了作業報告を検査員に報告する。特に分析準備作業に不具合が生じれば直ぐに不具合点を解消することができ,分析作業の開始時刻の遅延を防止すること出来る。
【0012】
図1は,本発明の概要を説明するシステム説明図である。図中,1は分析作業を行う検査施設を,2はサービス会社で自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等のサービス業務を行う,3は分析作業を行う検査施設の検査員を,4は検査施設1,サービス会社2及び検査員3間で連絡可能は通信手段をそれぞれ示す。
【0013】
図2は本発明を実施するためのリモートコントロールシステムを示す。図中,図1と同一の番号を付したものは図1と同一の機能を有す。5は自動分析装置,6は自動分析装置5とサービス会社2を通信回線4で互いに接続するための専用端末(RIS:Remote Information Server)で自動分析装置5にはLAN接続されている。リモートコントロールシステムとは,装置から送られてくるLOG情報及びシステム情報7をサービス会社が所有するリモートコントロールサーバーに集約し,集約したデーターから,フィルタリング,診断を自動的に行い,サービス会社の遠隔診断システムより,検査施設の自動分析装置5に指示をするシステムである。
【0014】
例えば,自動分析装置5の電源投入の場合を例に取ると,サービス会社2から通信回線4を介して専用端末(RIS:Remote Information Server)6に自動分析装置5の電源投入指令を出す。自動分析装置5は専用端末6とLAN接続されているため,自動分析装置5は電源投入指令に基づき遠隔的に電源が投入される。自動分析装置5の装置状態は専用端末6を介して,サービス会社2のリモートコントロールサーバーに集約される。集約されたデーターから,フィルタリング,診断を自動的に行い自動分析装置5の状態認識する。今仮に,自動分析装置5の状態が異常の場合は,自動分析装置5の電源遮断命令を出すとともに,検査施設に最寄のサービス拠点に連絡しサービスマンの派遣を行う。
【0015】
以上説明したリモートコントロール機能は,他の機能に関しても同様に行うことが出来る。例えば自動分析装置5に試薬の充填を実施する場合は,検査施設の検査員に予め試薬のセット依頼等の作業は必要であるが,その後,試薬の交換切り替え等は電源投入と同様にリモートコントロールが可能である。
【0016】
図3は自動分析装置の分析準備作業の代行作業フロー図である。分析準備作業はa)〜h)で示した手順にしたがって,順次作業を進めていく。以下に個別作業の概要を説明する。
【0017】
a)自動分析装置の電源投入
自動分析装置の電源投入は,前述したのでここでの説明は割愛する。
b)装置機構の動作確認
装置機構の動作確認は,基本動作を理解した検査員が自動分析装置の各部動作試験を実施し,装置動作に異常が無いことを確認するものであるが,遠隔診断では,自動分析装置の各部に装着したセンサを駆使し検査員による動作確認と同様な動作確認を行うものである。例えば,動作確認の一例として,パルスモータを駆動し原点位置に戻った時点の残パルス数から駆動系の不具合を特定することがリモート診断の特徴である。
【0018】
c)流路系洗浄(セル洗浄)
流路系洗浄(セル洗浄)は,ルーチン動作を開始する前に,検体データー測定の要である反応セルを洗浄行い,汚れなき事を確認する作業である。専用端末(RIS:Remote Information Server)は装置本体に組み込まれた洗浄プログラムを用いて上記作業を実施する。
【0019】
d)試薬の充填
試薬の充填は,主に装置終了動作時にチェックするが,試薬が無ければ検査データを正確に得られない。これらは,遠隔診断とあわせ,試薬充填作業を装置に指示する。ちなみに装置には,試薬の補充が必要となった際,つまりルーチン動作中など急に試薬切れが発生したことを防ぐため,チェンジオーバー機能(試薬ボトルを自動でチェンジする機能)が付いている。この機能をフルに活用して,試薬を補充トラックから引く抜き自動で切り替えるものである。
【0020】
e)セルブランク測定動作
セルブランク測定動作は,日常におけるセルを単に洗浄するものではなく,測定の指針となる光源ランプ 管理をする事も兼ねている。光源ランプの劣化は,日々徐々に進行してゆくものである。したがって,劣化の経緯を推し量る事により,予測寿命を判断。装置データーの基本管理と装置のダウンタイムを防ぐために管理する。
【0021】
f)キャリブレーション測定
キャリブレーション測定は,遠隔診断でかつセルブランク測定を終えた装置は,一旦スタンバイ状態となる。その後 遠隔操作支援にて,キャリブレーション準備動作を指示する。試薬充填および測定準備動作を終えた装置は,また今一度スタンバイ動作となる。そこでキャリブレーションコンパートメントに準備された標準液(ブランク水,標準液)を測定し,校正値(キャリブレーション)を得るための測定をするものである。本特許が素晴らしいと申し上げる点は,本来,前述同様,選任の技術者でなければ判断できないキャリブレーション値の値付けつまり正常か否かの判断を即時にリモートで判断,装置のトラブルを防ぐ事はもちろん,装置判断を的確に行える事が利点である。
【0022】
g)コントロール測定動作
コントロール測定動作は,前述のキャリブレーション動作と同様,確認動作,データ確認が基本となるものである。本来,検査技師が判断し,正常か否かを判断するものであるが,本システムを導入する事により生化学検査専任者を要さなくても,装置の正常判断を的確にかつ,正確に顧客であるところの病院に提供出来るようになる。
【0023】
h)データー確認作業
データー確認作業は,通常100検体ごとにコントロールをルーチン測定し装置に安定を確認すると共に患者検体が,誤報告されないように確認している。本システムは,リモート技術を活用してその判断技術を顧客に提供するデーター管理委託サービスである。
【0024】
以上が装置の状況把握、診断、データー確認業務を自動分析装置の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム業務とする。
【0025】
図4は本発明の「自動分析装置の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム」を使用した場合の,検査室の業務フロー図を示す。図4(A)は分析業務を行う検査室等においての標準的な業務フローを示し,▲1▼自動分析装置の電源投入,▲2▼装置機構の動作確認,▲3▼流路系洗浄,▲4▼試薬の充填,▲5▼セルブランク測定,▲6▼キャリブレーション測定,▲7▼コントロール測定及び▲8▼データー確認作業等の分析準備作業を検査施設1とサービス会社2間の通信回線4を利用してサービス会社2が遠隔支援し,特にトラブルが無く,自動分析装置が正常に立上がり,定時(例えば9:00)からの分析作業を支障なく実施できる状態を示す。サービス会社2は分析準備作業の実施結果(分析作業を支障なく実施できる状態)を通信回線3を用いて検査員3に報告する。
【0026】
また,分析作業が終了し,自動分析装置の流路系洗浄(セル洗浄)及び基本動作確認作業も分析準備作業と同様に遠隔支援し,サービス会社2は装置終了作業が完了したことを通信回線3を用いて検査員3に報告する。
【0027】
図4(B)は分析業務を行う検査室等においての標準的な業務フローを示し,分析作業開始前に行う分析準備作業中に装置トラブルが生じた場合の一例を示している。分析準備作業では▲1▼自動分析装置の電源投入,▲2▼装置機構の動作確認,▲3▼流路系洗浄,▲4▼試薬の充填,▲5▼セルブランク測定,▲6▼キャリブレーション測定,▲7▼コントロール測定及び▲8▼データー確認作業等を実施するが,ここではキャりブレーション測定を実施中に装置トラブルが発生した状態を示す。本システムによると,サービス会社2は逐次検査室において分析準備作業の状態を通信回線3を使用して,遠隔支援しているため自動分析装置のトラブル発生を即差に認識できる。したがって,トラブル原因の解析及び対策を迅速に実施することが可能となる。例えば,遠隔支援のみでトラブルを解消できないと判断すると,検査施設1に最寄のサービスマンに連絡し,迅速な対応をとることが出来る。また,トラブルにいたる経緯もサービス会社2は,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等を実施しているために,最寄のサービスマンはこれらの情報を基に的確な処置を施すことが可能となる。
【0028】
以上の分析準備作業は分析作業を開始するまでに完了する必要があるため,トラブル発生から処置を行うまでの対応時間は極力短時間で効率よく実施しなければならないが,本システムを用いると,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等を常に実施しているために,効率よく短時間で処理が出来る。
【0029】
上記した分析準備作業中に生じたトラブル及び処置内容を含めた結果は,サービスマンからサービス会社2に連絡し,サービス会社2は通信回線3を用いて担当の検査員3に報告することで分析準備作業の代行は完了する。また,装置終了作業の代行についても,同様に流路系洗浄及び装置基本動作確認等を実施し,担当の検査員3に状況報告することで分装置終了作業の代行は完了する。
【0030】
上記したように,分析準備作業及び分析業務終了後の作業代行は,検査員にとっては時間的に余裕が出来分析業務に専念できる等のメリットがあるため,検査員の時間的余裕を金額換算し,サービス会社は評価額を対価として受領し,対価の一部は自動分析装置等の保守点検費用に充てる等のメニューを提示することでお互いに利益を受けることが出来る。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると,自動分析装置等を用いて分析業務を行う検査施設の検査員は,従来行っていた分析作業を開始する前の分析準備作業や分析業務終了後の装置終了作業から開放される。この結果検査員は時間的に余裕が出来分析業務に専念できる。また,分析作業を開始する前の分析準備作業や分析業務終了後の装置終了作業を自動分析装置の各種データの解析及び診断等のサービス業務を行うサービス会社が実施するため,作業中に生じたトラブルに対しても迅速に対応できると供に一貫した作業を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するシステム説明図である。
【図2】従来の分析業務を行う検査室の業務フロー図である。
【図3】自動分析装置のリモートコントロールシステム図である。
【図4】自動分析装置の分析分析準備作業代行の基本作業フロー図である。
【図5】本発明の分析業務を行う検査室の業務フロー図である。
【符号の説明】
1 検査施設
2 サービス会社
3 検査員
4 通信手段
5 自動分析装置
6 専用端末(REOTE INFOMATION SERVER)
【発明が属する技術分野】
本発明は,分析業務を行う自動分析装置の遠隔支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動分析装置を用いて,分析業務を行う検査室等においての標準的な業務フローを図2(A)に示す。図中業務フローは主に分析準備作業,分析作業及び装置終了作業に分けられる。自動分析装置を用いた通常の分析業務は例えば,午前9時から午後5時まで実施され,前後2時間程度で分析準備作業と装置終了作業を実施する。分析準備作業の主な項目として,流路系洗浄(セル洗浄),セルブランク測定,装置基本動作確認,キャリブレーション測定及びコントロール測定等が,装置終了作業には流路系洗浄及び装置基本動作確認の作業がある。これらの作業は,自動分析装置を用いた分析業務には欠かせない作業で有り,一般に検査室の職員が交代で実施しているのが現状である。特に分析準備作業は自動分析装置を正常に立ち上げ,分析作業にスムースに移行できるようにしなければならない。
【0003】
図2(B)は分析準備作業中に装置トラブルが生じた一例を示している。ここではキャリブレーション測定を実施中に装置トラブルが発生し,検査員が現象確認を行った後サービス会社に修理依頼等の連絡を行うが,装置状態説明問い合わせなどの連絡に時間を必要とし,結果的に分析準備作業が遅延し,結果的に分析作業の開始時刻が遅延する等の不具合を生じる結果となる。更に,分析開始時刻の遅延により,検査員は装置終了作業を開始する時刻が遅れ,必要以上の労働を強いられることになる。
【0004】
以下,分析準備作業の概要をそれぞれ簡単に説明する。流路系洗浄(セル洗浄)とは,検体を測定するためのキュベットを洗浄する事であり,正確なデーターを得るためには,第一に測定キュベットの洗浄を十分行う必要がある。最近,装置の性能向上のために測定キュベット数の増加し,かつ技術的にも高度になり,一般ユーザーではメンテナンスが困難になりつつある。また,基本のセル洗浄に関しては,これに掛ける時間を多く取れば取るほど,期待するデーターが得られる,つまり安定した数値報告を可能と出来る。
【0005】
セルブランク測定とは,上記したキュベットの基準となるベース値を装置が取得する操作を言う。セル洗浄動作とこのセルブランク測定は,一体と言ってもいいほど,基本的な作業動作である。基準となるベース値が外因であるところの汚れで一定していないと当然,データのバラツキの一因となってしまうのである。だが,これも上記と同様,複雑化のゆえ,自動化されたとは言ってもデータ取得に時間を要するのである。
【0006】
キャリブレーション測定とは,まず,キャリブレーションについて説明する。キャリブレーションは,臨床検査では分析装置の各分析項目別の検量係数を,正確さが明確にされた標準試料を使って設定する事や,すでに設定されている検量係数の正確さの偏りを校正(補正)する事を指す用語として検査業界では,定着化された用語である。キャリブレーターは,そのキャリブレーションの手段に用いる標準器や標準試料,または,それらに準ずる検量用の試料を指す。キャリブレーションは,キャリブレーターを多種使用するため,検量用試料が高価であるため,エラー発生等により2度,測定し直しとかとなると経済的な負担も大きくなり,かつ,キャリブレーション測定の所要時間が,多くかかるため,問題発生時には,分析開始時間が,遅延することが,頻繁である。日常検査では,それらの欠点を補うために,1種で複数項目の校正が出来るキャリブレーターを用いたり,分析開始時間を早めることで対応している。
【0007】
コントロール測定とは,上記に示すとおり,キャリブレーターの補正結果を確認するため,管理測定用に決められた数値が得られる試料をコントロールと言い,それらを測定する事をコントロール測定と言う。但し,決められた数値が得られるコントロールは,微量で高価であるため,何度も実施するとコスト的に合わない。よって,装置の信頼性こそが,重要なポイントとなってくるのである。
【0008】
コントロール測定には,測定誤差も含め,技術的に高度なテクニックを要求される。本システムは,そのテクニックを十分纏め上げた選任技術者が,顧客別にコントロール値を管理するものであり,故障原因をその数値から推定し装置のダウンタイムを削減させる事にも大きな役割を果たす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように,分析業務を行う検査室等において,従来検査室の職員によって,普通に実施されている自動分析装置の分析準備作業と装置終了作業を検査室の職員に代わって実施することができれば,検査室の職員に時間的制約を解消することが出来るとともに分析業務に専念できる。検査業務とは,正確さと迅速さを要求される業務である。日常,装置の安定と正確な試料管理を要求されている。あってはならない医療ミスを無くすためにも,現在の業務を出来る限り,簡略化及び高効率化を図ることが望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
自動分析装置等を用いて分析業務を行う検査施設と,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等のサービス業務を行うサービス会社と,検査施設で分析作業を行う複数の検査員とをそれぞれ通信手段を介して随時連絡可能な手段システムを講じる。
【0011】
【発明の実施の形態】
前記した手段を用いて,サービス会社は検査施設で分析作業を開始する前の分析準備作業として,▲1▼自動分析装置の電源投入,▲2▼装置機構の動作確認,▲3▼流路系洗浄,▲4▼試薬の充填,▲5▼セルブランク測定,▲6▼キャリブレーション測定,▲7▼コントロール測定及び▲8▼データー確認作業等の分析準備作業の代行及び分析業務終了後,自動分析装置のセル洗浄及び基本動作確認作業の代行を,通信回線を介して遠隔支援し,かつ分析準備作業及び終了作業報告を検査員に報告する。特に分析準備作業に不具合が生じれば直ぐに不具合点を解消することができ,分析作業の開始時刻の遅延を防止すること出来る。
【0012】
図1は,本発明の概要を説明するシステム説明図である。図中,1は分析作業を行う検査施設を,2はサービス会社で自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等のサービス業務を行う,3は分析作業を行う検査施設の検査員を,4は検査施設1,サービス会社2及び検査員3間で連絡可能は通信手段をそれぞれ示す。
【0013】
図2は本発明を実施するためのリモートコントロールシステムを示す。図中,図1と同一の番号を付したものは図1と同一の機能を有す。5は自動分析装置,6は自動分析装置5とサービス会社2を通信回線4で互いに接続するための専用端末(RIS:Remote Information Server)で自動分析装置5にはLAN接続されている。リモートコントロールシステムとは,装置から送られてくるLOG情報及びシステム情報7をサービス会社が所有するリモートコントロールサーバーに集約し,集約したデーターから,フィルタリング,診断を自動的に行い,サービス会社の遠隔診断システムより,検査施設の自動分析装置5に指示をするシステムである。
【0014】
例えば,自動分析装置5の電源投入の場合を例に取ると,サービス会社2から通信回線4を介して専用端末(RIS:Remote Information Server)6に自動分析装置5の電源投入指令を出す。自動分析装置5は専用端末6とLAN接続されているため,自動分析装置5は電源投入指令に基づき遠隔的に電源が投入される。自動分析装置5の装置状態は専用端末6を介して,サービス会社2のリモートコントロールサーバーに集約される。集約されたデーターから,フィルタリング,診断を自動的に行い自動分析装置5の状態認識する。今仮に,自動分析装置5の状態が異常の場合は,自動分析装置5の電源遮断命令を出すとともに,検査施設に最寄のサービス拠点に連絡しサービスマンの派遣を行う。
【0015】
以上説明したリモートコントロール機能は,他の機能に関しても同様に行うことが出来る。例えば自動分析装置5に試薬の充填を実施する場合は,検査施設の検査員に予め試薬のセット依頼等の作業は必要であるが,その後,試薬の交換切り替え等は電源投入と同様にリモートコントロールが可能である。
【0016】
図3は自動分析装置の分析準備作業の代行作業フロー図である。分析準備作業はa)〜h)で示した手順にしたがって,順次作業を進めていく。以下に個別作業の概要を説明する。
【0017】
a)自動分析装置の電源投入
自動分析装置の電源投入は,前述したのでここでの説明は割愛する。
b)装置機構の動作確認
装置機構の動作確認は,基本動作を理解した検査員が自動分析装置の各部動作試験を実施し,装置動作に異常が無いことを確認するものであるが,遠隔診断では,自動分析装置の各部に装着したセンサを駆使し検査員による動作確認と同様な動作確認を行うものである。例えば,動作確認の一例として,パルスモータを駆動し原点位置に戻った時点の残パルス数から駆動系の不具合を特定することがリモート診断の特徴である。
【0018】
c)流路系洗浄(セル洗浄)
流路系洗浄(セル洗浄)は,ルーチン動作を開始する前に,検体データー測定の要である反応セルを洗浄行い,汚れなき事を確認する作業である。専用端末(RIS:Remote Information Server)は装置本体に組み込まれた洗浄プログラムを用いて上記作業を実施する。
【0019】
d)試薬の充填
試薬の充填は,主に装置終了動作時にチェックするが,試薬が無ければ検査データを正確に得られない。これらは,遠隔診断とあわせ,試薬充填作業を装置に指示する。ちなみに装置には,試薬の補充が必要となった際,つまりルーチン動作中など急に試薬切れが発生したことを防ぐため,チェンジオーバー機能(試薬ボトルを自動でチェンジする機能)が付いている。この機能をフルに活用して,試薬を補充トラックから引く抜き自動で切り替えるものである。
【0020】
e)セルブランク測定動作
セルブランク測定動作は,日常におけるセルを単に洗浄するものではなく,測定の指針となる光源ランプ 管理をする事も兼ねている。光源ランプの劣化は,日々徐々に進行してゆくものである。したがって,劣化の経緯を推し量る事により,予測寿命を判断。装置データーの基本管理と装置のダウンタイムを防ぐために管理する。
【0021】
f)キャリブレーション測定
キャリブレーション測定は,遠隔診断でかつセルブランク測定を終えた装置は,一旦スタンバイ状態となる。その後 遠隔操作支援にて,キャリブレーション準備動作を指示する。試薬充填および測定準備動作を終えた装置は,また今一度スタンバイ動作となる。そこでキャリブレーションコンパートメントに準備された標準液(ブランク水,標準液)を測定し,校正値(キャリブレーション)を得るための測定をするものである。本特許が素晴らしいと申し上げる点は,本来,前述同様,選任の技術者でなければ判断できないキャリブレーション値の値付けつまり正常か否かの判断を即時にリモートで判断,装置のトラブルを防ぐ事はもちろん,装置判断を的確に行える事が利点である。
【0022】
g)コントロール測定動作
コントロール測定動作は,前述のキャリブレーション動作と同様,確認動作,データ確認が基本となるものである。本来,検査技師が判断し,正常か否かを判断するものであるが,本システムを導入する事により生化学検査専任者を要さなくても,装置の正常判断を的確にかつ,正確に顧客であるところの病院に提供出来るようになる。
【0023】
h)データー確認作業
データー確認作業は,通常100検体ごとにコントロールをルーチン測定し装置に安定を確認すると共に患者検体が,誤報告されないように確認している。本システムは,リモート技術を活用してその判断技術を顧客に提供するデーター管理委託サービスである。
【0024】
以上が装置の状況把握、診断、データー確認業務を自動分析装置の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム業務とする。
【0025】
図4は本発明の「自動分析装置の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム」を使用した場合の,検査室の業務フロー図を示す。図4(A)は分析業務を行う検査室等においての標準的な業務フローを示し,▲1▼自動分析装置の電源投入,▲2▼装置機構の動作確認,▲3▼流路系洗浄,▲4▼試薬の充填,▲5▼セルブランク測定,▲6▼キャリブレーション測定,▲7▼コントロール測定及び▲8▼データー確認作業等の分析準備作業を検査施設1とサービス会社2間の通信回線4を利用してサービス会社2が遠隔支援し,特にトラブルが無く,自動分析装置が正常に立上がり,定時(例えば9:00)からの分析作業を支障なく実施できる状態を示す。サービス会社2は分析準備作業の実施結果(分析作業を支障なく実施できる状態)を通信回線3を用いて検査員3に報告する。
【0026】
また,分析作業が終了し,自動分析装置の流路系洗浄(セル洗浄)及び基本動作確認作業も分析準備作業と同様に遠隔支援し,サービス会社2は装置終了作業が完了したことを通信回線3を用いて検査員3に報告する。
【0027】
図4(B)は分析業務を行う検査室等においての標準的な業務フローを示し,分析作業開始前に行う分析準備作業中に装置トラブルが生じた場合の一例を示している。分析準備作業では▲1▼自動分析装置の電源投入,▲2▼装置機構の動作確認,▲3▼流路系洗浄,▲4▼試薬の充填,▲5▼セルブランク測定,▲6▼キャリブレーション測定,▲7▼コントロール測定及び▲8▼データー確認作業等を実施するが,ここではキャりブレーション測定を実施中に装置トラブルが発生した状態を示す。本システムによると,サービス会社2は逐次検査室において分析準備作業の状態を通信回線3を使用して,遠隔支援しているため自動分析装置のトラブル発生を即差に認識できる。したがって,トラブル原因の解析及び対策を迅速に実施することが可能となる。例えば,遠隔支援のみでトラブルを解消できないと判断すると,検査施設1に最寄のサービスマンに連絡し,迅速な対応をとることが出来る。また,トラブルにいたる経緯もサービス会社2は,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等を実施しているために,最寄のサービスマンはこれらの情報を基に的確な処置を施すことが可能となる。
【0028】
以上の分析準備作業は分析作業を開始するまでに完了する必要があるため,トラブル発生から処置を行うまでの対応時間は極力短時間で効率よく実施しなければならないが,本システムを用いると,自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等を常に実施しているために,効率よく短時間で処理が出来る。
【0029】
上記した分析準備作業中に生じたトラブル及び処置内容を含めた結果は,サービスマンからサービス会社2に連絡し,サービス会社2は通信回線3を用いて担当の検査員3に報告することで分析準備作業の代行は完了する。また,装置終了作業の代行についても,同様に流路系洗浄及び装置基本動作確認等を実施し,担当の検査員3に状況報告することで分装置終了作業の代行は完了する。
【0030】
上記したように,分析準備作業及び分析業務終了後の作業代行は,検査員にとっては時間的に余裕が出来分析業務に専念できる等のメリットがあるため,検査員の時間的余裕を金額換算し,サービス会社は評価額を対価として受領し,対価の一部は自動分析装置等の保守点検費用に充てる等のメニューを提示することでお互いに利益を受けることが出来る。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると,自動分析装置等を用いて分析業務を行う検査施設の検査員は,従来行っていた分析作業を開始する前の分析準備作業や分析業務終了後の装置終了作業から開放される。この結果検査員は時間的に余裕が出来分析業務に専念できる。また,分析作業を開始する前の分析準備作業や分析業務終了後の装置終了作業を自動分析装置の各種データの解析及び診断等のサービス業務を行うサービス会社が実施するため,作業中に生じたトラブルに対しても迅速に対応できると供に一貫した作業を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するシステム説明図である。
【図2】従来の分析業務を行う検査室の業務フロー図である。
【図3】自動分析装置のリモートコントロールシステム図である。
【図4】自動分析装置の分析分析準備作業代行の基本作業フロー図である。
【図5】本発明の分析業務を行う検査室の業務フロー図である。
【符号の説明】
1 検査施設
2 サービス会社
3 検査員
4 通信手段
5 自動分析装置
6 専用端末(REOTE INFOMATION SERVER)
Claims (2)
- 自動分析装置等を用いて分析業務を行う検査施設と,前記自動分析装置の稼動状況等のデータを通信回線を介してリアルタイムに情報を入手し,各種データの解析・診断及び保守点検等のサービス業務を行うサービス会社と,前記検査施設で分析作業を行う複数の検査員とをそれぞれ通信手段を介して随時連絡可能な手段を有し,前記サービス会社が前記検査施設で分析作業を開始する前の分析準備作業として,▲1▼自動分析装置の電源投入,▲2▼装置機構の動作確認,▲3▼流路系洗浄,▲4▼試薬の充填,▲5▼セルブランク測定,▲6▼キャリブレーション測定,▲7▼コントロール測定及び▲8▼データー確認作業等の分析準備作業の代行と,分析業務終了後,自動分析装置のセル洗浄及び基本動作確認作業の代行を,前記通信回線を介して遠隔支援し,かつ分析準備作業及び終了作業報告を前記検査員に報告することを特徴とする自動分析装置の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム。
- 請求項1に記載の分析準備作業及び分析業務終了後の作業代行及び分析準備作業及び終了作業報告を前記検査員への報告業務について,前記検査員の時間的余裕を金額換算し,サービス会社は評価額を対価として受領し,対価の一部は自動分析装置等の保守点検費用に充てることを特徴とする自動分析装置の分析準備・終了作業代行の遠隔支援システム。
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- 2002-06-24 JP JP2002182764A patent/JP2004028670A/ja active Pending
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