JP2004027459A - 筒状編地とその編成方法 - Google Patents

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Tetsuo Hasegawa
長谷川 哲男
Yuichi Hasegawa
長谷川 雄一
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Abstract

【課題】滑り落ちることのない、また襠を必要としない、体型に副ったフート・ウェアと、そのための丸編機による逆編みの編成方法を提供する。
【解決手段】筒状編地11が下部に編み始め端を有するフート・ウェアであって、該筒状編地11の下部14aより上部の編目14bを多くした筒状編地と、また、フート・ウェアからなる筒状編地11の編成方法において、丸編機を使用し該筒状編地11は下部より逆に編み始めて上部に編成aし、該下部の作用針数より上部の作用針数を増やすようにした筒状編地の編成方法を構成するものである。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、靴下等のフート・ウェアからなる筒状編地と、その編成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体の体型は、部位によって異なるので一定ではない。例えば下肢(足)の場合、下部の足首の径は細く、膨ら脛にかけて広がっており、上部の腿は非常に太くなっている。
【0003】
従って靴下は、細い下部の方へと滑り落ちやすく、そのためこれへの対策が従来から種々講じられている。その方法の一つとして、上部の締付部を強くするのが一般的である。然し締め付けのきつい靴下は、履き心地が悪く、これが靴下の最大の欠点となっている。
【0004】
そのため本発明者等の会社は、靴下を意匠登録第1097786号に示すように、口ゴム部を長く、緩やかな締め付け組織のものにした。そしてその形状を、足の形に副うよう上部の太い逆テーパー状の靴下にし、しかも滑り落ちることのない、また履き心地のよい靴下を生産するようにしている。然し編地のテーパーは、度目の調整によっていたので、針数と編目は上下とも同一であり、これには限界があった。
【0005】
一方タイツ等は、上下を同一編目にすると、度目の調節だけでは大変窮屈なものとなってしまう。そのため従来のタイツは、襠を入れて体型に合わせる必要があった。
【0006】
この編目を変更するには、編針を不作用位置からニット位置へと変更させる必要がある。これは編機の移し上げカムやジャックによる方法でなされるもので、従来から柄編には使用されていた。然し靴下等のフート・ウェアに対して、編機の針数を増減して編目を変更するという編成方法は、従来その例をみなかった。
【0007】
編機の針数増減の先行技術としては、特開平9−256248号がある。然しこれは、編地に起伏を形成させるためのものであって、しかも横編機に関するものであり,丸編機による編成方法ではなかった。
【0008】
本発明のフート・ウェアは、編目を下部よりは上部を多くしたい。けれども丸編機の場合には、針数を少ない位置から目数を増やす必要がある。それは、太い方から目数を減らすと、メリヤス編が目落ちして製品にならないからである。そのため、丸編機によるメリヤス編の編目は、途中で増やしても減らすことはできない。然し靴下等は、耳をつける必要から、口ゴム部から編成するのが一般的である。従って、本発明のフート・ウェアは、靴下の場合なら爪先部より、逆に編成する必要が生じてくる。
【0009】
この逆編みの先行技術としては、特開平11−181602号がある。然しこれはパール編による滑り止め靴下であり、而も横編機に関するものであって、丸編機による編成方法ではなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
叙上の事情に鑑み本発明は、滑り落ちることのない、また襠を必要としない、体型に副ったフート・ウェアと、そのための丸編機による逆編みの編成方法を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筒状編地が下部に編み始め端を有するフート・ウェアであって、該筒状編地の下部より上部の編目を多くした筒状編地を構成するものである。
【0012】
また本発明は、フート・ウェアからなる筒状編地の編成方法において、丸編機を使用し、該筒状編地は下部より逆に編み始めて上部に編成し、該下部の作用針数より上部の作用針数を増やすようにした筒状編地の編成方法を構成するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明でいう筒状編地とは、横編機で編成されたものを除く、丸編機にて編成された筒状の編地のことである。そして本発明でいう編地とは、フート・ウェアに関するものである。またこのフート・ウェアとは、短靴下、ハイソックス、オーバーニー、ストッキング、タイツ等からなる足を覆う衣料である。
【0014】
以下本発明を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の靴下からなる筒状編地の一部切欠拡大断面を含む平面図である。図2は、本発明の編目の異なる筒状編地と、編目の少ない方から編成することを示した組織図である。図3は、編目の形成過程を説明するためのカムの展開図である。図4は、針数の増減方法を説明するためのカムの展開図で、(イ)は作用針数の少ない場合、(ロ)は作用針数の多い場合である。
【0015】
本発明の靴下からなるフート・ウェアの筒状編地1は、靴下用丸編機を使用して、爪先部2より逆に編成される。爪先部2は、本実施例の場合、従来と同じ方法でリンキングにて縫合される。一方、編み終わりとなる口ゴム部3は、折り返して縫製′される。
【0016】
そして本発明の筒状編地の靴下1は、下部の足甲部の編目4aより、上部の身部の編目4bを多くしている。本実施例の場合は、下部の編目4aを100本の作用針数で編成し、上部の編目4bは、200本の作用針数で編成している。
【0017】
図2において、下の少ない編目14aに対し、上の多い編目14bは、2倍の目数になっている。然し本発明の編地11は、度目D10,D11,D12が同一である。そして仮に、上の多い編目14bの方から、針数を減少させようとすれば、破線で示した編糸Y10のように、浮き糸になって目落ちしてしまう。従って本発明の編地11は、下の少ない編目14aの方から、上の矢印aの方向へと編成される。
【0018】
図3には、編目24…24の形成過程を示している。編針(ニードル)25…25が矢印Aの方向に進行し、右度山26aに昇る。次にニードル25…25は上部センターカム27と、左度山26bで下げられる。この時、ニューループとなる糸28が供給され、ニードル25…25が左度山26bの最下点で、ループの編目24…24が形成される。即ち、編目24…24を形成させるためには、ニードル25…25が右度山26aの上部を昇る必要がある。
【0019】
図4に、針数の増やす方法を示している。作用針数の少ない最初の(イ)の場合の第1コースは、ジャック(図示せず)によりニードル35が1本置きに振り分けられ、低レベルのニードル35aは、移し分割カム39によってウェルト・レベルW30を通り、ジャックによって上ったニードル35cはクリヤー・レベルC30を通って、右度山36aの上部を過ぎて、左度山36bによりニードル35cは1本置きのループを作ることになる。なお図示を省略したジャックは、ニードルの下部にあって、上下の傾斜状に刻設されたシリンダの溝内にあって摺動して、ニードルを上下させるノブである。
【0020】
これに対し作用針数を多く変更した(ロ)の第2コースは、移し上げカム40が作用し、移し分割カム49で下げられたニードル45bを、タック・レベルT40に上げ、さらに右度山46aの上部でクリヤー・レベルC40を通るので、全部のニードル45bが左度山46cによりループを作ることになって、作用針数が増えることになる。
【0021】
図4は、本発明のタイツからなる筒状編地の一部切欠拡大断面を含む斜視図である。
【0022】
本発明のタイツからなるフート・ウェアの筒状編地51は、丸編機を使用して裾部52より逆に編成される。一方、編み終わりとなる口ゴム部53は、縫製53′によって取り付けられる。
【0023】
そして本発明の筒状編地のタイツ51は、下部の膨ら脛部の編目54aより、中間の腿部の編目54bを多くし、さらに上部の腰部の編目54cを最も多くしている。本実施例の場合は、下部の膨ら脛部の編目54aを120本の作用針数で編成し、中間の腿部の編目54bを180本の作用針数で編成して、上部の腰部の編目54cは、240本の作用針数で編成している。
【0024】
【発明の効果】
本発明の編成方法による靴下は、体型に副った履き心地のよいものとなっており、滑り落ちる欠点は解消された。
【0025】
本発明の編成方法によるタイツは、体型に副った着心地のよいものとなっており、襠を設ける必要がなく、工程を簡略化することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の靴下からなる筒状編地の一部切欠拡大断面を含む平面図である。
【図2】本発明の編目の異なる筒状編地と、編目の少ない方から編成することを示した組織図である。
【図3】編目の形成過程を説明するためのカムの展開図である。
【図4】針数の増減方法を説明するためのカムの展開図で、(イ)は作用針数の少ない場合、(ロ)は作用針数の多い場合である。
【図5】本発明のタイツからなる筒状編地の一部切欠拡大断面を含む斜視図である。
【符号の説明】
1           靴下からなるフート・ウェアの筒状編地
11          本発明の編地
51          タイツからなるフート・ウェアの筒状編地
2           靴下の爪先部
52          タイツの裾部
3           靴下の口ゴム部
53          タイツの口ゴム部
3′,53′      口ゴム部の縫製箇所
4a          靴下下部の足甲部の少ない編目
14a         本発明の編地の少ない編目
54a         タイツ下部の膨ら脛部の少ない編目
4b          靴下上部の身部の多い編目
14b         本発明の編地の多い編目
54b         タイツ中間部の腿部の幾分多い編目
54c         タイツ上部の腰部の最も多い編目
24          編目(ループ)
25,35       編針(ニードル)
35a         低レベルのニードル
45b         タック・レベルのニードル
35c,45c     クリヤー・レベルのニードル
26a,36a,46a 右度山
26b,36b,46b 左度山
27          上部センターカム
28          ニューループの糸
39,49       移し分割カム
40          移し上げカム
a           編成方向
A           ニードルの進行方向
30,C40     クリヤー・レベル
10,D11,D12 度目
40         タック・レベル
30         ウェルト・レベル
10         目落ちする編糸

Claims (3)

  1. 筒状編地が下部に編み始め端を有するフート・ウェアであって、該筒状編地の下部より上部の編目を多くしたことを特徴とする筒状編地。
  2. フート・ウェアからなる筒状編地の編成方法において、丸編機を使用し、該筒状編地は下部より逆に編み始めて上部に編成し、該下部の作用針数より上部の作用針数を増やすようにしたことを特徴とする筒状編地の編成方法。
  3. フート・ウェアが、短靴下、ハイソックス、オーバーニー、ストッキング、タイツである請求項1または2記載の筒状編地。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020090760A (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 サン エース株式会社 婦人用肌着の編成方法及び婦人用肌着
CN114504433A (zh) * 2016-05-19 2022-05-17 特雷斯技术有限公司 筒状绷带

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114504433A (zh) * 2016-05-19 2022-05-17 特雷斯技术有限公司 筒状绷带
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