JP2004026041A - 可変周期型減揺水槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウイングタンクを連結させる連結水路に多数のダンパーを設けなくとも、1個のダンパーのみで有効範囲の広い制御を可能とする可変周期型減揺水槽を提供する。
【解決手段】動揺緩和流体Wが収容された一対のウイングタンク1a及び1bと両ウイングタンクを連通させる連結水路2とウイングタンク1aと1bの間に空気を流通させる空気ダクト5とを有する減揺水槽1と、連結水路2に設けられたダンパー3と、空気ダクト5に設けられたバルブ6とを備えた可変周期型減揺水槽において、連結水路2を2分割し、一方の分割水路2aにダンパー3を設け、その分割水路2aの連結水路2に対する断面積比率を、減揺水槽を設置する船舶の登録幅に応じて適切な値になるようにする。
【選択図】      図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶の横揺れを抑制する減揺水槽、特に減揺水槽内の液体の動揺周期の調整が可能である可変周期型減揺水槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、船舶の横揺れ角を減少させるため、U字管型の減揺水槽が使用されている。この減揺水槽は、船舶の横揺れにより励起される、減揺水槽内の液体の移動の位相差を利用して減揺効果を得るものである。船体の動揺は波に対し90度の位相差で起こるが、この場合、船の横播れ周期と減揺水槽の固有周期が等しいと、減揺水槽内の液体は船体の横揺れに対し90度の位相遅れを生じ、波に対しては180度の位相遅れを生じる。この時、波によって生じる横揺れモーメントと、減揺水槽中の液体によって生じるモーメントは正反対の方向になり、船体に作用する横揺れモーメントが相殺されて減揺効果が得られることが知られている。
【0003】
しかし、船の横揺れ周期と減揺水槽の固有周期が大きく異なった場合、減揺水槽内の液体の生ずるモーメントが、波によって生ずる横揺れモーメントを効率よく抑えることが出来ず、時には横揺れ角を増加させるように作用することが知られている。このため、減揺水槽の固有周期を変化させるため、減揺水槽の連結水路にダンパーを設けたり、減揺水槽の空気ダクトの開度を調整したりするなど多くの発明、考案が行われてきた。例えば、特許第3048865号(以下、従来技術という)に開示されているように、複数に分割した連結水路にダンパーを設置し、その開閉によって減揺水槽の固有周期を変化させる制御方法が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術には、次のような問題点がある。
【0005】
従来技術では、減揺水槽の有効範囲を規則波によるマグニフィケーションカーブで定義しているため、有効範囲を減揺水槽固有周期から±1秒と定義していることと、ダンパーの頻繁な作動を回避するために動作すきま(ヒステリシス特性)をもたせて制御を行うため、制御上の有効範囲は更に狭くなり、減揺水槽に広い有効範囲を与えようとする場合、連結水路の分割数を多くすると共に、連結水路の分割比を厳密に決定し、厳密に固有周期を決定する必要があった。
【0006】
このため、従来技術では当該減揺水槽を搭載する船舶で予想される、最短の横揺れ周期を包含するように、連結水路の全幅を使用した場合の固有周期Aを決定する。次に、固有周期をAとした場合の短期側有効周期(A−1)秒からヒステリシス特性の重複範囲分を考慮した有効範囲2秒を考慮して、長期側有効周期(A+1)秒とする。次に第1のダンパーを設ける分割水路の幅(ダンパーの幅)を決定するが、この場合、第1のダンパーを設ける分割水路の幅は、第1のダンパーを閉鎖した時の固有周期が(A+2)秒となるように設定し、ダンパーを閉鎖した時の短期側有効周期範囲を(A+1)秒とし、ダンパー開放状態の長期側有効周期(A+1)秒と、有効周期が連続するようにしなければならない。
【0007】
このように従来技術では1つの固有周期に対し、有効範囲を固有周期±1秒の範囲でしか設定できないから、有効範囲を広く取る場合は、ダンパーの数を多くしなければならないという問題があった。
【0008】
従来技術の可変周期型減揺水槽装置の制御においては、バルブ及びダンパーの頻繁な開閉を避ける目的で、ヒステリシス特性の重複範囲を考慮して制御パターンを決めている。このため、制御上は、実際の有効範囲を更に短くしているのが現状である。
【0009】
また、従来技術では減揺水槽の有効周期を定義する手段として、規則波によるマグニフィケーションカーブを使用しているが、実際の海洋波は不規則波であり、減揺水槽の有効範囲も不規則波中において定義しなければならない。また、ヒステリシス特性の重複範囲を考慮しない制御を可能とすれば、更に有効範囲を広げることが可能となる。
【0010】
本出願人は、先に出願した特開2002−87379において、ヒステリシス特性の重複範囲を考慮しない制御が可能となる次のような可変周期型減揺水槽装置の制御方法を提案している。
【0011】
その第一の制御方法は、左右一対のウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通する連結水路とを有する減揺水槽と、その連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、この空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブと、船体の横揺れ角を動揺検知手段によって検出し、船体横揺れの中心(ピーク)周期を求め、前記船体横揺れの中心周期に対応する前記ダンパーおよびバルブの開閉制御信号等を出力し、前記減揺水槽を制御する中央演算制御装置とを備える可変周期型減揺水槽において、前記ダンパー及びバルブの開閉制御を行うための前記船体横揺れの中心周期を求めるにあたり、前記中央演算制御装置は、前記動揺検知を10動揺周期以上又は2分間以上求め、この求めた動揺データをフーリェ解析してパワースペクトルを求め、明確にした不規則波中の船体横揺れの中心周期に対し前記減揺水槽を制御すると共に、前記ダンパー及びバルブの開閉制御の時間間隔を前記動揺検知時間により大きくしたことを特徴とした船舶の可変周期型減揺水槽装置の制御方法である。
【0012】
また、その第二の制御方法は、左右一対のウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通する連結水路とを有する減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記ウイングタンク上部を連結する空気ダクトと、空気ダクトに設けられ、その開閉により減揺水槽の作動・停止を制御するバルブと、船体の横揺れ角を動揺検知手段によって検出し、不規則波中の船体横揺れの中心周期を求め、前記中心周期に対応する前記ダンパーおよびバルブの開閉制御信号等を出力し、前記減揺水槽を制御する中央演算制御装置を備える可変周期型減揺水槽において、前記ダンパー及びバルブの開閉制御の方法として、前記中央演算制御装置は前記中心周期を複数求め、複数の中心周期の一定率以上が切り替え周期を越えた場合にのみ、前記ダンパー及びバルブの切り替えを行いダンパーやバルブが頻繁に作動することを防止することを特徴とした船舶の可変周期型減揺水槽装置の制御方法である。
【0013】
本発明は、上述した特開2002−87379の制御方法を適用することにより、従来技術のように連結水路に多数のダンパーを設けなくとも、1個のダンパーのみで有効範囲の広い制御を可能とする可変周期型減揺水槽を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本願の請求項1に記載の発明は、登録幅が9.0メートル以上で9.7メートル未満の船舶に設置した、左右一対のシングルタイプのウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通させる連結水路と該一対のウイングタンク上部を連結する空気ダクトとを有する減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記空気ダクトに設けられ、その開閉によって減揺水槽の作動と非作動を切り替えるためのバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路を2個以上の分割水路に分割し、その内の1個の分割水路のみにダンパーを設けると共に、前記ダンパーが設けられた分割水路の断面積を前記連結水路の断面積の25%〜56%としたことを特徴とする可変周期型減揺水槽である。
【0015】
また、本願の請求項2に記載の発明は、登録幅が9.7メートル以上で11.0メートル未満の船舶に設置した、左右一対のシングルタイプのウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通させる連結水路と該一対のウイングタンク上部を連結する空気ダクトとを有する減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記空気ダクトに設けられ、その開閉によって減揺水槽の作動と非作動を切り替えるためのバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路を2個以上の分割水路に分割し、その内の1個の分割水路のみにダンパーを設けると共に、前記ダンパーが設けられた分割水路の断面積を前記連結水路の断面積の26%〜53%としたことを特徴とする可変周期型減揺水槽である。
【0016】
また、本願の請求項3に記載の発明は、登録幅が11.0メートル以上で15.5メートル未満の船舶に設置した、左右一対のシングルタイプのウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通させる連結水路と該一対のウイングタンク上部を連結する空気ダクトとを有する減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記空気ダクトに設けられ、その開閉によって減揺水槽の作動と非作動を切り替えるためのバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路を2個以上の分割水路に分割し、その内の1個の分割水路のみにダンパーを設けると共に、前記ダンパーが設けられた分割水路の断面積を前記連結水路の断面積の12%〜52%としたことを特徴とする可変周期型減揺水槽である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る可変周期型減揺水槽の実施形態を説明する。
【0018】
図1は可変周期型減揺水槽の全体構成を示すブロック図、図2は可変周期型減揺水槽の斜視図である。
【0019】
可変周期型減揺水槽は、船舶(図示せず)に配置され、動揺緩和流体Wが収容された一対のウイングタンク1a及び1bとウイングタンク1a及び1bの下部を連通させる連結水路2とウイングタンク1aと1bの間に空気を流通させる空気ダクト5とを有する減揺水槽1と、連結水路2に設けられ、その開閉によって減揺水槽1内部の動揺緩和流体Wの揺動周期を調整するダンパー3と、ダンパー3の開閉を制御するダンパー制御手段4と、空気ダクト5の中間に設けられ、その開閉により減揺水槽の作動と非作動を切り替えるためのバルブ6と、バルブ6の開閉を制御するバルブ制御手段7と、動揺検出器8からの動揺信号を統計処理し、その結果に基づいてダンパー及びバルブの開閉を判定する運転判定手段9とから構成されている。
【0020】
次に、この可変周期型減揺水槽における第一の制御方法について説明する。
【0021】
実際の海洋の波浪は不規則波であり、単独の正弦波として捉えることが出来ない。同時に不規則波によって引き起こされる船体の横揺れも不規則なものとなる。
【0022】
したがって、減揺水槽の固有周期が船体横揺れの中心周期に対して、有効範囲内にあるかを判定するためには、船体横揺れの中心周期を求める必要がある。
【0023】
このため、動揺検出器8からの出力信号の検知時間を動揺周期10回以上又は2分間以上とする。前記出力信号は運転判定手段9に入力され、統計処理されて、船体横揺れの中心周期が求められる。求められた中心周期に基づいて、運転判定手段9からダンパー制御手段4及びバルブ制御手段7に指令が発せられ、ダンパー3及びバルブ6が、必要に応じ開閉制御される。
【0024】
次に、第二の制御方法について説明する。
【0025】
第一の制御方法で述べたように、実際の海洋の波浪は不規則波であり、単独の正弦波として捉えることが出来ない。同時に不規則波によって引き起こされる船体の横揺れも不規則なものとなる。したがって、減揺水槽の固有周期が船体横揺れの中心周期に対して、有効範囲内にあるかを判定するためには、船体横揺れの中心周期を求めねばならない。このため、動揺検知器8からの信号出力検知時間を不規則波による横揺れとして解析するため、充分な計測時間とする必要がある。
【0026】
この制御方法では、動揺信号検知時間を複数に分割し、それぞれの区分における船体横揺れの中心周期を求める。この場合の分割数は2から5が適当であるが、1分割当たりの動揺検知時間は動揺周期5回前後又は1分間前後とする。動揺検知器8からの出力信号は運転判定手段9に入力され、統計処理されて、分割区分毎の船体横揺れの中心周期と全動揺信号検知時間における船体横揺れの中心周期が求められる。求められた複数の船体横揺れの中心周期の分布範囲に基づいて、運転判定手段9からダンパー制御手段4及びバルブ制御手段7に指令が発せられ、ダンパー3及びバルブ6が、必要に応じ開閉制御される。
【0027】
図3に、本発明の一実施形態に係る可変周期型減揺水槽の平面図を示す。
【0028】
図3において、可変周期型減揺水槽は、一対のシングルタイプのウイングタンク1a、1bと、前記ウイングタンク1aと1bを連結させる連結水路2を有している。そして、連結水路2は仕切板10によって2個の分割水路2a、2bに分割されており、一方の分割水路2aにダンパー3が設けられている。
【0029】
そして、登録幅が9.0メートル以上で9.7メートル未満の船舶に設置する場合には、ダンパー3の設けられている分割水路2aの断面積が連結水路2の断面積の25%〜56%となるようにしている。
【0030】
また、登録幅が9.7メートル以上で11.0メートル未満の船舶に設置する場合には、ダンパー3の設けられている分割水路2aの断面積が連結水路2の断面積の26%〜53%となるようにしている。
【0031】
また、登録幅が11.0メートル以上で15.5メートル未満の船舶に設置する場合には、ダンパー3の設けられている分割水路2aの断面積が連結水路2の断面積の12%〜52%となるようにしている。
【0032】
上記のような構成の可変周期型減揺水槽にすることにより、上述した特開2002−87379の制御方法を適用することで、従来技術のように連結水路に多数のダンパーを設けなくとも、1個のダンパーのみによって有効範囲の広い制御が可能となる。
【0033】
なお、前述の実施形態では、連結水路2を2分割したが、図4に示すように、連結水路2を2個の仕切板10a、10bによって3個の分割水路2a、2b、2cに分割し、その内の中間の分割水路2aにダンパー3を設け、ダンパー3を設けた分割水路2bの断面積と連結水路2の比率を上記の値になるようにしてもよい。
【0034】
また、図3では、ウイングタンク1a、1bの幅と連結水路2の幅は同一としているが、ウイングタンク1a、1bの幅が連結水路2より大きくてもよい。
【0035】
【実施例】
(実施例1)
上述の実施形態に係る可変周期型減揺水槽を用いた周期制御方法を、499トン型の積荷変化の少ない船舶(漁業実習船等)に適用した場合を例に説明する。499トン型の漁業実習船の登録幅は9.0メートル以上で9.7メートル未満の範囲にほぼ分布し、登録幅が9.4メートルのものが標準的である。
【0036】
通常、船の横揺れ周期Tsは次の(1)式で表される。
【0037】
Ts=2.01κ/(GM)1/2 ……… (1)
ただし、κ=慣動半径
【0038】
また、499トン型の漁業実習船は、減揺水槽使用状態で標準的に、GM=約1.0〜0.5、κ=約3.7〜4.0の範囲で変化する。このため、横揺れ周期は、約7.5秒から11.5秒の範囲で変化する。
【0039】
この時、ウイングタンク1a、1bの幅を9.4m、ウイングタンク1a、1bの長さを2.75m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路2の断面積を約1.51mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の25%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.5秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の25%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約1.13mとなり、短周期側の有効範囲は約8.3秒、長周期側の有効範囲は約11.5秒となる。したがって、周期制御を行う場合、ダンパー3を開き連結水路2を全て開放状態にして、7.5秒〜8.3秒の周期に対応させ、ダンパー3を閉じて分割水路2aを閉鎖状態にして、8.3秒〜11.5秒の周期に対応させることにより、想定される横揺れ周期である7.5秒〜11.5秒の周期に対応した周期制御が可能となる。なお、周期が7.5秒未満及び11.5秒越えの場合には減揺水槽を停止する。
【0040】
同様に、ウイングタンク1a、1bの幅を9.4m、ウイングタンク1a、1bの長さを2.75m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路2の断面積を約1.51mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の56%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.5秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の56%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約0.67mとなり、短周期側の有効範囲は約10.3秒、長周期側の有効範囲は約14.2秒となる。したがって、周期制御を行う場合、ダンパー3を開き連結水路2を全て開放状態にして、7.5秒〜10.3秒の周期に対応させ、ダンパー3を閉じて分割水路2aを閉鎖状態にして、10.3秒〜11.5秒の周期に対応させることにより、想定される横揺れ周期である7.5秒〜11.5秒の周期に対応した周期制御が可能となる。なお、周期が7.5秒未満及び11.5秒越えの場合には減揺水槽を停止する。
【0041】
このように、登録幅が9.0メートル以上で9.7メートル未満の船舶において、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の25%〜56%とした可変周期型減揺水槽を用いることにより、1個のダンパーのみで、想定される横揺れ周期に対応した周期制御が可能となる。
【0042】
これに対して、ウイングタンク1a、1bの幅を9.4m、ウイングタンク1a、1bの長さを2.75m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路2の断面積を約1.51mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の24%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.5秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の24%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約1.18mとなり、短周期側の有効範囲は約8.2秒、長周期側の有効範囲は約11.3秒となる。したがって、周期制御を行う場合、7.5秒〜11.3秒までは対応可能であるが、11.3秒〜11.5秒の範囲は制御不可能となる。
【0043】
また、ウイングタンク1a、1bの幅を9.4m、ウイングタンク1a、1bの長さを2.75m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路2の断面積を約1.51mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の57%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.5秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の57%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約0.65mとなり、短周期側の有効範囲は約10.4秒、長周期側の有効範囲は約14.4秒となる。したがって、周期制御を行う場合、7.5秒〜10.3秒までと10.4秒〜11.5秒が制御範囲となり、10.3秒〜10.4秒の範囲は制御不可能となる。
【0044】
このように、登録幅が9.0メートル以上で9.7メートル未満の船舶において、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の24%以下あるいは57%以上とした可変周期型減揺水槽を用いた場合は、1個のダンパーのみでは、想定される横揺れ周期に対応した周期制御が不可能となる。
【0045】
(実施例2)
上述の実施形態に係る可変周期型減揺水槽を用いた周期制御方法を、699トン型の積荷変化の少ない船舶(漁業実習船等)に適用した場合を例に説明する。699トン型の漁業実習船の登録幅は9.7メートル以上で11.0メートル未満の範囲にほぼ分布し、登録幅が10.5メートルのものが標準的である。
【0046】
また、699トン型の漁業実習船は、減揺水槽使用状態で標準的に、GM=約1.0〜0.5、κ=約3.9〜4.3の範囲で変化する。このため、横揺れ周期は、約7.8秒から12.2秒の範囲で変化する。
【0047】
この時、ウイングタンク1a、1bの幅を10.5m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路2の断面積を約1.98mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の26%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.8秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.8秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の26%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約1.47mとなり、短周期側の有効範囲は約8.8秒、長周期側の有効範囲は約12.2秒となる。したがって、周期制御を行う場合、ダンパー3を開き連結水路2を全て開放状態にして、7.8秒〜8.8秒の周期に対応させ、ダンパー3を閉じて分割水路2aを閉鎖状態にして、8.8秒〜12.2秒の周期に対応させることにより、想定される横揺れ周期である7.8秒〜12.2秒の周期に対応した周期制御が可能となる。なお、周期が7.8秒未満及び12.2秒越えの場合には減揺水槽を停止する。
【0048】
同様に、ウイングタンク1a、1bの幅を10.5m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路の断面積を約1.98mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の53%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.8秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.8秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の53%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約0.93mとなり、短周期側の有効範囲は約10.8秒、長周期側の有効範囲は約14.9秒となる。したがって、周期制御を行う場合、ダンパー3を開き連結水路2を全て開放状態にして、7.8秒〜10.8秒の周期に対応させ、ダンパー3を閉じて分割水路2aを閉鎖状態にして、10.8秒〜12.2秒の周期に対応させることにより、想定される横揺れ周期である7.8秒〜12.2秒に対応した周期制御が可能となる。なお、周期が7.8秒未満及び12.2秒越えの場合には減揺水槽を停止する。
【0049】
このように、登録幅が9.7メートル以上で11.0メートル未満の船舶において、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の26%〜53%とした可変周期型減揺水槽を用いることにより、1個のダンパーのみで、想定される横揺れ周期に対応した周期制御が可能となる。
【0050】
これに対して、ウイングタンク1a、1bの幅を10.5m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路2の断面積を約1.98mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の25%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.8秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.8秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の25%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約1.49mとなり、短周期側の有効範囲は約8.8秒、長周期側の有効範囲は約12.1秒となる。したがって、周期制御を行う場合、7.8秒〜12.1秒までは対応可能であるが、12.1秒〜12.2秒の範囲は制御不可能となる。
【0051】
また、ウイングタンク1a、1bの幅を10.5m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.55m、連結水路2の断面積を約1.98mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の54%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約7.8秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約10.8秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の54%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約0.91mとなり、短周期側の有効範囲は約10.9秒、長周期側の有効範囲は約15.0秒となる。したがって、周期制御を行う場合、7.8秒〜10.8秒までと10.9秒〜12.2秒が制御範囲となり、10.8秒〜10.9秒の範囲は制御不可能となる。
【0052】
このように、登録幅が9.7メートル以上で11.0メートル未満の船舶において、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の25%以下あるいは54%以上とした可変周期型減揺水槽を用いた場合は、1個のダンパーのみでは、想定される横揺れ周期に対応した周期制御が不可能となる。
【0053】
(実施例3)
上述の実施形態に係る可変周期型減揺水槽を用いた周期制御方法を、2000トン級の積荷変化の少ない船舶(漁業実習船等)に適用した場合を例に説明する。2000トン級の漁業実習船の登録幅はおおよそ11.0メートル以上で15.5メートル未満の範囲にほぼ分布し、登録幅が14.0メートルのものが標準的である。
【0054】
また、2000トン級の漁業実習船は、減揺水槽使用状態で標準的に、GM=約1.2〜0.4、κ=約5.3の範囲で変化する。このため、横揺れ周期は、約9.6秒から14.0秒の範囲で変化する。
【0055】
この時、ウイングタンク1a、1bの幅を14.0m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.57m、連結水路2の断面積を約2.05mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の12%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約9.6秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約13.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の12%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約1.81mとなり、短周期側の有効範囲は約10.2秒、長周期側の有効範囲は約14.2秒となる。したがって、周期制御を行う場合、ダンパー3を開き連結水路2を全て開放状態にして、9.6秒〜10.2秒の周期に対応させ、ダンパー3を閉じて分割水路2aを閉鎖状態にして、10.2秒〜14.0秒の周期に対応させることにより、想定される横揺れ周期である9.6秒〜14.0秒の周期に対応した周期制御が可能となる。なお、周期が9.6秒未満及び14.0秒越えの場合には減揺水槽を停止する。
【0056】
同様に、ウイングタンク1a、1bの幅を14.0m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.57m、連結水路2の断面積を約2.05mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の52%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約9.6秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約13.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の52%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約0.98mとなり、短周期側の有効範囲は約13.3秒、長周期側の有効範囲は約18.4秒となる。したがって、周期制御を行う場合、ダンパー3を開き連結水路2を全て開放状態にして、9.6秒〜13.3秒の周期に対応させ、ダンパー3を閉じて分割水路2aを閉鎖状態にして、13.3秒〜14.0秒の周期に対応させることにより、想定される横揺れ周期である9.6秒〜14.0秒の周期に対応した周期制御が可能となる。なお、周期が9.6秒未満及び14.0秒越えの場合には減揺水槽を停止する。
【0057】
このように、登録幅が11.0メートル以上で15.5メートル未満の船舶において、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の12%〜52%とした可変周期型減揺水槽を用いることにより、1個のダンパーのみで、想定される横揺れ周期に対応した周期制御が可能となる。
【0058】
これに対して、ウイングタンク1a、1bの幅を14.0m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.57m、連結水路2の断面積を約2.05mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の11%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約9.6秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約13.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の11%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約1.83mとなり、短周期側の有効範囲は約10.1秒、長周期側の有効範囲は約13.9秒となる。したがって、周期制御を行う場合、9.6秒〜13.9秒までは対応可能であるが、13.9秒〜14.0秒の範囲は制御不可能となる。
【0059】
また、ウイングタンク1a、1bの幅を14.0m、ウイングタンク1a、1bの長さを3.6m、連結水路2の高さを0.57m、連結水路2の断面積を約2.05mとし、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の53%とした可変周期型減揺水槽が設置されている場合、不規則波中の短周期側有効範囲を約9.6秒に設定すると、ダンパー3を開き連結水路2が全て開放された状態での長周期側有効範囲は約13.3秒となる。一方、ダンパー3を閉じて連結水路2の断面積の53%を閉鎖すると、動揺緩和流体Wが移動できる連結水路の断面積は約0.96mとなり、短周期側の有効範囲は約13.4秒、長周期側の有効範囲は約18.5秒となる。したがって、周期制御を行う場合、9.6秒〜13.3秒までと13.4秒〜14.0秒が制御範囲となり、13.3秒〜14.4秒の範囲は制御不可能となる。
【0060】
このように、登録幅が11.0メートル以上で15.5メートル未満の船舶において、ダンパー3を設けた分割水路2aの断面積を連結水路2の断面積の11%以下あるいは53%以上とした可変周期型減揺水槽を用いた場合は、1個のダンパーのみでは、想定される横揺れ周期に対応した周期制御が不可能となる。
【0061】
【発明の効果】
本発明の可変周期型減揺水槽は、設置する船舶の登録幅に応じて、ダンパーを設ける分割水路の断面積を連結水路の断面積に対して適切な割合にしているので、1個のダンパーのみで、想定される横揺れ周期に対応した周期制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る可変周期型減揺水槽の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る可変周期型減揺水槽の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る可変周期型減揺水槽の平面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る可変周期型減揺水槽の平面図である。
【符号の説明】
1 減揺水槽
1a、1b ウイングタンク
2 連結水路
2a、2b、2c 分割水路
3 ダンパー
4 ダンパー制御手段
5 空気ダクト
6 バルブ
7 バルブ制御手段
8 揺動検出器
9 運転判定手段
10、10a、10b 仕切板

Claims (3)

  1. 登録幅が9.0メートル以上で9.7メートル未満の船舶に設置した、左右一対のシングルタイプのウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通させる連結水路と該一対のウイングタンク上部を連結する空気ダクトとを有する減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記空気ダクトに設けられ、その開閉によって減揺水槽の作動と非作動を切り替えるためのバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路を2個以上の分割水路に分割し、その内の1個の分割水路のみにダンパーを設けると共に、前記ダンパーが設けられた分割水路の断面積を前記連結水路の断面積の25%〜56%としたことを特徴とする可変周期型減揺水槽。
  2. 登録幅が9.7メートル以上で11.0メートル未満の船舶に設置した、左右一対のシングルタイプのウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通させる連結水路と該一対のウイングタンク上部を連結する空気ダクトとを有する減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記空気ダクトに設けられ、その開閉によって減揺水槽の作動と非作動を切り替えるためのバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路を2個以上の分割水路に分割し、その内の1個の分割水路のみにダンパーを設けると共に、前記ダンパーが設けられた分割水路の断面積を前記連結水路の断面積の26%〜53%としたことを特徴とする可変周期型減揺水槽。
  3. 登録幅が11.0メートル以上で15.5メートル未満の船舶に設置した、左右一対のシングルタイプのウイングタンクと該一対のウイングタンク下部を連通させる連結水路と該一対のウイングタンク上部を連結する空気ダクトとを有する減揺水槽と、前記連結水路に設けられ、その開閉によって減揺水槽内部の液体の揺動周期を調整するためのダンパーと、前記空気ダクトに設けられ、その開閉によって減揺水槽の作動と非作動を切り替えるためのバルブとを備える可変周期型減揺水槽において、前記連結水路を2個以上の分割水路に分割し、その内の1個の分割水路のみにダンパーを設けると共に、前記ダンパーが設けられた分割水路の断面積を前記連結水路の断面積の12%〜52%としたことを特徴とする可変周期型減揺水槽。
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KR101400003B1 (ko) * 2013-01-25 2014-05-28 삼성중공업 주식회사 해양구조물의 동요 저감 장치

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