JPS61171686A - 振動軽減式船体上部構造 - Google Patents

振動軽減式船体上部構造

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JPS61171686A
JPS61171686A JP1323585A JP1323585A JPS61171686A JP S61171686 A JPS61171686 A JP S61171686A JP 1323585 A JP1323585 A JP 1323585A JP 1323585 A JP1323585 A JP 1323585A JP S61171686 A JPS61171686 A JP S61171686A
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JP
Japan
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superstructure
vibration
hull
upper structure
ship
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JP1323585A
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English (en)
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Masashi Sawada
正志 澤田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前部と後部とから成る船体上部構造に関し、
待に上甲板下方からの振動を軽減できるようにした、振
動軽減式船体上部構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、船舶の上甲板上に設けられる船体上部構造とし
ては第6図(a)に示すような一体型のものaや、箔6
図(b)に示すような分離型のものbなどがある。
そして、これらの船体上部構造が船舶の上甲板下方の主
機やプロペラなどと共振して発生する振動および騒音、
特にその居住区周辺に発生する振動および騒音が問題と
なっている。
そこで、従来より、船体上部構造には様々な防振対策が
施されでおり、上述の分離型船体上部構造については、
第3図に示すように、居住区を含む上部構造前部2と、
主機室囲壁を含む上部構造餡#Q3−シ氾lけトープ凛
話十スーシl−)nJ−の共振周波数を変化させ、主8
!5やプロペラ6の振動周波数と共振するのを防止でき
るようになっている。
このような船体上部構造における共振防止の原理は以下
のように説明される。すなわち、ttfI4図に示すよ
うに、バネ定数にのバネ21と、減衰係数Cのグンパ2
2とからなる振動系においで、重1wの質点23に、 F=P−sina+t で表わされる起振力Fが加えられるとする。ただし、P
はその最大力、ωは角周波数、tは時間を表わしている
このような条件のもとで、質点23についての運動方程
式は、重力加速度をg、質点23の変位を×として次の
ようになる。
(W/g)’x= −kx−ex十Psina+t  
 ・・(1)ここで、p2=kg/w、n=cg/(2
W)とおけば、(1)式は、 x+2nx+p2x=(Pg/W)sina+t   
−−(2)と書き直される。(2)式を解くことにより
、上記質点23の振幅x0は、 と表わされる6ただし、(3)式で×、冒よ一定の力P
が質点23に加わった場合の同質点23の変位である。
そして、ω/pをパラメータとして(xo/xst )
を表わすと第5図に示すグラフのようになり、このグラ
フを見ても分かる通り、(ω/p)=1となる点が共振
点であり、この点で振動の振幅が最大となる。
つまり、上述の振動系において共振を防止するためには
、(ω/p)≠1となるようにバネ定数におより重量W
の値を定めればよい。
そして、第3図に示す船体上部構造においては、梁4が
第4図に示すバネ21およびダ′パ22に      
   ml相当する作用を有し、上部構造前部2および
上部構造後部3が質点23に相当する作用を持つため、
上記梁4の形状を適当に定めることによって、そのバネ
定数kを所要の値に定めることができ、これによって共
振が防止されるのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、実際の船舶の設計に際して、上部構造前
部2.上部構造後部3および梁4からなる振動系の共振
点を求めるには、単純化されたモデルについての計算や
過去の経験等から推定する以外にはないが、実際の船舶
においては、主機5やプロペラ6の振動状態が変化した
り、その船体上部構造と様々な蟻装品および装置等とが
連成して振動したりするため、上記船体上部構造におけ
る共振の発生を避けることができない。
本発明は、このような問題点の解消をはかろうとするも
ので、船体各部の振動状態に応じて船体上部構造の振動
形態を適宜自動的に変化させることにより、その振動を
軽減できるようにした、振動軽減式船体上部構造を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明の振動軽減式船体上部構造は、船体の
ト甲析トに、居什ダを会11 )一部構造前部と。
主機室囲壁を含む上部構造後部と、これらの上部構造前
部と上部構造後部とを上記上甲板よりも上方において連
結するピストンロッドおよびそのピストン部をそなえ、
上記上甲板の下方から伝達される振動を軽減すべく、上
記ピストン部を嵌挿されたシリンダ部が上記の上部構造
前部および上部構造後部のいずれか一方に形成されると
ともに、同シリンダの上記ピストン部で仕切られた各液
室を相互に連通する液路と、同液路の流路面積を調整し
うる調整弁と、同調整弁にその開度制御信号を送る制御
系とが設けられて、同制御系が、船体各部に配設された
センサからの振動検出信号を受けて船体の振動状態を算
出する演算器と、同演算器からの情報に基づいて上記l
!l整弁に開度制御信号を送る制御器とで構成されてい
ることを特徴としている。
〔作 用〕
上述の本発明の振動軽減式船体上部構造では、船体各部
のセンサからの振動検出信号により演算器によって船体
の振動状態が算出され、同演算器からの情報に基づいて
制御器から7I4qN弁へ開度制御信号が送られて、同
調整弁により液路の流路面積が調整されることによって
、ピストン部のシリンダ内における運動抵抗を変化させ
、船体上部構造における振動形態を適宜自動的に変化さ
せて、その共振を軽減する。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例としての振動軽減式
船体−ヒ部構造について説明すると、第1図はその斜視
図、第2図はその調整弁および制御系を説明するための
模式的な側断面図である。
第1,2図に示すように、船舶の上甲板上には居住区を
含む上部構造前部2と主機室囲壁を含む上部構造後部3
とが設けられていて、上部構造前部2の後面の上記上甲
板より上方には、その先端にピストン部10を有する2
本のピストンロッド11が突設される一方、上部構造後
部3の前面には、内部にシリンダ13を形成された梁1
2が突設されている。
そして、シリンダ13内に、油が充填されるとともに、
ピストン部10が嵌挿されており、これによって、上部
構造前部2と上部構造後部3とがピストンロッド11お
よびそのピストン部10を介し連結される。
一方、シリンダ13は上記ピストン部10によりて2つ
の液室13a、13bに仕切られるとともに、梁12内
部には、これらの液室13a、13bを相互に連通する
液路9が形成されている。
また、この液路9のほぼ中央部に形成された小開口8に
は、同液路の流路面積を調整するための弁部材14が液
密に摺動するように挿入されでおり、同弁部材14は油
圧装置15へ連結されていで、これらの弁部材14と油
圧装置15とで調整弁7が構成されている。
さらに、この調整弁7は、演算器19と制御器′°“ゝ
″″7a@′lm1A”3″ii%mt、:mM°1゛
     静岡制御P、18により制御されて作動する
が、さらにこの制御P、18は、上部構造前部2.上部
構造後部3.主機5.プロペラ6などの船体各部に配設
された多数の振動検出用センサ16と電気的に接続して
いる。
本発明の振動軽減式船体上部構造は上述のごとく構成さ
れているので、各センサ16から制御系18へ船体各部
における振動(振動数、振幅)検出信号が送られると、
まず演算器19においてこれらの振動検出信号に基づき
船体各部の振動状態が算出され、さらにその算出結果を
もとに、船体上部構造の振動を最小にするような調整弁
7の開度が計算される。
そして、この計算結果が演算器19から制御器20へ送
られ、ついで上記の計算結果に基づいて同制御器20か
ら調整弁7へ開度制御信号が送られて、液路9の流路面
積を調整するために、油圧装置15により弁部材14が
所要量だけ小開口8を通じて液路9の内部へ挿入または
内部から引出される。
このようにして、調整弁7の開度が調整されることによ
り、液室13a、13b相互間を液路9を通じて往来す
る油の移動量が調整され、シリンダされる。
したがって、ピストンロッド11およびそのピストン部
10と、シリンダ13とが、バネ(第4図の符号21参
照)に相当する作用のほかに、グンパ(第4図の符号2
2参照)に相当する作用を有することになり、上述した
調整弁7の開度調整によってそのバネ定数と滅貸係数と
が変化するため、上述の船体上部構造全体の振動形態が
変化して、上甲板の下方から伝達される振動周波数にお
ける上記船体上部構造の振動が軽減される。
そして、以上のような作用が常時繰り返されることによ
って、主8!5やプロペラ6の振動状態の変化や船体振
動の達成状態の変化に応じて調整弁    ′7の開度
が適宜自動的に調整され、上述の船体上部構造における
振動が確実に軽減されるのである。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の振動軽減式船体上部構造
では、船体の上甲板上に、居住区を含む上部構造前部と
、主機室囲壁を含む上部構造後部と、これらの上部構造
前部と上部構造a部とを上泥上甲板よりも上方において
連結するピストンロフトお上りそのピストン部をそなえ
、上記上甲板の下方から伝達される振動を軽減すべく、
上記ピストン部を嵌挿されたシリンダ部が上記の上部構
造前部および上部構造後部のいずれか一方に形成される
とともに、同シリンダの上記ピストン部で仕切られた各
液室を相互に連通する液路と、同液路の流路面積を調整
しうる調整弁と、同調整弁にその開度制御信号を送る制
御系とが設けられて、同制御系が、船体各部に配設され
たセンサからの振動検出信号を受けで船体の振動状態を
算出する演算器と、同演算器からの情報に基づいて上記
llI整弁に開度制御信号を送る制御器とで構成される
という簡素な構造で、船体上部構造物における振動が常
時確実に軽減されるので、船体、特に居住区周辺におけ
る振動および騒音が大幅に低減されるばかりか、船体の
疲労破壊が防止され、その耐久性の向上に寄与しうるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は本発明の一実施例としての振動軽減式船体
上部構造を示すもので、第1図はその斜視図、第2図は
その調整弁および制御系を説明するための模式的な側断
面図であり、第3図は従来の共振防止式船体上部構造を
模式的に示す側面図であり、第4,5図は一般的な振動
系の共振現象を説明するためのもので、第4図はその振
動系を示す模式図、第5図はその共振曲線を示すグラフ
であり、第6図(a)、(b)は一般的な船体上部構造
を示すもので、tIS6図(a)は一体型船体上部構造
を模式的に示す側面図、第6図(b)は分離型船体上部
構造を模式的に示す側面図である。 2・・上部構造前部、3・・上部構造後部、5・・主機
、6・・プロペラ、7・・i13!整弁、8・・小開口
、9・・液路、10・・ピストン部、11・・ピストン
ロッド、12・・梁、13・・5y ’J′グ・ 13
′・13h−−液室・ 14°°”翻・       
   イ15・・油圧装置、16・・振動検出用センサ
、18・・制御系、19・・演算器、20・・制御器。 復代理人 弁理士  飯 沼 義 彦 第1図 第 2 図 第3図 ′$4図 第5図 1.0    20    3.0 第 6 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 船体の上甲板上に、居住区を含む上部構造前部と、主機
    室囲壁を含む上部構造後部と、これらの上部構造前部と
    上部構造後部とを上記上甲板よりも上方において連結す
    るピストンロッドおよびそのピストン部をそなえ、上記
    上甲板の下方から伝達される振動を軽減すべく、上記ピ
    ストン部を嵌挿されたシリンダ部が上記の上部構造前部
    および上部構造後部のいずれか一方に形成されるととも
    に、同シリンダの上記ピストン部で仕切られた各液室を
    相互に連通する液路と、同液路の流路面積を調整しうる
    調整弁と、同調整弁にその開度制御信号を送る制御系と
    が設けられて、同制御系が、船体各部に配設されたセン
    サからの振動検出信号を受けて船体の振動状態を算出す
    る演算器と、同演算器からの情報に基づいて上記調整弁
    に開度制御信号を送る制御器とで構成されていることを
    特徴とする、振動軽減式船体上部構造。
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