JP2004024645A - 炊飯器 - Google Patents

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JP2004024645A JP2002187212A JP2002187212A JP2004024645A JP 2004024645 A JP2004024645 A JP 2004024645A JP 2002187212 A JP2002187212 A JP 2002187212A JP 2002187212 A JP2002187212 A JP 2002187212A JP 2004024645 A JP2004024645 A JP 2004024645A
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Hiroshi Fukuda
福田 浩史
Mitsuru Takechi
武智 充
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Panasonic Holdings Corp
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Abstract

【課題】入力電流を検知し所定の制御値に制御する機能を有する炊飯器において、入力電圧検知手段により検知した値が定格電圧より高いときは、入力電力を定格値に制御し、ふきこぼれをなくすとともに電子部品への負担を低減する。
【解決手段】炊飯容器となる鍋13を加熱手段14により加熱し、商用電源11の電圧を入力電圧検知手段16により検知するとともに、商用電源11からの電流を入力電流検知手段15により検知する。マイクロコンピュータ21は、操作手段17に設けた入力電力補正スイッチ19が押されると、入力電圧検知手段16により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、入力電圧検知手段16により検知した値と入力電流検知手段15により検知した値の積を予め設定している電力制御値に補正し、その補正後の値を制御値として制御する機能を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力電流を検知して所定の制御値に制御する機能を有する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器は図5に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図5に示すように、商用電源1は、整流回路2により整流し、その直流電力をインバータ回路4aにより高周波電力に変換し、加熱手段4により炊飯容器となる鍋3を加熱するよう構成している。入力電流検知手段5は商用電源1からの入力電流を検知し、入力電圧検知手段6は商用電源1の電圧を検知するものである。操作手段8は開始スイッチ8aを有し、マイクロコンピュータ7に接続している。制御手段9は、入力電流を制御するもので、入力電流制御値Icを有し、入力電流検知手段5の出力と入力電圧検知手段6の出力を入力し、インバータ回路4aの動作を制御するよう構成している。
【0004】
上記構成において動作を説明する。制御手段9は、入力電流の制御用に予め設定している電流制御値Icを有し、入力電流検知手段5により検知した値が電流制御値と一致するように制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の炊飯器では、入力電圧検知手段6により検知した値が定格電圧より高いときには、商用電源1からの入力電力が定格を上回り、必要以上に入力電力が大きくなって、ふきこぼれが発生し、電子部品への負担が大きくなるといった問題があった。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、入力電圧検知手段により検知した値が定格電圧より高いときには、入力電力を定格値に制御し、ふきこぼれをなくすとともに、電子部品への負担を低減することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、炊飯容器となる鍋を加熱手段により加熱し、商用電源の電圧を入力電圧検知手段により検知するとともに、商用電源からの電流を入力電流検知手段により検知し、入力電流制御値を有する制御手段と、マイクロコンピュータとを有し、マイクロコンピュータは、操作手段に設けた入力電力補正スイッチが押されると、入力電圧検知手段により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、入力電圧検知手段により検知した値と入力電流検知手段により検知した値の積を予め設定している電力制御値に補正し、その補正後の値を制御値として制御する機能を有するものである。
【0008】
これにより、入力電圧検知手段により検知した値が定格電圧より高いときには、入力電力を定格値に制御でき、ふきこぼれをなくすことができるとともに、電子部品への負担を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、炊飯容器となる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、商用電源の電圧を検知する入力電圧検知手段と、商用電源からの電流を検知する入力電流検知手段と、入力電力補正スイッチを有する操作手段と、入力電流制御値を有する制御手段と、マイクロコンピュータとを備え、前記マイクロコンピュータは、前記入力電力補正スイッチが押されると、前記入力電圧検知手段により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、前記入力電圧検知手段により検知した値と前記入力電流検知手段により検知した値の積を予め設定している電力制御値に補正し、その補正後の値を制御値として制御する機能を有するものであり、入力電圧検知手段により検知した値が定格電圧より高いときには、入力電力を定格値に制御でき、ふきこぼれをなくすことができるとともに、電子部品への負担を低減することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、電力補正を自動実行するよう設定する入力電力補正切換手段を備え、前記入力電力補正切換手段により電力補正を有効にしたとき、入力電圧検知手段により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、前記入力電圧検知手段により検知した値と前記入力電流検知手段により検知した値の積が予め設定している電力制御値になるように自動的に制御する機能を有するものであり、各電力制御値における入力電圧に対して電力補正を行うので、正確に定格電力で動作することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、入力電力補正切換手段により、電力補正を無効としたとき、入力電圧検知手段により検知した値に関わらず入力電流の補正を行わない機能を有するものであり、電源ノイズなどの影響により、入力電圧検知手段により検知した値が実際よりも大きいと誤判定して、必要以上に入力電力の補正を行っているときには、本来のおいしいごはんを炊きあげることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施例1)
図1に示すように、商用電源11は、整流回路12により整流し、その直流電力をインバータ回路14aにより高周波電力に変換し、加熱手段14により炊飯容器となる鍋13を加熱するよう構成している。入力電流検知手段15は商用電源11からの入力電流を検知し、入力電圧検知手段16は商用電源11の電圧を検知するものである。
【0014】
操作手段17は開始スイッチ18と入力電力補正スイッチ19を有し、マイクロコンピュータ21に接続している。制御手段20は、入力電流を制御するもので、入力電流制御値Icを有し、入力電流検知手段15の出力と入力電圧検知手段16の出力を入力し、インバータ回路14aの動作を制御するよう構成している。
【0015】
ここで、マイクロコンピュータ21は、電力制御値Wcと電圧閾値Vsを有し、入力電力補正スイッチ19が押されると、入力電圧検知手段16により検知した値が予め設定している電圧閾値Vsよりも大きいときは、入力電圧検知手段16により検知した値と入力電流検知手段15により検知した値の積を予め設定している電力制御値に補正し、その補正後の値を制御値として制御する機能を有する。
【0016】
上記構成において図2を参照しながら動作を説明する。ステップ30にて入力電力補正スイッチ19が押されると、ステップ31に進む。ステップ31にて入力電圧検知手段16により検知した値が予め設定された電圧閾値Vsよりも大きいかどうかを判定し、大きいときにはステップ32に進み、以下のときにはステップ33に進む。
【0017】
ステップ32において、入力電圧検知手段16により検知した値と入力電流検知手段15により検知した値の積が予め設定された電力制御値Wcとなるように、入力電流制御値Icを補正し、入力電流検知手段15により検知した値が補正後の電流制御値と一致するように制御し、ステップ34に進み入力電力補正を終了する。ステップ33において、入力電力補正はせずに終了する。
【0018】
このように本実施例によれば、電力補正スイッチ19が押された場合、入力電圧検知手段16により検知した値が定格電圧より高いときには、入力電力を定格値に補正することで、不必要なふきこぼれや電子部品への負担をなくすことができる。その結果、本来のおいしいごはんを提供することができるとともに、商品の寿命を長くすることができる。
【0019】
(実施例2)
図3に示すように、入力電力補正切換手段22は、電力補正を自動実行するよう設定するもので、操作手段23に設けている。マイクロコンピュータ24は、入力電力補正切換手段22により電力補正を有効にしたとき、入力電圧検知手段16により検知した値が予め設定している電圧閾値Vsよりも大きいときは、入力電圧検知手段16により検知した値と入力電流検知手段15により検知した値の積が予め設定している電力制御値になるように自動的に制御する機能を有する。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0020】
上記構成において図4を参照しながら動作を説明する。図4において、一例として、入力電力が3種類ある場合について説明する。
【0021】
ステップ40にて入力電力補正切換手段22を有効に設定し、ステップ41に進み、ステップ41にて開始スイッチ16が押されると、ステップ42に進む。ステップ42にて入力電圧検知手段16により検知した値が予め設定された電圧閾値Vsよりも大きいかどうかを判定し、大きいときにはステップ43に進み、以下のときにはステップ44に進む。
【0022】
ステップ43において、パワーが第一の入力電力かどうかを判定し、第一の入力電力であればステップ45に進み、そうでなければステップ46へ進む。ステップ45において、入力電圧検知手段16により検知した値と入力電流検知手段15により検知した値の積が予め設定された第一の電力制御値Wc1となるように、入力電流制御値Icを補正し、ステップ47に進む。
【0023】
ステップ46において、パワーが第二の入力電力かどうかを判定し、第二の入力電力であればステップ48に進み、そうでなければステップ49へ進む。ステップ48において、入力電圧検知手段16により検知した値と入力電流検知手段15により検知した値の積が予め設定された第二の電力制御値Wc2となるように、入力電流制御値Icを補正し、ステップ47に進む。
【0024】
ステップ49において、入力電圧検知手段16により検知した値と入力電流検知手段15により検知した値の積が予め設定された第三の電力制御値Wc3となるように、入力電流制御値Icを補正し、ステップ47に進む。
【0025】
ステップ47において、待機モードかどうかを判定し、待機モードであればステップ50に進み、そうでなければステップ42へ戻り、上述の動作を繰り返す。ステップ50において入力電力補正を終了する。
【0026】
このように本実施例によれば、入力電力補正切換手段22により電力補正を有効に設定された場合、予め設定された各電力制御値で、実動作時の電圧降下が異なり、入力電圧が異なる場合でも、各電力制御値における入力電圧に対して電力補正を行うので、正確に定格電力で動作し、不必要なふきこぼれや電子部品への負担をなくすことができる。その結果、さらにおいしいごはんを提供することができるとともに、商品の寿命をさらに長くすることができる。
【0027】
(実施例3)
図3に示すマイクロコンピュータ21は、入力電力補正切換手段22により、電力補正を無効としたとき、開始スイッチ16が押されても、入力電圧検知手段16により検知した値に関わらず入力電流の補正を行わず、予め設定された入力電流制御値に制御するようにしている。他の構成は上記実施例2と同じである。
【0028】
その結果、商用電源11の電源ノイズなどの影響により、入力電圧検知手段16により検知した値が実際よりも大きいと誤判定して、必要以上に入力電力の補正を行い、入力電流制御値Icを小さくしすぎているときには、入力電力補正切換手段22により電力補正を無効にすることで、ご飯の出来上がりを本来のおいしいものにすることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、炊飯容器となる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、商用電源の電圧を検知する入力電圧検知手段と、商用電源からの電流を検知する入力電流検知手段と、入力電力補正スイッチを有する操作手段と、入力電流制御値を有する制御手段と、マイクロコンピュータとを備え、前記マイクロコンピュータは、前記入力電力補正スイッチが押されると、前記入力電圧検知手段により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、前記入力電圧検知手段により検知した値と前記入力電流検知手段により検知した値の積を予め設定している電力制御値に補正し、その補正後の値を制御値として制御する機能を有するから、入力電圧検知手段により検知した値が定格電圧より高いときには、入力電力を定格値に制御でき、ふきこぼれをなくすことができるとともに、電子部品への負担を低減することができる。
【0030】
また、請求項2に記載の発明によれば、電力補正を自動実行するよう設定する入力電力補正切換手段を備え、前記入力電力補正切換手段により電力補正を有効にしたとき、入力電圧検知手段により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、前記入力電圧検知手段により検知した値と前記入力電流検知手段により検知した値の積が予め設定している電力制御値になるように自動的に制御する機能を有するから、各電力制御値における入力電圧に対して電力補正を行うので、正確に定格電力で動作し、不必要なふきこぼれや電子部品への負担をなくすことができる。
【0031】
また、請求項3に記載の発明によれば、入力電力補正切換手段により、電力補正を無効としたとき、入力電圧検知手段により検知した値に関わらず入力電流の補正を行わない機能を有するから、電源ノイズなどの影響により、入力電圧検知手段により検知した値が実際よりも大きいと誤判定して、必要以上に入力電力の補正を行い、入力電流制御値を小さくしすぎているときには、入力電力補正切換手段により電力補正を無効にすることで、ごはんの出来上がりを本来のおいしいものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器のブロック図
【図2】同炊飯器の動作フローチャート
【図3】本発明の第2の実施例の炊飯器のブロック図
【図4】同炊飯器の動作フローチャート
【図5】従来の炊飯器のブロック図
【符号の説明】
11 商用電源
13 鍋
14 加熱手段
15 入力電流検知手段
16 入力電圧検知手段
17 操作手段
19 入力電力補正スイッチ
20 制御手段
21 マイクロコンピュータ

Claims (3)

  1. 炊飯容器となる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、商用電源の電圧を検知する入力電圧検知手段と、商用電源からの電流を検知する入力電流検知手段と、入力電力補正スイッチを有する操作手段と、入力電流制御値を有する制御手段と、マイクロコンピュータとを備え、前記マイクロコンピュータは、前記入力電力補正スイッチが押されると、前記入力電圧検知手段により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、前記入力電圧検知手段により検知した値と前記入力電流検知手段により検知した値の積を予め設定している電力制御値に補正し、その補正後の値を制御値として制御する機能を有する炊飯器。
  2. 電力補正を自動実行するよう設定する入力電力補正切換手段を備え、前記入力電力補正切換手段により電力補正を有効にしたとき、入力電圧検知手段により検知した値が予め設定している電圧閾値よりも大きいときは、前記入力電圧検知手段により検知した値と前記入力電流検知手段により検知した値の積が予め設定している電力制御値になるように自動的に制御する機能を有する請求項1記載の炊飯器。
  3. 入力電力補正切換手段により、電力補正を無効としたとき、入力電圧検知手段により検知した値に関わらず入力電流の補正を行わない機能を有する請求項2記載の炊飯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009268844A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
JP2010005284A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器

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